
前回、無料でダウンロードできたかに見えた英英時点のiPjpneへのダウンロードなどは三日ほどしてちゃんと請求書がメールで届いたので、ここで明記し訂正します。Fiewfoxのブラウザ上では、バージョンアップ版なので無料です、と表示されたが、過去に購入実績は確かに無かったので!?と思ってはいた。
ただ、毎日折りに触れて使用してみて、市販の辞書以上に具合がよく、気に入っていてリーズナブルな価格帯だと思う。
そこで、今回はiPhone用Kindleを。
http://kindlejapan.ning.com/profiles/blogs/the-immortal-life-of-henrietta?xg_source=activity
http://fionfion.seesaa.net/article/174225238.html
ノンフィクション部門第一位のベストセラーということで最初に選択してしまった。チョイ見であるが、ページ数が半端でなく、おそらくまる一冊読めそうだ。そして、これは映画化も予定されているという。
動画も夥しいようだ。一つが見つかればイモヅル式に閲覧可能だ。
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&v=_rn4Wf_CxlA
題名の女性は、ガンで亡くなった黒人女性のようだと、画像を拡大してわかった。ではなぜ、
immortalなのかは、???いくつかの動画で、ジョンソン大統領やニクソン大統領までもが、
ガンについて述べており、ソ連の科学者たちまで、おおきな問題であるかのような顔をしている・・・・・
http://bioethicsmk.blogspot.com/2010/02/immortal-life-of-henrietta-lacks.html
しかし、動画を見てても正確なことはなかなかわからない。それで、日本語のページだけに絞ると、たちどころにわかる記事が出てきた。
現在アメリカでBioethicsを勉強しながら、Twitterで生命倫理・医療倫理の情報を流してます。ここでは、その中からいくらか情報を整理してお伝えできればと思ってます♪
とあり、前出の動画で出ている著者から、直接話を伺ったという。
Familyのページの下部にあるhauntingという単語、Macの辞書(研究社の辞書も含む)にもあるが、さっそく英英辞典ロングマンのお世話になる。Hをえらび、haと出たところで超スピードで目的語に。このスピードは大変に早いが、23万語レベルなので、もどかしく感じる。
発音を聞くと、英米両方とも、ホンティングと聞こえる。
意味は、sad but also beautiful and staying in your thoughts for a long time とあり、例文はなく例句として、a haunting melody だけが載っている。(国内版には、(考え思い出などが〉絶えず心に浮かぶ, 容易に忘れられない.となっていた)
『Sklootさんが講演の最後に、クリスチャンであるHenriettaさんの娘DeborahさんがHeLa細胞を目の当たりにして、細胞となって生き続ける母しかし同時に母を死に追いやった癌細胞、母の魂と細胞について抱いた複雑な思いについて語って下さったのが、特に印象的でした。』
などと概説が掲載されている。動画で何度も聞いたヒーラという言葉、あれがhela細胞のことかと思い、このKindle bookにも、医学誌などで見かける細胞写真が始めのほうに既に掲載されているのもそのHela細胞か!?と納得がいった。
植物の挿し木などで、切り取った小枝を土に指しておくといずれ根が出て活着するが、根が出る前に、切り口周辺は脱分化しキャルス細胞ができる。これも一種のガン細胞であるが、いかようにも分化可能な胚細胞でもある。
これのコントロールにより、いろいろな病気の制御が可能になるのだろうと思う。hela細胞も、かなり特殊ながん細胞で、医療上利用効果が高いと思われる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/HeLa細胞
ウイキペディアでは、かなりくわしくhela細胞の事が出ていて、『1951年に子宮頸癌で亡くなった30代黒人女性の腫瘍病変から分離され、株化された。この細胞の名称は、原患者氏名ヘンリエッタ・ラックスから命名された。』などと最初に紹介されている。
読んで行くと、immortalとはこのhela細胞のことらしい。当時は、死亡した患者の病変組織からの組織取得は当然の事とされていたそうだ。
家族らが、死亡した母の組織のその後の経過を知ったのは死後二十年を経たあたりで、一切の報酬などは受けていなかったそうだ。
また、医療上の利用分野もひろく、それらも述べられているが、
『HeLa細胞はラックスの子宮頸癌から生じたと信じられており、またがん細胞としての実験室的な特徴をしめすことから、一般的にはがん細胞として扱われている。しかし一部の研究者は、細胞株の分類上の議論をまだ続けている。無限に複製するその細胞の能力とヒトとは異なる染色体数から、リー・ヴァン・ヴェーレンはHeLa細胞を現代新しい種の例として、Helacyton gartleriであると論争的に述べた』という終わりのほうに挿入されている文言も印象的。