土曜日, 5月 05, 2007
今日は、夏日になりそうと予測して、早朝に出かけ、10時半前にはまた家へもどった。予想通り暑くなり、長袖シャツ一枚になっても暑く
ぐったりしてしまう。
こんなに暑くては川の水温も上がっているだろうとウィジットで見ると、午後2時でも地中の年平均温度なみの上がり方。川の水温も日が落ちてから最高になるようだ。
隣のタイガーたんの紹介で、高校でのマック導入例を見させてもらった。
タイガーたんの紹介は、最近よく見るようになり注目している。RSSという言葉も良く知らなかったが、彼女によって教えてもらった格好だ。彼女の腰まわりにあるiをクリックしてセリフのジャンルをRSSに変えるだけ。
さて、昨日のラマヌジャンの数式のうち、簡単なものでは、2143/22というのがある。これの平方根の平方根を電卓で求めると、円周率πに驚くほど近似する、という。3.14159265258とかなり、最後の・・・258だけが
ちがっている。・・・358が正しくちがいは小数点以下9桁目の3が2となるだけの驚くべき近似だ。
因に、πの2乗が重力加速度に極めて近いことも、何やら自然界の裏に潜む神の領域を暗示しているような気がする。(吉田 武「虚数の情緒」東海大学出版会)
この本によれば、人類は数千年近く虚数の存在から背を向けてなんとか触れずに済まそうとしてきたが、三次方程式の解を扱うにおよんで、負数の平方根に意味を与えないわけには行かなくなった、という。
そして、現代は虚数といわず、複素数というが、極微の世界を支配する基礎方程式(シュレーディンガー方程式)は波動関数であり、その内容は虚数だという。分子も原子も虚数なしには表しえないものだったのである、という。
最初、パソコンが一部の人に普及し始めたとき、私は計算機として最初は理解したつもりだった。シュミレーションなどということにはある種の抵抗があった。なんで箱の中だけで行う、虚の演算が、現実を予測、制御できるのか見当がつかなかった。
しかし、実際手にして計算やら、データ処理やらを通して、ある種の神域が備わっていると直観した。カントではないが、脳を通してしか、自然の現実を掴むことができない生物は、やはり自然をある種の虚としか捉えれないのかもしれない。
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吉田氏の著作には、『脳が脳を理解する、虚数が虚数を記述する。』と書かれている。数学に美を与え、現実の世界の法則である物理学をも表す、虚数の実在性を本書では強調している、とある。
パソコンは、非常に優れた教育器材なんだなあ、と改めて思う。好きなパソコンを選んで学べる幸せを再認識させられた一冊ともいえる好著だと思うが、吉田氏の著作、これ一冊で1000ページもあり、読みごたえはかなりある。