
今日も休日出勤だ。私の関係する仕事がひっきりなしに入り、援軍がひとり加わったとはいえ、それに取られる手間をいれると、足しになっていない。しかも、昔からあるこの仕事、
最近ますます単価がさがり、てんで話にならない。実働日数や時間で割ると、時給(時給ですよ)、およそ平均して千円ぐらいにしかなっていないようだ。バイト並単価だが、上は担当は出来る限り変えるな、という。経験と、熟練(場数)が求められる。バブル景気までは、良かったが、その後、単価が大幅に下がった。この仕事だけでは、まず自立できない。関連の仕事のほうが単価が良いので、それでなんとかなっていて、担当は、おいしい仕事だけやりたいというのは、許されないという。ま、当然といえば当然かもしれない。
日曜で、単身出勤なので、定時出社ではないが、途中で一休み。まだ朝飯前で、喉が乾いている。ちょっと見にはあまり変化がないようだが、実は、昨日帰宅時、右足を側溝から踏み外し、すぐ下の水田に側溝の角を軸にするように回転して、真逆様に落下したのだった。
昼間、二軒先にある自販機に行く途中見かけた水田の表面に、びっしり浮いている浮き草が、綺麗に目に入って、またこの光景を見るのかとおもったとたん、泥水の中。

例によって、いつもと同じ右側を下にしての立ちゴケというわけだが、泥水の中でも、右足が排気管の下に挟まり、抜けない。どこもヌルヌル、どろどろして、気づくと、胸元まで浸水。そこで、胸ポケットにあった携帯で、会社にヘルプ。懐中電灯を持って来てくれて、すぐさま人力だけではどうしようもないことがわかり、車の整備工場に連絡して、クレーンで引き上げを頼んでくれた。泥のせいか、右足が少し自由になり、例によって、靴から足を抜いて、ようやく泥田から這出られた。しかし、なぜ、すぐに発進しないで、グズグズしてふらついたかは、自分にも原因がわからない。室内でも、軽快な発進音が続くと思っていたが、一向にしないので、!?と思っていたという。
水田は隣家の所有なので、すぐに隣家に連絡。まもなく、ご主人が懐中電灯を持って見にこられた。バイクが落ちたというから、カブでもと思ったが、これではなあ~!、ケガはないかいと言われたが、出るとしても翌日以降だしな、といわれた。
やがて、ユニックというのかクレーン車がやってきて、手際よくバイクにロープと言っても
平たい布ベルトのようなもの掛け、あっというまに釣り上げてくれた。エンジンを掛けようとすると、バッテリーあがりのような状態だった。すぐにエンジンは切ってあったので、二度目にトライすると、掛かりそう。三度目でようやく息を吹き返してくれた。転んでもいいように出来ているね、と感心。タンクから少量のガソリンが漏れた模様。
足を挟まれはしたが、冷却水のリークは無い模様。少し走ると、なんかハンドルが曲がっているように感じたが、明るい庭先に持ち込んでみると、さっきの布ロープがボディ左側に垂れ下がったままで、それを引きずって走っていた。しかし、風防は曲がっているなと思ったら、スクリーンからボディー部まで亀裂が入り、しかも、右タコメーターにスクリーン部があたり、三角形に割れて穴もあいてしまっていて、こりゃダメだとすぐに外す。

とりあえず、シート付近の泥だけ拭いて帰り、今日昼間見ると、かなり前の方から落下したらしく、右バックミラーもかなり曲げっていて、タコメーター内部も水滴が光っていた。
これから、久しぶりの大掃除ということに。で、落ちた跡地をみたら、稔だした稲穂が水没していないか、心配だったが、茎は曲がっているものの、なんとか無事の様子でホッとした。
バイクもまっすぐ走るようで、以前より快調な大型カブといった感じ。やはり、このサイズは
最近快調で重さを忘れていたが、常に忘れてはならないファクターで、危険と隣り合わせということをしみじみ感じた。なお、隣家の主婦が、早朝に来て、倒れた(倒した)稲を起こしていた、との目撃情報もキャッチ。いずれ、お詫び行脚もしなくては・・・・。
