ZX-9Rの小部屋
というネットページを拝見したら、カワサキの900で、平均燃費がリッター20近く出ている結果が時系列グラフで表示され、走行距離が増すごとに若干右肩あがりの傾向を見せている、のを見て興味をそそられた。
http://www.fan.hi-ho.ne.jp/t-mura/seibi1.htm#nenpi
検索のきっかけは、モータロイという40年以上前から売り出され、最近では発売中止となった、燃料添加剤が今どうなっているか、検索したら遭遇した。
このカワサキ氏も、再発売を望む製品だという。同感であるが、最初から認知度は低い商品であったような記憶がある。私も20代からほぼずっと使い続けてきたが、CB400になったとき、前のバイクタンクから取り出すことを諦め、以後使っていないし、入手も極めて困難。
http://ae111.mydns.jp/motaloy.html
などには関連記事がある。ヤフオクでは、2500円、1000cc向けの2個のモータロイに8000円の値段で出ていた。一瞬、食指が動きかけたが、自作という手もあるし、・・・と思いやめたら、翌日にはアクセスできなくなっていた。またしばらくすると、展示されるかもしれないが。
http://www.fan.hi-ho.ne.jp/t-mura/seibi2.htm
にも関連記事がある。
自作というのは、一度やったことがあり、もともとはスズ、鉛合金ということで、その配合比などは不明だが、板ハンダに、同量ぐらいのスズを加えて溶かし、適当な形状に固めればOKのはずである。スズは試薬として購入できる。
他のケミカルも同様だと思うが、排気量あたりの基準量を入れてみても効果がないか、感じられないことが大半の場合が多いのでは?とくにモータロイではそれを感じたので、セローのときは、230ccに1000cc分をいれていたし、スズキの250の時も倍量ぐらいは入れていた。
4サイクルよりも2サイクルのほうが敏感だったように思うが、本来ring & valve jobと書いてあるように、4サイクルでもディーゼルでも車種を問わない。2サイクルのほうが構造が簡単で、クランクやシリンダーへの付着が相対的に、4サイクルにくらべて有利だったためではないか、と今は考えている。
『まず、今後目指すマイ9Rの方向性は、
完全燃焼、燃費向上 (今の乗り方で20Km/L以上)
運動性の向上
各部フリクション低減、磨耗防止
で、ピークパワーよりもマシンの長所をより有効に引出し、持続させることを
目指しています』
とあるように、燃費をよくするには、完全燃焼をさせることがまず第一で、機械構造に差がなければ、電気火花の性能次第ということに。
燃費の向上は、上の要件下で各部フリクションの低減が考えられ、オイル品質や、他の添加剤
の活躍の場となろう。
ケミックスさんの記事が出ている前出のサイトでも、モータロイ投入後、圧縮圧力が低下し、2000キロほど投入後走行しないと効果がでません、と昔から書いてあったように、圧力が下がり1500キロあたりから回復している。
昔の宣伝に出ていた工業技術院というところで実施したデータでも、エンジン内のカーボンはほとんど取り除かれた、などの結果を書いてあったが、カーボン堆積を除去することで、圧縮圧力は、堆積時よりは減るのは明らか。にもかかわらず、燃費が向上していくのは、フリクションの低減効果が、圧低下によるマイナス分を上回っているからであろう。
ただ、昔はともかく、私の体験でも利用者が少ない。バイク雑誌でもユーザーの体験レポートは少なく、私が見た限りでは3件ほど。原付2サイクルは、ともかくとして注目したのは、ヤマハの650CC2気筒車で、13万キロ走口後、シリンダー内がどうなっているか一度開けてみたら、鏡のようにピカピカだったとするレポート。もう10年以上は前の話。
タンクにいれて、走行時のエンジン振動で、内部の鉄板とこすれ、削れた微粒子がエンジンに運ばれ、高温・高圧下で、金属同士の擦れる部分の凹凸部の凹部に付着し、しだいにスズメッキに近い効果を発揮していき、摩擦の減少、摩耗防止、騒音低下などの効力を、すくなくとも20万キロは持続する(ハズ!?)、と書かれていたように記憶する。
そのため、どちらかというと、タンク容量が小さめ、振動は大きめ、マルチよりは、気筒の少ない2気筒か単気筒あたりが、効果が出やすいという経験則を持っている。マルチでタンク容量が大きいと、規定量の何倍も入れておかないと、効果を体感できないはずである。エンジン内部で付着する表面積が、シンプルなエンジンに比べ大きくなるし、オイル容量も大きいため、効果が出にくい、と考えている。
アメリカで特許を取っただけあって、明らかに、ハーレーのエンジン向けに出来ているような
製品だと、昔から感じている。(当時の)1200としては、ミッションとは独立した潤滑系で、クランク部は驚くほどコンパクトだし、振動も特徴的だし。
交差点のアイドリング時などに、タンク底部から、錠剤が踊りはねる音が明確に聞こえないと
あまり効果がないくらいである、大げさにいえば。そのため、走行中でも振動がおおきくなると、タンクから雑音がでて、本来のエンジン音と混ざり、変な気分にされることも多い。
燃料が減ってくると、効果がはっきりとしてくるが、満タンにするとしばらくしてあれほど調子の良かったハズのエンジンが、摩擦が増加したような走りになる。こういうことを繰り返して、徐々にエンジン内部がスズメッキに近づくのであろう。バイク雑誌でも、漢方薬的な存在との位置づけで、テスト結果など出しようがない、という口ぶり。しかも最近の高性能バイクにはだんだん不向きとなって(相対的に効果が少なめに、ということか?)いるのでは、信じる人は気長に、などという調子であったように記憶している。
フリクション低下のケミカルとしては、マイクロロンが昔から有名ではあるが、思ったほど効果を感じない、あるいは効果なしという意見も多い。エンジン音低下と、ミッションタッチの向上ははっきりしたが。
そこで、二回目のマイクロロン処理の前に、国産のテフロン処理剤を試してみた。マイクロロンと違い、濃い牛乳を思わせる真っ白な液体。以前から4000円代であったが、4輪用となっていた。今回は、全車種用になったものがあって、5000円以下だったので試したら、明らかに回転がスムーズになった。今回、アースをつけても燃費が向上するようになったのは、この後さらに仕上げの二度目のマイクロロンを処理し、2000キロほど走っている状態である。
モータロイとならんで、金属系の摩耗防止剤として、やはり上のカワサキ900氏の報告にある
METARIZER メタライザーEX 【燃費向上】という製品も気になった。
『ロシア軍事技術(軍事機密期間15年!)により開発された金属表面修復剤!
オイルにまぜる事でエンジンの表面金属が大幅に改善され、
性能向上・騒音低下・寿命延長の効果が即時に感じる事ができます。』
などとあって、エンジン内部をセラミックコーティングする、というもの。モータロイが絶版となったので、現在これを入れているという。数万キロ走行でも初期のデータより燃費は落ちることなくむしろ向上しているので、それなりの効果があるのだろう。
http://www.rakuten.co.jp/uous/492971/544395/#528625
ただ、テフロン系との共存は、ちょっと???なので、すぐには試しえない。効果が落ちてきたら、追加用のLIGHTという廉価版も用意されているそうだ。
今は、しばらく様子見というところで、アース効果がどこまで延びるか、今が峠なら、また、添加剤を考慮する羽目になるかもと思っている。
土曜日, 9月 20, 2008
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿