月曜日, 5月 30, 2016

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (トランプへの熱気、熱狂は本物だった)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)5月30日(月曜日)弐
          通算第4912号 
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 トランプへの熱気、熱狂は本物だった
  クリントン候補に勝てるとする世論調査が圧倒的に
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 ちょうど伊勢志摩サミットとオバマ大統領の広島訪問というビッグニュースの期間、アメリカにいた。
日本にいると分からないアメリカの空気、人々の臭い、現場でしか感じられないことがある。

とくに日本の新聞報道がおかしいと日頃から感じている者にとっては現場を見ないことにはなんともならない。
 移民、男女差、イスラムへの偏見、TPP反対、環境協定離脱、中国製品への課税など、荒々しいスローガンを並べたため、ヒスパニック、チカノの反感は根強く、またアジア系移民、ムスリムの多くはいまもヒラリー支持を鮮明にしている。

しかしリベラル派の若者たちは大学授業料無料をさけぶサンダースへあつまり、民主党の分裂状態は、共和党より劣悪である。ひょっとしてサンダースは民主党大会で指名を得られない場合、独立党から出るのではないかという不安を口にするひとも増えた。

 たしかにオバマの広島訪問はニューヨークタイムズも、ウォールストリートジャーナルも一面トップで報じていたが、テレビニュースをみていると、真っ先に映し出されるのがトランプの動向、ついでヒラリーとサンダースである。
 順番が変わっているのだ。

 おりしも5月25日あたりからアメリカの各世論調査は、トランプがヒラリーとの差を縮めたばかりか、「逆転した」と報じた。熱狂ぶりが異なるのである。ヒラリーはサンダースの猛追にくわえてのFBI聴聞が報じられ、ほぼ「失速」気味である。

 トランプの選挙本部はNY五番街57丁目の摩天楼=トランプタワーだが、テレビの中継車がビルの前に何台も常駐しており、その周りをパトカー。そして常に群衆があつまって騒いでいる。

 一方、ヒラリーの選挙本部はNYクイーンズのピエールワン・プラザビルにあるのだが、行ってみても、周囲に人影もなく、ポスターさえない。
サンダーズ本部はバーモント州である。

 そしてトランプは政治資金の献金を本格的に開始し、集金パーティを連続開催、それもトランプと並んでの記念写真は25000ドル!!

 町では顔がくるくる動くトランプ人形が売り出され、40ドルもするのに飛ぶような売れ行きだ。
ところがこの人形、老舗バーニー社のデザインだがメイドイン・チャイナなのはご愛敬。書店にいけば、トランプ自伝を含め、関連書籍が十種もでているうえ、TIMEが別冊のトランプ特集号(14ドル99セント)を出した。
他方、ヒラリー本は本人の自伝一冊、サンダース本は見あたらなかった。どうやらトランプ現象、一時的ではない。奔流になりそうな勢いと見た。

 TIMEが書いた。
 「1950年の失業率は40%台だった。十年後に4・5%に改善され、多くの家庭では購買力が30%近く伸びたことを実感できた。2008年に起きたリッセッションから、ようやくアメリカ経済は持ち直したが、この間に所得が31%増えたのは僅か1%の富裕層でしかなく、残り99%は、所得が0・4%増に留まった」(同誌、16年5月30日号)。

 トランプを支持する75%のアメリカ人は「所得格差の是正」とその理由に挙げている。

    ◇○○み○○○や△○○ざ○○▽き□▽◇   
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1417回】        
――「支那種族ノ勢力ハ将來實ニ恐ルヘキ者アルヲ信スルナリ」(高橋12)
        高橋謙『支那時事』(嵩山房 明治二十七年)

   △
 6:清朝打倒を掲げる漢族の革命党の反清感情は高まるばかり。そこで「一時ニ蜂起シテ清朝ノ後ヲ襲ヒ長城以南ノ沃野ニ一大新帝國ヲ現出スルガ如キ未曾有ノ大奇觀ヲ呈ス」ることも考えられる。これこそ「東洋未來ノ變局ニシテ清朝最後ノ厄運ト」なるかも知れない。
 以上の基本認識に基づき、高橋は次のように見立てた。

 ――社会の各界各層に根を張り支持者を得ている革命党もあり、その勢力は侮り難い。だが彼らといえども「清朝ヲ覆滅スルニ止」るだけで、最終的には「強國ノ爲ニ蹂躙」され蚕食されてしまうだろうとの見解もあるが、それは「支那種族ノ勢力ト各國ノ關係ヲ度外視シタル無稽ノ言ニシテ取ルニ足ラザルモノ」だ。

 そもそも「滿清政府ハ既ニ滅亡ノ運ニ近ヅキ最早如何トモナス能ハ」ず。その一方で「支那種族ノ元氣元力ハ既ニ勃々トシテ世界ニ雄飛セントスル」だけの潜在能力を備えている。加えるに、世界各地に彼らの仲間を認めざるを得ない。そのことを知るべきだ。

 現在、欧州の強国は国力の増大を目指し、先を争って東洋に出向いて大競争を展開しているが、どの国も「壟斷ノ利ヲ恣ニ」することは不可能である。ましてや「支那人ハ最モ宗?的感情ノ旺盛ナル人民」であるから、「異宗?ノ歐米諸國」が「支那人ヲ主宰スル能力」を持っているわけがない。

 かくて、「彼ノ徒ニ清國ヲ懼ルヽ者ト徒ニ清國ヲ侮ル者ハ共ニ其事情ヲ穿タザル皮相ノ論ニシテ清國ハ今将ニ破裂セントスル一大爆裂彈ニ似タリ果シテ如何ナル奇觀ヲ現出スルカ徐ニ将來ヲ待テ知ベキ而己」と――

  この高橋の考えを言い換えると、要するに、早晩、清朝は崩壊し満州族の天下は終わりを告げるが、反清の立場に立つ漢族によってどのような国家が出現するのか判らない。「長城以南ノ沃野ニ一大新帝國ヲ現出スルガ如キ未曾有ノ大奇觀ヲ呈ス」かも知れないし、そうはならないかも知れない。ただ漢民族の性質からして、「異宗?ノ歐米諸國」に唯々諾々と差配されることもないだろう。留意すべきは「既ニ勃々トシテ世界ニ雄飛セントスル」だけでなく、現に世界各地に出掛けて住み着く「支那種族ノ元氣元力」といえる。

  将来に確たる予測はしかねるが、目下の清国こそ「今将ニ破裂セントスル一大爆裂彈」でもあろう。だから、いずれは破裂するに決まっている。だが、どのように破裂するかは判らない。その実情を知らないからこそ、清国に対する「懼」と「侮」といった両極端の「皮相ノ論」を持ってしまうものだ――となるだろうか。

  ここで再び「結論」の項の冒頭部分を読み返してみたい。
 「清國ノ前途ニ就テハ世人未タ全ク疑惑ノ中ニア」るものの、「清國决?侮ルヘカラス」であろう。清国政府が「鋭意シテ歐米ノ長ヲ採リ富強」に努めているから、やがて「東洋未來ノ覇國ハ清國」になるかもしれない。だが彼らは「頑陋自大」で「外國アル?ヲ知ラス」という欠点を持つ。中央権力の威令が全土に及んでいるわけではないから、やはり「不具國」でもあろう。強国なのか。弱国なのか。近代国家なのか。古代国家の延長なのか。そもそも国家といえるのか。その実態は曖昧模糊としたままで判然とはしない。かくて日本を含む諸外国は、「懼」と「侮」という相反する見解の間で揺れ動くこととなる。

 ――高橋の考えをこう纏めるとするなら、これは我が国において高橋以来一貫して見られる中国観のようにも思える。
はたして日本は、これからも「懼」と「侮」の中で揺れ動き続けるしかないのか。ならば日本と日本人にとって、彼の国と彼の地の民族は永遠に解き難いパズルのまま・・・昔も今も、これからも厄介な隣人であることだけは確かだ。
《QED》

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【知道中国 1418回】        
――「中国では、脱税は国技・・・最大の脱税者は国有企業だ・・・」
   『ネオ・チャイナ』(エヴァンス・オズノス 白水社 2015年)

   △
 「富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望」の副題が物語るように、1978年末に?小平が高らかに宣言した改革・開放によって火が点いた「13億人の野望」は、際限なく膨張する。これに対し共産党政権は、断固として独裁体制を維持しようと手練手管を弄する――「13億人の野望」対共産党の丁々発止・緩急自在の鬩ぎ合いを、台湾から亡命した元世界銀行チーフエコノミストの林毅夫、政府批判を続ける『財経』元編集長の胡舒立、ノーベル平和賞受賞の劉暁波、米国に脱出した「裸足の弁護士」の陳光誠などの言動を軸に、名もなき庶民のありのままの姿を捉えながら、中国の現実を描き出す。

  「中国人の平均収入は一九七八年に一四〇〇元だったが、二〇一四年にまでに四万二〇〇〇元までに」。「一九四九年当時、平均寿命は三十六歳で、識字率は二〇パーセントだったのが、二〇一二年にはそれぞれ七十五歳と九〇パーセントを超えるまでになっていた」。「平均的な市民の食肉の消費量は、すでに一九七六年の六倍に達し」、「ほぼすべての尺度において、中国人はより長く健やかな人生を送り、より高い教育を受けることができるようになった」。「いまという時代は国家が介入することなしに『民衆が個々人の表現の自由を享受できるという、この千年で手にした初めてのチャンス』」とのこと。

 かくして「13億人の野望」は奔流となって、富(カネと豊かさ)、真実(知る権利や表現の自由)、心(信仰や伝統)に向う。「13億人」の心を蝕んだといわれる毛沢東政治の後遺症を癒し、一連の政治闘争の残滓を取り除き、国民の支持を繋ぎ止めるために踏み切った経済――というより金儲け最優先の改革・開放政策の“大成功”が、反対に共産党独裁の屋台骨を揺るがす皮肉な結果を招くこととなってしまった。やはり成功は失敗のモトです。

  だが、だからといって「13億の野望」が共産党独裁を食い破り、新しく輝かしい未来をもたらすなどと考えるのは早計であり、単純にすぎる。ましてや民主主義など。

  「ナショナリズムは、市場経済でありながら社会主義の前衛であるというパラドックスを党が取り繕うことを可能にした」だけでなく、「最後の王朝である清朝が崩壊してから一〇〇周年というタイミングで、中国は貴族制に回帰しつつあることが次第に明らかとなってきた」。つまりは権力と財力が合体した権貴体制による国家支配である。かくして著者は「豊かになり、パソコンが普及し、西洋化が進めば、中国のエリートは民主主義を求めていくという、(天安門)事件後に外部の人びとが期待したようなことにはならないと確信し」たうえで、「むしろ豊かになり、党の支配が強まるなかで、少なからぬ人びとの生活が向上していく限り、理想主義を先に追いやるようになっていた」とも考える。

 「経済成長のなかで、人びとは法律は信頼するものではなく恐れるものだとの見方を強めていった」。「党には偽善がはびこ」り、「メディアは賄賂と検閲で身動きがとれなくなっていた」し、「大企業は利権や縁故主義の代名詞と化していた」のだ。

  林毅夫は「豊かになりたいのであれば政治改革を遅らせる必要があると助言し、そうでなければソ連崩壊後のロシアのような混乱が生じることになると指摘し」、「経済成長を『中国の奇跡』と呼んでいた」。そこで著者は劉暁波の発言を引用する。じつは中国人が目の当たりにしているのは「構造的な腐敗という『奇跡』であり、不公平な社会という『奇跡』であり、モラルの失墜という『奇跡』であり、失われた未来という『奇跡』である」と。共に「中国の奇跡」を掲げるが、「奇跡」の中身は大違い。真反対だ。

  パリ観光を愉しむ会計士は、「あの三〇年間は、いまから振り返れば大惨事」だったと毛沢東時代を回想する。だが肥大化する一方の「13億人の野望」が「あの三〇年間」を遥かに超える「大惨事」を、今度は世界中に撒き散らす・・・限りなく厄介な隣人だ。
《QED》
       ○○○△◎□◎◇○ ○
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 読者の声 どくしゃのこえ ERADERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)戦争を仕掛けた中国になぜ謝らなければならないのだ! ―「日中戦争」は中国が起こした
「史実を世界に発信する会」茂木弘道著(自由社)
 第3回: <本編> 盧溝橋事件・上海事変(南京事件) 
 盧溝橋事件が日中戦争の始まり、と一般的には言われております。しかし、盧溝橋事件そのものは小さな紛争に過ぎず、その延長としての北支事変は、文字通り事変でした。本格戦争は、上海において中国正規軍3万が上海の日本人居留民3万を守る4千2百の海軍陸戦隊に対して一方的に全面攻撃して来たことにより始まったというのが真相です。
 日本政府は、この戦いを支那事変と呼びましたが、これは実態を表す表現ではありませんでした。
中国は全国総動員法を発令し、日本に対して全面攻撃をかけてきたのですから、宣戦布告の有無に関係なく、これは紛れも無い戦争、しかも国際法的言えば、「中国による侵略戦争」であることは、このシリーズの第1回めでも触れました。
 盧溝橋事件勃発の3週間後7月29日には、「通州事件」という日本人民間人を大虐殺する凄惨な事件が起こりました。上海の海軍陸戦隊が、10倍近い中国軍の租界への侵入を防ぐことができなかったら、第二の「通州事件」すなわち「上海大虐殺」が起こっていた可能性がありました。
 大虐殺といえば「南京大虐殺」というプロパガンダが世界に流布されています。然し、こんなことはどう考えても起こり得なかったことであることを、説明しておりますので、是非お読みいただきたいと思います。
 日本語原文;http://hassin.org/01/wp-content/uploads/China3.pdf
英訳文:URL  http://www.sdh-fact.com/book-article/697/
PDF: http://www.sdh-fact.com/CL/Second-Sino-Japanese-War-Part-2.pdf
    (「史実を世界に発信する会」会長代行 茂木弘道)



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(読者の声2)日本文化チャンネル桜からおしらせです。
番組名:「闘論!倒論!討論!2016 日本よ、今...」。次回のテーマは「天安門から27年・本当の中国国内事情と東アジア」です。
放送予定日:6月4日(土曜日)20:00-23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!528チャンネル)
「YouTube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト
インターネット放送So-TV

<パネリスト>河添恵子(ノンフィクション作家)、石平(評論家)、田村秀男(産経新聞社特別記者・編集委員兼論説委員)、チュイ・デンブン(アジア自由民主連帯協議会 理事)
福島香織(ジャーナリスト)、宮崎正弘(作家・評論家)、鳴霞(月刊「中国」編集長)
司会:水島総(日本文化チャンネル桜 代表)



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(読者の声3)宮崎さんが日本にいらっしゃらない間、政局も大きな動きがありました。安倍首相は伊勢志摩サミットの成功とオバマ米大統領の広島訪問という成果で参院選になだれ込もうとしましたが、世界経済の情勢認識について「リーマン前」ということを強引に首脳の共通認識としたため、参加各国、国内の双方から手痛い反発をうけました。
安倍首相にしてみれば、サミットを消費税増税再延期のてことしようとした訳ですが、余りに「あざとい」と受け取られたようです。

 首相にとって予想外だったのは麻生副総理兼財務相から「増税再延期なら衆院解散で信を問え」との反発を受け、谷垣自民党幹事長もこれに同意したことです。これは一種のクーデターと言っても良い事態です。
年齢のことなどもあり、自民党内に麻生氏らに同調する雰囲気はありませんから、国会最終日の内閣不信任案は淡々と否決されるでしょう。
しかし麻生氏らの造反は長期政権をもくろんでいた安倍首相に取って重大な支障になるかも知れません。
(加藤清隆)

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宮崎正弘 v 石 平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
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宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遭『日米安保五十年』(海竜社)  
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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日曜日, 5月 29, 2016

Theorist Ver1.5 完全復活

すでにお伝えしたように、ボケて、Theoristの細かい使用法(今思うと、完全理解もしていなかった!)が、予期せず丁度休みの日にアマゾンから注文しておいた梶原氏のテキストが届いた。うれしいが、表紙を見ると何か恥ずかしい気がして、しばらくページを開いてもよく理解できなかった。

それでもSheepShaver上で文句もいわず黙々と働いてくれるTheoristはもっとも昔のMacソフト風の面影を色濃く残す今では超貴重な文化財でもあると思う。

何日か眺めていても、一方ではMathLabも遅れているがそちらにも期待が移るし、RやOctaveなどにも未練があって、どうしようか中々心が決まらない。

たまたま秩父での仕事が出て、運転は同僚がしてくれたので改めてTheoristのページをいろいろ眺めていたら、35ページに、0.3.6 線形代数 の項目に全てではないがエッセンスが書かれている!?と思った。

行列の入力のパレットにある4行4以上のデータや文字式の入力に関して極めて適切に解説が施されている。(上図4行目以降)

何度か読み返してみて、これで帰ったらTheoristをさわって、それで実行してみようと思い立った。

ただ、現代数学社のBASIC数学に時たま投稿するたしか同姓の梶原〜という教授がおって、Theoristを使っていると目がショボショボしてしまう、などとあまり評価していない書き込みがあり、自分でも使ってみてそれもあたっているなとも思う。また、最初にMathematica2.1ついで2.2が送られてきて大分たってからTheoristを購入、これはどこで買ったかも覚えておらず一応マニュアルがあったが、一目見て数学の専門家が解説したものではないとわかったので、読まずに放り投げていた。

帰って早速試すと、これはRやOctaveでのベクトル入力と同じ感覚とすぐにわかった。
縦ベクトルで36行なら、データ入力後に;をデータのすぐ後ろに打つだけで自動的に?が現れ、入力を要求する。2列のデータなら二列目がすんだらやはり;で??が現れる。この調子で自分のデータも全て入力が終わった。

ただデータの総計が36データ、目的変数は一列、説名変数は2列、36行であり、どうしても縦に長くなるし、転置行列もつくると2行、36列の横長データとなってしまう。
しかも横データの場合、白いノートパッドに数字が並ぶだけで位置情報などの補助が最初と最後だけしかわからず、列ベクトルの自動転置が(多分)できないので、自ら,を打ちながら横に展開させ、チェックのために画像を撮り、印刷して数字の直しや番号のオーバーラップなどを修正した。これが一番手間がかかった。MatLabやOctaveなどは画面上での入力の手間は同じだが、どちらも皆テキストデータなどの入出力機能があって、今回の場合などはそれを行うに限る。


前回Octaveで8データからなる2説明変数の重回帰式をとりあげたが、以前のTheoristでの例と同じデータだったので、そのまま、定数項0の行列に直し、試運転してみた。
結果は勿論あっている。といいたいところだが、最初の4行と最後の4行をあわせたデータを用いたためため、まだ検算をしていない。Octaveのマニュアルにも書いてあったが、エクセルにただ数値を入力しても直に結果は出るが、それでは実力がつかない、と書かれている。

定数項なしの答えが出る直前の状態がこれで、これで実習しておいたので、本番であせらなかった。2行8列のベクトルと一列8行ベクトルのかけ算で、答えが一行2列の出力となる。
左から順々に計算をさせる。

次に難点だったのが代入。2、3列の行列演算だったら良いかもしれないが、ページ2〜3ページ代入すべき変数が離れてしまうとどうするんだろうと一日考えたが、結局コマンドメニューを押しながら目的地までドラッグしさえすればOKとわかった。

8データの時は式を全部表示させて、左から順々に計算させていけばよかったが、36個もあると代入も大変だし、仕方がないので、区切って個別に計算した。

X*Xt(Xの転置)の計算をまず行う。すると(78.963,420.94;420.94,3280.2)が得られ、その逆行列が()^-1で自動的に出てくる。それが、(0.040089,−0,0051445;ー0.0051445,0.00096544)となっている。
次にXt*yの計算で逆行列とXtとを掛けた後に目的変数ベクトルと最後のかけ算となる。

ところが逆行列と説明変数の計算結果はこうした場合、コピー&ペーストが効くかためしたら、可能だったので、そうした。ところが最後のかけ算でエラーが出てしまった。
最初はなぜか不明だったが、最後にかける目的変数(36行ベクトル)とのかけ算ではやはり36列でなければならない、ということで、コピーした逆行列の個数を数えたら一個たりない。

これもプリントして番号を付けていったら最後の一組だけ落ちていたので、その上下2個の値を追加して終了。(-0.02741;0.01348)を末尾に追加。

するとyの代入も済み、演算させるデータを変色(選択)し、処理メニューより計算を選ぶ。すると答えが二つ出た。
Windowsのエクセルで何度も検算した結果と比べると以下のような結果となった。
ここでXの項目は、10センチの枝の直径と、樹皮内部の当年生長量(cc)を表し、yは、その枝から放出される切断後、数時間以内に計測した二酸化炭素量で23℃、一時間あたりの表示である。平成元年の学会で日本語で発表済みだが、公刊しないと意味がないとされる。
梶原氏も国内で和文で発表されたものは雑文とみなされ、英語などで発表しないと業績とみなされないとシリーズ後半の著作中でくどく述べられている。
この起動画面が出るようになったのは買ってから数年後であり、それまではバージョンアップしていたのであろう。SheepShaverのウィンノート版も作り、教え子たちから強制的にウィン派に変更せざるを得なかった梶原先生には、確かCDに焼いたか、USBに入れたかして、Macも壊れTheoristも動かずだろうと推測して、お送りした事がある。勿論雑誌の簡単なマニュアルを同封して。後日、いちおうお礼の手紙が来たが、今はそれも記憶の彼方。

Theoristが動き出した先週の金曜日にアカデミックソフトから連絡がきて、ライセンスナンバーとダウンロード先の連絡があり、こうもタイミングがどこかで合うのも面白いとおもった。
まだ碌にみてもいないが、画面がiMacのスクリーン全体が自由に使える意外には今のところこれといって魅力がないようである。Matrix入力もこちらは5行5列まであるが、Theoristの後継ソフトといわれても見た目はそうかもしれないが、;や、で区切っても行や列数に変化はないようである。ただ、ライセンスは3台のPCまでOKで期間の制約はなくなっている。マニュアルは無いも同然で使って覚えろか!?

梶原教授は、Theoristを最もMac的なソフト、で式の代入も、将棋の駒を指すかのような、代入すべき式をマウスで押さえたまま代入すべき場所に移し、マウスを放す、ドラッグ操作で済む、WYSIWYG, What you see is what you get. 見ての通りに結果が得られ、呪文のタイプの必要は全くない。などとあり、

158Pには、これで京大院入試はおわりであるが、(28)の右辺に上記要領で代入計算させると初期値問題の解を得る。母のほうのソフトTheoristばかり紹介すると娘のMathematicaが嫉妬し母と娘がHard Disk内でトラブルを起こすと困るので、娘の方の顔も立てて、Mathematicaに(6)式を数式処理させて、大学のスパコンに走らせられる様に、フォートラン語で表現させると次頁のとおりである。

とあり、MathematicaよりもTheoristの方が母だとはたとえもあろうが初めて認識した。

追加
いろいろ代入操作をしていたら、いつの間にかyベクトルが消えていたので、また新たに入力しなおした。その初期画面。4個の入力が終われば;をおすと5つめの?が自動的に現れる。

月曜日, 5月 23, 2016

簡単な行列計算

無料とはいえ、Octaveのあるサイトでは企業関係者で50ドル、個人で10ドル、学生で5ドルのdonationを希望しているのでとりあえずPayPalで10ドル支払った。明細を見たら日本円で1145円ほどだった。

 リナックス、Mac、WindowsなどにもOctaveは対応しているが、Mac版はOSX10.10のYosemiteとOSX10.11のEl Capitanにしか最新版が対応してなくて、しかも時としてバグがあるらしいようなことが書いてある。SheepShaverは10.9.5のMaverickまでは動くはずであるが、気持ちが悪いのでMacへのインストールを諦め、昨日会社でしたWinsowsにダウンロードした。
DELLのノートである。狭い部屋なので、このノートが限界である。他にあるMacbookは埃をかぶっているが10.9.5で止めてある。ハードデスクレスなので、いざという時にセカンドマシンにと最初のiMacの後銀座のアップルストアで購入して持ってきた。

このサイトから昨日同様ダウンロードしたが
[   ]octave-4.0.2.zip
[   ]octave-4.0.2-installer.exeだけで今の所動いている。会社では〜.exeファイルをクリックしたらJavafileがないと言われ、元に戻ってインストールし直した。昨年の今頃突然HDが壊れ、新規のHDを入れ直しそのまま使っていたので、今日も何か言われるかと思っていたら、何も言われずOKだった。後で、コンパネで見たら、2013年にはインストールされていた。
今の所、RもOctaveもMatLabも各種のマニュアルを見たりして大変だったが、OctaveはMatLab互換というので、(一部に違いがあるが)今日はOctaveだけにとどめる。

Rの行列の入力方法は今は忘れてしまったが、どこがそう違うのかわからないくらいよく似ているようである。

今日は、昔のTheoristで実行した例の8個のデータだけからなる重回帰プログラムを始めて入力して実行してみた。


最初の目的変数データをyベクトルとして入力。ただし、これは列ベクトルなので、後からy’に直す必要がある。

Mathematicaでは8個のデータでもダメだった。

上のページの3列のベクトルがその演算結果で
y=0.508216 + 0.7758925 x1 + 0.55187 x2
の事を表している。この本によればこの3個の偏回帰係数の元の意味はyは売上高、x1は各支店の広告費、x2は従業員数だそうである。

ベクトルを表す式をかけば

である。ここではCで前半のX’*Xの逆行列を計算させ、Dで後半のX’yを計算させたが、
yは本来列ベクトルなので、y’として置き換えて使用した。

MatLabでは、エラーメッセージが赤で出て注釈文が出るが、Octaveではエラーネッセージだけであるので、最初はどこが悪いのかわからなかった。

その点WYSIWYGになれた場合は、注意が必要である。



日曜日, 5月 22, 2016

MatLabとOctave

ところで、Theoristで行列計算しようとしても、行、列の追加が思うようにいかず、Live Mathを注文したのだったが、まだ届かず、金曜日になって発売元からットラブルがあって、現在遅れておりますとの通知が来た。アマゾンへ頼んだ梶原教授の本はやっと来週火曜日以降に届くと連絡があった。

それで、データを指し変えて計算させようとしてデータを見て驚いた!。なんと、現代数学社の小林教授の多変量解析データの例題と全く同じではないか!。元の日付を見ると上書きされて今年の日付になっており仕方なく触っていないもう一台のマックにある日付を見た。
すると1995年8月15日の作成になっていた。これにはびっくり。現代数学社の例題の数字は1999年発行、雑誌に投稿していたのは一年ほど前だというからそれより3年前にはこのデータの数値が少なくともBasic数学という雑誌には出ていたことになる。
  それで思い出したのだが、このころ著者名は忘れたが、重回帰分析のいろいろな簡単な計算方式の解説特集があって、かなり関心を持って読んだ記憶がある。

行列を使った文字式だと、こんなに簡単な数行で解決するのかと感心した記憶があるから、多分その時のデータを使ったものと思われる。

当時はMSDOSのBASICプログラムで結果を見ていた時代の名残でまだ表計算のエクセルしか他に手段を持たなかったので試しに行ったものと思う。指導教官が、もう研究も試験地も忘却の彼方になってしまい、今後の対応はできませんと正直に手紙に書いてきたのも、頷ける。だから思い立って手元に検証する手段がないと1日でも無駄に過ごすことになる。

それで仕方なく動かない(動かせない) MatLabからいろいろとメールが届くので、電話で今の所まだ動かないんですが、とサポートに電話してみた。するとすぐに出てくれて、状況を話したら、ネットからダウンロードしただけでは、お試し版のライセンス番号が付いておらず、こちらから改めて送ります、との返事が来て、MathWorks JapannのカスタマーサービスのGeri Gerileさんから丁寧なメールが来て、それとは別にもう一度ファイルとTrial IDが送られ、起動できた。

会社のPCでもヤフーなどを開くとMatLabのお試し版の宣伝がやたらと目につくようになって、気にはなっていた。

起動しないので、もう一度電話し、マックのシステム環境設定のセキュリティーとプライバシーを開けて、というところでそうだ、自分で設定できるんだと思い出し、一般の部で全てのアプリケーションの実行許可のラジオボタンをクリックして、Mac Apple Storeからのアプリケーションのみを実行を外せばOK。やはり老化は否めない。
最初はこんな感じでかなり戸惑ったが、なんとかなった。


早速軽く肩慣らし。なぜかRの画面と似ている!。ただ、トライアル版ゆえに今日も残りあと28日で終了と出る。

それまでに使いこなせたいが、こんな広告も見つけた。
なんと、新規購入は無理と思っていたが、こんな方法もあるらしい。ホビーに限定すればいいらしい。

さらに調べていたら、

これで、使える例を覚えようとしたら、Octave、Scilabなどの互換システムがある。
とある。

どこかで話題の偉いと自身で思い込んでおられるらしいお方(同齢)同様、フリーならばやはりありがたい。

昨日、出社した折にPCに入れてみた。なんとか起動している。これは最新版だが、マック版も当然あるが、OSのバージョンでダウンロードが微妙に違い、マックにはまだ入れていない。ちなみに、Octaveとはオクテイブというらしい。


ちょっと見るとRでの演算とほとんど変わらない。今まで、梶原教の影響下で、Theorist
Mathematicaしか目がいかなかったが使える環境ではこだわらないようにしたい。

ここで最近の実行例。


ついで携帯で確認したWolframAlphaで実行した例。

1999年の版でも現代の版でも結果は同じ。

ここで、昔の教科書を中古版で購入した図版を載せる。

林木の枝の呼吸量推定の一般式をこの著者は以下のように一般化した。
これはページの関係で前半部分だけである。
後半分はこれである。

これは、枝の直径階分布がこの著者が主張したようにアカマツなどの樹種で、両対数関係で傾きがー1.5の場合である。

呼吸量と枝の直径との関係が

こうした関係式で現わせる場合の式であり、原報では163式と成っている。αが1.5で式が163式の場合の結果として出ているのであるが、2−1.5=0.5であるからMathematicaでの例のようにIntegrate[Sqrt[x]/(a x^2 + b) , x]の部分がどうしても出てくる。

その結果は形の基本形は似ているが、数値計算した場合は出力がこの教科書通りの式に代入すると結果がマイナスになってしまう。それで、この教科書の出力はミスプリかあるいは元の積分変換が間違いということになる。

同じスクール系の人が積分辞典を引用文献にあげていたので、その時点ではミスがあったと思われる。1999年で積分辞典の表記は50%以上違っていたと発表されたからである。

この教科書は今でも現存しているが、後続の同類書籍ではこうした点は省かれていて何の言及もない。

幸い、アカマツでは、この式を使うチャンスがなく、αのあたいも2前後、呼吸量の計算にも一切関係しない。


土曜日, 5月 14, 2016

忘れれていたもう一つの数式処理Theoristの現状と今後の期待

Rソフトはデータを入力しさえすれば回帰計算などのパッケージなどが付随するいわゆる結果だけを示す統計用フリーソフトらしくエクセルなどとの比較ができればよく、また学会で講演発表済みで、印刷もされていて、英文で発表していないだけである。(第100回日林講、1989。平成元年)

この頃は勤めだした最中で、慣れない測量の実務に忙しく数式処理などにもあまり関心がなく、発表したデータはBASICで組んで動くように手入力したプログラムを使っていた。

出力結果の断片や入力の一部は残っていたりするが、今時BASICなどが動くプログラムなどは見かけないし、第一どうやって動かしたかも忘れてしまった。
これは明日が測量士の国家試験日であり、同僚の一人に明日何度目かの挑戦であるため、金曜日から休んでいる人を思い出して取り出した書籍の扉の裏に貼ってあった資料であり、その頃も行列計算などはまだプログラムしようとしていた名残ではないだろうか?

これは親会社の図書書棚にあった「最小二乗法の理論とその応用」(田島稔・小牧和雄、東洋書店、1988、第二版)の384ページ、水準測量の網平均の実例の実際例の解説ページであり、当時は敷居が高すぎた(今でも)。そのあたりから基本の勉強を始め、同じく書棚にあったMikhail, E.M. (1876) Observations and least suquares. 497pp, Repeinted by arrangement with Harper & Row, Publishers, Inc,. New York
も借り出してコピーして参考にした。著者ふたりは東大地球物理学科卒と天文学科卒である。

勤めだして懐に少し余裕ができて、MathematicaTheoristを購入することができた。当初近くにソフテック(Macとそのソフト)という代理店があり、割引で18万ぐらいで購入できた。それから九大数学科の梶原教授が常連だった「BASIC 数学」を毎月購読して数年続け書棚が一杯になり引越しで全て200キロを超すゴミとして処分された。

梶原教材は主要なものは引っ越してきたが、しばらく数式処理から遠ざかっていたので、その本も探せばあると思っていたが、探しても見つからないので引越しの際に紛失したらしい。
アマゾンで探したら在庫ありというので、注文したがこないので今日追跡したら、お届け日が決まらないので、という。決まったら連絡しますという。誠に残念。

ところで、Theoristの後継ソフトとされるLive Mathというソフトを調べるとあまり情報がなく値段すらもわからない。たまたまアカデミックソフトという会社がそれを取り扱っているとわかり、単独個人で購入しても1.5万だというので注文をして、本日正式に注文が決まった。来るのに数日はかかるらしい。
「納品まで今しばらくお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。

この度は、お手数をお掛け致しまして、申し訳ございませんでした。
引き続きよろしくお願い申し上げます。

アカデミックソフト 
担当名            」

以前にも使った事があり、拙ブログでも取り上げたことがある。
http://yhsvtex.blogspot.jp/2011_05_01_archive.html

この記事も「Live Math  価格」
で検索したら同じページで最初に偶然発見した。書いたことはすっかり忘れたが中身は思い出がある。

エミュレーションでTheorisths自体は完全動作するようであるが、もともと行列の追加入力などの細かい操作は忘れてしまっているので、入力ができない。過去には4❎4以上の行列の演算もしているので、いじってみたがうまくいかずLive Mathを再注文した次第。

上の拙ブログの5番目の図が当時のLive Mathの例で、積分計算の実行例を示している。

ところで、昼食を挟んで情報を見たら、たきさんのホームページには土曜日の情報として
RV・GCRはフィリピン大統領の就任後
というのがあって、ZAPレポートでもフィリピン大統領の仕事を待っているとあったので何のことかと思っていた。彼の就任は6月30日だという。


http://mm-world.jugem.jp

によると色々と解説推測付きで出ている。

だいぶ近附いてきましたね。

元に戻り

Mathematicaで行列の入力はできたが、演算はしない。

標本数は少ないがTheoristではちゃんと計算した。今では追加入力方法が不明なので代替ソフトに期待している。
今度の後継ソフトでも幾行列までなら計算可能なのかはまるで不明なのだ。今度は、ウィンドウズ版、マック版、リナックス版とはいって、ライセンス番号付きだというが、教育用ということで詳しいことは不明。


1999年版のMathematicaをSheepShaverで動かしてみて、数値積分させたが、昔の記事と同じだった。過去には厳密!?な確認をしていなかったが、積分計算は表示形式が微妙に違っても、数値で確認すると同じ答えだった。こうした積分は大学を出た年に出版された教科書に載っていたが、怪しいと思っても当時は追跡できなかった。他の研究者も色々発表しても誰もこの積分式を使わない。小生は元の実験式を少し変形してべき乗式としたものを使用する関係から、結局追求する羽目になったは、やはり違っていた。

その関連で、海外の論文でも、教科書に載ったこの方法は、その後日本国内の誰も追試していないようであるが、正しいのなら野外での手間を省く有効な方法だろうと言われている。多いに納得する部分である。

これは式そのものの問題もあるが、元の提唱者が、アカマツ(実際はクロマツだった)やシラカバなどの陽樹の枝の分岐様式の直径階分布が両対数直線で傾きが一般の枝の−2ではなくー1.5ぐらいとみなせる場合が多いとして提唱したまま半世紀ほど訂正されていない。

実際にアカマツで色々な個体について調べると、ー2となる場合いのが普通のようであり、いつの間にか、ダビンチルールと欧米で言われるようになってしまった。最初、戦後の日本の研究者たちが提唱したパイプモデルセオリーとして出ていたが、その先生方にお聞きしても、当時はダビンチの業績は知らなかったと答えが返ってきた。

あまり慌てて発表するのも良くないが、ガウスのように発表しないのも相手を怒らせる。
私の発表も、いずれ遅すぎる発表となろうが、後で訂正するのに比べた少しはマシだろう。この分野では慌てて発表するようなものは何もない筈と指導教官に言われた。

したがって、長い歴史で見れば欧米の呼び方が学問的には正当性があるようにも思える。http://legacy.jyi.org/volumes/volume1/issue1/articles/aratsu.html




ところで、数式処理ソフトをいろいろ探していて、良さそうだと思ったのに、昔から有名だったMatLabがあり、お試し版なら30日間無料ということで、試そうと思った。

しかし、Mathematica並みの値段だとわかったが、トライアル版なら無料ということでお願いしてみたら、いきなり解凍なしに定位置にダウンロードされたが、インストールしようとしてもできない。



どこをクリックしても、

というメッセージが出てせっかくのお試し版が利用できなかった。

Macの最新グレードアップ版なので、対応していないようであった。

これが昔使ったLibe Mathだが、
メールアドレスも変わり新規ライセンス番号を入力しろとうるさい。番号が来れば、インストールしなくても動くかもと期待はしている。

うっかりOSのアップグレードなどすると取り返しがつかなくなることが多い。

Windows 10 への7月までの無料アップグレードの半強制の通知も要注意だ。
http://beforeitsnews.com/opinion-liberal/2016/05/technology-microsoft-windows-update-kb3133977-is-deadly-2528214.html

私がよく行くサイトでもウインドウズには注意とある。
http://reptilianbuster.blogspot.jp/2016/05/blog-post_28.html

宮崎正弘の国際ニュース・早読み 5/13

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)5月13日(金曜日)
          通算第4902号 
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 ヒラリーは、このところ連敗ばかり。サンダースが予備選挙後半をリード
  他方、トランプの勢いは留まるところを知らず、番狂わせ勝利が射程に入った
**************************************** 

 5月12日、ワシントンDCの共和党全国委員会でトランプ候補と共和党の実力者(下院議長)のポール・ライヤンとの初会合が催された。
 ライヤンは面談後、「まだ党の挙党態勢がくめるという合意には到らなかったが、今後も将来のアジェンダに関して合意を模索することでは『合意』できた。かれは純粋で暖かみのある人間だと感じた」
と前向きなコメントを出した。

同議長はそれまで「トランプを支持する用意は出来ていない」とし、『彼とは政治スタイルもアジェンダも異なる』としてきた。

 共和党全国委員会の前には『アンチ・トランプ』の活動家ら十数名が集まって、『トランプ人形』を掲げ「移民への憎しみ」などと怪気炎をあげていた。

 一方で、共和党の有力な『集金マシーン』として知られるスペンズ・ズゥイックが2月以来、定期的にトランプと面談していることが分かった(NYタイムズ、5月13日)。
ズゥイックはロムニー(マサチューセッツ知事)の懐刀として、またファンド経営に辣腕をふるうことでも知られる。
 共和党は裏面でも、かなりトランプへの接触が増えていることがわかる。

 現時点で、トランプは1086名を既に獲得(過半数1237)、ヒラリーは1716(同2383)。ともに第一位を走るが、過半数を制してはいない。
 ちなみにこれまでの結果、共和党はクルーズが546,ルビオ168,ケーシック154である。民主党はヒラリーを追うサンダースが1453を獲得し、猛追している。

 しかも意外な動静はヒラリーに勢いがなくなっていることだ。
 三月下旬以来、サンダースが勝ったのはアイオア、ユタ、アラスカ、ハワイ、ワイオミング、ワシントン、ロードアイランド、インディアナ、ウェスト・バージニラ州であり、一方のクリントンは人口大州のニューヨーク、コネチカット、メリーランド、ペンシルバニアをおさえたものの、あとはデラウェアとグアムという寂しさを露呈してきた。
 同時期のトランプはユタ、ウィスコンシンの二州で負けたものの、ほかの十州では大勝している。
 

 ▼トランプは『道化師』から「勝つかも知れない」候補にシフト

 一昨日、沖縄で講演した折、「ところで米大統領選ですが、トランプが勝ちそうです」と言ったところ、会場が一斉に「えぇーっ」とどよめいた。尋常ならざる驚きだったようだ。
 高杉晋作は言った。「時と勢いには勝てない」と。
 
ヒラリーは予備選後半で明らかに失速している。
明確にその勢いを失っている。地盤のニューヨークはおさえたものの、優勢といわれた州を次々とおとし、勝利したのはプエルト・リコとか、グアムとかになってきた。

前から言われてきたようにヒラリー・クリントンは「ガラスの天井」を超えないと女性初の大統領にはなれない(拙著『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』、海竜社参照)。
 そのうえ、彼女にはこれからFBIの事情聴取がまっている。「嘘つき」というイメージは固定しかけている

 民主党内には依然として、強敵の社会主義者、バニー・サンダースが予備選に残って闘っているばかりか、このところ、サンダースが連勝しているのは上記にみた通りである。
あの絶対優勢と評されたヒラリーはどこへ行ったのか?

世論調査をみても、彼女への不人気は沸騰しており、『嫌い』というのが『好き』より多い。
好感度アンケートで、これほどの開きが出るとは民主党主流派も「こんな筈ではない」と臍をかんでいるに違いない。
もちろん」「トランプが嫌い」という回答する比率もヒラリーと並ぶほどに大きいが、トランプに嫌悪感を抱くのは殆どが女性である。

 日本の報道がいまもニューヨークタイムズとCNNの分析や予測に偏っているから、トランプは勝つことなど考慮の対象外だった。日本の外務省もそう分析してきたため、日本政府はトランプの情報を3月15日までまじめに集めてこなかった。

共和党がトランプでまとまるという近未来の想定をのぞけば、「勝負は闘う前に明らか」などと民主党陣営は豪語してきたが、最近は「ひょっとして、トランプに負けるのではないか」という本能的な疑問が囁かれ始めた。

昨師走まで、全米のマスコミでもトランプは『道化師』扱いで、まともに取り上げたメディアはすくなかった。年が明けて、トップに立つと泡沫候補とはいえ、「可能性はゼロだが、面白い」となり、三月にフロリダでルビオを撤退させると、『ゼロではないが、限りなくゼロ』という論調となった。

 三月末から情勢が激変し、トランプを見るマスコミの目が変わった。正式候補として射程にヒラリーとの対決が明らかになると、「ひょっとして番狂わせもあり」という予測が増えた。

 しかも、ここへきてのヒラリーのあまりに連敗ぶり、そのうえ、サンダースが党大会で指名獲得できなければ、党を割って、かつてのアンダーソンのように独立候補で出馬に到る可能性がないわけではない。


 ▼トランプに投票しているのは従来、党の予備選に参加しなかった層である

 しかしもっと大事な側面的現象をみのがしていないか。
 トランプもサンダースも党の集票マシーンに依存していない。とくにトランプは共和党の組織的支援がまったくないのだ。
「勝手連」のようなボランティアがつどっており、しかもこれまで党員登録しかせずに予備選には投票しなかった層が、どっと投票しているのだ。
 民主党はさめた有権者が多く、党大会予備選を棄権している層が目立つ。だから、勢いが違うのである。

 共和党の予備選は党主流、保守本流が組織を挙げて推したルビオがフロリダ州でまさかの敗北、そのご、オハイオでテキサスで、それぞれが地盤のケーシックとクルーズが勝ったが、インディアナ州でトランプに負け、両者は撤退した。

 今後、トランプは選挙戦をヒラリー攻撃一本に的を絞るだろう。そしてメディアがトランプの一斉攻撃に移行するだろう。が、FBIのヒラリー聴聞がトランプに味方するだろう。
そして、もし米国でフランス、ベルギーのようなテロが起きると、流れは一気にトランプに傾斜するだろう。

 どうやら米国の選挙戦の勢いが、予期せぬ方向へ迸り出したようだ。筆者は月末にひさしぶりにアメリカへ出かけて、予備選の後半戦を取材することにしている。
            ◇△□◇◎○□▽◇
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  読者の声 どくしゃのこえ Readers‘ Opinions 読者之声
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(読者の声1)今月末にオバマ大統領が広島を訪問することが決まり、今日のニューヨークタイムズ紙では一面で「謝罪をする必要はない」「米国正しいことをしたのだ」「世論も世界の常識も皆そうだ」
といったことがしつこく述べられていました。
ふと思ったのが、もし自分たちに罪悪感が本当に皆無であれば、こんなに何度も同じことを主張するでしょうか?
 悪くない、正しい、と声高に繰り返すのは、無意識にそうしないといけない必要に駆られているから、人類史上最悪の戦争犯罪を犯したのだという事実をしっかり認識しつつもバレては困るから、というふうに、裏から読んでしまいます。
オバマが広島で謝罪をしたら、これまで地に落ちていた彼への評価が一気に上がる、というのが日本人的な考えでしょうが、それはまず期待できないでしょう。
かつて東京大空襲を指揮した米空軍のカーチス・ルメイ将軍は生前「もし戦争に負けていたら自分たちが絞首台に上っていただろう」と述べたとのことですが、ルメイ将軍も東京大空襲や原爆投下が罪なき一般市民を大量虐殺した戦争犯罪であったことをよく認識していたのでしょう。
  (武蔵野の皇国女子より


(宮崎正弘のコメント)そのルメイに日本は、な、なんと勲一等を差し上げました。どういう了見なのか、米国も理解不能では?



  ♪
(読者の声2)桜チャンネルからお知らせです。
「闘論!倒論!討論!2016 日本よ、今...」 
 テーマ:サミット後の世界経済の行方
放送予定日:平成28年5月21日(土曜日)20:00-23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!528チャンネル)
「YouTube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト
インターネット放送So-TV
<パネリスト>片山さつき(参議院議員)、島倉原(経済評論家)
田村秀男(産経新聞社特別記者・編集委員兼論説委員)、野口旭(専修大学教授)
松田学(前衆議院議員)、丸谷元人(ジャーナリスト・危機管理コンサルタント)
宮崎正弘(作家・評論家)
  司会:水島総(日本文化チャンネル桜 代表)

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木曜日, 5月 05, 2016

Rは無事インストールできたが、

今日で、はや連休はおわりである。

何も進歩がなかったように感じる三日間であったが、絶望ばかりではないようだ。

心配だったはじめてのRも、ウィンドウズ版とマック版とそれぞれにインストールして動いた。ウィン版は3.2.5(2016-04-14)であり、マック版は2つあり3.2.1(2016−05−03)と3.30とであり、後者は最新のマックに対応である。日付はおなじ。
丸善で立ち読みした時系列データの解説本には、Windows版をもとに解説などと書いてあったりしたが、LinuxやMacでも使用感は同じであった。

最初インストールした時は、適当な教本がなく立ち往生したが、すぐに200ページ以上のpdf版のセットアップから解説したものが見つかり、参考にしている。ベクトル、行列、関数の定義などがあり、演習問題や回答集ものっており、やはり数式処理ソフトだなと思った。

データ入力編までにおよそ100ページ、その後一番簡単な直線回帰、最小二乗法は170ページあたりからである。

しかし、Mathematicaによる多変量解析もあきらめてはいない。使用されている版は判然としないが、その後現在の版と昔からの3.0版の中間であり、どちらかというと3.0に近いかな!?という感じであり、コンちゃんは騙し騙し使いましょうと教えてくださった梶原教授の教えを思い出し、奮闘中であり、少しわかってきた。

手元には、500ページを超える3.0のStandard Add -on Packagesなる書物があり、これがエミュレーション環境でどの程度使えるか、主要な項目について検討中であり、結構忙しいが、ちょっとした気分転換にはなる。
先ほどは本体のアップデート中であり、紹介できなかったがこれがRのマニュアルの目次部分である。

現行MathematicaはVer.10.xで小生のは9.0であるが、コマンド体系にはそれほどの違いはないとかんがえられる。


昨日ダウンロードしたRのアイコンが見えるアプリケーションフォルダ。Mathematicaのアイコンが二つあるがどちらも容量、機能は全く同じで、購入価格が違うだけ。ホームエディションは個人ユースとして6万円前後だったが、公刊に使用となると正規の製品版を使わなくてはいけないとされていたので、また30数万円払って購入した。しばらく眠っていたが、いざ本格的に使用となったら10.xが出てしまい、しかも内容がかなり変わってしまい、4則演算などは変わらないとしても、便利に感じていたコマンド群は影を潜め、今は使いづらくなってしまっている。

Mathematicaによる多変量解析(現代数学社、小林夫妻著、1996)は使用したVer.の明記がないが、小生のどちらにも一部は使用ができるが、プログラムはエラーが表示される。




たとへば、現代数学社の行列計算によるプログラムでは、プログラム中で、さいごに ] がないと指摘してくる。そっくりそれをコピペして3.0で行ったが、やはりエラーとなり、基本的に同じことを指摘する。 ] 一個、.や,がちがってもプログラムは動かないから、本体の体系がかなり様変わりをしたようだ。特に2000年以降と思う。しかし、発売元や解説書もそうした点にはふれていないようだ。




ためしに、手元の手引書の例題を実行してみたら、判例どおりに動いた。


それを9.0で実行するとまずグラフがだめで、計算もしない。これは相当内部変化がおこっているといえる。現代数学者のプログラムでも簡単なものは、3.0でもきちんと動くから
順を追って、二回以上大きな改訂がおこなわれているようだ。
これは簡単なプログラム(現代数学社)の簡易統計量の一部を求めるプログラムだが、9.0でも3.0でもエラーはでなかった。正し、いちいち必要なパッケージを呼び出す操作は、3.0では可能だったが、9.0ではエラーとなってしまう。Regressというコマンドも最初に気づいたのだが。そうしたコマンドは9.0以降はなくなっている。Fitだけしか使えない。

現代数学社のこの本は。最終的には行列演算をプログラミングしているので、プログラムの正しい構文は不明でも、演算手順がわかれば、数式処理ソフト上で、行列演算を繰り返せば、解にいたると思われた。そして、その延長上にRもあるということになる。

その点エミュレーターとしての3.0は再起動が早く、扱い易い。ただ、Rのほうは専門の統計ソフトとしての出力が可能だという。Mathemaricaを媒介して久しく忘れてしまっていた行列演算を今後楽しもう。


ところで気になって現代数学社の1996年発行とその時代以前のMathematica のバージョンを調べたら驚くべきことがわかった。この教材は一年前から同社発行の雑誌「BASIC数学」に掲載されていた内容を基礎にしたものを改良したと言っているから、なるほどと思った。私が買った3.0の発売はなんと忘れていたが英語版の発売は1996年9月となっていた。
初販が同年12月だから、それ以前の版でなくてはおかしい。それで、それ以前の版は2.2ということになる。梶原先生がやはりこの出版社からお出しになった数式処理ソフトの解説所の例題を3.0で行うと微妙にグラフ関係などが先生の結果と違う例が10%まではいかないが、それなりにあったことを思うと、そうだったのかと思う。以前はエミュレータでも2.2は動いていたが、今度の10.5環境では動かない。
しかしよくまあ、この時代の書籍が一冊売れ残っていたものだと思う。他にフロッピーディスク付きの解説書(朝倉書店)が一冊売れ残っていた。あとはウエーブレット解析用のプログラム付きが一冊、古いところではそれくらいだった。
バージョン1以降の非互換性変更の簡単な履歴もあったが、結構変わっており、現在が10.4らしいが、これも新しくなったためか、かなり修正が繰り返されて、この数字らしい。
その点Rも常に最新のものが無料で使えてなおさら好ましい。
梶原先生はベージョンアップは重くなり、スピードが遅くなり(当時は!?)バージョンアップは大嫌いと仰せられた。Timing[    ]がいたるところで使われていた。