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水曜日, 4月 15, 2015
軍事ジャーナル【4月13日号】 中国が戦争を起こす。
宮崎正弘の国際ニュース・早読み (スリランカ異聞)
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宮崎正弘『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 5月1日発売(定価1512円) http://www.amazon.co.jp/dp/4828418113/ (予約された方には発売日前にお手元に届きます) (内容紹介) 中国が戦争の準備をはじめた! 新・日中戦争カウントダウン! 戦後最大の危機に日本が取るべき戦略シナリオを緊急提言! オバマ外交の失敗により、アジア支配が現実となりつつある中国。中露が接近する一方、米軍基地の撤退により「日中戦争」も避けられない事態に! 戦後70年がたち日米安保の根底が揺らぎ始めた今、日本が備え、取るべき戦略シナリオを提示した、安倍政権への建白書 ! http://www.amazon.co.jp/dp/4828418113/ ○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ (読者の声1)貴誌4515号に『プラウダ』(英語版、2015年4月7日)の人民元に対する記事が引用されていましたが、前半はもっともです。 「人民元はすでに世界GDP第二位の経済力をほこり、その中国の実力からしても、優に世界第二位の通貨にふさわしい遇され方をされるべき」ですが、以下のように続けるべきです。 「なので、為替規制はやめ金融システムの透明化、公正化を勧めるべきである。」 日本と米国がAIIBに出資することには、すでに貴誌で指摘されていることに加え以下の二つの問題点があります。 (A)AIIBが発行する銀行債 (debenture) の格付があがる。 その結果、 (1)安心な投資だと見誤って購入するものが増える (2)金利が下がる。 とくに(1)には日本人や日系企業が多くあるのではないのでしょうか。しかも出資金とは桁違いの金額です。 (B)他の債権の価格が下がる(金利が上がる)。その結果景気が悪くなる。 この危険性があるので、FRBは米国経済の鈍化にもかかわらず、利上げを急いでいます。 今のうちに金利を上げておけば、AIIBが起債する際の影響が少なくなるからです。 (ST生、千葉) ♪ (読者の声2)いよいよ反転攻勢はじまる! 「南京裁判」第一審勝利報告集会のご案内です。 「南京で判決、東京で取り立て」という前代未聞・理不尽極まりない訴えは、ついに「原告(夏淑琴)の請求を棄却する」という極めてまっとうな判決(東京地裁3月20日)が下され、被告側の全面勝訴となりました。 ただし原告側は予想通り控訴(3月31日付)して来ました。舞台は高裁に移りますが、我が国は今まさに支那・朝鮮との「歴史決戦」の渦中にあります。わけても「南京事件」はその核心に位置するといっても過言ではありません。 そこで勝訴のご報告とともに、我らの闘いの原点を再確認すべく下記要領にて決起集会を開催致します。万障お繰り合わせの上、ご参集下さい。 記 とき 5月10日(日) 午後2時開会(開場1時半) (昇殿参拝は12時半、靖國神社参集殿にお集まり下さい) ところ 靖国会館2階「偕行の間」 発言者 荒木田修・稲田朋美・江崎道朗・尾崎幸廣・高池勝彦・武田正徳・西村眞悟 花田紀凱・藤岡信勝・藤本隆之・宮崎正弘ほか(順不同・敬称略) 入場無料 主 催 「南京裁判」展転社を支援する会(会長・阿羅健一) ♪ (読者の声3)「主権回復記念日国民集会実行委員会」ならびに「日本文化チャンネル桜」「頑張れ日本!全国行動委員会」では、63年前、日本が約7年に及ぶGHQの占領から解放され主権を回復した4月28日を、国民の祝日に制定すべく、18回目の「主権回復記念日国民集会」を実施いたします。 一昨年は、私共の国民集会の前に、政府主催として「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」が執り行われ、この国民運動も大きく前進することとなりましたが、残念なことに昨年からは政府主催の式典は開催されておりません。 そこで戦後七十年にして漸く到来した、我が国の大転換点となるかもしれない本年に開催される私共の国民集会は、戦後体制からの脱却をさらに進める国民運動として、大変重要なものとなっております。 主権回復記念日国民集会実行委員会 代表世話人 井尻千男・小堀桂一郎・入江隆則 日本文化チャンネル桜 代表取締役社長 水島 総 記 4.28 主権回復記念日国民集会 @@@@@@@@@@@@@@@ とき 4月28日(火)18時30分~20時30分 場所 砂防会館別館「シェーンバッハサボー」 (東京都千代田区平河町2-7-5 TEL 03-3261-8386) 主催 主権回復記念日国民集会実行委員会 後援 日本文化チャンネル桜、頑張れ日本!全国行動委員会 ◇○□ ○□ ▽◇ ○◇○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 近刊予告 予約受付中 宮崎正弘 『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 5月1日発売(定価1512円) http://www.amazon.co.jp/dp/4828418113/ ♪♪♪ 大好評発売中! 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シェルダン・ナイドルニュース 2015年4月14日
3 Kan, 2 Kank’in, 11 Ik
セラマト・ジャリン!非常に良いニュースを携えて再び やって来ています!私たちの関係者たちと銀行、及び通貨分野で仕事をしている人たちが多量の重要な資金が今支払われつつあると報告してきています。これら の種々の最初の資金は数多くの豊かさプログラムのスケジュールを現実のものにしようとしています。こうして、私たちは更に豊かさ資金の配布を行い、それと 共に新統治体の設立の道に乗ろうとしています。これら全てはあなた方がとうとうこれから先の数週間の内に多量の豊かさという贈り物を受け取るという追加的 な証拠です。実際、これらのイベントは私たち全てをデスクロージャーへと近づけもします。デスクロージャーが行われる点にこれほどまでに近づいた事は未だ かつてありませんでした。
私たちの艦隊は 20年以上に亘ってガイアを注意深く見守って来ました。地球上では数多くの植物と動物が絶滅のサイクルに入りつつあります。ガイアの種々の環境は闇のカ バールと彼らの手下共によって荒らされ続けています。これがガイア生態系に対する継続的な破壊に対して多くの反応を示している理由なのです。私たちが責任 或る者たちにこれらの悪行を止めるように強く進言している理由なのです。ガイアはこれらの環境損傷に対する防衛活動を行う用意があります。
これらの問題が 深刻化する中で、あなた方がそれに抗議し、或る形の救済を要求することによって環境破壊を緩和させられます。実際、地球の表面領域の数多くの生態系は後戻 りできない点に急速に近づきつつあります。必要な事は闇のカバールとその憎むべきやり口に対抗するしっかりした運動です。私たちの地球連合の仕事だけがこ れを効率的に進められると思われます。直近の過去においてガイアと進行中の労苦を大いに助けた技術があります。現在、秘密の内に、多くの人達がこの救済に 貢献しています。私たちはあなた方の心からの支援に感謝しています。闇による数多くの心ない行動に対するガイアの抵抗を助ける事も私たちの仕事です。これ らのろくでなし共が実行しようとしたプログラムの内の幾つかだけがまだ残っています。私たちはこれらの忌まわしい行動について、知られていない立場を利用 出来るアガルタの助けも借りています。間もなく、私たちの関係者たちの活動はあなた方に新統治体を実現させこのナンセンスを終わりにさせようとしていま す。
これを読んでい る時に、お金と銀行制度は暫定的な方策であることをいつも心に留めておいて下さい。主な解決策は適当な時に通貨制度から離れることです。あなた方の将来に は、この現在のシステムに代わるだけの目的の技術が現れます。あなた方が現在利用しているこのシステムは闇が発明した非常に巧妙なやり口なのです。それが 完全な形で存在する限りは、あなた方は或る意味で知らず知らずの内にその奴隷になっています。闇はあなた方を意のままに操作出来る状態にしておく巧妙な方 法としてこの金融システムを開発したのです。
闇はあなた方に 対する完全な主導権を欲しいままにする種々のおもちゃを使用する最後の段階にありました。アヌンナキとその地球上の手下共は1996年に頂点に達するプラ ンを持っていました。これが起きる前に、アンカラ連続体がこれを完全に破棄するようにとの命令を下しました。彼らの最終支配の目論みは崩れ、アヌンナキは このゲームを天に告白せざるを得なくなりました。手下共はこれを拒絶し、一時的に大きく括られました。結果は9/11やアヌンナキの大きい企みの続行に繋 がる大きい紛争をもたらしました。
この第二シナリオは二棟のタワーが崩落する前に失敗し始 めていました。光は世界を沈静化させる平和の大波を旨く起こしました。これに対抗するために闇は米国で二つの”愛国者法”を成立させ、”対テロ戦争”と称 する偽旗作戦を開始しました。これは或る程度の成功を収めました。しかし、この努力全体は結局失敗に終わりました。世界をこの悪の企みから救い出す複数の 新しい組織が存在しています。
今、闇は第二次 世界大戦後には非常に優勢だった米ドルが惨めにも有用性を失う点に達しつつあるのを見守っています。ドルは新しい貴金属に裏打ちされた世界通貨に置き換え られようとしています。銀行制度も連邦準備制度の手から解放されようとしています。この新銀行制度は、これまでに申し上げていたように、負債と高金利に基 づく経済システムを終わらせる技術に迅速に置き換えられ、豊かさと喜びがもたらされます。この新技術もあなた方を忘却への道の継続から救い出します。ホッ サナ!ホッサナ!
ナマステ!私た ちは次元上昇したマスターです!天とこの大いなる癒しを優しくも推し進めている全ての者に祝福を!闇のマスターの抑圧からあなた方を解放し、癒すための私 たちの努力を長い間後押ししていた多くのグループは最も賞賛されるべき驚異的な仕事を成し遂げました!彼らは数多くの特別証券と人間性回復資金に支払いを させる数多くの信託を開設しました。数週間以内にこれらのお金が完全に配布される事になります。これはマスター・セント・ジャーメインや他の人達が多くの 豊かさ資金の配布を完了し始められることを意味します。あなた方の癒しの一部が手中に入る事を大きく喜んでいます。闇はこれを長い間遅らせていましたが、 彼らの拒絶の最初の亀裂が全ての人に見られるようになっています。この亀裂は栄えある光の時代が見られるように運命付けられている他のプログラムによって 大きく広げられようとしています!!
過去数週間に 亘って、天は数多くの実に素晴らしいエネルギーを放射してきました。これらの光はあなた方の全てのチャクラに基礎を築きつつあります。この初歩的なリー ディングはあなた方の最近の歩みと比較して、現在如何に進歩しつつあるかの真の尺度となります。何時も変化しているヒーリング技術にはあなた方の現在の健 康状態をより良く判定するためにこれを必要としています。時が来たら、あなた方の上昇しつつある意識も常に成長しつつある新しいチャクラもあなた方のヒー リングの状態を判定するための正確な指標になります。あなた方による世界のヒーリングを支援するために、私たちは種々のレッスンを行うつもりです。この訓 練はアガルタ人とあなた方のスピリチュアルファミリーが行いたがっている事に備えるものです。その時点では、あなた方はついに数千年の間私たちの保護者 だったアガルタ人の声が聞けるようになります。
ほとんどの人達 はこの領域が大規模な天災に向かうのか、それとも救済に向かうのかに就いてよく知っています。私たちは天と一緒に作業をし、救済への道を作りました。現 在、宇宙船艦隊は別の理由から、この表面領域の救済に向けて私たちを取り囲んでいます。闇のカバールはこの世界の運命が彼らと共にはないことをついに悟り ました。ポジティブであるようにし、あなた方の多くの驚異的なミッションに集中して下さい。あなた方は決して単独ではありません。
私たち、又は天の中であなた方を導く者たちは何時もあな た方を見守っています。これを何時も心にかけ、なにがしかの方法であなた方を助けるように、私たちに要請して下さい。祈り、私たちの助けを求めて下さい。 私たちは喜んでそうします。多くの人達に取ってはこれを見るのが困難です。それにも関わらず、私たちはそこにいるのです!多くの点で、今は夜明け前です。 日の出を見守り、喜びを感じて下さい!ハレルヤ!!!
今日はあながの この旅の途上で私たちのメッセージを続けました。これがあなた方にとって必要だと、私たちは思っています。光が勝利しつつあり、間もなくこの全てが本当に 恐ろしい暗い夢として目に見えるようになることに注意してください!!親愛なる皆さん、天からの無限の供給と繁栄が実にあなた方のものであることを知って ください!そうあれ!セラマト・ガジュン!セラマト・ジャ!(シリウスの言葉、一つのものであれ!喜びの中にあれ!)
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成27年(2015)4月15日(水曜日) 号外
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火曜日, 4月 14, 2015
宮崎正弘の国際ニュース・早読み (人民元がIMFのバスケット通貨いり?)
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(KI生、尼崎市) (宮崎正弘のコメント)基本的にはそうですが、社債などの起債や株式で調達したものも対外投資に回されていますので、これらは中国の外貨準備にはいりません。海外の金融機関からも借金しています。これらの「信用力」は、中国が本当にそれだけの外貨準備を保有しているという幻想からうまれたモノであり、かつ証券企業が起債を引き受け、投資家に売ってきた債券です。 ですから1990年代に、ロシア国債が24%の高利で、ハゲタカファンドが猛烈に購入したように、いずれ中国のボンドはデフォルト含みのハイリスク、ハイリターン金融商品と化けるでしょう。 ♪ (読者の声2)ベトナムがらみで興味深い記事がありました。 『ODAの使用制限を訴え、元国会議員』「政府開発援助(ODA)の使用は、緊急の場合や大型案件に限定すべきだ――。国会文化教育青少年児童委員会の副委員長を務めた経験のあるグエン・ミン・トゥエット元国会議員がこのように主張している。10日付ベトナムネットが報じた。 トゥエット氏は、都市鉄道建設、ノイバイ~ラオカイ間高速道路建設などODA絡みの案件で発生する汚職を憂慮しており、関連機関は今後、運輸省、ODA運営機関と協力して対策を講じる必要があるという。トゥエット氏は、中部ダナン市がこのほどティエンサ港拡張工事の財源にODAを利用しないと宣言したことに触れ、「中所得国入りした多くの国がODAの使用をやめている。国会はODA使用の監視を強化し、政府は効率的な使用に向けた制度を確立すべきだ」 と話している。 ダナンの港湾拡張事業は、政府が国際協力機構(JICA)への支援希望リストに入れていたが、港湾運営会社は資金の自力調達のめどがついたとし、ODAを辞退した。金利はODAが銀行融資より低いが、支援国の条件に従うと総工費が条件のない融資に比べて割高になるという。」 http://news.nna.jp/free/news/20150413icn014A.html ベトナムは社会主義国家ゆえに許認可をめぐる賄賂もよく話題になります。 タイではタクシン時代の公共工事費の30~35%が賄賂といわれていましたが、ベトナムはどの程度なのでしょう。ベトナムでは橋梁工事での崩壊事故など多数起きています。日本のODA案件では工事の受注に日本の品質規格を求められるため韓国企業の落札が激減した、という韓国紙の報道もありました。韓国は安値受注で手抜き工事、パラオでは橋が落ち、台湾では鉄道車両が故障頻発で運行不能、補償を求めても当該企業は倒産し韓国政府も知らぬ存ぜぬですっとぼけました。 AIIBをめぐる日中対立の状況下での発言、この元国会議員は以前から国会で汚職問題について追求していたと「しんぶん赤旗」で紹介されていますから、中韓から袖の下でも貰っているのかと、逆に勘ぐってしまいます。 (PB生、千葉) ♪ (読者の声3)「バックミラーを見て運転するな」 戦後70年ということで東京大空襲など戦争体験の回顧談が報道されている。これは民族の苦難の記憶を周知継承するために良いことである。しかし内容の生々しさに若い人が興奮して反米を叫ぶのは感心しない。というのは過去は過去、現在は現在でありまったく別だからだ。これについて、米国には「バックミラーを見て運転するな」という警句がある。 過去にとらわれずに前を見て運転しろということだ。 これは丁度中共が繰り返す「過去を鑑として行動しろ」という主張を否定するものなので大いに利用したい。 このたび天皇陛下がパラオの激戦地に行幸された。 この地域では日本軍は多くの犠牲を出したが、米国側も太平洋戦線では総計17万人もの前途ある青年が戦死している。これは村山ではないが、ルーズベルト大統領が国策を誤ったからである。戦前外交官の長老マクマレーは1935年日本敵視政策を止めるように国務省に建白書を出し、駐日グルー大使も推奨したが米国最高指導部は聞きいれようとしなかった。 それは19世紀以来の満州進出欲に固執したからである。しかしルーズベルトは1945年のヤルタ会議でスターリンに欺され、戦後満州は共産化され米国は支那全土から追い出されてしまった。 まさに「鳶に油揚げをさらわれた」のである。 そこでマッカーサーは「支那の喪失と共産化は米国太平洋政策百年の最大の誤り」と総括した。多くの米青年の死は無駄となった。 今、米国ハワイの真珠湾で特攻企画展が行われている。この中で戦艦ミズーリの乗組員が特攻隊の操縦士の遺体を手作りの日の丸で包んで水葬したという挿話が公開されている。爆装していない戦闘機が突っ込んだのだ。米兵もその比類なき勇気に感動したのであろう。 私もこうした話を昔米軍人から聞いたことがある。 私は20代のころ米国を横断旅行したが、中西部で白人の家に泊めてもらった。夕方、裏庭で遠い大平原に落ちる雷の稲妻を見ながらビールをご馳走になった。主人は日本との縁を話した。 彼は元海軍の軍人で、第二次大戦では駆逐艦の機関長として大西洋、太平洋の主要海戦にすべて従軍した歴戦の強者である。ミッドウェー海戦では、夕暮れ迫る海を航行中、漂流する日本の飛行士を発見した。 おそらく母艦を失った日本軍機が燃料切れで不時着水したのであろう。そこで救出に向かった。そして彼を艦上に引き揚げた。大層疲労困憊している様子なので、炊事係が急いで食事を用意し飛行士に差し出した。すると、驚いたことにその飛行士は食事用のナイフを使って自決したのである。 これをみた米軍側はショックを受けた。そして敵ながら偉いと深く感動した。戦場で戦う最前線の戦士の心理である。彼はその後、沖縄攻略戦に参加し、日本進駐も経験し帰国した。彼は日本軍は実によく戦った、偉かった、と尊敬していた。 そして彼はミッドウェーでの出来事は忘れられない。それで今日貴方をお招きしたと語った。私は自分と変わらない年齢の同胞青年の死を思い心の中で合掌した。 天皇陛下は今回の慰霊行幸で日米双方の慰霊碑を参拝された。 これは過去と現在をしっかり分けるように国民にご指示されたものと理解している。我々は過去から現在を見るのではなく、現在から過去をみる姿勢で近代史を学び、それを現在の国際関係に生かしてゆくべきであると思う。 (東海子) (宮崎正弘のコメント)たいへん意義深いお話を伺いました。 ♪ (読者の声4)AIIBがどうなるかが、本年の重要な注目点の一つですが、透明性に対する懸念の払拭に中国はかなり力を入れているようです。 http://www.sankei.com/world/news/150413/wor1504130036-n1.html 中国が力を入れるということは、裏返せば、自ら懸念は当たっていることを証明しているようなもので、国際社会は傷が深くならないうちに気がつくべきですが、現在の落ちたレベルの政治家では誰の目にも明らかにならない限り、無理でしょう。 宮崎さんの早読みで紹介されましたように、中国は台湾の参加要請を拒絶したことがその後報道でも確認されました。 この決定が北京の独断で行われたことは明らかです。理事会を作り透明性を確保するのが本当であれば、参加国の構成は最重要マターですから、立場が違っていても理事会に諮るのが本来の透明性であると思います。少なくとも理事会が出来るまでペンディングとすべきものと思われます。 早くも馬脚が現れたと見ましたが、国際社会や我が国内のバスに乗り遅れ論者には馬脚も見えないのでしょうね。 (宮崎太郎) (宮?正弘のコメント)台湾の参加要請をあっさり拒否した北京。どうしても台湾を創設メンバーから外したかった。 やっぱり気色の悪い微笑のあと、にんまりと詐欺師の顔が浮かびます。 ◇○□ ○□ ▽◇ ○◇○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 近刊予告 宮崎正弘 『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 4月25日ごろ発売予定(仮題、定価1512円) ♪♪♪ 大好評発売中! 宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/ (アマゾン 送料無料↑) ―今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。 ―世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円) ♪♪ 宮崎正弘のロングセラー *********** 『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円) 『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円) 『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円) 『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円) 『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円) 『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円) 『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円) 『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円) 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円) 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円) ♪ <宮崎正弘の対談シリーズ> ************ 宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円) 宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店) 宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店) 宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック) 宮崎正弘 v 石平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック) 宮崎正弘 v 西部遇『日米安保五十年』(海竜社) 宮崎正弘 v 佐藤優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社) ○○○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━ ■今回の記事はいかがでしたか? ┃下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます! ┗ http://melma.com/score_q010xQMqv0hwd49qU1AdDqNq731b8015/ ───────────────────────────────── □このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら ┗ http://melma.com/backnumber_45206/ □その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら ┗ http://melma.com/contents/taikai/
月曜日, 4月 13, 2015
宮崎正弘の国際ニュース・早読み ( 中国、台湾のAIIB参加を拒否)
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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ 天皇皇后両陛下をペリリュー島でお迎えして 4月13日(月) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 天皇皇后両陛下は、四月八日、九日、パラオ国に行幸啓され、9日、同国ペリリュー島において同島の戦いで戦死した日米の将兵を慰霊された。 私は、同志七名と共に、ペリリュー島にて、天皇皇后両陛下をお迎えした。そのご報告をさせて戴く。 八日朝、単身、コロール島からボートでペリリュー島に渡った私は、先着の七名と合流し、まずペリリュー島の南に浮かぶ宇都宮歩兵第五十九聯隊に所属する千二百名の兵士が二万二千のアメリカ軍を迎えて戦った激戦地のアンガウル島に渡って、同島の戦没者に手を合わせ密林のなかに埋もれつつあるアンガウル神社に参った。 人気のない錆びた戦車が波に洗われている戦前からの埠頭から上陸してしばらく歩いていると、現地の人がいるので手を挙げて挨拶を交わした。 その人から水を売る家があると教えられた方向に歩いていると、ドアのないタイヤがつるつるの車に乗っている人と出会った。彼は、私たちが日本人であることを察して、三十分後に戻ってくるので島内を案内してやると言った。 戻ってきた彼に、ジャングルのなかの凹凸の激しい道を案内されて、樹木に覆われたアンガウル神社や避難壕、そして海岸に立つ「砲兵隊慰霊碑」や「しもつけ地蔵像」を訪れることができた。アンガウル島も玉砕の島であり、ペリリューからボートで南下して真っ青な海上から島に近づくと北端にぽつりとアメリカ人が立てた白いマリア像が建っている。 そのマリア像を左手に見てさらに南下して上陸した。 島内のアンガウル神社は、密林のなかに蔓で覆われた鳥居が建っていて左右に石の狛犬が残っているのを見つけた。拝殿はなく、そこに掲げられていた「アンガウル神社」と書いた額が草に覆われた地面に立てかけられていた。 昼食は「現地調達」でアンガウルに渡ったのだが、現地に食料はなく、幸い水のある家に見たこともない銘柄のビールも有ったので、それを昼食代わりにした。蛇特にまむしを見れば、食おうとヨダレを流して捕まえようとする奴が学生時代の山岳部にいた(実は私)のを思い出して、蛇を探したがいなかった。 その後、ペリリューに戻り、古いトタン屋根のガレージのような「食堂」で夕食を食べながら、翌九日に、両陛下を何処でお迎えするか、話し合った。 人口二万人余のパラオ共和国の警察は、ペリリュー島内にかなり厳しい規制線を引いていると教えられたからである。 我々は、まず両陛下の乗られたヘリが着陸する地点の近くと慰霊地の近くの二地点でお迎えし、離陸される地点近くに戻ってお見送りすることにした。 ペリリュー行幸啓の前日のこの日、一日中雨が断続的に降った。斜め前方が晴れた真っ青な空でも、いつの間にか真上に雨雲がきていて全身に雨に打たれる。 四月九日、本日は快晴で青い空がペリリューの上に限りなく広がっていた。 従って、戸外に出た瞬間、顔の皮膚がフライパンのように太陽に焼かれるのが分かった。八時四十五分、黒い背広に黒いネクタイをし、額に「七生(日の丸)報国」と書いた鉢巻きを締めて外に出た。その「七生報国」とまっ赤な日の丸を見て額に巻いたとき、文永の昔に、八十四騎で微笑みながら蒙古の大軍に突撃して玉砕した対馬の宗助國や、その六十年後に湊川で「七生報国」を誓ってからからと笑って自決した楠木正成ら、さらに微笑んで死んでいった大東亜戦争の無量の将兵ら、祖国日本の永遠を信じて国に殉じた多くの人々が、総て! この陛下の来られるペリリューに集まってきているように思えた。 それ故、西に三十メートルほど歩いて木の枝をくぐって砂浜に出た。そして、海に向かって低く「海ゆかば」を歌った。 魂や髣髴として来たれ、と。 島の南の密林を出ると、ぱっと幅百メートルほどの今は使われていない古い滑走路跡が現れる。ここが陛下のヘリが離着陸される所だ。 雑草の上に俄にアスファルトを敷いたヘリポートが二カ所造られていた。その側に行こうとすると、海上保安庁の作業服を着た若者が離れてくれと要請してきた。そこで我々は密林の道に出てパラオの警察官が一人立っている十字路に出て、そこで両陛下をお迎えすることにした。ヘリポートから三百メートルほど離れた地点である。 約一時間、炎天下で待機した。お迎えする者、我ら八名以外になし。 轟音が聞こえてきて密林のなかから両陛下の乗られたヘリが現れ、午前九時五十四分、密林のなかに降りていった。 しばらくすると、密林に囲まれた道に、陛下の車列が現れ、超低速で走行してきた。両陛下は、車列の中程の中型バスに乗られていた。そのお車の右側に整列した我ら八人、頭を下げてお迎えした。お車は、我らの前でほとんど停車され、そして通り過ぎていかれた。 その車列に、しばらく頭を下げたままお見送りした。 そのとき、一人の声がした。 「皇后陛下と目が合った。すると急に、涙があふれたんや、不思議やなあ」 それから我らは、島の南端の慰霊地に入り、そこから三百メートルほど離れたパラオ警官が一人立っているT字路で、慰霊地に入られる両陛下をお待ちした。 十一時頃、陛下が通られた。皇后陛下は、バスのなかでほとんど立ち上がられて私たちに手を振られた。それから、約一時間、待機した。 その時我らは慰霊地から出られる陛下に万歳三唱をしてお見送りしようと申し合わせた。 何故なら、そこにも我ら八人以外誰もいなかったからだ。そして両陛下のバスが近づいたとき、元陸上自衛隊大佐殿が音頭をとり、我々は万歳三唱をした。もちろん、額には「七生報国」の鉢巻きをして。 頭を下げたまま万歳三唱はできないので、私は初めて顔を上げて両陛下を直視させて戴いた。陛下の何ともにこやかなお顔を拝してお元気そうなのに安心し、バスのなかで、ほぼ立ち上がってご会釈をされる皇后陛下のお姿に言いしれぬ感動を受けた。皇后陛下は、弟橘姫の生まれ変わりのようなお方だ。 思えば、衆議院の委員会委員長として国会の開会日に登院される陛下を、礼服を着て国会正面階段で度々お迎えしたが、五十センチほど前を通られる陛下に対して、こちらは頭を下げているのでお足やお手を拝しても、直に玉顔を拝したことはなかった。 両陛下は、それからアメリカ軍戦没者慰霊碑に参られた。その間に、我々は離陸地点近くの、先ほどの十字路に戻った。するとそこには、ペリリュー島に住む人々が集まってきていた。島の若い娘さんが、白地に赤い日の丸の日本国旗と青地に月の丸のパラオ国旗を配っていて、我々にもくれた。子供も大勢集まってきてはしゃいで遊んでいた。 島から離れられる両陛下のお見送りはペリリューの人々がする。従って我らは「七生報国」の鉢巻きを外した。 午後一時過ぎ頃、両陛下は、二百人ほどのペリリュー島のほぼすべての住民の見送りを丁寧に受けられて、ペリリュー島における総ての日程を終えられて、密林の向こうのヘリポートに向かっていかれた。その陛下の車列を数十人の島の子供達が走ってついて行く。 懐かしい私の子供の時の風景そのものだった。陛下のお車は、その子供達の足より少し速いだけだ。 十字路に一人立っているパラオの警官は、子供達が何処までもお車に付いて行くのを眺めて止めもしない。とうとう、子供達は、陛下の車列と共に、ヘリポートの方に消えていった。そして、しばらくすると、ヘリの翼が回転する音が聞こえだし、その回転音がひときわ大きくなってだんだん遠のいて行く。 このようにして、両陛下は島を離れ、帰国のチャーター機が待つコロールに帰っていかれた。 翌日、コロールに戻って先に帰国する同志を見送って独りになった私は、パラオに二十年以上住む四十歳代の青年から次のことを聞いた。 パラオは二十年前までアメリカ領だったので、天皇陛下の車は、セキュリティーの為に、アメリカ流に空港から晩餐会場まで、百二十キロの高速で突っ走るつもりだった。しかし、陛下は、それではいけない、沿道のパラオの人々と接しながら行きたい、と言われた。 それで、陛下のお車は、最徐行で進まれることになった。 これを聞いたとき、昨日の誰もいないペリリューのジャングルのなかの道を、最徐行で進まれる陛下の車列を思い出し、おもはず涙がにじんできた。 両陛下はたとえ誰もいなくとも、かつて一万一千の日本軍将兵が立て籠もったペリリュー島のジャングルを、あたかも、そこに将兵がいるかのように眺められてお通りになっていたのだ。そして誰もいないジャングルのなかの灼熱の道に立って、我々は両陛下をお迎えできた。 さて、天皇陛下の警備の問題やお召し艦の問題などは、他日触れることにして、本日は、次の一点を述べる。 天皇陛下の、パラオペリリュー行幸啓による戦没者慰霊を、単に、今上陛下御一代、御一人の、「慰霊がしたい」という思いから発したものとして軽く扱ってはならない。 戦後は、政治家やマスコミ人も、「開戦の詔書」を読まないから、ここが分からないのだ。 天皇は、国家と国民の為に「祈る御存在」である。よって陛下は、戦前戦後の揺るぎない連続性のなかで、万世一系の皇祚(くわうそ)を践(ふ)める国家の天皇としての「務め」を果たされる為にペリリューに赴かれたのだ。 即ち、次の命令を天皇が発し、その命令の下に、将兵はペリリュー・アンガウルで戦い玉砕した。従って天皇は、この度、ペリリューにおいて慰霊されたのだ。 ペリリューに押し寄せたアメリカ軍の第一海兵師団は、損耗六十%超に達して、「全滅」という異常な判定を受ける事態となり、アメリカは頑強な日本軍の抗戦に驚愕した。そして、その日本軍の精強の根源は、兵士の天皇への忠誠の故だと思い至り、ペリリュー島を「天皇の島」と呼ぶようになった。 このアメリカの判断は、正しい。ペリリューは、「天皇の島」であった。それ故、天皇は慰霊に赴かれたのだ。これは、国家に対する最深の公務である。 そしてこれほど尊い公務を成せる元首は、世界に天皇しか存在しない。この意味で、我が国は万邦無比である。 では、ペリリューが「天皇の島」となった所以は何か。それは、次の命令による(米国および英国に対する宣戦の詔書、昭和十六年十二月八日)。天皇は、この命令を発し、将兵は、この命令によって、よく交戦してペリリューを「天皇の島」にした。よって天皇は、「天皇の島」で将兵を慰霊するために行幸されたのだ。 天佑を保有し、万世一系の皇祚を践める大日本帝国天皇は、昭(あきらかに)に忠誠勇武なる汝有衆に示す。朕茲に米国および英国に対して戦いを宣す。朕が陸海将兵は、全力を奮って交戦に従事し、朕が百僚有司は、精励職務を奉公し、朕が衆庶は、各々其の本文を尽くし、億兆一心、国家の総力を挙げて、征戦の目的を達成するに遺算なからむことを期せよ。 ○ お問い合わせ:西村眞悟事務所 TEL:072-277-4140 E-mail:sakaioffice@n-shingo.com http://www.n-shingo.com/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ 樋泉克夫のコラム @@@@@@@@ 【知道中国 1228回】 ――「糞穢壘々トシテ大道ニ狼藉タリ」(小室5) 『第一遊清記』(小室信介 明治十八年 自由燈出版局) ▽ 清国政府の過度の自己チューぶりを、「外人ヲシテ皆ナ『斯ク迄ニハアラジト思ヒシニ』トノ慨嘆ヲ發セシムルバカリナリ」と評す。余ほど呆れ返ったようだ。小室は続ける。「予ガ北京ニ在リシ日」の10月16日、清国の軍機大臣等が「日本公使館ニ來リ我公使榎本武明君ト時事ヲ議」した。一行の1人が、清国政府がフランスとの交渉を断ち切って追撃の命令を下したことを「至極最良ノ國是ヲ取リタル者ト信ジ居」り、あまつさえ清国全土の「十八省皆焦土トナルモ目下ノ清國ニ於テハ戰爭ヲ利益トナスト迄斷言」している。 彼らは「一定ノ見識」があったわけでも、確たる「廟算」があって「斷言」したわけでもない。「唯漠然タル空想ヨリ佛ト戰フト勝ツベキモノト妄信スルモノニ外ナラズ其ノ實状ヲ察スレバ憐レムベク笑フベク氣ノ毒千万ナルモノアルナリ蓋シ現今支那内閣ノ時勢ニ迂遠ニシテ下情ニ疎ナル?ハ譬へガタナキ景况」であり、外国人が聞いたら耳を疑うほど。この情況を小室は日本に譬え、維新前に京都の「公家方ガ何ノ辨別ノ根拠モナク單ニ攘夷々々ト唱ヘルモノヽ如キ有様ヨリモ尚甚シキ」ものだとした。 古今東西を問わず王朝・国家の滅亡の後を辿れば、政府中枢は危機に対して茫然自失で現状糊塗。「徒ラニ太平ヲ装飾シ國勢ノ日ニ蹙ルヲ憂ヘザル」ものであり、こういった例は「就中支那?代ノ?史ニ於テハ其跡昭々タルモノナリ」。だから清国政府の現状からして、もはや政府の体をなしているわけではなく、「其衰運ニ傾キタルモノナリ」と。 貧すれば鈍すではないが、そうなって仕舞う背景は国の「上下懸隔言路壅塞シテ」、国が置かれている窮状・惨状を明確に冷静に上に伝え、上がその報告を正確に把握し、的確な判断を下さないからだ。国家危急の秋こそ、「上下懸隔言路壅塞シテ」はならないのだ。 ここで翻って昭和20年本土決戦に傾こうとした我が帝国陸海軍中枢における伝えられるところの内情を考えると、「唯漠然タル空想ヨリ・・・現今支那内閣ノ時勢ニ迂遠ニシテ下情ニ疎ナル?ハ譬へガタナキ景况」との一文には、深刻に考えさせられるものがある。やはり「外人ヲシテ皆ナ『斯ク迄ニハアラジト思ヒシニ』」であったのだろうか。「敵を撃滅し赫々たる戦果を挙げたり。我が軍の損害は軽微なり」との勇壮極まりない報告では、「唯漠然タル空想」と見られても致し方がないといったところだ。 さて清仏戦争に対する清国政府の対応に戻ると、台湾占領に向けて動き出したフランス軍の動きを在北京在外公館のなかで最も早くキャッチした日本公使館は、「隣国ノ好ミナレバ」と、その旨を清朝衙門(政府役所)に大至急で伝えた。すると衙門の「属吏ドモ之ヲ受付ズシテ曰ク今日ハ中秋ノ佳節ニテ朝廷ニテハ中秋ノ御宴ヲ催サレ親王大臣及ビ百官ハ御宴ニ陪席セラレタレバ當衙門ヘハ一人モ出頭セラルヽ人ナシ因テ受付ガタシ」と応じた。 日本側は「貴國ノ一大事ニテ一日片時ヲモ爭フ程ノ者ナレバ兎ニ角速ニ受取リテ之ヲ大臣」に伝えるよう申し出たが、「今日ノ御儀式ノ重ケレバ斯様ノ儀ハ受次難シトテ之ヲ拒絶」したとのことだ。 後日談として、小室は清国軍機大臣と榎本武楊公使と面談の様子を綴っている。 台湾では「佛兵三百余人ヲ打取リタリ」と軍機大臣。これに対し榎本は、諸外国の公電でも日本側が把握したところでも「佛人ノ死傷ハ四五十人ニ過ギザル由」と伝え、貴方の情報の出所は、と。すると大臣は「台灣ノ劉銘傳ヨリ直ニ電報ヲ以テ我政府ニ報告ナシタル者ニテ確固タル説ナリト」。 じつは当時、台湾と大陸の間には電報施設がなかった。 そこで榎本は笑いを堪えながら、「何カ間違ヒナルベシ」と。 だが大臣は「劉銘傳ヨリ電信アリシニ相違ナシ」と譲らない。そこで従者が大臣に「台灣ニハ電線ハナカリケリ」と小声で伝えた。全く以て時代遅れで自己チューでマンガ・・・いや~アンタは偉いッ。 《QED》 ○○○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 書評 BOOKREVIEW しょひょう ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ キリスト教徒からみた或る三島由紀夫論 自死の意味を真剣に見つめ直した日本のキリスト者たちの葛藤 ♪ 佐藤優著『イスラエルとユダヤに関するノート』(ミルトス刊) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 評 浅野正美 五つの章に分かれた本書全体の主張は、わが国にとってイスラエルがいかに重要な国家であるかということで一貫している。第一章の「私とイスラエルについての考察ノート」から始まり、第二章「ロシアとイスラエルの考察ノート」、第三章「日本とイスラエルの考察ノート」第四章、「イラン、シリア、北朝鮮の考察ノート」と続き、最終章の第五章は、「キリスト教神学生への手紙」で結ばれている。 今回ここで取り上げるのは、この第五章である。この章は、著者の出身大学でもある同志社大学の神学生Q君と著者との往復書簡という形をとって書かれている。 著者の講演会に参加したQ君から、その際の質疑応答と、その後著者が隔月刊誌「みるとす」でこのときの内容に関連して書いた原稿に対して、「シオニズム」についてきちんと学びたいという長文のメールが届く。それに対して、著者は丁寧な返信を書いていくのだが、最初は神学やユダヤの本質を理解する上で必読の書籍を紹介したり、イスラエルに対して世界が抱いている誤解や偏見を正していったりするのだが、同志社の先輩「財津正彌」の著作である「キリストの火に 手島郁郎とその弟子たち」という書籍を紹介するくだりで、「三島由紀夫」について、深く洞察しているのである。 財津は三島由紀夫の自決に強い衝撃を受けるが、それは決して三島の死を肯定してのものではなかった。だが、精神的な葛藤と、恩師である財津正彌との対話を通して、その思いは魂の次元にまで昇華していく。財津は当初、三島の死を個人的な美学の問題として捉えていた。 文学者志望だった財津の妻の弟も、21歳のときに、自ら命を絶っていた。 「美を文学で極限まで追求してやまなかった義弟は、珠玉の文字を書き連ねて文学美を追求していたが、人間が生きていくということは、純粋に美の追求に徹し抜こうと努めても、それには限度があり、結局生きるということは妥協を続けて自分を醜にさらしてゆくことにほかならず、そんなことは自分にはできぬと結論し、自分の生涯の絶頂は今だ、と自覚したそのときに、美しい極みの文章だけを残し、自ら自分の生涯を絶っていったのだった。」 美学と死の問題について考えた財津は、そこに悪魔的なものを感じ、三島の自決に否定的な評価をした。財津は翌日の感話でこう語りかける。 「三島の場合、私がどうしても許せないことがあった。この重大事件決行の一ヶ月前に東部百貨店で《三島由紀夫展》なるものを開き、その入り口に、彼がボディー・ビルで鍛えた豪華な裸体で見事な居合いの切捨ての一瞬をとらえた大写しの写真とその刀―それはそれから一ヶ月後に彼の首を介錯するために使用されることになっていた銘刀「関の孫六」―その二つのものを「これを見よ!」とばかりに飾りつけ、三島は何も知らずにこの展示会場に入場してくるすべての者にそれを見せつけ、やがてすぐ、その刀を使って自決を遂げていったのだった。私は、こういう芝居じみたことがいただけなかった」 ただし一方では「自分の命までたたきつけて叫んだ壮挙には、もっと威儀を正して注目すべきであって、美学の範囲に話を絞り込んだのでは、大事な問題をとらえ損なうのではないのかと、自分のなかに異を唱えるもう一つの自分もあった」 この話を聞いた手島が、財津にこう語りかける。 「財津君は三島の死は狂死というが、だらけた日本を嘆いての憤死ではなかったのか、また諫死ではないのか。演技的行動をやってのけたからといって、それを単なる狂気と言い捨ててよいものか、どうか。」 ▼狂わないような人間は駄目だ さらに手島は翌週の聖日集会において、「愛に生き狂う生涯」と題して強烈に叫んだ。 「Zくんは『滅びの美学』だと言いますが、(中略)人間が自分で死ぬということは大変なことです」 「三島由紀夫は『狂わないような人間は駄目だ』と言っているけれども、私もそうです。(中略)すべてを捨てて伝導に没頭しようとするのは、神の愛が私を狂わしめるんです」 「人間の死をもって訴える訴えは、大きい力を持っています。日本には昔から諌死ということがある。誰かの心を諫めるために死ぬ。(中略)今の時代に死をもって訴えたということは、ただでは終わらないと思う」 「私をファッショだと言って笑うなら笑え。そのくらいのことは平気です。もっと日本人の精神が復興することの方が大事だと思うからです」 これを聴いた財津は、当該書においてこう書いている。 「先生の叫びはこうだー神を知らぬ三島でさえ、戦後の日本が経済繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失い、自ら魂の空白に落ち込み、国家百年の大計は外国に委ね、日本人自ら日本の歴史と伝統を涜している現状を見るに忍びず、自衛隊の胸を揺さぶり、共に義のために立ち、日本を真の日本の姿に取り戻すために共に死のうと腹をかき切って死んでいったのだ。私はこの男は偉かったなあと思う・・・・・」 あれから四十年、先生は今なお私に問い続けている。 「財津くん、違うかね」と。 ▼命より大事なものがある この後著者は、キリスト教における殉教に触れ、「プラハの春」の際にソ連軍の軍事侵攻に抗議して自殺した大学生、ヤン・パラフと三島の死に通底する価値について語る。それは二人が共に、命よりも大切な価値があるということを身をもって示したことであった。 その後、財津と手島は「演技」と「象徴的行為」に関して次のようなやりとりを行う。手島から、「君はなぜあんなにむきになって三島にかみついたんだい?」と問われた財津は、「彼の《演技》というのに引っかかっていました」と答える。それに対して手島は、演技が悪いとは一概に思わないといってキリストの例を持ち出して語る。 「イエス様だって死をかけてエルサレムに入場されるとき、子ろばに乗って行かれたじゃないか。あれは、きみ、イエス様はゼカリヤ書に書いてあるシナリオどおりに演技されたのだよ・・・・・。だがね、これを演技と言ってしまったんでは、身も蓋もなくなってしまうんだよなあ。こういうのを宗教では『象徴的行為』というんだ」それを聞いた財津は「一片の鱗が私の目から落ちたのだ」と書いている。 三島の死については自決直後から、真相はこうだとばかりに、夥しい人間がその理由を解釈してみせた。だが、死をもって訴えたという事実と重さを前にしては、どんな解釈も取るに足らないもののように思われた。死という厳然たる事実の前には、いかなる言論も軽い。 あの当時三島の死を巡って、キリスト教の一部とはいえ、このような深い思索と葛藤があったことを私は本書を通じて初めて知った。したり顔で解説する識者と較べて、どちらが三島の死を真剣に受けとめていたかということは言うまでもない。 私が本書の中で特に印象に残っているのは、プラハの大学生、ヤン・パラフと三島の死に共通する、生命以上の価値の所在を身を挺して示したその行動のことであった。私事だが、東欧諸国が自由化されて、だれでもビザが取れるようになって間もなく、私もプラハのバーツラフ広場を訪ねたことがあった。念頭には三島の自決があった。二人の死は、同じ情念の線に繋がっているとしか思えなかったからだ。その後、89年の東欧革命や天安門事件においても、祖国を救うために実に多くの命が失われていった。それらの時、なぜ人々は日常の生活を捨ててまで、巨大なものに立ち向かっていったのであろうか。 ▼民族と祖国のために自己犠牲となる精神 本書において、「民族と祖国のための自己犠牲の死」と書かれているように、人は時として自己の利害を超えて、崇高なるもののために命を投げ出すことがある。それは、祖国の歴史と文化に対する民族としての使命、つまり過去から現在へと繋がって今自分が立っている時点における責務を果たすことで、国家と民族の正当性を永続させる営為ではないかと思う。 三島の思想や天皇観について、それが一神教的であると指摘する人がいる。三島の文章や行動が、唯一絶対者への帰依に通ずるということであろうか。そのことについて、私の理解は及ばない。三島は文化防衛論において、天皇についてこのように書いている。 「文化の反独創性の極、古典主義の極地の秘庫である天皇」 文化はその連続性を維持していくことによって、みやびの源流である古代天皇のはるか向こうに霞渡る共同体の神々との繋がりを保ち続けるだろう。昭和45年、三島の自決を受けたキリスト者が、かくも深く思い悩んだのも、三島のこうした思想を通走低音として、共鳴し合ったからではないかと思う。 □ ○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ (読者の声1)貴誌前号でもあったチョン書記長(ベトナム)と習主席(シナ)の会合ですが、越国民の間にはさまざまな噂が流れています。 その一つは「ベトナムはシナに島々を売った」というものです。ここ数週間、ベトナムのマスコミは親シナ情報を流し続け、テレビでは親シナ映画が放映されています。ベトナム人の間では、真偽は不明ですが、政府高官が腐敗し、シナ側からの賄賂で島々を売ることで合意したといった噂が流れています。 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO85428750Y5A400C1000000/ 4月30日は南部解放記念日の40周年祝日です。ハノイでは5ヶ所で花火が打ち上げられる予定ですが、もしこれが事実なら哀しいですね。 ヒラリーをはじめ、多くの議員にシナはロビー活動をしているようですが、日本においても凄まじい情報活動がきっとあるのでしょうね。グエン・フー・チョン書記長の米国訪問はどうなるのか。 (R生、ハノイ) (宮崎正弘のコメント)一昨年の花火大会、ホーチミンのマジェスティックホテルの屋上から観ました。たった5分の花火大会なのに、数十万の人出があり、いかにベトナムでは、ほかの娯楽がないかが分かります。 噂というのは、中国や、嘗てのロシアがそうであったように、ベトナム人の娯楽のひとつかとも思います。 ◇○ □○ □▽ ◇○ ◇○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ 大好評発売中! 宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/ (アマゾン 送料無料↑) ―今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。 ―世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円) ♪♪ 近刊予告 宮崎正弘 『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社) 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宮崎正弘の国際ニュース・早読み (ベトナム最高指導者が北京を訪問)
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ベトナム沖合の海底油田の油井リグは、ベトナムがロシア、インドなどとの合弁で進めているサイトが多くあり、他方でベトナムは米軍との共同軍事訓練を実施している。国交回復20周年として、ダナンには米海軍の駆逐艦などがはいった。 そのうえでグエン・フー・チョン共産党書記は北京を訪問したのだ。 4月7日から10日の四日間にわたるベトナム最高指導者の訪中を、中国は21発の礼砲で迎え、習近平総書記ほか、政治局員のじつに三分の一が会見するほどの熱の入れようを見せ、「社会主義政権同士の友誼とこんごの社会主義の発展はホーチミン、毛沢東以来の両国の伝統である」と声明する。 ベトナムも中国もしたたかである。 ○○◎ □◎□ ◎◇◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 韓国が反日を言わなくなるときは中国に吸収されている 中国の「反日」は便宜的だが、基本にある「覇権主義」は永遠に変わらない ♪ 黄文雄、呉善花、石平『最後の痛言』(李白社、発売=徳間書店) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 現代日本の保守論壇で「売れっ子」の三人組が顔を揃えるのも珍しいが、この三人の鼎談シリーズ、これが第四弾になる。 戦後70年をむかえて、おりおりの時局を鋭くえぐってきた、この鼎談シリーズは足かけ八年、たぶんこれで締めくくりになるだろうとその予兆も語っている。 第一弾「日本人は中国人、韓国人と根本的に違う」 第二弾「日本人の恩を忘れた中国人、韓国人の心の闇」 第三弾「日本人は中韓との絶交の覚悟を持ちなさい」 いずれも小誌で書評したように記憶するが、あるいは一冊抜けているかも知れない。 最初の問題は呉善花さんから提議された。 「韓国のコリアイズム」「中国の中華主義」はいよいよ「生き残れなくなってきた」と情勢を分析する呉女史は、その原因は、両国に「未来がないからだ」とはっきり言う。凄い洞察、直感力だ。 中華主義とは天下一国家を目ざす「覇権思想」であり、反日がなくなっても中国から消えないが、韓国の反日は、これがなくなるとコリアイズムは破綻し、ひょっとして中国に吸収される危険性があると呉さんが指摘する。 石平氏は「日本がいくら謝罪し続けても、歴史は永遠に精算されない。「問題は日本にあるのではなく中国と韓国にある」。それゆえ「中国・韓国という『アジアの悪友』とは手を切れ」と提唱する。 黄文雄氏は「DNAの発達によって韓国の言う『血の同一性』は消えた」と言う。 つまり、これは「一つの宗教」であり、韓国人のもつ「血の信仰」は「あと二、三十年で消えてゆく」と預言する。 石氏が続ける 「中国は中華思想、中華的な文化文明で世界に対抗しようと考えていますが、100%失敗します。完全に歴史世界を見誤っています」とし、「世界の方向性は日本的なものにある」とこれまた大胆な物言いである。 呉さんは、韓国の民族主義はもともと乏しく、本質は「排他的な血縁主義に連なる集団利己主義」だと分析を進める。 かくして三人はこの鼎談ですべてを「語り尽くした」というのだが、黄文雄氏は最後に「まだまだ語り尽くせない問題が次々と浮上している」として、このシリーズがまだ続くであろうことを示唆している。 長時間の討論だっただろうと推測されるが、鼎談本なので比較的短時間で読めた。 ◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ 樋泉克夫のコラム @@@@@@@@ 【知道中国 1226回】 ――「糞穢壘々トシテ大道ニ狼藉タリ」(小室3) 『第一遊清記』(小室信介 明治十八年 自由燈出版局) ▽ 小室は「支那内地ニ旅行スル十里、十年漢籍ヲ讀ムニ勝レリト」と記すが、「漢籍ヲ讀ム」ことを頭から否定したわけではないだろう。「漢籍ヲ讀」んだうえで「支那内地ニ旅行スル」、或は「支那内地ニ旅行」しつつ「漢籍ヲ讀ム」ことの重要性を訴えているように思える。おそらく万巻の「漢籍ヲ讀」んでいる「我邦ノ儒學者ニテ世ニ著ハレタル人」であったにせよ、岡千仞もまた「支那内地ニ旅行」したからこそ、「予ノ想フニ中國固ヨリ此ノ如クナリシナルベシ」と笑いながら応えたに違いない。 やはり中国に対して激情が先立って冷静な判断力を狂わせてしまうのも、あるいは堆く積まれた「漢籍」の山に幻惑され、そこに記された“バーチャルな史実”に酔い痴れるのも、共に百害あって一利なし。これは現代にも通じる絶対の真理だ。 「我邦ノ儒學者ニテ世ニ著ハレタル人」の「岡氏ノ事ニ就キテ一笑有リ」と、小室は綴る。「清國ノ軍機大臣等數名北京ナル日本公署ニ來リシトキ」、ちょうど岡が滞在中だったので、日本側の榎本公使が「此ノ翁ヤ日本ノ儒者ナリ」と紹介した。彼ら対し、榎本公使は「方今世界文明社會開進ノ氣運駸々乎」であり、「國民ヲシテ此ノ開進ノ氣運ニ伴ヒ文明ノ域ニ進マシメント」するなら、学校や病院と同じように鉄道も必要であり、利に敏いからこそ商人は早急な着工を望んでいるはずだと鉄道敷設の利害得失を情理を尽くし説得する。だが清国側は、「我ガ邦ニ於テ鐵道ヲ設クルハ利少クシテ害多キヲ見ル」「鐵道ハ我國朝野ノ別ナク官民皆之ヲ嫌フ」と、全く聞く耳を持たない。あまつさえ清国側は、「鐵道ノ利害」について岡に向って結論を求めた。かくして小室は、「嗚呼公使二十年經驗ノ言只一儒士ノ信用ニ及バズ驚クベキ?ト謂フベシ」と。 つまり「清國ノ軍機大臣等數名」の頭は、孔子サマの教え、有体にいうなら出来もしないし、屁の役にも立たない理想(ネゴト)がギッシリと詰まってはいるばかり。だから彼らからは、目の前の難題を解くべき現実的方策を模索しようなどという発想は生まれない。 孔子の時代に鉄道などありえない。いや世界中の神羅万象・人事百般が自国の発祥・発明などと臆面もなく強弁する韓国の方々なら、「孔子の時代に韓半島には鉄道があった」とオメデタクも思い込んでいるだろうが・・・。ともかく孔子の時代には鉄道は発明されていない。にもかかわらず「鐵道ノ利害」を「日本ノ儒者」である岡千仞に問い質そうというのだから、もはや処置ナシの極みなのだ。 中国では脳ミソを脳筋という。いったい、いつの時代からそう呼ぶようになったのか。いくら調べても、多くの中国の友人に訊いても確たる答は返ってこない。それは、いつの時代から脳ミソと呼ぶようになったのか日本人が答えられないと同じだろう。ともかくも形からすれば脳はミソ状だがが、働きからいえば筋肉というべきかも知れない。筋肉であればこそ、不断に動かし鍛えないと退化するばかり。脳を筋肉と見做すからこそ、中国語では「動脳筋(アタマを働かせろ)」ということになるが、どうやら「清國ノ軍機大臣等數名」の振る舞いを見ていると、孔子サマの有難い教えは脳筋弛緩剤的働きを持ち、現実問題から目を背けさせる効能がありそうだ。やれやれ、である。 井の中の蛙大海を知らずとはいうが、中国という井は大海ほどにデカい。であればこそ、井を大海と見誤った議論が横行しているわけだ。開放政策、つまりはカネ儲け路線が順調に動き始めた90年代半ば、中国では「接軌(世界のルールに則れ)」との声が挙がったことがあるが、やがて自国を中心に大金が回転したと思い込むや、殊勝な「接軌」の声は掻き消され、超夜郎自大の「中華民族の偉大な復興」であり「中国の夢」の登場となる。 嗚呼、伝統の根深さ・・・ほとほと孔子サマは罪深いゴ仁であると思いマスよ。 《QED》 ○○ 【知道中国 1227回】 ――「糞穢壘々トシテ大道ニ狼藉タリ」(小室4) 『第一遊清記』(小室信介 明治十八年 自由燈出版局) ▽ 小室の上海到着直後、北京の中央政府は上海行政のトップである道台に対し、上海に入る手前に位置する呉淞江の河口閉塞を命じた。フランス海軍の上海襲撃を阻止しようという狙いだろう。 だが河口が閉塞されたところで陸路での上海進撃も容易いだけでなく、フランス海軍は閉塞個所を回避して長江を遡り、上流の南京を占領し清国を南北に分断しかねない。そうなったら社会は大混乱。その機に乗じて反清勢力が一斉に蜂起し、清国そのものが崩壊の瀬戸際に立たされる。また河口閉塞は上海に出入りする清国以外の船舶の航行を妨害することになり、諸外国を敵に回す。だから清国にとっても得策ではない――在上海のイギリス領事が縷々説得したが、やはり清国政府は河口閉塞を決定してしまう。なんとまあ事の是非を弁えない政府であることかと、小室は呆れ返る。だが、さらに驚くべきは、実行の先送りだった。国家の命運を賭けた戦争なら、なにはさて措き一気呵成が第一だろうに。 果断遂行にはほど遠い危機感なき対応を前に、小室は「此等モ意想外ノ一ニシテ亦タ法螺タルヲ免レザルモノナル可シ」と。なんともヤレヤレ・・・。 清仏戦争によって上海港の取扱量が激減し、上海居留外国商人は大損害を被っている。そこで上海に居留する外国商人は英・米・独の3カ国商人を代表に、各本国政府に対し清仏両国に停戦・和平を促すよう懇請した。ここで注目しておきたいのが、当時、上海を経由して対中貿易を進めていた主要国は英・独・米の3カ国であって日本ではない。いいかえるなら、当時の対中貿易に大きな利害関係を持っていたのは英・独・米の3カ国であり、日本は後発の新参者だったということだ。 小室は主張する。ドイツとアメリカはともあれ、イギリスの場合、上海居留商人の大部分はロンドン経済界の重鎮と結ばれ、さらに政府や議会の中枢と太いパイプを持つ。だから上海居留商人の考えは、そのままイギリス政財界中枢の意向に直結していると考えて差支えないはず。ならばこそ上海居留のイギリス商人を侮ってはイケナイ、と。 開戦当初、フランスは「一千万磅ノ上ニ出タル程」の賠償金での手打ちを仄めかしていた。だがフランスの意図を読み違えた清国政府は台湾(淡水)、福建(福州)、ベトナム(トンキン)へと戦線を拡大させてしまった。その結果、清国側に大きな損害をもたらしたばかりか、高い戦費を余儀なくされたフランスは当然のように高額な賠償金を要求することとなる。かくて「清人ノ迂愚ナルモ豈ニ之ヲ知ラザランヤ」という事態に立ち至ってしまった次第だ。 「外人ノ皆清國ヲ以テ佛國ノ敵ニアラズトシテ其ノ敗亡セン?ヲ危ブメドモ清人自身ニ於テハ泰然トシテ毫モカヽル危殆ノ心ナク其ノ不完全ナル兵備ヲ以テ佛人ト戰フベシト思惟シ傲然トシテ敵ヲ待チタル景况ナレバ」と。 ――外国人は誰だった「清国に勝ち目はない。戦争が続いたら、清国は滅び去りかねない」と見ている。だが清国人は泰然と構えて危機感はゼロ。マトモとは言えない装備であるにもかかわらず、傲然とフランス海軍に挑もうと待ち構えている始末だ―― 事態がここまで進んでしまった以上、かりにイギリスが調停に乗り出そうとも、もはや手遅れだろう。フランスと清国の双方が「体面」と「損失」とのバランスを失しないような和平工作などは、「予ハ斷然其ノ方策ナキヲ信ズルトコロナリ」と。 清国の時代遅れの劣悪な装備でフランス軍と戦うということは、岩に立ち向かう鶏卵であって、最初から勝ち目はない。にもかかわらず戦争を強行しようというのだから、小室ならずとも「清人ノ迂愚ナル」ことは度し難いと言いたくなろうというものだ。 《QED》 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ (読者の声1)貴誌4512号でアジアインフラ投資銀行(AIIB)への英国が参加表明を境にドイツ、フランス、イタリアなどがドミノ現象のように参加表明米国の意向に逆らいました云々として、中国の札束外交の遠因を説かれていました。 欧州がアジアに向かって爆進(?)しているのは、中東が混乱し、ロシアが不安定化したからではないか、と思います。 市場がなくなったのです。それが中国共産党に投資するという危険な行為になっています。まさに「貧すれば鈍する」です。 その意味では釣り師の中共は絶好の機会(時合いという)を捉えたことになります。入れ食いが期待できます。 しかし支那には「枯魚の嘆き」という格言があります。干物になった魚が車で運ばれながら、もといた河を見て嘆く、という話です。「後悔、先に立たず」です。 ということで日本は急ぐことはありません。大魚は賢く、用心深いのです。すぐに餌が疑似餌と分かります。雑魚のまねをして追い食いしてはなりません。 (東海子) ♪ (読者の声2)菅官房長官がAIIBに参加するのなら出資金は1800億円位になると発表しました。絶妙な金額です。 今迄、出資金の予算のことを無視して参加せよと主張していた人たちにとっては予算という現実を見せつけて冷水を浴びせかけることになり、同時に兆単位の金をせびることをもくろんでいた中国首脳部にとっては愕然とする金額です。 3月末までの期限が6月末までに延長され6月に行われる日中協議後に結論を出すとのことですが、おかしな結論にならないことを祈念します。 他に3月末が期限のものには、昌平冬季五輪の他地域との共催をIOCへの申請があります。申請は行われなかったようですが、将来超法規的に日本のどこかの都市と共催が決まるようなことがないことを祈念します。 (ST生、千葉) (宮崎正弘のコメント)英国の加盟よりも、米国の路線変更がむしろ日本にとって衝撃的だったようで、したたかに反対してきた姿勢を米国が徐々に崩したため、日本は二階に上がって梯子をはずされないために、まず金額明示で、目くらまし。その間に階段をさっと下りたという感じでは? もうひとつ、安倍首相の訪米で、日米の方向性が鮮明になりますが、舞台裏では交渉の早期妥結を焦るTPPへの米国の思惑が絡んでいると推察できますね。 ♪ (読者の声3)「大東亜会議70周年記念シリーズ」その8。ホセ・ラウレル(フィリピン大統領)の演説をご紹介します。 http://hassin.org/01/wp-content/uploads/JOSE1.pdf 昭和18年10月14日、フィリピンは日本軍の軍政が撤廃され、正式に「フィリピン共和国」として独立の日を迎えました。対スペイン独立戦争時から愛唱されてきた歌を国歌として制定し、その演奏とともに、アギナルドとリカルテが革命旗をもとにデザインされた国旗を掲げました。(これらの国号、国旗、国歌は現在まで引き継がれて、この時に就任したラウレル大統領は、現在でも第2共和国の大統領として、マラカニアン宮殿に歴代大統領と並んで肖像画が飾られています。) 独立国の大統領として、大東亜会議に望んだ、ラウレル大統領の演説をぜひ全文お読みいただきたいと思います。傀儡に過ぎなかった、などという先入観を捨てて。 これまでにシリーズとして掲載した7回の演説等をご参考までに付記します。 ・スルヤ・ボース氏演説(チャンドラ・ボースインド仮政府首班親族) http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Bose.pdf ・加瀬英明氏の開会あいさつ「人種世界平等の出発点となった大東亜会議」 http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Greater.pdf ・ヘンリー・ストークス氏「日本はアジアの希望の光だった」 http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Japan.pdf ・渡部昇一教授 私の記憶する大東亜会議、その意義 http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Greaterw.pdf ・汪兆銘(中華民国行政院長)の演説 http://hassin.org/01/wp-content/uploads/WangChing.pdf ・張景恵(満洲国総理)の演説 http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Chang.pdf ・ワン・ワイタヤコーン殿下(タイ国内閣総理大臣代理)の演説 http://hassin.org/01/wp-content/uploads/WAITHAYAKON.pdf (平成27年4月8日 「史実を世界に発信する会」茂木弘道) (宮?正弘のコメント)チャンドラボーズの再評価がインドで始まっています。これはあたかも幕末の日本で国学運動がおきたような「事件」です。 注視する必要があると思います。 ◇○ □○ □▽ ◇○ ◇○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ 大好評発売中! 宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/ (アマゾン 送料無料↑) ―今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。 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水曜日, 4月 08, 2015
宮崎正弘の国際ニュース・早読み (都会へ流れ込んだ流民が引き起こす暴動)
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崎正弘の国際ニュース・早読み (中国経済は予想より深刻に悪化している)
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都留文科大学副学長・教授の新保祐司氏(文芸評論家)に下記の通り講演を行って頂くことになりました。ご期待ください。 記 1)日時: 平成27年9月18日(金)18時半~(18時開場) 2)開場: アルカディア市ヶ谷(私学会館) 3)講師: 新保祐司氏(文芸評論家、都留文科大学副学長・教授) 4)演題: 神武東征と交声曲「海道東征」の復活 追記 すでに新保祐司氏は国民歌「海ゆかば」の作曲者である信時潔の評伝を書かれていますが、信時潔が昭和15年に紀元2600年を奉祝するために作曲したオラトリオ(交声曲)「海道東征」は傑作の評判も高いのです。ところが戦後は顧みられることがなく、ようやく故黛敏郎先生が再評価を行い、そしてこれまでに2度ほど完全演奏が行われたことがありますが、今秋11月には新保氏のご協力で大阪で復活演奏が行われる運びとなりました。正に神話と現代音楽が一体となったこの傑作とそれを生み出した信時潔についてCD演奏も含めて熱く語って頂きます。 十月は田中英道先生(東北大学名誉教授)をお迎えします。 記 1)日時 10月21日(水)18:30~(18:00開場) 2)会場 アルカディア市ヶ谷(私学会館) 3)講師 田中英道(東北大学名誉教授) 4)演題 三島由紀夫と「美」 いずれも予約なしで、どなたでも参加できます。会費2000円(三島研究会会員は千円です)。 ○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (休刊予告)小誌は海外取材旅行のため4月9日―13日が休刊となります ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 大好評発売! 宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/ (アマゾン 送料無料↑) ―今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。 ―世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円) △△○ ○ ◇◇□ ♪ 近刊予告 宮崎正弘『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 4月25日ごろ発売予定(仮題、定価未定) ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 宮崎正弘のロングセラー *********** 『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円) 『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円) 『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円) 『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円) 『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円) 『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円) 『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円) 『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円) 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円) 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円) ☆☆☆ <宮崎正弘の対談シリーズ> ************ 宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円) 宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店) 宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店) 宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック) 宮崎正弘 v 石平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック) 宮崎正弘 v 西部遇『日米安保五十年』(海竜社) 宮崎正弘 v 佐藤優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社) ○○○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━ ■今回の記事はいかがでしたか? ┃下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます! 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月曜日, 4月 06, 2015
宮崎正弘の国際ニュース・早読み(ニカラグア運河は不可能と専門筋は見ている)
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ともかくベネズエラは歳入の過半が石油輸出(輸出の96%)によるものである。ベネズエラ原油価格は1バーレル99ドル(13年)から、2015年四月現在、なんと1バーレル=38ドルに墜落したため、2015年は2013年の三分の一の歳入に落ち込むことは必定である。 ベネズエラはOPEC(石油輸出国機構)のメンバーでもあり、勝手な行動も許されずチャベルを引き継いだニコラス・マドゥロ大統領は悲鳴を上げて中国に助けを求める。 しかし中国はベネズエラ鉱区を買収し、投資しているが、石油市場の悪化により、これ以上の投資が出来ない。 2015年1月に急遽、訪中したマドゥス大統領は「中国開発銀行を通じて、200億ドルの融資に合意した」と北京で発表したが、実際に実行に移されたか、どうかは不明である。 「結果を見極めなければ判定ができない」というのは『井戸の中の竜』(DRAGONIN THE ROOM)を書いたボストン大学のケビン・ギャラガー教授である。 ベネズエラのみならず、中国は中南米全体で1000億ドルもの投資をしており、二位はエクアドル、三位がアルゼンチンと、いずれも社会主義路線をすすめる準独裁国家。チャーチルがいみじくも言ったように、「社会主義なんて、他人の懐がつきればおしまい」ということである。 エクアドルでは銅山開発を中国企業が行っている。環境汚染、農地取り上げに反対する先住民族が中国企業に抗議にでむいたところ、死体で発見される事件がおこり、鉱区では住民の反対運動が盛んである。 メキシコでも中国が売り込んだメキシコシティ → ケレタロ間210キロの新幹線プロジェクトが白紙に戻った。11月APECで北京に出発するときにメキシコ大統領が発表したのだ。 ブラジルへは主に鉄鉱石鉱区への投資だが、香港企業をふくめての直接投資は2005年から2011年までに170億ドル。またブラジルへは武漢製鉄、レノボ、グリーディ、華為技術、中興通訊(ZTE)信など錚々たる中国企業が軒を競うかのように進出している。 アルゼンチンへの中国投資は鉱山開発に加えて鉄道事業に集中しており、キルチネス大統領が訪中のおりには鉄道インフラ整備への投資の他、人口150万人のコルドバ市の地下鉄四本の実現に向けて投資協力などが謳われた。 ▼こうみてくると、ニカラグア運河は本気かどうか怪しくなる ここへ出てきたのがニカラグア運河建設という大プロジェクトである。パナマ運河の三倍強の長距離を東西に運河で結ぶ工事で、実際に2014年に着工された。 香港に設立された「香港ニカラグラ運河開発投資」(HKND)という会社が推進主体で工事に500億ドル、付帯して倉庫、工業団地など合計1000億ドルを投資して2019年開業を謳っている。 ところが、このニカラグラ運河も暗雲がただよい始めた。 ニカラグラ南部ノバス県では農地没収を懼れる住民らが立ち上げり「環境破壊反対」のデモを行った。 プラカードには「中国は出て行け」と大書されていた。 ニカラグアは人口600万人しかいないため、この運河プロジェクトで雇用が20万人も生まれると聞けば、政府は前向きになるだろう。 ところが、専門家の多くが「実現不可能」とみている。 いや中国自身、半信半疑なのかもしれない。それゆえに工事主体は中国政府ではなく、「香港ニカラグラ運河開発投資」というダミー会社(なぜかこの会社、香港という地名の冠をつかいながら本社登記は北京である) 中国はニカラグラ運河開発とは別にパナマ運河の拡張工事に乗り出しており、53億ドルを投じて、現在の二倍の規模に運河を拡大するとして、「いざニカラグア運河で失敗しても次の伏線を引いている」のである。 現在最大のコンテナ輸送でも5000コンテナ積載が上限、これを13000コンテナを積載できる「新パナマックス」を就航させるという。 そうなると、いまの輸送力三敗増を計ろうとしている。 2015年1月9日に北京で開催された「ラテンアメリカ、カリブ海共同体」(33ヶ国。CELACという)総会の席上、習近平は憮然として表情で、「中国は今後10年間に2500億ドルをラテンアメリカとカリブ海諸国に投資する」とぶち挙げた。 その天文学多岐な金額は眉唾で、いかにも大風呂敷が好きな中国の打ち上げ花火に終わるのであろう。 ○○ ◎□ ◎□ ◎◇ ◇○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 主知主義の傲慢が充満する朝日新聞社内に、こういう記者もいたんだ 朝日のブンヤという感性にすこしもジャーナリズム精神がない理由が分かった 永榮潔『ブンヤ暮らし三十六年 ――回想の朝日新聞』(草思社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ まず有名人らの鼻持ちならない傲慢さが、行間からしみ出てくる。 司馬遼太郎とも小田実とも、実際に筆者の永栄氏は付き合って、その態度や会話の経過を淡々と叙しながら、読者に人物判定の判断をゆだねる。 だから直接に司馬遼太郎の大江健三郎も批判をしないという無言の批判、この筆法は端倪すべかざるものがある。 朝日嫌いの石原慎太郎のゲラの朱筆入りをとりに追いかけると、約束より早くゴルフを切り上げ、仲間と飲み歩いている場所に追いついた。そのときに見せた悪態。石原は朝日記者を殆ど人間扱いしていないが、筆者はそれに耐えて、ゲラに朱筆を入れて貰ったら、さすが仕上がりは一流作家のものだったとか、その場に居合わせたミッキー安川が慰めてくれたとか。でも、どうしてそこにミッキーさんがいたのかなぁ。 反対に小田実の原稿は自らの売り込みで7-8枚というのに60枚もFAXが来て、そのうえ中味が出鱈目でなっていなかったことなどさりげなく、嫌みもなく、社内でもボス交が蔓延り、先輩記者の強引な駆け引きの中、やはり特筆して傲慢不遜だったのが船橋洋一だったそうな。 この本、朝日新聞記者の「朝日社内風物詩」的な物語、しんみりと滋養があって、やけに面白い読み物だった。 驚くような描写は社内の新入生歓迎会の場で、入ったばかりの新人左翼が執拗に「天皇の戦争責任」を幹部につぎつぎと難詰する。四回も同じ質問をして会社幹部をうんざりさせた馬鹿がいた話も、さもありなんと思うが、「吉田証言」をめぐりインチキ報道の総括については筆者がすでに定年で朝日を去ったあとのことゆえ、社内事情が分かりかねる。 『月刊ASAHI』時代に「中国高官ディープスロート手記」が連載された。途中で担当となった筆者が、この作者に面会すると、中南海のインサイド情報だから、てっきり商社マンに頼んで直接原稿を運んでいたのかと問うと、「あれはわたしが書いているフィクションだ」と言うので、その場で連載を打ち切った。 朝日の論壇時評や書評に保守系の学者ブンカジンの著作が取り上げられることはまずないが、社内の空気たるや、「諸君」「正論」に書く人を知識人とは見ていないという一部の記者の幼稚性、左翼小児病的症状が蔓延っている雰囲気もよく分かる。 ところが筆者の永栄氏が雑誌編集長をつとめたメディアは積極的にこれらの人々、たとえば西尾幹二、小堀桂一郎、藤岡信勝氏らを登場させたところ、売れ行きが伸びたとか。 よくも悪くも傲慢な主知主義が充満している朝日新聞社内に、こういう記者もいたことを知ると、朝日新聞の記者等にはジャーナリズムの精神、信念が希薄であるという理由がよく分かった おそらく朝日新聞が嫌いな人は、この本を読まないだろう。 げんに筆者がインタビューを申し込むと「朝日なんかに答えられるか、この馬鹿」と怒鳴った阿川弘之氏や、実名入りがぞろぞろ。奇妙なほど慇懃無礼だったのが瀬島龍三だったとか。 評者(宮崎)は、ところで大学三年間を『朝日新聞』を配り、集金し、拡張して大学へ通っていた。「日本で一番良い新聞」と信じて専売所に住み込み、三年かかって朝日が「日本で一番悪い新聞」だと悟った。 この精神遍歴の過程は拙著『保守の原点』(小川栄太郎氏との共著、海竜社)で詳述した。早稲田紛争で左翼が横暴に自治会を独裁し、内ゲバで殺し合い、共産主義の脅威を目の当たりにみていなければ、評者(宮崎)はひょっとして、いまごろ、この著者とおなじような朝日新聞回顧録などを書いていたかもしれない。そう考えた時だけはゾッと鳥肌が立った。 ▽○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ 樋泉克夫のコラム @@@@@@@@ 【知道中国 1224回】 ――「糞穢壘々トシテ大道ニ狼藉タリ」(小室1) 『第一遊清記』(小室信介 明治十八年 自由燈出版局) ▽ 思えば明治以来の日中関係は、「同文同種唇齒ノ國」×「怨みに報いるに徳を持ってす」×「日本人民も中国人民も同じく日本軍国主義者の被害者だ」によって大きくタガを嵌められ、身動きできなかったということだろう。 その果てが、「子々孫々にわたる日中友好」という見事なまでの“戦略言語”である。「英雄ブランド」の中国製ボロ万年筆と共に「子々孫々にわたる日中友好」が真顔で熱く語られていた時代を思い起こせば懐かしく、恥ずかしく、苦々しいばかり。だが日本人にとっての躓きの始まりは、やはり「同文同種唇齒ノ國」というインチキを盲信して(いや正確に表現するなら、「盲信させられて」)しまったことだろう。であればこそ、日本と日本人にとっての中国問題という本来の視点に立ち戻るためには、中国側からする一連のマインドコントロールを解く必要があるはずだ。 曾根の上海滞在から10年ほどが過ぎた明治17(1884)年8月29日に「東京ヲ發」った小室信介(嘉永5=1852年~明治18=1885年)は、「清佛ノ戰況ヲ視察スル」ことを目的に上海に向かった。それから2ヶ月ほど、小室は北京、天津にまで足を延ばし、中国要路の人々と面談し、朱舜水の末裔やら王陽明の旧宅を訪ね、『第一遊清記』を書き残した。 小室は『第一遊清記』の緒言を「清國ノ地理人情風俗兵備等ノ事ヨリ支那人民ニ係ル百般ノ事大率皆ナ意想ノ外ナラザルハナカリキ」と始めた。なんのかんのといったところで中国と中国人に関しては想定内というわけだ。だが、実際に接してみると、聞くと見るとでは大違い。かくて「支那ノ事ハ日本人ノ脳裏ノ權衡ニテハ決テ秤量スルベカラザルモノト知ル可シ」となる。つまり、日本人の常識ではどうにも計りかねるのである。 その一例として小室は、なにはさて措いて清仏戦争を挙げた。 清仏戦争(1884年8月~85年4月)とは、植民地化を狙うフランスと自らの属領とみなす清国との間でベトナムの領有をめぐって争われた戦争である。戦勝することで東南アジアの一角に橋頭保を築いたフランスは、やがて雲南省への侵攻を始めた。これに前後してイギリスはインド東部からビルマを経て西の方から雲南省に食指を伸ばす。いわば清仏戦争は、清国にとっては南方から逼る亡国への危機の始まりであり、英仏両国からするなら中国南方の利権に照準を合わせた利権獲得競争の一環でもあったわけだ。 当時、この戦争の推移には日本も強い関心を持っていた。そこで『自由燈(自由新聞)』の記者として、小室は上海に急派される。 「佛艦ガ福州ニ於テ清人ト戰端ヲ開キタルノ警報到着セル後僅ニ數日ノ間ニ」、東京を離れた。戦争が始まったというわけで、押っ取り刀で上海へ駆けつけた。当時の「東京一般ノ感覚ニテハ佛清國兩國既ニ戰ヲ交ヘタルカラハ支那海岸ノ諸港ハ修羅ノ巷ト變ジ東洋ノ天ハ惨憺トシテ消烟彈雨ノ蔽フ所トナリタルナルベシ」。であればこそ、戦地となっているであろう上海に出掛けるのは死地に赴くようなものだ、と思われていた。ところが、「予ノ上海ニ達スルニ及ンデハ平和無事恰モ平日ニ異ナラズ」。そこで小室は「恰モ火事ナキニ走ルノ消防士夫ノ如」しと、自らを自嘲気味に綴った。 やはり勝手が違う。常識が通じない。これには小室のみならず清国在住の外国人、わけて戦争における一方の当事国民であるフランス人も面食らったらしい。 小室によれば、フランスは「償金談判ヲ速ニ決了セント」して台湾海域に艦隊を派遣したのだが、「支那ノ如ク一種無頼ノ國柄ニハ毫モ佛人ノ目的」を推量することなく、反対に「攘佛ノ上諭ヲ激出セシメ」てしまった。彼らは「自國ノ爲メニ利?スル所アルガ爲」に「一定ノ規則ニ據ラズ舊例習慣ヲサヘモ顧ミズ自己ノ儘ニ任意ニ之レヲ爲ス」というのだ。「一種無頼ノ國柄」だから「自己ノ儘ニ任意ニ之レヲ爲ス」・・・ヤレヤレ。 《QED》 ○○○○○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 読者の声 どくしゃのこえ Readers‘Opinions 読者之声 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ (読者の声1)貴誌のしばらく前のコメントですが、リトアニアの杉原千畝外交官の、ユダヤ人への人道的査証発行は、国の暗黙の許可があったからこそできた行為だと認識していましたので、矢張りそうだったのかと納得ができました。 真に個人の良心からした行為であったのならば、「同盟国でありながら何たることか」、とドイツ軍政から猛抗議があったとき日本政府は大慌てしたはずです。 しかし軍事同盟は結んでいるが人種差別同盟は結んでいない、と東条首相は聞き入れなかったと認識していましたので、「キリスト教徒の杉原外交官は善人、神国日本は悪人」みたいな放映には、何だ、単なるキリスト教の宣伝かと何時も不快感を抱いていました。 宮崎先生のコメントを読んで、矢張りそうだったのかと納得でき、杉原外交官の功績を汚す必要はありませんが「日本国」は元々他国の様に、人種差別などするような民族ではないのだということを広く発信する必要があると思っています。 国家再生の原点は教育だと思っていますので、一日でも早く「日本国・人」悪しかれ教育は廃止してもらいたいものです。 (北九州素浪人) ♪ (読者の声2)『サピオ』の今月号で、通州、通化事件に関して記事がありますが、たしか十年ほど前の先生のご本で、これらの現地ルポを拝読した記憶があります。本箱を捜したのですが、行き当たらない。どの本でしたか、ご教示下さい。 (SK生、熊谷) (宮?正弘のコメント)良いことを思い出していただきました。どの拙著にいれたか、小生も書名を忘れるところでした。十年前に清流出版からだした『中国よ、反日ありがとう!』のなかの第二章「ならば中国は日本人に何をしたか」に挿入されています。通化事件は、実際の地図と現在の風景を配置したものを、二回行った通洲事件跡地も同様に地図を配してそれぞれ五枚、写真も付しました。 吉林省南部の通化では日本人三千名が虐殺され、河に血の海となりました。 二百数十名が虐殺された通州は、いまでは北京市に編入され、地下鉄が通じています。通勤団地に早変わりしていて昔の面影は殆どありません。裏道のイスラム街だけが、昔日の貧困を思い起こさせてくれます。 ○○◎□ ◎□ ◎◇◇○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 大好評発売! 宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/ (アマゾン 送料無料↑) ――今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。 ――世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円) △△○ ○ ◇◇□ ♪ 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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━ ■今回の記事はいかがでしたか? ┃下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます! ┗ http://melma.com/score_l0l0xQdqK0Bw2O1MK1UdIqjqd0c55399/ ───────────────────────────────── □このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら ┗ http://melma.com/backnumber_45206/ □その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら ┗ http://melma.com/contents/taikai/ ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
金曜日, 4月 03, 2015
宮崎正弘の国際ニュース・早読み(中国も銀行倒産に備え始めた)
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中国の預金保証制度は、過去二十一年間も議論されてきたが、結論が出なかった。ようやく2015年3月31日に「預金保険制度」を発足させることが決まった。 五月から導入され、これにより個人、法人の銀行預金は上限1000万円までが保証される(人民元で50万元)。 裏を返していえば、中国も「銀行の倒産に備えよ」というシグナルを送っているのである。 すでに周知のように、中国の外貨準備は空っぽ、かろうじて保有する米国債権は、ドルと人民元交換の担保であり、引き上げるわけにはいかない。だから中国はいま猛烈に外国の金融機関から外貨建てでカネを借り入れている。 虎の子の米ドルが、高級幹部や国有企業の経営者等によって海外へあらかたが持ち出されたため、台所は火の車なのである。 ▼人民元はいずれ紙くずとなるだろう 対外プロジェクトにも支払い遅延が生じはじめた。 バハマ諸島のリゾート群建設、コロンボ沖のマリーンアイランド建設も中断、そしてギリシアのピレネー港の買収が白紙となった。いずれ、ニカラグア運河も途中で資金が途絶える可能性が高い。 もうひとつ言えば、ビットコインの80%は中国人、庶民は金買いに走り、人民元を手元に置かないように心がけている。そして中産階級以上のひとたちは「人民元が高くて、しかも使える裡に」を合い言葉に海外へ押し出し、日本で耐久消費財などを買いまくる。 日本でマンション、リゾートホテルなどもまとめ買いするインセンティブは、人民元が紙くず化する懼れ、そのことを中国人は本能的に知っているのだ。 つまり換物投機である。嘗てソ連崩壊のときルーブルが紙くずとなってマルボロが通貨となったように。近年中に人民元は大暴落を演じることになるだろう。したがってAIIBなどはバブルの仇花と化すのではないのか。 ○○○○ ◇ ○○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ なぜ日本経済は世界一の技術力をもって回復できるのか ふたりの経済評論家は明るい展望が開けてきた日本の未来を楽しく語る ♪ 長谷川慶太郎・渡邊哲也「世界の未来は日本次第」(PHP研究所) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 長谷川氏はつねに楽天的未来を高らかに謳う人だから、なんでも日本経済のひとり勝ちになると予測されてきた。それゆえ多くのファンがいる。 新星論客の渡邊さんは、埋もれたデータを丹念に拾って経済メディアが伝えない部分、あるいは意図的に報道しない経済構想や市場の舞台裏を丁寧に説明し、韓国経済の危うさなどをいち早く警告されてきた。 この二人が対談すると、いかなる近未来の日本経済のシナリオがでてくるのか、そのあたりが本書の魅力だろう。 なぜ日本経済が世界一の技術力をもって回復できることになるか、ふたりはふんだんなデータと現地取材の自信をもって、明るい展望が開けてきた日本の未来を楽観的に見据えている。 概要は本書を読んで貰うことにして、評者も通読して刮目した新現象がいくつかある。 ひとつは日本の鉄道レールが世界一、オバマが来日した時も、鉄道レールでの日米協力について触れた。他の国では、鳴り物入りの鉄道が途中で動かなくなったり、いや最初からまったく動かなかったり、事故をおこると地中に穴を掘って隠したり、しかし北米大陸の貨物鉄道が日本の鉄道レールに頼ってきたことを初めてしった。 長谷川氏の工場視察好きは有名だが、ハイテクの製鉄企業にも多いところは八回も訪問し、技術情報の取得に余念がない。長谷川氏は工学部出身で業界紙あがりだから、もっとも得意とするのが会社の技術情報である所以だ。 もうひとつは、韓国である。平昌五輪を開けるのかどうかで議論がおきているが、会場の工事を請け負った企業が倒産しており、もはや日本に土下座しない限り、韓国は行き場がないところまで追い込まれている状況がある。長谷川氏によれば、朴大統領は日本に謝罪でもしない限り、こうした朝鮮半島の危機に関与する必要はないとまで断言される。 米国は新兵器を政治的に持っていると渡邊哲也氏は指摘している(114p) それは米国の「IEEPA法(国際債緊急経済兼現法)」で、実際に北朝鮮に適用された。 ロシアも財閥十数名の在米資産凍結でクレムリンが震えたが、もし、IEEPAが適用されると、プーチン最悪の苦境に立たされることになる。 そして、じつはこのIEEPA法が適用される過程を慎重に注視しているのが中国である、と渡邊氏はいう。面白い本である。 ○○ ◎□ ◎□ ◎◇ ◇○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 読者の声 どくしゃのこえ Readers‘Opinions 読者之声 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ (読者の声1)「第一回放射線の正しい知識を普及する研究会 #1 Scientific Advisory Meeting for Radiation and Accurate Information 」 SAMRAI 2014結論と提案 各位 先月ご案内しました掲記研究会は、衆議院第一議員会館、国際会議場/多目的ホールに300名近い方々のご参加をいただき、盛況裡に終了いたしました。会の結論と提案が次のようにまとめられ、関係省庁などに提出されました。ご案内する次第です。 平成27年4月吉日 「放射線の正しい知識を普及する会」理事・事務局長 茂木弘道 SAMRAI2014 結論と提案 第一回放射線の正しい知識を普及する研究会・SAMRAI2014 が2015 年3 月24 日、日本国衆議院第一議員会館で、「福島の低線量率放射線の科学認識と20km 圏内の復興」を主題に開催されました。一般の人たち、科学者・技術者、報道、国会議員ら240 人が出席するなか、日本、アメリカ合衆国、英国から5 人の放射線科学の第一線の専門家が、次の論点で報告しました。 1 福島軽水炉事故の低線量に関する総括と20km 圏内の最新の科学データ 2 高線量だったチェルノブイリ黒鉛炉事故との比較 3 低線量率放射線の生物学的理解 放射線リスクの閾値なし直線LNT モデルの低線量域への適用の非科学の指摘 低線率放射線の人体へのプラス効果(健康増進効果) 4 低線量放射線が無害であるにもかかわらず、諮問機関にもとづき日本政府により行われている過剰な放射線政策の非科学的な問題点 5 これらの政策と誤解により社会が受けた大きな困難の克服のための社会教育の方策 6 他のエネルギー源に比べて核エネルギーの安全性の歴史的記録 7 科学的な知見に基づいた避難方針と事故を防ぐ措置により、福島第一原子力発電所による悲惨な結果を回避する方法本科学会議の結果、福島の低線量率放射線では住民に健康リスクがないこと、そして20km 圏内の復興の遅れや、放射線の誤った情報の広がりによる社会の混乱が、国際的組織により、日本とその政府組織のみならず、世界的に生じていることが確認されました。 科学報告の要旨は、各2 ページのエクステンデイッドアブストラクトSAMRAI2014 にあります。和文の本論文集は2015 年3 月に刊行されました。英語版の本論文集は続いて刊行される予定です。さらに会議に合わせて、3人の科学者の共著で図書「放射線ゼロの危険 -LNT モデルのもたらす世界危機の克服」が刊行されました。 SAMRAI2014 で報告した5 人の科学者は、日本および世界が正しい放射線の知識を得て、社会の混乱を終息させるために、次のことを日本政府へ提案いたします。 1 福島県民の低線量率放射線の事実と住民に健康リスクがないことの科学理解を、国内外へ普及するために、日本政府は最大限努力する。 2 全ての国民、そして特に福島県で強制避難している人たちに正しい放射線の情報と科学が届くように、科学講習が受けられる環境を整えること。 3 政治的判断で強制された食品中の放射能の基準を、前原子力安全委員会の指標による基準に戻すこと。 4 福島20km 圏内の放射線の線量の現実的な評価をするために、専門科学者および、あるいは放射線管理官が個人線量計を装着した形で、住民のように住宅に滞在したり暮らすことが許可されるべきである。 5 福島第一原子力発電所20km 圏内のブラックボックス化した状況をあらため、浪江町で継続する和牛の飼育試験の民間プロジェクト等の帰還へ前向きな取り組みを国としても認識し、支援すること。 6 福島第一原子力発電所20km 圏内の地震津波で破壊されたインフラの早期な復旧を実現し、帰還希望者の受け皿を整えること。 7 日本の原子力施設は適切な改善がなされた後、可能なかぎり迅速に再稼働されるべきである。 高田 純博士 札幌医科大学教授、SAMRAI2014 プログラム委員長 モハン・ドス博士 フォックスチェイス・キャンサー・センター准教授 服部禎男博士 元電力中央研究所理事 中村仁信博士 大阪大学名誉教授 ウエイド・アリソン博士 オックスフォード大学名誉教授 2015 年3月24日 注:1 SAMRAI: The Scientific Advisory Meeting for Radiation and Accurate Information 2 当初2014 年12 月 3 日に準備していましたが、総選挙が急きょ実施されることになったため、翌年の開催に延期されました。 「SAMRAI2014」大会会長 有馬朗人 「放射線の正しい知識を普及する会」 会長 渡部昇一 「放射線の影響を科学的に検証する議員連盟」 代表 平沼赳夫 ♪ (読者の声2)貴誌通巻第4503号に「IMFの基準は厳正克つ厳しく、融資相手国の経済政策にも介入できるため、嘗て韓国は救済されたが、ギリシアはたびたびのデフォルト、いまも揉め続けている」 とあります。 IMFは救済の条件として韓国政府に国債を追加発行しないことを求め、韓国政府は同意しました。韓国政府は中央銀行である韓国銀行に債権を発行させ、韓国銀行から借り受けました。 実質的には韓国政府が国債を発行したのと同じでした。これを韓国以外の各国の金融界ではあきれ返って「OINK」(Only in Korea)と呼びます。ただし、IMFの要求した緊縮財政策をとっていれば、景気がさらに悪くなり、税収が減って今のギリシャのようになっていたことでしょう。 ところで、読売新聞が「北朝鮮で抑留死869人名簿…露の公文書館保管」と報じています。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150402-00050005-yom-soci ロシアには、これ以外にもソ連時代に共産主義インターナショナルが直接あるいは朝鮮支部を使って行った対日工作や破壊活動の資料が多く残っているはずです。日露平和条約を締結する際には、これらを開示することを締結の条件とすべきです。 そのためなら、開示の結果発見される工作によって受けた被害に関してロシアおよびロシア国民を免責するくらいこことはやむを得ないと考えます。さらに、今まで日本政府が行ってきた北方領土住民への支援やビザなしの相互渡航許可は有害無益です。北方領土にすむロシア人の生活水準があがれば上がるほど、北方領土は帰ってきません。 非常に有効なのは、沿海州に日本出資の工場を造り、北方領土住民が北方領土にある不動産の権利を放棄することを条件に優先的にその工場で雇用することです。沿海州に不法移民してくる中国人で頭を痛めているロシア政府にとって、これは願ってもないことです。 (ST生、千葉) ♪ (読者の声3)宮?さんの新著『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる』(海竜社)を拝読しましたが、実によく歩かれたレポートでした。 現場に見に行きもしないで、レポートしてくる多くのジャーナリストやエコノミストらの世界経済論とまったく異色で現実に何が当該諸国で起きているかを知ることが実に重要ですから。 私にとっては、ロシアとトルコ編がとりわけ面白く感じました。 (MM生、八王子) ♪ (読者の声4)中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)への参加申し込み期限は過ぎましたが、朝日・毎日が「乗り遅れるな」と煽っていたことからも参加しないのが正解です。 英国はアヘン戦争以来、濡れ手に粟で大儲け。中華民国の幣制改革では中国の銀をしこたま掠め取った。 蒋介石の浙江財閥も「改革」にかこつけて私腹を肥やしていますから英中の腐れ縁ですね。 その他の参加表明国をみると自国の財政破綻を心配したほうがいいのでは、といった国々が数多く見うけられます。 そんな中、英国の参加を好機到来とばかりに参加表明した韓国、これで完全に日米を敵に回しました。韓国はAIIBを通じて北朝鮮への投資を目論んでいる、という田村秀男氏の解説が納得できます。 http://blogs.yahoo.co.jp/sktam_1124 日韓で最大の懸案(韓国が勝手に思っている)である、いわゆる「従軍慰安婦」問題にしても日米で「人身売買の被害者」という共通理解になりました。 人身売買の主体はあえてぼかしていますが、韓国がこれ以上騒ぎ立てるなら女衒も娘を売ったのも朝鮮人という事実が公にされるでしょう。 なにしろ朝鮮戦争以来、韓国では第五種補給品として慰安婦を国家管理してきたのですから。さらには日米豪など現在進行形で韓国人の業者と韓国人売春婦が浸透しています。 安倍総理の訪米に合わせてコリアンの業者と売春婦を一斉摘発すれば、コリアン=人身売買・売春婦という現実から、慰安婦=人身売買・売春婦であって、強制連行や性奴隷といったことがプロパガンダであることが白日の元にさらされるかもしれません。 (PB生、千葉) ○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (休刊予告)小誌は海外取材旅行のため、4月9日―13日が休刊となります 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木曜日, 4月 02, 2015
宮崎正弘の国際ニュース・早読み (ルー財務長官は北京で何を言ったのか)
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それはともかくとしてルー財務長官は、中国へ乗り込んで米国側の懸念と懐疑を述べたのであり、日中のマスコミが伝えてこととは逆である。 ○○○○ ◇ ○○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 桜チャンネルからお知らせ 桜チャンネルからお知らせ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 以下の番組でも徹底的にAIIB問題を論じています! ♪ 番組名:闘論!倒論!討論!2015 テーマ:「中東・アジア・欧州から見える米国の本音」 放送予定日:4月4日(土曜日)20:00~23:00 日本文化チャンネル桜(スカパー!528チャンネル) インターネット放送So-TV(http://www.so-tv.jp/) 「YouTube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト (パネリスト:50音順敬称略)加瀬英明(外交評論家)、関岡英之(ノンフィクション作家) 高山正之(ジャーナリスト)、馬渕睦夫(元駐ウクライナ兼モルドバ大使) 美根慶樹(元日朝国交正常化交渉日本政府代表)、宮崎正弘(作家・評論家) 渡邉哲也(経済評論家)。司会:水島総。 ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ 樋泉克夫のコラム @@@@@@@@ 知道中国 1223回 ――「最モ困却セシ者ハ便所ニテアリシ」(曾根2-4) 曾根俊虎『清國漫遊誌』(績文舎 明治十六年) ▽ その大僧は「浙江第一ノ古刹ニ?、各省雲遊ノ僧侶來リテ掛塔スル者常ニ六百餘人ヲ下ラス、前朝以來香烟ノ絶ユル時ナク、諷誦ノ休ムナシ」と過去の栄華の様から語り出す。 以下、曾根が綴る大僧の長い述懐・慨嘆を簡略に記しておきたい。 ――19世紀も初頭になると、長い平和に慣れ過ぎ軍備・国防は全く疎かになってしまい、だれもが戦争というものを忘れていしまった。当時の広東総督の林則徐だけが緩み切った国情に危機感を抱き、士気を鼓舞しようと「外夷ノ輸入セル鴉片」を焼き捨てたことから、英国人が広東一帯の海岸を侵すことになった。だが、北京の清国政府中枢は「心ヲ寒ウシ膽ヲ喪」って、突如として英国に和議を申し入れる始末だ。その結果、「國家列祖以來ノ綱紀大ニ紊レ」たうえに、賄賂は横行し、社会は分裂し、俗吏は私利私欲を恣にし、「酷吏」は過酷な刑罰を課し、税金は重くなるばかり。 かくして人民は悲惨極まる生活を強いられる。加えるに凶作であり、家郷を捨て乞食になる。幼児の死体は道路に満ち、老人の死体は道端の溝に転がっている。壮者は「盗匪」となって徒党を組み、生きていくために略奪の限りを尽くす。全土が、こういった惨状だ。 そこで「草莽悲憤ノ士」が次々に立ち上がり「救民ノ師」を挙げ、仲間を糾合し兵を募り、「朝命ニ抗スル」ようになった。なかでも洪秀全は道光30(1850)年に太平天国の旗を掲げ「民ヲ水火ノ中ヨリ救ワント」し、「謀士猛将林ノ如ク、百萬ノ衆ヲ擁シ、中國東南半壁ヲ擾亂スル?十有餘年、十數省ヲ蹂躙シ、六百餘城ヲ陥没シ」た。 勢いを増した太平天国軍は当初の「民ヲ水火ノ中ヨリ救ワント」する志を忘れ、略奪の限りを尽くす。たとえば杭州の攻防においては、雲霞の如く攻め寄せる太平天国軍を前に、守備する清国軍は防戦一方。「守兵空中ニ飛ヒ、血肉天ヨリ下ル、賊(太平天国軍)勢ヲ得テ衝入亂?」し、防備側の軍営に火を放った。清国軍は総崩れ。「官兵或ハ走リ或ハ降リ、一人モ支フル者ナシ」。 それでも杭州は7ヶ月ほど持ち堪えたが、「軍亦紀律ナシ、故ニ兵丁、皆武器ヲ帶テ白晝財ヲ掠メ、婦女ヲ姦淫シ並ニ忌憚無シ如シ其意ニ逆フ者アレハ、直ニ之ヲ殺シテ顧ミス其暴状淫行、遠ク賊兵ニ過キタリ、然レトモ官之レヲ禁スル能ハス、禁スレハ則皆ナ将ニ賊軍ニ降リ官兵ト相抗スセントスルヲ患ル也、嗚吁世運已ニ衰エ賄賂公行武備全ク緩ニ乘ジ」と。かくて太平天国の勢いは大いに振う事となった。 だが太平天国撃に立ち上がろうなどという英雄は出ては来ない。「英雄豪傑ノ士傍觀?之ヲ助ル者寡」いとは、じつに無残極まりない情況だ。そこで清国政府は「英佛ノ兵ヲ得テシヨリ、従前ノ頽勢ヲ挽回」し、なんとか太平天国軍を劣勢に追い込んだのである。 結局、清国政府は策が尽き、「竟ニ力ヲ外國ニ借リ、僅ニ討滅ノ功ヲ奏セリ」―― 古来、中国では「好鉄不当釘、好人不当兵(良質の鉄は釘にならない、良い人は兵にならない)」といわれてきたが、「軍亦紀律ナシ、故ニ兵丁、皆武器ヲ帶テ白晝財ヲ掠メ、婦女ヲ姦淫シ並ニ忌憚無シ如シ其意ニ逆フ者アレハ、直ニ之ヲ殺シテ顧ミス其暴状淫行、遠ク賊兵ニ過キタリ、然レトモ官之レヲ禁スル能ハス、禁スレハ則皆ナ将ニ賊軍ニ降リ官兵ト相抗スセントスルヲ患ル也」の部分を読むと、さもありなんと納得すると同時に、あの南京攻防戦から時を経て突如として持ち出された「南京大虐殺」の“真相”の一端を知ることができそうだ。やはり永遠に「好人不当兵」というわけです。 やがて「殘星落々、霜氣窓ニ迫ル」なかを、曾根を載せた舟は上海に戻る。 この大僧の言を、曾根は如何に受け取ったか。これでもなお日清両国は「兄弟」だから、力を合わせて「外侮ヲ防キ國權ヲ張ラント」しようとでいうのか。ムリだろ~ッ。《QED》 ○○ ◎□ ◎□ ◎◇ ◇○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 大好評発売! 宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/ (在庫僅少 ↑) ――今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。 ――世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円) △△○ ○ ◇◇□ ♪ 近刊予告 宮?正弘 『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社) 4月25日ごろ発売予定 ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 宮崎正弘のロングセラー *********** 『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円) 『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円) 『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円) 『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円) 『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円) 『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円) 『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円) 『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円) 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円) 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円) ☆☆☆ <宮崎正弘の対談シリーズ> ************ 宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円) 宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店) 宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店) 宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック) 宮崎正弘 v 石 平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック) 宮崎正弘 v 西部 遇『日米安保五十年』(海竜社) 宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社) ○○○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (休刊予告)小誌は海外取材旅行のため、4月9日―13日が休刊となります ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━ ■今回の記事はいかがでしたか? 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▼宮崎正弘の国際ニュース・早読み 「中国共産党は崩壊する」と予測する有名教授はハト派の親中派だった
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党幹部ならびに富裕層が海外へ資金持ち逃げ、子弟等の海外逃避が続いている。賄賂で得た不正資金を香港やマカオで、あるいは上海経済特区などで資金洗浄(マネーロンダリング)して、海外へ逃し、「外国籍」の資金に化かして中国に還流させる。これが熱銭と呼ばれ、株式、不動産投機に熱中する。 子女を海外へ留学させ、家人を送り込み、あるいは愛人に海外で出産させ、たとえば米国の国籍を取得させる。万一の逃亡先をこうして長期的計画のもとに、多くが工作している。 愛国を強調する人たちにこの傾向が強い。 このことが意味するのは、共産党の将来が不安でたまらないからだ。つまり、党独裁体制はそろそろ終わりだぞ、という認識が普遍的になっている証拠だとシャンバー教授は示唆するのである(そんなこと、拙著で過去二十年、筆者は口すっぱく言ってきたが、アメリカ人学者はいまごろになって気がついたのかな?)。 ▼ゴルバチョフとは対極の路線を走る習近平だが、終着駅は同じ「崩壊」 第二に習近平のゴルバチョフとは対極の路線が結果的に同じ地点(つまり党の崩壊)へ向かわせるとソ連崩壊との対比と類似である。いやシャンボー教授の「崩壊論」の特色はこのポイントにあると言って良いかもしれない。 習は「ソ連の崩壊は政治改革と情報公開が元凶で、中国はそうした愚策を採らない」として政治改革を徹底的に拒否し、情報管理の強化に乗り出した。 政治的抑圧を強化し、メディアを規制し、ネット監視を強め、知識人への締め付けなど多角的な言論統制を展開した。 2013年4月に中国共産党中央弁公庁は「現在のイデオロギー領域の状況に関する通報」(いわゆる「9号文件」)を通達したが、これは西側の「普遍的価値」の否定だった。「憲政民主主義」「市民社会」「報道の自由」「新自由主義経済」などを論じてはならないとして、天安門事件後に西側が仕掛けた「中国に民主化」を促したキャンペーンに対して、江沢民政権が「和平演変」(社会主義体制を切り崩す陰謀)として警戒したように、西側の価値観が中国で普及することを極度に懼れている。 ▼習語録はうずたかく積まれ、無料なのに党幹部学校の書店でも誰も持ち帰らない 第三に中国共産党の「宣伝工作」(プロパガンダ)が中国国内にあってさえ効果を失っている事実をシャンボ―教授があげている(そんなこと、言わなくても、反日のはずの中国人観光客が蝗の大群のごとく日本にやってきて爆買いする様を目撃すれば、中国の宣伝は効果を挙げていない現実は子どもでも諒解できる) 習近平が唱える「愛国主義による中華民族の復興が中国の夢である」という虚ろなスローガンを無邪気に受け入れ、信奉する人々はもはや存在しない。 追従組がいくら宣伝しても、本気で宣伝しているわけではなく、聞く側もまったくしらけている。そうした状況をシャンボー教授は「裸の王様」と揶揄した。 というのも、彼は北京の中央党校校内の書店で山積みとなっていた習近平「大衆路線」を宣伝する無料の冊子を誰も持ち帰らない風景を目撃したからだ。 第四に習近平政権が力点をおく「反腐敗キャンペーン」だが、従来の教訓が示すように、成功する見込みは殆どない。 一党独裁体制の弊害、透明性を欠いた経済運営や、会社情報操作、政府が統制するメディアや、法治の欠如が原因だが、それだけではない。 反腐敗キャンペーンと喧伝しながらも、その標的が偏っている。 すなわち習の権力闘争が密接にからむ反腐敗キャンペーンは江沢民元主席に連なる人々を選択的に追及しているため、かえって政治的軍事的なリスクが高まるという危険性がある。 中国のゴッドファーザーでもある江沢民元主席は胡錦涛政権の十年間「院政」を敷いたが、いまだに健在である。 他方、習が自派閥を持たず、権力基盤を強固としていない段階で守旧派、最大利権集団の上海派を標的としたことは、無謀ともいえる。 江沢民に習近平が挑むのは危険を増大させる(シャンバー教授は明言していないが、軍クーデタ、暗殺というシナリオがある) 第五に経済構造の歪みである。 国有企業再編は遅々として進捗せず、改革の進展を阻む党機構と利益集団、すなわち国有企業や地方の党幹部が妨害にでてくるだろう。 鉄鋼、セメント、電解アルミなどの在庫がしめすように、余剰生産能力の効率的再編が進まず、三月の全人代がはじめて言及したのは「銀行とて倒産することがある」として銀行の預金者保護のペイオフを導入する政策変更があった。これから中国の銀行の倒産も開始されるだろう。 これらが、いまの中国情勢をさらに複雑にさせ、状況は混交し、やがて共産党の支配体制を終焉に導くことになる 「共産党の統治に対して中国の民心がすでに離れつつあることを考えれば、中国共産党の終盤は近い」と同教授はウォールストリート・ジャーナルに寄稿したのだった。 ○○○○ ◇ ○○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 樋泉克夫のコラム樋泉克夫のコラム樋泉克夫のコラム樋泉克夫のコラム樋泉克夫のコラム ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ 樋泉克夫のコラム @@@@@@@@ 【知道中国 1222回】 ――「最モ困却セシ者ハ便所ニテアリシ」(曾根2-3) 曾根俊虎『清國漫遊誌』(績文舎 明治十六年) ▽ 「同文同種唇齒ノ國」、「怨みに報いるに徳を持ってす」、「日本人民も中国人民も同じく日本軍国主義者の被害者だ」に共通するものはなにか。それは《口先外交》である。軍事力にせよ、昨今の日本で流行りのクール・ジャパン式ソフト外交にせよ、やはり先立つモノが、それ相応に必要だろう。ことに兵器は莫大な予算がなければ備えられない。だが、《口先外交》は一銭も要らないうえに、相手の心を支配してしまう。心を支配すれば相手から靡いて来るわけだから、後は煮て食おうが焼いて食おうがお好み次第。俗にいう“鴨葱”というヤツだ。費用対効果を考えても、これほど安上がりで効率的な外交はないだろう。相手(この場合は日本)が敵意を持たないばかりか、こちら(この場合は中国)の言うがまま。明治期以来、じつは日本は《口先外交》に翻弄されてきたといえるのだ。 「同文同種唇齒ノ國」である日本と清国の兄弟国が力を合わせ「歐米ノ凌辱」に対抗すべしという曾根の考えが、後に盛んになる「アジア主義」の萌芽と言えるかどうかの判断は暫く措くとして、当時の日本には一方に「巨?一?燕京ヲ陥レテ後ニ止マン」、一方に日清両国は「兄弟」であればこそ「家庭ニ葛藤アルモ豈ニ平穏ニ之ヲ治スルノ良法」を求めるべきだという2つの考えがあり、最終的には前者が後者を押さえたからこそ、明治政府は台湾出兵に踏み切ったということだろう。 これに対し清国側は、自国が置かれている悲劇的情況を深刻に捉えるわけでもなく、相も変わらず過剰なまでの大国意識。そうでなければ、「東洋一點彈丸ノ小島・・・〔中略〕小國ノ大國ヲ侵ス豈ニ勝ツノ理アラザランヤ(東洋[にほん]なんて弾丸一粒ほどのチッポケな小島だ。戦争せずとも降伏させてやる。どだい小国が大国に戦勝しようだなどと、ふざけ切った話だ)」などと嘯いたままでいられるわけがない。この自己認識や自己省察なき誇大妄想癖もまた、かの民族の特徴の1つ。彼らの夜郎自大ぶりが何とも滑稽だが、《口先外交》は冷徹な計算に支えられていることも忘れてはならない。敵を侮るな、である。 閑話休題。おそらく日清両国闘うべからずという主張が退けられたからこそ、曾根は「杭州ニ遊ヒ鬱ヲ西湖ニ洗ハン?ヲ約シ」て上海を後に「清国漫遊」に一歩を踏み出したはずだ。 舟で進み、時に陸に上がり、また舟に戻る旅だった。何処に行っても曾根らを囲んだ老若男女が「外國人々々々ト呼ビ交々去リ交々來ル恰モ朝市ノ如キ混雜ヲ極メ」た。よほど日本人が珍しかったのだろう。どこの街でも夜になると「夜中巡邏スル者アリ砲ヲ發シ鐘ヲ鳴ラシテ盗賊ニ戒備セリ」というのだから、やはり治安は悪かったわけだ。 ある街では規模は大きいものの、「人家希レニシテ荒蕪多ク處々斷橋灰壁等ヲ見ル」。そこで「土人」に尋ねると、以前は1万戸を数えた「繁華昌榮ノ村落」だったが、太平天国軍に占領されてしまった。その結果、太平天国軍攻撃に当たった「官軍ノ焼?掠奪ヲ被リ今猶舊時ニ復スル能ハザリシコソ遺憾ナリ」と。敵である太平天国軍を撃退した後、あろうことか「掠奪」を恣にする。これが清国の、いや中国歴代の「官軍」の特徴である。どこへ行っても目にする太平天国軍の傷跡だが、庶民が被った被害の少なからざる部分が「官軍」による「掠奪」であることは、もはやいうまでもないだろう。 上海から「六晝五夜」の旅の後、“地上の天国”と形容された杭州に到着する。太平天国軍の残した傷跡もみられるが、「北地ノ如ク汚衣ヲ着シ臭氣ヲ帶ビタル者アルヲ見ス」というから、杭州は曾根が10年ほど前に歩いた天津や北京ほどは汚くはなかったわけだ。 やがて念願の西湖に舟を浮かべ、岸辺の古刹に向う。大歓待された後、吾哲と名乗る大僧が語るアヘン戦争以後の惨状に耳を傾ける。 曾根の「鬱」は洗い流せただろうか ○○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ (読者の声1)AIIB(アジアインフラ投資銀行)について、日本には千載一遇の機会が到来したと思う。その理由は以下。 97年のアジア通貨危機を経て以後、宮沢首相肝いりのアジア通貨基金(AMF)構想は、米中の反対で潰されました。その両国がAIIB構想を巡り対立含みですが、ドルと元の関係から見て、どういう決着になるかは予断を許しません。 そこでわたしは以下の提案をします。 ADBに、別枠で500億ドルを設けるものの、円建てにする、と言えばいい。 いずれ1000億ドル規模ぐらいにすると。現在は年100億ドル程度の融資総額。インフラ投資需要の旺盛なアジア・太平洋地域のニーズに、ADBが到底対応していない。ADB自身が10年から20年にかけて、当該地域には8兆ドルが必要と言っているくらいです。 今の米国には、ADBを用いたこの新構想を拒むだけの力も見通しもない。海図を持っていないし、舵もあるのやら。しかし米国の表情を伺うだけの日本の財務官僚には、この機会を活かそうとする経綸も構想も無いでしょうが。麻生財務相のおつむの程度が、今回も暴露されましたね。 (SJ生) (宮?正弘のコメント)しかしながらAIIBは、参加希望が46ヶ国ともなると、理事会の性格から融資条件など、事前の合意にいたるまでに二年ほどかかるのでは? TTPとて、長期の交渉がつづいていて、まだ合意できていないように。ひょっとして、この中国の銀行、船出さえ難しいのでは? ♪ (読者の声2)第21回 家村中佐の兵法講座「おもしろいほどよく分かる孫子兵法」のご案内です。 今日でも世界中の軍人、政治家からビジネスマンまでが、2500年以上も昔に書かれた孫子の兵法から戦略・戦術の立て方を学ぼうとするのはなぜでしょうか。 それは十三篇から成る孫子兵法がその記述体系から各篇の内容にいたるまで、全て「勝つための戦略的思考」そのものだからです。 本講座では、こうした孫子の戦略的思考をクラウゼウィッツ「戦争論」や「闘戦経」との対比、戦史や現代の社会情勢などを交えつつ、図や絵を用いて初歩から分かりやすく解説してまいります。 全6回のうち二回目となる今回は、『孫子』第二篇「作戦」と第三篇「謀攻」から主に戦争経済論や戦略目的と目標の関係、君主(統治者)と将軍の関係などについてお話しいたします。 記 日時 4月25日(土)12:30開場、13:00開演(15:30終了予定) 場所 靖国会館 2階 田安の間 演題 戦いと攻略-戦争経済と戦略目的・目標 参加費 1,000円(会員は500円、高校生以下無料) お申込 MAIL info@heiho-ken.sakura.ne.jp FAX 03-3389-6278(件名「兵法講座」にてご連絡ください 配布資料準備のため、つとめて事前申込みをお願いします)。 ◎□ ◎□ ◎◇ ◇○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 大好評発売! 宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/ (在庫僅少 ↑) ――今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。 ――世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円) ♪♪♪ 宮崎正弘『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 重版出来!! ――中国経済がクラッシュするのは時間の問題ですが、従来型の恐慌ではなく、どのような金融災禍が、どの市場に待ち受けているのか? 米国債を世界最大に保有する中国が、手元資金をうめるためにこの債権を市場で売却したら世界経済にいったい何が起きるか。日本はどれほどの被害を受けるか? 中国とビジネスのつながりが深い日本企業は? http://www.amazon.co.jp/dp/4569823386/ ♪ 宮崎正弘 vs 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ http://www.amazon.co.jp/dp/4759314091/ 保守論壇の新星=小川榮太郎氏と宮崎正弘の徹底討論が一冊にまとまりました ! ♪♪ 大好評発売 重版出来! 宮崎正弘『中国崩壊で日本はこうなる』(大竹慎一氏との対談 1512円。徳間書店) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ (アマゾン ↓) http://www.amazon.co.jp/dp/4198639000/ △△○ ○ ◇◇□ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 宮崎正弘のロングセラー *********** 『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円) 『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円) 『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円) 『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円) 『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円) 『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円) 『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円) 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円) 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円) ☆☆☆ <宮崎正弘の対談シリーズ> ************ 宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店) 宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック) 宮崎正弘 v 石 平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック) 宮崎正弘 v 西部 遇『日米安保五十年』(海竜社) 宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社) ○○○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━ ■今回の記事はいかがでしたか? ┃下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます! ┗ http://melma.com/score_P0K0sQxq60rwLGu0A1AdyqNq281ff1a6/ ───────────────────────────────── □このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら ┗ http://melma.com/backnumber_45206/ □その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら ┗ http://melma.com/contents/taikai/ ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
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