月曜日, 9月 26, 2016

那須市街アカマツ林へ行って来た。

このところ台風も多く、Mathematicaのトラブルなどでバイクで出かけることもなく、気がついたら、夏も終わり今年も残り僅かとなってしまった。そして、最近そのMathrmaticaも11.0が発表になり、私には無料で供給された。

春には、那須にあるというかっての御料林を母体にしたアカマツの保存林が那須街道赤松林として那須町にあるのを見に行こうと思っていながら出かける機会に恵まれず、今日の天気しか無いとおもい、俄に出かけてきた。

春先にバッテリー交換し、続いてニュートラルスイッチの摩耗でセルが回らなくなりやっと直ったと思ったら、今度はエンジンからのオイル漏れと思われるクランクケースのエアークリーナーの下にオイルが滲みだしクランクケースのパッキンを交換しなくてはと半年ほど様子を見ていて、修理するほどは漏れてこない!?などと思い悩み遠出は控えていたことも一方にはある。いよいよ決断し、部品を発注するためにバイク屋さんに出かけ、マフラーの連結管の塗装なども併せて注文したが、状態を見たバイク屋さんは、漏れ箇所は
いざ注文の為、形式などの確認中にアレッと声を上げ、あわててエアクリーナーを外して清掃を始めた。そして、パッキンを注文しないでよかったいう。

ハーレーは国産車と違いブローバイガスを一カ所にためて下に落とすという装置が着いていないので此れがアアクリーナーを汚し、定期的に掃除しないと外に溜まってオイルが落ちてくるらしい。初耳だが、一万キロ以上掃除しないで走っていたのでタップリエアクリーナー内に溜まりそれが漏れて下に落ちて、クランクケースのつなぎ目付近に滲んでたまる、ということらしい。

スポーツスター ブローバイガス オイル漏れ
で検索するとあきれるくらいみなさんご苦労していることが伺える記事がワンサカと出てくる。

きれいに掃除してから出てこないので、余計な心配がなくなった。

https://www.youtube.com/watch?v=S1gFvngPk44

住所を指定して出かけようとしたが、国有林のため、きちんとした住所がわからず、栃木県那須郡那須町大字高久まではわかるが、その先は乙とか甲とか大まかで、さらに細かい住所を指定しないと行けないので、那須ICから三分とわかり、降りて黒磯駅方向に行けば見えてくると思いでかけたが、これが失敗で、インターを降りて最初の信号を左折してずっと行っても出てこない。途中で新幹線の高架まで行き着いても出てこないので、引き返してきて、二番目の交差点(わずか50メートルくらい先)を左折したら、すぐにわかった。

掲示板の向きからすると、黒磯駅方面からアクセスする観光客向けのようだった。ただ事前に高速道で嗅いだ例のアカマツ並木のほうがよい甘い香りがしていた。ここより10キロほど南だが。

近づくとアカマツ林の香りがしたがあまり良いにおいではなく拍子抜け。森林浴という文字が眼に入るものの、ずっとこの森にいたら少し気持ちが悪くなって来てしまった。

いちおう国有林管理下なので、隣接するほど近い福島県のアカマツ林などは大部分マツの材センチュウ被害などで民有林の優良アカマツ林の大部分は被害にあってしまっているようだが(松村氏談)、この林ではその兆候は見られなかった。しかし、林内を細かく見ると、斑点状に数本づつ伐採されている形跡が伺えるパッチ状の伐採跡がかなり見受けられる箇所があったので、東北地方のアカマツ林ということで、被害の状況は例外無くおこっているのだろうと推察する。

後、気になった点は大きな区画ごとに薬剤処理の履歴がある区とそうでない区とがはっきりしており数年おきくらいで個体毎の履歴が管理されているらしいと思えた。


胸高直径というのは、だいたい地上1,2メートルの高さの直径であるが、4cmとか5cmとあるのは意味がわからない。実際の直径はその10倍ていどはあるからだ。

ただ、注入した薬剤量は馬鹿にならない量の様で、埼玉県の国道沿いにあるアカマツ林並木でも処理の例を見た事があるので、一種の植物ホルモン剤的なたいおうかな!?とも思われる。

ここのアカマツ林は規模が比較的おおきく、保存の意味は大だと思うが、樹形をみるとかなり湾曲しており、よろしくない。以前ご紹介した高速道脇のアカマツ林のほうが樹形がよい。http://yhsvtex.blogspot.jp/2015/06/blog-post_28.html

マツヤニ成分から由来すると思われる匂いもこちらのマツ林の方が良かった。

日本最高のアカマツ林といえば、シラハタマツの美林があげられよう(山形県)が、福島県のアカマツ林も有名でツシママツ林が著名であるが、どちらも限られた地区にしか僅かに残るのみである。

シラハタマツについては、戦後孝蔵氏が『シラハタマツの造林的価値に関する研究』なる論文を発表されている。



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