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OPINIONS ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ (読者の声1)先般、4月28日に開催された「主権回復国民大会」では、多くの政治家が駆けつけ、とくに稲田朋美さん、片山さつきさんの話は熱が籠もっていました。主催者のひとりでもある井尻千男先生も、病?を押して車椅子で駆けつけられ、その演説は凄絶でさえありました。 終わり近くに、宮?さんのスピーチを拝聴しました。 先生は経済主権、通信主権の重要性など、ほかの登壇の先生方とは一風かわったことを主題にされる一方で、主権の防衛は軍事力にあり、そのために日本がとるべき防衛力強化という、ありきたりの保守の合意を越えて、いきなり在日米軍を、とくに核兵器付きで第七艦隊を、日本が保有している一兆二千億ドルの米国蔡を担保に買収せよという具体的提言には目から鱗でした。 帰りがけに出店の売店では先生の当該書籍も販売されていたので、さっそく買い求め(宮崎正弘著『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』、ビジネス社)、黄金週間を利用して、丁寧に一ページ、一ページを読みました。まことに時宜を得た、しかも全政治家や外務省と防衛省の官僚たちに読ませたいような、画期的な建言と思いました。 ぜひ安倍首相にも読んで欲しいと思います。 (HG生、横浜) ♪ (読者の声2)貴誌通算第4530号(読者の声3)で「NS生、千葉」氏がAIIDに関して述べられたことは秀逸です。 もう一つ付け加えるなら、AIIDが貸出資金を集めるために発行する銀行債(debenture)の結末です。多くの論者が金利が高くなりそうと予想していますが、私が注目しているのは売り先です。 日本の証券会社は金利が高く安全と経済感覚のない日本人に売りつけまわることでしょう。それより中国で中国人に売りつけるかが注目すべき点です。 今後、中国の外貨事情が悪くなっていく中、ドル建の銀行債は勿論、元建ででも、元からドルに交換してAIIDが貸し出しに使うのですから、実際には中国の保有する外貨が減少します。 したがって、あからさまにやるか否かはさておき、中国政府が中国人のAIID債権の購入を抑制する可能性が高いと考えます。ちなみに、金融業以外の企業が発行する債券は、会社が倒産した時、会社の清算資産に対する優先権がある、つまり会社の資産と bond している(結びついている)のに対して、銀行債は単なる借用書 (debenture) です。 安部さんの米国両院合同の議会演説に関する議論がいろいろ言われています。 敢えて付け加えるのなら、テロに関して話すところで、「 The only ransom they shall get is my dead body. 」と付け加えると、スタンディングオーネーションを超えて、全議員が腰を抜かして感動したことでしょう。次回の演説で使っていただきたく存じます。 (ST生、千葉) (宮崎正弘のコメント)ご指摘のこと、とくにAIIBは債権を発行するわけですから、その起債の信用力が問題です。格付け会社は欧米勢ですから、もしBBランクとなると、大騒動になりますね。 それかあらぬか、当初発表された資本金1000億ドル計画はいつのまにか、500億ドルと減額されています。 これらの点を小生も緊急出版する『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP,25日ごろ発売)につっこんで書き込みました。 ♪ (読者の声3)ウィリアム王子に女の子供が授かり、シャーロットと名付けられたとのことです。ジョージ三世の王妃の名前と同じです。 最初に授かったお子さんが男児でジョージと名付けられましたが、議会と内閣の多数意見に反し第一次、第二次英米戦争を始めたジョージ三世を思い出しました。対米追従にはならないぞという英国の気概を感じましたが、これでそれを確認いたしました。 株式市場の規模ではロンドンの方がニューヨークより上、金属等の商品取引でも上、米国が反対するAIIDに加盟する。日本の国連総会での投票は米国より英国と同じ場合が多いそうですが、結果としてどこの国と同じに票を投じるにしても日本の国益をもとに熟慮した結果で決めてもらいたいものです。 第一次世界大戦後の日米英の関係を思わせる状況です。ただし、今回はそのときの英国の役割を日本が演じようとしているようです。 さて日韓通貨協定が終了して3か月がたちますが、ウォンの為替レートは上下しながらじわじわと高い方へと向かっています。貿易収支が黒字で、外貨準備はたっぷりあり、中国との間に最大560億ドルの通貨スワップ協定があります。 為替レートが下がらないのは、当然ですが、為替レートが上がりつつあるにも関わらず、金利がじわじわと上昇しています。これは、健全な動きではありません。 為替レートがあがって、輸出の利幅が小さくなっているにも関わらず、金利が上がれば、企業のもうけは小さくなります。危険な方向に行っているように私には見えます。 (ST生、千葉) (宮?正弘のコメント)予測が当たることで有名なノリエル・ルービニ教授が発言しています。いまの世界経済は通貨戦争の最中で、原油安により資源国通貨が下がるのは当然(露ルーブル、カナダドル、豪ドル)、しかし米ドルは独歩高により原油安の二重のメリットで、米国経済が増強され、消費が伸びて、不動産価格が上昇している。 ドル高、ユーロ安、円安は新興国家に様々なリアクションを運んでいるが、タイバーツ、フィリピンペソ、インドネシアルピーなどは上昇している。 他方、ドイツ、日本など先進国は通貨安で輸出好調となり、取り残されて競争力を失った中国が、これから苦難に直面するだろう、と。 ♪ (読者の声4) 宮崎先生の近著「日本が在日米軍を買収し第七艦隊を吸収・合併する日」と西村幸祐氏著「21世紀の脱亜論」をこの連休中に読了し、両著に共通する国防テーマの1つである米第七艦隊の流用に関して感想を述べたい。 ますます金力と腕力を増大させ、尖閣・沖縄への野心を隠さず、西沙・南沙への実力行使を臆面もなく繰り広げるシナに対抗するには日本はどうすべきか。 かねてより小生も「廃憲獲核」(現行憲法を廃棄し、核兵器を獲得する)を主張しておりますが、憲法改正さえもままならず、まして自衛隊の国軍化・核武装化なぞ五里霧中の状況にあって、果たしてシナの侵略から日本を守れるのか。日本は九条カルト集団と悠長に空論を闘わせている時間的猶予は残されていないことに気づくべきである。 そこで宮崎先生の持論である米第七艦隊の流用論がますます現実的選択肢として浮かび上がる。この選択肢は数年前までは奇策扱いであったが、先生の近著で示された「米国債を担保に、核兵器付きで米第七艦隊を買い取る」という策は、現状の日本に残された唯一の現実的選択肢とさえ思われる。 なお、西村幸祐氏の説は「買取」ではなく「レンタル」の違いはあるが日本のとるべき国防策としては同一の結論であろう。 文永・弘安の役に続く第3の「平成の役」はシナ猛虎襲来となること必定であり、その備えは喫緊の課題である。 (ちゅん) ○○○ ○○○ ○○○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の新刊案内 http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 大好評発売中です ! 宮崎正弘『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ (定価1512円) http://www.amazon.co.jp/dp/4828418113/ オバマ外交の失敗により、アジア支配が現実となりつつある中国。中露が接近する一方、米軍基地の撤退により「日中戦争」も避けられない事態に! 戦後70年がたち日米安保の根底が揺らぎ始めた今、日本が備え、取るべき戦略シナリオを提示した、安倍政権への建白書 ! << 今月の拙著新刊予告 >> 『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、予価999円) 5月25日発売予定 http://www.amazon.co.jp/dp/4569825893/ ♪ 『こうして突破できる日本経済』(渡邊哲也氏との対談、ワック) 5月20日発売予定、予価998円 『日本に泣きつく中国と見捨てられる韓国』(室谷克実氏との対談の続編、徳間書店) 5月25日ごろ、発売予定 仮題。予価1188円 △ *************************************** ♪♪ 大好評発売中! 宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/ (アマゾン 送料無料↑) ――今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。 ――世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した最新報告総集扁!(1080円) ♪♪♪ 宮崎正弘のロングセラー *********** 『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円) 『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円) 『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円) 『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円) 『台湾烈々 世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円) 『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円) 『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円) 『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円) 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円) 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円) ♪ <宮崎正弘の対談シリーズ> ************ 宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円) 宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店) 宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店) 宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック) 宮崎正弘 v 石平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック) 宮崎正弘 v 西部遇『日米安保五十年』(海竜社) 宮崎正弘 v 佐藤優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社) ○○○ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━ ■今回の記事はいかがでしたか? 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水曜日, 5月 06, 2015
宮崎正弘の国際ニュース・早読み (中国の機密文書2700件が米国へ?)
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