日曜日, 7月 26, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (中国に頼ったばかりに エクアドルの悲劇)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)7月27日(月曜日)
   通算第4617号  <前日発行>
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 中国にくっついて、エクアドルは馬鹿だった
   環境破壊、生態系破壊のダム建設に猛烈な抗議行動
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 「水のないナイアガラの滝」。
赤道直下のエクアドルのアマゾンの山奥に中国はダムを建設している。すでに落盤事故などで多くの死者がでているが、環境破壊に加えて、河川の魚介類の死滅など生態系が破壊され、水がこなくなった原住民達の怒りの声が広がっている。

 日本から見ればエクアドルって、バナナの産地、ガラパゴス島の入り口。あと何があるの? 
それくらいの印象しかないが、エクアドル政権が反米、親中路線に傾き、ベネズエラと同様に、中国は原油生産と引き替えに150億ドルという巨額を貸し付け、さらには中国企業を使うことを条件に巨大プロジェクトを持ちかけた。水力発電、ダム、石油精油所、道路、トンネル、港湾改良工事、そのほか。。。。。。。。。

もともと親米派だったエクアドルが急速に反米化したのはコレア大統領の個性にもよる。彼は父親が米国の所為で死んだと恨んでおり、マンタ空軍基地を使用していた米軍を追い出した。米軍はコロンビアとの麻薬戦争のため、空軍基地をエクアドルに置いていたのだ。

 この力学的地政学的変更をみて、さっと入り込んできたのが中国だった。2009年、中国は対エクアドル借款10億ドルと決める。金利は7・25%という高利だったが、誰も気にしなかった。

 ギリシアどころか、それまで西側から借りていた借金返済について、エクアドルは「非道徳的であり、非合法的だ」と非難してデフォルトをやらかした。IMFと世銀はエクアドル評価を最低ランクとした。

 すでに周知のようにベネズエラに中国は450億ドルを注ぎ込み、原油輸入と引き替えに多くのプロジェクトを持ちかけ(というより強要し)、そして原油価格大暴落というハプニングが起きて工事は中断され、雨ざらしとなる。

チャベス前政権に貸した金は早く返せと督促されるも、「こんなに高い金利や条件だったとは」と新政権は嘆く。
 追加融資、金利引き下げを北京と交渉するも一向に埒があかず、ついに反米ベネズエラ政府も、親中路線に大いなる疑問を抱くようになった。


 ▲ベネズエラと同様に経済的困窮は以前より酷くなった

 いま、エクアドルもベネズエラ同様に経済破綻の直面している。
 アマゾンの密林地帯に中国が建設しているダムは22億ドルのプロジェクトである。完成した暁にはエクアドルの三分の一の電力を供給できるとされる。

 ところが過去数ヶ月、下流域に水涸れがおきて、大問題となった。
 
マンタ港に進出した中国の銀行は原油精油所建設に70億ドルを融資し、ほかにもハイウエイ、橋梁工事など合計110億ドルを貸し込んでいる。担保? 将来の原油生産の90%を中国が輸入するという条件である。

 しかも中国の技術会社は1バーレルごとに25ドルから50ドルの「技術指導料」を巻き上げているらしい(ニューヨークタイムズ、7月24日).

 精油所建設もパイプラインが砂地に放置されたままの状態となり、工事は全域で中断されている。

 エクアドル政権は追加で75億ドルの融資を北京に申し込んだが、断られた。このためいくつかのプロジェクトは中止され、キトとグアイキル市内では反中国の抗議行動が頻発するようになった。

 環境破壊や生態系破壊だけではなかった。
 どの国でもそうだが、中国企業のでていくところ、労働条件の劣悪さ、賃金の低さ、そして中国人現場監督の現地人を奴隷のようにこきつかう様に直面したのだ。


 ▲中国企業の行くところ、必ず摩擦がおこる

あるいは文化摩擦、つまり中国人労働者は一ケ所に隔離されたようにして居住し、「へんな物を食し」、現地に溶け込もうとはしない。現地民には何一つおこぼれがない。
 そのうえエクアドルでは売春は合法だが、中国人労働者らは、中国から連れてきた中国人売春婦のいるボサテル(売春宿)を使う。

 アンゴラで、ナイジェリアで、中国に対する怒りは暴徒化し、ベトナムでは中国系工場が放火された。
尤も中国国内でも同様な労働争議が一日平均500件起きているのだから、大騒ぎするほどのことではない(と中国人経営者は傲慢にそう考えている)。

 (私事ながらスリランカへ行ったときガイドが言った。「中国人労働者のいるキャンプ近くでは、おかしなことが起きてますよ」「どういう事変?」「イヌと猫がいなくなったんです」。「・・・・・食べちゃった?」「最近はカラスも」)。

 エクアドルの名所コカ河のサンラフェルズ滝(エクアドルには10以上の有名な滝がある)は観光客が多かったのに、過去数ヶ月でダム建設工事のため干上がった。だから「水のないナイアガラ」と比喩される。

 だから言ったじゃない。中国にのめり込むとろくな結末にならない、って。
 
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(休刊のお知らせ)小誌は海外取材のため7月29日―8月10日が休刊です。 
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)貴誌前号の「外国人投資家が中国株から逃げ出した」を衝撃とともに読みました。初歩的な質問ですが、ところで幾らくらいが、何処へ逃げたのですか?
また日本人投資家は暴落に遭遇して、どうしたのでしょうか?
   (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)IMFが中国の株式下落防止の非常手段に警告しています。なにしろ2008年リーマンショックのときの4兆元(当時のレートで57兆円)の財政出動の規模を軽く越えて、今回の株式市場への非常措置では5兆元を注ぎ込んだのです。これは邦貨換算100兆円、中国(の公表する)GDPのじつに十分の一にあたります。
 外国人投資家はどこへ逃げたか?
 一時避難は日本円でしょうが、株式の移動先はインドです。
 インド株式市場へ、香港を経由して流れ出した金額は7050万米ドル(邦貨換算で8兆6715億円)、この趨勢はまだ続き、インド株式は向こう一年で七倍になると予想する向きもあります(多維新聞網、7月24日)。

 さて日本の中国株投資ですが、主として投資信託ですので、2014年に67%増加し、累計1兆6000億円と推計されています。小生は3兆円と見積もっていましたので、その半分ですね。中国株関連の投信は取引停止の1400社の企業を含んでいるので現在値段も決められず、解約もできない状況です。
 拙著『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社)は2014円7月の奥付ですから、ちょうど一年前の予想通りになりましたね。

  ○◎○◎
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宮崎正弘の国際ニュース・早読み (外国人投資家、中国から逃げ出す)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)7月26日(日曜日)
   通算第4616号  
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 外資、陸続と中国株からエクソダス(大脱走) 
  記録的な売り越しを香港で。飛ぶ鳥、あとを濁しながら。。。。。
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 外国人投資家は、中国の緊急措置として行った株価対策(PKO)を「経済戒厳令」的な措置と見抜き、将来に見切りを付けて撤退を始めた。
本格的な流れと考えられるのは市場が外国人の未曾有の売り越しを示しており、香港で中国株を扱う証券会社は真っ青になっている。

上場企業の半数が取引停止、経営者は向こう一年間の売却停止、合法の筈の「空売り」を事実上禁止したうえで、有力21社の証券会社に資金を供給した。これを中国語のメディアの一部は「李克強の暴力的市場救済」と比喩した。

関係者によれば、強引な手法で株価の大暴落を防いだことは事実だが、取引が再開されたら落下することは目に見えており、次にどんな手を打つか、なにしろ人権擁護派弁護士を249名も拘束中の独裁政権が次に何をしでかすか、いまのところ予測不能である。

空売りは上海、深センで事実上禁止されているものの、香港の株式市場ではまだ合法的に行われている。
また「アリババ」などは米国ニューヨークで上場されているため米国ファンドは空売りに乗り出している。(アリババは2014年三月上場初値が99ドル70,ピークは15年一月で118ドル近辺。7月24日の終値が83ドル。すでにピークから30%下落している)。

  共産主義というのは独裁執権党がおこなう計画経済であり、市場経済とは対立する。
中国は「中国的社会主義市場経済」などと呼号したが、その開放政策とは、独裁者だけが富む権貴階級のための「改革」という名の「改悪」であり、いずれ市場は破壊されるだろう。

 いまの中国は権貴階級の独裁という体制を守るだけが「まつりごと」の中心となり、表向き「国家資本主義」を標榜しているが、中国でも経済学の分かる人は事態の本質を十分い理解している。

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 ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆ 
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 歴史上、もっとも大事な『古事記』、『日本書紀』を教科書では重視せず
  偽書もしくは改竄の『魏志倭人伝』を重宝した戦後歴史教科書の愚昧

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渡部昇一『戦後七十年の真実』(育鵬社)
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 「歴史の振り子」は、いま何処に位置しているのだろう。十四歳で終戦を迎えた著者は、自らの歩みとともに戦後七十年を振り返り、「戦後」とはいったい何だったのかを問う。
 とくに終戦後の日本はいかに変貌し、主権回復のあとも、高度成長に酔っぱらっている裡に国家国民としてもっと大事な価値観を失ってしまったのではないか。
 その第一は歴史が方向性を見失ったことで、戦前まったく取り上げられることさえなかった『魏志倭人伝』が、意図的に日本を貶めるため高く持ち上げられたことである。シナは歴史を平気で改竄する国であり、「『魏志倭人伝』がまったく信用できないことを(戦前の日本人は)百も承知していた」。
ところが、戦前のまともな歴史教科書には無視されてきたことが戦後の歴史教科書に大書される。そもそも北九州の豪族に過ぎない卑弥呼は噂話でしかなく、金印など、「日本の朝廷がもらった証拠は何もない」のである。
 その一方で、驚くべきことが戦後の価値観喪失時代の歴史教科書でおきた。我が民族の神話に基づく歴史物語『古事記』と『日本書紀』が教科書から「排除されてしまった」のだ。
 このための自信喪失状況がまだ回復されておらず、そもそも「孫が空白」という空恐ろしい現実を前にして、将来真っ暗な日本の人口動態をみていると、楽観主義は禁物である。同時に外国人労働者や移民を促進して穴埋めするなどとする愚かな議論は排撃しなければならない。

 さて本書の肯綮と思われるのは渡部氏の次の指摘である。
 すなわち日本の「国体は五回の変化がある」という箇所である。
 第一回の国体の変化は、「仏教を公認した用明天皇」の時代で、国体の体質が変わった。しかし「神道を廃止したわけでもなく神道ともども仏教をみとめることにした」
第二回目は「源頼朝が鎌倉幕府を興したとき」であり、「実質的な統治者の任命権を武家が握った」
 第三回目は「北条泰時の承久の乱」で「次の天皇を撰ぶとき幕府の意向に反しない人を選ぶシステムを導入した」
 第四回目は「明治維新」であり、明治憲法を定めた。国体そのものに変化はなかった。
 第五回目は指摘を待つまでのないが、「敗戦」だった。
しかし天皇伝統は廃絶されず、「体質が変化」したのである、と渡部教授は結論されている。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)明後日「故三浦重周 没後十周年記念シンポジウム」が開催されます。
故三浦重周氏(元三島由紀夫研究会事務局長,重遠社代表)の没後10周年を迎え、『決死勤皇・生涯志士~三浦重周伝』(山平重樹氏著、並木書房)が刊行されました。
「決死勤皇・生涯志士」の志に生き、至誠純忠の大義に殉じた三浦重周氏を偲び、その思想と行動につき友人・同志が語り合い、三浦精神の継承と昂揚を図りたいと存じます。
三浦重周氏が去って10年、この機会に生前の三浦重周を知らない若い世代の方々にも三浦重周の国家論、国体論、運動論などその広範な思想と誰からも愛された清廉高潔な人柄を知って頂ければ幸いです。
本シンポジウムの大要は下記の通りです。
            記
とき   7月28日(火) 18:30~
ところ  アルカディア市ヶ谷(私学会館)
資料代  お一人2000円(三島研究会員は千円)
内容   基調講演「三浦重周の思想~とくに国体論を中心として」玉川博己(代表幹事)
     パネル討論 「三浦重周を語る」山平重樹(作家・「三浦重周伝」著者)
後藤晋一(弊会幹事)、菅谷誠一郎(事務局長)、玉川博己(代表幹事)その他
     (三島研究会)



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(読者の声2)貴誌4615号に寄せたアイディアですが、やはり、オバマ大統領では「誤爆」はダメですか?
白をきり、開き直る根性が無いと言うことなのでしょうか? しかし今の習近平にも米国と戦争する根性は無いと思われますが。
シナリオとしては米・フィリピンの実弾合同演習で人工施設近辺の海域にて、フィリピン海軍が人工島を背に米軍と対峙し戦闘、米軍が誤って大量のミサイルを人工島に撃ち込んでしまった、というシナリオでしたが・・・・。

ところで私はフィンランド在住は合計26年になります。1979年ー1994年はヘルシンキに住み、94年ー2007年は日本に一時帰国。その後、2008年から現在はトルク市(ヘルシンキから西方2時間)に在住しています。
つまりソ連のブレジネフ時代からフィンランドに関係しています。
宮崎先生が仰言る通り、大戦以降からソ連崩壊までのフィンランドはソ連の政治的影響下で「フィンランド化」と言われていました。
実際、政権政党は社会民主党が主体で、労組も強く、ソ連寄りの政策でした。また、共産党も強かったです。国際政治では常にソ連の顔を見ながらの政治でした。勿論、フィンランド軍の装備はほとんどがソ連製でした。しかしフィンランド人のロシア人に対する国民感情の多くは「反ソ連」、「反ロシア人」でした。今も反ロシア人感情は強いです。しかし経済は60%以上が西ヨーロッパとの交流でした。ですから、政治的には親ソ連、経済的には親西ヨーロッパです。
 ソ連の崩壊後、フィンランド共産党も崩壊、壊滅し、フィンランドの政権は保守派が握り今日まで来ています。
最近では民族主義的超保守派が連立政権内に入っています。保守派の中にはNATO加盟を模索している議員も多くいます。前首相などはフィンランドのNATO加盟を公言していました。
だからと言ってプーチン大統領は彼を批判もせず、冷静に対応していました。フィンランドにとってEU加盟は大きな一歩でした。EUの次はNATO加盟を狙っているからです。
ご存知の様に、対岸のエストニアはNATO加盟国です。今回のウクライナ問題でフィンランド国内ではNATO加盟論も大きく浮上しました。現在は、この論議は沈静化していますが・・・。
尖閣諸島問題での日本政府の対応は「極東版フィンランド化」?と問われれば、NOでしょうか? フィンランドの場合は自国の政治的、外交的意思決定はソ連に握られ、ソ連の意向を反映していました。
その意味では、まだ日本政府は中国に抵抗していますから良いと思います。敢えて言えば、先生が言われるチャイナリゼーションでしょうか。 その定義の構築が必要かと思いますが、新しい定義で発表されてはいかがでしょうか?
  (AS生、フィンランド) 


(宮崎正弘のコメント)「中国化する日本」という議論は三年ほど前から日本でも「文藝春秋」などで展開されていますが下火です。
いまでは、いかなる世論調査をしても、93%の日本人は「中国が嫌い」と言っています。ただ一部ホテル、観光業、レストラン、量販店など「爆買い」ツアーの恩恵組は表だって中国批判を口にはしませんが。。。。
 この一月にバルト三国からポーランドへ行った折、行きも帰りもヘルシンキ空港乗り換えでした。ヘルシンキからエストニアへ向かうときは、いちど市内へはいり、フェリーでタリン港でしたから、二時間ほどヘルシンキを車窓見学しました。たいそうな繁栄ぶりと見ました。
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樋泉克夫のコラム  樋泉克夫のコラム  樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1273回】    
    ――「市店雜踏、穢臭衝鼻、覺頭痛??」(岡14)
    岡千仞『觀光紀游』(岡千仞 明治二十五年)

   ▽
岡は上海で「一洋人」から聞いた話と断わりながら、
――中土(ちゅうごく)は今からの30年をダラダラと太平の夢を見続ければ、西晋(265年~315年)末の混乱を遥かに超える大混乱が起り、60年後になってやっと治まるだろう。台湾は日東(にほん)に、朝鮮はロシアに帰し、新疆は四分五裂し、力を持つ者が併合してしまう。「中國、始めに劉永福を冊し安南國王と爲さば、必ずや今日の事、無し。此の言、特に??(でたらめ)と爲(おも)う。中人の病、外情を得ざるに在り」(8月16日)――

 岡が上海に滞在したのが明治17(1884)年だから、30年後は1914年、60年後は1944年ということになる。岡は「此の言」、つまり西洋人の考えを「特に??」と退けた。だが清朝を崩壊に導いた辛亥革命が1911年で、以後は軍閥時代から日中戦争、さらには国共内戦を経て共産党政権成立が1949年。朝鮮がロシアの手に落ちることはなかったが、10年後の日清戦争によって台湾は日本が領有し、新疆は四分五裂し、列強の狙うところとなった――こう歴史の歩みを追ってみると、「此の言、特に??」というわけでもなさそうだ。当時の上海で「一洋人」は、なぜ、このような近未来中国を描いたのか。興味津々である。

 劉永福(1837年~1917年)は、広東欽州(現在は広西チワン族自治区)の人。武芸に優れ、1857年に反清を掲げ武装蜂起したものの清国軍に追われヴェトナムに逃亡。以後、黒旗軍を名乗りグエン(阮)王朝公認の武装勢力としてヴェトナムに一定の地歩を築き、清仏戦争の際にはフランス軍に対し軍功を挙げる。後に清朝武官となり、日清戦争の際には黒旗軍を率い台湾で日本軍への抵抗をみせた。つまり劉永福をそのまま安南(ヴェトナム)の領主として認めていれば、清仏戦争もブザマな展開をみることもなかっただろう、という見立てだ。だが、この論は確かに根拠薄弱だ。

 いずれにせよ「中人の病」は偏に夜郎自大が過ぎ、超自己チューで、外国の事情に目を瞑り耳を塞ぐところにあると指摘する岡が、この日、郊外で兵営の前を通りかかる。すると営門の外に屯して土木工事をしていた兵卒たちが「余の異妝を觀て爭いて相い笑い罵る。其れ規律無し」と。ぞろぞろダラダラと手を動かしながら、「異妝」の岡を大いに笑い罵倒したであろう姿が容易に思い浮かぶ。

この種の珍事は日常茶飯だったらしい。数日前の、紹興酒で有名な紹興の街での体験を、岡は「人、余の異服を見て、簇擁(むらがりおしよ)せ、瓜皮瓦石を投げる者有り」と綴る。「瓜皮瓦石投げる」ということは、紹興の街で岡を目にして「簇擁」せた人々は手にすることのできるものなら何でも手当たり次第に岡に投げつけたということだろう。まあ「爭いて相い笑い罵」る兵卒も最低だが、「瓜皮瓦石を投げる」ような紹興の住民は兵卒以下だ。その様を岡は「我が邦三十年前、歐人始めて江戸に來たる時の猶し」と受け流すが、さて・・・。
ここでお馴染み林語堂の『中国=文化と思想』に登場願う。

 「中国人はたっぷりある暇とその暇を潰す楽しみを持っている」と語る林は、「十分な余暇さえあれば、中国人は何でも試みる」とし、「蟹を食べ、お茶を飲み、名泉の水を味わい、京劇をうなり」から「盆栽を世話し、お祝いを贈り、叩頭をし、子供を産み、高鼾を立てる」まで全部で60種ほどの暇潰しの方法を挙げている。その43番目に「日本人を罵倒し」とある。この林語堂の説に従うなら、岡の「異妝を觀て爭いて相い笑い罵」った兵卒たちも、また「簇擁せ、瓜皮瓦石を投げ」つけた紹興の住民も、おそらくは「たっぷりある暇とその暇を潰す楽しみ」を思う存分に楽しもうとしたに違いない。爆買いならぬ爆笑、爆罵倒、いや爆馬鹿(?!)といっておきたい。だとするなら「其れ規律無し」ではなく、規律なんぞという考えは端っから持ち合せてはいないのだ・・・やれやれ、である。
《QED》

(ひいずみかつお氏は愛知大学教授。華僑と京劇研究の第一人者。このコラムは小誌に独占的に連載されております)
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 宮崎正弘 v 西部遇『日米安保五十年』(海竜社)   
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火曜日, 7月 21, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み  (ロシア極東にもISISのリクルート組織が)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)7月21日(火曜日)
   通算第4609号  
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 おどろき、ロシア極東部にもISISのリクルート組織が
  月給10万円、トルコ経由ルートで兵員を補充している
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 世界中からイスラム過激派の若者がISILに加盟しようと躍起になっている珍現象はロシア極東部にも飛び火していた。

 ハバロフスクの治安当局は7月19日に記者会見し、「当地に移住してきたイスラム系の失業者、とりわけ若者のイスラム過激思想を吹き込まれた層が月給5万ルーブルという高給の魅力に引かれてリクルートに応じている」とした。五万ルーブルは邦貨換算でおよそ10万五千円である。

 治安当局のウルキン報道官によれば、「出稼ぎにきているウズベク人などチュルク語(トルコ系でカザフ、ウズベキスタン、キルギス、トルクメニスタンに通用する)、ならびに北カフカス語(チェチェンなど)を操る若者が、そうした言葉で話しかけられ、巧妙な手口で戦地に送られている模様だ」と分析している。

 当局は秘密のリクルート組織の発見に必死となっており、捜査対象を言語系の人脈からアプローチ、ISIL代理人のような、斡旋ブローカーは逮捕し、懲役10年、罰金刑100万ルーブルとして内部の情報提供も募っているという。

 ハバロフスクには北朝鮮、中国からの出稼ぎも多く、中国公安部も神経をとがらせている。
      △○□ ○○ ○△○ ◎◎◎
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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  ♪
(読者の声1)岩手県の中学生が自殺したことをマスコミがいつもの調子でその顛末と責任の所在を探しています。
又おなじマスコミでは安保法案が憲法違反だとか個人的/集団的自衛権がどうだこうだと別個に報じています。しかしこの二つは全く同じ問題なのです。
 この中学生はいじめにあったときに、「自衛権を発動」し、いじめる相手に戦いを挑むことをなぜ思わなかったのでしょう。
彼は喧嘩などは弱かったのでしょうか。しかし例えこの生徒が柔道や空手を身に着けていても、学校は(そして日本国憲法は)たとえそれが正義の為であっても力による解決は絶対禁じてきました。つまり憲法学者でも日本はいかなる武力行使(いじめ)に対しても力で反撃することは、それに備えること(つまり軍隊を持つこと)も含め憲法違反であると今でも断じている人が大勢いるのです。
要するにこの自殺した中学生も日本国民も個別的自衛権、言い換えれば生存権(殺されそうになったら戦うこと)まで認められていないと憲法学者は主張しているのです。
この中学生のいじめを見ていた周りの生徒はどう対応したのでしょう。
彼らは自殺した生徒がしつこくいじめられているのを見て、果敢に(緊急必要時には力の行使まで含め)止めに入ったのでしょうか?
きっとそうはしなったことでしょう。なぜなら生徒たちはいじめにあっている生徒を守ることは、つまり「集団的自衛権」の発動はいかなる場合でも、いかんなる方法でも憲法で認められていないと学校で(教師の逃げ腰、そして政治の世界で)教えられてきたからです。
これを放置すれば、いつかはいじめをする生徒は自分をいじめるようになるかも知れなくても、ただただ見て見ぬふりをしなさいと学んで来たのです。 
それに今回のことで少しも報道されていないことは、いじめた生徒のことです。彼はおそらくそのいじめが少年を自殺にまで追い込みかねないことまでは考えが及ばなかったと推測できます。
それ故きっと今になって大変後悔しているに違いありません。
つまりいじめの張本人も心に深い傷を抱えて人生を送ることになりましょう。もし日本の社会がそして学校が集団的自衛権(つまりいじめにあっている生徒を皆で守り合う必要性)を現行憲法より重要で 当たり前のこととおしえていれば、かような悲劇は避けられたはずです。
(SSA生)


(宮崎正弘のコメント)教育現場で体罰を禁止した結果でもありませんか?



  ♪
(読者の声2)貴誌前号にあった「安保法強行採決」ですが、情けないですね。国民全体の理解なんて得られるわけないし、このような、素人判断が出来ない事柄をちゃんと考えて判断してもらうために、我々よりも専門性や判断力に優れていると思われる人物を選出して議論してもらうのが議会制民主主義で、だからこそ「代議士」というわけです。
 しかし出て来る議論が、
「自衛隊がかわいそう」という感情論
「戦争法案」とかいう理屈のないアジテート
「徴兵制」などという、どこから出てきたかもわからない屁理屈(これは、もしかしたら、だああーい好きな中韓は徴兵制を敷いてますから、 日本が後れを取ってはいけないと、政権とったらやりたいと思っている事が、つい、出てしまったのかもしれませんが)とかで、「中卒程度の知識や判断力が無い人は、お願いですから国会で質問しないでください」というレベルです。
 こんな議論(?)をいくらしたところで、議事が進行するわけがないのですから、必ず採決はどこかで強行する事にならざるを得ません。こんな時間つぶしがいつまで続く事やら。
  (NS生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)あの反対する人々のプラカードや叫んでいる内容をみていると、完全にブレインウォッシュ(洗脳)されていますね。大学や大学院で専門知識を身につけながらもオウム真理教に走った若者等をみても判然とするように、これは治癒不能ですから、説得しても意味がないのです。
 ところで中国は徴兵制ではありません。以前は兵隊に行くのは農家の次男坊と決まっていましたが、いまや中国軍もサラリーマン化して待遇も良いので、むしろ兵隊も「就職難」です。
○○△○◎□◎◎
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月曜日, 7月 20, 2015

25.15を記録した高速燃費あれやこれや スポーツスター 番外編




昨日は高速道路を使ったが、メインではなく高速燃費の再検証は翌日に持ち越しとなったが、比較的過酷な上り坂や渋滞路でもリッタ-20前後を記録した。

そこで、モータロイの効果があるというのならユーザの報告値25キロ上回る高速燃費25.5あたりを出したいものだと内心思っていた。
ちなみに883では24.4ぐらいらしいが、このデータは少し古いようだ。最新の883で燃料タンク17.5Lで燃費(高速)25.5をどこかで見た記憶がある。
http://www.virginharley.com/models/2007/sportster/xl883.htm

しかし、昨日の高速だけの燃費は思ったほど伸びず、原因の特定の決め手にこれだ、というポイントがしぼりきれず、一晩寝ながら考えてはいた。

決定打が出ず、朝からまずやったことはノッキング防止に回転数が1000回転あたりまで落ちてくるまで暖機をやる、だった。
この陽気ゆえ、いつも3分はという指示を守らず、一分程度で済ませていた反省である。今日は5分ぐらいは行った。
昨日おろしたばかりの新規のジーンズ、昨夜見たら、排気管に触れて一部繊維が焼け焦げてていた。足から折り返し部分は離れていたので、気がつかなっった。
今日も何度も危なかった。

いつものパーキングで各部の確認。排気口はどちらもきれいに焼けてきている。

そろそろ出かけようとしたら二人乗りのスポーツスターも来た。たぶん1200か!?
日差しが熱いので、日陰でメモを取ったり、バイク客ではなくても、ハーレーがどうのこうのと年配のおじさんが若手二人に自慢話などをしていたが、私が出かける段になり、エンジンを起動したら、いつの間にか周りを取り囲んでいた。

今日は思いっきり距離を稼ぐつもりでいたが白石あたりまでと漠然としていたが、途中那須高原のパーキングで周囲をぶらついているうちに、この時間だとひょっとして福島県の富岡町まで行けるかもしれない!?と思い出した。

ざっと距離を見ると、フルに動けば可能な気がした。ここは少し設備が充実しており、高速道路情報などもそろっていたので、参考にした。
 ハヤブサもおり、ヘルメットはSHOEIだった。

この案内図を見ると今日行くよていのちょっと先の郡山ジャンクションを経由していわきジャンクションを左折すれば、日帰りで福島原発圏内12キロの富岡町へ行けると思った。

ハヤブサの見える丘はちょうどこぶしの日陰になっていて、風はよく通り涼しい。しかも、ここでは鶯の鳴き声えとヒグラシの音も聞こえる。
先ほどトイレで変わった一団を見たが、こちらの隊員さんたちだったんだと気付いた。きょうはどこも家族連れは犬を車から降ろし、散歩させたり、水を与えたり忙しそうにしている。あれこれ眺め、先ほど目が合ったハーレーのおにいさん、なんとなくクリスタルの田中康夫みたいな顔立ちだったが、こげ茶の883らしきハーレーをエンジンはショベルヘッド、タンクとシートの間にタオルをお干せそうなくらいメインフレームを一本むき出しに配置した改造を見て、ハーレーに凝っていたどこかの娘と同じデザインやんけと思い、よほど話しかけて写真を撮らせてもらおうと二度ほど躊躇したがやめてしまった。

そして、ハーレーは距離は関係ないんだよ~ね、ということを考えていた。やはり、基本が頑丈なんだよね、国産高性能バイクでも可能だろうけれどどこまでも行ってやろうというような気は起きにくいかも!?などと反芻し、今から行くときっと夜おそくなっていまうな~などともあれこれ迷っていた。..実は、伊丹のFacebook友達の女性からメールがここへあり、今日中にクール宅急便で送った荷物、何とかしてえなと連絡が来て、今日中に近くの事務所に取りに行くという約束までしてあった。そして、ここへきたら、荷物は気にしないで、旅を十分楽しんでください、とあって土産話も行かなきゃできないという思いも後押しとなった。

昨日の予定通り、白石で一旦おり、適当な近くのGSで満タンにしてとこの前の経験からすぐその辺にあるだろうと思っていたが、みなつぶれてしまっていて見つからない。向かった方向が土地勘のあるなすほうこうだたので、さっき休憩した那須高原を過ぎてもない。

見つかるまで行くさと思っていたが、 相違時に限ってない。あっても大手の運送会社専用だったり、4号をどこまで行かせる気だとおもっていると、シェルのGS1.5キロ先とサインが出てきてほっとした。154.7キロで7.52L,燃費はよくない。

なあに、いままでずっとのぼりだったからなと言いきかせ、いわきジャンクションへ行くべく、白石から郡山方向へと むかう。

ことらもどちらかというと下り気味で、郡山からいわきまでは海岸へ向かって下りていくから楽勝だろうと思いつつ、ひたすらペースをまもって走る。
初めて見る変わったパーキングで休憩。この手前で、6号線の富岡町と~かの間は二輪通行禁止という垂れ幕が出ていたので情報収集。
知ってはいたけど、国道6号以外なら入り込んでもいいん!?とも思えるしこれではわからない。

あいかわらずアイドリングは1000回転付近。今度の給油ではいい燃費が出~るだろうと期待しつつ、さらにパンフ類などを集めてみると、富岡町というか、いわきもすぐそこのように思えてきた。


しかし、いわきジャンクションから1車線の高速となり走りやすいがやはり距離が。富岡の手前のならは町では、放射線強度が0.2マイクロシーベルトなどと出ているが時速100キロで富岡町に入り数分で0.2からいきなり2.5などと激変し、今度来る時は、いくらするかわからないが、カウンターを持ってきたい、まどと考え始める。途中、福島第二の煙突群を見かける。高速を降りると、町は半分死んでるのかもしれない。
後ろの黒いシートで包んだものは除染された廃棄土壌群のようで、いたるところにある。どこかに一時保管せねば、町はいつになってもこのままで行くしかないのか!?と昨日のどこかの町の対応を思い出す。
病院の名前も変わっているが、こちらは完全に通行止め。左へ行くと6号線に合流するらしいが、県外のツーリングバイクが8号線方向からやってきて、インターのほうへ向かっていった。

とにかく、線量計も欲しいが、町の情報ももっと欲しい。松村牧場へたどり着けばすぐにでも義捐金手渡せると思ってきたのに。これでは、オーソドックスに頑張る福島へ為替ででも送って、かわりに情報でももらうしかなかと、などと科替え、もう時間がないので、帰途につく。

常磐富岡から水戸までは初めてであるが、120キロとかあったかな。そこから佐野のあたりへ出て帰らねばならない。

いわきジャンクション以南は2車線はあって、いわき湯本と北茨城の間は雨でスリップ注意とはいわきに来るまえから情報が出ていたが、海岸線が見えるのに、霧が出てきてそのうちしっかりと濡れていた。
雨がやんだ北茨城で給油。262.4キロで12.44L。やはりよくない。
とすると上り、下り(勾配)は関係なさそう。するとサイドバッグをつけてかなり飛ばして24.5とはなんだったんだろうと考えながら走る。見落としがどこかにあるはずだと。

飛ばしても1日違いでリッター2キロ以上高速燃費がかわるのは、???と何台ものバイクや車に抜かれながら考えた結論は!?。そう、それしかない。

100キロ前後にこだわらず、最大トルク付近でビュンビュン回して走ってやればいいだけなんじゃないだろうか?
http://www.virginharley.com/models/2007/sportster/xl1200l.htm

を見ててもらえれば わかるように、最大トルクは3000弱。5足で2500回転でちょうど90キロ。3100回転で120キロあたりであるからその辺を多用すれば却って燃費は良くなるはずだと思い至った。

悪燃費のCB1000で4年も苦しんだ結果がこれか?ビッグツインは回してやれば却って軽燃費となるんじゃった。弾みがつくというか、ファンが鼓動感がすばらしいというが、それは低回転だけでなく、ある程度回してやればその本来のマスからおつりがくるんじゃった。わかいころ、確かに2気筒がいい、という理由の一つにそう考えたことがあったっけ。
試に今までと反対にブン回してやろうと。それで残りの区間20キロほど回してみた。しかし、宇都宮へ近づくと渋滞で70分くらいとかいろいろ情報が出て、上三河で降りてしまった。しかし、この時点では燃費の結果を見ていないので、心もとなく下道へ出ると小山、春日部方面も超渋滞。

抜け道を探そうとあたりをうろうろ。そのうち暗くなり、ええい、なるようになれとナビに頼ったら、壬生へ行けという。比較的すいた田舎道を軽快に進んでいくとやはり高速へ。さっきの水戸からの高速とはちがうようだと思っていたら、栃木の手間で東北道。これなら、ヤマトの営業所へも行けそうと元気になり、東北道を南下。夜なのでまわりも一部を除き自走80キロ。ハーレーの5足も時速80キロで2100か2200回転でトコトコと気持ちよく進む。入るときまだ渋滞が20分などと出ていても、佐野へ行き着いてみれば渋滞なくすんなり帰り、朝のGSで給油。

走行194.1で7.61.L。
これは北茨城のGSでは女子職員が注いでくれたので、水平で一杯にしてもらった。そのあと、手袋やレシートを拾うためにスタンドを出し、あれやこれやしていたら、他の店員がこれはなんですか!?と指差し、見るとオイルが漏っている、いや違うガソリンだとなり見るとビューエルの時と同じくオーバーフローしたガソリンがブリーザパイプからダダ漏れとなっていた。最後のGSではセルフだったので、スタンドを出し、一人で口まで入れた。この違いがどれくらいかはちょっとわからない。

ただ、エンジンのレスポンスは回した後で気持ちよくトコトコっと回ってくれている。次はオイル交換だ。ただし、エンジンオイルだけ。3440キロ走行だった。

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (北戴河会議、まもなく開始へ)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)7月20日(月曜、祝日)
   通算第4608号  
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 北戴河会議がまもなく開催されるが
  江沢民、胡錦涛の反撃はあるか? 軍高層人事と上海、北京市長異動か
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 夏の秦皇島。北戴河は避暑地として知られるが。海岸へでると海水浴客でにぎわう。
 ここに共産党長老たちと幹部が一同に会して、今後一年の方針をきめることは規定の事実だが、ことしは反腐敗キャンペーンにより、ぞろそろと側近等が逮捕、拘束、失脚された江沢民がいかなる反撃を習近平になすか、注目される。

 また嘗て右腕だった令計画をうしなった胡錦涛も、黙ってはいないだろう。
江沢民の上海派と胡錦涛の団派が結束して習近平へ抗議、反撃するチャンスでもある。
 不穏な空気は習近平と王岐山への暗殺未遂が連続していることでも明らかで、軍のクーデタを防止するためにも、習近平は軍高官人事の刷新を大々的に行うことが予測されている。

 すでに徐才厚と郭伯雄の失脚により、連座して失脚した軍人は合計190名に達し、このうち39名が高官で、うち四名が大将だった(博訊新聞網、7月18日)。
 また上海特別市党書記の韓正と北京党書記の郭金龍が移動になり、国務院入りするのではないかと噂されている
 
 習近平が先週、吉林省の延辺朝鮮族自治区を訪問した際も、軍は緊張し「暗殺防止」のため十数両の99式戦車、装甲車などを繰り出して、一部の軍内の不穏な空気をおさえたという。

 この地区は徐才厚が「第十六集団」の「大本営」を於いて睨みをきかせたことがあり、軍車両はさかんに延吉市内などを囂々とエンジンを響かせながら通過し「威嚇」行進をしたそうな。
      △○□ ○○ ○△○ ◇◇
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樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1270回】   
     ――「市店雜踏、穢臭衝鼻、覺頭痛??」(岡11)
         岡千仞『觀光紀游』(岡千仞 明治二十五年)

  △
「中国人の基本的生活方式」について別の視点から少し考えてみたい。そこで『觀光紀游』から離れ、19世紀末期から20世紀初頭の満州に目を転じたい。

  満州の広野を南に流れ渤海湾に注ぐ遼河の河口に位置し、イギリスによって開港されることになった牛荘(後に営口)は、1860年代以降、満州を世界に結びつける重要な役割を担うようになった。1900年代に入ると満州経済は大豆三品(大豆・粕・油)を中心に急成長をみせ、世界市場の一角に地歩を築いたのだ。ドイツが大豆油を原料にマーガリンを製造するようになったことも相俟って、大豆製品は国際製品として世界市場に飛び出していった。かくて1906年における満州からの大豆三品の輸出量を100とするなら、4年後の1910年には732と7倍強に急増したのだ。清朝崩壊の前夜であった。

 満州で大豆を生産していた農民の大部分は、清朝が創建時から漢族の満州移住を禁じていた封禁政策を半ば無視するかのように新天地を求めて満州各地に入植した漢族であり、清朝末期に封禁が解かれたことを機に生きる道を求めて怒涛の如く満州に押し寄せた漢族だった。漢族による農村社会が活況を呈するようになれば、漢族商人は満州にもネットワークを広げる。だから、かつて日本人が「満人」と呼んでいた多く、いや大部分は実は漢族だったと考えられる。じつは満州は漢族によって殖民地化されていたのだ。

  清末における漢族の満州への大移動を「闖関東」と呼んだが、満州族の故地に定着し大豆栽培で生計をたてる漢族農民を支配し、彼らの収入の上前を撥ねていたのが「銭匪」「吏匪」「警匪」の「三匪」だった。

 当時は満州全域で銀行制度が統一されていなかったことから、地方政府は官銀号と呼ばれる官営銀行を経営し独自の通貨を発行するだけでなく、徴税機関としての機能を持たせていた。一方、大豆産業の拡大に伴って民間には多くが地主の経営になる糧桟と呼ばれるニュー・ビジネスが生まれ、大豆を集荷・選別・貯蔵し加工・輸出業者に売り渡すだけでなく、農民に対する高利貸し業も営むようになった。

  かくて裏付けの怪しい通貨を発行する官銀号や関連金融機関幹部を銭匪と呼び、吏匪と称された役人、さらには警匪と呼ばれた警官とが手を組んで農民から富を絞り上げたという仕組みが動き出すことになる。銭匪は法令もないままに個別に通貨を発行した。なにせ吏匪と警匪とが仲間であるから、不利益を被った農民が訴えようがどうしようが、処置なし。経済政策も金融政策も商取引も何もあったものではない。農民は泣き寝入りするしかない、ということになる。抗議でもしようものなら、警匪の登場となってしまう。

 ここで2013年前半に中国経済、殊に地方経済の不安定要因として急浮上した「影の銀行(シャドー・バンク)」を思い起こしてもらいたい。当時、地方の怪しげな金融機関が高利回り金融商品として盛んに売りまくっていた「理財商品」など、さながら銭匪が刷りまくった根拠薄弱な貨幣といったところだろうか。「三匪」にとっての富の源泉が満洲では大豆であったのが、現在では不動産に代わっただけ。いずれ農民をダシにして、強欲な「三匪」の懐にアブク銭が滔々と流れこむカラクリは同じだろう。とはいえ農民も強欲ですが・・・。

  こう見て来ると、「影の銀行」とは中国における中央政府と地方政府の権力関係、地方政府の持つ権限の規模と範囲、地方における権力と人民の関係、支配と被支配の関係――いわば地方権力による富の強奪システムであり、満州で富を収奪した「三匪」の同類といえる。
だから「影の銀行」は共産党独裁市場経済が生み出した“お粗末な金融システム”ではなく、「中国人の基本的生活方式」に鋳込まれた強欲さの発露と見做すべきだろう。
 
 「三毒」に「三匪」・・・やはり「中国人の基本的生活方式」は牢固不変ですね。
《QED》
             ◎◎◎
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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  ♪
(読者の声1)新国立競技場案の白紙撤回が決まりました。安部首相の英断ですけど、正直なところ、こんなことまで首相が決めなければならないのは情けない。
 民主党岡田党首が、「遅きに逸した。換えるタイミングはいくらでもあった」とか言っています。
やれやれ。あのデザイン、民主党政権時代に決まったものです。
 確かに、民主党のやって来た事は尽く間違っていますから、政権交代時に見直すべきだ、というのは筋が通っていますが、こんな些細な事まで、いちいち首相に判断させなきゃならなくなった事の責任は一体どう考えているのでしょうか?
 まずは民主党役員総辞職してから発言すべきことでしょう。何でも反対、何でも批判の無駄な政党が以前もありましたが、無責任、お気楽で結構ですね。出来れば黙るか、無くなって欲しいものです。
   (NS生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)オカダという政治家は、あれ、左翼小児病ですね。かつて自民党にいたことが信じられないくらいです。また「某某と山本太郎となかまたち」とかいう政党もはやくなく消えてなくなって欲しい。

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 ――ロシアは本気で参加しているのではない。中国の風下に立つだろうか?
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宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
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日曜日, 7月 19, 2015

モータロイ適用後のハーレースポーツスターのトータル燃費 高速道と下道と




今日明日ぐらいで投入後3000キロを超えると思われるので、高速燃費などはもう少し伸びてほしいところ。

しかし、急に振動がすくなくなり、低速がかなり1500程度からトルクが出てきたので、それに甘えてノッキング寸前でもアクセルを開ける運転をしたせいか、インジェクションの学習効果が以前からのものが乱れ、不定期ノッキングを起こすようになり、チョイノリ燃費はリッター15キロ程度と激減した。

それで、初回からの運転方法と同様、60キロ以下はきちんどサードまでとし、低速で大きく開けないようにすることとした。リッター15キロ時のギクシャク感は惨憺たる感じだったので。

ただアイドリング約1000回転程度は変わらず、時々950強あたりまで落ちたりする。

二日の連休が天気が回復したので、日曜はいろは坂あたりを走り、海の日には高速走行中心に据えてじっくり燃費を見ることに。

サイドバッグは一応つけて走ることとした。

そして日光を走るからには昔世話になった日光付近の演習林の状況も見ておきたいと、以前矢板インターまで往復した時から思っており、ナビにも登録しておいた。

そして宇都宮から日光までの高速を走り、いろは坂を巡ってそれから矢板で降りて、演習林を巡って、と欲張った計画を立ててしまった。

ところが、耄碌したのか高速からそのまま日光まで続く分岐を見間違え、最初から矢板に向かっていることに気付いた。そこで、矢板インター手前のスタンドで高速の途中燃費だけでも知りたいと満タンにして、矢板で降りた。83.9キロで3.77だったから、燃費は22キロちょっと。これにはがっかり。

日曜のせいか普段より人もバイクも多かったが、割愛。この前上り線で涼んだ杉林はどこか?と探したらこれらしい。バイク軍団もひっきっりなしに通過する。もちろんこの休憩所にもたくさん止まっていた。

最初に驚いたのは、インターから入り、侵入路線から本線へ合流して90キロを過ぎたころ、突然白バイが中央車線から抜いてった事。しかも、バイクはどうも水冷のGL1500あたりであったようで、びっくり。これも個人的に白バイ風のバイクだったのか、官制バイクだったのかはもう不明。つけている反射ベストとヘルメットだけははっきり覚えているが、・・・。そのあと後続の飛ばし屋バイク軍が一斉に右側車線を走っていたが、しばらくしたら、白バイに追いつき、びっくりするだろうなどと考えていたが、もうすぐ利根川を超えて群馬県。管轄はどうなっているのだろう!?などと考えてしまったが、白バイに似た個人ばバイクだったのかも。

矢板インターからストリートビューでも見ておいた風景の場所についてしまったが、どうもおかしい。立派な門が昔はあったはずだが、それが見当たらない。
これから先はもう何もない。おかしい、と思い付近を探す。バイクを止めたあたりに
錆びた標識が隠れていた。たしかにそうらしいが、二十歳前後の記憶とはどうも違和感がある。
脇の水路のそばには文部省の杭らしきものも。
来る途中から絶対反対とか湧水を守れとかいろいろ看板が出ていたが、そうか、この塩谷郡塩谷町は福島県からのがれきの一時集積所の候補地に指定されて、町ぐるみで反対していたんだとようやく気付いた。近く、環境省の役人が来るので、などとどこかでアナウンスしていた。頑張れ塩谷といった標識もあったようだが、頑張る福島もいっそうよろしく。
http://ganbarufukushima.blog.fc2.com

この夏、福島県の富岡町へ行ってみたいと考えている最中だ。安部夫人も松村牧場を激励に訪れているようだ。地域の総意なら致し方ないかもしれないが、個人の国策に対する反抗はどう見たらいいのか!?と思う。
あれがかっての門の跡か!?と思い足を運んだが、看板はついておらず、どう見ても民家の門。

それで、最初の民宿風の家には~Welcomeのような文字が見えるようなので、さらに垣根の隙間から覗こうとしていたら、何の御用ですかと尋ねられた。

聞けば最近空き巣に入られたので、警戒していたら、また下見に来たのかと勘違いされたようで、簡単に自己紹介して事情を話したら、この山の裏側へ回れば立派な門のある演習林本部へ行けますよと教えてもらった。

ちなみに民宿かペンション風の家は若い人たちが住んでいるという話だった。グーグルストリートも便利だが、肝心の時、裏通りを表示したりするのはいただけない。さらに最近のナビは経費節減のあおりを受け、パーツの共通化が著しいらしく、間違いがそのまま伝播しているものが多いらしい。

私のナビも二年後には住所も電話番号も以前より一割ほど登録が減り、以前そのまま行けたところへはいけない例がいくつか出てきた。


 行って見て、納得。おお、そうじゃ、ここだ!。ここだったと。
正門前を右にまっすぐ行けば、日光まで10キロほどとわかり、ナビに日光を入れてU
ターン。そういえば、友人のCBを借りて、よくこの道を間食類などを買いにいった記憶がよみがえった。最初の学生実習の時、一人一人各自一本のヒノキ立木を伐採し、一定間隔ごとに円盤を取り、樹幹解析を行ったが、それには数日かかり、手回し計算機で計算したが、卒業寸前くらいにカシオミニなどが実用化した時代で、電卓などは想像の範囲外といった時代だった。


実習のさなか、この門の入口にT大~演習林と大書したトラックが止まり、T大の某演習林産の苗木をここへ職員数名で運んできたのを見かけた。この時の印象を今でも思い出すが、卒業後、都内のT大の林学でお世話になるきっかけだったのだと思う。

裏街道沿いに日光に行ったわけだが、途中で土木事務所の前を過ぎた事から、この道は杉並木より東側の通りだと気付いた。歩道橋のあたりが日光小学校。ところが歩道橋からは車列が全然進まず、3~4割の車がUターンを始めるほど。

じっと待っていたが、エンジンは熱くなるし、他のバイクは脇をすり抜けて先へいってしまうのを見て、私も少しエンジンを冷やさなくては、と脇をすり抜ける。すると意外にも渋滞の原因が日曜日ということにようやく気付いた。この道はまっすぐ進むと霧降高原からの帰り道が日光街道へ交差する直前の橋のたもとのT字路へぶつかり、右からの直進車両優先で、こちら側からは割り込めず超渋滞していたと。

T字路のコーナーはRがついているので、バイクは簡単にまがり先へ進める。だいぶ前に抜いて行ったバイクなど一台もいない。

それからやっとまともないろは坂へと侵入できたが、明智平手前で大渋滞。エンジンはますます熱くなり、まともに乗っていられない。そのうちニュウートラルランプがつかなくなった。

そして中禅寺湖畔まであと300メートルまで進み、もうすぐに右折して下ろうと思っていたら、こちらがいつまでたっても進まない。先を見ると、右折しようとした大型バスがずっと止まっている。

で、急きょ沼田経由で帰ろうと即切り替え、中禅寺湖畔を左に見て金精峠越えと変えざるをえなかった。

金精を超えても一見の飲食店もなく、(昔はあったが)以前このブログで紹介した
でようやく食にありついた。


昔来たときは素通りした場所だが、ここしかなかった。

食後コーヒーを飲みながら通り過ぎるバイクたちを観察。沼田方向から上がってくるバイクよりは金精峠から降りてくるバイクのほうが倍以上多い感じ。沼田方向から来た人たちは中禅寺湖畔から先はどうなっているのだろうと。

ここは菅沼と表示が出ていた。概して割高だったが、対応は親切だった。で、先ほどニュートラルがつかなくなったが、冷えたらどうなのかとみたら、ちゃんと付く。どうやら熱変形で接触の接点がずれたらしい。

今までで、いちばん熱い思いをさせられた。バンク角はどこかをこするまではいかなかったが、のぼりで渋滞で、いくら涼しいといってっも、熱くて両足の内側はステップにはのせられなかった。
ハーレーの熱は半端ではない。常に走っていてエンジンはどうにか保っている。

沼田方面はここから60キロ以上あり、げんなりしたが、勇気を出して走り出す。ここからは平たんな場所まで10キロ以上、転がり落ちるように下ったサイクリストたちも、下りなので、直線では60キロ以上で下っていく。並走する4輪は変に遠慮して、対抗車がなくてもブルーキをかけながらおりていくので、しばらくはついて行った。途中、比較的大きな土産物屋のところで、2台の車がそこへ入ったので抜けると思ったが、さらにスピードをあげていく。ふもとまでおつきあいか!?と思ったら、一人の足がつったらしく、遅れて止まってしまい、先頭が心配してやはり止まったので、ようやく気持ちよく降りる。

沼田から関越に乗るが、上里から鶴ケ島まで渋滞90分などと掲示板に出ているので、前橋で降りた.。そのため、赤城で休憩と食事。ここで、へぎそばを売っていたので土産として買い、前橋から本庄、深谷と17号を南下。土産を届けた後、サラエボで休憩。直前にガス補給。
下道と高速を一部使い、燃費は20.12だった。

秩父からの下りだけの時とほぼ同じだったが、渋滞でのロスはどうなんだか不明。次は東北道の上り(下り線)と南下(上り線)で分けて測定してみようと思った。



土曜日, 7月 18, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (李克強首相が谷内局長と異例の会談)

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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)7月18日(土曜日)
   通算第4606号  
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 李克強首相が「安倍密使」の谷内局長と異例の面談
  ついに強欲凶暴な中国が日本に再度、近寄る必要に迫られたのだ
****************************************

安保法案は衆議院と通過した。弐ヶ月後、成立する運びとなる。
 中国は静かに反対の態度を表してはいるものの、いつものような絶対反対の絶叫はなく、軍国主義復活などと無謀な宣伝文句もが見られない。不思議である。
 なにかの予兆を示唆している。

 香港の『サウスチャイナ・モーミングポスト』などは「日本の法律改正は戦争の機会を増大させたと中国専門家が分析」などセンセーショナルは報道だったが、南シナ海の中国軍の蛮行を前になにをほざくかという印象である。

 日中間のささくれだった空気は中国が一方的に醸成したもので、東シナ海にガス井建設の無鉄砲から、さらにエスカレートして尖閣諸島周辺へ中国海監の艦船が出没して領海侵犯を繰り返し、小笠原諸島近海からは赤珊瑚をごっそり盗んでいった。
 劉空侵犯による自衛隊のスクランブル出動も年初来110回以上である。

 日本が尖閣諸島の国有化をなすと、言いがかりを付けての反日暴動とやりたい放題。すっかり嫌気がさした日本企業がどっと撤退をはじめ、「チャイナ・プラス・ワン」の合い言葉の元、アセアン諸国からインドへの進出を加速させた。

 賃金高騰により「世界の工場」ではなくなった中国は輸出に支えられて高度成長を遂げてきたのに、国有工場で生産した品物は売れ残り、在庫の山が各地でみられ、暴動も頻発し、社会不安が拡大した。
こうした環境の下で、海外からの直接投資が激減しては経済が立ちゆかなくなる。ドイツと韓国以外、中国に投資を増加させた国はない。

苦肉の策として在庫処分と中国企業の海外でのビジネス拡大を目的としてAIIBに、信用格付けの問題から、どうしても日本に加盟して欲しかったが、日本はすげなく、鳴り物入りの銀行の船出となった6月26日の「署名式」では7ヶ国が署名しなかった。

 そして上海株暴落が開始された。
 中国は焦りだした。
 

 ▲中国は本格的に焦っているのだ

華夷秩序のフォロアーと思っていたフィリピン、ベトナムが鮮やかに反旗を翻し、シャングリラ対話では米国から名指しの非難を受け、四面楚歌の状態にあることを中国はやっとこさ認識できた。 

 14年11月の北京APECでは安倍首相と会談した習近平のよそよそしい態度が際立ったが、15年4月のインドネシア会議を利用しての日中首脳会談は、むしろ中国側から呼びかけてきた。
習は気味悪いほどに、にこにこ笑っていた。

 そして5月、自民党の二階総務会長は安倍親書を携えて訪中した。三千人の人民大会堂での夕食会に、習近平が忽然と現れ、日中友好は子々孫々までと、あっと驚くようなおべんちゃらをのうのうと言ってのけた。

 こうした変化を背景に、安倍密使として谷内安全保障局長が密かに北京入りした。
 7月16日に中国外交を司る楊潔チ国務委員(前外相)と五時間以上も会談した。これにより九月初旬の安倍訪中に関しての事前調整の大筋がみえてきた。

 そして17日、李克勝首相と谷内は35分間会談した。政治家でもない政府高官と首相がじきじきに会談するのは異例のことである。
それだけ中国は日本に秋波を送りたいのである。いや、日本に近づかなければ行けない事情が国内にあるからだ。

 記者会見によれば、罨法法案、安倍談話などの話はまったく出なかったというが、他に喫緊の議題はない。要はこれで九月初旬の安倍訪中の段取りが殆ど決まったとみて良いだろう。
      △○□ ○○ ○△○ ◇◇
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1269回】               
   ――「市店雜踏、穢臭衝鼻、覺頭痛??」(岡10)
      岡千仞『觀光紀游』(岡千仞 明治二十五年)

   △
「名言」に違いないが、それが一向に実行に移されない。そこが大問題だが、じつは「烟毒」と「六經毒」に加え、「貪毒」があったことに岡は気づいてはいなかった。

来訪した友人に向って岡は、「烟毒と六經毒を一掃し中土の元氣を振うを以て説と爲」した。つまり清国再興に関する自論を語り掛けた。すると友人は、「更に一毒有り。貪毒と并わせ三毒と爲す。中土にては大小の政事、賄賂にて成る」と。

やはり「中土」では政治の一切は賄賂によって左右される。ならば「貪毒」にも相当な毒が秘められているに違ない。そこで『中国=文化と思想』(林語堂 講談社学術文庫 1999年)の次の一節を再録、再々録、いや再々録(?!)しておきたい。

 「中国語文法における最も一般的な動詞活用は、動詞『賄賂を取る』の活用である。すなわち、『私は賄賂を取る。あなたは賄賂を取る。彼は賄賂を取る。私たちは賄賂を取る。あなたたちは賄賂を取る。彼らは賄賂を取る』であり、この動詞『賄賂を取る』は規則動詞である」

  ここで考える。規則動詞は「賄賂を取る」だけには限らないのではないか、と。「烟毒」も「六經毒」も同じく規則動詞といえるはずだ。林語堂の表現を借りるなら、私はアヘンを吸う。あなたはアヘンを吸う。彼はアヘンを吸う。私たちはアヘンを吸う。あなたたちはアヘンを吸う。彼らはアヘンを吸う――ということ。さらに続けると、私は六経を読む。あなたは六経を読む。彼は六経を読む。私たちは六経を読む。あなたたちは六経を読む。彼らは六経を読む――である。

 まさにドンピシャ。「中国語文法における最も一般的な動詞活用は、動詞『賄賂を取る』の活用」だけではなく、「アヘンを吸う」も「六経を読む」も「一般的な動詞活用」であり、「規則動詞」ということだ。もっとも六経の場合は知識層に限られるが。

ここで現在に転じて「三毒」を考えるに、「貪毒」はもう説明の必要がないほど一般化している。数千億円やら1兆数千億円やら。共産党最高指導部経験者の天文学的な不正蓄財の前では、ロッキード疑惑に絡んだ田中角栄の5億円などガキの戯事。中国人に向っては恥ずかしくて口にできないほどの微々たる金額だ。まさに“爆買い”ならぬ“爆賄賂”だ。

  それはさておき、ならば「烟毒」と「六經毒」に相当するものはあるのだろうか。さしあたり思い浮かぶとすれば「烟毒」はカネ儲け、「六經毒」は共産党独裁下の権力に当たるように思われる。いわば金銭毒と権力毒とでもいっておこうか。今や中国人の五体は治癒不能なまでに金銭毒に毒され、社会は身動きのとれないほどに権力毒に麻痺してしまっている。加えるに「貪毒」である。極論が許されるなら、有史以来、彼らは金銭毒と権力毒と「貪毒」の「三毒」にドップリと漬かったまま日々を送って来たことになろうか。

かく考えればこそ、再び林語堂に登場してもらうことにする。同じく『中国=文化と思想』だが、こんな記述もある。おっと、これも再々録か!?

「大多数の中国人も自覚的信念からではなく、一種の民族的本能から依然として古いしきたりを墨守している。中華民族の伝統の力とはかくも強いものであり、中国人の基本的生活方式というものは永遠に存在し続けるように思える。たとえ共産主義が支配するような大激変が起ろうとも、社会的、没個性、厳格といった外観を持つ共産主義が古い伝統を打ち砕くというよりは、むしろ個性、寛容、中庸、常識といった古い伝統が共産主義を粉砕し、その名実を骨抜きにし共産主義と見分けのつかないほどまでに変質させてしまうことであろう。そうなることは間違いない」。う~ん、マチガイナイ。

 中華民族×共産党=中国人の基本的生活方式である「三毒」万能の社会・・・噫。
《QED
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)本国史学会 55年体制60周年 政党政治シンポジウム
日時: 7月18日(土)14:00~17:00
会場: 今出川キャンパス良心館305教室(京都市営地下鉄「今出川」駅1番出口直通)
   14:00 田中英道代表理事(東北大学名誉教授)ご挨拶
   14:10 奈良岡聰智京都大学大学院教授 基調講演「近現代日本における二大政党制の展開」
   15:10 中西輝政京都大学名誉教授 基調講演「政党政治の歴史から見た現代的課題」
   16:10 質疑応答
資料代: 会員2,000円(非会員3,000円、当日入会可)学生院生一律500円
連絡先: 日本国史学会 http://www.kokushigaku.jp/
    03-6435-1358/kuno@oiu.jp
(事務局)

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 宮崎正弘 v 西部遇『日米安保五十年』(海竜社)   
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水曜日, 7月 15, 2015

サイドバッグ(片側)をつけたハーレースポーツスターの高速燃費

この前、秩父でかき氷を食べてきた、という話あたりから。

出かける前に満タンにしたら、下りだけの一般道燃費はリッター20ちょっとだとわかった。

それはいいとして、高速で土産物の山をみると毎回バッグを付けて来なかったことを後悔していた。

買ってやっとの思いで取り付けたバッグ、同僚が家に乗って帰るのに、バッグはじゃまだから取り外してくれと言った関係で、ずっと外していた。また、バッグも革製とはいえ、結構重く風圧が半端じゃないことから高速では燃費に影響するかも!??とは当初から思ってはいた。

しかし、今日は平常出勤している同僚達への土産も買いたいし、投入後ようやく二千キロオーバーしたモータロイの効果も知りたいし、と下心満々であったからつけなおさずには行くまい。

準備に時間がかかることは分かっていたから通常より30分は早く会社にでかけ、バッグを持参し倉庫へ。バッグ内には、鍵類やインチ工具も入っている。

でいざ始めたら、シートを外すボルトが一本、インチの六角レンチではどれも適合せず、通常の太めの+ドライバーでしか開かないようだと初めてわかった。ここまでわかるのに10分以上ロスしてしまい、会社へあるいてもどりドライバーを持ち出して歩いて戻るとさらに10分以上くらいはかかりそうと思い、倉庫内でドライバー探しを始めたが、どうしても見つからず、シートを外さずにバッグを固定する犬の首輪みたいな二本のベルトを手作業で通すしかなくなり、四苦八苦してようやく通したが、本来の向きとは逆とわかり、さらに大汗。しかたがない、見栄えはともかく固定できただけラッキーと早々に見切りを付け、それでも普段より10分程度早く出かけた。とにかく、ここんところ朝から暑い。夏向きジャケットに風が通り大変涼しい。

いつものSAで、食欲よりは朝から汗をかいた関係もあり、冷たいものを求めざるを得ない。ここの下り線にはドトールコーヒー店があり(普段は気付かない!)今日は真っ先に目につき注文した。実は今年は昨日が近くの喫茶店でアイスコーヒーを飲んだ初日であった。
昨日の暑い午後より美味しく感じておかわり。LからMへと二度目はサイズダウンしたが値段は50円ほどしか変わらず、なんだか残念。ここで、ゆっくり時間をつぶし、後続のバイク達が続々と到着する様などを観察した。

まだ9時になったばかりで、この暑さ。いったいどうなることやら危ぶまれるが、ライダー達も皆暑そう。ジャケットを脱いでしまっている人たちもいる。遠くて車種はここからは不明だが、皆出て行った後でも一台だけ傍にいたバイク、どうも国産くさくないと感じていたが、出発となりそれとなく近づくとやはり英車だった。
 W650からの乗り換えも昨年検討したこともある2輪だったが、ヘルメットホルダーなど一切ないということで、断念した車種だ。高速での音がいいことから検討したのだったが、音だけではね〜。この車もサイドバッグを付けられるように金具が付いていたが、今日は物干しとヘルメットホルダーとなっていた。

ジャッケっトを脱いで手持ちで運んでいたライダー氏だったが、おそらくどこかで私が見られていたかも。ただ木陰で鶯も鳴き、この日差しさえなければなどと贅沢を言ってしまう。早起きは三文の得、とはいつ頃の時代から言い慣らされた諺かしらないが、この一枚で十分得をした感じ。

ベルトの向きを逆につけてしまった例。まあ、あまり関心はもたれなかったようで、ホッとした。

元気が出て再出発したが、汗もないので、ジャケットの通風効果も一切感じられず、だんだん熱くなる。今日は一昨日にアイドリングアップを確認したので、あまり長距離を走る気はなく、この前の黒磯あたりでUターンと決めていた。高速料金も黒磯でちょうど片道2500円というのも今日確認した。

エンジンの調子はデリケートなもので、そう急に変わるものではない。すこしづつ微小な変化が積み重ねられて行くものだろう。今日は身体を慣らすこともそうした一環かと勝手に思い、結構水分補給にちいさなSAに立ち寄った。ここではみかんジュースの大を自販機で購入した。

那珂川上流を越えたら黒磯IC だと再確認。中ぐらいの石だらけの河川に思えた。以前示した松林あたりは行きも帰りも甘い松ヤニの香りが今日のような暑い日には特に強く感じた。そういえばスギ林の周りはスギの香りがするんだよね。

黒磯でこの前と同じ場所の下道で向きを変えすぐさま高速へ。このあたりは食堂などなにもない。しばらく行って、とあるSAに入った。ここはヤマザキストアーがある変わった小さなSAだったが大型車がけっこう駐車していた。ここで、軽く食事をし、土産物をまとめ買いしたが、バイクに戻って初めて、あれ、これ全部はいるかな!?と急に不安になった。

南海部品では18L級の最大のバッグだったが、分割しても後一箱が入らない。高速走行するので、抱えて走るのも困難だが、一個だけ残すわけには行かない。会社の4人分と娘の分と5個だ。だれの分になるかわからないが、一個だけは中身が崩れない程度の角を変形させて無理やり詰め込んだら、今度はバッグの蓋が閉まらない。

そこで、3個ある皮のベルトのうち両端の2個だけを最大限伸ばして、丸くパンパンに膨らんだ変形サイドバッグとなってしまった。これで、いっそう風圧の影響が出ることに。

これだけでまた汗をかいてしまい、ヤマザキストアにあったLのアイスコーヒを注文し、イチョウの木陰でホッと安心して、チビチビのんでいると、会社から電話。明日から出勤頼むとの連絡だが、こちらから電話があったからかけたとのこと。えっ、なにも連絡してませんがといったが、先方の機嫌はよかった。バッグを閉めようと悪先苦闘している際に胸ボケットに入れていた携帯がいたずらしたらしい。

それからは比較的速度を上げ、一路下りに。途中やはり片バッグを提げた黒いハーレーが平均130くらいで抜いていったが、こちらはまだそれについていけないし、その必要はさらさらないが、100キロコンスタントというのは意外に困難だと改めて思う。後続車が追いついて抜いていくのはだいたい110キロ以下ぐらいで、120キロ以上だとだいたい抜かれるのは稀である。


朝最初に休んだSAの上り車線で休憩。朝からあまり冷たいものをたくさん飲んだので、腹を壊した気がしたし、急いで帰っても特にやることはない。特に今日は。

ここは反対側とはガラリと様変わりで、スギ林の跡地をうまく利用したらしく、午後から風も出て、スギの香りを楽しみながら、ベンチで昼寝もできる。下り同様、人出は少ないので、私は好きだ。

ここは埼玉県ではないので、駐車中の大型が日向でずっとクーラーをかけっぱなしでいたが、やっと出ると思って車体をみたら、大型冷凍車だった。それなら、致し方ないだろうと。

ここからは冷たいものはいつものように冷茶にしたが、腹は下していなかった。
スギの立木がどれくらいこの暑い日に水を吸い上げているかと幹を触っていたら、手にべったりとスギの脂がついてしまい、2度ほどトイレに手洗いにも出かけた。二回目でようやく取れたが、いがいにしつこかった。

スギは浅根性なので、地表付近の水を吸いやすく、深根性のアカマツだったら、地下深くから水を吸い上げる関係で、幹下部は意外と暑い日ほど冷却される。

ここは環境整備に力を入れているようで、
のようなラテン名表示の植物なども周囲の生垣に表示されていた。

このあと、出口の直近でもう一回SAによりまた冷茶を楽しむ。ここは電気自動車の充電装置も整備されていて、東電の大型電気室もあるが、利用例を見たことはない。

今日の高速燃費は、アカマツ林の写真を示した日と同じ程度の24.5あたりだった。この日も降りる直前に燃料警告灯がついたので、すぐに並みの日だとわかった。やはり、サイドバッグは飛ばせばプラスにはならないようだ。アイドリングは約1000回転から、場合によって970 ぐらいで、街中ではアイドリング音が高くなった気がするが、手首までくる振動はいっそう静まった。

火曜日, 7月 14, 2015

W650のツーリング燃費

会社まで約9キロ弱、通勤の行き帰りに2年以上W650を使用してきたし、今でももう一台あるとはいえ、こう雨が多いとやはりほとんど通勤はカワサキ車ということになる。

それまでは、通勤で片道18キロだったし、千葉県方面へ行くと、燃費は最良でリッター30キロだった。ところが片道9キロ弱となると一回で完全にエンジンが温まらないし(特に冬季)飛ばせる時は通勤ゆえスピードを出したり、エンジンのためには決してよくない環境だと日頃思ってきた。

昨年の冬を越して、ようやく短期の運転でも慣らしが終わった!とかんじられるようになり、その時はアイドリングが1200rpmだったのが1300ぐらいまで上がった時期があったが、最近は低回転で4速や5速でもガバッとアクセルを開け、ガタガタ車体を震わせて加速するのが面白かったりして、アイドリングがエンジンがどれほど暖まろうが1100あたりを行き来したままである。

それで、最近は反省しておとなしく、やさしく乗るように努めているが、アイドリング回転数が昔に戻らない。

これまでの通勤燃費はどうやっても22から24あたりで絶対にそれ以上よくはならない。

それでも、長距離を一度に走れば、どれくらいの燃費となるのかが知りたくて、夜になって涼しくなってからW650で出かけた。

最初はどこをどう走るか明確に決めてなくて出かけたが、けっきょく小川を過ぎると、寄居から長瀞、秩父へと向かっていた。

モータロイは2年も前から入れてあり、投入後約1,8万キロほど走ってしまった。思いおこせば、入れた当初と比べれば音は静かになり、バックミラーのブレはだいぶ治まっているが、モータロイをいれたあのエンジンのスムーズさがまるでない。

それで、出発前からせいぜいリッター26〜27ぐらい出れば御の字と思っていた。

走行11〜12キロあたりでアイドリングが1100あたりになってきた。もっと走ればもう少し上がるだろうと期待していたが、一向に変わらなかった。ということは、ピストン、シリンダーの磨耗、あるいはピストンの変形が考えられる。

小川から少しホンダの工場のあたりで坂が多く、飛ばす車が多いが昔の感覚のように思うように加速せす、こりゃ行きは相当燃費悪いかも!?などと思った。

国産車中ではストロークが一番長く、そのくせCB450のように回せばけっこう回るエンジンだと思っていたが、まわせばやはり普通の運転より悪燃費となるので、最近はアクセルをガバッと開ける運転に移行してしまったら、アイドリングが落ちてしまって反省している。

長瀞あたりでもちょっとのぼりになると4輪との差が開く。でとうとう秩父市役所まで来てしまった。
秩父市内はさすがにまだ暑く、明日の予定もあるので、早々に引き上げ、くだり坂を淡々と大型の後ろについて走る。さいわい、大宮ナンバーだった。

この大宮ナンバーとは、寄居で旧140号に私が左折したので別れた。花園インターを過ぎた黒田の交差点でタッチの差で赤信号で停止となった。先ほどの大宮ナンバーが来ないかとかと見ると、車両運搬車だった。私はそのまま直進して旧道を南海部品そばまで行き、それから熊谷警察の脇を通り、17号バイパスへ。407との合流あたりで黒田の交差点で見た(と思われる)車両運搬車に追いつく。

結局鴻巣市内のエネオスで給油。往復で126キロ、給油量は4.04だったので燃費は31.18ということになり、以前の燃費よりはぼゔぃたことになり、けっこう意外だった。

エンジンの回り具合は今一だったが、燃費は予想に反して伸びてはいた。

とはいえ、ハーレーは坂道ののぼりで差がつくことはなく、やはり排気量の差を感じてしまう。雨の日にはとても良いバイクなのだけれど。

月曜日, 7月 13, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (米中、もし戦かわば。)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)7月14日(火曜日)
   通算第4600号 (前日発行)
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 米中もし戦わば、「そこには11のシナリオがある」(プラウダ)
  ロシアは米中戦争で最大の漁夫の利が得られるだろうと示唆。
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 プラウダ(英語版、6月24日)には米中戦争、11のシナリオが描かれた。行間には米中戦争への「期待」(なぜなら「最大の漁夫の利」を獲得できるのはロシアだから)がにじみ出ている文章となっている。

 米中それぞれは大規模な軍事衝突への準備を怠っていない。米中の貿易関係に甚大な悪影響を与えることになるだろうが、それよりも深刻な利害関係の衝突が基底に流れているからだとして、プラウダが掲げたシナリオとは、

 第一に中国は「米国が南シナ海における岩礁の埋立に中止を求めることを止めない限り、米中の戦端が開かれることは『不可避的』であると中国共産党系の新聞が幹部の発言として何度も報道している。

 第二に米国の見積もりでは、戦時動員の中国人を1400万人としている。オバマ政権はハッカーを含めずに情報、軍事インテリジェンスに従事する中国人を準戦闘員として捉えている。

 第三に中国は台湾攻撃を想定した軍事演習を大規模に繰り返している。もし中国が台湾を侵略した場合、台湾関係法に依拠して米国が乗り出してくることは明らかである。

 第四に中国の数千隻の『商船』は、戦闘となれば、準軍事目的で転用される。戦争の兵站、後方支援などの目的でこれら中国籍商船は機能的に転用できるようなシステムが構築されている。

 第五に中国は米空母攻撃用のミサイルを開発している(ペンタゴンは、この『空母キラー』と呼ばれる新型ミサイルを脅威とみている


▲中国の戦略ミサイルはMIRV化し、米国とのバランスは対等になった

 第六に中国は核ミサイルの多弾頭化を進捗させており、ミサイルの弾頭数における米中バランスは対等となる。

 第七に中国が保有したMIRV(多弾頭ミサイル)は超音速、そのスピードにおいて米国諸都市に達する時間は想定より早くなったと考えられる。

 第八に潜水艦発射型ミサイルを搭載した中国海軍の潜水艦が、スクリュー音を出さない新型を就航させているため発見がしにくくなった。

 第九に上記ミサイル搭載の潜水艦の基地は海南島であり、南シナ海への出撃ベースとして構築された。

 第十に「ジン級」潜水艦に搭載されているJL型ミサイルは射程7350キロであり、全米50州の軍事目的に向けてほぼ同時に発射されることが可能と米議会報告書は述べている。

 第十一に中国の軍事費は毎年二桁成長を続けてきたが、公式にも本年の国防費は1320億ドル(10・2%増)となった。軍事縮小が顕著な米国と対比的である。昨年も中国の軍事費は1140億ドルで前年比10・7%増加した(ちなみに米国の同年度の国防費は6004億ドルだったが)。

 米国は多国間と軍事演習を繰り返しているが、これらの基本は中国との軍事衝突を前提としたものであり、2009年に提示された「エア・シー・バトル」に沿った演習となっている。

こう見てくると米中軍事衝突は不可避的であるとするのがロシアである。

   △○□ □○ ○○○ ○○
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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  ♪
(読者の声1)元駐中国大使の丹羽宇一郎氏、日中友好協会の会長に就任していました。前任は加藤紘一ですから「日中友好」を看板に税金を食い物にするやからなのでしょう。
 人民網日本語版の単独インタビューではこんな発言も。
「過去に日本は確かに中国に大きな迷惑をかけた。『侵略』という言葉を使うかどうかに関わらず、それが実際の状況だ。安倍政権は過去の政府と同様、おわびすべきはおわびし、必要な回数だけおわびし、それを基礎に日中がどうやって友好発展を共に図るかを考えるべきだ」
http://j.people.com.cn/n/2015/0708/c94474-8917134.html
 ネットの声はほぼ非難一色、「伊藤忠は大丈夫か? 」、「商売人根性がまだ治らんようだな」、「日本国民は伊藤忠商事の社員じゃないぞ」、「潰れちまえ伊藤忠」、「伊藤忠の事業利益の45%が中国関連だから、そりゃもう必死でしょ」などなど。
「伊藤忠の株価、、笑えるwww 」との書き込みもあり、伊藤忠の株価を見ると上海のチャートに連動しています。
http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=8001&ba=1&type=year

 日中友好も日韓友好も必要ないと日本国民の多くは思っています。民主党政権下とはいえ、企業利益を国益に優先させるような人物が中国大使だったのですね。
  (PB生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)ネットの一部でも議論されているようですが、伊藤忠は米国シェールガス開発に失敗して1000億円の損出をだしたばかり。こんどは上海株式暴落で、タイの企業と合同で出資していた相手先中国企業の株価が暴落、最悪3000億円の被害となる計算もありますね。大丈夫でしょうか?



  ♪
(読者の声2)以下の読者のご意見は全く納得できるものです。「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を推薦している、ケント・ギルバートさんの息子さんもいじめにあっていたそうです。
しかしケントさんは「やられたらやりかえせ」と言って教育したそうです。偉いというか、これが当たり前でしょう。
http://ironna.jp/article/958
   (HT生、大田区)



  ♪
(読者の声3)今回の軍艦島の世界遺産の登録騒動では、日本の外務省の「お人よしのお坊ちゃん」丸出しの交渉の実態が露呈されました。
どこの国の人でも、英語で forced to work といえば、physically forced to work under unreasonable conditions and without paymentと受け取りましょう。
これもまた慰安婦強制連行どうよう、日本が自ら貶めたown goalだと歴史に刻まれましょう。
いまさら外務省は「強制性を認めたわけではないことを海外に説明する」なんていっていますが、後の祭りです。
 しかし、ここであきらめてはいけません。外務省のひとには思いも及ばぬかもしれませんが、「失敗やトラブルはチャンス」は世間では常識です。これをチャンスに転用しなくてはなりません。
 一つのアイディアとしては、「日本は軍艦島の世界遺産登録を自発的に除外もしくは凍結します。その理由は韓国の事実に反する意見で世界に日本の名誉を著じるしく傷つけられ、この誤解が消え去るまで十分なる時間がかかるから」と世界中に宣言する事。
これは日本が怒っていることを、そして韓国が信用できぬことを国際世論に訴えるにはかなりインパクトがあるはずです。
 もう一つのアイディアは、軍艦島の現地における説明文に「韓国は、あたかも強制労働を朝鮮人に限って強いられたかのようなことを軍艦島に明示するよう、事前の外務大臣間の合意内容に背いて、要求してきました。
しかし事実は日本人も同様に徴集され同じ賃金が支払われるなど朝鮮人との差別も区別もなく強制労働では全くありません」と外国人観光客にわかるようできるだけ詳細に且つでかでかと掲示するのです。
 このくらいのことを躊躇するようでは、日本は救いようがありません。国内のいじめ同様、国際的にも自国の尊厳を貶める「いじめ」とは「シタタカニ」戦わねばなりません。
(SSA生)



  ♪
(読者の声4)「あった事」を「なかった」とする1989年6.4の天安門事件、「なかった事」を「あった」とする1937年の南京事件、中共政権は党の正統性を主張するため事実と関係なく様々の史説を創作しています。
 実際に戦った国民党は今台湾にいて中共は日本軍とは全く戦っていない。
 にも拘わらず南京事件を記念日にして反日を煽ろうとしていて正に中共は歴史戦争を挑んでいます。
 今回は 元「南京学会」会長の亜細亜大学教授 東中野修道先生に講演をお願いしました。
事前申し込み下さい。当日参加もOKです。
                   記
1.日時:平成27年7月25日(土) 14:00―17:00
2.内容:1400―1530 講演:亜細亜大学教授 東中野修道先生
         テーマ:「南京問題から見えてくるもの」
     1530―1550  質疑応答  
  1550―1700  懇親会
3.場所:たかつガーデン(大阪府教育会館)3F 「カトレア」会議室 
      TEL:06(6768)3911     〒543-0021 大阪市天王寺区東高津町7番1号 
      地下鉄千日前線(又は谷町線)谷 町9丁目下車(北東へ)5分
4.会費:4,500円程度(懇親会費を含む。講演のみは1,500 円)ただし、学生は無料
5. 主催: 弘志会     TEL090-3090-5452
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宮崎正弘の国際ニュース・早読み (上海株価下落防止対策?「もう、遅い」って)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)7月13日(月曜日)
   通算第4598号 <前日発行>
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いまさらどんな手を打っても「もう遅い」って。
   上海株は大暴落の秒読みに入ったと判断できる。
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 上海株式市場で大暴落が始まった。拙著『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社)などで予測してきた通りである。

 中国の金融証券当局は利下げ、預金準備率引き下げ、IPO(株式新規公開)の中断、株購入資金借り入れ条件の緩和など一連の手をうち、それでも効き目がないとみるや、事実上の空売り禁止(「悪意ある空売りは捜査する」といって当局が数社を手入れ)、あまつさえ1400社もの大型株銘柄の取引停止(これは事実上、「市場の死」を意味する)など荒技に出た。

なるほど、実質的な株式売買が市場では行われない中で、意図的に特定の銘柄だけ株価をかさ上げして市場操作をした。このため7月10日の上海株はすこし持ち直したが、手口は見え見えである。

ウォールストリートジャーナルは、「中国の株価安定策、失敗した5つの理由」を次のようにあげた(2015年07月10日)。
 第一に「インデックス先物対策の失敗」である。
しかしヘッジ・ファンドは先を争って株式を売却した(この場合のヘッジ・ファンドとは欧米勢ではなく、香港を拠点に太子党の子弟達が運営するファンドを意味する。江沢民の孫、李源潮の女婿、温家宝の息子等、米国帰りが欧米の禿鷹ファンドなどと組んでいることもある)。
『紅二代』というより、『官二代』という党高官の子弟が多いのが特徴的で、多くが欧米で経済学、新資本主義を学んで帰国したのである。

 第二に不十分な資金が問題である。
中国証券金融が安定基金として存在してはいるが、その元手はわずか1000億元(約2兆円)で一日の売買高の10分の1でしかない。もっと不退転の決意で市場に介入しないと手遅れになることは火を見るよりも明らかだろう。
 当局は証券会社に「売却を急がないよう」と求めたが、自己犠牲をしてまで当局の要求にまじめに応えるファンドマネジャーはいない。

 第三には数々の不適切な対策である。
とくに取引の値幅が比較的安定した大型株を取引停止にしたため、ボラタリティ(乱高下幅)の激しい小型株が売り浴びせられた。投資人口が二億人、80%が個人投資家という中国的特徴を持つ上海市場ならではの現象とも言える。

 第四は「売買停止」が市場に「仮死状態」を強いたことである。

 第五に金融政策のリーダーの姿が見えず、救済策の策定を証券規制当局に任せていることだ。周小川も金立群もどこへ行ったのだ?

 しかしウォールストリートジャーナルの指摘を待つまでもなく、金融当局は共産党トップの顔色を見て政策を決める上、自分たちが責められないために「これはファンドマネジャーが悪い」、そして「海外投機筋の陰謀だ」とするのである。
 だが「外国資本による中国株の空売りが市場の急落を招いた」などとする海外陰謀論は成立しない。

 なぜなら海外投資家の株式保有総額は全体の2%未満でしかなく、建前上、海外投資家も上海と香港市場の相互取引を通してのみ中国の個別銘柄の「空売り」ができるようになったが、「ネイキッド・ショート・セリング」(取引の裏付けとなる株式を確保せずに行う空売り)は禁止されている。
つまり海外ファンドの空売りは行われていなかったのである。


 ▲残された手だては二つしかない

 大暴落は秒読みだが、中国に残された手段はあるだろうか? 可能性は二つあるように見える。
 第一は市場の閉鎖である。
一ヶ月ほど思い切って株式市場を閉鎖すれば、この間に様々な処理が出来るだろう。
なにしろ一党独裁の国ならば、この緊急事態を乗り切る強引な手段も、予測可能である。

 第二は、通貨の切り下げである。
 つまり人民元は完全な変動相場制への移行が難しいうえ、ドルベッグ体制となっているため、対ドル相場を、30%程度切り下げるのである。
 「そんな乱暴な」と思われる向きもあるかも知れないが、実際に中国は1993年にいきなり30%、通貨切り下げを行った『実績』がある。

 これにより輸出競争力が回復でき、若干の海外企業の直接投資も復活する可能性がある。
 デメリットは石油、ガス、鉄鉱石など輸入代金が跳ね上がること、もうひとつは日本に観光旅行へくる中国人の「爆買い」ツアーが激減することだろう。
というより現在の爆買いツアーは、もうおしまいに近く、中国人の発狂的海外ツアーも沙汰止みになるだろう。
 
 かくして中国の発狂的投機の時代は終わりを告げる。

  □○◎ ◇◎ △○□ □○ ○○○ ○○
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1266回】  
   ――「市店雜踏、穢臭衝鼻、覺頭痛??」(岡7)
     岡千仞『觀光紀游』(岡千仞 明治二十五年)

   △
 清末の危機的情況に警鐘を乱打した思想家の魏源(1794年~1856年)を論拠に、岡は自論を展開する。因みに魏源の主著で知られる『海国図志』を手に、我が幕末の志士は世界に目を見開くことを学んだ。魏源は真の学生を、「中土」ではなく日本で得たわけだ。

  ――かつて魏源はアヘンの毒について論じ、「中土の精英」を失わせ、毎年計り知れないほどの金額が消耗されるが、それを塞ぐことができない。底の抜けた甕に水は溜まらないものだ。また、魏源は次のようにも説いている。日本は「水戰火攻(かいせん)」では「中土」のようではないが、厳格な沿岸警備、厳罰、幕府の威令によって「邪教を禁じ。烟毒を斷ち」、結果として軽犯すら犯すことはなかった。確かに清国の「水戰火攻」は西洋には及ばないものの、全くダメというわけでもない。沿岸を防備し「邪」を禁止することが日本に及ばなくても、果たしていいのか。王朝の威令が海外にまで及ばないことは致し方がないことだが、国内でアヘンを販売し、アヘンを吸引する愚民の横行を許していいのか。以上が魏源による「實に沈痛の言」である。だが「中人」はこと此処に至っても「猛省」しない。いったい、これはなんということだ――

 その場に居合わせた友人が名香で練り上げたて作った念珠を見せながら、「路上の汚穢惡臭、人をして勝(た)えざらしむ。故に香珠を手にし鼻端に薫(かお)らせん」と。街に満ち溢れるアヘンの悪臭を防ぐべく香りのいい念珠を首から下げ、常に鼻先にいい香りを漂わせておこうという趣向のようだ。だが、「中土」の街巷は狭隘なうえに塵穢の山であり、とてもじゃないが悪臭を防ぐ手立てはない。かくて香珠は無残にも役に立たない。

 その翌日のこと。西洋の例を挙げながら度々「烟毒を痛論」する岡に堪りかねたのか、友人の1人が反論を始めた。李鴻章は近代化と称して西洋の真似をしたが莫大な予算を投じたものの大失敗で「大いに民心を失ったではないか」と。そこで岡が反論する。
 ――西洋人は近代的な機器を造り、船舶を走らせ、紡織機を使い、様々な産業を興した。やがて富国強兵を達成し、世界に冠たる地歩を築いた。いま、李鴻章が進めている近代化は西洋の良い点を取り入れて自分のものにしようとする試みであり、国の大本を固めようとしているのだ――

 すると友人は、「機器なんぞ聖人の脳中にはなかった。『此徒』が企んでいることは『國人を率い質實を去り、機巧に趨(む)かわしめるのみだ』」と反駁する。孔子は機械なんぞについて説いてはいない。ヤツラが狙っていることは我が民から質実な精神を抜き去り、たんに世故に長けた人間にしようとしているだけ、とでもいうのだろう。それにしても時の最高実力者であった李鴻章を「此徒」と表し軽んずるということは、「洋務運動」と呼ばれた一連の清末近代化政策を進めた李鴻章に対し、余ほどの怨みを持っていたのだろう。

 そこで岡が切り返す、
 ――たとえば周公旦の指南車、孔明の木牛流馬だが、あれは機器ではないのか。聖人は鋤や鍬を考えだし農業を教え、機織り機を造って機織りを学ばせ、鋸や斧を工夫し住居を与えてくれたのではないか。機器でないものがあろうか。いま西洋人は工業を説き、機器を発明しているが、あたかもそれは「中土の聖人」が作って人に教え授けたことと同じだろう。ただ、それを大掛かりにしただけだ。堯舜は人民に善を施した。いまキミは「質實を去り、機巧に趨かわしめる」などと口にするが、バカバカしいのも程ほどにしておくがいいだろうに――

 すると友人は「變色」し、「イギリスやフランスの『豺狼(けだもの)』に『人理(ひとのみち)』が当てはまるのか」と猛然と突っかかって来た。そこで岡は静かに諭す。
《QED》
   ○
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)岩手県の中学生が自殺したということで、例のごとく現場はあたふたと、お得意の「第三者委員会」の設置で「事実調査」を実施したいとか、責任の所在はどこかなど、マスコミも一緒になってさがしまわっているようにみえます。
このような問題が起きるたびに「人の命の大切さを学ばせるべき」とか、カウンセラーの充実とか、思いやりの精神を育む教育行政をといったむなしい発言が飛び交います。
 私の娘はアメリカで教育をうけましたが、やはり日本人であることからか、なにがしかのいじめにあいました。
その時、娘は先生にいじめを訴えると先生は答えたそうです。「断固戦いなさい!」と。
 またもう一人の男の子供も同じいじめにあったとき、まだ英語もろくにしゃべれないときでしたが、徹底的に取っ組み合いと殴り合いを校内で実行しましたが、学校からは何のお咎めもありませんでした。
アメリカでは自己防衛や正義の為には戦え!と言うのが教師も含めた社会共通の大切な「教材」であるからです。
日本ではどうでしょう。
いじめにあった子供は、実力行使はご法度、そして教師は見てみないふりをするなどおろおろするばかり。
それ故、子供は大人が不都合なことから如何に逃げるかといった方法を”存分に“学ぶと同時に、ただただ相手のいじめを甘受し、耐える以外方法はありません。然るにそれが限度を超えると気持ちの持って行き場を失い命を絶つことに繋がるのです。
 また日本では、時々教師が「子供達からどうして人を殺してはいけないのですか?」と聞かれ答えに窮するそうです。この教師の言葉には驚きました。
答えは簡単なのです。
「あなたは人を殺してもよいということは、あなた自身も今すぐにでも誰かに殺されてもよいと宣言しているのですよ!それでもいいですね?」と答えるのが、国際的にはあたり前なのだから。
日本では「人の命を大切にする」教育を徹底させるなどと言った「ふにゃけた」意見が主流ですが、どうして自分の命や尊厳を守るためには時として戦わねばならないという世界では当たり前の事を教えないのでしょうか?
これこそが盛んに探し求められている「グローバル世界で通用する人材養成」となるのです。
そういえば日本国憲法では他人の善意を「完全かつ最終的に」前提とした文脈で書かれていて、それが一番大切だと主張している人が今でも大勢います。ここがいじめのすべての始まりなのです。
(SSA生)


(宮崎正弘のコメント)チャーチルは嘗てこう言いましたね。「若者の怯懦は国を滅ぼす」と。
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宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平『2015年 中国の真実』(ワック、シリーズ第五弾)
 宮崎正弘 v 西部遇『日米安保五十年』(海竜社)   
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何ということだ!!タンク内のモータロイがハーレーのタンクでは覗けたあ!!



たまたま鉄製のハーレータンク、ということでビューエルでは遠慮していたモーターロイの投入、店主の目の前で乗り出す時にコロン、コツンと満タンにしてありますというのを確認する様を装い、投入してしまった。今までの事例では、上から覗いて中の状況が判別できた例はなかった。

で、昨日ご紹介したようにモータロイの効果!?らしき兆候がスポーツスターでも出ているようなので、店主に確認してもらうつもりで、出かけた。その時、ちょうど左側のフットペダルのラバーがグルグルまわってしまう不具合を直してもらうという事も了解してもらい、修理を兼ねて出かけた。一通り修理がおわって、店主に振動の減少や音の変化を実感してもらうために、試乗を勧めた。
ステップのラバーが装着されるパターンは数パターンあるということで、在庫の部品と適合するか確認後、交換作業に入ったが、簡単なようでなかなか外れない。さんざん工具を選び、その工具の先をグラインダーで研磨してやっと取り外せた。ウインカーの接続用ソケットコードでもちょっとした小さな備品の爪が固くて難儀していたが、大柄な部品の一部に日本では考えられないような小さな部品がきちんと収まっていて、その辺が企業文化の違いといえば言える、というような話になった。それで、そういえば、タンクキャップ内の一部にも、ハーレーマークがありますよ、ということで小生のブログ写真を拡大して見せようと、携帯でその画像だけ拡大して見せた。それがトップの写真であるが、それまで気がつかなかったあるものがタンクの底に写り込んでいた。クリックして貰えばさらに拡大するが、左下隅に、あさりの舌のように顔を出しているのがモータロイではないかと閃いた。

そうだ、タンクの形状と満タンにした関係でふだん見えない底が、手に取るように見える、という発見は大いなる驚きだった。

投入する際には、この一部が二個軽くヤスリでバリを取って入れたのだった。それが二千キロ走行後にはだいぶ丸みを帯びて、鉄ノコの後も判別できないくらいになっているようだ。

やはり内部で振動の結果、タンク内壁にあちこちブチあたり、角が取れてその分錫の粉としてエンジンに供給されているのだろう。しかし、その形までわかるとは、とある意味小部品の大いなる驚きだった。

休憩の後、ヘルメットをかぶり店主は試乗に出かけた。5分ほどで戻ってきたが、乗る前から確かに振動はだいぶ減っていますね、といっただけだったが、アイドリングがインジェクションで下がるのは問題だが、上がるのは、エンジンの抵抗が減った事しか考えられないからわるいことではなさそう、と。

しかし、ちょっとその変化に神妙な面持ち。

暑い日曜で、2時過ぎてからバイク店を去り、熊谷の南海部品まで夏用グラブを買いにでかけたが、アイドリングは約1000rpmをほぼキープ。こうしたのんびり走れる場所では十字路でも2速で1000回転でもノッキングせずスルリと走れるようになっている。ステップも左右ともシフト操作でラバーが回転しないタイプに変更してもらった。

買い物の後、暑いしまだ明るいので、行くところといえば140号旧道を通って秩父へ。

いつも混雑で敬遠している天然氷のかき氷でも食べられれば、という魂胆もあった。

秩父市内で燃料警告灯が点灯。そこで給油しUターン。チョイ乗りの連続だったので、燃費は17.85 程度。もう空いたろうと阿佐美冷蔵に行くとバイク用駐車場は進入禁止なっていて、一般用は500円の駐車場しかなくそこももう、オーダーストップらしいよとつげられ、チッ、少し遅かったかと思ったが、長瀞駅付近の別店はどうなんだろうと思いいってみた。
するとやはり行列があって、しかも閉店。しかし、15名ほどまだ待っているので並んでいたら、店長らしき人物が出てきて、私一人が17時以降に並んだので、お帰りねがいますと促す。

しかし、すでに有料駐車場内に止めてしまっているので、どちらの家に駐車料をお支払いすればいいのか尋ねたら、駐車場の管理はしていないが、すでに止めてしまっているのなら、特別に一名だけなのでお並びくださいと変更になった。ラッキー!。

並んでいる客から順々に手渡されるメニュー。
だいぶメニューが変わってきている。昔あったキャラメル味などはないようだ。

メニューを手渡される時、二人いた女子高生か女子中生か服装だけではわからないふたりに委細を聞かれ答えるとラッキーでしたねと言われた。

10分ほどで全員店内に案内された。

特別に返されるところ入店できたので、一番右のメニューにした。

すると、練乳と白蜜のミニポットが付いてきた。この中に何かの豆から作ったらいい白あんが入っていたが、周りはただのカキ氷だけで最初から蜜をかければよかった。

氷がふんわりとしてやわらかく、カキ機の刃の性能が良いらしく、粒つぶ感などまるでない。蜜をかけると淡い飴色に氷が変わる。甘みもマイルド。以前は2杯頼んだ事があったけ。

最後の一歩手前の客たちより早く店を出たが、駐車量の支払い場所がわからない。よく見ると有料と阿佐美冷蔵用の駐車場とはわかれているようだが、早く並ぼうときたので、背中の方向にマイカーがずらりと並んでいるのが、どうやら無料らしい。しかたなく2件の民家の呼び鈴を押して、駐車量を払うべき家を紹介してもらい、駐車場の奥の方にある黒い屋根の家へ行く。

すると比較的若い奥さんが、まだ阿佐美さんとの契約が発効している時期ではないので、要りませんとのお答えで、頑として受け取らない。丁寧にお礼を言って去る。去る時にそこの娘さんらしき制服姿の女子高生に挨拶をされる。やはり奥さんといい、娘さんといいいい家庭と言える雰囲気だったな、と思わされた。しかし、本店の駐車場の案内人もそうだったが、雰囲気が笑顔でよかったなと思った。

ところで、私がビューエルを買った後ぐらいから店に並んだW650、数日前から電話がきているようだったが、今日行ったらとうとう内約済みの札が!。

申込者はハーレー1200のオーナーらしいが、やはりこの機種も欲しいらしい。それじゃ、順序は逆だが小生と同じじゃないか?とさえ思った。走行は私のより一万キロほど少ないらしく、ほとんど同時期の最終型に近いようだが、スイッチオンでメーター内の針が一回転しないタイプ。

今後見られなくなるのかと思い改めて見てびっくり。私のハーレーのラバーマウントと同じようなエンジン全部とフレームとの接続部分がそっくりで、小生のWは3点支持方式でマウントの仕方が全く違う。

昨日は遅くて写真が撮れなかったが、今日は比較のために送ろうと思う。
これは1999年型のリジッドマウントのスポーツスターの図であるが私のW650もちょうどこんな感じで、ラバーマウントされている感じではないが、売約済みのW650は今のハーレーのマウントのようである。今回取り替えたスポーツスターのステップラバーはこの図と同じ方で、チェンジ操作で下部が上を向いてしまってみっともないので変えてもらった。

カワサキさんもマフラーだけではなく、相当短期間にモデルの細部変更を行っていたのかと改めて感じた次第。

ハーレーはブレーキが効かないといわれるが、車体が重いせいもあるようで、車庫へしまう際にもちょっと勾配があると勝手に転がってくれるが、Wはそのつもりで乗って押そうととしたが、転がらず結局降りて押すことに。平坦路でも、動力を切ると、スーと転がっていく感じが強い。これでは急ブレーキは効きづらいかもと思うのは常である。