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(RK生、福島) (宮?正弘のコメント)じつは小生、山崎さんの作品は『大地の子』いがい、何も読んだことがありません(苦笑)。その『大地の子』も、文春本誌に連載されはじめたとき、取材の折に何回か宿泊先のホテルでお目にかかり(担当記者が小生の知り合いでもありましたので)、また日本で地下工作中の中国人民主活動家も紹介したりしました。けれども、作品にはかれら残留孤児の動きについて、一切反映されておらず、胡耀邦の?の一声で実現した中国取材で得た資料や談話で構成されています。 なかには遠藤誉女史の「チャーズ」の盗用だと言われ、訴訟事件にもなりました。 その後、年賀状だけは亡くなる前まで交換しましたが、作品は戴いても読まずツンドク、あ、『二つの祖国』を四分の一ほど読んだことを思い出しました。というのも連載中から米国の日系アメリカ人団体(左翼)が騒ぎだしたので、左翼が批判するのだからよい本だと読み始めたのですが、やっぱり途中で投げた。日系アメリカ人の戦争中の収容所、住宅などの財産没収などは非人道的であり、ニクソン政権で賠償が認められ、レーガン政権で実現しましたが、これは確かに左翼団体が騒いだお陰でしょうね。 しかし普通の日系人はアメリカでも沈黙していたのです。この問題を最初に書いたのは藤島泰輔氏の『忠誠登録』という作品です。 ♪ (読者の声)貴誌前号の記事にありましたが、先生のバルト三国訪問ですが、リトアニアの古都カウナスにも立ち寄られたというのでしたら、ひょっとして杉原千畝記念館にも寄られたことと思いました。 日本での杉原千畝評は、なんだかヒューマニズム一辺倒で、おかしいと思いますが、如何でしょうか? (TY生、栃木) (宮?正弘のコメント)杉原千畝は「本国外務省の命令にそむき、キリスト教徒としての良心に従って日本を通過するヴィザを亡命するユダヤ人に発給し続けた」という美談に仕上がっています。 実際は人種差別撤廃を国際会議で提唱し、欧米豪の猛烈な反対にあった日本は「八紘一宇」の目的の下、人権と民族差別をなくす国策を遂行するためにも水面下で、杉原にヴィザ発給を密かに促していたことは周知の事実です。東条英機、松岡洋右らが黒幕です。 それが証拠に杉原は、その後、退官を強いられず、むしろ出世し続けました。 また杉原は最初、外国女性と結婚しており、ロシア正教徒でしたが、同時に間諜でもありました。 本来なら水面下のことゆえ、伏せておくべきですが、再婚した菊池という女性が回想録で美談に仕立てた。そのうえ、生き残ったユダヤ人が十数年後に日本にきて杉原を捜し求め、ならばこれを美談としてユダヤ人社会のみならず人権擁護、人種差別反対という国際世論を前にアピールした方が有利だった。 小生が杉原千畝記念館を訪れた理由は、こうした真実がパネル展示されているのか確認したかったのです。もちろん美談だけの展示でした。 さて、日本外交は、これを「売り」に駆使している気配濃厚です。日本人観光客がリトアニアに行くことさえ稀なのに、まして奥地のカウナスに来る日本人観光客なぞごく少数だったのに、最近は見学客が急増して、土産にチョコレートまで作った(苦笑)。 ウクライナの大統領がチョコレート会社の社長であるように、ポーランドからベラルーシ、バルト海沿岸諸国もフランス並みの立派なチョコレートをつくります。 余談でした。 ▽◇○ □○ ▽□◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ <宮崎正弘の論文掲載誌と今後の予定> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ (1)「爆買いする中国人の背景」(北風抄「北国新聞」3月9日付け) (2)「チャイナ・プラス・ワンを往く<25>インド」(『エルネオス』、3月号) (3)「アジアの覇権うたうも四面楚歌の中国」(『世界と日本』、3月16日号) (4)「米国の中国観が激変している」(『共同ウィーク―』、3月16日号) (3)「中国外相の対日強硬発言の裏側」(『月刊日本』4月号、3月22日発売) △△ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 新刊予告 25日発売 宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ ―今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、そして『こんにちはアジア』である。 ―世界企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をずべて取材してまわった最新報告の総集扁!(予価1080円) ♪♪♪ 宮崎正弘『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ ★重版出来!! ――中国経済がクラッシュするのは時間の問題ですが、従来型の恐慌ではなく、どのような金融災禍が、どの市場に待ち受けているのか? 米国債を世界最大に保有する中国が、手元資金をうめるためにこの債権を市場で売却したら世界経済にいったい何が起きるか。日本はどれほどの被害を受けるか? 中国とビジネスのつながりが深い日本企業は? http://www.amazon.co.jp/dp/4569823386/ ♪ 宮崎正弘 vs 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ http://www.amazon.co.jp/dp/4759314091/ 保守論壇の新星=小川榮太郎氏と宮崎正弘の徹底討論が一冊にまとまりました! ♪♪ 大好評発売 重版出来! 宮崎正弘『中国崩壊で日本はこうなる』(大竹慎一氏との対談 1512円。徳間書店) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ (アマゾン ↓) http://www.amazon.co.jp/dp/4198639000/ △△○ ○ ◇◇□ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 宮崎正弘のロングセラー *********** 『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円) 『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円) 『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円) 『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円) 『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円) 『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円) 『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円) 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円) 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円) ☆☆☆ <宮崎正弘の対談シリーズ> ************ 宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店) 宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック) 宮崎正弘 v 石 平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック) 宮崎正弘 v 西部 遇『日米安保五十年』(海竜社) 宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社) ◎◎◎ ◎◎◇ ◇◎◎ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━ ■今回の記事はいかがでしたか? ┃下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます! ┗ http://melma.com/score_K0v0nQxqK0cwL6gfb16dtqyq0a296a4d/ ───────────────────────────────── □このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら ┗ http://melma.com/backnumber_45206/ □その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら ┗ http://melma.com/contents/taikai/ ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
木曜日, 3月 12, 2015
宮崎正弘の国際ニュース・早読み(越比関係の大変化に注目) 日米豪印の戦略的な枠組みを積極評価、基本方針の転換へ
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