に出ている製品と同じ物を先日取り付けた。バイクのグリップヒーターで、ハンドル部の握り部分に巻き付けるタイプである。
記事に依るとあまり暖かくなく、何を根拠に1ワット程度の出力かは不明であった。買った後で調べたので、買う前に調べていたら買わなかったかもしれないが、NAPSに行ったら数日で商品構成が変わっており、値段から判断して買った。まあ、ポイントはスイッチで強弱の切換えが出来、電源オフもそのスイッチで可能という事だった。
それで、取り扱い書の最後にあるメーカー名から検索すると谷尾商会という所から発売されている事がわかった。そこの最後のページに写真付きで出ている。遠赤外線放射、高性能熱効率と書かれているがW数などの言及はなし。
http://www.tanio.jp/products/winter_season_products.html
年末で終日家にいる関係で昼間用足しにバイクで走る事が多く、性能を試すために素手で運転してみた。温度調節はぬるいのでHiレベルで走ると、昼間なら防寒グラブがあるので、素手で運転してちょうどいいくらいの暖かさであるが、いかんせんこれでは朝晩の冷える時はどうしようもないであろうと思った。しかし、今時こんなお粗末なものをあの値段で売るとは、とは思わなかったが、説明書が言葉足らずで、定格のワット数もでていないので、本来の性能がまったくわからない。
簡易テスターでチェックしたらスイッチ等に不備はなくちゃんと機能しているようだったので、アース線の先がU字型の平たい座金がついていて、 距離が短いので最初ステンレスクランプでハンドルに圧着していたが、温い程度なのでちゃんと銅線でアースをとったらおそらく本来の能力を発揮するだろうと推測した。
そこで、有り合わせのブラック被覆の細めの銅線をY字型にしたアース線とし、2つの先端を
装置のアース部に触れるようにして、クランプで固定した。残りの一端はタンク下を通してボディーアースにする。すると、最後のボディーアースを付け終わるかどうかという辺りから素手でかなり熱いということが判明。推測の正しさを実感した。
エンジンをかけて少し回してから素手で運転して帰って来たが(ハンダ付けなどは会社の自分の工具で行ったため)それまでのHiレベルでは熱くて火傷しそうと判断して途中からLoレベルに切り替えたが、殆どかわらないくらい熱いというか暖かい。ホカロンなどの比ではない。
走っていて、思わず笑みが出て来る。まったく冬とは思えない環境である。防寒グラブでかなり風が遮られ、アースを付ける前は隙間から若干吹き込む風が少し気になったが、今はちょうどいいくらい。今でも手の平だけはホットであり、指の冷たさもない。
これなら、ほとんどいつも素手で運転できるかもしれないと思うが、手の保護のために薄手の手袋は必要だろう、防寒のためではなく、火傷防止の意味で。
それで、数日来気になっていたスマホ用の手袋をコンビニで買ってみた。これで走るとどうなるか。弱のまま運転すると最初はちょっとモノ足らなかったがすぐに元の熱さが伝わって来て
ちょうどいいくらいのクッション材となっているように思えた。
帰ってiPhone操作をしてみたが、まるで素手と同じ感覚で操作できる。
なお、取り扱い説明書ではヘッドライト部から+電源を取るように指示があるが、どの線も細いし、加工が大変そうだっのでバッテリーから120wまで耐える銅線で結び、マイナスのアース部はヘッドランプまわりで使っている配線と同程度の太さの銅線を1本つないだ。これで、見違えたような結果となった。これで、硬球のベアリングで繋がっているステアリング部の通導抵抗がかなり大きい事が実感された。
http://minkara.carview.co.jp/userid/106077/blog/m201001/
最後にワット数で検索したら、販売元は異なるが谷尾商会製品とまったく同一の製品で12Wということが分かった。触発されたというブログを見ると、むちゃくちゃ良い製品だとか、驚く程速く暖まるとか、書かれていた。コード延長などの若干の加工は各人各様の様子である。