それで、古いBMW関連の記事を、おもにCRIMECA 通信 Vol. 003/004に頼って、若いときからの曖昧なBMW神話と、その中味について勉強してしまい、いろいろと考えるところがあった。
たった6Vの500cc二気筒、今では、大半が12V用に換装されたものが多いそうだが、ライトが暗くて、早く暗くならないうちに帰宅したくなる、などというのをみると、ほほ笑ましくなる。ビッグ1の半分で、重さは200キロもあるのだったら、トロトロ走って当然だろうなー、と考えてしまった。26馬力は、ビッグ1では3000回転以下での出力だ。もちろんフルスロットルでの話だが・・・。
それで、翌朝日曜日、今日も午後から雷雨気味の予報が出ているので、早めにチェックしたい現場へバイクで出かけた。日曜早朝でゆっくり走れるので、1000〜2000回転域でのレスポンスの悪さが、どの位低下しているかを見るために、加速しないで、その回転域でアクセルを一定にし、回転上昇がどう変化するか、というような走りをしばらく続けていたら、いつの間にか、比較的抵抗なく回転が伸びるようになってきた。現場へ着くと、かなり鉛臭い。普段とちがうクランク回転を行うと、普段とちがう部位がより擦れて、その部分の鉛層が薄くなるのだろうと思った。
それで、現場のチェックを済ますと、朝飯前だったが、そのまま定置燃費コースへ、ツーリングしてしまった(50キロ強)。ゆっくり走っていると、車が付いているので、スピードを上げて引き離す。国道でゆっくり走っていたら、大型4輪貨物が抜きにかかったので、やはり引き離し、以後はペースを上げて走った。このところ、低温気味で、バイクのサスオイルも粘度があがり、高速走行でも、サスは大変快適である。やはり17度Cあたりは、いろいろな意味でバイクにも優しい温度環境かもしれない。細かな凹凸を感じさせない、高速の走りは、かなり気持ちよい。途中殆どガスか霧状で、所々昨夜の雨の後がかなり残っていた。
さて、190キロほど走行して満タンにし、定置燃費コースへ向かう。それまでの燃費は通勤と一般走行で12キロ程度であったが、通勤と気持ちよく開けて走るのとの混在ではこんなもの。街中12キロなら、悪くはない、このバイクでは。
それで、今度は気合いを入れて、アクセルを絞り気味にして走り出すが、なんだか、1000〜2000回転での粘り抵抗が、あまり感じない。素直に回転が伸びて吹けていく感じである。あの程度の集中的な抵抗回転域での運転だけで、鉛抵抗が取れたとは、思わないが、それなりの効果があったのかもしれない。そういえば、もう鉛臭さはあまり感じないではないか。
それで、ミラクルパワーを付けたとき、ガクガクした原因は、この抵抗回転域での粘りと、ミラクルパワーの爆発トルクのミスマッチと長年の経験から、ほぼ断定していたので、これくらいスムーズなら、ミラクルパワーを試してもいいかもしれないと、最初1番と4番に2個付けた。走り出してみても、さしたる違いを感じなかったが、シフトアップ時のガツンと来るショックの強さにも、トルクアップはしているようだと思って走った。
どこの水田も、早朝から出て、皆各自の水田を見回り、空いた部分に苗を補植したり、淡水状態を確認している光景が目に付いた。また、今日は、道路清掃日らしく、三々五々グループになって、水田や道路端のゴミや空き缶などを回収しているので、空いていてもあまり飛ばせない。ちょうどよい速度で、反感をもらわないような排気音ですり抜けることを続けた。
30キロを過ぎる辺りから、調子が変り、ミラクルパワー2個だけでは、アンバランス感が出ているように感じ出したので、ポケットに残っていた2個も、熱いのをこらえて皆装着してしまった。すると、走り出したとたん、トルク感アップは歴然で、少ない回転でスムーズに走る感じがしたので、すぐこれは行けそうだと、直感。のこり10キロ弱をそのまま気持ちよく、しかし必要以上飛ばさずに、セルフのスタンドへ飛び込んだ。
タンクを開けると、目視でも、ガソリンレベルが高いのがわかる!!。ゾクッと来る。それで、燃費を計ると、四捨五入で17.1キロ、ビックリもしたが、妙に納得もした。それで、さらに、厳密に、走行距離も端数までいれて、計算したら、16.9で、これはマイクロロン+にんじん君+ミラクルパワーのトリオでの最高値とまったく同じ数値である。以前は、漏電気味の傾向があったため、不安定だった。昨日のBMW関連記事でも、電気は通りやすいところを通る、などとBMWでも漏電で火が出たりしたこともあるそうだ。今回は、電装系リニューアルで、それはまずないので、ミラクルパワーにしろ、にんじん君にしろ、本来の持ち味を遺憾なく発揮しているはずだと思っていたが、やはり、クラッチ交換後も、つながり感がが弱かったが鉛の粘り抵抗がけっこう大きく影響していたようだ。
http://yhsvtex.blogspot.com/2008/09/blog-post.html
拙ブログで、モータロイを入れる前の燃費関連記録は、昨年の9月1日が最後となり、以降は、自作モータロイの試行錯誤、失敗続きの記録となってきたが、どうやら、今回そのレベルまで回復しかかったことになり、率直にうれしい。
『アクセル開度が16キロ台を1としたら、15キロ台では、1.07ぐらいの差しかないことになり、これでは、同じように開けて走っている、としか手首は感じないが、体全体で感じる差は、走りにはっきり出る。
なお、トルク差は、1300と1000とでは3.xと差がおおきく、これが1300の高燃費を支えているのだろうと思う。1000では燃費は私の場合17ギリギリあたりが最良値のような気がする。あるレポートでは、1000でも新車時には20キロ近く行ったという報告もあった。』
などと書き込んでいたが、BMWの記事を見て、1000ccの1300ccと比較しての燃費の悪さは、明らかに定速域での絶対トルク不足にあり、アクセルをぎりぎりにしぼって走った時に燃費で2〜3キロ余計に1300が走るのは、トルクフルなためと、頭の中では断定していた。
それで、エンジンの個体差もあるのだが、系統的なSC30とSC40の低速域燃費の差は相対的に、SC30のほうが回転抵抗が大きいということになり、それを軽減する措置をとれば、差は縮まるはずと結論づけたが、翌日さっそく現実となるとは、さすがに想像はできなかった。
それで、もういちど満タンにして、走り出したが、走るほどに低速トルク感が強まり(鉛抵抗が減ってきた証!!)、臭いもほとんど感じなくなり、サスの快調さと、エンジンの快調さとで、帰るのが嫌になるくらい、快調そのもの。前回の15.5という燃費と比べても、あの粘り感激減で、これだけ違うのだから、と思うと、ハンダロイ投入1万キロは、大いなる誤算というべきであり、スズロイ投入後まだ5000キロちょっとである。あと、0.5キロぐらい伸びたらおそらく頭打ちになるだろうと思われる。しかし、昨年よりは、トルクフル感は低速走行でも付き纏っており、率直に低速走行が楽しいことも今日分かった。加速が思わしくなくても、BMWの良さがあるようなことを書いておられたが、もしかしたら、こんな走行フィーリングをも指すのだろうか!?などとも、想像してみた。
エンジンの調子がよければ、ミラクルパワーもsho様の例を見るまでもなく、強いトルクを発揮しているようである。これなら、毎週是が非でも跨がりたくなるのもうなずけようというものである。降りるのが、惜しくなるだろうな〜、と言う思いも脳裏をよぎった。
http://www.geocities.jp/shonaka2001/
ミラクルパワーは、効果がなければ、返金に応じます、と但し書きがあるが、効果がない場合は、他の手段も併用されては如何か!?と思っている。