金曜日, 1月 14, 2011
昨年10月下旬にジーゼル車にも、スズロイを入れた。あれから、少なくとも3000キロ以上は走行したはずである。20万キロ近く走ったワゴン車にもこっそり入れてある。使用者に、最近の燃費は!?と聞くと、夏場と違いクーラーを使用しないので、徐々に燃費がリッター8キロから、9キロへ戻りつつあると言う。
ジーゼル車のほうは、使用二年目で、走行7万前後、まだまだエンジンはしっかりしている。5万前後から、完全に慣らしは終わったようで、かなり調子がいい。それにスズロイを添加したので、最初は効果がわからなかった。
ただ、最近は明らかに燃費が向上しだした。通常、リッター11.1±0.1程度で安定していた。
会社の何人かが必要に応じて乗るので、どんな運転か分からない。それでも、最後に乗って給油するときにチェックしていたら、11.45、11.75、12.5前後と伸びてきてるのが確認できた。
そこで、久しぶりに長距離走行をする機会を利用して燃費を最初から最後まで一人で運転してチェックしてみた。走るほどに調子が良いように感じるからである。
秩父往復に、高速半分、一般道半分の走行で試した。すると、リッター12.94キロほどとなった。元の値からは、調子が良い(好条件の時は)17%も向上していることになる。
いろいろある添加剤を試したが、20%アップと言うのは、宣伝文句としては聞くことが少なくないが、15%+もあれば良い部類に入るだろう。いずれ13キロ台をマークすることがあるのかどうか、今後が楽しみである。
このジーゼル車と比べれば、わがバイクは相当くたびれてきている感じが、比較してみて急に感じ出した。スズロイにしろ、モータロイにしろある程度原型が変化していないことが前提であろう。それで、走行11万キロを過ぎて、急にシリンダー、ピストンの磨耗度が気にかかりだした。
この前の転倒に際しても、シリンダー自体に傷がついてしまったこともあり、シリンダーとピストン一式を新品に交換してみることにした。
暮れから発注してあったのだが、年明けに渡して、あとは、アクセルワイアーが切れ掛かっていたので、それを交換すれば完成というところまで来たそうである。
バイク屋さんによって、組みあがったバイクを見て、外したピストンを一個参考にもらってきた。全部持っていてくれていい、とまで言われたりした。バイク屋さんの見解では、10万キロを越えているので、相当磨耗が進行していると思っていたらしい。しかし、開けてみたら、意外と減ってはいませんでした、と言う。
バイク屋さんにとっても、実走行10万キロ以上の内部を見るのは、初めてではないと思った。
カワサキ車は、10万キロ以上はちょっと持たないと思う、といつも言っておられたりしていたので。
速配で使用したホンダバイクは10万キロ走行したぐらいではあまり影響がなさそうという話も聞いた。
今回、ついでに交換したのは、タイミングチェーンに一定の張力をかけるテンショナーがヘタっていたので交換したそうである。
あとは、シリンダーの色が真っ黒で、明らかに周囲と違うので、交換が目立つ点である。折に触れて拭いていると色が落ちるのかどうか分からないが、ロットによってかなり色彩だけでも違うように感じた。
タンクのスズロイは、車で使用している量を4とすると、3程度に抑えてある。ただ、最初にハンダロイ、それからスズロイと来て、それをすべて取り去ったり、量を変えたり、エンジンに大きく響く操作を何度もしたので、急に昔のような再現性が感じられなくなっていた。
そこで、最初から使用していたら、どうなのかジーゼル車では、はっきり好感度が増しているので、バイクではどうなるかを実地に体験してみたい、と言うことである。
直径72ミリのピストンはかなり重い。ピストンピンを中心に首振り運動をしていた跡と思われる部分がピストンの前と後ろについている。おそらくその部分にスズロイ成分が付着して、鈍い色となっているのであろう。その色は、本来のモータロイと同じようなねずみ色で、まだピストンを整形した跡が残っている銀色っぽい部分とはあきらかに異なっていて、こすっても落ちない。明らかに、張り付いている感じである。
この直径の増減には関係なさそうな量でも、感じが違うので手でシリンダー内壁をこすると、微妙なたる型の広がりを感じたシリンダーが直線に近いわけであるから、かなり違う結果が出るだろう、出てほしいな~と期待している。
問題は、どの程度の慣らしが必要か不明なことである。ピストンピンを抜いてみたが、リング状の傷跡に近い線は残っているものの、指先では軸方向の磨耗や段差などはほとんど感じられなかった。ただ、ピストン上部で経を測定したら、72ミリどこらか、71.2~3ミリとかなり少ないのではないかという状態であった。これが、暖まるまでの間にピストンのスラップ音として聞こえたりしたのであろう。上部は異物の進入により、無数の縦型の傷がついており、直径が規定値から外れていた可能性がある。
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