バイクのハンドル両端に防寒用グラブを取り付けて不便な思いをしながら走っている。時折、意図しない時にホーンを鳴らしてしまい、4輪族の方たちから驚かれたり、睨まれたり・・・・。
でもたった3000円で、それなりに防寒能力があるので、不恰好でも捨てがたい。しかし、朝晩の冷え込みがきついときはそれでも手先がしびれる。昼間なら、ほとんど感じないのだが。
それで、ホカロンをいれてみたりしたが、究極的にはiPhoneへの対応と同様、バッテリー電源に依存する発熱体を仕込むことがいちばん確実であろうと思い、再びNAPSへ。この前見たグリップヒーターで3000円台のものを目指して行ったのだが、あっというまに売り切れらしく、まったく見慣れないグリップヒーターに入れ替わっていた。しかも値段は5000円以上で、ただ、昔とはちがい、強弱二段階の切替スイッチが付いていた。
とりあえず、配線だけしてグリップにも撒かず、ひらべっらいままハンドルカバー内に置いて
性能を試そうということに。
しかし、うんともスンともいわず、発熱体は冷たいまま。
http://conex.fujigoma.com/bike/bike_gh.htm
に出ているものとまったく同じタイプである。
一晩考えた末に、ボディアース場所として左右のハンドル部に着いているブレーキレバーやクラッチレバーのオイルタンクをハンドルに固定する上下分割式の取り付け部が、黒いままだったことから、アースが機能していないことに気がついた。
さっそく明るい場所でネジを緩めて調べると、場所としてはちょうっどいいのだが、ビスを緩めても接触面は黒いままで、アースとして使えず、かといって紙ヤスリなどで擦る気もせず、別途にアースを取り付けねばならないことに気がつき、しかたなく各バックミラーのステーにテープ止めしたまま帰った。しかし、これも機能せずまた一晩考えた。
風呂で、そうだ、水道ホースなどを蛇口に固定するときに使うクランプを使用して、ハンドルにアースを圧着させれば、他のネジ類などをいじる必要がない、と思い至り、翌日会社へ行っても休みで誰も邪魔しないので、目的の品と、今度こそは確実を期すために、簡易テスターも買ってきた。
ところが、駐輪場に戻ってみると、暮れで混んでいて、脇にいたヤマハのVXがいなくなり、私のバイクが真横から見えていて、近寄ると、ダウンフレームがまだらに見えた。オヤ!?と思って近づくと、ほこりで汚れたダウンフレームになにやら水滴がかかり、そこだけ黒く光っている。人目でラジエータ周辺からの冷却水漏れと分かった。
しかも上から水滴が落ちた跡まである。いままで、クランクケースに変な色の汚れが着いていると思っていて一ヶ月近くたっていたが、その汚れは時折噴出す冷却水のものであるとことが分かった。いままで、忙しくバイクの下など覗いたこともなかったので気づかなかった。ラジエーターからクランクケースへ伸びる太い冷却水のゴムホースを貯めているクランプ回りから緑色の液体が漏れている。ではこれを締めればいいわけだとその時は簡単に考えていた。
買って帰った製品を取り付け、そこへグリップヒーターのアースを挟み込みネジを締めると極めてうまく過不足のない具合にぴたりとはまった。念のため、簡易テスターで、電流がちゃんと着ていることを確認し、ミラーに取り付けた強弱のスイッチもちゃんと機能していることを確認。
それで、防寒グラブを外して、ヒーターをきちんと撒きつけ、元に戻してエンジンをかけヒーターが効き出すのを待ったが、なかなか暖まらない。しかし、今日はこれからレッドバロンに寄ったり、走行テストをしたりと忙しいので、エンジンをかけたまま、後片付けをしてナビもオンにして、出かけることに。
乗り出す前に素手でグリップヒーターをさわると、やっとホンワカと両グリップともはっきりと暖まっていることを確認。
まず、液漏れを直してから、カーネルさんのところで昼を済ませてそれからちょっと長距離を走ってなどと考えていたら、レッドバロンはなにやら暮れの忙しさで一般客はほとんどおらず、バイクの入れ替えなどでみな忙しそう。出て来た担当も初顔で、これではこちらに預けてもらわないと、などという。日程を聞いたら、来週の木曜日には修理して渡せそう、ということで、仕方なく予定を変更して、代車で帰ることになった。予期せぬ結果である。
韓国製の125ccとあとはスクーター二台(50cc)が代車とのことで、50キロも乗って帰るので、125をお願いした。
せっかく、グリップヒーターで暖まり、帰りもそれを期待していたのに、防寒グラブもなくヒーターも無いのか。しかし、帰るしかなく、寒い帰路を覚悟した。跨ると軽くていいが走り出すと振動が凄く、思いっきりフケもわるく、さすがに韓国製と思ったが、しばらくすると慣れて、振動も収まった感じ。セル付きの5速バイクで最高速度は70キロちょっとぐらい。
走行はまだ4000キロちょっとでレッドバロンの名刺がついたキーホルダーで帰って来ました。
帰ったら、レッドバロンの工場長から、調査の結果ホース交換だけで直り、手間賃もふくめて7000円ちょうどですと電話が来たので、ホッとした。
最初寒くて仕方がなかったが、後ろから迫る4輪に気を使っていると寒さが、などと言ってはおられず車の間の走行も楽で、20歳以上若返った気持ちで乗っていました。仕事納が29日あたりらしいので、ちょうどいいタイミングで年内に収まりそうで、防寒対策転じて、メンテナンスもできたことになり、一安心といったところ。
結局韓国製といっても国産並程度で、だんだん125の本質が分かってきた。今の国産125ならもっと静かで早いだろうが、なにしろ20年以上前、家内が多摩河原で乗るのにちょうどいいからと買わされたHONDAの125cc以来の体験で、それと比較しての話である。
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