この40になったばかりの方は、根明な人なので、活気が出る。チームワークとは不思議なもので、その人がいるかいないかで、作業効率まで変化しそうな予感がしている。ただ、自宅から職場まで遠いので、気の毒。おまけに通勤用の3ナンバー車は、燃費が4~5キロというから、往復だけで、毎日少なくとも15リットルは消費しているはずである。そのせいもあるとは思うが、目標は大型バイクの免許を取りたいそうである。遠くから早く来るので、ギリギリに飛び込む私のバイクの音をいつもうらやましく聞いているそうで、意外だった。春先まで、コンピュータソフト会社から別のソフト会社への変更を希望して来ていた若者は、カワサキバイクの音を聞くたびに、良い音をしているとうらやましそうに行っていたので、私の駄目ホンダ車まで言及されると、少々居心地がよろしくない。その彼も、再就職が内定すれば、その時点で1000ccクラスの大型バイクを注文します、と言っていた。車にも改造に、1000万円近くかけてしまっている、という常識はずれのお方であった。噂に聞くと、彼の目的の職場への道は遠そうである・・・。
さて、ホットタイプのプラグに変えて、しばらく経ったが、最初は変更でシリンダーやピストンのなじみもあろうかと、大目に見ていたが、いっこうに期待したような感じが出てこない。
やはり、イジリウムプラグのほうが、音といい、燃費や走行感で一枚上だった、と懐かしくなってきた。それで、昼休み、課題だった一番燃えの悪い2番シリンダーのプラグを見てびっくりした。良くないわけである。熱価を二つも下げたのに、相変わらずノーマルプラグ時と同じくらいカーボンがたまり真っ黒である。これでは交換の意味がまるでない。それで、一段熱価をさげた7EAの、イジリウムプラグの以前の焼けを見たら、はるかに良い。プラス極の鉛筆の2Bぐらいの太さの電極を囲む白い磁器部分が、電極の周辺部だけでもちゃんと白く露出している。
同じタイプイジリウムプラグを3番シリンダーにつけていたプラグと比べても、こちらはもっと白く電極周辺部まで焼けていたが、それほど遜色はない感じすら、現在の二段ホットタイプにしたプラグと比べたら、差があるではないか。それで、さっそくイジリウムプラグに2番シリンダーだけ交換した。ついでに、ここだけ、ミラクルパワーをつけておいた。そのプラグを使用した際には、ミラクルパワーを併用中での焼け具合、ということで、そうした。忙しいので、テストなどは、夜遅くの帰宅時しか当然出来ない。
それで、少し余計に仕事もして、一番遅く一時帰宅となった。エンジンを回すと勢い良く始動する。軽くといっても、一分以内の暖機で走り出すと、エンジンから異音が出る。普段と違うサラサラ音がする。しかし、走りは、おっ!と思うほどトルク感がある。ホーン音が高音域に移動したようなするどい音がする。帰宅の距離半分ほどで、ポケットにいれてあった、ミラクルパワーを一個だけ、さらに今度は一番シリンダーにも追加してみる。出だしは、確かに少しはよいような感じはするが大差はない。ホーン音は高音域が少し減った感じであるが、音量はたっぷりある。今の気持ちは、ほかに回る電気量を目安にして、ミラクルパワー一個か二個かをきめよう、という気持ちである。とにかく、このバイクの電装系は、以前から不思議でちょっとしたことで、変化するように変なクセがあることを長年の付き合いから、悟り始めた。
ノーマルプラグ4本立ては、けっしてよくなかったということを実感しての走りで帰宅した。
あちこち、エンジンの発熱を触ってみて、調子を探ったりもした。今度は臭いはまるで出ない。マフラー出口先端のアルミ部分をさわったら、いつもより高温かな、!?と思ったが今日は暖かい日だったし、とも考えたが、いつもよりは高温なような感じは残った。
それだけ、走ってみて、音はいいし、グイグイ感もちゃんとある。昨年もそうであったが、不良シリンダーにだけ、ミラクルパワーを一個だけつけると、俄然調子があがる、という体験は
していて、増やすほどにその効果は落ちる、ということもあったり、良く分からない電気系である。にんじん君との相性もあるだろうし、経験則で最良点を探し出さねばならない。イジリウムプラグを4個いっせいにつけても、さほどではない。夜、再び会社に向かう途中、イジリウムプラグ一個のままで、ミラクルパワーを一個にするか、二個にするか比較しながら走ってみたが、音量、ライトの明るさで、差はないようなので、二個にしたままで様子を見ることにした。
1日目は特に問題なし。二日目も、と思っていたら二日目も再び会社どまりになり、家へ帰り風呂を済ますとすぐにUターン。帰る途中、風が強かったが、マフラー内にたまったものが少しこげるような臭いを感じたが、自分のバイクか他の車か、までは分からなかった。まだ冷め切らないうちに出たので、今度は確かめられると思ったが、今度はほとんど無臭。会社へ近づくにつれて、エンジンがよく暖まってくると、ほとんどアクセルを開けないでも走れるので、そうしていると、今度は強い燃焼と弱い燃焼とのアンバランスか!?車体がかなりガクガクする。もしかしたら、また失火している気筒が出だしたか!?と心配になった。それで、夜食をコンビニで買う際に、1番2番につけていたミラクルパワーを2番3番に着けなおしてみたが、もともと3番はよい燃焼をしているので、やはりガクガク。それで、二個装着はあきらめ、一個だけ2番プラグにつけたままにした。すると、一個減らしても、暖まっているせいか、遜色ない出足が感じられ、以後、ガクガクはほとんど消えた。
アクセルを少し開け気味にすると、均等燃焼のような感じになる。しぼると、少し回転ムラが残るが、問題ないぐらいのレベルなので、安心した。まあ、いままでまともに燃焼しなかったような気筒ムラあったのだから、少しのアンバランスが現れても不思議はないし、逆にイジリウムプラグの効果のほどが気のせいではないと感じた。シリンダー内壁を、できることなら見てみたい気がする。今日は、ミリテック臭のほかにスズ臭も混じりだしたようで、この先どうなっていくのか気にかかる。
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