月曜日, 10月 24, 2011


『ライカ(Лайка)またの名をクドリャフカ (Кудрявка) 。

ライカは1957年11月3日、スプートニク2号に乗せられて地球の衛星軌道上を回った最初の生き物。

当時ソ連(現在のロシア)のユーリイ・ガガーリンが人類初の有人飛行に成功したのは1961年4月12日であるから、実にそれより3年半も前のことである。

ライカが宇宙に行った最初の生き物ということは有名であるのはもちろんであるが、なにより私の関心を引くのはその結末である。当時のソビエトの宇宙ロケット技術では、有人はもちろん地球への帰還できる技術もなかった。

数々の動物実験の結果、選ばれたのが犬であり、ライカであった。そしてライカは、無事に地球に戻ることできない宇宙船スプートニク2号にのり、生きて帰ることのない旅に出たのである。

ソビエトとアメリカの冷戦、ロケット宇宙開発競争という人間の戦争の影で特攻隊のように使命を全うして散ったライカ。』これはとある方の記述であり、日本人の方がすでにこうした見解を述べていることに驚いた。

きっかけはiPhoneで聞いたVOAの中味である。人類初の人工衛星の新聞報道には当時小学生で、仲良しのS君の家へ行ったとき、彼が大騒ぎして見せた朝刊紙面の記憶がある。その後、名前は忘れたが、確か犬が一度宇宙を回った、とかあったなあ、という程度である。

今、ラジオではプロゴルファーの石川選手を引き合いにだして、スピードラーニングという英語のシャワーの宣伝が良くなされていて、年配の方でもそれを毎日5分づつでも聞いていると
電車内で外国人同士が喋る英語が聞き取れた!などの成功例の紹介がよくなされたりして、興味を持った。ただ聞き流すだけでいいなら、VOAでも同じだろうと、初めての物でも、何回も聞いた物でも、聴く気で再生していたら、かなり聞き取れる部分があることに気づき、そういう感覚で取組中。文章はPCでも確認できるし、何も新たにラジカセを買って、教材を買ってなどとしなくてもiPhone一つで大丈夫だと今は思っている。

http://www.voanews.com/learningenglish/home/us-history/AMERICAN-HISTORY-The-Space-Race-130722153.html

この版でも、ライカは打上げ数時間後に死んだと()付きで書かれているが発音されなかったため、今日まで気づかなかった。

さらに最後に見つけたのが日本語版動画。コメントやキャプションなども優れいろいろと海外の情報を漁った後ではいっそう感動した出来だと思った。
http://www.youtube.com/watch?v=v2B_rKf8oUg

モスクワの街中にいた野良犬の中から選ばれた雑種らしき犬の一匹がライカだという。性質が良かったためにこの犬が宇宙に行くという任務を果たすよう求められたのだという。モスクワ
の冬をなんとかしのいだのであれば、まず頑強だろうということで、年齢は3歳と推定されたようだ。

それから一週間ほどして再び聴いたとき、さらにこのライカの『最後』に関心を持ってあれこれとネットで探したら、やはりけっこう出て来た。


http://en.wikipedia.org/wiki/Laika
以下の画像は上記サイトの引用文献をチェックして得られたものである。


『Sputnik 2 was not designed to be retrievable, and Laika had always been intended to die. The mission sparked a debate across the globe on the mistreatment of animals and animal testing in general to advance science. In the United Kingdom, the National Canine Defence League called on all dog owners to observe a minute's silence, while the Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animals (RSPCA) received protests even before the Soviet Union had finished announcing the mission's success. Animal rights groups at the time called on members of the public to protest at Soviet embassies. Others demonstrated outside the United Nations in New York;nevertheless, laboratory researchers in the U.S. offered some support for the Soviets, at least before the news of Laika's death.

In the Soviet Union, there was less controversy. Neither the media, books in the following years, nor the public openly questioned the decision to send a dog into space. It was not until 1998, after the collapse of the Soviet regime, that Oleg Gazenko, one of the scientists responsible for sending Laika into space, expressed regret for allowing her to die:

Work with animals is a source of suffering to all of us. We treat them like babies who cannot speak. The more time passes, the more I'm sorry about it. We shouldn't have done it... We did not learn enough from this mission to justify the death of the dog.

最後の画像の下に、上記のソビエト側の責任者が真相を明かし詫びたとも見られる彼の言葉が
記録されている。遅すぎたとも言えるが、明らかにしないよりは遥かにいい。
ライカの遺体とともに、スプートニク2は大気圏突入時に燃え尽きたという。


こうしてライカは貴重なデータを残し、文字通り星となった。

このほかに帰還を予定された他の犬二匹も事故で大気圏で燃え尽きたことなども記録されている。

犬は、ノーベル賞を受賞したインシュリンの治療薬発見の際にもやはり実験動物として利用されたり、人間の側から見れば便利かつ愛らしい存在なのだが、犬からみれば人間はどう見えるのか知りたいところでもある。









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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

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匿名 さんのコメント...

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