水曜日, 5月 25, 2011


BIG1からBIG1へ乗り換えて、初代と3代目との違いがだんだんわかってきた。

先日、初代の印象が薄れかけた時、机の中からその初代の写真を表紙に使った雑誌が出て来た。
これはsho様からいただいたもので、大事に取っておいた。発売は1993年2月発行となっている。現行SC54型発売のちょうど10年前ということになる。

この写真を目にした時、あらためて基本はほとんど変化がない、と感じた。
しかし、乗り出したとき、18インチから17インチへ変わったタイヤの違いはすぐに感じた。スタートはおそるおそるだし、キャブ方式からインジェクション方式へと変化があるので、クラッチミートは、かなり慎重だったしパワーの増大についてはほとんどわからなかった。

路上のマンホールなどの沈みこみや突出部を避ける回避操作はヒラリ、ヒラリとたいへん回避動作がしやすいし、取り回しも大分軽くなった感じがした。バッテリー位置も大分低い位置におかれ、シート下の収納スペース容量確保に貢献しているが重心の位置も少し低くなったような気がする。17インチホイールの操縦性と相まってときおり400ccと変わらないような気もする。初代はどっしりとした安定感があり、スルスルと直進するイメージだったが、三代目はヒラヒラと気ぜわしい感じもするし、フレームがしなるような、コーナーでの挙動を感じたりもする。この手のバイクで総重を10キロ以上も落とすという事は、どこかに無理があってもおかしくない。乾燥で226Kgとか装備で254kgとか言われている。数キロ軽くなっただけで、自分の身体でもそうだが、まるで別物のような気がするものである。(初代は乾燥235kg、装備260kgなどとなっている。また、回転半径もあきらかに小さくなったと感じたが、1.9メートルから1.8メートルと小回りが効くようになった。


初代とまったくちがう所は、排気量でパワーは93から100馬力へアップと目立たないが、トルクは8.6から11.9と38%も向上し、排気量増加に見合う値に改善された。このトルクアップが燃費向上の切り札となっている感じがする。

しかも、トルクが増えたのでアクセルを開けずにかなり気楽に走れるので、それが好燃費へと繋がっていると思う。初代は20.6〜21、三代目は25.0〜25.5(60km/h)などとなっている。

前回の大洗ツーリングで21.4l/kmとなり、メーカー発表の数値−3.6となった。初代の最良値は
実測16.6km/h(積算距離補正、しないと17.0あたり)で、こちらもメーカー発表値−3.6〜4程度であった。

この後、満タンにして走ってみて、以前より走りがいいことに気づいた。長距離ツーリングをしたあとは、どのバイクも(ヤマハGX−750など)その後しばらくは快調なのだが、通勤を繰り返して短距離の連続となるとそれが感じられなくなってしまう。ところが、今回は通勤を繰り返しても、快調さが持続している感じがする。それで、ようやく、各種添加剤の効き目が現れ出したか!?と思った。


それで、途中から通勤燃費18.3〜18.4をもう少し向上させられるか、欲が出た。
先のツーリングでは、大洗に着いたとき、走行214キロで、燃料計がほぼ半分となった。

今回は通勤なので、ちょうど半分に減るまでに何キロ走れるかが焦点であり見守っていたが、
さすがにツーリング時よりは悪く、180キロ走行過ぎに早くも半減表示。それを写真に撮ろうとし、撮り終わってみると、メーターはまだ半分ではない。写真を撮ろうと止まって両足をついてほぼ垂直に保って焦点をあわせているうちに、一メモリ戻ってしまう。そういうことを三回繰り返したら、ようやく190キロあたりでほぼ半分となった。

それからもずっと前回とおなじ燃料計表示まで何キロはしるか、続けていたらまだ走るとおもっていたのに、気がついたら1メモリになっていた。これだと、前回の経験から、ガソリン残量は5.xlぐらい。まもなくスタンドなので、そのまま走って満タンにした。消費燃料は、さすがに前回より多い、15.52lだった。スタンドまでの走行距離は291.2キロ。したがって、新しい通勤燃費は18.76l/kmとなった。

今回、突然それまでの値から増えた理由を考察した。

ガソリンスタンドに行列が出来た頃、最悪の燃費だった。16キロ代だった。それから少しづつよくなり、最近まで18キロ代に回復した。

実は購入後、2~300キロ走行ぐらいで、思い切って鋳なおしたスズロイを一個にまとめて整形し、コロンとタンクに入れておいた。一回目のオイル交換時に2300キロぐらいはしり、そろそろ効き目が出て来た。それからだんだん良くなってきていた。それで、最初はダメかと半信半疑だったが、確信めいた感じに変った。

前回のツーリングで初めて300キロ以上連続走行して、180キロぐらいからスズロイの効き目を実感し、されに250キロを超えるといっそうバイクが軽く走ることがはっきりした。

いままで、初代の習慣から、走行200~240キロ程度で満タンにしていたが、せっかくスズロイを入れているのにもったいないことをした、と気づいたのが前回のツーリング。それで、これからは、必ず残量が1メモリか300キロほど連続通勤で使用してみて、燃費を見てみようと思った。

確かに通勤での使用は冷えたエンジンを温める分として、連続走行よりも燃費は落ちるし、通勤回数が多くなるほど、暖機のロスが増える。それで、初代の時と同じぐらいでスタンドに寄っていた。今回は燃費と残量の関係の把握ができたので、安心してギリギリまで、スズロイの促進効果をエンジンに記憶させ、促進効果の持続を長引かせようとしたその一回目出あった。

オイル交換前は、エンジンオイルが真っ黒になったが、二回目はまだオイルは黒くならず飴色
を保っている。以前、ボルボに乗っている人が5000キロぐらいではオイルが黒くならない、とスウェーデン鋼製品の優秀さを吹聴していたが、シリンダー・ピストン間に保護膜が出来れば同様の効果を得ることができるのだろうと、思っているところ。

さて、次回はどんな結果が出るのだろう。


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