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――アジア外交の攪乱が目的の「銀行もどき」は政治工作の武器なのだ ――日米カナダの不参加は見識である http://www.amazon.co.jp/dp/4569825893/ ◎ ◎○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ (読者の声1)貴誌前号、南シナ海の箇所ですが、「軍事専門家は、このファイアリーク島に中国は3000メートルの滑走路を2017年には完成させるだろうと踏んでいる。中国国防部の陽宇軍スポークスマンは、「これは中国国内にハイウェイ、駅舎、飛行場をつくるのと同じことであり、問題はない」と言ってのけた。」 とあります。 なるほど、インフラ整備、ということですね。 AIIBで集めた資金は、直接的にはともかく、間接的にはこのような「重要な」インフラ整備にも使われる、ということですね。やれやれ。 (NS生 千葉) ♪ (読者の声2)アジアインフラ投資銀行にカナダも日米とともに参加表明をしておりません。 AIIBについては、英独仏より、ロシアの表向きの参加表明はおくとして、プーチンの本音が気になります。まずはアメリカ、日本の反応をみながら、中国のお手並み拝見で静観しているのでしょうか。 (SW生、カナダ) (宮?正弘のコメント)プーチンは原油、ガスの資源戦略でペトロダラーというドル基軸体制に挑戦しようとしており、その戦略性の立案過程で、中国をカードに出来ると踏んだのでしょう。所詮、中ロ同盟なる蜜月は、政治的演出色が濃すぎる、演技過剰のジェスチャーとみたほうが分かりやすいと思います。 ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ 宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済! こうして突破できる日本経済』 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ ――アベノミクスで円安、株高、そして地方創成によって景気回復 ――日本経済はこうすれば立ち直る (ワック 定価994円) http://www.amazon.co.jp/dp/4898317197/ △ ◇ ♪ 宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗し ついに終わる中国と韓国』(徳間書店) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ ――戦後70年を迎え日本攻撃の総仕上げに動く中国と韓国。反日式典が目白押しで「旅順大虐殺」「関東大虐殺」など新たな日本攻撃を用意する両国だが、実態経済はボロボロで、中国が推し進めるアジアインフラ投資銀行(AIIB)は空中分解が必至、政治も混迷を極め崩壊寸前。 ――中韓の共闘も完全に失敗し、中国は日本にすり寄り、韓国は完全に見捨てられる! 今後の東アジア情勢の変化を両ウオッチャーが分析した決定版! http://www.amazon.co.jp/dp/4198639353/ ◇◇ ~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ 宮崎正弘『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 大反響、防衛論壇に新しい波紋 http://www.amazon.co.jp/dp/4828418113/ 斯界に衝撃をあたえた憂国の提言! ○◎○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 宮崎正弘のロングセラー *********** 『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円) 『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円) 『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円) 『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円) 『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円) 『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円) 『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円) 『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円) 『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円) 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円) 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円) ♪ <宮崎正弘の対談シリーズ> ************ 宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円) 宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店) 宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店) 宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック) 宮?正弘 v 石平『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾) 宮崎正弘 v 西部遇『日米安保五十年』(海竜社) ○○○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (休刊のお知らせ)小誌は30日(土曜)と31日(日曜)を休刊します ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━ ■今回の記事はいかがでしたか? 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金曜日, 5月 29, 2015
宮崎正弘の国際ニュース・早読み (トルコもギリシアもロシアに接近し)
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