日曜日, 2月 15, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(台湾次期総統選挙、野党公認を一本化)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)2月15日(日曜日)
    通巻第4467号 
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 次期台湾総統選、民進党の公認候補は蔡英文でほぼ一本化
ムードだけは優位だが、国民党の鉄票メカニズムにどう挑むか?
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 台湾野党の民主進歩党は、次期総統選挙の公認候補一本化でほぼまとまり、立候補を表明した蔡英文・党首で選挙戦を戦う。

 蔡英文女史は李登輝政権のおりに「中国と台湾は国と国の関係」という発表の下書きをしたといわれ、党内の理論家として台頭し、国会議員も一期つとめた。
党首として四年前には新北市長に立候補した。昨年11月の地方統一選挙では野党の圧勝を導いた。

 問題はムードが圧倒的に民進党が有利とはいえ、総統選挙ともなると大陸の介入が激しくなり、軍資金もなだれ込み、日夜、謀略情報とも闘わなければいけなくなる。

 国民党はおそらく朱立倫を候補におしたて、組織をフルに稼働させて集票マシンを再機能させるだろうから楽勝とはいかないだろう。

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 ◆樋泉克夫のコラム◆ 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1202回】           
   ――「右顧左眄頭ヲ垂レ糞ヲ尋ヌ糞山溺海・・・」(曾根1)
曾根俊虎『北支那紀行』(出版所不詳 明治八・九年)

 △ 
 曾根俊虎(弘化4=1847年~明治43=1910年)。米沢藩士。「斯身飢うれば 斯児育たず 斯児棄てざれば 斯身飢う 捨つるが是か 捨てざるが非か 人間の恩愛 斯心に迷う(以下略)」の「棄児行」の作者と伝えられ、「討薩檄」を手に奥州列藩同盟の結成に奔走した雲井龍雄に師事。薩長政府から梟首の刑に処せられた雲井の仇討を疑われ逮捕されたが、勝海舟・福島種臣・西郷隆盛らの助命嘆願により釈放され海軍に。
 
明治5(=1872)年、日清修好条規批准書交換のための外務卿・福島種臣の清国訪問に随員として参加。帰国後の同年末に海軍中尉に。大尉昇進は明治12(1879)年。因みに『北支那紀行』の冒頭には「海軍中尉從七位曾根俊虎」と記されている。海軍では対支諜報活動に従事し、前後6回(明治6,7,9、12、13、17年)の渡海経験を持つ。おそらく『北支那紀行』は、明治6,7両年の体験を纏めたものと思われる。いわゆる軍部における早い時期の「支那通」の1人といえるだろう。
 
中国語教育にも努め、大尉昇進の翌年(明治13=1880年)に日本で最初のアジア主義団体といわれる興亜社を結成。中国では孫文や陳少白の革命派、日本では宮崎滔天、さらには『大東合邦論』の著者である樽井藤吉と親交を持った。
 
清仏戦争(1884年~85年)を機に『法越交兵記』を著し、アジアに対する政府の関心の低さを指弾。これがきっかけとなり伊藤博文の逆鱗に触れ、明治21(1888)年に筆禍事件容疑で免官となり拘禁されるが、後に無罪。海軍を退役した後、西郷従道らの援助を受け清国に渡り、景勝地の蘇州に居を構え清国政府重鎮の張之洞や李鴻章の厚遇をえた。「大陸浪人」の先駆けともいえそうだ。号は暗雲。中国では曾嘯雲と名乗っていたとか。晩年を不遇のうちに終わったようだ。
 
ここで、『北支那紀行』から浮かび上がってくる曾根の活動を理解するうえでも、やはり清国をめぐる当時の内外情況を振り返っておく必要があるだろう。
 
文久二年の翌年に当たる1863年、アメリカが上海に租界を設定し、イギリス租界と合わせ共同租界とする。翌64年ころからロシアが清国への食指を動かし始める。外債第一号としてイギリスより借款を受ける(65年)。イタリアとの通商条約締結(66年)。ロシアとの新疆境界を設定。アメリカとの天津追加条約を締結(共に68年)。オーストラリアとの通商航海条約を締結(69年)。フランス人虐殺に関し謝罪使を派遣(70年)。ロシア、イリ地方に侵攻。日清通商天津条約を締結(共に71年)。日本、台湾に派兵(74年)。イギリスと芝罘(烟台)条約を締結(76年)。
 
清国国内では太平天国の制圧の後、結果的には大失敗に終わりはしたが、アメリカに第一次留学生派遣(72年)、イギリスとフランスに留学生派遣し(76年)、近代的軍需工場建設、殖産興業の奨励など、近代化=富国強兵に向け必死の取り組みが続いた。
 
一方の日本では征韓論が起った2年後の明治8(=1875年)にはロシアとの間で千島・樺太交換条約が結ばれるなど、いよいよ外に目を向け始める。
 
以上の内外情勢を考えれば、曾根の旅行が単なる物見遊山ではなく、兵要地誌作りが目的であったことが判るだろう。日本もまた否応なく、列強による国際的大競争という時代の大海原に船出することとなった。時代の激浪を、なんとしてでも乗り切らねばならない。
 
 まず水。天津に上陸した曾根は「一掬ノ清水無ク皆諸河ノ泥水ヲ汲ミ藥ヲ投シテ日用ニ供ス」と、なによりも水に関心を向けた。千歳丸の一行を悩ませたのも、明礬で濾過させた水だったことを思い出してもらいたい。山紫水明の自然のなかで一生を送る日本人が「藥ヲ投シテ」濾過させた「諸河ノ泥水」の生活に、どれほどの期間を堪えられるのか。
《QED》

          □◎
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)2月14日に日本政府が2月23日までの日韓通貨スワップ協定を延長しないことを決定したそうです。
今まで、韓国政府の要望に阿諛追従してきた日本政府の対韓国姿勢からは、全く予期できなかったことです。韓国政府は内心日本政府から延長を提案することを期待していたことでしょう。そうすれば、協定の存在の利益を享受したうえで、ウォン高による輸出停滞を協定のせいにでき、韓国のマスコミは日本陰謀論を今迄通り続けていることでしょう。
この決定を伝えるフジテレビのニュースはひどいものです。
700億ドルであったスワップ枠は120億ドルに減り、日韓関係悪化により、韓国政府は枠の拡大を提案してきたにもかかわらず、日本政府は延長しないことにした。これで、さらに日韓関係が悪くなると報じています。
 700億ドルから120億ドルへの減額は韓国政府からの要請(一方的通告)によるものです。
韓国のマスコミの日本陰謀論報道があまりにひどいので要請せざるをえなかったものです。にもかかわらず、今回の決定で日本政府に日韓関係悪化の責任があると示唆しています。流石、後藤健二さんのシラク取材のスポンサーであったと巷間噂れている2つの放送局の一つでありながら、知らん顔で日本政府を非難していた局だけのことはあります。
トヨタが燃料電池車を発売開始し予想以上に売れ、国もいくつかの地方自治体も補助金を出すことを決定しました。
トヨタ・日産・ホンダの三社が燃料電池ステーションが十分できるよう協力することで合意した旨も報道されています。燃料電池車が注目されているのは高性能の大容量蓄電池の開発がなかなか進んでいないためです。
この問題が解決すれば、燃料電池車は無用の長物になり、以下が損害を受けます。
1.燃料ステーションのオーナー
2.燃料電池車の購入者
3.補助金を出した自治体の納税者
4.日本国税の納税者
また、無用の長物となった燃料電池車の廃車、燃料ステーションの廃棄にも費用と危険が発生します。
私は、燃料電池車の最適な使用方法は、雪の多いところでの機関車であると思います。パンタグラフも電線も必要とせず、ディーゼルカーのように汚染した排気もありません。廃車や燃料ステーションの管理も鉄道会社が集中して行えます。
今から10年ほど前、「ST生、神奈川」氏が、貴誌「読者の声」欄に今後の蓄電池の本命はウルトラキャパシターを多重積層したものであろうが、自動車に使えるようになるまでには、30年位かかるであろう。それまでは、欠陥の多いリチウム蓄電池を改良しながら使っていくことになるであろうと書かれました。
平成25年には、東ソーが発熱量が従来の数十分の一の電解液を開発しました。また、同年に東京大学工学部の研究グループが新しい電極を開発し、容量が理論的には7倍になるということです。遅々とではありますが、リチウム蓄電池は改良されています。
その一方平成24年11月のルマンで優勝したトヨタ車に積まれていた蓄電池はウルトラキャパシターを使ったものでした。
ただし、大容量のものを安価に量産することは、かなり先のことと思われてきました。しかし、最近どうも雲行きが変わってきたようです。近い将来大容量のものが量産される可能性が出てきました。そうなると、燃料電池車は粗大ゴミ化します。
韓国の現代自動車が、トヨタの発表を受け700万円で発売する予定であった燃料電池車をその半分の価格で発売するとの発表がありました。それくらい安い値段で販売するには、多額の投資を行って、量産効果をあげなくてはなりません。
大容量の多重積層ウルトラキャパシターが大量生産されるようになったら、その投資は無駄になり、後には、怒ったユーザーが残ります。その怒りの矛先が日本に向けられないように祈念いたします。
  (ST生、千葉)
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<宮崎正弘の対談シリーズ>
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宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口・マーン・惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石 平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遇『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
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