月曜日, 1月 25, 2016

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (dabos)  中国経済はハードランディング中なのか、直面中なのか

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)1月25日(月曜日)
          通算第4788号  
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中国経済はハードランディング中なのか、直面中なのか
  ダボス会議で白熱の討論、世界的エコノミストの評価別れる
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 年初来三週間、世界の投資家はパニックに陥っていた。人民元安と株価暴落の中国によって。
 先週から開催されているダボス会議、またも議論の中心はチャイナとなった。
 しかし往時の熱気、中国への期待はただの一つもなく、議論は中国経済失速への懸念だけだった。

 ラガルドIMF専務理事は「世界が求めているのは透明性と安定性であり、とりわけ元とドルの為替コントロールだ」と述べた。

 対して日銀の黒田総裁は「中国は国内金融を緩和し、他方で金融政策を管理して通貨を安定させるべきである」としたが、ラガルドは黒田の示唆(安定に外貨準備を使うのも手段)に対して「外貨準備をすでに中国は通貨の安定に使っている。それほど有効ではない」とした。

 公式統計で中国の外貨準備は2015年だけでも5170億ドルが流出しているが、ブルームバーグの想定では「2016年末に、2兆6600億ドルまで減るだろう」という(15年年末の公式統計による中国の外貨準備高は3兆3300億ドル)。

 その数字さえ怪しいことは小誌でたびたび指摘したがクレディスイスのダイジャン・チィアムは「GDP6・9%成長など、誰も信じていないように、中国経済はまさにハードランディングに直面している」と悲観的な見解を提示し、「官」の意見と別れた。
 いやその前に講演したジョージ・ソロスは「中国のハードランディングは事実上、不可避的である」ともっと悲観的だった。

 新しいデータがでてきた。「中国の債務はGDPの290%。対して消費は伸びず、対GDP比で40%に過ぎない」(フィナンシャルタイムズ、2016年1月24日)。
  同紙は続けて、「オフショア市場から外資が次々と去っており、現在の中国当局の金融政策(通貨、為替を含む)は、むしろ懸案の国有企業の改変を遅らせている」

 1月21日、中国人民銀行は公開市場操作で短期金融市場に4000億元という破格の資金をぶち込んだ。これは米ドル換算で479億ドル、2013年以来の高水準だが、春節前の資金需要に答えたとした(同日の上海株式はこれを好感して、0・51%反撥したが、日本株は300円以上上げた)

 ▼中国沈没と対照的に欧米投資家が次なるターゲットは何処か?
 
 ならば欧米投資家が次なるターゲットは何処か?
建設ブームに沸騰したドバイ、アブダビ、カタールからの資本は撤収しつつあり、原油価格暴落は中東経済地図を薔薇色から黒に塗り替え、サウジアラビアは赤字国債を大規模に発行する。

 こうした状況に、新しい投資対象はあるのか?
 インドはもちろんだが、新規投資対象はなんとイランである。米国主導の六カ国協議で、イランへの制裁を解除したため、まずエアバスはイランに114機の売り込みに成功、また欧米の生損保企業は一斉にイラン進出の準備を始めた。

 日本企業もプロジェクト再開に意欲的だが、まっさきにイランに駆けつけ、イラン利権を確保したのは中国だった。なんという抜け目のなさ!
習近平は1月23日にイランを訪問し、ロウハニ大統領と会談、高速鉄道建設など大々的な投資をぶち挙げたのだ。

むろん中国の構想するシルクロードプロジェクトの一環である。
「今後、十年間で中国とイランの貿易額を6000億ドルへ引き上げる」と過剰な風呂敷も広げたが、イラン制裁解除後、中国が一番乗りしたことは注目して良いだろう(もっとも習近平はイランの前にサウジとエジプトを訪問しており、アラブ諸国全体に200億ドルを融資し、まずは手付けとばかりに、エジプト中央銀行に10億ドル融資を決めた。シーシー大統領は15年九月三日に開かれた北京の反日軍事パレードにも出席したのを加えて就任以来二回訪中している。安倍晋三首相はエジプトを訪問したが、シーシー大統領の訪日はまだない)。

 意外にもソロスが期待するのはロシアである。
従来もっとも先鋭的な反ロシア派のソロスが「原油安によってもロシアはまだ二年持ちこたえるだろうし、EUはもっとロシアと協調的になるべきである」と意外な発言をダボス会議でしている。
ちなみにロシアの外貨準備は14年末が3854億ドル、15年末は3683億ドルで減少幅は僅か171億ドル(中国は同年に5170億ドルが流出した)。

 中国発世界大不況は秒読み、この段階で様々な動きがでてきた。

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(休刊のお知らせ)小誌、海外取材のため1月27日から2月1日まで休刊となります。 
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1356回】        
  ――「街路湫隘ニシテ塵穢?集到ル處皆然ラサルハナシ」(黒田10)
  ?田清隆『漫游見聞録』(明治十八年)

   △
 どうやら中国人は毛沢東が強要した「自力更生」とは違った形で、新しい“開放時代に相応しい伝統手法(?)”の「自力更生」によって、自らが生きる術を見つけたことになる。北京の浙江村は、その生きた証拠だろう。

 ここで、もう少し寄り道を。
「其本店ノ地ニ因テ組合ヲナシ或ハ同業ニ就テ組合ヲ結ヒ會館ヲ設テ商務ヲ議シ一致協力シテ利益ヲ謀ル。ソノ組合ヲ指シテ幇ト云フ」と黒田が記してから60年ほどが過ぎた昭和17、18、19年の北京でギルドの現地調査を行い、後に中国法制史研究の世界的権威と呼ばれるに至った仁井田陞の『中國の社會とギルド』(岩波書店 1951年)に基づいて、なぜ漢口で「其本店ノ地ニ因テ組合ヲナ」し、「會館ヲ設テ商務ヲ議シ一致協力シテ利益ヲ謀ル」るかを、考えてみたい。

  仁井田は中国社会の内部構造を捉え、「同族(血縁)や同郷(地縁)や、同學(學縁)や、同?(?縁)や同業(業縁)や、又、血縁の擬制というべき親分、子分、兄弟分關係の諸結合など、大小いくつもの、又、幾種もの社會集團が重なり合っているのであって、人はそのうちの一つに限らず、いくつもの關係をもってきた。人は生きて行くために、よりよくその生命と財産とを守るために、血縁のような自然的結合關係にたよるのは勿論のこと、人爲的な結合關係をもできるだけ作って、つとめてこれをたよりにしようとする」と分析し、「地域的な同業仲間の・・・仲間的結合は、行とか行會とか或は?(幇・?)などといわれるが・・・?というそれ自體すでに『互助』を意味する。しかもこの互助結合たるギルドには血縁關係との重なり合いをもった場合がある。・・・そしてしつこい地縁的關係のからまりつきのため、その仲間的結合が特に強化されている場合がすくなくない」と説いている。

 さらに仁井田は、「その仲間的結合が特に強化されている」仲間と、それ以外の人々との間の利害関係については、「同族といわず、同郷といわず、同業といわず、これら集團にあっては、利己的であり、排他的傾向が強い。親愛や信義や誠實の徳目は、これら集團内部の自己と等質對等と思う相手に對しては守られはするが、集團を外した不等質、不對等と思う相手に對しては往々見捨てられ勝ちである」と続けた。それというのも「仲間の外は場合によってはかたきでさえある」からだ。つまり同郷であれ同業であれ、ましてや同姓(=宗親)であれ、《自己人(なかま)》に対しては「對内道徳Binnenmoral」が心地よく有効に機能するが、《自己人》ではない他人に対しては「對外道徳Aussenmoral」が冷酷・峻厳に働くということ。直截にいうなら、《自己人》以外は信用ならないのである。

 このような仕組みが生まれた理由を仁井田は、「凡そ國家が十分な政治力を持たず、法的な保護機能の役割を完全に果たしえない時代、又、果し得ないでいるときには、人民はそれに比例して他にその利益を守り、利益を發展させる機構の必要に迫られる」からであり、「中国においてはその政治はきまぐれであり、人民の保護のためには――全然とはいわないが――十分に働かない」。そこで「人々にとって最もたよりにし期待し勝ちなものの一つは、自己とその身を寄せる集團の實力である。集團をこえた高い立場を考えるどころか、自己の集團を守ることに專念しがちである」ということになる。

  ということは、中国においては「凡そ國家が十分な政治力を持たず、法的な保護機能の役割を完全に果たしえ」ないし、「政治はきまぐれであ」る。そこで人民は《自己人》で徒党を組み集団を形成し、「その利益を守り、利益を發展させる機構」を発明したということになるらしい。
いや、きっとそうだ。そうに違いない。必要は発明の母なのだから。
《QED》
    ○◎ひ□◇▽い□○ず◎□○み○△□ 
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 読者の声 どくしゃのこえ ERADERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)台湾のニュースを見ていると日本の政治制度をよく研究していることがわかります。
日本の政党助成金と似たような制度で、得票率3.5%以上の政党に補助金が支給され、今回の選挙では民進党2億6千万元、国民党1億6千万元、親民党3700万元、時代力量3100万元、など新党までが支給対象のようです。
 次に週末の寒波のニュース、済州島で大雪、登山客が立ち往生。上海でも雪が降り除雪車が出動中、黒竜江省では氷点下30度以下、内モンゴルでは氷点下42度以下。週末の上海は氷点下、台北と台中では1901年と1963年に氷点下を記録して以来の記録になるかもしれない、台湾南部でも10度以下とか信じがたい寒さです。
地球温暖化という何の根拠もない詐欺話に騙され、無駄な投資をした挙句、実は地球寒冷化が始まっていました、という笑えない落ちになりそうです。
  (PB生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)台湾でも屏東で雪が降りました。香港でも史上初めての大寒波。町は凍てつき、防寒具が爆発的に売れているそうです。その香港へ水曜日から行ってきます。大寒波は天気予報に拠れば明日までの由。
というのも、銅澤湾書店社員五名が行方不明、市民は大規模は抗議デモ。香港大学では座り込みが始まり、なにやら騒然としてきましたから。



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(読者の声2)愛知県三ヶ根山上(最寄りの駅;JR蒲郡)に東條英機(元首相・陸軍大将)閣下以下7名の墓があり、遺骨(遺灰)が収められています。
東條英機(元首相・陸軍大将)、土肥原賢二(元陸軍大将)、広田弘毅(元首相)、
板垣征四郎(元陸軍大将)、木村兵太郎(元陸軍大将)、松井石根(元陸軍大将)、武藤章(元陸軍中将)
 ついては下記要領でNPO法人百人の会は会の行事として、大阪市会辻淳子理事長を先頭に、杉田謙一(愛知の教育をよくする会)の案内、中村重行(京都北山の神主)祭主にて慰霊行を行います。参加者を募ります。
    記
日時 3月13日(日)
行程  9時頃  大阪を出発(ワゴン車2台;定員12名程度)
   12時頃  JR蒲郡(関西以外の人と合流)
   12時半頃 殉国七士の墓到着、昼食、慰霊祭
   15時頃  岡崎市岡崎城内(和室の会館)にて交流会
   17時頃  岡崎発
   20時頃  大阪着  
 共催 愛知の教育をよくする会 英霊を被告にして委員会 憲法一条の会

「一般社団法人殉国七士奉賛会」HPより  http://ki43.on.coocan.jp/

殉国七士の墓 ; 愛知県の三河湾を臨む三ヶ根山上に、東京裁判により昭和23年に絞首刑を執行された七人の方々の墓があります。
   処刑には米・中・ソ・英の連合国代表が立ち会い、七人は陛下の万歳を三唱して台上の露と消えました。この時、マッカーサー司令部が七人の遺体も遺骨も家族に渡すつもりがないことが判明し、なんとか遺骨だけは手に入れたいと考えた人たちがありました。
   彼らは深夜、七人が火葬された横浜市久保山の火葬場に忍び込み、苦心のすえに遺骨の入手に成功します。遺骨は横浜久保山興禅寺を経て、松井大将建立の熱海伊豆山の興亜観音堂に安置されていました。
  当時、国の責任を極刑で一身にうけ、刑場の露となった殉国者に、日本の世情は冷たいものでした。長らく遺骨の埋葬さえ許されず、回向すら人目を避けて行わなければならなかったのです。
  それから10年あまりが過ぎ、有志の偶然の出会いから三ヶ根山頂に七氏の墓地建設が決まり、遺族をはじめ政財界、その他各方面からの賛同を得て、昭和35年に殉国七士廟の完成を見ます。同年、当地での最初の墓前祭が斎行されました。
    以来、墓の管理と墓前祭が奉賛会によって連綿と続けられ、はや半世紀という年月が過ぎています。



  ♪
(読者の声3)先般、ある講演会で高山正之氏が、話を終えてから懇親会の雑談の席で、宮崎さんと宮脇淳子さんの対談本『中国壊死』(ビジネス社)がたいそう面白かったと感想をのべておられました。
それにつられたわけでもないですが、アマゾンで注文し、一週間ほどかけて読みました。全編これ目から鱗が落ちる新鮮な内容ばかりでしたが、とくにモンゴルでは1992年まで、かれの英雄であるチンギスハーンが語られることがなく、自由化されても資料がないので、日本の学者に聴きに来たという逸話は驚天動地の驚きでした。
 有益な対談本を有り難う御座いました。
   (JU生、西東京市)
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(休刊のお知らせ)小誌、海外取材のため1月27日から2月1日まで休刊となります。
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宮崎正弘の新刊案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
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宮崎正弘のロングセラー 
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『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円)
『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
『台湾烈々  世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)

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<宮崎正弘の対談シリーズ>
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宮崎正弘 v 宮脇淳子 『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石平 『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、972円)
宮崎正弘 v 渡邊哲也 『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『日本に惨敗し ついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 小川榮太郎 『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 室谷克実 『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美 『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平 『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
宮崎正弘 v 大竹慎一 『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 西部遭 『日米安保五十年』(海竜社)  
宮崎正弘 v 黄文雄 『世界が知らない中国人の野蛮』(徳間書店)
宮崎正弘 v 佐藤優 『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社) 
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2016 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
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水曜日, 1月 20, 2016

蔡英文(次期台湾総統) が米国特使団と接見

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)1月19日(火曜日)
         通算第4782号 
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蔡英文(次期台湾総統)が米国特使団と接見
 民進党は呉幹事長が24日に渡米し、米国有力者と会見
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 はやくも台湾政局、大きな流れが動き始めた。
 次期総統に当選した蔡英文(民進党党首)は18日、台湾を訪問中の米国特使団に接見した。

そして民進党は対米関係を外交上もっとも重視する立場から、幹事長のジョセフ呉を来週、1月24日に渡米させ、ワシントン政界の有力者を訪問するほか、有力なシンクタンクで講演をおこなう。

 他方、台湾独立は民意によるとする新政権は、あくまで「現状維持」を訴え続けるだろうが、民進党支持者の多くは『台湾独立』を望んでいる。
 5月20日に行われる総統就任式で、そうした方向性が打ち出されるが、民進党内に、「政権引き継ぎチーム」も発足する。

 こうした台湾の動きを読み取った上で、人民日報系の「環球時報」は社説(1月18日)で、「たとえ台湾の民意がそうだからといって、直ちにポピュリズムに走るのは危険である」としつつ「民意というのならば、13億中国国民の民意を勘案するべきだ」と頓珍漢なことを述べている。

 (なお、筆者の台湾報告は2月1日発売の『正論』です。ご期待ください。)
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 明日、「正論の会」宮?正弘独演会のお知らせ。
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「正論の会」主催で宮?正弘独演会があります。
     記
とき   明日(1月20日。水曜日) 午後六時半
ところ  大手町「サンケイプラザ」三階会議室
講師   宮?正弘
演題   「2016年の外交展望」
参加費  おひとり 1500円(学生千円)
どなたでも予約なく参加出来ます。
主催  「正論を聞く会」(代表三輪和雄)
  ○○み△○や□□ざ□▽き◎◎ま□◎さ◎◎ひ◎◇ろ◇◎□ 
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1353回】 
――「街路湫隘ニシテ塵穢?集到ル處皆然ラサルハナシ」(黒田7)
  ?田清隆『漫游見聞録』(明治十八年)

  △
 黒田に戻るが、以後、「家屋ノ構造」「清國人ノ飲食」「衣服」「度量衡及貨幣」と社会生活の全般にわたって詳細に分析している。

 たとえば貨幣に関しては、「目下清國ノ通貨ハ銀塊ト銅錢ノ二種二過キス」、金塊は「實際賣買ノ用ニ供スル?ナク富者貯藏ノ重寶ニ過キス」、紙幣代わりに「紙票」が発行されているが、それを発行した「銀莊アル處ニ止マルヲ以テ廣ク通商ノ用」はなさない。秤量の単位も「亦極メテ濫雜ニシテ商業上ノ不便」は少なくない。

 とはいうものの、「夫レ支那ノ國ヲ立ルヤ久シクシテ人民ノ商利ニ敏ナルハ世界中殆ト其比ヲ見サル所ナリ而シテ古來金銀ヲ以テ眞正ノ貨幣トシテ廣ク商業ノ利便ヲ計ラサルモノハ蓋シ故アリ」。その「故」について黒田は、「思フニ清人ノ性タル利ヲ營ム?極メテ敏ニシテ猾ナルヲ以テ成形ヲ以テ貨幣ノ標準トナストキハ僞造ノ弊大ニ起」ってしまい、「成貨ヲ製スルモ其効」はない。だから全国共通の貨幣を制定せず、銀塊を適宜切り取って売り買いの用に充てたわけだ。

 いわば政府が全国共通の貨幣を鋳造したとしても、利に敏い人民は容易に偽造してしまう。偽造を防ぐ手だてがないので、政府は野放しにするしかない。そこで人々は銀塊の現物で取り引きする。これが最も合理的生産方法だ。では、それでもなお商業取引ができる要因はどこにあるのか。黒田は「米人『ウ井リヤム』氏」の主張を引いて、「清國ニ正貨ナキハ通商上却テ澁滯阻礙ノ患ナシ何トナレハ政府此廣大ナル版圖ニ於テ僞造ヲ嚴禁スルノ權力ナク又已ニ在リテハ終始純正ナル良貨ヲ造リテ人民ノ信用ヲ占ムル?義ニ乏シ」とし、「此言ヤ能ク清國ノ實情ヲ盡クスモノト謂フヘシ」と。

 どうやら貨幣に関するカラクリを通して、黒田は清国では国民は政府に、政府もまた国民に信を置いていないという「清國ノ實情」を理解したに違いない。

 以後、黒田は各地税関、船舶漕運、海運会社、輸出入情況など、統計数字を挙げながら要領よく解説する。その詳細を省くが、「貿易」で「(清国における貿易で将来の成功を期すためには)先ス彼カ一種特別ナル賣買懸引ノ眞情ヲ詳カニスヘシ其レ清商ノ心計機變ニ長セル同邦人スラ俄カニ他郷ニ入リシモノハ間々其術中ニ陥ル?アリ況ヤ他邦人ニ於テヲヤ故ニ今我カ商賈ノ輕々新創ノ直輸或ハ開舗等ヲ爲スモ失敗ナキヲ保チ難シ」と説く。

 つまり尋常一応の相手ではない「清商」と取り引きをしようと考えるなら、有能な子弟を清商の許に奉公に送り込み修業させ、商売のカラクリを学び取り彼らの人脈の一端に食らいついた後に「事業ニ着手セハ其レ萬全ナルヲ得」られる。だからこそ「日清貿易上前途ノ最大要務」は実情に関する「眞情熟察ノ計畫」を実行に移すことであり、かくして「我邦ノ利源ヲ開洞」することに直結するのである。

  もう少し商取引についての記述を追ってみると、上海における「商業ノ習慣」の項に、極めて「一般ノ景状」と断ったうえで、「極メテ秘密ヲ貴ヒ古例ヲ重ンシ事少シク不利ニ渉ルモ古來ノ規格ハ容易ニ之レヲ改メス故ニ從来繼續スル所ノ組合約束等ヲ保チ外商ニ對シ巧ミニ其利ヲ占有スルノ風アリ」とし、さらに続けて「心ヲ貯蓄ノ點ニ止メ毫厘ノ爭ニモ平常ノ情誼ヲ顧ミス殆ト廉耻ヲ知ラサルモノヽ如シ是其レ常ニ貿易ニ利益ヲ占ムル所以ナリ」と記している。

つまり取り引きは秘密主義を守り、従来からの約束事を守り通し、仲間内(中国語で言う「自己人(なかま)」を指すものと思われる)で利益を独占する傾向がある。なによりも蓄財に努め、利益のためには友情も二の次三の次。儲けを生まない情誼などクソ喰らえ。儲けのためには鉄面皮。その振る舞いは徹底して非情。だが、そうだからこそ儲かる。そうしなければ儲からない。だから、そうするだけ・・・だろう。
《QED》
   ▽○□
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 読者の声 どくしゃのこえ ERADERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)「台湾大講演会」のご案内です。
 1月16日の台湾総統選の結果は、中台関係を左右し、さらには東アジア情勢にも大きな影響を与えます。日本にとっても決して無関係ではありません。
台湾総統選後の台湾の現状、これからの台湾の進路、さらには台湾と世界の国々とのこれからの関係について、より多くの方に知っていただくために、「台湾大講演会」を開催することになりました。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
       記
日時     2月6日(土)
場所     拓殖大学文京キャンパス C館301教室
       東京都文京区小日向3-4-14
【プログラム】第一部 10:00~12:00 「戦後台湾七十年の総括」 講師 黄文雄
第二部 13:10~14:40「台湾国政選挙の説文解字~その生態学的分析」講師 黄文雄
第三部 15:00~17:00 有識者によるパネルディカッション
「台湾と世界の未来 『如是我聞、如是我観』」
司会   澁谷司(拓殖大学 海外事情研究所教授)
登壇者  川村純彦(岡崎研究所副理事長)、多田恵(在日台湾同郷会理事) 
永山英樹(台湾研究フォーラム会長)、福島香織(フリージャーナリスト)
連根藤(『台生報』主筆)
参加費  500円(資料代として)
(入退場自由。事前予約不要)。
主催・お問い合わせ 「黄文雄事務所 FAX :03-3356-4717」
     E-mail :humiozimu@hotmail.com
後援  在日台湾同郷会  在日台湾婦女会  日本台湾医師連合 怡友会
    台湾独立建国聯盟日本本部 日本李登輝友の会 台湾研究フォーラム



  ♪
(読者の声2)世田谷、杉並在住のみなさんへ。宮崎正弘講演会のお知らせです。
産経新聞烏山サービスセンター主催による烏山講演会が宮崎正弘氏を講師に招いて下記の通り開催されますのでお知らせします。どなたでも参加できますので希望者は下記の要領にてお申込みください。
          記
日時: 3月9日(水)開場18:00 開演18:30
場所: 烏山区民センターホール
    東京都世田谷区南烏山6-2-19
    京王線「千歳烏山」東口徒歩1分
講師: 宮崎正弘氏(評論家)
演題: 「中国 崩壊のあし音」
入場料:2500円  
※今、イスラム国のテロが世界を標的にして新しい形の戦争が始まっています。その陰に隠れて中国が進める南シナ海の埋立ては、更に2倍の大きさになっております。中国経済が破綻に向かう中、軍事力を背景にして領土的野心を露わにする中国共産党の未来は。中国問題の第一人者、宮崎正弘氏に聞きます。
お申し込みを頂きますと、郵便局の振込口座をメールかファックスにてお知らせします。入金を確認次第、指定席券をお送りします。
 お申し込みは下記連絡先までお願いします。当日の交流会には宮崎正弘氏も参加を致します。奮ってご参加ください。
産経新聞烏山SC 電話03-3300-2122
Eメール karasuyama@ah.wakwak.com



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(読者の声3)「日韓慰安婦合意」に想う―やはり歴とした独立国を目指さなければ始まらないーー大阪市立大学名誉教授 山下英次の英語版のご案内です。
 山下さんは、「20人の米国人歴史家の声明」に対する50人の日本人学者による反論を起草し、昨年9月に記者発表すると同時に、これを「史実を世界に発信する会」のサイトで、世界に発信しました。
 http://hassin.org/01/wp-content/uploads/2015-rebuttal.pdf
この英文反論書は、アメリカ歴史学会(AHA)の機関誌『パースペクティヴズ・オン・ヒストリー』(Perspectives on History)の2015年12月号 に掲載されました。
山下さんが、今回政府がいわゆる「慰安婦日韓合意」を行ったことに対する根本的な批判を下記の通り発表しました。皆様のご参考になると考え、ご案内する次第です。
http://www.sdh-fact.com/CL/JK1.pdf
    (「史実を世界に発信する会」茂木弘道)



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(読者の声4)1月30日 元総連活動家を迎えての守る会関東学習会のお知らせ
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01170
   (三浦生)

   

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(読者の声5)貴誌4781号にご掲載いただいた拙筆の(読者の声3)に対して宮崎さんが「このご意見を戴いてから五日間、小生は台湾へ行っておりました。ゆえにその後の市場の動きをまだ分析出来ておりません」とのコメントをいただきました。
 昨日17日日曜日に私がかなり信頼しているニュースソースに首相官邸は日経平均の最低価格として許容する限界の金額を設定していて、もし終値がそれより下になったら対抗策を採るとの首相官邸関係者から聞いたとありました。
そのニュースソースは違法なインサイド情報ではなく公開情報を精密に解析して提供しているので、首相官邸が意図的にリークしたものと考えます。つまり、株式価格に影響を与えうる市場関係者に情報を流して、株価の下支えを行ったのでしょう。
一つびっくりしたのは、その下限価格です。15000円を割ったら介入くらいに私は想像していましたが、そこで見た金額がはるかに高いのです。つまり、もう少しでその下限価格を割りそうな状況です。また、最近黒田総裁が海外での会議半ばで急遽帰国したこともこの状況を傍証しています。
直接ないし少ない仲介媒体を通して聞いた市場関係者は、このサインを見逃さないと思います。金曜日のダウ平均の大幅下げ、シカゴ先物市場での日経平均金曜日終値からの500円強の下げ、WTIが一時28ドル近くに下がり、寄り付きでの海外ファンドの大幅売り越しを考えれば、今日の日経平均は、600円安が妥当です。
しかし、200円弱の下げまで戻したのは、市場関係者に上記のリークが浸透していたのでしょう。
これでは、中国政府がやっていることと同じではないかとも考える人がいることでしょう。大きな違いが一つあります。
PBR、PERから算出される標準株価なら、日経平均は25000円です。上海総合指数はおそらく1500くらいでしょう。日本政府がやっているのは正常な水準までの押し上げで、中国政府がやっているのは、希望と妄想による水準の維持です。
 (ST生、千葉)
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『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
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<宮崎正弘の対談シリーズ>
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宮崎正弘 v 宮脇淳子 『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
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宮崎正弘 v 黄文雄 『世界が知らない中国人の野蛮』(徳間書店)
宮崎正弘 v 佐藤優 『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社) 
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土曜日, 1月 09, 2016

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (ベンガジ事件その後) 「ヒラリーを嘘発見器にかけてください」とベンガジ犠牲者の遺族

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)1月10日(日曜日)
       通算第4776号   <前日発行>  
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 「たとえ香港の不動産が10%暴落しようとも、特別なことではない」
   香港最大財閥の李嘉誠が年次総会で大胆な予測
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 現実に香港の不動産価格が下落をはじめており、15年末に3%下がったという数字が発表されている。
 李嘉誠は旗艦の「長江グループ」年次総会で演説し、「たとえ今後、香港の不動産価格が10%落ち込もうとも、それは特別な問題ではない」。

 「2016年は実業界にとって多難な年となるだろう。小売りも貿易も減少しているし、ホテル、観光産業も下降気味である」として演説を始めた李嘉誠は、「価格は需給関係で決まるのであり、需要が減れば価格は落ちるのは当然のこと。それは世界中でおきている」とした。
 
 「現実に香港のマンションは2014年以来はじめて価格下落の波におそわれており、香港の株式市場も、上海暴落に連鎖して下落の最中。とくに豪華マンションはすでに11%下落した」(『サウスチャイナ・モーニングポスト』、2016年1月7日)。
 つまり香港への中国大陸からの旅客が減り、かれらの強気の投資は終わりを告げたということであろう。
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「ヒラリーを嘘発見器にかけてください」とベンガジ犠牲者の遺族
  わたしたちは真相を知りたい
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 チャールズ・ウッヅは2012年のベンガジ事件で犠牲となった海軍シール隊員=タイロン・ウッヅの父親である。
 「ヒラリークリントン(当時の国務長官)と同席し、彼女を嘘発見器にかけてください」と父親は涙ながらに訴えた。
「彼女は嘘つきだ。本当のことを言っていない」。

 ほかに犠牲となった三名の遺族も、チャールズ・ウッヅの意見に同調していると言う(ワシントンタイムズ、2016年1月6日号)。

 ベンガジ事件とは、リビアの首都トリポリから遠く離れたベンガジの米国領事館をテロリストが襲撃し、大使と警備隊三名が殺害された。
米大使はいったい何のためにベンガジに居たのか、謎とされており、おそらくリビアの反体制派に供与した武器を回収し、シリアの反政府武装グループへ移送するためではなかったのか。

 だがヒラリーは昨秋の議会公聴会で、こうした噂を否定した。
 遺族の間には、それが偽証であるとの印象が拡がり、この問題はこれからの大統領選挙の土壇場で共和党がふたたび取り上げるだろう、と言われている。
 
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(休刊のお知らせ)台湾総統選挙取材のため、小誌は1月14日から17日が休刊です。
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木曜日, 1月 07, 2016

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (北の「水爆」は本物なのか?)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)1月8日(金曜日)
         通算第4773号  <前日発行>
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 本当に「水爆」実験だったのか、米国も中国も疑問視
  中国は「もし水爆であれば、国連の制裁行動に同意する」
****************************************

 2016年1月7日午前10時30分ごろ。
北朝鮮が水爆実験を成功させたというニュースがながれ、世界は慄然となった。中東の不安定に引き続き極東でも安全が脅かされたからだ。国連安保理事会はまもなく「制裁決議」を出すだろう。

 問題は北京の反応である。
 消息筋に拠れば、昨年10月、中国は共産党常任政治局員の劉雲山を平壌に派遣し、北の労働党創立70周年記念式典に参列させ、関係の改善を急いでいた。席上、劉雲山は「両国は血であがなった同士である」と演説した。

金正恩の就任以来、両国関係はぎくしゃくとしてきしみ始め、ようやく関係改善のチャンスがきた友好の標として、北は舞踏団(美女軍団)を北京へ送り込んだが、土壇場で公演をキャンセルした。
 中国の北朝鮮への不快感は募っていた。

 「事前の通告はなかった」と中国外交部の華春宝スポークスウーマンは記者会見で発言し、「もし本当の水爆実験であるのなら、従来から要求してきた朝鮮半島の非核化が地域の安全に貢献できるとした和平路線を踏みにじる行為であり、駐中国北朝鮮大使を召還し、厳重に抗議した」と続けた。

 中国筋は、米国と同様に、今回の水爆実験を本物とは見ていない。
 それが会見での発言の行間にも示唆されており、「もし水爆であるとすれば、中国は国連の制裁決議に同調する」とした。

 しかし、中国の立場は、北の水爆を地域の安全保障上の脅威とは見なしておらず、むしろ北朝鮮の崩壊、社会秩序の瓦解を恐れていることが分かる。

 だから華春宝は、「中国が制裁に同調する際の付帯条件」として、「もし北朝鮮の経済的困窮度が増したり、社会が不安定化しない範囲内での制裁である」と。

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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1348回】      
――「街路湫隘ニシテ塵穢?集到ル處皆然ラサルハナシ」(黒田2)
   ?田清隆『漫游見聞録』(明治十八年)

   ▽
 「總叙」はヨーロッパ勢力の「亞細亞東部」に対する「遠畧」から説き起こし、イギリスはシンガポールを占有した後、植民地とした香港に東洋のジブラルタルの役割を担わせた。フランスは安南を押さえ、ロシアは北方からの侵攻を逞しくするばかり。かくして「清國ノ歐州諸國ノ侵侮ニ逢フハ東洋ノ不幸ニシテ我邦ニ於テ豈ニ對岸ノ火ヲ觀ルカ如キノ想ヲナス可ンヤ」。加えるに「英國カ俄然朝鮮ノ巨文島ヲ?領シタルハ我邦ト清國ニトリテハ所謂臥榻ノ傍他人ノ鼾睡ヲ容ルノ形状ヲ爲スニ至レリ」

 東洋に対する「歐州諸國ノ侵侮」は日に日に急。イギリスの巨文島占領に見られるまでもなく、日清両国は惰眠を貪ってはいられない。累卵の危機に直面しつつあるのだから。

 加えるに「各外國ハ東洋ノ一事件アル毎ニ一層ノ權力ヲ加へ清國ハ之ニ反シ必ス幾許ノ損害ヲ來シ貿易ノ利ハ悉ク歐米人ノ占ムル所トナリ其ノ其版圖廣大ニシテ物産浩多ナルモ自國ノ富強ニ補ナクシテ却テ他人ノ利ニ歸スルハ豈ニ憫ムヘキノ至リナラスヤ」。つまり、西欧列強はことある毎に清国に圧力を掛けるゆえに、清国の「貿易ノ利ハ悉ク歐米人ノ占ムル所」となってしまう。計り知れない経済的可能性を秘めながら、それを自国の富強に生かせない清国は、面映ゆくもあり憐れなことである。

一方、清国まで「數千里ノ波濤ヲ越ヘテ來航」しなければならない西欧列強が清国の通商を押さえているのに対し、わが国は隣国であるにもかかわらず、「貿易來往ノ寥々タルハ」いったいどうしたことだ。

東アジアを俯瞰した時、「朝鮮安南ハ共ニ論スルニ足」りない。やはり「我邦ト清國トノミ各益々獨立ノ基ヲ固フシテ東洋大勢ヲ維持ス可キナリ」。だが我が国の清国に対する態度は、「歐米諸國ノ鷹揚虎視其權力ヲ逞フスル」と同じであってはならない。通商関係もまた同じだ。

明治維新以来、欧米各国に対しては使節、官吏、留学生などを盛んに派遣し、「其ノ學問ニ通シ其言語ニ達スル者」が続々と生まれている。だが「清國ノ事ニ至リテハ獨リ之ヲ度外ニ置ク者ノ如シ」。過去には「我國ノ制度文物」は中国に学んだが、維新以来の進歩によって「我國進化ノ度」において清国に先んじた。

そこで「彼ヲ視ル頗ル蔑如スル所」となってしまった。そのうえ「世ノ所謂漢學家ナル者ハ殆ト一種ノ專門學トナリ彼ノ今日ノ事情ハ更ニ之ヲ研究スルヲ務メス」。ということは、中国の同時代の動きを的確に分析・把握するうえでは、当時も「世ノ所謂漢學家ナル者」は余り役には立たなかったわけだ。

さらに紛争のタネとして台湾事件、琉球処分、朝鮮での事件も発生したことから、両国関係は極めて疎遠になってしまった。だが、天津条約が結ばれて以後。「頗ル兩國ノ情意貫通スルヲ覺ヘ」たうえに、一般国民も清国との貿易が利益を生むことを知った。この機を逃さず、政府は諸方策を果断に行うべきだ。

欧米諸国に倣って清国との貿易を盛んにしようとするなら、「獨リ其文字ニ通スル者ニ止」まる「我邦ノ漢學ナル者」は訳に立たないので、「現今ノ事情ヲ研究」する大前提として語学の習得が肝心であり、やはり中国語に堪能な人材をより多く育てることが必要である。黒田は中国における方言にも着目し、中国事情を理解し貿易を活発化させるためには官話に加え広東語・福建語・?波語・上海語などそれぞれを「專習セシムへシ」とした。

黒田が官話に加えこれら方言を挙げたわけは、官話は全国各地の役人との交渉に、広東語・福建語・?波語・上海語は南方沿海部主要港湾都市で取引交渉をする際に、どうしても必要だからであろう。

以上が「清國ノ情況ヲ叙述スル前ニ於テ先ツ一言セサルヲ得サル所以」である。
《QED》
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)『「中国の終わり」第152回士気の集いは、澁谷司先生講演会≪台湾総統選挙と台中関係≫(台湾はどこへ向かうのか)です。
 総統・副総統選挙と立法委員選挙の投票が1月16日に同日実施されます。下馬評では、圧倒的な強さを誇る民進党の蔡英文主席であるが、立法委員選挙も勝ち、捻じれ国会とならずに済むのか。
国民党から政権交代の暁には、「台湾丸」をどのように舵取りするのであろうか。
経済的・軍事的な脅威を増す中国との関係はどのようなものであろうか。我が国にとって地政学上に重要な地位を占める台湾の動向は、非常に注目すべきでしょう。選挙の背景及び今後の展望について、大いに語ります。
           記
【日  時】 平成28年1月30日(土)18時10分~20時30分(開場:17時 50 分)
【会  場】 港勤労福祉会館1階 第一洋室
      東京都港区芝公園1丁目5番25号 電話番号:03-3578-2111(代表)
               交通:JR山手線 田町駅西口)徒歩5分、地下鉄浅草線、
               三田線 三田駅 A7出口徒歩1分
講師  澁谷司先生(拓殖大学海外事情研究所・教授)
■プロフィール :東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~2005年夏にかけて台湾の明道管理学院(現、明道大学)で教鞭をとる。
2011年4月~2014年3月まで拓殖海外事情研究所附属華僑研究センター長。
■主な著作 『人が死滅する中国汚染大陸』、『中国高官が祖国を捨てる日』、『戦略を持たない日本』(共に経済界)。

【参加費】 事前申込:1500円 (事前申込の学生:1000円、高校生以下無料)
               当日申込:2000円
【懇親会】 21時~23時 参加費:事前申込3500円(当日申込4000円)
【申込先】  1月28日(木) 23時までに下記申込フォームに登録してください。
            http://goo.gl/forms/O0dSSb1f7L
        ★事前申込の無い方の入場は講演5分前とさせて頂きます★
【主 催】  士気の集い  http://blog.goo.ne.jp/morale_meeting



   ♪
(読者の声2)ロイターによると、イランのOPEC代表Mehdi Asali氏は「イランに経済制裁が課せられた時に原油生産を増やした国が市場安定に向け減産に動くべきだ」
 との考えを示したそうです。
この考えを実現する一番簡単な方法は、ホルムズ海峡封鎖です。
   (ST生、千葉)

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水曜日, 1月 06, 2016

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (サウジ、イラン断交は第三次世界大戦に発展するか)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)1月5日(火曜日)
         通算第4770号  
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 イラン vs サウジ断行は第三次世界大戦へ繋がるか
  サウジに同調したのはバーレーンとスーダンだけだった
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 イランはサウジアラビアでシーア派指導者が処刑されたことに抗議し、在テヘランのサウジアラビア大使館を群衆が襲撃、放火した。
対抗してサウジアラビアは、2016年1月4日、在リヤドのイラン大使館に対して48時間以内に閉鎖し、退去せよとし、外交関係の断絶となる。サウジの措置に同調したのはバーレーンとスーダンだった。

もともと中東政治の基幹にあるのはスンニ派vsシーア派の対立であり、シリア内戦も、イスラエルvsパレスチナも、サウジとイランの代理戦争だった。
ISの跳梁跋扈にしても、アサド政権の防衛にしても、すべてはこの構造である。

 今後の展開はサウジとイランが戦争状態に陥った場合、どちらが優位に立てるかということだが、サウジの同盟国であるべき米国は、関与しないだろう。
米国はシェールガス生産でエネルギー戦略に余裕がうまれ、サウジを決定的な国益の対象とはみなくなった。
これはニクソン以来の路線変更なのである。

 サウジと運命共同体でもあるバーレーンは、現在もイエーメンのシーア派武装星陵への攻撃で共同歩調をとっているが、バーレーンにはイラン系移民がいまや多数派であり、これからもイランの第五列的な策謀や騒乱が引き起こされるだろう。
 バーレーンはスンニ派だが、流入した移民の多くはシーア派である。

両国の国力をみても、イランは若々しい国で人口はやがて八千万人に達する。
一方のサウジアラビアは自国民に倍する外国人労働者を含めて、二千万人強。軍事力もイランの方が上である。
サウジは米国がたよりにならないとわかるとロシアに仲介をもとめるシナリオも考えられる。

すでにプーチンの元へはサウジ副皇太子(国防大臣兼任)、バーレーンの皇太子らが、通っており、同時にイスラエルもモスクワ詣でを繰り返すようになった。
オバマは「世界の警察官をおりる」と言ったため、サウジの不安は、外交的にも露骨に表れてきたのだ。

 オバマの優柔不断にくわえての中東政策無策、イスラエルとの対立、そしてイランとの宥和という米国外交の流れをみていると、米国はサウジからイランへ軸足を移す可能性が、近未来のシナリオとして急浮上してきたのも無理はない。

さて中東の緊張は次に何をもたらすか。
第一に中東全体が戦域となれば原油価格は暴騰に転じる。せっかくイランが原油輸出を再開する段となって、サウジが減産に踏み切らず、今後も原油価格は低迷しつづけるというエコノミスト等の予測は根底的にひっくりかえる。

第二にシリア内戦は長期化し、ISが再び勢力を盛り返す可能性がある。ISに軍資金を提供してきたのはサウジ、UEA、バーレーン。そして隠密裡に兵站ルートを提供してきたのはトルコだった。
ISの弱体化は、かれらから見ればイランに裨益することとなる。

 第三はイランが支援するヒズボラが弱体化し、アサド政権は支援組織のうち、右腕のロシアはともかく、左腕的なイラン代理兵の弱体化を意味し、したがって先にも見たようにシリア内戦は長期化する。世界の不安化は止まらない。難民は増え続けEUの財政負担への悲鳴より、新移民らが引き起こす国内治安の悪化が考えられる。

第四は緊迫したトルコ vs ロシアの対決姿勢にも大きな変化が現れるだろう。ともにイランとは舞台裏で繋がっており、またサウジへの均衡外交維持という矛盾したスタンスにも微妙な変化が兆している。

第五には中東の混乱とイラン vs サウジの対立は中東政治からパレスチナ問題を矮小化させてしまうだろう。
したがってイスラエルが安全保障的にはもっとも裨益することになるだろう。
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1347回】            
――「街路湫隘ニシテ塵穢?集到ル處皆然ラサルハナシ」(黒田1)
    ?田清隆『漫游見聞録』(明治十八年)

   ▽
岡の香港滞在末期、従者を引き連れて香港に現れた?田清隆(天保11=1840年~明治33=1900年)に就いては多くを記す必要はないだろう。暗殺された大久保利通の後を受け、明治政府部内で薩摩藩出身者の重鎮に。明治21(1888年)に内閣総理大臣。在任中に大日本帝国憲法発布。翌年に辞任し元老となり枢密顧問官、逓信大臣、枢密院議長を歴任。伯爵で従一位大勲位。まさに位階勲等を上り詰めた元薩摩藩士。北海道開拓使官営事業廃止に伴う「開拓使官物払い下げ事件」がキッカケとなった「明治14年の政変」を遠因とし開拓長官から内閣顧問の閑職へ。香港登場は、その直後の事である。

 これから読み進もうとする「奥付」の見当たらない上下2冊本の『漫游見聞録』の「緒言」は、こう書き出されている。

「今般游?ノ地ハ香港ニ始マリ次ニ廣東澳門ヨリ南ハ西貢新嘉坡ニ及ヒ中間福州澎湖島台灣淡水鷄籠北ハ天津北京及ヒ張家口西ハ揚子江ヲ沂リ漢口を經テ宜昌ニ至リ往來里程凡一萬二千二百三十七英里日タル百八十五日其間見聞事状ヲ彙シテ此編ヲ輯ス行路匆々ノ採訪ニ係リ誤謬ナキヲ保セス觀者幸ニ是正ヲ賜ハヽ幸甚」

 内閣顧問の閑職とはいえ、旅行の数年後には内閣総理大臣に就き、それからまた数年を経て日清戦争勃発である。その黒田が、前後185日もの長期間、日本が仮想敵国として見定めるようになったであろう清国政治経済の心臓部を歩くだけでなく、西貢(サイゴン)、新嘉坡(シンガポール)とフランスに加えイギリスが東洋に築いたもう1つの植民地まで足を延ばそうとういうのだから、単なる鬱屈した精神を癒すための物見遊山であろうはずがない。やはり兵要地誌作りであり、清国の継戦能力調査であり、フランス、イギリスの極東政策探査と見た方が当を得ているのではないか。

 黒田は続けて、「游?ノ地滯留ニ久暫アリ見ル所ニ踈密アリ聞ク所ニ詳略アリ故ニ記スル所前後繁簡齊シカラサルヲ免レスト雖モ強テ?減ヲ爲シ体裁ヲ一ニスルヲ求メス實ニ從フナリ

 見聞ノ事苟モ他日ノ參考ニ供スヘキ者ハ悉ク記載シテ其繁蕪ヲ厭ハスト雖モ既ニ世人ノ耳目ニ熟シタル事項ハ或ハ又省畧ニ從フ」と。

「緒言」の最後を「明治十八年十一月      黒田清隆記」と結び、一見すると私人としての黒田が見たまま、聞いたまま、感じたままを、ありのままに記した。後日の参考になると思えることは書き留めたが、一般常識となっているようなことは省略した、ということになっている。

だが、「総叙」からはじまり「政体」「風俗」「度量衡及貨幣」「關税」「船舶」「貿易」「兵事」続き、さらに広東、福州、澎湖島、淡水、鷄籠、鎭海、上海、芝罘、天津、北京、張家口、漢口、鎭江、蕪湖、九江、宜昌、福州、淡水、廣東、香港、澳門、西貢、新嘉坡と続く目次を目にしただけでも、この旅の目的が黒田が岡の使いの者に語った「日來鬱病にして、旬月の暇を請い、域外の游を擧ぐ」といった類の暢気なものでないことくらいは判ろうというもの。

次に見える上海の項を一例にすれば、「居留地裁判所及地方公會」「上海自來水局」「江南機器製造局」「上海機器製造局」「上海縣地方地税」「上海開市以來商業ノ沿革」「商戸ノ概況」「賣買取引」「商業ノ習慣」「商線?輸出入物貨ノ景況」「上海港輸出入品價額總計表」「輸出品目」「輸入外國品目」「十萬兩以上輸出品目?解説」「十萬兩以上輸入品目?解説」「上海輸入日本物産表?解説」「我邦物産ノ現況及将來ノ意見」と、客観的統計を示しながら経済の牽引車である上海の都市としての解剖を試みようとしているのである。

やはり経済力の分析を通して清国の総合的国力を探ろうとしていると判断すべきだろう。
《QED》
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌によれば、中国人の爆買いブームはまもなく「突然死」を迎えるだろうと以前から確信的に予測されていますが、日本各地の様子を見るに付け、まだまだその予兆さえないのでは?
 北海道にも山のようにチャイナ・チャイナ・チャイナですよ。
   (UY生、北海道)


(宮崎正弘のコメント)知り合いの娘さんがニューヨークへ行ったら、どこもかしこも中国人だらけ、NYはチャイナかと錯覚したと感想を寄せてきた由ですが、中国国内では有名ブランドの旗艦店はすでに昨秋から閑古鳥、豪華レストランは続々と閉店しています。
 そして「突然死」はすでにマカオで博打客の激減、香港では有名な爆買い拠点だったショッピング・モールもがらがらとなっています。
 すでに突然死は始まっています。
 日本でもツアー客こそ、まだまだ蝗の大群、これから2月8日の旧正月へ向かって増えているでしょうが、問題は買い物の量が激減しており、また泊まる宿なんぞも、フェリーは船中でタダになるにせよ、格安ツアーで中国人が宿泊しているのは「地下民宿」のたぐいですよ。(格安ツアーに限っての話ですが。。。)
それも中国人経営のインチキ民宿が手入れされております。最後の仇花が2月1日から10日にかけての旧正月休暇では?



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(読者の声2)新南群島(英語名 Spratley Islands)への中国侵攻問題への素晴らしい解決策があります。
新南群島は昭和4年に小倉卯之助が発見し、昭和13年に日本が領有を宣言し、国際法上日本領土となりました。昭和27年にサンフランシスコ条約で日本は新南群島の領有権を放棄しました。
では、国際法上正しい解決策はなんでしょうか。
それは明確です。サンフランシスコ条約締結国が協議して決めます。
新南群島の帰属する国を決める会議をおこなうよう、日本政府が全サンフランシスコ条約締結国を招待して決める。これが国際法上も常識から言っても唯一の最高の解決策です。
中華人民共和国はサンフランシスコ条約締結国ではないので招待されません。中華民国が招待されます。
現時点では、帰属国が決まっていないので、どの国の艦船や航空機が訪れても合法です。この会議を新南群島太平島にテントを張って行うのがよいと思います。滑走路も既に造られているので、各国代表も容易に来ることができます。
  (ST生、千葉)


(宮?正弘のコメント)法理論上は正論です。しかし台湾でも、こういう主張は殆ど見かけることはありませんねぇ。欧米列強や中国のリアルポリティックスから言えば、ジョークと取られかねませんし。
 たとえば台湾の地位ですが、法理論的に言えば、「中国は中華民国から独立した」のであって、中華民国共産区が中国だったわけですから、台湾が中国の一部という理論は成り立ちません。
法理論はそうであるとはいえ、現実はまったくの力関係で左右されます。



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(読者の声3)サウジとイランは外交関係断絶。サウジは駐在イラン大使館に48時間以内の退去を命じました。いよいよ戦争でしょうか?
  (JJセブン)


(宮?正弘のコメント)イラン、イラク戦争は8年間の消耗戦、お互いがミサイルを飛ばしあい、双方が「相手が先に仕掛けてきた」と罵りあいました。誰が究極的に得をしたか。 
この間に原油価格が上昇して儲かったのはサウジ、クエート、UEAでした。
 今回、イランとサウジの対決となりましと、イランの人口は8000万人にせまりますが、かたやサウジは外国人労働者をいれても2000万あるか、ないか。
 サウジはイランの核武装への行程を懸念し、できればイスラエルがイランの原子炉をたたきつぶし、それを背後で米国が支援するというシナリオに期待した。けれども、米国はイランへ軸足を移した。
おまけにオバマはイランと核開発で合意しました。
 それなら列強はどうでるか。米国はサウジを支援するかたちでの軍事介入をしないでしょう。
イエーメンで、イランが支援する武装勢力が猖獗をきわめても何もしなかったように。そこでサウジはバーレーンなど一部の協力をえて、イエーメンに軍事介入した。米国は何もしなかった。
サウジの米国への不信感は決定的となってしましました。
 中国から見れば、サウジvsイラン戦争が始まれば、一番の漁夫の利を得るでしょう。ロシアがどうですか、現時点では未知数ですが、あるいは仲介役のキャスティングボードを握れるのはプーチンかも知れません。



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(読者の声4)韓国の「反日」はすでに「宗教」と化していますが若い世代ほど反日がひどくなる。
慰安婦問題妥結によりさらにパワーアップ。まさに慰安婦像を崇めるカルト「従軍慰安婦教」、昼は反日コンサート、夜はローソクデモ。
http://livedoor.blogimg.jp/hoshusokho/imgs/1/6/16165e3e.jpg
http://hosyusokuhou.jp/archives/46467314.html
 これでは慰安婦像の撤去はおろか移転すら無理、朴槿恵が強権発動してでも押さえ込めるか、どうかも見ものです。
  (PB製、千葉)



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(読者の声5)貴誌4768号(読者の声1) で(PB生、千葉)が「一方、パナソニックは現地企業と合弁で総額500億円を投資し自動車用バッテリー工場を大連に建設予定。
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20151228-00933009-fisf-bus_all
2012年に工場を焼かれたのに懲りないのですね」
と書かれました。
私は公開情報しか知らないので内輪の事情は測りかねます。しかし、これを追加投資という観点ではなく、今まであった自社が100%出資した乾電池工場から、合弁の蓄電池工場に投資の度合いを下げたと考えると納得がいきます。
完全な撤退を行うと懲罰的な取扱いを受けることを考慮したうえでのことと理解できます。
乾電池工場は韓国系の工場との価格競争で赤字となっていたので、この工場を懲罰なしで切り捨てられるのなら、多少でも利益が見込める蓄電池工場への500億円の投資はトータルではプラスかもしれません。現在、蓄電池の技術はすさまじい勢いで進歩しています。
現在主流になりつつあるリチウム電解液を使ったものからカリウム蓄電池、固体リチウム蓄電池さらには、ウルトラキャパシターを細密化して量子効果を働かせるもの等々が研究されています。
どのレベルの技術のものを新工場で生産するかで、技術漏れの危険度も違います。2017に稼働させるのであれば、上記三つの新技術ではないと思います。
  (ST製、千葉)
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土曜日, 1月 02, 2016

ハーレーで新年早々、スポーツスターでの高速燃費

新年おめでとうございます。今年は気分を入れ替えてがんばりたいとぞんじます。

早速ですが、昨年のモータロイ増量後、二回目の高速走行で、燃費をチェックしようと、1月2日にいつものように羽生をスタートしました。

そのときの一般道燃費はそれまでのリッター13キロ代から14キロ代と少し伸びた。

とにかく走りこむのみと9時過ぎに出かける。

音は静かだし、振動もおさまり、ただエンジン回転のアイドリング時の振動だけは却って大きい感じで、これは燃焼力が強くなったせいだと思っている。

ただ、羽生から高速に入ったとたん、ビッシリの渋滞、なんじゃ、これはと思ったが、羽生PAに入る車列が縦隊で左車線を塞いでいたせいだとわかり、あとはほぼ順調。

今回は素直に近くのGSで給油、すぐさま高速へ。前回飛ばしすぎたので100キロ前後でおとなしくいく。

いつもの通り、大屋PAでとりあえず休憩。GSからは約70キロ。すでにここまでくると11時ちょっとすぎ。


 あまりまだ人出は多くない感じ。

 木の葉も完全に落ちて、12月初めの那須の風景みたいだと思った。

予報どおりあまり寒くない。

今新しいメモ帳を元旦からつけだし、今年はこれで行くと意気込んだが、人が少ないとはいえ、食堂を喫茶店のように利用するのはしづらくとにかく距離を稼ごうと北上。

あまり遠くまでは行かないつもりで黒磯あたりでUターンもありと思っていたが、結局那高原まで来てしまった。来るたびに距離感が縮む。

そこでUターンするには、結局白河まで行かねばならない。で白河で一旦おりてすぐに上り車線へ合流。

 那須高原SAと白河の間に標高451mと表示があって、この辺が一番高いらしい。それで、チェックを兼ねてバイクからおりて撮影。

この向かい側(上り車線側)は逆光となりうまく撮れなかった。iPhoneの表示は如何に!?と思ってみたのがこれ!

やはり40mのずれがある。おおよその目安といったところ。白河では8度Cだった。これ以上は寒くならないと安心し、あとは南下。







上り車線側の那須高原。




左側が東京方面。やはり高台からずっと下っているのがわかる。ちなみにここの表示は400m。




白河から急に上りが混みだし、いったん停車後、本線車線に合流するのが難しいくらい混みだした。


そのうち動きがとまり二車線とも渋滞で停車。しかたなく、車列の間を縫って先へ進む。今日はこれまでバイクとは一台もあっていない。

たった一台で進むのはやはり音がある程度大きいほうが安心感があった。


やがて事故車がいて、そこで渋滞終了。矢板以北の場所。

このあと、二度似たような渋滞があり、車の間を縫って先へ進む。

そのうち三度目となると、下へ降りようかと思い出した。上河内SAで一旦満タンにして、何所かで降りようと思った。204.5キロ走行で、店員が入れてくれた。つまりタンクを水平にして給油なので、しまったと思ったが、正しい燃費がでない!

しかたなく、次の給油で水平とサイドスタンドと両方の差を確かめねばなるまいと。また降りるのをやめて、佐野を過ぎてまた渋滞。そこで館林まで我慢して下におり、下道をあっちこっちと羽生方向へ走り、125号とぶつかり右折。で結局朝のスタンドで給油。

そこで、いちおうスタンドをかけて傾けて給油。その時から水平までどれくらい入るか実験。0.7リットルだった。(これも目見当、前のスタンドの店員がこれくらいでいいですか?と聞いたので、OKを出した記憶の量)

すると今回の高速燃費は204.5キロで8.7、23.505となり、それ以降の館林までの高速と下道の102.1キロを4.6Lで走ったので、22.19となった。

正確さについては自信がないが、いちおう、予想に近い展開結果となり、同様な運転をすれば、よくなることはあっても、悪くなることはあるまいと、増量の意図がどうやら達成されたようだと、思っているが・・・ ・!?

これでこの記事は完了と思っていたが、昨日の朝、ハーレーの暖機中、駐車場に入ってきた軽から顔を出した飯店の店主が二日から営業してますから、と挨拶をされ夕食を食べに行った。

どういうわけか、カレーもできるというので、カレーを黙って食べていたら、!?あれ、間違った、と正解が浮かんできた。

実は、上河内SA(ここは、金塚氏を猪苗代湖付近までshoさんと見送り、東北道を帰る途中、一緒に給油した場所だ。)で満タンにした時は8.8Lだった。すると、実際の消費量は8.8−0.7=8.1だと
頭の中に浮かんできた。そうだ、それにちがいない。

すると今日の高速走行燃費は?

再計算で25.2469・・ではないか!?

もともと25キロ以上を目指して、汗水垂らして錫片を削り出したり、朝夕寒いのに距離を稼いだのも、自分の仮説を試してみる、という一点に尽きる。

増量後、約3000キロ走行であった。初回投入後約13000キロ走行である。

モータロイの実用性を知って、これがアメリカ生まれだということは、ハーレーというバイクが身近にあることから、ひょっとしたらハーレーの振動から出てきた発想ではないか!?と20代の頃から脳裏に浮かび、自分のスズキの250にも増やそうとしたが、振動の弱さ!?でうまく期待に沿った結果は出ずじまいで、その仮説は40年ほどどこかに行ってしまっていた。

それが、娘がふとした偶然からハーレーに乗るようになり、それがもとで小生も気がついたら、多分進んでは乗らないだろうと選択肢から抜けていたスポーツスターに、これも同僚たちが、自分たちの欲しいバイクがあるからということで、仕事の合間に一緒に立ち寄って見たビューエルのバイクがきっかけでハーレーと巡り合ってしまった。

何というめぐり合わせだろう!!!

実は昨日も霊苑で娘たちに出会ってしまい、娘からハーレーで来たの!?と訊かれて、うんと頷き、あの角の一般駐車場に止めてあると言ったら、見ると乗りたくなるからやっぱり見ない、と言って別方向から家族たちと6人乗り車で帰って行った。

この接近遭遇もまさか連中も来ている、などとは夢にも思わずに行ったら、いた!ということで、よちよち歩きを始めたばかりの孫を抱かせてもらった。

昨日、足りなくなりそうな賀状を追加購入するために、郵便局へ歩いていると、今後の課題が突然頭に浮かんだ。

今日、バイクに乗っていてもずっと頭の片隅にある。今年は新年早々忙しくなりそうだ。