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葉子「血染めの手帳に辞世の句を残した伯父の最期」 奈良 保男「事件後最初の救援部隊を指揮した父が見たもの」 【第2部】<リレートーク>通州事件がわれわれに問いかけるものは何か <登壇者> 加藤康男 阿羅健一 小堀桂一郎 北村稔 緒方哲也 ペマ・ギャルポ オルホノド・ダイチン 三浦小太郎 藤岡信勝 <閉会のあいさつ> 宮崎正弘 主催 通州事件80周年行事実行委員会(呼びかけ人代表:加瀬英明) 連絡先 112-0005 文京区水道2-6-3 つくる会「80周年実行委員会」 こちらもご覧ください http://www.sdh-fact.com/CL/80.pdf 皆様のご参加をお待ちするとともに、この告示の転送歓迎です。 □▽◎み□◇□や□▽◎ざ□◇□き◎□◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ 樋泉克夫のコラム @@@@@@@@ 【知道中国 1592回】 ――「正邪の標準なくして、利害の打算あり」――(?富31) ?富猪一郎『七十八日遊記』(民友社 明治39年) ▽ (56)【英人と支那人(二)】=清人と英国人とは、「家族的なる點」「物質的なる點」「重厚なる點」「言論討議を好む點」「大仕掛けなる點」「何事も、何處迄も、個人を本位とする點」「民主的なる點」「干渉を好まぬ點」において、「頗る類似を見る」ことができる。だが次の諸点が違う。「支那人は人に狎れ候」だが、「英人は人みしり人種」だ。「支那人は世辭に巧み」だが、「英人は愛嬌少」ない。 両者とも「拝金的」だが「支那人はそれのみ」。一方の「英人は其の以上の或物」がある。両者は共に「物質的」であるが、英人は宗教を「生命の要件」と捉えている。共に「實利主義」で「臨機應變者」ではあるが、英人は「一種の牢として抜く可からさる正義の觀念」を持つ。 共に「生活を樂し」み、「大食し」、「國自慢」し、「他國及ひ他國人を馬鹿に致す」。かくして「英人の英國觀は、支那人の中國觀に候」ではあり、「其の自惚の程度は、幾分の差異ある可きも、自惚には相相違無之候」ということになる。 ここで興味深いのが「支那人の中國觀」という物言いである。なぜ徳富は“支那人の支那觀”とは記さなかったのか。 (57)【英人と支那人(三)】=双方共に故郷を離れ「出稼す」る点では同じだが、「英人は殖民」し、「支那人は殖民せす」。共に「平和的人種」で「店持人種」で「徴兵を行は」ない。だが「英人は決して文弱」ではない。共に「野外の活動」を「生命」とするが、「支那人は、其の趣好に於て、何處迄も室内人種也」。共に「議論好」きではあるが、「支那人の方は、議論の爲めの議論に過きす」。 「支那人は、放任の味を解し」、「個人の利?を重ん」ずる。一方の「英人は自由の味を解」し」、「權利重ん」じ「一毛たるも毀損するを欲」しない。 「支那人の本領は、斷念にあ」り、「英人の本領は、追及にあり」。とはいえ英人の追及も、途中で鈍ることもある。 (58)【英人と支那人(四)】=「英人は平ら推しに推し透す」が、「支那人は曲りなから推し透す」。いわば手練手管を老獪に駆使し、押しては引き、引いてはし、ダラダラと時間を掛けるも苦にせずに採取目的を達するということだろう。共に他国人からみれば「僞君子」ではあるが、「眞實は多く英人に見出す」。英国では「法廷は神聖」であり、「英人は最後の保護を」法廷に求めるが、「支那人は、賄賂に」求める。「國家的組織と、公共的?義とに於いては、支那人は今日の所、到底英人に企て及ふ」ものではない。 かくして徳富は、中英両国は「兄弟たらさるも、少くとも從兄弟たる丈の類似は、此れあるものゝ如く思はれ候」と見做す。ここで現在まで続くその後の歴史を振り返り、日英同盟の推移や日中戦争中の日英中の3国関係、1949年の建国後にいち早く中華人民共和国を承認した英国の対中姿勢、さらに昨今の経済面を軸にし中英の異常なまでの接近ぶりを考えた時、両国に「兄弟たらさるも、少くとも從兄弟たる丈の類似」を認めた徳富の眼力は、やはり注目に値するものだ。 ここで思い出されるのが宮崎滔天が『國民新聞』(明治29=1896年12月15日)に綴った「暹羅に於ける支那人」の一節の「一気呵成の業は我人民の得意ならんなれども、此熱帯国にて、急がず、噪がず、子ツツリ子ツツリ遣て除ける支那人の氣根には中々及ぶ可からず」である。おそらく徳富の「支那人は曲りなから推し透す」は、宮崎の説く「急がず、噪がず、子ツツリ子ツツリ遣て除ける支那人の氣根」に通じるに違いない。 一衣帯水や同文同種などのインチキが、なぜ徳富や宮崎の正論を封じたのか。 ◎◎◎ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ●アンディ・チャンのコラム ●アンディ・チャンのコラム ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ 問題は中国が「台湾併呑」を明かにしているのに、台湾が「反中国、反併呑」を明確にしないことだ。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 台湾で人気の高い台南市長の頼清徳氏が「親中愛台」というスローガンを打ち出して批判を浴びている。中国が敵意を露わにしているのに中国と親しくしましょうと言う態度は降参も同然だ。 世間の批判に対し頼市長の反論は、メディアが話題にする「92共識」や「独立の党綱領の凍結」などは台湾意識を分裂させる宣伝手段である。これと違って「親中とは台中対等」であり、「愛台とは台湾優先」だと言う。つまり頼清徳氏は外省人と台湾人の両方に呼びかけたのであり、親中とは統一派に向けた呼びかけ、愛台とは独立派に向けた呼びかけであると言うのだ。「統一でなく親中、独立でなく愛台」と言えば台湾が統一派と独立派に分裂せず一致団結して中国に対応できると言う。 こう言った呼びかけは頼清徳市長が次期総統に出馬する意向が濃厚で統一派と独立派の双方に呼びかけと思われる。但しこのスローガンは統独双方とも受け付けないで失敗する可能性が高い。 ●台湾人はみな「恐中病」か 中国が台湾併呑を主張して恫喝を繰り返しているのに、台湾では「反併呑」を主張しない。中国が台湾併呑を主張し、国民党が呼応して統一を主張する。國民黨は明らかに台湾人の敵である。これに対し民進黨は二大政党政治、親中、友中、善意などで現状維持を主張している。民進黨は恐中病に取りつかれている。 中国の敵意に対し台湾が善意を主張するのは負け犬が尻尾を巻いて萎縮するのと同じだ。アメリカは台湾を守ると言いながら中国と戦争したくない。中国もアメリカと戦争したくないがアメリカが攻めてこないから台湾を脅すだけである。そして台湾もアメリカが守ってくれるから本気で自己防衛をせず、独立派と統一派が「仲良くして」いる。中台間の相互理解とか、和解と諒解など寝言である。中国はアメリカを刺激しない程度に少しずつ台湾侵略を進めている。パナマ断交がその良い例である。外交で台湾を国際的に孤立させ、国民党を使って内部分裂させる。 ●民進黨に騙されるな 頼清徳市長は独立派を自称している。 独立を主張するけれど、統一派に親中、独立派に愛台を呼びかけるのは蝙蝠と同じである。彼は台湾を核心とし、中国に友誼の手を差し伸べることが親中愛台の主張だと言う。台湾人は平和を愛し、民主と自由があり、生活の安定、経済繁栄があれば中国と共存、中台が対等であればよいと言う。 彼と同じく多くの民進黨政治家は善意、和解、友誼と現状維持で国民党の統一派と共に中華民国の二大政党政治を続けるつもりだ。しかし中国は台湾併呑を明確にしているので和解も善意もない。国民党は中国の手先である。国民党を潰さなければいつまでも中国の圧力をうける。 中国の圧力をなくすには独立以外に方法がない。 台湾人は中華民国を打倒して独立する目標を持っている。ところが人民の願望に反して民進黨は違った政治目標を持っているらしい。民進黨の独立主張は「中華民国の政権」を取るための便宜で、本気で國民黨を潰す気がない。これでは台湾は独立できない。 ●問題は「中国の台湾併呑」だ 私は頼清徳市長の独立意識が他の民進黨の政治家より強いことを疑わない。しかし彼が民進黨に留まっている限り他の党員に押されて理想を達成できないと思う。民進黨が国民党と共同で台湾の両党政治を目指す。しかし頼市長の親中スローガンが統一派を説得して独立派と共に中国に対抗するとは思えない。台湾独立は国民党消滅が先決である。親中スローガンで國民黨を説得できないし、愛台スローガンで台湾人が彼を支持することもない。 問題は中国が「台湾併呑」を明にしているのに、台湾が「反中国、反併呑」を明確にしないことだ。中国の「台湾併呑」に対して「反併呑」を表明すれば台湾は団結する。 トランプは「アメリカファースト」を掲げて選挙に勝った。日本では小池東京都知事が「都民ファースト」を打ち出し、都民の支持率が高い。頼清徳が「台湾第一」、「台湾ファースト」を打ち出せば蔡英文の21%支持率を凌ぐことは簡単だ。但し頼清徳がそれを打ち出すには民進黨から離脱しなければならないかもしれない。 (アンディ・チャン氏は在米評論家) ◎◎◎ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ (読者の声1) 内閣支持率が軒並み10ポイント以上下がり、「安倍一強」体制に陰りなどと言われていますが、実は30歳以下の若者世代では依然として60%以上の支持率があることが意外に知られていない。 その理由は第1に、就職率の高さ。現状では高卒、大卒とも史上最高を記録し、希望者のほぼ全員が就職できている。 かつての「就職氷河期」に比べれば天と地ほどの差がある。 もう1つの理由は、若者が新聞を読んでいないからでしょう。客観・公平・公正という大原則をかなぐり捨てて、安倍政権打倒に狂奔する新聞のプロパガンダを読まされているのは中高年と年寄りだけ。安保法制審議の際、国会を取り囲んだ人たちの多くが70歳以上のお年寄りということを考えれば、いかにこの人たちが新聞の嘘記事に毒されていたかという何よりの証左です。 その点若者は新聞を読みませんから新聞の「毒」に犯されることもない訳です。 10年程前、静岡県内の中高一貫の男子校(比較的優秀)に講演に行きましたが、1500人の生徒のうち毎朝新聞を読んでいる子は何と7人しかいませんでした。 彼らの多くがその後優秀な大学に行き、優秀な会社に就職したとしても、社会人になってから新聞を読み始めることはまずありません。文化継承の面からは大問題なのですが、余りにも毎日下らない記事を載せている新聞社自身が猛省しない限り、全国紙は恐らく10年以内に半分以上消えてなくなるでしょう。 (加藤清隆) (宮崎正弘のコメント)そうですよね。通勤電車で嘗ては日経を読んでいる人が殆どでした。いま十人のうち九人がスマホ。残り一人が文庫本という風景です。 ▽□◎▽□◎□▽◎□◇ 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土曜日, 7月 01, 2017
宮崎正弘の国際ニュース・早読み <「通州事件」から 80年。記憶と慰霊の国民集会(7月29日 (土))が開催
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