日曜日, 5月 31, 2009

土曜日は、朝から雨天で遠出は期待できず、ネットでモータロイ関連記事を漁っていたが、あまり期待したほどの収穫は得られなかった。半世紀も前の商品だし、販売終了して数年も経っているので、在庫も払底してしまったのだろう。

それで、古いBMW関連の記事を、おもにCRIMECA 通信 Vol. 003/004に頼って、若いときからの曖昧なBMW神話と、その中味について勉強してしまい、いろいろと考えるところがあった。

たった6Vの500cc二気筒、今では、大半が12V用に換装されたものが多いそうだが、ライトが暗くて、早く暗くならないうちに帰宅したくなる、などというのをみると、ほほ笑ましくなる。ビッグ1の半分で、重さは200キロもあるのだったら、トロトロ走って当然だろうなー、と考えてしまった。26馬力は、ビッグ1では3000回転以下での出力だ。もちろんフルスロットルでの話だが・・・。

それで、翌朝日曜日、今日も午後から雷雨気味の予報が出ているので、早めにチェックしたい現場へバイクで出かけた。日曜早朝でゆっくり走れるので、1000〜2000回転域でのレスポンスの悪さが、どの位低下しているかを見るために、加速しないで、その回転域でアクセルを一定にし、回転上昇がどう変化するか、というような走りをしばらく続けていたら、いつの間にか、比較的抵抗なく回転が伸びるようになってきた。現場へ着くと、かなり鉛臭い。普段とちがうクランク回転を行うと、普段とちがう部位がより擦れて、その部分の鉛層が薄くなるのだろうと思った。

それで、現場のチェックを済ますと、朝飯前だったが、そのまま定置燃費コースへ、ツーリングしてしまった(50キロ強)。ゆっくり走っていると、車が付いているので、スピードを上げて引き離す。国道でゆっくり走っていたら、大型4輪貨物が抜きにかかったので、やはり引き離し、以後はペースを上げて走った。このところ、低温気味で、バイクのサスオイルも粘度があがり、高速走行でも、サスは大変快適である。やはり17度Cあたりは、いろいろな意味でバイクにも優しい温度環境かもしれない。細かな凹凸を感じさせない、高速の走りは、かなり気持ちよい。途中殆どガスか霧状で、所々昨夜の雨の後がかなり残っていた。

さて、190キロほど走行して満タンにし、定置燃費コースへ向かう。それまでの燃費は通勤と一般走行で12キロ程度であったが、通勤と気持ちよく開けて走るのとの混在ではこんなもの。街中12キロなら、悪くはない、このバイクでは。

それで、今度は気合いを入れて、アクセルを絞り気味にして走り出すが、なんだか、1000〜2000回転での粘り抵抗が、あまり感じない。素直に回転が伸びて吹けていく感じである。あの程度の集中的な抵抗回転域での運転だけで、鉛抵抗が取れたとは、思わないが、それなりの効果があったのかもしれない。そういえば、もう鉛臭さはあまり感じないではないか。

それで、ミラクルパワーを付けたとき、ガクガクした原因は、この抵抗回転域での粘りと、ミラクルパワーの爆発トルクのミスマッチと長年の経験から、ほぼ断定していたので、これくらいスムーズなら、ミラクルパワーを試してもいいかもしれないと、最初1番と4番に2個付けた。走り出してみても、さしたる違いを感じなかったが、シフトアップ時のガツンと来るショックの強さにも、トルクアップはしているようだと思って走った。

どこの水田も、早朝から出て、皆各自の水田を見回り、空いた部分に苗を補植したり、淡水状態を確認している光景が目に付いた。また、今日は、道路清掃日らしく、三々五々グループになって、水田や道路端のゴミや空き缶などを回収しているので、空いていてもあまり飛ばせない。ちょうどよい速度で、反感をもらわないような排気音ですり抜けることを続けた。

30キロを過ぎる辺りから、調子が変り、ミラクルパワー2個だけでは、アンバランス感が出ているように感じ出したので、ポケットに残っていた2個も、熱いのをこらえて皆装着してしまった。すると、走り出したとたん、トルク感アップは歴然で、少ない回転でスムーズに走る感じがしたので、すぐこれは行けそうだと、直感。のこり10キロ弱をそのまま気持ちよく、しかし必要以上飛ばさずに、セルフのスタンドへ飛び込んだ。

タンクを開けると、目視でも、ガソリンレベルが高いのがわかる!!。ゾクッと来る。それで、燃費を計ると、四捨五入で17.1キロ、ビックリもしたが、妙に納得もした。それで、さらに、厳密に、走行距離も端数までいれて、計算したら、16.9で、これはマイクロロン+にんじん君+ミラクルパワーのトリオでの最高値とまったく同じ数値である。以前は、漏電気味の傾向があったため、不安定だった。昨日のBMW関連記事でも、電気は通りやすいところを通る、などとBMWでも漏電で火が出たりしたこともあるそうだ。今回は、電装系リニューアルで、それはまずないので、ミラクルパワーにしろ、にんじん君にしろ、本来の持ち味を遺憾なく発揮しているはずだと思っていたが、やはり、クラッチ交換後も、つながり感がが弱かったが鉛の粘り抵抗がけっこう大きく影響していたようだ。

http://yhsvtex.blogspot.com/2008/09/blog-post.html

拙ブログで、モータロイを入れる前の燃費関連記録は、昨年の9月1日が最後となり、以降は、自作モータロイの試行錯誤、失敗続きの記録となってきたが、どうやら、今回そのレベルまで回復しかかったことになり、率直にうれしい。
『アクセル開度が16キロ台を1としたら、15キロ台では、1.07ぐらいの差しかないことになり、これでは、同じように開けて走っている、としか手首は感じないが、体全体で感じる差は、走りにはっきり出る。

なお、トルク差は、1300と1000とでは3.xと差がおおきく、これが1300の高燃費を支えているのだろうと思う。1000では燃費は私の場合17ギリギリあたりが最良値のような気がする。あるレポートでは、1000でも新車時には20キロ近く行ったという報告もあった。』
などと書き込んでいたが、BMWの記事を見て、1000ccの1300ccと比較しての燃費の悪さは、明らかに定速域での絶対トルク不足にあり、アクセルをぎりぎりにしぼって走った時に燃費で2〜3キロ余計に1300が走るのは、トルクフルなためと、頭の中では断定していた。

それで、エンジンの個体差もあるのだが、系統的なSC30とSC40の低速域燃費の差は相対的に、SC30のほうが回転抵抗が大きいということになり、それを軽減する措置をとれば、差は縮まるはずと結論づけたが、翌日さっそく現実となるとは、さすがに想像はできなかった。

それで、もういちど満タンにして、走り出したが、走るほどに低速トルク感が強まり(鉛抵抗が減ってきた証!!)、臭いもほとんど感じなくなり、サスの快調さと、エンジンの快調さとで、帰るのが嫌になるくらい、快調そのもの。前回の15.5という燃費と比べても、あの粘り感激減で、これだけ違うのだから、と思うと、ハンダロイ投入1万キロは、大いなる誤算というべきであり、スズロイ投入後まだ5000キロちょっとである。あと、0.5キロぐらい伸びたらおそらく頭打ちになるだろうと思われる。しかし、昨年よりは、トルクフル感は低速走行でも付き纏っており、率直に低速走行が楽しいことも今日分かった。加速が思わしくなくても、BMWの良さがあるようなことを書いておられたが、もしかしたら、こんな走行フィーリングをも指すのだろうか!?などとも、想像してみた。

エンジンの調子がよければ、ミラクルパワーもsho様の例を見るまでもなく、強いトルクを発揮しているようである。これなら、毎週是が非でも跨がりたくなるのもうなずけようというものである。降りるのが、惜しくなるだろうな〜、と言う思いも脳裏をよぎった。
http://www.geocities.jp/shonaka2001/
ミラクルパワーは、効果がなければ、返金に応じます、と但し書きがあるが、効果がない場合は、他の手段も併用されては如何か!?と思っている。
なかのひと

土曜日, 5月 30, 2009



バイクの森おがので見たBMWRシリーズは、R69Sが展示されていた。1970年頃、CB750Fourが発売された頃は、毎月バイク雑誌を購読していたような時期だった。国産250のロードスポーツが18万円後半の価格であった頃である。そのころ地方の白バイには、まだ、ヤマハの305ccがホンダに混じり使用されたりもしていた。

そんなある夏の夕方、市内で始めて実走行しているBMWR69Sを見かけた。今でもBMWR69Sと信じてはいるが、その走行音の無音に近い音質に衝撃を受けた記憶があり、しばらくバイクで後をつけた。乗っていたバイクは何か今ではその記憶はないが、おそらくヤマハYA6だったのでは、と思う。乗っていたのは、半ズボン姿で、リビングストンが被っていたような探検家スタイルの帽子だったような気がする。まだ、ヘルメットが強制化されるまえだったのかも知れない。サラリーマン風ではなく、何かの個人商店主風だった。

当時の仲間でもCB750が良いと言う意見は、多数派ではなく、CB450が理想などという先輩もいた。私は、先輩の一人がヤマハ250の混合油タイプに乗っていた関係で、ヤマハファン的な気分でいたので、XS650当たりで決まりと思ってはいた。カワサキのW1Specialも、いいにはいいが、まだその頃左プレーキ、右チェンジ方式だった。
http://www.geocities.jp/mm33paramita/motorcyclexs.htm



さて、最近まだ純正のモータロイがどこかに残ってはいないかとネットで探していたが、販売終了の気配濃厚のようだ。それにしても、モータロイの広告を鵜呑みにしたようあインプレッションや憶測記事は多いが、実録体験記事は、極めて少ないことにがっかりする。バイク雑誌の当時の記憶では、時分の愛車の日常インプレッションで紹介するコーナーがあり、けっこう有効なようなことが書いてあったりしたが、・・・。タイムスリップした話題なのであろうか。

そのうち、CRIMECA 通信というのを見つけた。
http://www.geocities.com/crimeca_japan/vol003.html
[タンクに石ころ?]という項目があって、『★モータロイ信仰
整備するのみ燃料タンクを外す時がよくあります。 何やらカラカラと音がして、取り出してみると、何処から見てもそこらの石ころです。  このオーナー、モデルが変わっても、いつもカラカラです。 聞くとモータロイを入れているそうで、曰く“効果がある” とのこと。 今でも売っているそうですが......』とだけ、出ていた。
信仰というくくりだった。まあ、大方の認識は、そんなものかも知れないと思った。自分でも、代替品のせいもあり、半信半疑な状態であり、今のところエンジンに悪影響はなさそうであるが、・・・。このBMWオーナーの方も、モデルが変っても、懲りずに!?にモータロイを使い続けていたことだけは確かなようである。時々、絶妙に調子よく、ハンドルと肘からしたの腕が溶けて一体化したような快感を覚えるような事が、スズロイでもある。きっとBMWのショートハンドルでも、前傾姿勢ゆえ、疲れた腕に、愉悦を覚えて走っていたのかもしれない。

このCRIMECA 通信というのは、BMWの旧車関連のサイトなのだが、中味はかなり面白く、BMWの昔のイメージの再現に、かなり役だった。
http://www.geocities.com/crimeca_japan/vol001.html#top

このうち、Vol.3~4には、『さて、あなたが中級を自認するBMWファンならば、私も遠慮は要らない。 あなたがキックでエンジンをかけることに慣れていたり、さらに旧車を操作する術に熟達しているなら、 もっとプリミティブで使いごこちの楽しいBMWを推薦しよう。 すなわちBMW、R50である。 R50は、旧タイプBMWの元祖である。  言い換えれば1955年に登場したR50にごちゃごちゃとした市場のニーズに答えていろいろ「便利な装備とパワー」を付けていったらR69Sになりました、 新型になりましたという進歩なのだ。 それ故、R50はシンプルで、余計なものがついていないのがすばらしい。 特にエンジンだ。 Sタイプのようなガサつさはまるでなく、 内燃機関とは信じなれないような回り方をする。 R50こそがBMWであり、まさにBMWなのだ。』とあり、BMWR50こそがBMWであり、・・・と評価されているので、
どんなバイクか検索してみた。

私のバイクBMWR50 
http://www.geocities.jp/maegamigakisan/newpage24.htm

『モデル名はR50と言います。500cc 26馬力でアメリカのインターステーツでは馬力にモノを言わせてキャデラックやリンカーンをよく追い抜いたものです。(笑)』などという一節もある。海外ツーリングレポートも掲載されていて、充実している。しかし、26馬力では、重さはCB450並の200キロ前後あって、単気筒250ccオフロード車相当馬力で、加速は??と思わざるを得ない。

たしか、バイク雑誌編集長だった、岩田ゲン氏だと思うが、静岡のお茶卸商の方が、年齢のため乗れなくなったというので、BMWR50を手放すという情報を知り、購入・試乗レポを当の雑誌に掲載されたこともあった。高速道路でも、慎重に加速し、なかなか一気に最高速にもっていかずに、様子を見ながら走行する様が掲載されていた。音が静かなので、高速バスと並走すると、乗客たちの視線が、一斉に注がれた、というような記録があったような。・・・。

最近のバイクはすごく乗りやすく、故障もしません。
いきなり長距離ツーリングを企画しても、移動機関としてのバイクに対して、心配は皆無といえるでしょう。
http://
roppow.web.fc2.com/bmwr50.htm
ここでは、26馬力の心配への配慮として、『旧車は、どんなに頑張っても今の交通事情には合いません。廻りが速いからといっても、決してあせってはいけません。
そのバイクが生まれた頃の交通事情はどんなだったか、常に思ってください。』などと3箇条があり、移動を旅と心得れば、一生の伴侶ともなりえるようなことが書かれている。

それで、昔見たR69Sと覆っていたのや、バイクの森おがのでみたBMWももしかしたらBMWR50ではなかったかと思い出した。ハンドルバー先端に、方向指示器がついているからである。これらは、旧車に置いては、純正部品であることはめったにないので、オーナーの好みや、部品入手の事情で変りうるので、何とも言えないが、どうもそんな気がしてきた。

BMWR50で峠を攻める2
http://roppow.web.fc2.com/

http://roppow.web.fc2.com/bmwr50_5.html


BMW R50: BMW バイク
http://wide-open.jp/bmw/bmw/bmw_r50/
では、BMWR50の始動儀式や、調子をみるために走り回る動画を見ることができる。6V電装で、マグネトー点火では、始動はきついらしい。

BMWバイク専門誌「BMWボクサージャーナル」特別企画「BMW・R50/2 ..
http://www.sideriver.com/motorcycle/ridersclub/bmwr50.html
白塗りのBMW・・・

BMWバイク専門誌「BMWボクサージャーナル」特別企画「BMW・R50/2 ..
http://www.sideriver.com/motorcycle/vintage/vintage-04.html
BMW各部の拡大写真がポイント。タンク内の軍用防錆塗装も初めて。したがって、ガソリンろ過の装置はついていないという。

BMW R50 昭和39年登録 レストア済 国内もの オートバイ 旧車 趣味人 ...
昭和39年登録のBMWR50です。一部レストアされています。 きれいに仕上がっています。
http://ichiba.geocities.jp/seiyaa_desk/r50.html

秩父おまかせマップ
秩父の観光ガイドおまかせサイト
http://www.bsmap.jp/
なかのひと

土曜日, 5月 23, 2009

前回に続き、タンク内のスズ濃度変化の追跡記録である。

http://6301.teacup.com/mura/bbs

一度、濃度の濃いガソリンを空にして、満タンにして走行したら、内部のスズ粉濃度は一気に激減する。その状態で走行していると、スズ濃度が上昇してくるまでかなりの時間がかかり、既成の、スズのない状態に近づいて走ると、それまでスズ層にカバーされていたのだろう、鉛臭い臭いが強まる。また、低速で、鉛特有の粘りが現れてきて、エンジンがガツン、ガツンとギクシャク走行をする。二千回転を超えると、スムーズに走行する。

最初に入れたハンダロイの影響だと思われる。最初に入れてしまっているので、より微細な表面組織の隙間に、スズと鉛の粉が付着したのだと思われる。スズとは違い、経験上、鉛のほうが、展着性が強いようで、スズが倍量であったにも拘わらず、鉛臭く、スズらしい甘みがかった臭いはほとんどない。


それで、40キロほど走行すると、またスズ効果が出てきて、臭いを押さえ、スムーズになっていくが、80キロをすぎるあたりから、内部濃度が濃くなり始める気がした。そして150を過ぎるあたりから、再びかなり濃いというか濃すぎる感じがしだした。180キロほど走行して、満タンにしたら、やはり最初は、内部濃度が薄まった結果、またまた鉛臭くなり、エンジンのガクガク感が低速で出てきて、ヘルメットを振るほどのガクガクで、びっくりした。

しかたなく、とうとう各プラグからつけていたミラクルパワーをすべて外した。するとだいぶそのガクガク感はうすれ、比較的アクセルに忠実に加速するようである。しかし、最初に経験したガクガク感は時折軽く現れた。

ミラクルパワーがないと、80キロ走行しても、140キロ走行しても、タンク内濃度の上昇は、前回と同じはずにも拘わらず、濃すぎる感じが出てこない。実は、クラッチ板を交換する前日に、もういちどタンク内のスズを取り去る依頼もしたのだったが、走っているとミラクルパワーがないと、大変にいい感じで走れる。それで、また後悔しだした。翌日、バイク屋さんには、あわてて、タンク内清掃の件は取り消した。走るほどに、ハンドルに伝わる振動がまろやかになり、しっとりした気持ちよさに変わってくる。これだよ、これ。求めていた感覚は!!。エンジンは少し重い感じはするのだが、力強い一定のトルクが加わっている感じがする。バイクというより、4輪のエンジンのような気さえする。

まだ、推測の段階だが、ミラクルパワーは瞬発的な燃焼を促すようである。それがないと、特にイグナイター交換後の感じでは、燃焼が実にマイルドで気持ちが良い、という感じに変わる。おそらく、スズ濃度の上昇したガソリンは、通常のガソリンより、難燃性が高まるような気がする。それで、ミラクルパワー的な火花より、ノーマルの点火系のほうが、適応性で幅が広く、その難燃性とうまくコミットしているのかもしれないと、思った。

まだ、タンク内のガソリンが二回しか入れ替わっていないので、なんともいえないが、連休の最初の頃、高速走行して高燃費を得たときも、ミラクルパワーなしだったことと思い合わせて、少なくとも、スズロイとミラクルパワーの燃焼特性は、マッチしていないという思いが、現時点では強い。

現在は、シリンダーヘッドアースと、にんじん君と、ノーマルの点火装置だけである。ワイヤーハーネスを取り替えたとき、にんじん君の効果を期待したが、効果は感じられなかった。そこで、シリンダーヘッドアースを復活させると、ミラクルパワーをつけたときのようなアップ感が出て来たので、そのまま使用している。しかも、ミラクルパワー装着時より、振動が少ないというか、丸いというありがたい効果もあった。それで、さらにスズロイのスムーズさが加わるので、他人様には教えたくないような、醍醐味を味わえる。まだ、基底部には、鉛成分が色濃く展着され、中途半端に残っているようなので、エンジンの重さも、それなりに理解は出来る。今後、どのように変わっていくのだろうか?しかし、今は2.5個のスズロイは多すぎないようなので、ほっとしている。


ミラクルパワーをつけていたら、これでも多すぎ、せいぜい一個か半個が適量と判断し、いっそ全部取り除いて、他のケミカルに移行しようとさえ思っていたのだった。高速でもミラクルパワーなしで調子良かったときは、今の4倍ほど入っていたのだったが、・・・・・。だから、たぶん今は丁度良い濃度範囲のあたりにあるはずではないか?と推測している。

そして、クラッチ版交換を済ませたバイクを受け取り、調子を見る。スプロケットも交換したが、フロント側の小さなものだから、と多寡をくくっていたら、工賃を含み一万円近く行き、唖然とした。リヤは、特注のForgedとか何とか書いてある、白いスプロケットで、少しは減ったが、あまり目立たないので、そのままにした。

左手に馴染んだ位置で、クラッチが繋がるのは気分がいい。シフトタッチなども気のせいかメリハリがしっかりとしてきた感じ。当然ながら、オイルは本日交換済み。しかし、青い煙は依然として出ている。それで、いつもの燃費コースへ行く途中リザーブとなる。満タンにして、定置燃費を測定したら、15.47だった。

今回は、急にタンク内スズ濃度は、減ったにしても、前回のようなゴツゴツ感はなく、あっさり走れた。35キロを過ぎたあたりで、スズの効き目が少し出始めたかな!?と感じたが、そうなってからのほうが、青い煙を良く吐くようだ。匂いはあまりない。すると、古いオイルに溶け出した部分の匂いもあったのかもしれない。

とにかく、2000以下の低回転でも比較的スムーズに回り、これといった特徴はなく、なんだかつい先日までの騒ぎが嘘のよう。点火系のちょっとした修正というか、小細工でこうも変るものかと、思う。計測のため、満タンにしたが、なんだか、さらに低速ががスムーズになったように感じる。鉛成分は取れたのだろうか?まさかとは思うが、点火系のせいかもしれない。

あとは、バイク屋さんでステアリングの締め込みも依頼したので、粘っこいハンドリングに変った。これで、段差を通過したときのコツンと言う音は解消された。
なかのひと

木曜日, 5月 14, 2009


私と同じような発想をする人もけっこういるらしく、モータロイ発売終了なのだが、それ以前から、釣りの錘で代用できる、ハンダでもいいさ、とかそういう類の書き込みもけっこうあるようである。しかも、アルミタンクなので、キャブへ行く前にフィルターを通る際に、フィルター室の底に、鉄のボルトを固着させ、そこで、モータロイを躍らせて溶け出させるなどというアイデアまであり、私も昔それとほぼ同様のことを考えたりもした。
http://page.freett.com/triumph_tiger/cla.html

四輪の外車でも、タンクがFEPか何かなので、モータロイを鉄に擦り付けて粉にして、それをタンクに入れたなどという話もあった。

しかし、長期的に、どうだった、などという記録はほとんどない。こうした点に関しては、
『知的生産の技術』でこれまた、マッキントッシュも使用しているという梅棹博士は、カードを取りなさい、ということを主に主張されていたのだが、私には、以下のようなことが気になった。
個人文書館
『くりかえしていうことだが、わたしたちの社会の制度化された教育体系では、達成された成果を次代につたえることには、なかなか熱心であったが、その達成までの技術を開発し、発展させようという気もちは、あまりなかったように思われる。技術の開発と発展のためには、成果よりもそれにいたるまでの経過の記録と、その分析がたいせつである。ところが、そのほうは、信じられないくらいおそまつなのである。』・・・
 『日本人には、自分のしとげた仕事の記録を残すという習慣が、あまり身についていないようである。どんな仕事でも日本人のやったことを、すこししらべてみるとわかるが、たいてい、まことに貧弱な記録しかないものである。中略 そんなのにくらべると、日本人は、記録軽視、成果第一主義で、実質的で、たいへんけっこうなのだが、社会的蓄積がきかないという大欠点がある。やはり、どうしてこうなった、ということをかきのこしておいてくれないと、あとのもののためにならない。』
 『ヨーロッパには、どの国にも、むかしからアルキーフ(文書館)という施設が発達していて、さまざまな記録を、じつにこくめいに保存しているということである。中略 まえの経験を吟味して、そのうえにたってあたらしい経験をつぎたしていこう、というふうには、なっていないのだ。』と。私はそれで、ある人(養老猛氏!?)が主張された日本人の思想類型としての「永遠の現在」ということを最近強く意識している。
そんなわけで、モータロイ使用での燃費の記録も、以前引用させていただいたようにただ一例しかない。これは、おどろくほどだ。にんじん君のレポートでも、賛辞はあっても、まだ燃費はこれから計測するつもり、などというのが結構少なくないのである。

とはいえ、燃費の記録はけっこうしんどいもので、バイクであれば、調子よく走る感じがすればそれで良い、と割り切ってしまっても当然なのかも知れない。しかし、小排気量ならそれで済むかもしれないが、最近の4輪の燃費の伸びは侮れず、ビッグ1では、軽はおろか、4輪にも劣る燃費ともなれば、調子よくて気持ちいいだけでは済まされない面もある。

ハンダロイとちがって、スズロイは、ほぼ純度99.9%というので、合金とちがい溶けやすいらしく、ハンダロイの時と同様と思って少し増量したら、あっというまに悪影響が出て来た。

それで、仕方なく再度タンク底を清掃してもらい、余分と思われるスズ片を大部分取り除いた。そして、容量的には、1/4相当ぐらいのスズ片を残した。しかし、タンク内のガソリンはこのとき満タンに近い状態で、ちょっと走ってガソリンを供給しても、あまり薄めの効果はなく、とりあえずある程度走った際の燃費は、最悪で11.3ほどだった。それで、10リットルほど足して少し薄めたものの、定置燃費ではなく通常で少し走った際は14.2となった。また別の日に定置燃費を測るべく満タンにしたら13.1で、ようやくノーマル時の燃費に近く、定置燃費はそれでも14.6と大して良くなかった。たった一日で、11.3から13.1へと変わったが、タンク内のスズ粉の量は、ほとんど減っていない。新しく入れなおした量が、適量かどうかも分からない。

いちど、リザーブで、エンスト寸前まで乗ってから満タンにしないと、新規の投入量の量的適否の判断は下せない。しかも、数回はタンク内のガソリンを完全に入れ替えてみないと、分からないことにもなる。



一度、ガソリンを捨ててしまおうとも思ったが、捨て場所がなくて困惑してやめた。やはり乗って減らすしかなく、こうなると、早く減ることを願うばかりの楽しくないライディングとなってしまった。しかし、最高濃度時の半分くらいまでは、なんとか落ちてきている様子である。それで、ほとんど全部使い切って満タンにすると、新しく入れたスズ片のみの効果がじわじわと効き出す筈で、そのときの落差が楽しみだ。やはり、吹けあがりが微妙に違う。多すぎると、燃焼効率が落ちるようだ。半田ロイのときよりも、急激にこの効果は出た。半田ロイは多すぎたのだが、7000キロ走っても13.1までしか落ちず量の多さの悪影響に気づくのが遅れたが、今回はあっというまに効果が出てしまった。それで、ハンダロイでも薄めだったら、省エネ効果も期待できたんでは、と今では思っている。

フロントタイヤを交換する。今回は、在庫の関係でダンロップ製ではなく、ブリジストン製。パターンはスピードマスター似で、ブリジストンの新製品だという。昨年の車検以来、約1万4000キロで交換となった。乗ってみると、直進性はよく、バンク角も、予想以上に深く倒れこもうとする。とにかく、苦もなく直進してくれて、グリップの減ったタイヤとは雲泥の差だ。

粘っこい感じがしていたハンドリングともおさらばだ。リヤもあと一万キロぐらいはいけそうで、心強い。



走行距離がなかなか伸びず、古いガソリンを早く燃してしまいたい処である。また、鉛臭い臭いが強く出てきて、排煙をみると、けっこう青い色が出ている。この臭いが強くなると、青いというより灰色っぽくなる。まだ、先に入れたハンダロイの層が残っていて、濃い目のスズロイ効果で、溶かしだされてきているのだろう。それとも、カーボンに堆積した燃えカスがはがれて出てきているのか?

手っ取りはやく燃料を消費するには、高速走行しかなく、昼間は時間がなく、夜は危険でもあり、早朝に行うことに。

連休前後の異常な暖かさはなく、結構さむく、水温計の針も、下を指したまま。すぐにトイレに駆け込みたくなる。佐野サービスエリアには、バイクの先客一台のみ。しかし、6時台でも、ラーメンなどのサービスは行っていた。

高速走行は、振動も少なく寒さを除けば快適だ。ほどほどのところで引き返し、下り車線の佐野サービスエリアにも寄る。

車線に戻ると、軽が一台車線に入ってきて、けっこう飛ばす。こちらは寒いので、大型の後ろにつけてゆっくり。行きと違い朝日を背にうけて、視界は良好。山々の新緑を楽しむ。大型は、90キロぐらいか。そのうち抜いたが、追い討ちをかけるように、2tトラックが結構飛ばし南下するので、ついていったら120キロ以上出していた。気がつくと、軽も抜いていたが、振動はほとんど感じず、ステップにも微振動のみ。

会社の近くで降り、一般道へ出たら、高速へ入る前の鉛臭い臭いはかなり消え、音質も変わっていることに気づく。まもなく、リザーブへ切り替え。あと5リットル前後は、濃い目のガソリンが残っているはず。それで、満タンにすれば、タンク内のスズロイ濃度は激減するだろう。そのときからしばらくは今までとはかなりちがう濃度で走行することになる。

そのときの調子で、スズロイの量の適否を推し量ることにしている。昔は、適量のモータロイ投入時は、ガスを満タンにすると、モータロイ効果は薄れ、ノーマル車の振動や音にかなり近くなったものだった。果たして、そういった結果が現れるかどうか。かなり濃い状態を数百キロ持続してきたので、その影響が残っていれば、そうした元に戻るような大変化は起きないだろう。
どういう変化を遂げるか、目下、興味深深と言ったところ。

ところで、とうとうタンク内のガソリン残量を2リットルちょっと残すまでに減らして満タン給油し、ほぼ通常ガソリンで走行してみた。そのときの、高濃度と思われるスズ量が多いときの燃費は11.3、満タンでそのれまでの濃度の9%程度までタンク内濃度は薄まった。翌日50キロちょっと走ったときの燃費は、13.1とすぐに向上。そこで、再び満タンにし、さらに濃度を下げ、定置燃費コースを走行したら、ほとんどスズのない状態で14.1だった。やはりほとんどスズのない状態では、15.2とか14.8とはならなかった。

それで、その後納品をかねて、40キロ以上走ったが、却って排気が鉛臭くなって、鉛ロイの影響が残っていることが明澄になってきた。走り出しはそうでもなかったが、低速であきらかに鉛の粘つきが再現し、臭いも嫌だが、走行フィーリングもいやな感じ。2000回転まではエンジンが重く、ガクガクする。2000を越えるとスムーズで力強く回る。早くこの感覚とはおさらばしたく、もう一階、満タン後50キロ未満で、ガソリン内のスズ濃度(既定値近く投入したスズロイ効果に寄る分)をさらに減らし、このガクガク走行で鉛分を取り去ろうと考えていた。

しかし、40キロほど走ると、スズの効果が出てきたのか、2000を越えるとやけにスムーズで調子がよい。アクセルを開かないのに、スピードが増す感じが心地よく、微量のスズで良いと判断した結論が、まちがっていないことを実感。それで、効き目がどのくらい現れるか、様子をみることに。




スズロイが効き出した頃は、2度目の増量をした直後であったが、やはり増量して正解!と思っていた。(当初の倍量)。その後さらに倍増してしまった。しかし、それは間違いであり、そのままの少ない量で我慢して走っていれば少しづつ蓄積効果が出てきて、おそらく増量しなくてもやがて効果が出てきた筈だと今は思っている。そのときのような、入っているのかどうかさえわからない位がちょうどいいようだという、入れ過ぎてからの調子悪さから予想していたのだった。今回は、最初の規定量の2個より多い3個をいれているが、量からすれば2.5個分程度。これなら、程よく効果が出るはずだと思ったいわゆるヤマカンでの投入量であるが、果たして満タン後40キロ程度から効き出すなら、これはまさに正規のモータロイと同じくらいの状態だということ。これで、だんだん適量濃度が増して行き、ガソリン残量を1/3位で濃いめになり効果が薄れるかどうかという当たりで満タンにすれば、その後はあまりタイムラグがなく、効果が持続するのではなないか、という推量である。

http://yhsvtex.blogspot.com/2008/09/zx-9r-120020-http-www.html
今は、まだ鉛ロイの影響が強く残っているので、何とも言えないが、ギリギリまでタンク内濃度を上げてから、満タンにして、濃度をうんと下げて走行することを何度も繰り返していけば、鉛分は、薄まって行ってくれると期待しているが、・・・。まさに悪貨は良貨を駆逐するたとえの通り、クラッチをミートした途端に感じていたあのスッと押し出される感じがなく、しばらくネバネバモコモコとしたノロノロ感が、2000回転までは続くので、この回転抵抗が燃費の向上を妨げているようだ。すると、ハンダロイ(鉛ロイ)で7000キロも走ってしまったので、まだ、スズロイに切り替えて3500キロ、単純に比較してもあと数千キロは我慢走行が続くことになる。

この回の最初に書いた、多くの人が考えたような鉛系で代用すれば・・・という発想は、これまでのところあまり科学的とはいえないようだ、と思っている。
なかのひと

日曜日, 5月 10, 2009



連休中は、バイクの森おがのへ行っただけで、東北の森巡りは実行できなかった。高速渋滞が連日続いていたので、またバイクの調子も、今イチなので、見合わせて正解だったかもしれない。

夜週発し、朝早くから現地をまわり、午後には下り車線に入る、というのが今後の狙い目か?天気がいいことが、絶対の条件だし、・・・。それまでに、クラッチ交換、フロントタイヤ交換、スズロイの整備などはしておかなくては。


9日、10日は、連休に引き続き休みがとれたが、10日は法事。9日しか空いていないので、8日金曜日、閉店間際のバイク屋さんへ立ち寄り、タンク内清掃を再びお願いしたら、快く引き受けてくれたので、地獄に仏の思い。思いの外早くチャンスが訪れた。9日は、早く目覚め、整理していたタイトルのないDVDが出てきたので、内容を確認したら、マリアンヌ・フェイスフルとアラン・ドロンの「あの胸にもう一度」だったので、つい出だしから見てしまう。

4速ミッションのハーレー1200の鼓動を楽しむ。道で通常すれ違うときは、ほぼ一瞬だが、映画では、ニクイことに、走行音を連続して記録しているので、走行に応じての音の変化が気持ちよい。ギヤチェンジの時のミッションの泣きや、鼓動の変化は、大排気量Vツインの鼓動を一瞬だけだが、垣間見せてくれるには充分の演出だ。当時のスペックを、日本のリッターバイクは、軽く越えてしまっているが、映画内では、巨大で鈍重そうに見えるハーレーが狭い道でもきびきび動き、機動性の良さに改めて目を剥いた。何気ないショットのようでも、事前に相当入念に検討されたのにちがいない。ハーレーの鼓動の連続音と、信号の無い道をスリリングに抜け、まわりの風景を消し去りつつ走り抜けるバイク本来の魅力を、充分に引き出しているように改めて感じる。今は目が肥えてきて、スタントマンと、台車で固定されたハーレーを操縦しているように見えるヒロイン映像との微妙な違いも、無理なく感じる事ができる。スタントマンはやはり男性だと、そのシルエットから明確にわかる。国境をまたぐたびに、言語や風俗が変るのも、ヨーロッパならではの魅力。グーテライゼ!高回転、高出力ではないエンジンのトルクフルサウンドは、やはり2気筒のサウンドに尽きる、と思う。1300から650の2気筒に移った人の例を最近聞いたが、彼はいま、どう感じているのだろう。

荷物を会社に置いて、修理中ゆっくり本でも読もうと、会社に入ってみると、前日ゆっくり明日はやすめるかな〜、などと言っていた人たちが、皆来てパソコンに向かっている。これでは、なかなか自由行動はできずらい。バイク屋さんに預けて帰ってくると、仕方なくあまり急ぎでない仕事をしたり、・・・。今月から、埼玉大出の社員が、他社で7年ほど仕事をしてからこちらの社に移ってきたので、彼用のパソコンに、仕事用のソフトをインストールしたり、マニュアルをコピーしたりと、やり出すとけっこう雑用が出てくる。ネットワークなどは、自分で設定できるというので、頼もしい。残りの者は、皆業者を呼んで、設定してもらっていて、ウィンドウズのLAN設定などは、難しいと感じているものばかりだ。今年は、新規の仕事が出る計画で、そうなると、寝ている暇はありませんよ、と上部の会社の担当者から、言われている。そのための援軍だ。今は嵐の前の静けさで、一瞬だけ、少し暇な時分だ。

おかげで、交通網が不便な会社の周りのバス系統がようやく理解できた。一市、ニ町の合併で駅前広場も整備され、小回りの利く小型バスも増発されているのを知ってはいたが、乗るのは初めて。乗客は、お年寄りがおおいもののガラガラで、一律150円の運賃は助かる。時刻表などを携帯で撮影する。会社の近くに観光スポットが出来たので、右周り、左回りともに、そこを目指してルートが設定されていることも判明。陸の孤島なみだった場所にも、ようやく文明の光が、か!?オイオイ!。

バイクを受け取りに夕方早めに会社を出る。今度は遠回りのコースに乗ってみた。すると途中最寄りの駅で比較的長く駐車して、倍近い時間がかかってしまった。御年寄り向きに出来ている、と感じた。そういう時分もまもなく確実に、その仲間になっていくのだが、・・・。バイク屋さんで、前回と同じ額を支払い、試走。なんと、スズロイは大小合わせて10個も入っていた。それで、最初に入れた2個と、もう一つ小ぶりの一個を再投入して走行。それでも前回のハンダロイの半分でもこの始末。

量から言えば、1/3に減らしたわけで、通常でいえば、満タンでガソリン内の富裕スズ粉量は薄め、100キロ走行ぐらいで適量、リザーブあたりでは濃いめ、ぐらいを目標に入れたつもりである。ただ、今回は、今朝早朝、高速の混雑を見るために乗っているし、ガソリン残量を減らすためにけっこう回して乗っていたので、タンク内は最高濃度になっているはず。そのガソリンを戻して走行したので、少なめに投入してもまだその効果は先の話しである。それで、満タンで10リットルほどいれて、リッター12キロ、その後の定置燃費コースでも14.7だった。いまのところ、タンク内は、今年度では、最高濃度の筈である。煙も相変わらず青い煙を吐いている。今朝の高速走行で少し軽い感じはするが、その感じは、微動だにせず継続中。いちどリザーブまでのり、満タンで薄めてから、どうなっていくのか、・・・。最初2個ではたいへん効果がでるのがおそく、4個を入れ、少し出だした、と感じだし、後は、追加、追加だった。効き目が出るのが遅いので、気づいたときは過剰投入となっていた。中でも、角張ったものを最後にいれた一粒は、自分でも驚くほど角がとれて、丸みを持ってしまっている。これ一つで数個分はたらいたな〜、と思ってしまう。それだからして、現在の3個は、直前の1/4ぐらいだと、感じている。それでも濃いのかどうか!?逐次投入で、最後の投入からは、まだ1000キロは超しておらず、通常なら、燃費が落ちる時期でもある。その辺の期待もこめての、今回の濃度設定なのだが、・・・。バイク屋さんは、嫌がらず(面倒くさいんですけどね、とはおっしゃるが)に、やってくれることが唯一の救いではある。

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なかのひと

木曜日, 5月 07, 2009



驚愕の新事実!?あの作家は人妻と同居していた、などと週刊誌記者に書かれた某作家、ただ両親と同居していただけだった、などという話を聞いたことがある。どの局面でどう切るかでものの見方が変わる。

毎日使用しているバイクの燃費一つとっても、その変化をどの局面でどうみるかで、解釈が変ってしまう。芥川の小説「薮の中」ではないが、同じ局面を見ていても立場で変ってしまうこともある。

そのため、自分のことは自分が一番よく知っているつもりで、行った処置が、ある局面の解釈が違う立場で行ったりしたら、その報いを受けたりもする。結果から原因を追及するのは、逆問題の一つともいわれ、火事場から出火原因を探ったり、犯罪現場から犯行の実態を推測し、犯人特定にいたる、などというのは、日常テレビドラマなどでもおなじみのことであるが、事実は小説やドラマより奇であり、限られた時間で追求が終了するなどということは、めったにないのが、実情であろう。

さて、錯綜した燃費結果から、その原因を探り、対策を立て、試験して、さらに検討を加え、燃費仮設をいっそう洗練されたものにするのは、自分のバイク一台でもけっこう楽ではない。

しかも、状態の変数が複数、すくなくとも三つもあれば、かなり難しくなる。現象の解析は、偏微分方程式となり、ある変数の影響をみるためには、他の変数の影響を除去して検討しなければならない。スズロイの影響を見るにしても、走行条件の一つ、コースを限定したとしても、点火システムの状態が3通りもあれば、矛盾した結果の解釈にも、原因が幾通りも推定されたりする。もう一年以上にわたり、二万キロ以上を費やしたが、火花の元である電気系が不全だったためもあり、大半は無駄に終わった。

現在、点火システムを一定にして、燃費の推移を見ているが、4月末の、スズロイは多すぎた、との判断がどうも正解のような兆候が現出しているように感じている。満タンにして40キロ以内の走行という条件下でのみ、好燃費が現れるようでありそれ以上走り続けると、タンク内に溶け出したスズ溶解物の量が悪影響を及ぼしリッター13キロかそれ以下へ落ちていくようでもある。

新規にタンクを満タンにすると、内部濃度は薄くなり、そうした条件下でのみ好結果がでるようである。

これを確認するには、早めに又すべて取出、どの位で影響がとれるかチェックし、はだか状態での燃費をチェックし直す必要があるだろう。そのときでも、現在の点火システムで感じているトルクアップ感で、どのくらいの燃費になるか、まるきりわからない。スズロイの適切な濃度下でのみ、好結果が出ていたかもしれないし、やっかいなことである。

まあ、実験は、なんども繰り返す必要があるのだが、正規投入量(1000ccまでで、2個)を目指した4月最初の投入量を維持すべきだったのかもしれない、と思ったりもした。その後倍に増やし、燃費が増加したが、これも満タンにして薄めた結果であることを考えると、2個あたりが限度、足らないぐらいが適量だったのかもしれないと、思ったりもする。

前回の半分以下の投入量なので、タンク内清掃も簡単なはずだが、基本的な手間は同じはずだから、同じ手間賃でやってくれるかどうかである。クラッチ交換と同時期の依頼が望まれるが、嫌な顔をしても受諾してくれるかどうか、気掛かりでもある。

残すか、取り去って別のものに帰るか、このスズロイの実験を継続するか否か、正念場なのかもしれない。昨日も朝は満タン後20キロ代で大変好調、会社に着いても40キロ前後、夜連休後一番の納品でさいたま市を目指したところ50キロぐらいで変調し、ガクガク感が出てきて、それは収まったかにみえたが、80キロを超えたところで、満タン燃費を測定したら11キロ代。いくら渋滞が多少あったにせよ、カワサキ車のような音をたてて、走行するようになってしまった。材質がちがうので、カワサキ車そのものではないが、族っぽい音をする走りをしていた。


それで、満タンで7リットル前後をいれたら、いごその音は消え、ホンダ車らしい静かな音。また快調感が復活。乱暴な計算をすると、過剰濃度にタンク容量の1/3を濃度ゼロのガソリンをいれて、調子が戻るなら、調子のいい濃度は悪い時の濃度の2/3以下だと推察できよう。

すると、最初の2個で効果が薄く倍にしたら、効果が出始め、さらにそれでも薄いとおもって、3倍強いれてしまったことと、乱暴な計算だが、つじつまがあうような気がする。
常時溶け続けるので、2度目の投入が限界だったと思われ、限界は2度目の半分、せいぜい3個程度までだろう。

バイク屋さんに何て説明しようか、・・・。2個に戻すか3個にするか、それとも・・・・

また、この加減は点火システムでも変るようで、やっかいである。昨日も満タン後の排気は、かなり青色が薄まっていて、無色に近かったが、満タン以前はかなり青かった。匂いも気になり出していた。しかし、粗っぽい比例関係が存在するようなので、次の目安はつけやすい、と元気づけることにしよう。
なかのひと

月曜日, 5月 04, 2009


4月に、タンク清掃して多量に入っていたハンダロイを除去し、スズだけを入れて効果を試しているが、最初はなかなか効果が出ず、少しづつ増量した。

最初、いやな鉛成分の匂いがしていたが、だんだん薄くなり、ひと月もしたら、ほぼなくなった。ただ、オイルはそのとき交換したままのものをそのまま使っている。すでに3000キロほど走ったことになる。

定置燃費が、14.8ぐらいになってきたが、今一スムーズさに欠けるので、もう一息と、スズを増量したら、急に効き出したらしく、あっというまに燃費が13.1になってしまった。もう手遅れか!?。それで、ミラクルパワーをつけていたのだが、ゴツゴツとした感じが強くなったので、外した。

ノーマル+にんじん君だけだと、今度のイグナイターの特徴と言うか、そういったゴツゴツ感が減るので、オリジナルのスムーズさ、静けさを求めて様子見というわけだ。この状態で、高速を主体とした燃費を計測したら、14.8が出て、いい感じだったが、一般道では相変わらず13キロ代でたいしたことはない。しかし、以前の12キロ代やそれをわったりすることはなくなった。

そろそろスズロイの判定をしなければならない時期に来ているが、いまいちはっきりしない。そう劇的にかわるものではないものの、遅効性だけに、効果を見きわめる基準がこれといってなく、多くの試行錯誤が必要らしい。やはり、市販品の量の基準からすると、こんかい明らかに再び多すぎる予感がする。鉛とスズの摩擦抵抗はほとんど変わらないので、前回ハンダロイは失敗と総括したが、量が市販品なみだったら、案外良い結果が出ていたかもしれないと思った。ハンダロイは、今の倍くらいはいっていたのである。今の半分以下かそれ以下にしたら、悪影響はなかったかもしれない。そしてスムーズさはあまり変わらないので、好結果だって期待できたかもしれないのである。

さて、鉛ロイの時から、ミラクルパワーをつけると、振動が大きくなり、取りはずすと振動が半分ほどに収まるので、高速走行の時は外していた。外すとスムーズになるが、燃費は変わらなかった。これはスズロイになっても同様で、さしたる燃費向上はなかった。高速走行の時のみ、燃費向上はスズロイで認められた。もっとも、すくない投入量の時は、一般道でも認められたのだが、いまはまたタンク掃除をして、過剰分を取り出さないと、再現走行はできない。

秩父の帰りも燃費は13.1で、あれほど多量に入れたハンダロイと変わらなかった。それで、どうも、13.1というのは以前のノーマルと同じ値なので、スズロイでも多量に入れると悪影響があるようだとやっと判明。

しかも、定置燃費コースでも13.1キロだったので、さすがに頭に来て、以前だめだったシリンダーヘッドアースとミラクルパワーの併用と言う、過去にはまずだめだった組み合わせを実現して様子をみることに。シリンダーヘッドアースは、最近電装系のワイヤーハーネスを変えて(2008.3月製)、漏電気味だったリヤブレーキスイッチを交換してから、にんじん君の調子がもっとよくなるかと期待したのだが、全然効果が感じられなくなって戻ってきたので、いつでも取り付けられるようにしてあった。

ミラクルパワーを外すと、振動は減るが、あきらかなパワー不足を意識してしまう。それで、ミラクルパワー並のパワー感とミラクルパワーなしの振動の減少を得ようとすると、シリンダーヘッドアースがいいだろうということに落ち着く。それでも燃費は変わらないどころか、却ってよくなかった。それで、深く考えずに、リヤシートにしまってあったミラクルパワーを全部付けて、ヤケクソ気味で走り出した。すると、振動は、ミラクルパワーなしのままで、パワーはミラクルパワーをつけた以上のトルク感が出ていることに意外な驚きを感じた。なんか良くない同士をくっつけたら、良い面だけが現れてきた感じである。


季節柄、バッテリーの調子はいいのだが、ウィンカーもめっちゃ明るく、ホーンの音もビビるほど勢いがよい。つまりにんじん君の機能もようやく出た感じなのである。それで、定置燃費コースに到達するまで一般道で様子見走行。明らかに定速でトルク感が向上したので、どうしてもスピードはアップ。それでも押さえて走っていると、ベンツの旧型が後ろから無遠慮に抜いて飛ばして行くので、追跡走行。スキを見ては車線変更しては、交差点で抜かれるのを意識してか前へ、前へと行こうとする。それで、一台後から交差点スタートで追跡すると、案の定抜かれまいと飛ばすので、前方車とベンツの間隔が空いたところで、前方車をぬいて、ベンツと並走してから徐に抜き去る。けっこう回転は上がっているのだが、音は比較的静かである。スズロイの効果もあるだろう。その時は気づかなかったが、音は、全力疾走時の音ではなかったようなやたら吹かしているような音ではなかったはずだ。

そんなこんなで、あっというまにいつものセルフへ。さあ、これからの定置燃費、今日はこれで、2度目だ。満タンで燃費を計ると、12.8と出た。通常、これまでの経験からすると11.8〜12.2ぐらいだろうと思う。12.8だったら、通常の13.1と大差ない値に、やはりこのトルク感は、効果があるようだと思った。ただし、どれがどこまで効いてこうした結果がでているのか、要素が
多いので、不明。システムトータルの結果としかわからない。それで、再度定置燃費コースを走行すると、14.2と出た。夕方は13.1と変わらなかったので、一時間ちょっとで、1.1キロものびたことに。

それで、一日置いて、4日の夕方、猫の餌を買いに郊外まで出たときに、いっそうトルク感がはっきりしていることを確認した。それなら、もう一本シリンダーヘッドアースを追加したら、どうなるか、とつい考えてしまう。それで、さっそく追加して走ってみると、あきらかにトルク感は1.5倍ほどアップしたように感じたので、そのまま、定置燃費コースのセルフスタンドまで走る。ただ、アイドリングが少し落ち、(過熱!?)90キロ前後で振動が大きいと感じた。そこで、燃費をみたら、期待に反して12.5キロ程度となりあの変な振動はやはりどこかおかしいと直感、スタンド内で、熱いのを我慢して、追加したシリンダヘッドアースを外し、従来からの一本に戻した。


そして、ふつか振りに定置燃費走行をして燃費を出したら、良い感じは出ていたので、良い値を予想したが、15.2となったので、少々驚いた。これで、スズロイを半分位に減らしたら、もっと伸びるような期待が持てるし、このままでももう少しエンジンが慣れたら伸びそうな気配もする。

スズロイの適量は見きわめが難しい。このままで、もう少し伸びても、スズロイのせいなのかどうかをどこで見きわめるのか!?昼間はわからないが、夜となると後続車のヘッドライトを透かして排気をみると、青い色の煙をけっこう排出している。
ブルーの排気は、エンジンの調子は悪くないと言うが、ちょっと多すぎるような気がする。スズ微粒子が、そのまま燃焼物とくっついて排気されるのだろうか?それなら、多すぎてもそれほど問題はないはずだとも言えそうだし、このままさらに燃費が伸びるかどうかが、判断のわかれめだろう。今日は後半で、スズロイが効き出したような感じを感じ出した。エンジンが安定燃焼を続ければ、それに応じた反応を示してくるだろう。量が多すぎるとしても、あまりクランク軸の粘りは感じない。暖まると800回転あたりからでもエンジンがついてくるのが頼もしい。ただ、いまのところ、どこかに傷があるような微振動を2000〜3000ぐらいで感じるようになった。トルクが出ている分、いままで感じなかった微振動だ。これも消えていってくれれば、スズロイ効果だというのかもしれないが。



なかのひと

「バイクの森おがの」で見たクラシックバイクのうち、幾つか印象的だったものを拾ってみた。最初は一台だけひっそりと目立たなく置かれていた英国車。Vincent Black Shadowらしい。ちょっと見には、アラビアのロレンスが、事故死したとき乗っていた大型Vツインかと思ったが、そちらはBroughSuperiorだったはず。映画アラビアのロレンスの冒頭に出てくるバイクは、上空から写しているので、ちょっろシルエットがつかみづらかった。
http://tepusuke.spaces.live.com/blog/cns!9FFE1590D5B5AE87!4397.entry
http://www.broughsuperior.com/newpage75.htm
http://www.horae.dti.ne.jp/~aldgate/f10ab1b%20int/shadowprojectintro.htm
には、このバイクと社の歴史、レストア記録などが出ていて、充実している。
『かつてよりお客様よりご依頼を頂いておりましたVINCENT BLACKSHADOW を英国よりレストアベ-スより
輸入し、可能な限り純正部品を使用して再生を行なって参りました。気の遠くなるような時間を経て完成した
C-SHADOWの過程をシリ-ズでお伝え致します。
 まず初めに、VINCENTというメ-カ-はいかにしてこのようなバイクを作り上げたかを学ぶ必要があります。
レストアレポ-トの前にVINCENTの歴史をご紹介致します。』で始まる文章から察せられるように、中味は濃い。一部のマニアとはいえ、日本と世界は、こうした人々の熱意と財力によって、海外とのネットワークが昔から存在していたことに、あらためて新鮮味を感じてしまう。


モトグッチのファルコーネ。500cc水平OHV単気筒。巨大なフライホイールが露出しているタイプ。モトグッチ社のシンボルマークもファルコンのようだから、社の原点みたいなモデルなのかもしれない。23PS/4500rpm、最高時速135Km/H以上、乾燥重量
167Kgとホンダ社のコレクションサイトには出ていた。もしかしたら、カブのレイアウトは、これがモデルではと思ってしまうが、果たして・・・・。
http://www.honda.co.jp/collection-hall/2r/140.html

こちらは軍用モデルで、もはやフライホイールの露出はなく、実用的、現代的な仕上がり。500cc単気筒のため、クラッチレバー下にデコンプ用のレバーがあるのは、SR500などと同じ。うちの家内が、国道20号沿いの販売店を訪れ、衝動的に藤色のモトグッチイモラの350を注文したときも、わきにはNATO軍用のV50が数台も並んでいて、これで売れるのか!?と心配したことがあったが、国内では店頭以外ではまだ見たことがない。
http://images.google.co.jp/images?hl=ja&client=firefox-a&channel=s&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&hs=Ap1&q=moto%E3%80%80guzzi%E3%80%80falcone&lr=&um=1&ie=UTF-8&ei=ie39SajbL8aHkQWPz_WCBQ&sa=X&oi=image_result_group&resnum=4&ct=title
にはファルコーネの軍用モデルを含めた画像がたくさんあって、壮観だ。国内での実走行もみたことがない。



駐車場で見たBMWR69Sをより新品に近づけたようなモデルの近くには、同様な水平対向エンジンのモデルがあった。ドイツの

Zündapp社のバイクだった。学生の折り、貧乏な寮生の多い学寮の駐車場に、フエアーレディとこのZündappのバイクとが止めてあって、人目を引いた。バイクはよく故障していたようだったが、塗装の質の良さなどにはビックリした。ただ、当時から、もはや時代遅れという意識はどこかに漂っていたと思う。とはいえ、新聞記事によると、このバイクが館長さんのお気に入りのバイクだと言う。それで、一番最前列の展示となっているのも得な頷ける。

http://sankei.jp.msn.com/photos/region/kanto/saitama/090430/stm0904301443002-p1.htm


それで、館長さんに敬意を表して、もう一枚追加する、



このBMWとZündapp車の間には、Vツインのドイツ車モデルがあって、これぞ子供の頃、校庭でみかけたライラックではないかと思った。Victoriaというらしい。

1968年にはこのブランドは消滅してしまった、という。
http://images.google.co.jp/imgres?imgurl=http://www.classicmotorcycles.org.uk/bikemuseum/images/victoria/1956_victoria_bergemeister_350cc.jpg&imgrefurl=http://www.classicmotorcycles.org.uk/bikemuseum/museum_victoria.htm&usg=__NRNgTxuFycYs1sGit-m_4BFQVGo=&h=442&w=650&sz=67&hl=ja&start=37&um=1&tbnid=6Q_0s9BRHQDR7M:&tbnh=93&tbnw=137&prev=/images%3Fq%3DVictoria%2Bbike%2BV-twin%26ndsp%3D21%26hl%3Dja%26lr%3D%26client%3Dfirefox-a%26channel%3Ds%26rls%3Dorg.mozilla:ja-JP-mac:official%26sa%3DN%26start%3D21%26um%3D1

校庭で遊んでいた小学校時代、ホンダのベンリーやドリームと明らかにちがう、このタイプのバイクが乗り入れて校庭を走っていた。今ではとても考えられないことだが、・・・。それで、子供たちが群がって、オーナーの話を聞いたりしたものだった。
シャフトドライブなので、癖があって、アクセルを開くとき車体がしゃくるというような特徴を繰り返し話していたことも思い出す。

その後、家の近くに電機店が開業し、ここのご主人が、もっと大排気量のVツインのバイクを愛用されていて、いつもその雄姿に見入っていた。BMWやモトグッチなどもちろん知らない時代である。荷台には、電気修理道具屋やコード類などが満載された修理セットの箱がくくり付けられていた。それがライラックというバイクだと明確に意識したものだった。

しかし、帰って調べてみると、ライラックというバイクは、BMWバイクを真似て作られた、という。そのせいで、私は知らなかったが、Vツインのほかに水平対向モデルもランナップされていた、という。丸正自動車というのが、社名だそうだ。
http://www.geocities.jp/kikansyaporuko/lilac.html
とはいえ、このサイトでライラックスポーツLS38の写真を見ると、タンクデザインこそ、丸正自動車のオリジナルに見えるが、機械部分は、このVictoriaそっくりに見える。排気量もほぼ近いし、・・・。

零戦のエンジンといい、始めは先生そっくりの真似ることから始まっている。学ぶと言うことは真似ることから始まるとも言われる。一時、日本人は物まねが上手だが、オリジナリティーがないなどと言われた時代があったが、今ではあまりそういう指摘はされないようである。免許皆伝の後で、本当のオリジナリティーが試される、という認識がごく自然になりつつあるのかもしれない。

さっそくいくつもの記事が掲載されだしたようである。

http://www.lococom.jp/tadetail/26714/457465/66600001990/

http://
arata350.exblog.jp/9670881/


http://blog.sideriver.com/nomurasblog/2009/05/bikejin-ad91.html

http://mblog.excite.co.jp/user/ikukiu/entry/detail/?id=9741347


http://kirapia.cocolog-nifty.com/fz1fazer/2009/05/index.html
なかのひと

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