日曜日, 6月 28, 2015

ハーレースポーツスターの高速実燃費 その2


前回、変な燃費計算報告をしてしまい、値の信頼性に当人でさえ、!?を持った。それで、似たコースで再テストの機会を待っていたら、日曜部がめずらしく天気となり、しかも休みがとれた。


今回は、高速のインター入口に近いスタンドで満タン給油し、降りたらまたそのスタンドで給油する方法をとった。実は、金曜日の早朝にもテストをしていたのだが、時間が十分に取れず、しかも、帰りの佐野サービスエリアを過ぎたら、給油警告灯がついてしまい、そのまま時間がなく帰ったので、残りの量が数リットルしかないらしいので、会社に近いスタンドで給油。約13リットルで満タンとなった。かなり早い時期から警告灯がつくようだ。高速までは片道約8キロ。



金曜日は思うように距離が伸ばせず、今日は宇都宮あたりでポツリときたが、大丈夫なようなので、福島県あたりまでと思ったが、ハーレースポーツスターのハイウェイ燃費が23~24なので、240キロほど走ってみればとりあえずまともな燃費が得られると思い、片道120キロプラスでUターンして帰ってきてしまった。

黒磯インターでは警官が二名張っていたが二名とも手をあげてくれた。侵入するバイクは私一人。

途中、長い間見ることのなかった東北地方のアカマツ林の並木が見え、昔那須や塩原へ実習をかねて見学した様が瞬時によみがえり、記念に残そうと。Uターンが早まったのもこのマツが原因かもしれない。



この並木は北上中右側にしか見られなかったので、これは帰りの写真。交通量が少ないので、
なんとか路肩に止めて撮影できた。


この後矢板北サービスエリアで休憩後、一気に帰ってしまった。帰りは南下なので、全体的に緩やかな下り傾斜が多いと感じ、バイクにも高速にも慣れてきたせいもあり、行きよりも若干10キロほど平均スピードが上がってしまった。



走行中は全く排気音は感じられないが、矢板北で休憩を取っていたら、ツーリングタイプのハーレーの排気音が気持ちよく響くのが聞こえることを確認した。地形の影響もあるかもしれないが、
静かで離れたところでも届く場合があるようだ。

出発時と全く同じスタンドで給油。今日は警告灯はつかなかった。満タンで、10.74リットル。走行距離は約16キロ強の下道をいれて251.3キロ。

ハーレー社が発表している2007年型XL1200Lのカタログ燃費23.3とほとんど変わらない値が出た。

モーターロイ(もどき)を投入後.まだ1500キロほど。効果が出るにしてもあと1000キロ以上は経過しないと出ないことに昔のカタログには出ている。 タンク内で踊るモータロイの音はW650と同じようにしているので、効果がでるのでは!?と期待しているが、そういう報告はほとんどないようである。

若いときにモータロイに出会い、タンク内で振動により云々という記事を見たとき、真っ先に浮かんだのはハーレーのバイクという振動多発型二輪という背景から生まれた商品(にちがいない)と最初から思い込んでしまっていた。

土曜日, 6月 27, 2015

ユピテル MCN46si バイクナビ

http://www.yupiteru.co.jp/products/atlas/mcn45si/

約2年前から使用していたバイクナビ、ユピテル MCN45si  がほぼ一年間野外で取り付けままにしていたら、液晶画面のフィルターに灰色の膜がついたようになってしまい、薄暮時や夜間は問題ないが、天気のよい日中には光を遮るように手をかざして、ようやく細部が確認できる!!といった状態で実用上不便きわまりない。

ネットで探してもヤフーなどではかなり高く、ハードルが高いようで南海部品が出品していた同型機が約6万円ちょっとなので、即注文した。それで注文確定後、45siがなく46siになってしまうんですが良いですか?と一度連絡があったが、取り付け部品は共通ということで入荷を待った。
すると当初の値段で、後継機種のフルセットが届いてしまった。ほぼ同じ仕様なので、さっそくPCから充電しながらスイッチ類を押したりしてみたが、今までと違い反応がない!。

これでは動作確認ができないので、翌朝早くテスト走行っすることに。
取り付けてみて、エンジンスイッチをオンにしたら、手動スイッチでは反応がなかったが即座に起動、車庫から出したらすぐにGPSを受信しました、となり何の設定もしていないのだったが、このままいけそう!とわかりホッとした。

液晶は前モデルより進化したようで、表示はこまかく、かつ視認性も良好である。
早朝に最寄りの高速道路に侵入し、無設定で動作を確認しながらバイクの調子もチェック。

バイクは、リヤサスが一般道でも、車重に負けている、と感じていたがお世辞にも良いとは言えない、と改めて感じたので販売店に相談したら、Lタイプは最低地上高が一番ちいさく、いといろな制約から、オリジナルの新品に交換しても改善の余地はすくないと思うので、サードパーティ製の他の品を探してみましょうということになった。

ついでに、サイドバッグを吊るすリヤフェンダーのステーも ふだんさわらない部分であるが、鉄板をコの字型に加工して、インチネジでボディおよびリヤサスの取り付け部に締め付けただけなので、鉄板の角が塗装が剥げかかり、赤錆がうすく浮き出てきて他の部分とことなりかなりみっともない状況なので、交換部品を探してもらうことに。

ソフテイルなどはクロームメッキ製に置き変えられていたりするので、簡単に交換可能と思い相談したら、OKであった。

サービスエリアは佐野・藤岡だけは食事の営業もしていたが、他の比較的小規模のエリアでは自販機だけで、軒並み閉店状態であった。


 ナビデータは以前が2012年版であったが、今回のは2014年型対応となり、前方に位置する警察関連施設をしつこいくらい報告してくるので、煩いが重宝である。一般道も高速道も同様で、音声もヘルメット内でもはっきり聞こえ、画面でも右側が強調表示され嫌でも気がつくことになる。右画面下に黄色の帯が写っているが、この帯が何回も上から下方向に流れて画面警告してくれる。

http://www.yupiteru.co.jp/products/atlas/mcn46si/

にあるように、日差しの強い屋外と暗い室内の両方で視認性にすぐれた画面表示を実現、というだけあって、液晶はみやすい。

住所検索だけは3600万件とかわらないが、施設検索では220から230万件とわずかに増え、電話検索は710万件から逆に680へと整理されている。ベストドライブスポットは1500件から1400件へとこれも整理されている。消費電流は最大で、700mAsで以前の600から若干増加している。

旧型の配線ユニットをそのまま使用中なのだが、普通の使用方法では問題がないのかな!?と思うが、バッテリーからの電源接続コードが、今から思うと若干太めに見えたことを思い出した。



水曜日, 6月 24, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (モンスターテロリスト=ISIS)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)6月24日(水曜日)
   通算第4586号  <前日発行>
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 モンスター・テロリスト=ISISの脅威は何時まで
   米国はやる気なし、サウジ、カタールは「こんな筈ではなかった」
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ISISは迅速な軍事行動を展開し、いまや「モンスター・テロリスト」となった。
意表をつく作戦の数々は、最初はイラク政府とアサド政権を支援するイランの隙をついたものであったとはいえ、アルカィーダが二十年かけても達成できなかった目標に近づき、しかもアルカィーダのように洞窟や秘密の基地に隠れることなく、そのうえ、現代の宣伝戦争の武器であるSNSをふんだんに駆使して、米国を狼狽させた。

ISISは、サウジとイランの代理戦争の過程でうまれてきた化け物であり、暴力闘争が短期で収束する近未来は描きにくくなった。
胴元であったサウジさえ、いまではISISを脅威視するようになっている。カタールはなおさらだろう。
そして世界のマスコミの焦点からすっかり忘れられたシリアのアサド政権はほくそ笑んでいる。

 しかし基本的誤算は米国である。
 サダム打倒後、マリキ首相を傀儡としてイラクを統治できると思い上がったことは信じられない誤断だった。
 往時の米国の論調は日本のGHQ統治と比較して、簡単にイラクは落ち着くだろうという予測が主流だった。

 新イラクは首相がシーア派から、副首相はスンニ派、そして飾りの大統領がクルド族という人工的組み合わせだったが、サダム独裁体制を倒して、イラン側のイラク東部をまたたくまに影響下においたイランは、あろうことかマリキ政権に肩入れし、スンニ派をイラク西部に閉じこめ、クルドを西北部の山岳地帯へ追いやった。

 イスラム法が厳格に適用され、タバコを飲んでも石打ち刑、同性愛は死刑。公開処刑は日常茶飯となった。マリキ政権は、米国に従うと見せかけながら旧バース党の勢力を根こそぎパージし、スンニ派住民を虐待した。

 軍人、公務員ばかりか教師も医者もことごとく追放され、イラクの新政府軍は未熟な軍人の烏合の衆となっていた。そのうえ、新政府軍の高官等は腐敗していた。武器の横流し、ピンハネ、縁故採用。。。

 マリキ政権に恨み骨髄に達したスンニ派、とりわけバース党残党とサダムの旧軍人等がISISにたちまち合流したのは自然の流れであり、そのうえイラク政府軍は軍事訓練も十分になされていないから、米国が供与した大量の近代兵器を置き去りしてバグダットへ逃げ帰った。
ISISはタダ同然で無数の近代兵器を獲得したのだ。

 突如デビューするや豊富な軍資金でライバルの派閥を潰す。ザルカワイ率いた「イラクのアルカィーダ」はISISに吸収・合併され、「ヌスラ戦線」はISISの暴力に打ちのめされ、あるいは少数派閥の武装ゲリラ集団は、カネと武器を供与され、ISIS傘下に組み込まれた。軍事組織のトップは戦争のプロ=チェチェン人のアブ・オマル・シシャニである。


 ▲刑務所から囚人を解放し戦力に、女性は手当たり次第レィプ

 アフガンの生き残りゲリラは月給600ドルを提示されて、ISISの傭兵となった。
 ISISは兵士を補う目的もあって、刑務所を次々と襲撃し、凶悪な囚人等を数百、数千人単位で解放し、スンニ派とわかると強引に兵隊の列にくわえ、シーア派は処刑した。戦力はまたたくまに繁殖したが、それを支える資金力がISISにはあった。

 ISISは女性多数を拉致誘拐して、「結婚」と詐称してのレイプを繰り返し、そのうえ、妊娠して掻爬手術不可能の段階になってから、帰国させるという民族浄化のやり方をとった。
また住民を片っ端から誘拐し、法外な身代金をとった。外国人人質はセクト間で売り買いし、最後の代理人が交渉にあたるころ、500万ドルとか、2000万ドルの相場となった。凄まじい収入になるうえ、石油に密売と武器売買、産油国からのみかじめ料の収入、くわえて占領地域の住民からは平均20ドルの税金を徴収した。
 
ISISをこれほどの化け物に育てたのはサウジアラビアからの資金援助、ついでカタールだった。
たとえばカタールはアサド体制の打倒に繋がるとしてリビアの過激派に肩入れしたが、かれらもまたISISに吸収されていったのである。
 
こうして現代のモンスター・テロリスト集団が中東の一角を支配し、欧米の思惑を遠く外れて、中東政治の台風の目となった。

 シリアを支えるロシア、シリア反体制をささえてきたイランは今後、どうでるのか。
 そして何時の日か、ISISが牙をむきかねないという脅威を前にして中国はいかなる対応をとるのか。
グレード・ゲームはここでも大きく変わった。

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(休刊予告) 小誌は海外取材のため6月26日から7月7日まで休刊です。  
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●読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌前号の『TIME』を飾った蔡英文特集ですが、日本李登輝友の会台北事務所により全文が翻訳され、公開されています。
以下の通りです。
(引用開始)「中華圏唯一の民主主義を率いるのは彼女か。それが中国にとって頭の痛いところだ。台湾次期総統候補、蔡英文かく語りき。有権者の支持は?
 蔡英文の朝食。彼女はフライパンにベーコンとともに卵を5個落とし、厚めに切ったトーストに載せていく。英国の名シェフ、ジェイミー・オリヴァーのレシピだが、蔡英文は言わずにはいられないとばかりに「食材は全て台湾産」と言う。ベーコンは彼女の自宅に近い「幸福豚」農場で購入したし、トーストも近所のパン屋から。蔡英文は記者にオレンジを手渡しながら英語で言った。「すべてオーガニック、そして台湾の食材よ」。
 とはいえ、これが58歳の彼女の毎日の平均的な朝食というわけではない。ほぼ毎日、一杯のコーヒーを片手に迎えの車に乗るのが常であり、それが彼女のスタイルでもある。台北育ちで英米留学、博士論文は国際貿易法をテーマとした。大陸委員会主任委員、民進党主席、総統候補(2012年の総統選挙では、僅差で馬英九に敗れた)と歩んできた彼女には、コーヒー片手に貿易保護政策を語るような学者出身というイメージが定着している。
 目下、来年の総統選挙の大本命とされる彼女の未来像は自信に溢れ、台湾を利益の核心として強調することにいささかの躊躇いもない。彼女は「両岸関係は現状維持」と明言し、台湾の運命は未来にその決定を委ねると言う。
 ただ、彼女のビジョンでは台湾の経済、国家の発展、文化が最優先だ。馬英九政権が中国との貿易や観光を推進した際(台湾の輸出先は中国が40%を占めている)、蔡英文は、中国への依存を軽減するには、よりグローバルな繋がりを模索し、台湾ブランドを確立させるべきだと批判した。彼女は記者に言う。「経済には新しい台湾モデルが必要なのです」。
 彼女が有権者の支持を得るカギは、台北だけを見ていてはわからない。台湾は国土が小さく、人口は2300万足らず。とはいえ、電子産業、農業、観光業を基幹とする台湾経済のGDPは世界でも20位台にランキングされている。一人あたりのGDPは実に中国の三倍である。
 台湾は1894年から95年にかけての日清戦争によって清朝から割譲され、半世紀にわたって日本の植民統治を受けた。その後、国共内戦に敗れて敗走してきた国民党による統治を受けることになる。台湾は長期にわたり、この地域で将棋の駒のような役回りを引き受けてきたのだ。米国の東アジア政策では、台湾、日本、韓国、フィリピンが要であるが、より重要なのは台湾が中華圏における唯一かつ本物の民主主義を有していることにある。作家であり、前文化部長(文化庁長官に相当)の龍應台は言う。「台湾の経験があるからこそ、世界は中国が変われるのでは、と期待できるのだ」。
 台湾の政治は時に中国を怒らせ、苛立たせる。中国共産党は、台湾は中国の失われた領土の一部と主張する。台湾の存在は、仮に中国共産党がチベットは新疆ウイグル、香港への締め付けを緩めれば、これらの地域も台湾のようになるぞ、と示唆するものである。
 中国が何より憂いているのは、親中の馬英九率いる国民党政権から、中国に懐疑的な蔡英文の民進党へ政権交代が起きる可能性が大きいことだ。2012年の総統選挙では、中国は直接の名指しはせずとも、明らかに蔡英文を指して「トラブルメーカー」「分裂主義者」と大きく非難した。これらのフレーズは、共産党においては、ダライ・ラマ級の人物を非難する最高レベルである。上海交通大学国際公共関係学院で台湾研究が専門の林岡は「民進党=両岸関係が不確実になるということだ」と述べる。
 米国は、台湾関係法に則り、仮に台湾が武力攻撃を受けた場合、台湾を防衛する義務がある。台湾は米国にとって正式な同盟国ではないものの、長期にわたる友邦であるが、その友好関係の強さが中国の発展によって試されている。米国は正直なところ、台湾の、特に若者たちが中国への警戒心を高めていくことに頭を痛めている。台湾と中国が衝突することになれば、自ずと米国も巻き込まれることになるからだ。

 『台湾はなぜ重要か(Why Taiwan Matters)』の著書がある米ノースカロライナ州デビッドソン・カレッジのシェリー・リガー教授曰く「今回の選挙では、民意が変わってきたことを反映して、あらゆる変化が具体化されることになるだろう。両岸関係はもはや楽観視できる方向ではなく、米国が希望しない方向に流れるだろう」。
 まだ正式な指名ではないものの、国民党の総統候補者は恐らく洪秀柱・立法院副院長(67歳)になると目されている。小柄ながら勝ち気な性格のため「小とうがらし」と呼ばれる彼女が、党の指名を受ければ、学者の雰囲気を漂わせる蔡英文とは対極的な存在になるだろう。
 洪秀柱は記者に対し「蔡英文が強力な相手だとは思わない」と言っている。しかし蔡英文はすでに意気軒昂で台湾各地で選挙活動を展開している。蔡英文曰く「私のことを保守的だという人もいます。でも実際は結構冒険好きなんですよ」。彼女には間違いなくユーモアのセンスがある。記者が彼女の料理の腕前を褒めたときも、怒ったふりをして言った。「私は博士号持ってるのよ」
 蔡英文は台北の中山北路で育った。この街は、革命によって清朝を倒し、国民党を創設したことで国父として崇められる孫文の名を冠したものだ。蔡英文の父親は車の修理工で、後に土地開発の分野に転じた。父親は儒家思想を強く持ち、蔡英文の学問を後押ししたが、一方で末っ子の彼女を手元においておきたいという希望もあったようだ。彼女も「子供の頃、私は決して未来を嘱望されていたわけではないと思う」と話している。
 台湾大学を卒業すると、彼女は米コーネル大学で法律を学ぶ。彼女によると、ここは「革命的な生活」を夢見た若い娘たちが行くべき場所だという。その後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで3年を経ずして法学博士を取得、父親はひどく喜んだという。父の希望もあり、台湾に戻った彼女は大学で教鞭をとった後、1994年に政治の世界に入り、公正取引委員会、国家安全局、大陸委員会など、政府の政策を主導する重要なポストを歴任する。

 蔡英文を近くで見てきた人々、特に民進党の人間は、彼女のことを政治家らしくないと言う。現在は野党の民進党は、台湾の民主化運動の過程で結成され、民主化運動の闘士たちが多く携わった。こうした民主化運動のほとんどに、蔡英文は関わっていない。
 1979年、高雄での美麗島事件が発生、人権デモに参加した人々を警察が暴力で解散させたことが、民主化運動の激化を招いたとされる。この時、蔡英文は海外留学中で、象牙の塔の庇護を受けていた。徒手空拳で街頭デモに参加する闘士が典型的な民進党員だとするならば、蔡英文は抑制的かつ精密なオリンピックレベルのフェンシング選手といえるだろう。
 2008年に民進党が政権を手放し、陳水扁総統が汚職によって起訴されると、蔡英文は火中の栗を拾うがごとく、民進党主席の座についた。政治というものへの理解が小さくなかった彼女であったが、それでもなお彼女は指導者らしくなかった。長いこと彼女の同僚であり友人であった立法委員の蕭美琴は「以前、選挙運動で戸別訪問した時も、彼女は私の後ろに立っていた。一部の人たちは彼女を森に迷い込んで狼に囲まれたウサギだ、狼は党内にも党外にもいる、と評している」と話す。
 2010年、蔡英文は市長選に出馬して敗れ、2012年の総統選挙でも勝つことは出来なかった。民進党のスピーチライター劉建忻によると、選挙運動では蔡英文の「売り込み」が足りなかったのだという。理想は非常に強いのに、実際にそれを実行する時になると、彼女と有権者の間には距離ができてしまう。皮肉なことに、敗戦のスピーチの段になってやっと、彼女と有権者の間の感情の一体感が生まれたという。蔡英文は涙ぐむ支持者たちに言った。「泣いてください。でも、がっかりはしないでください」。

 2012年以降、台湾は大きく変化した。朝食の卵を焼いてから11時間後、政策会議に出席した蔡英文は台湾新幹線で南部へ。民進党の牙城高雄に着くと、高雄港を視察した後、数百人の大学生を前に講演。リラックスしたスタイルで民進党の経済政策を語り、地域間の連携を強化することで小型経済を創出する政策への支持を求めた。彼女が学生たちに「台北でヒマワリ運動に参加した人、手を挙げて」と聞くと、3分の1の学生の手が挙がった。
 台湾の学生は一時期、非常にドライだと思われていた。しかし昨年春、台北は中国とのサービス貿易協定締結に抗議する数千の学生で埋まった。学生や市民団体は、この協定が台湾経済に打撃を与え、中国の圧力で台湾経済がよりいっそう脆弱になることを危惧したのだ。また、学生たちはサービス貿易協定が社会の正当な審判を全く受けていないと考えている。ヒマワリ運動は不満が累積した民間から発生した運動で、3月18日に立法院に突入したことを発端とした。運動の名称は、ある花屋から贈られた大量のヒマワリに由来する。

 この運動の主眼は社会正義である。2008年、国民党が政権を取り戻すと、21もの両岸貿易協定を締結、馬英九は両岸のビジネス往来こそが台湾を豊かにするカギだと主張した。しかし、若者たちはこの主張に懐疑的だ。この協定は両岸の大企業を潤すのみで、中国の宥和政策は決して台湾の若者たちを潤すものではなく、むしろ不動産価格は高騰し、賃金は上昇せず、就業機会もすべて中国に流れていくとにらんでいる。昨年3月30日、総統府を取り巻いた抗議活動では、ある標語が社会全体の思いを体現していた。「台湾は一つだけ。売り払ったらもうおしまい!」
 マクロ的な経済指標だけにとらわれず、生活の質を重視する台湾社会は蔡英文にとって有利だ。彼女の希望としては、経済的に独立した台湾を打ち立てたいと考えている。こうした理念は、2012年の時点では有権者の心を捉えられなかったが、現在では強い吸引力を持っている。国民党はヒマワリ運動によって重傷を負い、昨年秋の統一地方選挙では有権者によって再びお灸をすえられており、目下、国民党は大衆に迎合した党の再編に躍起になっている。
 国民党のシンクタンクである「国家政策基金会」で副董事長を務める、元外交部長の楊進添は「国民党は両岸関係の立場を堅持する」と言う。ただ、敬虔な党員である楊進添でさえも、公平という問題の解決を示唆する。つまり「両岸関係の利益は、全国民によって享受されるべきだ」と言うのだ。
 蔡英文が、伝統的な民進党支持者からの支持を取り付けるのは簡単だ。南部の有権者、若者票、台湾人アイデンティティを持つ有権者たちだ。しかし、民進党は大企業との繋がりが薄い。というのも、台湾企業は中国に大規模投資を行っており、その多くが国民党支持かつ中国との緊密な関係を築いているからだ。蔡英文も彼らを取り込む必要があることは認めているものの、これといってハッキリとした青写真があるわけではない。「我々の挑戦は、双方が納得できる合理的な立場を創り出すことです。とはいえ、野党時代に支持してくれた方々を裏切るような立場であってもいけないのです」。
 これはまた難しい挑戦だ。これまで国民党は、経済を回復させられるのは民進党ではなく自分たちだと主張してきた。特に陳水扁政権は汚職や不況の問題が山積であった。蔡英文を支持する人々もこうした状況には同意し、民進党は野党ではやっていけても与党は任せられないと考える人もいる。
 ノッティンガム大学中国政策研究センターの研究員で小英基金会の主任も務めるマイケル・コール(J. Michael Cole)は「国民党はいつでも国民党こそが経済を回復させるにふさわしいと主張している。一方で、民進党政権になったら商売に不利という扱いにくさがあると考えている」と述べる。
 こうした論調は共産党の支持を受け、選挙運動が進むに連れて随時報道されることになるだろう。共産党は中国国内で支配下にあるメディアを直接利用し、あるいは間接的に中国と台湾のビジネス界の繋がりを利用するかもしれない。米ワシントンにあるシンクタンク、スティムソン・センターのアラン・ロンバーグ曰く「中国は大企業など、あらゆるチャンネルを利用してその立場を伝えてくるだろう。仮に台湾の人々が、この8年間の両岸発展の基礎となった政府の功績を否定するような選択をすれば、その後の両岸関係の発展は現在のように順調ではなくなるだろう」。
 民進党政権が中国に受け入れられる余地はほとんどない。中国国家主席の習近平は2012年に就任以来、周囲から思われるよりもずっと独断的で強烈な民族主義者であり、一切妥協しない人間だということを自ら証明してきた。昨年9月、習近平は台湾からの代表団に対し、中国と台湾は将来、香港のような「一国二制度」モデルによる統一が出来るのではないかと語ったが、この方式は民進党どころか国民党からも拒絶され、世論調査でも受け入れると答えた台湾人は皆無に近かった。今年5月、習近平は再び「分裂主義勢力」が台頭して来ていると警告したが、これは民進党に対する先制攻撃だったといえよう。
 両岸関係は、現在のところ中国と台湾(当時は国民党政権)による「92年コンセンサス」を基礎としているとされている。この政策は、前出の楊進添によれば「曖昧さの一大傑作」だという。
「92年コンセンサス」は、双方が「一つの中国」を承認しつつも、その内容については各々が表明すればよいというもので、楊進添によれば「このコンセンサスのおかげで、国民党は両岸の貿易や交通、観光分野での発展を推し進めることができた。その一方で、台湾や中国が考えている『一つの中国』の中身とは何ぞや、と回答を迫られることもなかったのだ」という。
 民進党は長期にわたり、台湾の法的独立を推進してきた。民進党の党綱領第一条には「主権独立自主の台湾共和国の建立」が謳われているが、台湾の正式な国号は中華民国である。民進党支持者の基盤は主にここにあると考えてよいが、中国の経済力が目覚ましく発展し、国際社会における発言力が増すなか、この理念の実現はますます難しくなっている。陳水扁政権時代の民進党と、それまでの民進党の政策に大きな違いはなかったものの、中国との関係はかなり冷え込み、馬英九政権になって再び距離が近づいた。
 前出の上海交通大学の林岡によれば「蔡英文の立場は馬英九と陳水扁の中間にあたり、彼女が総統選挙に勝利すれば、台湾独立を追い求めることはなく、馬英九のような両岸関係の発展を推し進めることもないだろう」と分析する。

 蔡英文自身は、台湾と中国の政治関係を変える気はないと強調する。とはいえ、民進党の台湾独立綱領を撤廃するかについては依然として回答を濁している。では、統一についてはどうか?「統一であっても、民主主義の手続きによって解決されなければなりません。この場所に住む人々の決定によって進められなければならないのです」。

 暫定で蔡英文の相手となる洪秀柱は「民進党のリーダーは両岸関係に対する立場をはっきりと説明するべきだ。誰もが蔡英文に『現状を維持するというのはどういう意味か』と尋ねるが具体的な回答がない」と批判する。国民党の楊進添はこんな比喩を持ちだした。「収穫のためには土地を耕し、種を播き、肥やしをくれなければならない。これまで全部、国民党がやって来た。民進党は収穫だけしようという魂胆か」。
 蔡英文は、勝利のあかつきにはその収穫の権利があると信じている。記者が北京に戻る数日前のこと、高雄の日本料理レストランで蔡英文は記者に、静かながらも確かな自信を込めて、中国がどう出ようが、有権者の信任を得て選挙に勝つと言い切った。
 彼女は、最後に残ったマグロの刺身を記者の皿に取り分けてくれた。このマグロは彼女の生まれ故郷である南部の屏東から来たのだ。「北京に帰ったら皆さんに言ってくださいね。台湾の次の総統にサービスしてもらっちゃった、って」。
  (在日台湾人)


(宮崎正弘のコメント)全訳が台湾で流れているのですね。ご教示ありがとう御座います。



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(読者の声2)貴誌前々号に掲載された下記の情報は、公式に発表されたデータに基づくもののようです。私が書いたことは、公式データでは隠されていることです。しかし関係者が隠していることでもあり、安らかに眠っていられる御霊様を煩わすことになるので敢えて反論いたしません。書くべきでないことを書き、反省しています。
        記
(引用開始)「.Wikipediaに基づいて関係ありそうな黒部川の発電所とダムの概略を示します。発電所名     ダム名    発電開始時等
   黒ニ(旧柳河原) 小屋平ダム  1936.10.30発電開始。
   黒部川第三    仙人谷ダム   1940.11.22発電開始。「高熱隧道」の舞台。 
                   朝鮮人を含む300人以上が犠牲。
   黒部川第四    黒部ダム   1958世界銀行から融資。
                   1961.1.15発電開始。1963完成。
                   「黒部の太陽」の舞台。171名殉職。
2.黒部川のダム建設は下流から開発し、それを足場にその上流を開発するというやり方だった。だから黒部ダムの調査工事は理論的には1941年から着手可能である。Wikipediaの数字とは別に、本工事に先立つ調査工事においても事故犠牲者はありうるが、調査工事は本工事より規模が小さい分、犠牲者も少いと考えられる。
3.黒部ダムの本工事は戦後であり、朝鮮人を強制連行して働かせる社会情勢ではない。 
4.黒部ダムには殉職者の慰霊碑があり、その氏名が記載されているが朝鮮人名は見当たらない(ネットの画像による。皆無と確認したわけではない)。なお黒部川第三発電所の犠牲者数300は吉村昭「高熱隧道」から引用されているが、これには朝鮮人労働者は登場しない(RE性)」(引用止め)
 以上です。
  (ST生、千葉)
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土曜日, 6月 20, 2015

ハーレースポーツスターの高速燃費

前回は、ETCを付けただけの実効性能を見るだけのテストで、しかも下道を大半走っていたので、燃費は17〜18程度と悪かった。しかし、純粋に高速走行だけなら、カタログデータが出るはずだと、燃料噴射になったことだしと、期待していた。
それによると、燃費 ハイウェイ(km/L)    23.3
とハーレー社が発表してある。年ごとに、モデル毎にこの高速燃費はばらつきがあり、24キロ台の機種もたしかあった。
めずらしく、久しぶりに朝起きると晴れているんで、天気のいいうちに走ることにした。
関越か東北か迷ったが、モトグッチの頃から慣れ親しんだ東北道を選び、コースを思い描きながら下道を走るが、ナビを起動しておらず、道をまちがえ加須インターから侵入。
 まあ、普段走らないコーすもたまにはいいか、という感じ。比較的すいており、90〜100キロで流す。空いているせいか、飛ばす車もなく、ハイペースの観光バスを目標に、抜きつ抜かれつ。天気もいいし、風ももさほどなく、絶好のコンディション。 私の印象では数年前までは、この辺で、バイク族が流す速度は120前後という印象だったが、今日は皆おとなしい。混雑を予想して佐野藤岡サービスエリアをスルーして、宇都宮近くの小さなサービスエリアへよった。人出も丁度良い少なさで、しばらく休憩。夕方以降は降雨を覚悟していたので、久しぶりの好天に感謝した。
ここから、少し元気が出て、速度を変えて走ってみた。前回は100キロで2500rpmなどと書いてしまったが、速度をいろいろ変えて試すと、どうも平均で100キロで2650〜2700rpmあたりだ。110キロで針が天頂を指すが、120キロで3000rpm強といった感じ。エンジンも慣れてきたせいか、快調に回る。狙ったホンダ車はどういうわけかCB1100だらけだった。静かでいいが、自分の方はどんな風に聞こえるのだろうと思った。モトグッチの時は、小排気量だったので、出力のピークが120〜130キロあたりから俄然元気になる感じであったが、今日の場合は最大トルク    90Nm/2,900rpmとなっており、100〜120あたりはゆっったりとして加速感がなく、メーターと後続車の接近具合などから、速度調節して走った。2年ほど前にもきた鬼怒川を越えて矢板インターで折り返し、昼過ぎに当初の目標だった加須インターで降りた。

降りた途端に燃料不足のインジケーターが点灯したが瞬くすると点滅を繰り返し、結局点灯しっぱなし。約290キロ走行で、ENEOSで給油。

給油量は、11.36リットルで1715円だった。高速に乗る前に約70キロは一般道を走っており、前回並み燃費とすると70/17.5=4
となるので、高速での使用燃料は11,36-4=7.36、高速走行分は290−70=220
220/7.36= 29.89となりかなり良いが推定誤差があるので一概に言えない。また機会をみて繰り返し計測するとしよう。たしかに休憩以外には停止しないし、ほとんど100キロ前後で走っているので悪くなりようがないのだろう。
とはいえ、一般道燃費も一リットル程度の誤差があろうから、高速燃費を悪化させるべく4を3に置き換えて再計算すると26.4ごどとなり、カタログデータ以下とはまずならない。




スタンドを出た後、かねてより検討していた左側サイドバックを物色に熊谷の南海部品に よってみる。すると止める場所もないくらいライダー達のバイクが停めてあり、仕方なくレンタルバイク専用の駐車スペースにようやく一台スペースをみつけ駐車。一日二万近くするバイクで、ハーレーよりCB1300の方が高い。
でようやく店内に入ろうとすると、狙っていた商品の類のサンプル車然としたスポーツスターがあるではないか!?喉を潤しながらチラチラ値踏みっしてから店内に。


最初、まず何から買おうか!?と思って見ていたが、やはりサイドバッグに。先月はサイドバッグは2割引きキャンペーンだったが今月はちがう。合成皮革製品が多く値段は二万前後。そうしているうちに、インチ工具もちゃんと置いてあることに気づき、セットで出ていたので、まずそれを選択。

その付近にハーレーのタイプ別サイドバッグのカタログが置いてあるのに気づき、それを眺めていると、さっき気に入って値段を見たら、それのみ6万円台の別格が置いてあり、細かの数字の一つがバッグ容量らしいと判断。

本格的革製品はそれのみしか置いてないので、結局cow革と表示されている厚手のランドセルよりも頑丈そうなバッグを今買わなかったら、たぶん永久に買えない(買わないかも)と思いレジへ。

レジのお姉さんが、バッグが車体に当たらないように防止するステーは別売だというので、それも購入。年式や車種により違うらしく、倉庫に取りに行き、これ以外であれば適合するはずと紹介され、工具も借りるが工具は国産なので結局役に立たず、一緒に買ったインチ工具を使って作業。まずバッグの取っ手を通すリヤショック付近のステーのネジを緩める作業から開始。しかし、ネジはゆるんだが、最初にキジマ製のネジは長さがあわず、使えないことがわかり、一時間ほど悪戦苦闘しても別のボルトを用意しないとバッグはとりつけられないとわかり、すぐにバイク屋さんに電話。結局OKをもらい、バイク屋さんまでサイドバッグ内に買った工具(6角レンチセット)や備品をまとめて入れて搬送。するとすぐにこのネジでは取り付けは無理ですねと判断され、インチでない国産のミリでの長目のボルトでようやく解決。
30分ほどの作業でキチンと取り付け完了。バイク屋さんの話では、違和感があったが、ランドセルを取り付けていた人もいたとかいう話を前回のETC取り付けの際に聞いていたので、頑丈さでは革製ランドセルでもどっちつかずでいいはずだと改めて思いながら、ハーレーファンは、自分で革加工までこなす人が多い、という話も聞いていたことを思い出す。

予報どおり、夕方にはまた雨が降りそうなので、長居をせずに会社の倉庫に戻り、しまう前に改めて全体を撮影。サイドバッグの支えの製品だけはネジ一本で取り付けるのだが、そのネジだけは国産のミリ製品。13ミリのボルトなので、初期の緩みチェックは必ず行ってくださいと言われた。
倉庫に入れる時に、サイドバッグがかさばり、バイクの押し、引きに若干の支障があるものの、小物入れが付いたことに満足して倉庫にロックとともに収納。その後1時間ほどで予報どおり雨が降り出したので、まずは当初の目的はいちおう達成。

金曜日, 6月 19, 2015

SaLuSa 19 June 2015

Hi friends, I had a nice break with my two sons and feel refreshed and ready for what promises to be a very interesting last 6 months of the year. Thank you all for your support. In Love and Light. Mike Quinsey. 


SaLuSa  19 June 2015

Dear Ones so much is now happening that although we have only been away from you for a short time, events are forever speeding up and in a relatively short time they will reveal our intentions to you. There has never been a time when we have not been active but for reasons of secrecy to avoid interference from the dark Ones, we have always been quietly working away. The stage has been set for an announcement of our intentions, and once that step has been taken they will escalate into a whole series of them. You have patiently waited for such a time and when it arrives you will not be disappointed. We are more confident now that we have curtailed the power and influence of the dark Ones, and we aim to keep their activities in check under our watchful eye.

We have many friends upon Earth and for eons of time have been helping them to progress with their tasks, to bring out new ways of swiftly taking you into the New Age. Once the revelations commence you will probably feel overwhelmed by the speed at which they will take place. You will also be delighted to note how quickly they introduce you to much needed changes that will immediately lift up your quality of life. There is so much poverty on Earth yet it need not have been that way, as there are more than enough of her riches to ensure all of you have the necessities of life. Not only that but once your basic needs have been satisfied there will be changes that allow you more time to pursue your own interests, instead of being a slave to earn money for the necessities of life. It is our intention to bring the changes in as soon as possible so that there is no delay in establishing the benefits of the New Age.

For some time now you have gradually been given an insight of what to expect once you have been released from the influence and activities of the dark Ones. They would rather see you continue your struggles and deliberately cause wars and unrest so that you can never fully enjoy the peace and happiness that is your birthright. However, your destiny is assured and you will soon experience release from all that has previously prevented you from living a fulfilling life. There will be a time that is rapidly approaching when you will enjoy the freedom of living in freedom from the always present threat of war, as it has no place in the higher  vibrations. For some time now they have been lifting up and slowly but surely you are approaching a time of great change. In the midst of unrest and so much that needs changing to raise your standard of living, you find it difficult to envisage how permanent peace can be assured. However, it will come and in a way that you may not have considered possible, and will signal the end of all hostilities and bring the peace that you desire.

Mother Earth is highly involved in the changes that may at times seem rather extreme, but bear in mind that the Earth has been slowly dying and needs much attention and changes to bring the New Age into being. The pollution of seas is of major concern as it is killing off areas that sustains the life that should abound within them. In many areas the soil is saturated with chemicals and they need cleansing so that they can be fully restored. There is much work of this nature which would present you with an almost impossible task, but as you are finding out there are new discoveries that will immensely speed up such operations. Indeed, with our help the task of cleaning up the Earth becomes so much easier. There will be changes of such a nature that your industries will no longer need to use polluting or toxic chemicals. There are many changes planned that will speed up the whole process to restore your Earth.

At a time when many people fear the worst it is up the souls who are of the Light and understand what is happening, to help those who feel abandoned and in distress. Let it be known that massive beneficial changes are on the way that will lift the quality of life far beyond your expectations. We of the Galactic Federation of Light will be assisting you at all stages, although we will give you every encouragement to take part in the whole process of change. Be assured we are fully aware of your needs, but because of your karmic responsibilities we cannot always intervene to help you. We will however do our best to influence you in your actions to achieve the best results. In fact, all along we have travelled by your side encouraging you and helping you to get through periods of immense pressure. You may sometimes wonder where new ideas come from and sometimes it is our influence at work. Soon will come a time when we can work openly with you, without fear of interference and then you will see matters moving forward in leaps and bounds.

Regretfully your Press is still under the control of the Illuminati, and your news is carefully monitored to keep back the truth about many things that are happening to you. However, once you aware of the true situation you will accept the news with caution and develop the ability to “read between the lines”, as so much is concealed from you and also falsely set before you. For eons of time you have been kept in the dark on so many matters, and much that could have directly benefitted you has been kept back. Perhaps this is best illustrated in respect of the scourge of cancer that can be cured except that it is not released to the general public. Those concerned would rather treat you than cure you in an industry that is worth an immense amount of profit. It will of course change very soon, as the truth will come out and nothing will prevent it happening.

I am SaLuSa from Sirius, and glad that we can give you good news about the future. You have patiently awaited the end times that now loom large and will soon begin in earnest. We are pleased to be part of your enlightenment and soon will be part of your lives. We are your future and look forward to enlightening you as to your true history, as you are much greater than you imagine and we admire and salute your determination to see the final defeat of the dark Ones. We will be with you at all times to support you and send our Love.

Thank you SaLuSa,

Mike Quinsey. 

 
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宮崎正弘の国際ニュース・早読み (李鵬一族の邯鄲の夢は終わった)

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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)6月19日(金曜日)
   通算第4582号  
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 李鵬一族の黄昏、周恩来は地獄で泣いているかも
  李小琳は「李公主」とまで称賛された黄金の日々も「邯鄲の夢」に。
***************************************

 李鵬の娘、李小琳は父親の名代として電力業界を牛耳った。「李公主」とまで渾名がついた。
その華麗なる日々も終わりを告げ、落剥の後人生に陥落する。すでに既報のように、6月9日、李小琳は「米国の会議出席」を名目に北京空港から出発しようとしていたところ、突如、「出国禁止」が言い渡された。

「マネーロンダリング容疑と言われた」(多維新聞網、6月19日)。すでに電力関係の国有企業幹部は十数名が取り調べをうけている。

李小琳につけられた「李公主」という渾名は、明らかに「文成公主」にあやかっている。王朝の救世主、あるいは権力者の犠牲、という二重の意味がある。

六世紀、西方に台頭した吐蕃(チベット)は青海省を攻略して落とし、長安(西安)に迫るほどの軍事大国だった。七世紀(638年)、唐王朝の皇帝は娘の「文成公主」を吐蕃の王=ソンツェン・ガンポの息子に嫁がせた。
明らかな政略結婚である。
ソンツェン・ガンポは名君として歴史に輝くが、チベットに仏教を導入した国王でもあり、日本が後世に採用する官位十二階制の発案者でもある。

中国歴代皇帝で、異民族に皇女を嫁がせたのは前漢のおり、「きょうど」に嫁がせた「王昭君」など少数の例外しかない。
ちなみに文成公主は夫が落馬死したため、父親で皇帝に返り咲いたソンツェン・ガンポと再婚した。

文成公主の巨大な、白亜の像は青海省青海湖の畔に屹立して、長安の方向に別れを告げる構図となっている。筆者は十年以上までに青海湖のまわりを一周したおり、この像をみて、慈母観音も似ていると思った。

もう一つ脱線すれば、王昭君の銅像は、内蒙古省フフホト郊外に公園があり、その場所に騎乗の構図、公園はいまでは観光地化し、モンゴルのゲルが並んでおり、なぜかチンギス・ハーンのミニチュア像や肖像画が売られていた。


▲盛者必衰の理

さて李鵬一族の黄昏のことである。
李鵬元首相の息子ふたりは「どら息子」の典型で、兄の李小鵬はようやく山西省省長にして貰ったが、殆ど政治的実権がない。省長になるとき、李鵬は回想録の出版をとりやめて、胡錦涛政権と妥協した経緯もある。

李鵬は世上いわれた「天安門事件」における学生の弾圧は、自分が指示したのではない、と釈明の書を世に問おうとしていたのだ。

弟の李小勇は不動産投機に失敗して、ながらく米国に滞在したが、そのご、香港に舞い戻り怪しげな不動産開発集団の名目上の代表となった。ところが事実上の経営陣の投機失敗などで、李小勇はシンガポールに逃亡した。
「紅色家族」の「神秘商圏」などと面妖な比喩で、権貴階級は揶揄されてきた。

 娘の李小琳はビジネスウーマンとして一際光り、ボーアオ会議(中国版ダボス会議、日本からも歴代首相が参加する)でも発言するほどの実力を見せてきた。

しかし李鵬一族への風当たりが強まり、電力数社が産業再編の政治課題の下、新会社として合併する「中国電力投資集団公司」の役員リストに李小琳の名前がないことが判明し、にわかに周辺があわただしくなっていた。

 「邯鄲の夢」の続きは刑務所でみることになりそう。義祖父の周恩来、泉下でさぞや泣いていることだろう。

       ○◇○◎△◇ 
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
(読者の声1)貴誌4581号に以下のようにあります。
「サウジアラビアは石油減産に応じないため、過去2年間で原油代金は130ドル台から50ドル台に「暴落」した」(中略)「ところが、ロシアよりひどい惨状に陥ったのが、米国だった。シェールガス革命と騒がれて米国のシェール鉱区開発はつぎつぎと頓挫し、倒産したファンドも目立った。サウジは「究極のライバルであるシェール鉱区開発つぶしにあった」というのが最近の分析で主流となった」(引用止め)。
米国とサウジアラビアに大きな違いがあります。
シェールオイル産業が崩壊しても米国はびくともしないが、石油産業が崩壊すれば、サウジアラビアは崩壊します。これは、どんなに強力なものを持っている国でも、多面的な強みをもっている国にはかなわない。短期的には強みを持っても、いざとなれば捨てられるということです。
これは、日米関係にも言えます。
「SSA生氏」が(読者の声2)に書かれた以下は至言です。
 「私は日本の経営者の多くが「グローバル時代では企業は国家の影響力から一定の距離を取りながら活動し、自社の利益を追求することが許される」と認識しているらしいことに大きな疑問を感じます。
彼らは企業の手に負えぬ事象に遭遇した時は国家の庇護を必要とする上に、事実上日本国籍を持つことによる”便宜“を享受しているにもかかわらず、日本の安全保障や経済全体に多大な悪影響を及ぼすことを勘案せずに、自社のみの利益を追求する身勝手さを見過ごすわけには行きません」。
 後藤健一氏がISISの捕虜になったとき、後藤氏の中東で取材のスポンサーとなっていた2つの放送局は、そのことにはだんまりを決め込み、政府批判に終始していました。
たとえ短期契約のジャーナリストでも自社が雇ったら事故に対して責任をとるのは当然ではないのか。
  (ST生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)逆に言うと、ああいうフリーの映像ジャーナリストが、大金を稼げるチャンスに巡り会える可能性があるのが戦争、内乱地域だということですね。
 イラク戦争のとき、隣のヨルダンから「こちら現場です」と各局がやってました。



  ♪
(読者の声2)最近フリーメイソンについての本を集中的に読んでみましたが知らないことが次々にでてきます。
副島隆彦氏はフリーメイソンとユニテリアン教会(三位一体を否定する)が表裏一体であるという。
荒俣宏氏の著書では英国の穏健なフリーメイソンが大陸では過激化し、世界共和国を目指すことが帝政・君主制の否定・革命思想につながったこと、ドイツで生まれた過激派のイルミナティは十年ほどで解散させられた後に、イルミナティを名乗る団体が多く現れたことなど、思想は伝染し拡散することがわかります。
共産主義思想など学生時代に罹る麻疹(はしか)どころか次々に転移し増殖する悪性の癌だったのかもしれません。
 荒俣氏によると、アメリカはフリーメイソンの思想で国造りが行なわれ、首都ワシントンDCは占星術によって議事堂などの配置が決められた。
一ドル札で有名なフリーメイソンのシンボル化が米国占領下で発行された拾円紙幣でも行なわれ、「十円」表記が「米国」と読めることなども紹介されていますが、陸軍記念日に東京大空襲を行い、いわゆるA級戦犯を4月29日に起訴し、12月23日に死刑執行したことを思えばいかにもありそうなことです。
 「フリーメイソンと錬金術」という本ではバースデーケーキにロウソクを灯して祝うのが古代ヨーロッパの儀式に由来するという序文から、古代魔術・密儀宗教としてのフリーメイソンを取り上げます。
 『「啓蒙の世紀」のフリーメイソン』では自由・平等・友愛の名のもと、バベルの塔の再建と言語の統一もフリーメイソンの目的であるという。
それが国際連盟やエスペラント語の普及という動きにつながるわけです。

 21世紀の今もフリーメイソンの思想は強い影響力を持つことがわかります。
ストラスブールのEU議会の建物はまさにバベルの塔そのもの。経済面でのグローバル化の流れもそうでしょう。
世界共和国・世界連邦といいつつその枠組みや国際機関のトップは白人という構図。オリンピックでも産業の国際規格でもルールを決めるのはいつも欧米で日本の発言力など微々たるもの。欧州と米国は内輪もめにすぎません。
 EUがバベルの塔の再建を目論むものとしてその成否を占うとやはりバベルの塔は崩壊することでしょう。
EU内部に異分子を抱え込みすぎました。シロアリのように土台を喰い荒らす中国人、まったく価値観の異なるイスラム教徒、いまでも毎日アフリカから押し寄せてきます。経済面ではドイツの一人勝ちに対して周辺国は耐えられない。
ドイツがよほどの度量をしめせばまだしもドイツの偏狭さと周辺国のドイツへの嫉視がEUを崩壊させると予想します。
 
自由・平等・友愛の本家といえばフランス。フランス革命では国王を殺し神を殺し、世界遺産のモン・サン・ミッシェルの修道院も監獄になり、キリスト教由来のグレゴリオ暦は革命暦にかえられました。
そののち政変を繰り返し、19世紀末には公教育と公共施設から宗教色を排除、国立大学の神学部も廃止されます。当時ドイツ領だったストラスブールの大学だけ神学部が残っているというのも不思議です。
理性信仰を誇りとするフランス人、学校でのイスラム教徒のスカーフも許せない。
ムハンマドの風刺画の件も表現の自由というより宗教的なものに対する嫌悪感といった印象を受けます。公教育に宗教の時間があり宗教政党もあるドイツでは、ビスマルクがイエズス会を禁止し、ヒトラーはフリーメイソンを禁止しました。
欧州ではいまだに宗教戦争をしているのでしょうか。

 結婚と葬式は教会の管轄だったフランス(イスラエルは今でもそうです)が宗教色を排除した結果、いまや正式な結婚よりも事実婚で生まれる子供のほうが多い。
ロシア革命では家族の破壊をすすめた結果、弊害が多すぎました。
現在のフランスはややソフト路線ですが婚姻・家族といった制度をこわそうとしていることに変わりはないようです。最近では日本でも同性婚の話題が多くなりましたが、これもまた婚姻制度を破壊しようとするものなのでしょう。

フリーメイソンの思想は一見理想的ですが、猛毒を含んでいます。
鳩山由紀夫の「日本は日本人だけのものではない」などという寝言はともかく、占領軍による皇室の弱体化政策もフリーメイソンの思想に忠実です。
ナチス・ドイツのゲッベルスが警告したといわれる「愛国心の消滅、悪平等主義、拝金主義、自由の過度の追求、道徳軽視、義理人情抹殺、3S政策事なかれ主義(Sports Sex Screen)、俗吏属僚横行、否定消極主義、無気力、無信念、自然主義、刹那主義、尖端主義、国粋否定、享楽主義、恋愛至上主義、家族制度破壊、民族的歴史観否定」という心理戦、神経戦は集団的自衛権を巡る国会論戦をみても未だ継続中なのがよくわかります。
   (PB生、千葉)

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『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円)
『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
 『台湾烈々  世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円)
 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)

♪
<宮崎正弘の対談シリーズ>
************
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
 宮崎正弘 v 西部遇『日米安保五十年』(海竜社)   
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(休刊予告)小誌は海外取材のため6月26日から7月7日まで休刊です。
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水曜日, 6月 17, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (米中戦争、三つのシナリオ)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)6月17日(水曜日)
   通算第4579号  
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 南シナ海で、もし米中軍事衝突が起こるとすれば
  米国専門家が三つのシナリオを提示
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 保守の論客アービン・クリストルが創刊した『ナショナル・インタレスト』誌は、『フォーリン・アフェアーズ』と並んで全米のマスコミがしばしば引用する有力なメディア(日本では後者しか知られていないが)。
かつてはフランシス・フクヤマの『歴史の終わり』も、この雑誌に連載された。2004年から発行元はナショナル・アフェアーズ社からニクソン・センターに移管した。

 この『ナショナル・インタレスト』誌最新号に『米中が南シナ海で軍事衝突にいたる三つのシナリオ』が提議されている。執筆はロバート・ファーレイ(パターソン・スクール準教授、海軍戦略専門家)。

 「いまや米中は南シナ海の埋め立て工事をめぐって言葉の戦争状態、日々、緊張が増大している。かといって中国の軍事態勢、その装備、準備具合などから勘案して、すぐに戦争状態に突入するとは考えにくい」としながらも、以下の三つのシナリオが描けるとする。

 第一の想定は小競り合いによる軍事衝突への発展であり、(a)は中国の人工島建設と軍事施設の完成がなされ、航海の自由をかかげる国連の立場からも、米軍は島外海域のパトロールを実行することになる。
 したがって米軍偵察機、あるいは米艦船に対して中国が妨害し、それが米側の損傷をともなう場合、当然だが米軍の報復がなされる。

 (b)米軍の対潜水艦哨戒機P3Cオライオンが、中国側に補足され、緊張が高まった事件があったように、機体とパイロットの返還に数週間を要した。
 つまり米軍の哨戒飛行への嫌がらせによる偶発的衝突が起こりうるだろう。

 (c)このシナリオは嘗てのKAL007便が『領空侵犯』を問われ、ソ連のミサイルで撃墜されたように、民間機の撃墜がなされるとすれば、米軍の報復があるだろう。なぜなら中国は南シナ海にも、一方的にADIZ(防空識別圏)を設定しようとしているからである。


▲偶発戦争というのは稀にしか起こらないが。。。

 第二は潜水艦の偶発事故によるケースである。
 冷戦時代、ソ連原潜ならびに通常の潜水艦と西側NATOの潜水艦にニアミスがよく起こった。
往時のソ連の海軍力と比べると中国海軍の潜水艦戦力はまだ完成の意気にはないが、その戦闘意欲は旺盛であり、また潜水艦をますます増加させている傾向にあり、近未来にニアミスが起こりうるだろう。
 
 第三は習近平の謳う『軍事外交』である。
いまや中国は後戻り出来ない地点に来ており、その政権維持をかけて軍事力の誇示は、かの政権の政治命題である。

 偶発戦争は起こりえない可能性が高いものの、危機を危機と認識できない指導者が、党内権力闘争の生き残りをかけて軍事突出にでてくる場合、それは起こりうる危険性に繋がるのである。

◎◎◎
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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  ♪
(読者の声1)ユネスコの日本の産業革命に関わる遺跡の世界遺産登録でひとつ不思議に思うことがあります。韓国からの朝鮮人が強制労働させられたといういちゃもんに日本政府が時期が違うと反論していることです。なぜ、
徴用工は原則自主参加であった、と言えないのか不思議です。勿論、断ることがかなり困難な状況であったことは事実です。
しかし、それは日本系の日本人も同じです。さらに参加するにしても、どの職場にするかの選択肢はありました。「軍艦島」のようなきつい職場の場合、平均賃金の5倍くらい支払われていました。黒部ダムの工事現場では平均賃金の10倍くらいです。 
こういったところには朝鮮系の日本人が殺到しました。かれらは大日本帝国に奉仕したいという熱情と愛国心が高かったのか、高い報酬にひかれたのかはわかりませんが、きつい仕事を強制的にやらされたとはとても言えません。
黒部ダムの工事では非常に賃金が高かったので当時手に入りにくかった酒を仕事が終わった後大量に飲んで、酔って喧嘩をして亡くなった方の方が事故で命を落とした方よりはるかに多かったそうです。それらの方への冥福を祈ります。
彼らを強制労働させられた被害者として描くことは、彼らを侮辱することです。彼らは、付加価値の高いきつい仕事を自主的に行った誇り高き人たちです。
  (ST性、千葉)


(宮崎正弘のコメント)「軍艦島」、いきなり世界のスポットがあたりましたね。国内のツアーも盛んなようですが、ご指摘のように賃金が五倍だったことを、もっと喧伝する必要がありますね。



  ♪
(読者の声2)産経新聞(6月15日付け)によりますと、嘗て中国共産党序列第三位、江沢民のライバルだった喬石が死去したとありました。
かれがもし、趙紫陽のあと、共産党を率いていれば、もうすこしましな中国になったとする意見が多いようですが、この点、宮崎先生は、いかに考えられますか?
(JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)喬石は「中国のアンドロポフ」とも言われ、情報畑出身ですので、なにかと『中国の諜報・謀略のボス』とか、毀誉褒貶の激しい人でもありました。
しかし胡耀邦との親密な関係から胡錦涛ら「団派」への影響力が強く、本人は改革志向の政治家でした。
病気がちになる前は長老としての発言力も大きかった。とくに江沢民批判の急先鋒とみられていましたから、小生も拙著『中国台湾電脳大戦』(講談社ノベルズ)では、「喬水」という名前で、脇役のひとりで設定したほどです。
この小説はいま絶版になっているのが残念ですが、中国語訳がでて、大陸でも多少は読まれたようです。



   ♪
(読者の声3)宮崎正弘先生と経済評論家の渡邊哲也氏との共著『激動する世界経済! こうして突破できる日本経済』(ワック)を拝読したのですが、これは日本経済を俯瞰できる仕組みになっていて、「アベノミクス」で円安、株高、そして地方創成によって景気回復という道筋がよく分かりました。
ところが経済で得点を挙げても、安保法制で、いま躓いてかにみえる安倍政権、この先の見通しがやや暗い感じがしてきました。
 題名にあるように「突破できる日本経済」となるのでしょうか?
   (KJ生、名古屋)


(宮崎正弘のコメント)政界の一寸先は闇。長持ちしてほしいとは思いますが、かの魑魅魍魎の跋扈する永田町の未来予測は不可能な領域です。
     ○◇○◎△◇□◎◎
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宮崎正弘 v 大竹慎一『中国崩壊で日本はこうなる』(1512円。徳間書店)
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月曜日, 6月 15, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (戴相龍の失脚があれば、上海金融界が瓦解のおそれ)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)6月15日(月曜日)弐
   通算第4576号  
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 もし戴相龍(元人民銀行総裁、前天津市長)が次の標的だとしたら
   中国金融界の恐怖、上海株式市場は突然瓦解の懼れ
***************************************

 異常である。
 上海株式市場の暴騰ぶりは、普通の資本主義市場では起こりえない。西側の資本主義の下、市場経済の原理原則からは想定できない事態が起きているからである。
 なにしろ僅か二年間で三倍に跳ね上がったのだ。
 2013年6月24日、上海株価は1849・65
 2015年6月10日、上海株価は5164・16

 日本のマスコミで流されている「アナリスト」たちの、まことしやかな「分析」によれば、上海の株価暴騰の原因は次の通り。
 第一に中国にはまだ機関投資家が育っていない。
 第二にそれゆえ個人投資家が主役である。
 第三に外国の投資家が直接参入できない。
 これらが裏面で意味することはインサイダー取引が横行する実態の示唆である。また海外から流入しているホットマネーに関して触れた分析がほとんどないのも奇妙だ。

 げんに筆者は何十回となく中国で証券会社の窓口に遭遇すれば、中を見学してきた。朝から証券会社のロビィに群がって株価ボードに見入っている庶民からは、日本のように、「この会社の収益率は?」「この会社の一株あたりリの利益率は、どれくらいですか?」などという質問はない。いや、もしあっても窓口の証券会社社員は答えられない。

風聞が主体で「あの会社は共産党幹部の誰々の娘がやっている」「この会社には習近平主席が二回も視察した」などと、いかにも中国らしい「評価」のもとに、株価が乱高下する。

 おそらくインサイダー取引の黒幕は党に直結し、濡れ手に粟のファンドが株価操作のオペレーションを裏で展開しているだろう、と推定される。

 暴落の暗雲が立ちこめてきた。
 銀行の不良債権は誤魔化されている。地方政府の融資平台への融資総額360兆円にのぼる。理財商品は240兆円ほど流通している。いずれも償還の時期を迎えている。中央銀行としては、準備率引き下げを7回もおこない、もう出動する政策余地はない。
 不動産相場は暴落気配で氷のように凍結され、企業の余剰設備投資に資金回収がままならない。
各地で社債デフォルトが横行しており、企業の倒産もあとを絶たない。つまり中国の金融界は未曾有の危機に直面しているのだ。

 
 ▲「周永康のあとの大物は戴相龍だ」という風聞が流れている
 
 ここに戴相龍一族の大スキャンダルが浮上したのだ。
 戴相龍は元人民銀行総裁(つまり中央銀行総裁)である。天津市長に転進し、海を埋め立てる天津新工業地区プロジェクトを立ち上げ、日本企業などの大量誘致に成功した。そのうえ、天津を旧日本租界が金融界であったように、上海と肩を並べる金融街にすると意気込んできた。
 すべてがこけそうである。

 女婿の東峰(別名=戴蓉)が他の太子党仲間や怪しげな出入り商人等と投資会社を設立し、海南島にじゃかすかとリゾートマンション、豪華ホテルを建てた。スキャンダルの発端は、この投資会社の焦げ付きだった。

 「鼎和創業投資」とかいう、東峰が設立した投資企業は民生銀行から六億元の融資を受けた。この金で「開通証券」の株式を五万株取得した。
以後、かれは英領バージン諸島のダミー企業を通じて、香港株を盛んに売買し、14億元を得たとされるが詳細は不明。

 2015年二月、民生銀行頭取だった毛暁峰が拘束された。つついて北京銀行グループ「京能集団」の元会長・陸海軍が、五月に華夏銀行副頭取の王耀庭が拘束された。そして6月2日、戴相龍の女婿、東峰が拘束され、取り調べを受けていることが判明した。翌日、上海株価が大幅に下落した。

 周永康にしても、最初は息子の逮捕だった。温家宝のスキャンダルも、夫人と息子の不正蓄財、いま李鵬一族が追い詰められ始めたのも、不肖の息子ふたりと娘、つまり太子党の悪評さくさくの「紅二代」。これを「権貴資本家」という。

 時期的にいえば、郭文貴、令完成らの米国逃亡があり、かれらの機密文書持ち逃げは、馬健や李友らの逮捕から派生したものだ。
そして五月末に王岐山が米国へ飛ぶ手はずだった。ところがJPモルガンの醜聞の筆頭に王岐山を米国が指名したので、訪米どころではなくなった。

 戴相龍一族に捜査のメスがはいったことは、中国金融界をがらがらと大きく震撼させている。
つぎに出るのは大虎、それとも子羊?
 
    ◎◎△◇○□◎◎
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 ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆ 
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 共産主義は大間違いの思想という根源を問う
  なぜ西側に共産主義残党が生き残り、マスコミは彼らを支持するのか?

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西尾幹二『西尾幹二全集 第十一巻 自由の悲劇』(国書刊行会)
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 かねてから不思議でならないのは、冷戦で西側が勝利したはずなのに、なぜ共産主義の残滓である中国が大国として躍進し、ソ連崩壊後のロシアが帝国主義の道を歩み、国際政治で巨きな発言力を維持しているのかということである。
 冷戦に勝利した筈の自由陣営に、なぜいまも共産主義を礼賛し、日本を貶めることに熱狂する左翼が残ることが出来たのだろうか不思議でならない。自由、民主の側の怠慢なのだろうか。
 いや、「自由」とはいったい何かの根源の哲学をとわれているのではないのか。
 本巻で西尾幹二氏は、縦横無尽にこの難題に挑み、多角的に論じている。過去の作品のなかから「自由の悲劇」「労働鎖国のすすめ」「日本の不安」「日本の孤独」「たちすくむ日本」の五冊を基軸に編集されたもので、重厚な思想の書でもある。
 まず「ソ連型共産主義はまちがっていた」とする左翼人も、「マルクス主義は間違っていない」として、「これからの社会主義運動はマルクスの原典に立脚すべき」と言い出しかねない手合いがまだ日本にはごまんといて社会を攪乱している。
 西尾氏はこう書き出される。
 「日本では左翼と呼ばれる言論人も左翼政党も、ソ連型共産主義は否定してきた。しかし悪いのはスターリンであって、共産主義思想ではないと言い張っていた。歴史は失敗したが思想は失敗していない。じつはそういう言い隠れは二十年も前から準備されていた。『新左翼』と呼ばれた運動がそれである」。
 かれらは環境問題、南北格差、そして人権問題に潜入し、いまは沖縄や反原発にぞろぞろと蝟集し、時代遅れの主張をがなり立てて、それなりの付和雷同組を集めているし、左翼マスコミがまだ支援しているから始末に負えない。テレビ討論には聞くに堪えない言説をはくブンカジンがまだ大手を振って出演している。

 近未来に関して、西尾氏はかく予測される。
 「共産主義体制の崩壊の後に、次第にはっきりと浮かび上がってくると予想される世界は、近代ヨーロッパの価値観が到るところで不偏と見なされる平板な世界ではなく、宗教、言語、人種、歴史の異質性が相互に主張され、相克しあう世界であろう。人類はイデオロギーの対立を克服し得ても、人種問題や宗教的信条から血を血で洗う葛藤を永遠に克服することはできないかもしれない」
「世界の新しい対立の構図はこのあたりから形成される可能性もある」とした冷戦終結直後の氏の予想は、じつに正確に当たっている。
ISILのテロ、旧ユーゴスラビアの地を血で洗う内戦、いまシリアでイエーメンで、そこら中で宗教対立、人種対立の紛争がつづいている。

 そして中国の近未来に関して次のように言われる。
 「暴力によって獲得した権力は、暴力によってしか維持できない。流血の惨劇に出会った人には気の毒だが、(天安門)事件はまことに単純きわまりない性格をもつ。中国もまた暴力革命を建国の起点にもつ国だ。中国がいまのソ連と同じように、中心の権力を死守するために、周辺の防衛戦を後退させる必要に迫られたとしたなら、やはり、周辺の国々の思惑など気にせず、好き勝手に行動するだろうから、東欧と同じような混乱と流血が起こるだろう。また逆にソ連が自分の経済や政治のシステムをなんとか能率的に切り替えようと努力しても、変えようのない宿痾を抱えているため、ある限界を超え、内乱状態が生じ」
るだろう、と不気味な中国とロシアの近未来を予測する。

 本巻では西尾氏が「共産主義の敗北をみとめず欺瞞的議論」を撒き散らす左翼の論客を次々と痛烈に批判している。
俎上にのせられたのは加藤周一、大江健三郎、小田実をはじめ、一見保守とみられる堺屋太一、大前研一、舛添要一らを切り、猪口邦子は「単純なおばかさん」、石川好は「無頼派を意気がっているひとに過ぎない」と一刀両断、大沼保昭、木村尚三郎、高畠通敏には「気味の悪さ」を感じたと言われる。さらに立花隆、加藤典洋、内田樹、加藤洋子、中島岳志、保阪正康、香山リカらは「加藤周一らの後続部隊」とみる。
それにしても批判するからには、こういうオバかさんたちの著作を読まなければならないだろうが、西尾氏はじつに丹念に左翼陣営の著作を読み込んだ上で批判しているのである。根気強い人である。
評者など、二、三ページ読んで当該書物を投げだした人たちで、丸山真男は『正真正銘の馬鹿』であり、読んでみて左まきのアホと判断してあとは立花も内田も保阪も、まるで読まない。ほかの人は中嶋岳志をのぞいて、名前も知らないし、読む時間が無駄と思われるような「論客」には付き合っている時間がもったいないと考えているから西尾氏の苦労は並大抵ではないだろうと推察するのである。

 いずれにしても、本書の基幹は共産主義が大間違いの思想という哲学的根源を問うものであり、冷戦に勝利したはずなのに、なぜ西側に共産主義残党が生き残り、マスコミは彼らを支持するのか? 
この謎に思想的に重層的に挑戦した巻となっていて、ぎっしりと読み応えがある。
   
◎▽□◇○
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1252回】   
   ――「清人の己が過を文飾するに巧みなる、實に驚く可き也」(尾崎9)
    尾崎行雄『遊清記』(『尾崎行雄全集』平凡社 大正十五年)

   △
 じつは台湾防備の責任者の一人である劉銘伝は、かつてフランス軍が基隆を砲撃するや、計略を用いてフランス軍を必敗の地に誘い込んで「斬獲する所ありたり」と北京にニセ報告を送って「恩賞を得」た。加えて今回は基隆にフランス兵を招き入れ、相手のスキを衝いて「數百名を截殺したり」と、またまた虚偽報告らしい。さすがに北京政府は誤魔化せても、基隆の住民は騙せなかった。かくして「基隆の民劉銘傳の毫も防戰する所なく、佛艦の砲撃を聞て、直ちに走れるを憤り、蜂起して之を殺さんとしたるの報」に接した尾崎は、「此説却て信據す可きに似たり」と記した。

 先に立つ者が怯懦と詐称、卑怯とウソ八百では、戦争に勝てるわけがない。
 某日、またまた温州暴民の詳報に接した。尾崎は、これまで得た情報から暴民の背景を次のように推測する。
 
 「今暴擧の原由を尋ぬるに、[中略]佛國の和破れ政府頻に戰備を整へ。又地方官諸種の諭告を發し、民心を激勵せるより、無智の小民俄に外人を惡むの情意を動かし、事あらば直ちに起て外人を苦め、其財貨を掠めんと欲するの際、恰も好し小童一夜宣?師を妨げ、聽講者の抑留する所となる。是に於て行路の人群を結んで、講堂を襲ひ、轉じて諸方の耶蘇?院と、宣?師の私館とに向て、時に馳て暴徒に與みする者漸く増加し、終に火を四方に放て、外人の館宅を焼き、其の財貨を掠奪するに到れり。嗚呼亦暴矣」

 ――フランスとの和議は叶わず、政府は軍備を整える。地方政府の煽動で、無智蒙昧な民衆は外国人嫌いに奔り、機会をみつけては彼らを苦しめ財産を掠奪しようとする。某夜、宣教師を妨害した子供の身柄を信徒が押さえたところ、道行く烏合の衆が騒ぎだし、徒党を組んで教会講堂を襲撃したうえに、各地の教会やら宣教師宅に向った。暴徒に与する者が道々に膨らみ、遂には各所に火を放ち、外人の家を焼き討ちし、財産を掠奪するに至った――

 かくて「嗚呼亦暴矣」と嘆くことになるが、南方の汕頭でも同じような宣教師襲撃事件が発生したことを知った尾崎は、こういう「暴擧を再演」しないようにすることが、「豈に啻だ外人の幸福のみならんや、實に清廷の幸福也」と。まあ、こんな愚挙を繰り返すことがないようにすることが、中国在住の「外人の幸福」に繋がるだけでなく、じつは「清廷の幸福」なんだと。

 これを数年前の反日運動に移し替えて考えてみれば、中央・地方を問わずに当局が「民心を激勵せるより、無智の小民」が反日運動に狂奔し、挙句の果てには「時に馳て暴徒に與みする者漸く増加し、終に火を四方に放て」、日系企業や日本食レストランを襲撃し、勢いに任せて「其の財貨を掠奪するに到れり」という事態が発生したに違いない。全く以て「嗚呼亦暴矣」ではあるが、こういった政府が指嗾する蛮行・愚行の繰り返しは、最終的には中国の「幸福」にならないということだろう。それしても、尾崎の時代から1世紀ほどが経過してもなお「暴擧を再演」しているというお国柄だから、もはや処置ナシだ。

 某日、尾崎は宿舎でアヘン戦争から太平天国の頃までの歴史を振り返る。
 思えば、かつても国家危急の時代だったが、曽国藩を筆頭に多くの重臣が私心を捨てて「畢生の能力を傾倒」し、国家のために尽くした。そこで「國家久しく寧静にして、人皆富貴の樂を受たるに至れば、各々私を計て公を忘るゝの傾斜なき能はず」。とはいえ清仏戦争に対し政府が「苟も當時の思想を懷抱し、屈せず撓まずして弊を矯め利を興すの事に從」ってさえいれば、清国もここまで無残な姿を露呈することはなかったろうに。尾崎は慨嘆は続く。

 現在の中国もまた、「人皆富貴の樂を受たるに至れば、各々私を計て公を忘るゝの傾斜なき能はず」ではある。温州、汕頭に次いで蕪湖から「人民不隱の報」が届いた。
《QED》

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高速走行 続き

昨日取り外したW650からの電装部品、セットアップに結局3時間ほどかかってようやくハーレーに取り付けてもらった。ETCの信号発信装置が設置場所がなく、暫定的に
ハンドル(Wと同じ1インチの太さ)の取り付け基部の脇になんとかとりつけてもらったが、本来の置き場所ではないので、回転しやすく、時々手動で15度とかいうアングルを確認しながら通過した。
嵐山のSAで休憩したが、昨日とはちがう下り車線、うどんそば類のメニューも値段も違うし、食券類もちがうことにはビックリした。


ご 覧のように2年以上前の旧型なので、防水性は問題がないにしても、国産車と違い積載スペースがないので、こうした社外部品が出ているのであろうが、今まで 左側はスパッとなにもない感じだったのが、これだけが足をついたとき、左下の内腿にあたり慣れもないので、違和感がつきまとう。ヘルメットホルダーも無い のだから。

低 中速では問題がまったく感じられないパワー感も高速で80kmまではあっというまであるが、意外と90、100キロが遠い感じで、前オーナーの方があまり 使用していない領域のような気がしたが、SAで休憩した後はそうでもなかった。前回まで時々底付きがあったリヤサスも今日は5段階の最弱から3に調整して もらったので、快適だった。

100キロで回転数は約2650~2700rpm、110キロで約3000前後というところ。バイク屋さんの話では
『トップギア回転数2500rpmで時速100Kmということは
レッドゾーンの6000回転までまわすと計算上は時速240KMになり、
その数値からタイヤの回転ロスを1割引くのが定説ですので
計算しますと最高速は実測で240km-24km=216kmになりそうです。』
とのこと。これだと、かってのCB1300なみということになるかも。あくまで妄想かもしれないが・・・。

そ れにしても、国産のように回せばトルクがどんどん増えてきてといった山がなく、フラットな感じなので、出るにしても、トルクのピークに回転をあわせ、など という楽しみとは無縁。100キロ以上となると音を楽しむ余裕もなく、Wとおなじビッグツイン2気筒としての楽しみの範囲内で、気分良く走るということに 尽きるように改めて感じた。

まあ、最初から予感(覚悟!?)していた通り、後ろに白バイが常にいるかのような走りになってしまう、のかもしれない。免許返納まで、安全運転なのは当然であるが、アメリカの120キロ規制がうらやましい、ということにはなる。

10数年前、初めて福島県の櫟平のツシママツ国有林(現、浪江町)に車で行った時、ハーレー2台が高速を80〜100キロ程度でしか走らないのを見て、意外とおもったが乗ってみて意外では無いと初めて気づいた次第。

今年は米沢近郊のシラハタマツを見学して、帰りには福島へ寄り、富岡町の頑張る福島で有名な松村氏の牧場へ寄らせてもらえたら、ありがたいと考えている。







当時違法ととされた原発の警戒区域内にたった一人で残された家を回って犬猫にえさやりをされており、商業的価値がなくなり、殺処分されるのを待つだけの牛たちを「自分が面倒を見る」といって引き取ってもおられた。
 そうした、餓死していったペット類や家畜類の死を逮捕覚悟でカメラに収めた作品が
ZONE存在しなかった命 で松村氏がかなり出てくる。

当初の動物ボランティアたちもかなりの活動をされたようだが、そうした活動は一般にはほとんど知られておらず、映画製作者への松村氏の不信感がブログにも書き込まれているが、情報が偏ったための相互不信の結果のように私には思える。氏のブログ更新がゆっくりしているため、前科5犯などという刺激的文言があったりするが、検察の調査では、シロと出ているという。作品をみてもそうした背景は感じられないが、双方の一方的な主張のみから、ようやく製作者側からの弁明が出て、いちおう、仮の一段落か!?という着地点に来ているようである。

ETCの移設で、初の高速走行

最 近さっぱり遠出はしなかったし、高速走行にも縁がなくなり、ETCも期限のきれたカードが装入されっぱなしで半年近くが経過してしまたった。ビューエルも そうだったが、ハーレーにも意外とスペースがなく、防水性をふくめてETC装置のカード本体を収納するのは最初から無理と分かっていた。

どの雑誌か今は出てこないが、ちょうどサイドカバー内に旧型の内蔵式カードケースを収納するFRP製のサイドカバーが別売されているのを知り、注文した。それが届いたというので、まずW650に新規カードをいれ、走行テストをしてきた。

すでにだいぶXL1200の加速に慣れてきているので、高速で110Km/hでちょうど3500 rpmだったが、速さを全く感ぜずに、これで半日も乗り続けたら疲れるしいやだな〜という思いがどこともなく、漂ってくるのを感じた。

最近の新型250にも抜かれたし、周囲のみなさんお元気でだいたいバイクは120キロ前後で中央か右側車線だった。私は左側をほとんど走っていた。国産車の共通した特徴だろうが、シート高が高いのもシックリ来ない。
国産車の傾向としてみればあたりまえだったのであろうが、ゆるいコーナーなど地面にへばりつくようにハーレーで回転するのは意外と楽しい。そのあとのウィンカー操作がほとんど自動でリセットされて、これも最近慣れてきておもしろい。


金曜日, 6月 12, 2015

ハーレー1200の推定出力 さらに1キュービックインチあたり1馬力!?

この前、任意保険の加入時に必要な車検証のコピーを取った後、片隅に放り投げられていた車検証を正規にしまおうとふと見たら、(55)最高出力回転数(5,800rpm)
という数字が書き加えられていて、!?と思った。なんだ、この値は。どう読むのが正解なのか?

それ以前から、ハーレーのマニュアルにも正式馬力などの表示がないので、何回かネットで探してはいた。そして、さまざまな数値とさまざまな意見が出てきていた。ざっと、ピックアップした数字では、かってのホンダのナナハン、CB750K1で67PS、8000rpm、最高速度 200km、最大トルク6.1kg・m/7000rpmというのが若いときに見て頭に叩き込んだなつかしい値。そして、ハーレーについての数字は具体駅な根拠もなく、883で52ps、1200で67〜70ps、ツインカム88の1449で66ps、ソフテイルで76〜75ps、VRodの1250で125ps、などとメモしてあった。書き写しのミスもあるかもしれないが、最高速度は1200で190km/hなどと出ている。

http://motor.geocities.jp/buell_xb12s_2004/3_macheine/bike_main_index.html
ビューエルの1200のデータでは、XB1200Sでは最高出力102.9ps、(6600rpm) 最大トルク11.18kg・m(6000rpm)で、比較としてCBR1000では172ps(12500rpm)、11.75kg・m (8500rpm)などと明示されている。(仏馬力)

うわさのレベルではVRodをのぞいた空冷Vツインエンジンでは、スポーツスターのエンジン性能は高いように見受けられる。

結論としては、昔のCB750に近いのでは!?と勝手に考えているが、まだ3速レベルで
時速60キロ内外でしか走っていないのでなんともいえない。この前、同僚に貸したら、排気音が自分で乗るのと段違いで、室内でも遠くから響いて聞こえ、けっこういい音(響き)だなと思った。渋滞などではW1より高くはないという感じだが、低音の響きがこんなに遠方まで届くとは思いもよらなかった。新発見である。

それはともかく、ハーレーの馬力談義については、ネットでも意見百出で大変面白い。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1044896030

ベストアンサーに選ばれた回答
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nitrous_oxide_waveさん 2010/8/920:21:07
ハーレーは出力ではなく低速トルクが売りの乗り物です。
しかし、馬力を公表するとイメージダウンにつながるので公表していません。
(例えば、大型バイクがCB400より出力が低いということになるとだれも買わないでしょう)

現在のモデルは883で52ps、1200で70psです。

などと根拠も明示されないまま出ていてベストアンサーとなっており、閲覧数は15000件以上となっている。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12139129047
 自分で調べた内容は、現在の スポーツスター 883 モデルは、52 ps 。


スポーツスター 1200ccは、67馬力~70 psで、最高速190 km/h 。


旧 ツインカム 88 エンジン(1449cc)66 psで、181.9 km/h 。


ソフテイル 1600ccは、76馬力~75 ps、最高速179~185 km/h 。



【 (参考) VRSC(V-ROD) 水冷DOHC 1250ccは、125 ps 】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1270476877

ベストアンサー以外の回答1〜4件/4件中
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bouzuhige777さん 2011/9/400:23:10
まずは、ハーレー云々に関わらず、エンジンの形式等を勉強したほうが良いですね。
OHVとはなんぞや?なんてことを。
根本が判っておられないので、皆さんとのやり取りが、チグハグな問答になっていますよ。
簡単に書きますと、ツインカムとエボリューションは、機構の名前では無く、単なるハーレーのエンジンに対する名称です。
車種別にいいますと、V-ROD(これはDOHC)以外のハーレーは全てOHVです。
ビッグツインもスポーツスターも。
ここで言うエボリューションとは1984年~1999年まで発売されたビッグツイン(1340cc)を表す名称です。
そして、1999年エボリューションに変わる次世代エンジンとしてモデルチェンジが行われました。
その新しいエンジンの名称がツインカム(1450cc)といいます。
別称でTC88ともいいます。
エボリューションはカムシャフトが1本。
ツインカムはカムシャフトが2本です。
そしてココが肝心なところですが、エボリューションもツインカムも同じOHVです。
なぜか。
その中身については、ここで書くと1万字ぐらい?になってしまうかもしれませんので、割愛します。
もう少し4ストロークエンジンの基本を理解してから出ないと難しいと思いますので。
ちなみに、補足に書かれている、エボ(カムシャフト4本)はスポーツスターのエンジンですね。
883ccと1200ccがあります。
このスポーツスターのエンジンも名称はエボリューションですよ。
書かれているようにカムシャフトは4本あります。
????となりましたか?
いずれにせよ、VーROD以外のハーレーのエンジンは、例外なくすべてOHVです。
カムが何本あっても。
簡単に言うとエンジンのカム駆動方式は4種類ぐらいあります。
●カムシャフトがエンジンブロックの中にあり、バルブがシリンダー内にある物がSV(サイドバルブ)。
●カムシャフトがエンジンブロックの中にあり、バルブがヘッド上にある物がOHV(オーバーヘッドバルブ)。
●ヘッド上にカムが1本あり、バルブもある物がOHC(オーバーヘッドカムシャフト)。
●ヘッド上にカムが2本あり、バルブもある物がDOHC(ダブルオーバーヘッドカムシャフト)です。
上から下に行くにしたがって、機構が新しくなっていきます。
ちなみにDOHC=ダブルオーバーカムシャフトは、カムがヘッド上に2本あることから、ツインカムと呼ばれるのが一般的ですが、
ハーレーのツインカムエンジンは、DOHCではありません。
先にも書いた様にOHVですね。
OHVですが、カムがエンジンブロック内に2本あるため、ツインカムという名称になっています。
こんな名称をハーレーがつけるから、話がややこしくなっているのですが。
勘違いする方も、多々居られるようですよ。
これらを詳しく理解するには、エンジンの基本を知ってください。
http://motor.geocities.jp/buell_xb12s_2004/3_macheine/3_05/3_05_engine_head.html
これはビューエル(スポーツスターエンジン)のサイトです。

http://ameblo.jp/red-comet-char/entry-11772840698.html
ちょっと変わったところでは、1998年型についての英文マニュアルの転記記事で、当時では各タイプごとの最高出力などが出ていたという。

一例
XLH 1200Cが 66@5200RPM
XLH1200Sが 69@5500RPM

XLH 883が 57@6000RPM

同じ、1200でも、1200Sは高回転でパワーがでてたことがわかるね。
69馬力かー。 エボ、ソフテイルのビッグツインより馬力あるじゃん。笑
まあ、回転数5500RPMまであげての測定だけど。


ストックだと、EVOもTCもほとんど変らない
馬力ってことがわかるね。
いじると、TCの方が全然伸びるけど。

「ツインカムには上がある。」
よく言われる言葉です。


今、ハーレーが馬力を公表していないのは、
日本だけ?? 世界的な方針? 都市伝説??笑


すくなくとも、1998年オーナーズマニュアルには
丁寧に馬力の記載がありました。
あくまでもカタログスペックだけどね。実際はどうだろう。


古い資料を見ると、面白い発見がありますね。笑

やはり、ナナハンクラスという私の期待はうらぎられていないようだが、車検証の記述は何なんだろう!?
このマニュアルの時の圧縮比は8.5:1、現在は燃料噴射で10:1 となっている。

あと、ガソリンの品質問題でも、日本のガソリンはアメリカより良くないというのと、その逆の話が出ているが、このサイトでは

『日本のハイオクガソリンのオクタン価は米国より低いので
(数値上は日本が上に見えるが、オクタン価の測定方法違うらしいね)
ハイコンプ仕様のエンジンは、ノッキングおこしやすい。

日本のガソリンでは、ビッグツインで9.0 to 1以上になると、
けっこー、危険らしいからね。』




バイク屋さんにETCやバイクナビの移設の件で寄った時、出力の話をしたら、シャシーダイナモにかければ実出力がわかりますよ、という話になった。

それでそういえば、ハーレーの動出力測定の記事もあったな〜と思い出した。
http://www.45degree.net/Tuning/01.html

□1キュービックインチあたり1馬力

 一般的にハーレーでは1キュービックインチあたりが1馬力になれば、そのエンジンや周りのセットアップはかなり良いものだ、という目安があります。
 
 そして、トルク値についても、この考えのままで当てはめる方法があります。アメリカでは一般的なフットパウンドというトルクで用いられている単位にすれば良いだけ、です。1フットパウンドあたりが、1キュービックインチになれば、そのエンジンや周りのセットアップはかなり良いものだ、と見れます。じゃぁ、それを超えた出力が得られているものは・・・??それは本当に凄い!!凄い!!
 
 
<1キュービックインチあたり 1フットパウンド&1馬力>
 
 ここで、絶対に勘違いして欲しくないのは、1キュービックインチあたりが1馬力の出力にも、1フットパウンドのトルクにもなっていなければ、ダメだ!と見なす事だけはしてはならない、という事です
 
 
 1キュービックインチあたりが1馬力の出力にも、1フットパウンドのトルクになっていれば

 おー!それは凄くイイね!!

ツインカムなどのビッグツイン系ではキュービックインチ表記なので判りやすいです。TC88/TC96/TC103/TC110・・・すべてキュービックインチ表記。スポーツスターではcc(キュービック・センチメートル)での表記なので、キュービックインチに直すと883では54ci 1200ccは74ciとなります
 
 例えば 110キュービックインチエンジン搭載のCVOですが出力が110馬力でトルクが110フットパウンドあれば、このエンジンはいいセットアップと評価出来ます。110フットパウンドなので、kg-Mに直せば約15.3kg-Mです。でも、15.3kg-Mと見てもどんなものか解らないが、フットパウンドで見ると排気量(キュービックインチ)の数値とどうか?と比較が出来るので、このほうが感覚的に数値から想像することが容易になりますね。
 
では、実例をポポンと掲載してみましょう。

 スポーツスターは1キュービックインチが出力1馬力に、トルク1フットパウンドに届いているものが多いんですね。同じハーレーのエンジンなのに、小さい排気量で、よく走るなぁ!!と思ったアナタ。それは気のせいではないですよ?。
 
 スポーツスター4カムエンジンは、他のビッグツイン系とは、ちょっと違うんですねぇ。4カムと言われる「バルブトレイン」の仕組みが、他のビッグツイン系と比べてとても効率が良いんです。
 
ドラッグレースのベース車両として、市販のスポーツスターをベースにしても、元の素性がイイだけに、ある程度の良いトコロまで戦えるカモしれません。
  

火曜日, 6月 09, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (G7、中国に反対決議へいたるまで)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)6月9日(火曜日)
   通算第4569号 
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 中国の「軍事外交」に反対の波、世界に広がる
  マレーシアもボルネオ沖の中国軍の侵略に抗議へ
***************************************

 G7(15年6月、ドイツ・エルマウ)の首脳共同声明では、強く「南シナ海の埋立てに反対」と、これまでになかった文言が盛り込まれた。
すなわち「東シナ海、南シナ海での緊張を懸念し、大規模な埋立てを含む現状の変更を試みる一方的行動に強く反対する」。
この論調の色彩の変化は注目しておく必要がある。

 安倍晋三首相のリードにより、会議における討論の40%が、南シナ海が議題になったという。ほかにロシア批判、自由経済の推進、環境問題で議論が伯仲した。
しかし南シナ海問題を殆ど報じないのは中国とロシアのメディアだった。中国は南シナ海への言及に関して反論し「G7が介入する権利はない」と開き直ったが。。

 2014年6月のブリュッセルサミットでは、「東・南シナ海の緊張を深く懸念し、航行飛行の自由、法の支配の重要性」が強調された。
 15年4月の「海洋安全保障に関する外相宣言」で、ようやく、「東、南シナ海の状況を注視し、大規模埋立てを含む一方的な現状変更に懸念、力による領土、海洋の権利主張の試みに強く反対」という文言だった。この色彩がG7首脳サミットで「正式」に採択された。

 それも米国の姿勢が次第に懸念表明から現実の脅威となり、米国内の中国批判を背にしてペンタゴンが強硬な発言を繰り出すようになったからだ。
 2015年5月8日、ペンタゴンの報告では「中国が南シナ海で進める岩礁の埋立てが拡大している」とし、同月27日、ウォレン報道官は「米軍機を22キロ以内に侵入させるのが次の段階」とした。

 これに反応して中国は「米国の偵察飛行は偶発的な衝突を起こしかねず、強烈な不満を表明する」(中国外交部報道官)とした。

 5月30日、カーター国防長官が「ある国は他の国よりも埋立てを迅速に進めている。あまりにも早く行っている。それは中国だ。全当事者が即時かつ永続的に埋立てに注視すべきだ」と発言すると、中国は「人口島は軍事防衛の需要を満たすためだ」と、孫建国副参謀長が明確に「軍事目的」を認めるに至った。

 日本は「一方的な現状変更の試みを放置してはならない」と国際社会の共同を呼びかけた(6月7日、サミットで安倍首相)。


 ▲こうした環境で氾長龍が訪米へ

 中国の軍事委員会副主席(事実上のトップ)である氾長龍が米国を訪問し、カーター国防長官と会見する。中国軍トップの訪米団はワシントンのあと、キューバを訪問する予定である(「氾」には草冠)。

氾長龍は、5月の習近平モスクワ訪問にも随行したが、習の進める「軍事外交」の「開局者」といわれるようになった。習の外交思想の実践をまっさきに展開する軍人ということである。
 そして随行団に注目する必要がある。

 氾長龍訪米に随行するのは、孫建国・副参謀長、総政治部副部長の晃昌徳、北京軍区司令の宋普選。
なかでも孫建国は「ミスター潜水艦」といわれる海軍出身で、先般のシャングリラ対話で、強硬意見を繰り出した。マレーシアなどは、こうした中国の硬直した姿勢を目撃して以来、穏和路線を転換し、ボルネオ沖のマレーシア領海における中国の埋めたてに「抗議」した。

 ここに大事なニュースが入った。
 「中国主導のAIIBで、中国は拒否権を持つことがわかった」(ウォールストリートジャーナル、6月9日)。

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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   ♪
(読者の声1)高山正之さんの「変見自在」シリーズ、『週刊新潮』を毎号買うと後のページから読んでいるほどのファンです。単行本はすこし高いので、二年まつと、新潮文庫に入ります。
ですので、この高山さんのシリーズの文庫は全部購入し、本棚を埋めています。
 最新刊の『オバマ大統領は黒人か』も、懐かしく週刊誌のときの印象を振り返りながら読みました。で、最後のページ『解説』を読んでえっ、と驚きました。今回の解説は宮崎正弘先生なんですね。本文と同様にどぎつい批判というか、辛辣な文章で解説されつつ、抱腹絶倒、面白かったです。
 そのうえの結論が、「知性が水準以上でないとこれら(高山氏)の議論にはついて行けない。GHQに洗脳され『アメリカのポチ』となった朝日新聞の読者には、この本は理解不能かも知れない」とあって、大笑いでした。
 ひとこと感想までに。
   (HG生、横浜)



  ♪
(読者の声2)宮崎先生もご出席なされたチャンネル桜の「対日謀略機関の暗躍と日本」は凄くよかったです。
 議論が白熱して(ご高齢の菅沼先生など)、勉強になりました。体たらくの日本ですが、水島先生のおっしゃるとおりパチンコ増税。できることから少しづつでもやって政府の姿勢を示す必要があると思います。
また討論にでてきた、「余命3年ブログ」ってブログがあるのですが、議論に出席なさる知識人も読んでいるのですね。ネットの力を思い知りました。
  (R生、ハノイ)



  ♪
(読者の声3)6月13日(土)新保祐司氏講演会「シベリウスと宣長」を催します。
午後1時30分~4時、鎌倉生涯学習センターホール(鎌倉駅東口徒歩3分)。資料代1000円 予約不要 午後1時10分開場。
 シベリウス生誕150年にあたり新保祐司著『シベリウスと宣長』にちなむ講演です。
江戸中期の国学者、本居宣長の歌「しき嶋のやまとごゝろを人とはゞ 朝日にゝほふ山ざくら花」にフィンランドの作曲家シベリウスの音楽と相通じる魂の音を聴く新保氏が音楽と文学、西洋と日本を自在に語りシベリウスの気魄に迫ります。
「漢意儒意を?く灌ぎ去りて大和魂を堅くすることを要とすべし」(宇比山踏)、宣長の学問の根本に「清潔な精神」への志向があり、他の現代作曲家と違い「聴衆に、純粋な冷たい水を提供した」というシベリウスの言葉と響きあう…
 この微温現代社会の中で精神の「渇に死」ぬ思いをしている人間は、シベリウスを聴け。「冷かなる水一杯」は、その乾いた喉を必ずや潤すであろう。 』
 新保祐司氏(文芸批評家、都留文科大学教授)は昭和28年生まれ、東京大学文学部仏文科卒業、第8回フジサンケイグループ正論新風賞受賞。主な著書『内村鑑三』『信時潔』『「海ゆかば」の昭和』『異形の明治』『シベリウスと宣長』
 皆様のご来場をお待ちしております。おかげさまで私共の会50回目の講演会となります。
 連絡先080-6603-5335
 (鎌倉の教育を良くする会 山内裕子)



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(読者の声4)「7・5ウルムチ虐殺」六周年抗議集会のお知らせです。
発起人代表=トゥール ムハメット 世界ウイグル会議 日本・東アジア全権代表。頭山興助 呉竹会アジアフォーラム 代表。
 (発起人=敬称略)加瀬英明(外交評論家)、宮崎正弘(評論家)、平沼赳夫(次世代の党党首)、藤井厳喜(国際政治学者)
           記
集会期日  7月5日(日) 17:30会場 18:00開演 20:00閉会
集会開場  東京都新宿区歌舞伎町2-44-1
      「東京都健康プラザ ハイジア 11階 多文化共生プラザ」
事務局   東京都千代田区平河町1-7-5 ヴィラロイヤル平河904
連絡電話  03-3556-3880
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 関心のある方々のご参加をお待ちしております。
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月曜日, 6月 08, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み  (G7は日本がリードしている)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)6月8日(月曜日)
   通算第4567号 
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 すでに日本は1100億ドルの「質の高いインフラ投資」を言明している
  某国の「質の低いインフラ投資」の資本金を一ヶ国で超える
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 G7サミットが開始され、メルケル独首相がホスト、主役はオバマ大統領ではなく、安倍首相のようである。
 AIIBについて「参加する国」と「参加しない国」があり、「参加している国を批判する積もりはないが」と付帯条件をつけ、緊密に情報を交換しようと提案し、賛同を得た。安倍首相の緒線リード。

 すでに日本はAIIBを念頭に、1100億ドルの「質の高いインフラ投資」を言明している。この額面だけでも「質の低いインフラ投資」のAIIBが予定している資本金を一ヶ国で超えているのである。
 ここまでの発言をふりかえっても、日本がAIIBに参加する意思がないことは歴然としている。

 安倍首相の重要発言、その2.
「自由、民主主義、法の支配、人権に立脚した国際秩序を支えてきた。しかし、世界には力による現状変更、暴力的な過激主儀、感染症など安全保障上の脅威が存在する。グローバルな視点から国際社会のガバナンスに対応出来るのG7だ」と発言した。 

 G7の議論をリードしているのは安倍首相だったのではないか。
 そして来年のG7は、伊勢神宮の神々しい雰囲気を世界の指導者が体験しにくるのだ。
    ◎◎◎◎
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 ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆ 
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 敵と果敢に戦った英雄たちを戦後の自虐史観は沈黙させた
  日本の空の勇者、英雄たちが、ようやく口を開き、真実を語った

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井上和彦『撃墜王は生きている』(小学館)
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 航空自衛隊連合幹部会の機関誌に『翼』という小粒な雑誌がある。ときおりエッセイを書くように頼まれるので、毎号送られてくる。カラーページもおおく、とくに女性のジャーナリストがいまの航空自衛隊での体験飛行などを書く。
 本書はもともと、この雑誌に連載されていた物語を編成し直し、加筆したものである。
 読んで驚いた。
連載中は、それぞれの物語が単発でもあり、関連性を知らずに読んでいたから、こんど、単行本になって初めて全体の繋がりが分かった。
(そうか、井上さんはこういう仕事をされていたのか)
台湾関係の会合でよくお目にかかるけれど、戦前のゼロ戦パイロットなど歴戦の勇士のなかの勇士、その生存者を訪ね歩いて貴重な証言記録をとっていたことは知らなかった。台湾の運動が主力と思いこんでいた所為もある。
本書に登場する「撃墜王」たちは猛者揃いで、B29に二度も体当たりして生還した男、にっこり笑って必ず敵機を撃墜してくるエース、それらの武勇伝は英雄物語になりがちだが、かれらは戦後、一切の自慢をせずに、戦友を思い、あの闘いを「大東亜戦争」と必ず呼称した。生存した元パイロットらは淡々と戦績を語った。
現代日本人は、こうした英雄達の物語を知らない。

理由は戦後GHQの言論統制と航空機産業の禁止、『太平洋戦争史観』の押しつけ、教科書の自虐史観強要などに求められるが、もうひとつ大事な事由がある。
本人らが戦後『悪人』扱いされて、沈黙しがちになったこともさりながら、かれらが一様にいうには「誰も聞きに来なかったから」なのである。

ここまで日本の言論空間が米国とその代理人らによって操作されてきた結果である。
ところが戦争を知らないで、日教組教育の呪縛からも離れている現代子らは、漫画とメルマガなどで少数異見を聞く機会が多くなった。また井上氏のほかのベストセラー(たとえば『日本が戦ってくれて感謝しています』『パラオはなぜ世界一の『親日国』なのか』)などにあるように、外国から日本の戦争の意義への評価が高まっていることである。
 たとえばフィリピン。
マニラ郊外マバラカットの国道沿いに、小さな公園があって、ここが神風特攻隊が誕生し、最初に飛び立った基地の跡である。ちかくには大西中将の墓もある。公園には英霊を弔う慰霊碑があり、小さな写真パネル展示場がある。評者も慰霊に行ったおり、参加者全員で草むしり、ゴミを片付け、慰霊碑を清め、線香を焚いて、最後に国旗に正対して、「海ゆかば」を合唱した。
 井上氏が書く。
「日本の慰霊団とともに現地を訪れた筆者は、参列している地元の女子高生に、神風特攻隊をどう思うかと聞いてみた。すると彼女らは声を揃えた。「BRAVE(勇敢だ)」
 私はもう一度聞いた。「君たちは、神風のパイロットを尊敬しているのですね」
皆は屈託のない笑顔でこう答えた。「もちろんです。だってあの人達はヒーローですもの」
引率してきた教師は井上氏に言った。「こうした歴史教育を通して、子ども達に国を守ることの大切を知って欲しいのです」
 本書は泪なくしては読み通せない。
         ▽◇□◎▽□ ◎◎ ▽◇○◎□
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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{知道中国 1248回}     
   ――「清人の己が過を文飾するに巧みなる、實に驚く可き也」(尾崎5)
尾崎行雄『遊清記』(『尾崎行雄全集』平凡社 大正十五年)
 
  △
 長江を遡行しての内陸視察を予定していたが、どうも台湾における戦況が気になったと見え、尾崎は暫時内陸旅行を取り止め、取材のために上海に留まることにした。
 
 その日は10月3日。中秋節だった。
「爆竹の聲朝來四方に聞ゆ、不幸にした陰霖止まず、夜に入りて月を見ず」。無聊を託つ尾崎の許に岸田吟香(天保4=1833年~明治38=1905年)がやってきた。新聞記者出身の岸田は銀座で起こした楽善堂を拠点に目薬の「精?水」の販売で財を為し、後に中国各地に販売網を広げ、荒尾精ら中国大陸で活動する日本人を支援。日清貿易研究所や東亜同文書院の設立に動いた。初期の良質な大陸浪人の象徴。
 
 話が「清國の地制」に及ぶと岸田は、「支那に郷縉なる者あり、即ち大地主にして其所有地の多き、甞て本邦人の夢想せざる所、一人にして數十里を有することを説く勿れ、數百里を有する者又之れ有り」と説きだした。その財力は計り知れず、「侍妾數百の生計を營む」ほどだ。地方における隠然たる権力は凄まじく、府知事縣令なども「其鼻息を窺うて政を爲す」ほど。「若し誤て郷縉の怒に觸るれば、政績決して擧がる能はず、贈遺決して多きこと能はず、租税決して額に充つること能はざればなりと」。じつは「受負主義」の清朝の税制によれば、府知事縣令など地方の首長は各地方に割り当てられた税額を中央に上納した後の残余を自分の懐に仕舞い込んでいいことになっている。もちろん上から定められた税額を集められなかったら自分から持ち出すことになるが、そこは「官吏皆収斂の術に長ずるが故」に、徴税実績が予定を下回って自分で負担するなどというヘマをすることはない。反対に自分の取り分を大幅に増やすため、過大に徴税する。だから「一人官吏と爲れば子孫數世坐して富豪翁たることを得」。そこで「土皇帝」と呼ばれ、地方では皇帝然と振る舞い、各地の生殺与奪の万能の権限を手にする郷縉にヘソを曲げられたら、府知事縣令などは政治を行えないばかりか、肝心要の徴税すら覚束なくなってしまう。
 
 この「郷縉」という名の地主たちを、毛沢東は「土豪劣紳」として攻撃した。広大な土地を手にした彼は土地をテコにして圧倒的多数の農民を支配する一方、科挙試験を通じて身内から官吏を送り出し実質的に王朝を動かして来たからだ。彼ら地主を封建中国のガンと見做した毛沢東は、彼らを抹殺し奪い取った土地を分け与えることで、農民の支持を得たのである。この「土地改革」と称する恐怖政治が、共産党政権誕生の基盤だった。
 
 閑話休題。 台湾での戦況が動き出した。フランス軍が北部の淡水を占領したようだ。やっと清朝から福建省の福州における戦況報告が公にされた。だが「舞文、過を飾るの巧妙なる、人をして一噴飯に堪えざらしむ」もの。かくして「其怯を轉じて勇と爲し、惰を化して勤と爲すの手段に至ては丹を練るの道士、空中樓閣を築くの小説家と雖も、恐くは三舎を避くべし。總て支那人の事を記するや、耳目の見聞する所に據らずして、想像の馳聘する所に據る、故に其記事の皇張誇大なる遠く本邦人の意想外に出で、動もすれば一二尺に足らざる白髪を、皇張して三千丈と云ふに至る、豈に啻だ針を以て棒と爲すの類のみならんや」と。
 
 ――卑怯な振る舞いを勇猛果敢と言い換え、怠惰を勤勉と粉飾する中国人にかかったら、万能の丹薬を作れると嘯く道士も嘘八百を書き連ねる小説家も敵わない。だいたい彼ら中国人は実態に基づくわけではなく、想像の赴くままに欲望の翼を目いっぱいに広げて書き捲る。だから、その記事の誇大妄想ぶりは日本人の想像の域を遥かに超えている。白髪三千丈に針小棒大。これこそが彼らの本質だ――
 
 そこで考える。AIIB、「一帯一路」、「中華文化の偉大な復興」、「中国の夢」とは、さてさて「耳目の見聞する所に據らずして、想像の馳聘する所に據る」ものなのか、と。
    ◎◎ ◎◎
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)「つくる会<歴史・公民>東京塾・第28回研修会」のご案内です。
「新版・新しい歴史教科書(自由社版)、出版記念」<戦後七十年 未だGHQの呪縛から醒めぬ日本、その根源に今、迫る!>
      記
場 所   豊島区医師会館(池袋西口徒歩5分、東京芸術劇場前大通り反対側、「ローソン」の横道を入って突き当たり
EL03-3986-2321
 http://www.tsm.tokyo.med.or.jp/map/index.html
日 時    7月18日(土)午後1時00分~5時15分
1)研修会連続講座(PM1:00~1:30)質疑(5分)
「喫茶の伝統」その4 講師・石川陽子(日本の伝統と文化を語る集い)
2)講 演 !) (PM1:40~2:40)
「日本人を狂わせた洗脳工作 いまなお続く占領軍の心理作戦」~WGIP=War Guilt Information Program(戦争罪悪感を日本人の心に植え付ける宣伝計画)の証拠文書を発堀!~講師・ 関野通夫(近現代史研究家)
(休憩(15分)―――――
3)講 演 !) (PM2:55~3:55)
      「『検閲』に観るマッカーサ―の素顔とその占領史観」~米国人が「戦後レジームからの脱却」を支持するには~講師・ 細谷 清(近現代史研究家)
3)鼎 談 (PM4:00~5:00)質疑(15分)
「GHQの日本人を狂わせた洗脳工作、その総てを徹底検証する!」
語り手・関野通夫、細谷 清、茂木弘道

【懇親会】 PM5:30~7:30 同会館にて
研修会は¥1,500- 予約優先で先着90名様。懇親会は¥3,500-で30名様予約制
主 催 :  ≪日本の伝統と文化を語る集い≫
<企画・運営>:「新しい歴史教科書をつくる会・東京支部」
<連絡先・島崎 宛>TEL;080-6722-5670 FAX;03-3660-5672
                    MAIL;simazaki@rondo.plala.or.jp



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(読者の声2)「日本文化チャンネル桜」からお知らせです。番組名:「闘論!倒論!討論!2015 日本よ、今...」
つぎのテーマは「張子の虎、中国の行方」です。
 放送予定日:6月13日(土曜日)20:00-23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!217チャンネル)
インターネット放送So-TV(http://www.so-tv.jp/)

<パネリスト> 
石平(評論家)、関岡英之(ノンフィクション作家)、高山正之(ジャーナリスト)
福島香織(ジャーナリスト)、宮崎正弘(作家・評論家)、鳴霞 (月刊「中国」編集長)
渡邉哲也(経済評論家)。司会:水島 総(日本文化チャンネル桜 代表)
ご期待下さい
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