木曜日, 7月 09, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (北カフカスに「カリフ管区」設立とISIS)

─…─↓ メルマ!PR ↓─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─
朝食を美味しい酵素液に置き換えるダケの
★超簡単★大幅ダイエットプラン!
今すぐ始めるプチ断食で-13kg目標♪
http://rd.melma.com/ad?d=g0P0lRRig0v0xQHqP0mxvqdwb1Adeq4q047e3bb0
…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─↑ メルマ!PR ↑─…


★小誌愛読者22600名!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)7月9日(木曜日)
   通算第4593号 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ISIS(イスラム国)が北カフカスに「カリフ管区」設立を宣言
  チェチェン・イングーシュ、タゲスタン、オセチアなどイスラム過激派の巣窟
****************************************

 8月末、ISIS、或いは彼らと連帯するイスラム原理主義過激派が、チュニジアなど数カ国で爆弾テロを展開し、百名近くが犠牲となって世界をまたまた震撼させた。
 その時期に重なったため、日本のメディアがたぶん報じなかったニュースがある。

 米国務副長官のトム・マリコノスキーに拠れば、「ISIS(イスラム国)は北カフカスに『カリフ管区』設立を宣言した」という。
 北カフカスはチェチェン・イングーシュ、タゲスタン、オセチアなどイスラム過激派の巣窟であり、とりわけ凶暴マフィアとして知られるチェチェンからISISに加わっている戦闘員が多い。

 ロシア側と軍用道路で結ばれている南カフカスのグルジア(六月から「ジョージア」と改称)の山岳地帯にも過激派が多く、グルジア正教が多数派とはいえ、同国にはモスクも多数あって、宗教対立が続く状況にある。
ジョージア警備当局はテロ警戒に入ったという。

 カフカスは民族、宗教が入り乱れる輻輳した山岳地帯、グルジア出身の大政治家はスターリン、北カフカス出身はゴルバチョフである。

       □○◎◇◎△□○□○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

【知道中国 1264回】  
   ――「市店雜踏、穢臭衝鼻、覺頭痛??」(岡5)
     岡千仞『觀光紀游』(岡千仞 明治二十五年)

    △
 6月19日に役所から蘇州・杭州を経て寧波に至る旅の護照(パスポート)をえた岡は、21日に最初の訪問地である蘇州に向けた船旅にでた。

 川岸に「巡電房」の3文字を掲げた建物が目に付いた。当局が新設した送電設備で、巡邏を置いて警戒しているとのこと。船頭の話では、電柱に牛を繋ぐものがあり、巡邏が取り締まっているが、「百金」の賄賂で罪を見逃してもらえるとのこと。例の「上に政策あれば、下に対策あり」ということだろう。それにしても「百金」は誰の懐に納まるのか。
 23、24日と岸に上がって市街を散策するが、岡は十重二十重に囲まれた。やはり岡の着る「異服」が珍しいようだ。「異服」というから和服だろうが、おそらく彼らは口々に、「アイヤー、あれ、何の服のあるのことか」とか、「日本人、オカシナ服のことあるね~」などと無駄口を叩きながら、岡の後を追いかけたに違いない。さすがの岡も早々と船に引き上げている。また別の街では、「街衢(まちなみ)は太(はなは)だ隘(せま)くして、丐徒(こじき)の客を尾(お)い、穢臭の鼻を衝くこと厭う可し」と。狭く汚い通りで、鼻がヒン曲がりそうな悪臭を発しながらの物乞いである。彼らに付き纏われたら堪ったものではない。匆々に退散するのがイチバン。やはり三十六計逃げるに如かず、である。

 そうそう乞食についての思い出を、1つ2つ。これも香港留学時代。
その1。京劇の“研究”に入れあげた結果、生活費を切り詰めざるを得なかった。そこで食費を大幅にカット。当然のように体は痩せ細る。尤も痩せた時は175cmで40数キロ。激ヤセである。毎週1回、香港島と九龍の間を往復するフェリーを利用していたが、もちろん料金の安い方の席だ。木製の長椅子に他の乗客と一緒に並んで座る。フェリーが動き出して暫くすると、乞食が立ち上がってギーコーギーコーと手作りの胡弓を拉きはじめた。“一曲”が終わると、彼はブリキの蓋を逆さまに持ち、客の間を歩き出す。“演奏料”を求めるのだ。1人、また1人とゼニをもらいながら、こっちにやって来る。来たってやるものか。だいいち、こちらには乞食に恵んでやるほどの余裕はないと思って身構えていると、やおら彼は私を飛び越して隣の客の鼻先にブリキの蓋を差し出していた。 

その場の顛末を話すと、友人は乞食から商売仲間だと思われたんだ、と。その後、フェリーで彼の演奏を無料で愉しむ“特権”を享受し続けたのだが。嬉しいやら悲しいやら。

 その2。南方とはいえ冬の香港は寒い。いや、結構寒い。ある時、パンツ1枚の乞食と知り合った。だが寒い。とにかく寒い。パンツ一枚で凌げる寒さではない。そこで彼は走る。体を温めるには走るしかない。チョークを使って見事な筆跡で自らの人生を歩道に記し、その隣に小さなバケツを置いて通行人に“浄財”を求める。時に奇特な歩行者が彼の人生行路に同情しバケツにカネを落とそうとするのだが、なにせ彼は走り回っているので、“定位置”に不在である。そこで歩行者は一度出した財布を引っ込めて立ち去ってしまう。かくして彼のバケツに“浄財”が投じられることは稀だ。とはいうものの、バケツから少しはなれた場所で一部始終を観察していたわけだから、同類と見做されても致し方はない。奇特といえば奇特が過ぎるが、思い起こせば有り余るヒマを潰すには最高の一刻だった。

 閑話休題。
 26日、蘇州で友人らと歓談の機を得た。参集する者は4人ほど。「余、華語を解さ」ないゆえに、傍らで手持無沙汰に坐っているしかない。どうやら彼らは、椅子を使わずに直に床に坐り、食事をするのに机はなく、寝るのにベットがなく、上下が繋がった服を着て、婦人の歯は鉄漿で真っ黒で、広い帯で腰をキッと締めている――と日本の風俗を論い、外国人には理解できないと首を傾げているらしい。
そこで岡が反論を記すことになる。
《QED》
     ○◎◇ ◎□○ □□○ ○○○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
(読者の声1)「内モンゴルから見た中国現代史」出版記念・学術講演会報告
http://freeasia2011.org/japan/archives/4050
 よろしければクリックしてご覧ください。
  (三浦生)


(宮?正弘のコメント)大変有益で参考になりました。また当日、小生も参加しましたが、報告文は臨場感に溢れていました。そのうえ、当該書籍への拙評も再録していただきました。
広く、南モンゴルの中国共産党支配下での惨状ぶり(そもそも「内蒙古省」などとする中国の地名も腹立たしい限りですが)、その現在の情勢、正確な情報が日本人の間に拡大してほしいものです。
 日本のマスコミが、こうした真実を報道する日がくることを期待しつつ。



   ♪
(読者の声2)台湾の馬英九総統は台湾での抗日戦争勝利を祝う催しで、F-16戦闘機にフライング・タイガースのモチーフである「サメの歯」と日本軍機の撃墜数を示す「日の丸」のマークを描き、抗日の主役は国民党だったと言いたかったようですが、諸般の事情で日の丸は消去されました。
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/422162/
 一方、台北では『台北市の柯文哲市長は「抗日の何を祝おうというのか」と一蹴し、日本が降伏した記念の地とされる「中山堂」で予定されていた記念イベントを中止した。台湾では今、抗戦勝利記念の「不要論」が広がっている』
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/422805/
 同じ元日本人だったのにゆすりたかりの韓国人となんと異なることでしょう。
柯文哲市長の祖父が2.28事件の被害者ということもあるのでしょうが、韓国人には台湾人の爪の垢でも飲ませたいものです。
  (PB生、千葉)   



(宮?正弘のコメント)そうそう。李登輝元総統が22日から来日し、今度は議員会館で講演される由です。


  ♪
(読者の声3)国会議員の選挙区定数是正に関する議論が迷走しています。どの党も自党に有利な案を主張し、同じ党の中でも各議員が自分に有利な案を主張するためまとまりがつかない状態です。さらには、合区に反対する自治体の首長もいて混迷を増しています。
 解決策は一つです。
 中選挙区比例代表なしです。ただし、参議院は全国区をなくします。これ以外にまともな解決策はありません。
比例区を作れば、選挙区選出議員の数が減り、合区せざるを得ません。比例区なしで、得票率の低い政党からも議員を選ぶには、中選挙区しか解決策がありません。こんな簡単なことがどうして国会議員たちにはわからないのか、不思議でなりません。
   (ST生、千葉)

    △□○ ◎◇△□ ○◎◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の新刊  宮崎正弘の新刊  宮崎正弘の新刊  宮崎正弘の新刊 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗し ついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
  ベストセラー! 三刷出来!
――戦後70年を迎え日本攻撃の総仕上げに動く中国と韓国。反日式典が目白押しで「旅順大虐殺」「関東大虐殺」など新たな日本攻撃を用意する両国だが、実態経済はボロボロで、中国が推し進めるアジアインフラ投資銀行(AIIB)は空中分解が必至、政治も混迷を極め崩壊寸前。
――中韓の共闘も完全に失敗し、中国は日本にすり寄り、韓国は完全に見捨てられる! 
今後の東アジア情勢の変化を両ウオッチャーが分析した決定版!
 http://www.amazon.co.jp/dp/4198639353/

  
♪
宮崎正弘の新刊 好評発売中 !
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 ――AIIBはうまく行くはずがない
 ――共産党が運転する?「このバスには乗らない方が良い」
 ――中国の在庫一掃処分のはけ口に利用される懼れ大
 ――英国はじめ独仏が加盟申請したのは打算と思惑がある
 ――ロシアは本気で参加しているのではない。中国の風下に立つだろうか?
 ――アジア外交の攪乱が目的の「銀行もどき」は政治工作の武器なのだ
 ――日米カナダの不参加は見識である
   http://www.amazon.co.jp/dp/4569825893/
  
    
  ♪♪♪
宮崎正弘『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

―そうか、こういう発想もあるのか!
大反響、防衛論壇に新しい波紋 
http://www.amazon.co.jp/dp/4828418113/
衝撃と憂国の建白書!


 ♪♪
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済! こうして突破できる日本経済』
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
――アベノミクスで円安、株高、そして地方創成によって景気回復
――日本経済はこうすれば立ち直る(ワック 定価994円)
 http://www.amazon.co.jp/dp/4898317197/
    ◇□ ◎ ◎▽
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の新刊案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪
宮崎正弘のロングセラー 
***********
『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円)
『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
 『台湾烈々  世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円)
 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)

♪
<宮崎正弘の対談シリーズ>
************
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
 宮崎正弘 v 西部遇『日米安保五十年』(海竜社)   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

───────────────────────────────────
■今回の記事はいかがでしたか?
 下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます!
  http://melma.com/score_A0F0RQ3qF0QxAqHwK1Kdoqyq12880e08/ 

□このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら
  http://melma.com/backnumber_45206/ 
□その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら
  http://melma.com/contents/taikai/ 
───────────────────────────────────

0 件のコメント: