木曜日, 6月 08, 2017

宮崎正弘の国際ニュース・早読み  <ペンタゴ ン報告「中国軍が尖閣諸島上陸急襲部隊を育成」

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)6月8日(木曜日)
        通算第5320号 
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 ペンタゴン報告「中国軍が尖閣諸島上陸急襲部隊を育成」
  ジブチに続き、パキスタンに海外基地建設と年次報告書
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 米国防総省(ペンタゴン)は6月6日に中国の軍事情勢をまとめた年次報告書を発表した。
このなかで台湾への侵攻、南シナ海での軍備増強ならびに滑走路の敷設にくわえ、尖閣上陸急襲部隊の育成を示唆した。

滑走路に民間機の離着陸も報告され、それらはファイアリークロス(永暑礁)、スービ(渚碧)、ミスチーフ(美済礁)、またベトナム領海にあるパラセル群島のウッディー(永興島)には地対空ミサイルの配備が確認されたとした。
中国国防府は、こうしたペンタゴン報告を真っ向から否定した。

 『ザ・タイムズ・オブ・インディア』(6月7日付け)に拠れば、ペンタゴン年次報告は、「西アフリカのジブチに一万人駐在の海外軍事基地を建設中の中国軍は、ちかくパキスタンにも軍事基地を建設する可能性が非常に高い」としていることを報道した。

 ジブチには米軍の空軍、海軍基地があり、その側に中国はジブチ政府との合意に基づいて軍事基地を急ピッチに建設している。
 年内完成という。

 同年次報告は南シナ海の中国軍の動きを詳細に報告しているが、パキスタンにおける可能性に言及したのはおそらく初めて。
 「パキスタンはインドと敵対しつづけ、戦略的に中国の其れと共有する考え方を持つため、インドとしては軍事的脅威が増大する」と同紙は指摘している。

 また新空母の完成は2020年、潜水艦も現有の63隻から最大78隻に増強される可能性を伝えている。

     □▽◎み□◇□や□▽◎ざ□◇□き◎□◇ 
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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1) 宮崎さんの新刊『金正恩の核ミサイル 暴発する北朝鮮に日本は必ず巻き込まれる』(育鵬社)を早速、拝読しました。
昨今の中国、北朝鮮問題はもとより、世界の秩序そのものが崩れ始めているのではないかとの思いを抱いていた矢先、まさに時宜を得た内容でした。
 つきつめれば、日本にとって中国の今後どういうことになるのか、トランプ外交を単なる虚仮脅し(こけおどし)にも見え、むしろ米中取引の危険さえ感じます。そこのところを分析しておられ、たいへん参考になりました。
 危機は目の前、日本としてはこのまま荏苒と時をすごすわけには行きません。とりあえずの喫緊課題は憲法改正でしょう。
   (TI生、千代田区)
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宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2017 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
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日曜日, 6月 04, 2017

3週間ぶりに修理の終わったハーレーを受け取りに

本日昼過ぎに車検と修理が終わったという連絡を昨日から受けていたので、朝から幾分そわそわし、受け取りに出かけた。

購入時、車検もうちに任せてもらえれば3万円代でできますからと耳元で囁かれたのを思い出して恐る恐る経費総額を聞いたら、10万円を切っていた。そして50キロ以上一般道を走行して見て状態を確かめたが、一滴のオイルもれなしの結果に満足した。

ちょうど良い距離として140号の新バイパスと旧道の分岐点近くにある南海部品に代車のスクーターに乗っていて片方だけ落としてしまった布製のグラブを買いに寄った。日曜日の夕方であったが、店内が空いていて、会計の時、余裕がある感じだったので、男性店員にサイドバッグの金具、失くしたんだけど注文できますか!?とせっかくきたので聞いて見た。うーん、実際に持ってきてもらわないと、というので、2年前こちらで?万円で購入したんですけど。三つある金具のうち一個を落としてしまってというと、うちで買ったんですか?と確かめるとその値段だと本皮製になるななどと呟いて店の奥にの棚に並んでいるカタログブックを開いてこのタイプのうちのどれかになる筈で、これだったらまだ取り寄せられるとの答え。それでカタログを携帯で写し、確認したらお願いしますと頼み込んだ。
合わなかったら、合いそうな金具を3個頼めばちぐはぐにはならないが、ちょっと高い。今年の春に会社往復の際、夕方に落としてしまった。やはり、振動の影響が意外と小物の喪失につながることを実感した。

しかし、オイル漏れといい、ビスの紛失といい、この半年学会前に床屋に行った際、店主がハーレーを見に行くようなそぶりをしたのが気になって、じっくりバイクを眺めたらシリンダーやセルモーターのあたりが漏れたオイルでビショビショで肝をつぶした。

そのオイルと埃で汚れたハーレーが半年ぶりで買った時のように蘇った。修理完了まで約1ヶ月を見てくださいと言われたが、三週間で済んだのは、昔は部品が来るのに時間がかかったが、最近は割と早くなり、今回交換したクラッチケーブルなどは2日で届いたからだという。クラッチケーブルは機関側からの取り出しがミッションオイルが入っているところから取り出し口があり、機関側にはオイルシールが付いていても、ケーブル部分のカシメが甘く、そのつなぎ目あたりからオイルが少しづつ漏れていたらしく、ケーブルは大丈夫でも交換せざるを得なかった、という。そのため、ミッションオイルは少なくなった上に交換も長い間していなかったため、墨汁のようにオイルの基質の面影はなく、ひどい状態だったという。今回は買ってから二万キロ以上走りミッションオイルを交換してあるので、ミッションタッチが良く、音も一般のハーレーと変わらないようであり、むしろおとなしい。

おニューになったクラッチケーブル、操作感は少し軽くなった。
左ステップの付け根の下を通ってクラッチ室へ侵入するクラッチケーブル。
古いクラッチケーブルはワイヤをカバーする被覆ビニールと機関側から出ている金属カバーのカシメが甘くそこから常時一定量のミッションオイルが、クラッチ操作の度に漏れ出していたという。
前シリンダーも後部と同様に漏れていて、クランクケース下部に流れていたので、最初前部は漏れが少ないという診断だった。プラグは最初つけたままで2万キロ以上走ったので、もう限界でしたという。

このシリンダーヘッドの隙間の茶色い滲みが今は頼もしい。いつまで持つかだが。

以前はトップのフィンの縁に茶色いオイルが溜まっていた後部左シリンダー。そしてセルモーターのあたりがびっしょり濡れていた。
この辺はエアークリーナーからのオイル漏れでシリンダ基部にオイルが溜まっていたが、定期的な清掃であまり汚れなくなった。
後部シリンダー右側は停車時の角度もあり、汚れなかったようだ。

先日紹介したハーレーのXR1200にはベルトの外側にベルトのブレを抑える働きをするローターが付いていたので、探したら付いていなかった。ビューエルには付いていましたよね、と行ったら、減速比が関係するんですよと言った答えだった。そこからベルトの耐久性の話になり、ベルトが切れる時にはベルトの内側の一番肉薄の谷の部分のどこかに小さなヒビが生じやがて一番最初の部分かどうかはわからないが、そのヒビの亀裂が次第に拡大しやがて切断に至るらしいが、小生のベルト、どこを探しても見つからないと言っていた。要するに切れる人のベルトは5万キロ行かずに切れるし、5万キロ以上でも切れない人のベルトは切れないらしい。ただ。チェーン張りやオイル投与の手間がかからないことはすごく魅力。今年の冬は朝交差点でスタートする時ベルトにかかる荷重音がして独特の軋み音を発していたが、そう簡単には切れそうにもない。

かかった経費

車検持ち込み検査代行料(技術料)                    18,000
諸費用
自賠責保険                            11,500
検査登録印紙代                            400
審査証紙代                             1,300
重量税印紙代                            3,800
ヘッドライト光軸テスター代                                                                                 1,000
スパークプラグ 6R12交換(2個。技術料500込み)          2,408
スペクトロ:HDプライマリーチエーンケースオイル交換        1,700
クラッチケーブル ネオファクトリー571XL 交換(技術料4,000み)                                  8,260
インナーロッカーカバーGK交換 2                  1,120
ロッカーボックスGK交換 2                    3,420
ロアーロッカーボックスGK交換 2 部品油脂(170)技術料24000       24,340 
HD 2607 スクリュー      1                  320
ブリーザーシールGK交換    2                 2,360
ワッシャーGK交換       10                3,250
HD 254632-04 クラッチカバーGK交換 1              480
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
                      小計        69,658
                      消費税         5,572
                                                       諸費用                            18,020
                                                                                       ---------------------------------------
                                                                                       合計        93,250





土曜日, 6月 03, 2017

パイプモデルへの批判!?

これはMacに残っている枝の枝分かれ情報の一部。欧米の学者の手によるものだ。ただこのサイトはMacのOSを10.12.5にアップしたらこのサイトにアクセスできなくなった。
仕方なく、Yosemite仕様の旧機で読み込ます。iOS10.32もソフトウェアアップデートが機能しなくなり、日毎にアップデート待ちのソフトが増加中である。

これは続きである。

このアイディアは文献上はパイプモデルからきていると思うが、欧米の研究者たちに取って代わられたようだ。
生き物たちは3/4がが好きという本(ジョン・ホイットフィールド著、2009.1.30 化学同人。(多様な生物界を支配する単純な法則)という副題がついている。

その192ページから次にかけて

『植物学者は木々の密度が個体の大きさに応じて変わっていくことを園芸の言葉を借りて「自己間引き」と呼んでいる。驚くほどでもないが、木のサイズと個体群密度の関係はべき法則によってとてもうまく記述できる。問題は「そのべき法則はどのような形になるのか?個体の成長につれて、その個体群密度はどれだけ減少しなければならないのか」である。1963年、依田恭二率いる日本人の生態学者チームが「一定面積の植物のサイズの対数とその密度の対数との関係を表すグラフの傾きは-3/2になると結論した。コケから樹木まで幅広い植物を対象としたほかのいくつかの研究でも、同じ種どうしでも異なる種の間でもこのべき乗則が成り立つことを裏づけるような結果が出た。自己間引きは生態学の理論分野でひときわ目立つ存在となり、植物学者は仮設を立てないという原則の例外となった。このパターンは自然を厳密な数学で表現できる稀有な例とされ、「その普遍性は植物生態学において唯一法則と呼ぶに値する」と言われた。

193ページ
  クライバーの規則と同じく、この数学的パターンもなぜそうなるのかははっきりしなかった。最も支持された説は、ルーブナーの体表面積の法則のそれに似た、幾何学的な議論に基づくものだ。植物の体冠の面積 ー植物がおおう地面の広さに相当し、一定の面積内に入る植物を決めているー は円の面積が半径の2乗に比例することから、林冠の半径の2乗に比例する。一方植物の全体積は、体重が体長の3乗に比例するのと同じくその半径の3
乗に比例する。この二つの式を合わせれば、植物の体積が林冠の面積の3/2乗に比例することが示される。式を変換すれば、植物の体積を-3/2乗すると一定の区域で任意のサイズの植物が生育できる数と、成長に従ってその数が減少する割合を示せるはずだ。しかし、やはり体表面積の法則の時と同様に、自己間引きの法則は科学の厳しい検証に持ちこたえられなかった。1980代半ばになって、依田のチームとそれに追随していた人々の、植物のサイズと個体群密度を対比させる方法にいくつかの誤りがあったことが明らかになった。そうした誤りのせいでふたつの特性の関係が実際より強いように見えていたのだ。データを再分析した結果、サイズと個体群密度を結びつけるはっきりしたパターンは認められなかった。1990代半ばまでに、ほとんどの生態学者は自己間引きの研究に見切りをつけてしまった。』

続いて、しかしウエストとブライアンとエンキストは、自分たちの代謝モデルに、その問題を解く新たな道筋を見出した。とある。



今は高いのでやめてしまっているが、natureという科学雑誌を数年購読していたことがあり、ウェスト、ブライアン、エンキストという名前は知っていたが、論文の図を見て、すぐにパイプモデルが背景にあると直感した。吉良龍夫教授(生態学からみた自然、河出文庫、1983)が北方林業という雑誌に確かこの図に似た例を出し、枝の各部をしごいて同じ直径の枝をまとめると皆同じ太さになるというイメージづくりをされていて、わが指導教官もこの先生の著作はそこらへんのいい加減なものではないですよと強調されていた。




そしてこの記述の後でウェストとブラウンとエンキストは、自分たちの代謝モデルにその問題を解く新たな道筋を見出した、とある。
当時は必要になれば読むつもりでストックしていた文献であるが、生き物たちは3/4が好きという本で指摘された自己間引きの法則がこのひとたちによって否定されたことが当時は気にはなっていたが、手元にあるのを教えられるとは、とビックリしている。

おそらく日本の森林生態学者で、このウエスト達の文献を精査している方はどれだけおられるか?

アカマツの枝の直径階分布の方向係数がマツ、カンバ類の陽樹だけは−2ではなく-1.5程度としたのは、自己間引きの3/2乗則の1.5に弟子達が反応し忖度しすぎた結果ではあるまいか!?とさえ当時から思っていた。小生の彼らのクロマツデータの両対数読みからの再現は誤差があると思うが、学会発表時の7号木のB法では通常の最小2乗法でいきなり-2以上の傾きとなっており、最小直径のクラスを一個落としただけでほぼ-2となるクロマツデータから小生のαの新計算法は妥当と思われる。

前述の英国人の著書にも、フラクタル理論は個々の生物に流れ込むエネルギーに何が起こるのかを説明し、それはすべての生物に当てはまるように見える、とある。

194ぺージから
『代謝理論の予測では樹木のサイズが大きくなるにつれて森の密度は減少し、森全体の代謝活動の総量は一定になるはずだ。1998年、ウエスト、ブラウン、エンキストは論文を発表し、小さな草からその10億倍もの大きさの樹木まで、一定区域内の個体数はその質量の-3/4乗の割合で減少することを示した。つまり個体群密度は代謝率が増大するに従ってそれと同じ割合で減少するのだ。植物の質量が100倍になると個体群密度はおよそ30分の一に減少する。つまり1平方メートルの地面に10グラムの植物ならば200本が育ち1キログラムの植物ならば7本が育つことになる。植物の個体群密度のデータは、この予測を支持している。』


これは上で引用した記事の元になった1998年の文献でnature 395,163-165の記事であり、上部の末尾に’ー3/2 thinning law' とあるのは依田らの自己間引き則を指している。下の段のHowever, the theoretical and empirical bases for the density-mass boundary have been called into question 11-18.
では疑問点が文献数で8報も寄せられている。

この論文では総引用文献数は30本であり、依田らの文献がトップにある。Niklas K. J.の論文は小生も引用しようとして数本集めたことがある。しかし、疑問や反論が8本というのもすごい。あれから20年経ち、自己間引きの最多密度曲線の図を商売がら、随所で見かけるがこうした話題はまず耳にしない。提唱者はすでに全員他界されているが.....


金曜日, 6月 02, 2017

学会発表を終わって---枝のαの決定

5月24日までに全試料の枝のαを、それぞれ各試料木(1号木から7号木までの8本
と、元指導教官が自身で立木法で呼吸測定した試料木のうち3個体分の枝の試料)をここでのA法で測った試料データを分けていただき合計11本について個体ごとの枝の表面積と枝の材積の合計を求め、αの推定の元とした。

その前に森林の生態学の方の展開を見てみよう。
続いて
図98とはこれである。
小生の方の展開は以下である。

前回の最初にあるように各枝のKの値は最初は不明である。しかし各個体の枝合計の材積はすでに既知だから、最大直径から最小直径まで釣り竿の繋ぎ竿のような仮想の枝を想定し、一本の長い竿ならぬ枝を考えると竿の長さやその表面積も出ているのでまずその固有のαから計算されるKを求める。この時、αの値は1.0から2.9ぐらいまでの値を想定し、0.1刻みで求めておく。その各Kを元にして枝の表面積を計算し、実測の表面積と一番食い違いの少ない面積となるαを見比べる。するとαの値はただ一つに(0.1間隔ではあるが)選定されるというものである。この手続きはエクセルで実行した。各αに即した積分形式はWorfram Alphaを利用した。

これはあるクロマツの一例である。

C列の2.6とあるのはそのマツの枝の最大直径、D列の0.35とあるのは最小直径、E列は各αの時のKの推定値でありF列はそのKを用いて計算させた枝の表面積である。この表ではαは2.0となっている。G列が実測表面積を推定(計算)表面積で除算した値でありこのクロマツのαは計算誤差があるものの2前後ということになる。


順序が逆になったがA列が散布図のグラフから読み取った出現頻度から求めた各円柱の材積である。そしてB列は各円柱の合計表面積である。各αから推定した実測表面積に最も近い表面積は18359cm2に対して18087cm2ということになり、差は16.49cm2程度の差でありこれはハガキ二枚分程度の差である。

前回表示したKを求める式で材積を使うとこの場合重さを使うのが最も手取り早いのであるが材積の密度の項(ρ)はなくなり
K=4ΣV*(3ーα)/π/(xmax^(3-α)- xmin^(3-α))となる。

α=2.1とするとKは上式より4*A6*0.9/pi()/(C6^0.9 - D6^0.9)となる。上のエクセルではE6のセルの内容である、表面積を求める積分式はαが2.1だと1-2.1=-1.1となるのでπとKをかけ、積分式をかける。



その結果がもう一つ上のエクセルのF列の計算を示す緑枠で囲った式の内容である。
E6*PI()*(-10/(C6)^0.1+10/(D6)^0.1)で枝の推定表面積18087.117・・・が求められる。


最初この計算は昔Mathematica Ver.2.1あたりで各積分式を暗算をすると絶対間違うからと律儀に計算させた記憶がうっすらあるが、今年になってこの式を発見した時は何をやったかすっかり忘れ、深刻に悩んだ。今の現行Mathematicaでは算法などが変わり使いやすかった時のように出力されないので、もしやと思いWolframAlphaを使ったら、昔の柔軟さが感じられたので即利用した。当時は最大直径を示す3号木と最小な地際から二叉の個体しか計算がされていなかった。

今は最初はすっかり忘れていたし、まるっきり理解できないことが10日ほど続き、自己の無能さにかなり落ち込んだが数式処理ソフトと梶原教授の遺産のおかげで絶望はなかった。わからないながらもコピペで残りの8個体全部実行すると途中からどんどん理解が出てきて格段に進み、楽しく検討が終わった。それで、まずアカマツの枝の表面積推定の論文で学会発表を待たずに発表しようと思って、ちょっと儀礼的な手紙を試料をつけて送ったが、20歳前後の年齢差のある元教官からの回答は我慢して来年の学会を待ってとか、いちいち返事はできかねるというものだった。ガン闘病中であるし、そろばんと計算尺くらい、今はエクセルはお使いになられるかもしれないが、内容の理解ができないと正直におっしゃられるので深追いはやめよう。

来年の学会は、今日通知が来たが、なんと高知大学だという。懇親会で高知大学長が何やら挨拶して、高知は鹿児島より宿泊施設が乏しいので、早めに来て欲しいというところは聞き取れたがそれがすぐ来年だとは23年ぶりの今浦島だけにすぐに理解できなかった。とにかくカツオがうまいらしいが、歓声でよく聞き取れなかった。もちろん行きますよ。今年の学会発表にかなり刺激を受けましたし。今まで白鷺城までしか足を伸ばさなかったので、薩摩次は土佐とは粋な計らいではありませんか。今回も次回も若手の高校生への発表場所も考慮中で活力はあるとみた。

結局パイプモデルは西洋にある程度の衝撃を与えたが、西洋の技芸の伝統に負け、大学院に入って数年したら樹木について詳しい西洋の学者たちにパイプモデルと同じことを西洋では500年は早く気づいていたという意味のことが広がった。昨年お亡くなりになった名古屋大学の教授に手紙を出したら、そのことは全然知らずにおられたそうで、皆正直だ。(共同執筆者)

木曜日, 6月 01, 2017

学会が終わって ーーーー4

あっという間に早6月となった。学会発表から2ケ月足らずの5月24日にはデータチェックが一段落し、今度の論文はアカマツ林の枝の直径階分布はこれまで言われていた-1.5ではなく、他の樹種や根茎(系)の直径階分布と同じ-2.0であると正式に英文で出そうと思い始め、元指導教官にも5月25日付で書簡を送っておいた。その返書が昨日届いたが、返書は意外なものだった。文章を考えるのが苦痛なので勝手ですが今後の返信を休止します、とあった。それで、拙ブログで発表の練習を兼ねてそれを発表する気になった経緯を述べることにした。

すでに日本語で学会発表してあるが、論文として発表するにはいくつかの問題点があった。しかし、書いた本人でさえ、どうやってやったか、思い出すのに相当苦労した。ましてや指導教官おや!?といったところであり、思い出して新規に理解し直した自分ですら、時々間違っているかも!?と何度も再計算し直す有様である。

会社にもってきている外付けHDにダブっていくつもあるファイル群から目的のファイルを探し出すのにもやはり2月ほどかかってしまった。Microsoft Excel 97-2004 Workbook (.xls)のファイルで目的のファイルの最初の日付を見ると2003年9月28日などとある。学会発表は1991年の春だから15年ほど後となる。自分は忘れていたが、ブルガリアへ行ってから幹に関する英語論文を書いて受理されたのが2001年1月19日なので、その後第2作目を作ろうと色々努力した跡が窺える2報アイディアと称する書きかけの(英文)論文が8報ほど見つかった。若い番号の日付は2003年4月7日などとなっている(Word文書)。

会社からこちらへ持ってくると最初の日付が全く変わることもあるが、幸い同じMacなので、こちらへ来る前から残っていたファイルを探すと皆残っていたのでそちらは原本として複製してもう1台に移し、万一上書きなどしてしまっても、復元できる。

この最初の学会発表、1991年の発表は今回チェックしてみて数式は大丈夫だったが、審査員が大阪市立大の方で1971年に築地書館より森林の生態学を出された方でコメントなどから、ご本人とすぐに判明。この発表の予稿が事前に発表されると、知り合いの某大学の教授から、枝の表面積の推定って?どうやるんだ?とメールが来たことを覚えている。ただ当時は単に野外で重さを測れば上の式で係数Kの推定地を使えば良いとしたが、1983年以降は、実測の枝の表面積合計と材積合計から(計測誤差を含む)から密度(個体によって0.44から0.54まであった)を考慮せず,、材積からk求める方法に変更していた。その推定したkをもとに表面積を計算し、実測値と比較する方法をとった。

それは大体枝の散布図を見ると大体傾きは(α=2)-2らしいが、個体ごとにばらつき、その傾きが一意的に決めかねる欠点があり、劣勢な試料個体では1.5ぐらいだし、優勢な試料では2以上になるという傾向であった。

さらに測定方法にも最低2方法があり、通常簡単な方法で行えば良いかどうかの問題があった。
測定方法の検討

ここでA法とは今回初めて採用したアカマツの枝を各節毎に切断し、節間長と節の中央直径の最大直径と最小直径を測定し、平均直径を求める。B法とはそれまでパイプモデル理論などの基となった、枝の最大直径を枝の付け根からスタートし、10センチ間隔で枝の先端まで皆測する方法である。B法の方が枝の表面積はよりきめ細かく測定できる利点があるが、手間がそれだけ余計にかかる上に、この研究の出発点となった、アカマツの枝の年齢区分の処理に難点が出る。このA, B両方で通常の最小2乗法で求めるとB法の方が傾きは大きくでる傾向があった。しかし、森林の生態学の著者やその後の研究者らは、最初に決めたアカマツの枝の直径分布の傾きは-1.5と決めてしまっていた。今回のデータチェックでまず気になったことは、どうやったらαの値を一意的に決めれば良いのかということだった。

A法で計測したアカマツ林分の枝の結果を次に示す。

閉鎖した林分の試料であるためか、αのバラツキは大きく、試料数が少ないために決定的な結論が出しづらい結果となっている。

これは試料木一覧の一部である、散布図の例ではページの制約のため6号木しか出ていないが、この6号木では地ぎわで幹がフォーク状に二叉しており、6-2号木もデータ数が少なく鬱閉した林分のため、小個体だからと言って無視できない。ここで、平均直径指数というのは、人間や犬の肺模型の気道の分岐を研究した日本人研究者たちの提唱した論文の用語であり枝分かれの途中で空気がスムーズに流れるために肺の気管の枝分れがどうなっているか生体の気管にプラスティックを注入した試料を細かく測り、そのデータを分析したもので、論文を送ってもらった。

肺の分岐は大体二叉であり、直径指数は3が想定されるが、実際のデータ散布から計算するとそれに近い結果が得られた。マツの枝分れはBifurcationではなく軸から3ないし5とか多分岐であるが計算を進めると2に近くなった。最初これを使おうと思っていたが、数値解析の手法で理解できない部分があったので断念した。フラクタル構造との関係で調べていたら出て来た論文であり、北岡女史は北岡内科病院を継いだお医者さんで、形の研究で農工大の高木隆司(形の数理)研究室へ進み、海外へ出て一時大阪大におられたが、最近また海外におられる様子。

この頃からαの値は2前後との予想が強まっていく。
直径指数の計算データの一部。時期はやはり2003年秋。今回データをチェックし、αの計算法をチェックしたが。なぜこういう計算をしたか思い出せない状態が一週間も続き焦燥感が募りさらにまた一週間ほど悩み、しかし、エラーが出てこないので、最大試料の3号木と最小試料の6−2号木しかやっていなかったので、コピペで残りの試料も全て数値チェッし、計算式を全て書き出し、ようやくかってやった計算の意味がおぼろげながら姿を現して来た。




これは小生が大学を卒業する頃に書店に並んだ築地書館発行の森林の生態学(月1971年6月1日発行)の84ページに載っているマツの枝の直径階分布は他の樹種や根とも違い通常2であるのにマツ類とカンバ類などの一部の陽樹では-1.5に近い場合が多い、という説明資料だ。このグラフをみる限りなるほどマツ類の枝の直径階分布はなるほど-2ではなく-1.5
なのだろうと思う。しかし、彼らと同じB法で測定したアカマツ林の枝の例を見ると通常の最小2乗法でも傾きは(ー)2.04などとなっている。上の図では明らかに根の傾斜とは違うように描かれている。上の図でも最小直径の値はたったの1点、最大直径クラスの値は4点もあり、傾向線はそうした値を考慮していないように見える。数値の大きい試料の影響の方が小さい試料たった一個の影響よりも大きいはずだ。

そこで、学会発表でも使った方法で、両対数グラフから近似値を読み込みエクセルで解析してみた。

エクセルのグラフの右上部分が読み取った全データを最小2乗法で推定すると確かに(ー)1.515となっている。そこで、最小直径だけを外して同様に行うと、右下のグラフとなり、さじ加減で(ー)1.985などとなってしまう。だから計算機が未発達の当時、数値解析などは多分していないだろうし、グラフ用紙にプロットした最もそれらしい傾向線を引いてαは1.5程度としたことは責められない。しかし、現代の発表では適当な話は通らないだろう。
測定値に誤差がつきものだがそれでも得られたデータに対していく通りも傾向線が引けるというのはいただけない。



水曜日, 5月 31, 2017

宮崎正弘の国際ニュース・早読み <ビ ットコインの異常というより、狂気の高騰

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)5月31日(水曜日)
       通算第5310号   
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 ビットコインの異常というより、狂気の高騰
  仮想通貨を裏で操るのは、いったい誰? 何が目的なのか?
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 北朝鮮のハッカー部隊がウィルスを仕掛け、その解除に身代金を要求する事件が続発しているが、支払い手段がビットコインである。
 この仮想通貨の代名詞となったビットコインは、このところ、狂喜、異様、目まぐるしい乱高下を繰り返している。

 平成25年(2013)に初めて一単位が1000ドルをつけたが、二ヶ月後には半分の500ドル。中国の投資家が本格参入を始めた2014年には値を戻していたが、この二ヶ月で二倍という大化け。一日の600ドルの乱高下をしめすことがあり、完全な投機市場となっている。5月30日の終値はなんと2253ドル。

 第一にビットコインがコンピュータ犯罪の身代金支払い手段となって、その方面の需要がある。

 第二に中国人投資家が、中国国債のデフォルト(ムーディズが中国債権の格付けをさげたため)、人民元の暴落を見込して、投機に励んでいる結果とも考えられる。

 第三に、ビットコインが象徴する「仮想通貨」は、600ほどが乱立状態にあり、業界の淘汰を仕掛けている集団があるとも言われる。

 しかし経済原則から言えば、通貨供給量の統計とは無関係の、すなわち「M2」という中央銀行の統計にでない通貨が、異次元から算入しているという異常事態をG20は、このまま放置するのだろうか。
       △○▽ミ□△◎ヤ○◇○ザ○◇□キ◎□◇ 
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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 日本のアカデミズムの西郷研究はここまできた
  西郷の手紙や側近、ブレーンたちの回想などから、客観的事実を積み上げ

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坂野潤治『西郷隆盛と明治維新』(講談社現代新書)
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 来年の大河ドラマは「西郷ドン」(せごどん)、原作があの林真理子。いやはや、いまから出来映えが危惧される。
 客観的に西郷の果たした役割は何であったか? 本書はあくまでも日本近代史の実証追求である。
 概括的な感想を先に言えば、超客観主義。歴史学者としての実証に懸命であることはわかるが、歴史上の人物を動かすのはロゴスではなくパトスである。その熱情、精神に関しての考察が本書では一切ネグレクトされている。
したがってチョー客観的なのである。
しかし左翼の硬直した歴史裁断ではなく、マルクス主義的解釈とは無縁。とくに「軍部独裁と侵略戦争の元祖」などという左翼が戦後つくりだした西郷評価のゆがみを糺し、近代国家をみちびく革命的実践を果たした西郷の実像を追求する。
とはいえ、戦前の「右翼の守り神」的な西郷論とはおおきく距離を置く。西郷こそが近代日本に「議会制」を導入し、封建制の打破につくした最大の功労者という位置づけを科学的かつ実証的に証明して見せる。

 本書のポイントを以下に列記しておくと、
 第一に西郷は「攘夷」にそれほど関心がなかった。むしろ西郷は最初から「開国論」だった。西郷は「国民議会」推進論だった事実経過が、アーネストサトウの回顧録からも推定できる、とする。
 評者(宮崎)から見れば西郷は島津齋彬の薫陶を受け、育てられてお庭番から、薩摩の代表となったのであり、齋彬がいち早く大型船や反射炉をつくったように、西郷は文明の利器には人並み以上の関心があった。
 第二に国家の刷新、新しい体制構想は橋本左内、横井小楠の影響がつよくあり、また西郷は福沢諭吉を高く評価していたとしてその実証文献をたくさんあげているが、西郷の生きていた時代には福沢の『西洋事情』『文明論の概略』はまだ上梓されていない。
 どの著作によって諭吉を評価したのか、不明だとしながらも、その「国際的視野」に西郷は惹かれたのだろうと推測している。
 後年、福沢は西郷隆盛を激賞するが、その『痩せ我慢の記』は勝海舟と榎本武楊への猛烈な批判であり、しかも発表は諭吉の死後である。
 第三に西郷は「海防」には深く傾斜していない点である。
幕末に多くの海防論がでたが、西郷は砲台の建設なんぞより、西洋列強の軍事技術に伍せる産業構造の建設のほうが重要とした。
それには幕末?川体制という諸藩の連立より、中央集権国家への国家体制の変革が重要であり、西郷が努力したのは、そうした政治体制の構築だった。だから西郷は勝海舟よりも、佐久間象山を、もっと高く評価している。

 第四に本書で坂野教授は、従来の安政の大獄の背景を勅許を得ずして条約を締結した伊井直弼の専横、それに反対した勢力への血の粛清だったという見方を覆し、安政の大獄は伊井直弼が、政敵集団である一橋慶喜擁立組の排除にあったとする。つまり後継将軍の選定をめぐる政争とみていることである。
 第五に久光が西郷を遠島処分としたのは、下関に先乗りして待機せよとして藩主の命令にそむき、勝手に京へのぼった僭越行為への怒りという解釈ではなく、西郷が京で、久光が面会・接触さえ禁じた平野国臣と西郷があったことへの処分だったとする。
 第六に禁門の変(蛤御門の変という)では会津と同盟して長州を排除した西郷も、やがて『薩長同盟』へと百八十度態度を翻すが、これは薩摩?川連立から、薩長連立へと『連立相手の組み替え』という政治プロセスとみる。公武合体が後退し、倒幕へと一瀉千里の流れができた。
 第七に「征韓論」で大いに誤解された西郷の真意を迫っているが、この点はすでに多くの類書で解明されている。西郷は征韓論者ではなかった。

 さて本書を通読して、しきりと考えたのは「文章心理学」である。
西郷が諭吉を評価したとか、勝海舟には初対面から「惚れ申した」とかいている手紙を例証に用いているわけだが、書き手の心理は、誰かに読まれることを想定し、周囲を忖度したり意図しての文章の仕上げや練り方がある。行間にこそ真理が隠されている場合もあり、全面的依拠は怖いことが往々にしてある。
 すなわち客観的実証主義の立場は鮮明なれども、本書には精神のレベルでの記述がないことに不満が残る。
それは最終章に西南戦争をたんに「大義なき内戦」と位置づけていることで、この結論には大いなる違和感を抱いたが、紙幅がつきた。別の機会に譲る。

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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1)貴誌5304号(5月25日)の「読者(HI生、市川市)」氏の投稿に、
「外交とは二つの背景が必要です。第一に情報、すなわちインテリジェンス、第二に軍事力です。この二つがない日本が、国際常識としての外交交渉をすることには最初から無理があり、ともかく諜報機関の設立強化、軍事力の強化をはかることが先決だと思います」
と宮崎さんが応えておられますが、正にその通りだと受け止めています。
 知的で剛腕なネゴシエ-タ-もいなければ、インテリゼンスビュ-ロ-も無い国。国家・国民を守る「自衛隊」を憲法違反だとし、憲法に盛り込む事に反対を唱えている似非法律学者や、日本国破壊を目論む、「反日」が蠢く「日弁連」。日本国大丈夫でしょうか。
 千代に八千代へと続く「美しい日本国」を護るためには、前述の連中や組織はいの一番に拘束すべきでしょう。
 また英国お得意の二枚舌、三枚舌外交の典型であり、結局は力のある勢力が勝つのだ。とも仰っていますが、ケント・ギルバ-ト氏よれば、「『バカ』に国防を依存する日本人はもっとバカだ!」、と称されています。
 指摘は正鵠を射ているため癪ですが正にその通りで、国防観を逸し安倍総理を失脚させる事だけにしか能が働かない「夜盗」議員たちの体たらくには心底腹が立ちます。反日「夜盗政権」など金輪際御免です。
 「国防なくして国家なし、国家なくして国民なし」。
 パキスタンの故アブドゥル・カディール・カーン博士は、「国防は常に最悪の状態に備えよ」と教えてあるのに「夜盗」の誘導喧伝で、安倍は独裁者だから早く倒さないと日本国が危ない、などと真剣に弁じる輩もいます。
仰天もので腹を抱えて大笑いしました。
 日本の様な民主国家で独裁者など出ませんよ、出ようがありません。いい年扱いて反日の言動に惑わされたら駄目ですよと諭すと、だって皆言っていますよと「きょとん」としていました。
この様な連中が「清き一票」持っているのですから、「美しき日本」の行く末を真剣に案じています。
    (北九州素浪人)



  ♪
(読者の声2)貴誌前々号(5308号)の書評に関連して、日韓特許係争についてですが、ボスコについて一言。
 新日鉄がボスコに勝ったのは偶然ではないでしょうか?
「方向性電磁鋼板」は中国にて特許侵害でボスコが訴えられたときに、ポスコが新日鉄からの技術を既にXXXX年に使っていると、証言し、新日鉄の技術を使ったことを自白したためではないですか。
真に偶然の他力本願で、たまたま勝っただけです。
   (KOZO)



  ♪
(読者の声3)在日の台湾人の各団体が一致団結し新組織を立ち上げます。
「全日本台湾連合会創立総会」のご案内です。
記
とき   6月4日(日曜)午後六時
ところ  帝国ホテル「孔雀西の間」
参加費  15000円
主催   全日本台湾連合会発足準備会
申し込み 5月30日までに電話(03)3530-0349(杉山)
     メール tehaino@nifty.com




  ♪
(読者の声4)「とびっきりの講演会のお知らせ」です。
記
とき   6月27日(火)PM6:00 
ところ  神奈川県民サポートセンター3F 304号会議室
(JR横浜駅西口徒歩3分ヨドバシカメラ裏手)
演題  「世界の構造転換と日本」
講師   多摩大学学長・(財)日本総合研究所会長 寺島 実郎 
定員   先着90名要予約
問い合わせ先 045-263-0055



  ♪
(読者の声5)北朝鮮に戻された金正男の遺体ですが、まともに葬られたとは到底思えません。もしかしたら、あのミサイルの弾頭部分に入れられて、飛ばされたんじゃないですかね?
 あり得ますよ、あの国だから。
  (HT生、大田区)
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『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
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<宮崎正弘の対談・鼎談シリーズ> 
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宮崎正弘 v 渡邉哲也『世界大地殻変動で、どうなる日本経済』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 福島香織『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、以上三つは1080円)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
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宮崎正弘 v 石平、福島香織『日本は再びアジアの盟主となる』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
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  宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2017 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
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月曜日, 5月 29, 2017

ハーレーの車検兼エンジン整備

仕事の関係で、以前から気になっていた店舗に行ってみた。ここは以前はサイゼリアのお店があり、昨年秋?に閉店しその後どんなショップができるのか気にはしていた。正面左側が16号で旧サイゼリア側から見た風景である。
https://www.p-up.jp/store/5912
こちらは元サイゼリア店舗で、現在は用品類やレーサーなどの展示スペースとなっている。
買ってよく食事した店内がこうした展示品で一杯であり、変われば変わるものだという認識でこれでうまく回転していくのかが気になる。


ドカッティのディアベル。その脇には二台の中古のハーレーが置いてあり、ちょっとした改造が捨てあったので参考までに細部を見学。

実はマイハーレーの車検は5月16日で切れるため、14日に代車のバイクの空きを待って預けたが未だに帰ってこない。前からクランクケースがエアクリーナーから時々吹き出るブローバイガスび混じって出てくるオイルの件は時々拭けば解決なのだが、この春からやけにエンジン後部が汚れると思ったら、なんとシリンダヘッド(特に後部)ガスケットからのオイル滲みが進行していた。

バイク屋さんに見せたら、走行距離を見て、この時期には大体後部から漏れるのは織り込み済みとの事で、車検整備の時にやりましょう、との事で事前に必要なガスケット一式(なぜかシリンダーヘッドの上と下と二枚ある。)は一ヶ月前から取り寄せ済みだったが、ギヤオイルは買ってから一度も交換していなかったので、ローへのシフトの際、他のハーレーとは明らかに違うショック音が鳴り響き、素人眼ににもギヤオイル不足といった感じだった。加えてクラッチケーブルの取り出し位置がギヤボックスから直接出ているため、以前からオイル漏れの構造を内包していた。

バイク屋さんからは修理に1ヶ月ぐらい見て欲しいと言われた。あと半月か!?と思うが、もう少し早くして欲しいというのが人情といったところ。ただオイル漏れは
いずれまた再発することも考えられるし、急いで修理してすぐまた再発は勘弁してもらいたいところ。バイク屋さんは修理途中で必要部品が出てきたら注文から配送まで二週間はかかるからと長期戦を宣告されているのだ。

このハーレーの元モデルはどう見ても2004年式とみられるが、スペックを見たら2009年式となっていた。

しかしこの年式ではキャブレター式であったはずだが、インジェクションが付いていた。オイルタンクのキャップも旧式だ。しかし、フロントのダブルディスクは健在でメーターも標準でダブルのはずだが、微妙なところ。それで一層興味がわく。



フロント側も同じだが、Rの名が付くだけあって、スパークプラグはシリンダヘッドトップと通常のサイドのダブルスパーク方式。シリンダーヘッドからのオイル漏れはまさに左サイドのこのあたりだ。


チェンジペダルはリンク式でステップ位置は後部でより前傾姿勢となりそう。

次に」右サイドを見てみよう。

あれっ!?見慣れたエアークリーナーがない。実はフユーエルタンクの右側下部にデザイン的に一体となって、さりげなく配置されていた。こうすればオイル漏れの対策ともなっていよう。一部旧部品を併用しながら新しい構成となっていて、2009年式というだけあって、斬新な構成である。


車体構成などは基本的に変わっていないようである。
タンク容量などは少なくなっていると思われる。2004年式時のタンク容量は12.9Lとなっている。

排気孔の取り回しもうまく処理されていて、サビもほとんどなかった。伝達ベルトの外側にあるローラーが周囲がスッキリしたために目視可能となった。通常はノーマルマフラーが重なっていて見えないが、ビューエルにも付いていたから付いているのだろう。

フロントホイールは形式をチェックしなかったが18インチだったようだ。






金曜日, 5月 26, 2017

宮崎正弘の国際ニュース・早読み <GPS(衛星測位シ ステム)を持たない北朝鮮がミサイルの命中精度をあげた?

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)5月26日(金曜日)
      通算第5305号   <前日発行>
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 GPS(衛星測位システム)を持たない北朝鮮がミサイルの命中精度をあげた?
   背後に中国の衛星ガイドシステムの支援があるのではないのか?
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 北朝鮮のミサイルの脅威が論じられているなかで、一つ重要な要素が話題になっていない。つまりミサイルの命中精度向上は、いかなる技術によるものなのか、である。
 北が連続的に打ち上げているミサイルは標的にほぼ正確に命中させたとされる。この成功には宇宙に浮かぶ衛星の誘導が必要である。

 北朝鮮はそうしたシステムを持っていない。
 2014年に北朝鮮から中国に派遣された専門エンジニアは、宇宙衛星による測位と、誘導技術をいかに応用し、ミサイルに利用するかの訓練を受けている。
中国が独自に開発した誘導システムは「北斗1」と「北斗2」(コンパス)といわれる。

 米国とEU、ならびにロシアのシステムは一般的に「GLONASS」と呼ばれ、北朝鮮がこのシステムに悪のりしている可能性は捨てきれないものの、消去法で考察すれば、やはり中国のシステムへの依拠であると専門家はみている(アジアタイムズ、2017年5月24日)

 ロシアは北朝鮮の核実験以来、核とミサイル関連のシステムや部品、技術の輸出を禁止してきた。けれどもロシアの開発したGLONASSの関連装置、部品まで制裁の対象となっているかは不明である。

 4月に米国はトマホーク・ミサイルをシリアへ撃ったが、これらはトマホークが内蔵する誘導装置と、宇宙に浮かぶGPSが地中海の洋上にあった駆逐艦からのミサイルを正確に標的に導いた。

 さて中国は欧米ならびにロシアの測位システムとは異なった、独自開発の「北斗」シリーズを構築するため、これまでに20個の衛星を打ち上げており、2020年に合計35個の衛星を宇宙に浮かべると全地球をカバーできることになる。

 「北斗1」は四個(うち一回は失敗)、すべては静止衛星で、長征ロケットによる打ち上げだった。
 「北斗2」は現在までに16個(一回は失敗)、やはり長征ロケットによる打ち上げだが、静止衛星、中軌道のほか傾斜対地同期軌道のものがある。
 北斗は商業用と軍事用に仕様が別れており、現在6億から8億の中国人が使っているスマホは、この北斗のGPSを利用できる。


 ▼西側の衛星誘導システムは、北斗の追い上げに直面

 一方、GLONASSは、米国、ロシア、EUのGPSシステムの総称として使われるが、厳密に言えば、ロシアが開発したのがGLONASS(Global Navigation Satellite Systemの略)で、米国のそれはGPS(Global Positionning System)、EUはガレリオ計画という。

 現在、ロシアはインド政府との協力を得て、24個の衛星、米国は35,EUは4個の衛星が軌道上にある。
 しかし天体の電波障害によって、GLONASSは2014年4月1日に11時間、機能不全に陥り、世界中のユーザーに影響が出たこともある。

 中国の北斗システムは、既存のGPSシステムとは隔たった独自の開発によるもので、軍の仕様はまったく明らかになっていない。しかし、その応用技術を北朝鮮に教えたことはほぼ確実であろう。
        △○▽ミ□△◎ヤ○◇○ザ○◇□キ◎□◇ 
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 本気で理想郷を描き、造った日本の満洲建国。無惨に潰えたが
  満洲は近代国家日本のフロンティアであり、実験場でもあった

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喜田由浩『満洲文化物語  ユートピアを目指した日本人』(集広舎)
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 国家の意思として、巨大な投資をなして人類史上稀な理想郷が半ばできかけていた。首都の新京(いまの長春)には皇帝溥儀の壮大華麗なる御所が建築されていた。仮御所は、現在の吉林大学建築学部の建物として立派に残っている。仮御所の規模だけをみても、凄まじいほどに巨大だった。
 ほかにも日本が新京に建てた夥しい建築物は、現在中国共産党委員会や地方政府、大学、医院、そして行政の機関のビルとして活用されている。
いまとなっては、この立派なビル群が、日本が建ててくれたものであることを知っている中国人は稀にしかいない。
 ハルビンの繁華街も日本が整備した。その名残はハルビンを歩けば随所に残る。そのハルビンの駅舎一等車貴賓室からでて、プラットフォームに立った伊藤博文は朝鮮のテロリストの凶弾に斃れた。
 満鉄は大連から奉天(現在の瀋陽)、新京(長春)、そしてハルピンへと至り、その「アジア号」の特急列車ばかりか、駅もホテルも、世界一の豪華さを誇った。大和ホテルは、いまも大連、瀋陽、長春、ハルビンに残り、ときに映画のロケにも使われている。その繁栄に度肝を抜かれて、夥しい朝鮮人と中国人(とくに山東人)が這入り込み、教育、福祉制度の恩恵に預かり、唐突に日本が敗戦国となると、その富をもぎとり、搾取し、元の曠野に戻った。
 日ソ不可侵条約を破り、侵攻してきたソ連は、日本の工業、生産施設をごっそりと持ち去った。日本人兵も60万人以上連れ去って強制労働にこき使い、6万から7万の日本人がシベリアの凍土に消えた。
満州といえば、したがって悲劇、惨劇の舞台であるのだが、他方で強烈なノスタルジーを誘うユートピア幻想が浮かび上がる。
本書はとくに後者に焦点をあてて、あの時代の面影を、活躍した人物を基軸にしつつ全体像を追求し、豊富な逸話でまとめ上げた。労作である。
その取材にかけてエネルギーも行間からあふれ出ている。
大流行歌手の東海林太郎は満鉄職員だったこと。映画俳優の森繁久弥や加藤登紀子が、満洲生まれであることは知っていたが、三船敏郎の父親が大連で写真館を経営していたことは知らなかった。戦後、三船は一度だけ大連に行き、その写真館の前に立って涙した。
満映と言えば、花形スターの李香蘭こと山口淑子、諜報員を養成したハルビン外国語学院。『赤い月』を書いたなかにし礼も黒竜江省は牡丹江育ちである。
 
さて、新幹線の『のぞみ』と『ひかり』は満鉄時代の特急の愛称である。釜山からハルビンまで一日半で、キップは当時のカネで60円(いまの平均的サラリーマンの月給)だった。加藤登紀子の母親がかいた文章にその記録を著者の喜田氏は探し当てる。
このルートとは別に敦賀港からウラジオストックに船で渡り、与謝野晶子が鉄幹を追ってロンドンへ言った折にも、こおnウラジオーーハルビン路線が利用された。脱線だが、ウラジオストクに与謝野晶子の歌碑があるが、彼女が満鉄の旅の途中で立ち寄ったからだ。その孫にあたる与謝野馨氏も旅立たれた。
もう一つの路線が下関から大連へ船でいき、満鉄に乗り換えるルートだった。三つのルートが平行していた。
本書には最後の大連駅長だった富さんへのインタビューがあり、貴重は証言となっている。
ともかく明治後期、すでに東京、神戸から釜山、ハルビンを経て、パリ、倫敦までの鉄道が一枚の切符で繋がっていた。こんにち北京と倫敦がようやく鉄道で繋がって『陸のシルクロード』と大騒ぎしている中国は、すでにその百年も前に日本が成し遂げていた快挙を知らないのかもしれない。
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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1)貴誌前々号でフィリピンのミンダナオ島に戒厳令が敷かれたと速報があり、翌日から日本のメディアも伝えていますが、あるいはフィリピン全島に拡大適用され、戒厳令は一年続くという観測があります。
 フィリピンに進出した日本企業はかなりあり、みんが、いま影響を受けています。見通しは如何でしょうか?
   (UH生、在マニラ)


(宮崎正弘のコメント)べつに戒厳令がでようとでまいとフィリピンはマニラでも治安が悪く、事実上の戒厳令下。
 テロはまたジャカルタに飛び火しました。もはや欧米に限らず、テロは世界的規模です。
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      韓国は壊滅するか、新大統領はどうでるか?
 ●本書の特色は米国(+韓国、日本)vs北朝鮮(+中国、露西亜)という構造的対決図式から離れて、北の思惑、韓国の特異な動き、トランプ政権の対応、中国の路線変更、そしてロシアの積極的介入と六つの章に分け、それぞれの政治的思惑、情勢、背景を、別立ての章で論じながら、総合的判断の材料を提供する。 
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『世界大乱で連鎖崩壊する中国、日米に迫る激変 』(徳間書店、1080円) 
『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円) 
『中国大恐慌以後の世界と日本』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
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『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)

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<宮崎正弘の対談・鼎談シリーズ> 
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宮崎正弘 v 渡邉哲也『世界大地殻変動で、どうなる日本経済』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 福島香織『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、以上三つは1080円)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
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宮崎正弘 v 石平、福島香織『日本は再びアジアの盟主となる』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
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水曜日, 5月 24, 2017

宮崎正弘の国際ニュース・早読み <フィリピ ン政府、ミンダナオ島に60日の戒厳令を発令

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)5月24日(水曜日)
        通算第5303号 
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 英国の自爆テロ、ISの無差別殺戮テロが世界を覆っているが
  フィリピン政府、ミンダナオ島に60日の戒厳令を発令
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 北京の一帯一路フォーラム出席の後、モスクワを訪問中のドウテルテ・フィリピン大統領は5月23日、ミンダナオ島に60日の戒厳令発令を決めたと発表した。
 ダバオ市長と永年つとめ、麻薬密売など凶悪犯を片っ端から逮捕、殺害に踏み切っているドウテルテ政権は、その強硬手段を国際社会から批判されてはいるが、フィリピン国内では絶大な人気を誇る。

 フィリピン外交筋によれば、北京で一帯一路フォーラムのあと、習近平との個別会談に臨み、ドウテルテは「スカボロー礁は我が国の領海であり、われわれは海底油田の掘削を始める権利を有する」と言ったところ、習は慌てて「われわれは友人ではないか」と空気を和ませようとした。
ところがドウテルテ大統領はなおも引き下がらず、さらばと習近平は「力を用いるなら、つぎは戦争だ」と恐喝的な言辞を吐いたという。

 米国に対しても「人権批判などと偉そうなことをいうな。米国はフィリピン人を40万人も殺したではないか。二年以内に米軍は出て行って欲しい」と暴言をエスカレート、手をつけられない狂犬と一部米国のメディアが皮肉った。

 しかし、ドウテルテのアキレス腱は、出身地のミンダナオの治安悪化である。ISに繋がる過激派の跋扈に武力鎮圧でのぞんできたが、武装集団はなかなか壊滅出来ない。

 とくに同島内ラナオ・デル・スール県のマラウィ市(人口20万人)に潜伏しているISのテロリスト殲滅作戦を展開中に、フィリピンン国軍兵士、警察官ら三名が殺害された。

 これはFBIから500万ドルの懸賞金付きで手配されている国際テロリストのイスニロン・ハピロン(51歳)が、ことし一月の空爆で負傷し、マラウィ市内に逃げ込んだからだ。

 イスニロンは、2014年にアメリカ人など外国人目標のテロ、誘拐などに関連し、また彼はアブ・サヤン(武装テロリスト集団)の副司令官を務め、現在もミンダナオ独立などと主張してISに繋がる過激武装組織「マウテ集団」(50名の武装過激派)を指導している。

 フィリピンはIS殲滅のため、戒厳令を施行したうえ、マラウィ市を封鎖、電気を止めて軍隊を突入させる構えという。

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 楠木正成が歴史教科書から消され、若い人が知らない武将となった
  「建武の中興」は、いまや「建武の新政」などと教えている

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家村和幸『真説 楠木正成の生涯』(宝島社新書)
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 題名から類推すれば楠木の伝記と誤解しがちだが、かれの勤王の生涯を、物語風ではありながら、むしろ戦略と戦術を緻密に検証しつつ、一貫したかれのテーマは何であったか、究極的に彼が率先し、後世に残した指導者像、その指揮力、指導力、管理力を描く。
 孫子を応用した経営学は多いが、楠木の経営学的視点からの考察は珍しい。
 世に楠木正成物語は多いが、勤王の熱き心を強調するあまり、情緒的に過剰な表現が多く、また左翼の批判は勤王一途とは時代錯誤的だと単純に説いておしまいという表現や、小説が目立った。
 著者の家村氏が採り上げるのは、こんにち誰も顧みない『太平記秘伝理尽?』(「?」は「金」編)という書物である。いわゆる「『太平記』読み」は多いけれども、この書物は注目されることが少なかった。しかし平凡社東洋文庫には収録されている。
 この書物の中で、楠木正成がいかに優れた戦略家であったかと同時に、人間洞察に鋭く、人物の評価、配置。そして信賞必罰の掟の重要性を、正成が闘った全ての戦闘を教訓化し、そのたぐいまれな統率力とリーダーシップの妙を説いている。
 楠木正成は赤坂城に挙兵し、天王寺迎撃戦を戦い、千早城での奇襲、謀略。そして飯森城攻略、京洛の戦いから湊川まで、それぞれの戦場、陣の取り方、戦闘員の配置などを具体的に語る。
 この統率力、組織の有効活用は、優にこんにちの企業経営のマネジメントに活用できるが、そのことは措く。
 楠木正成は歴史許教科書から消され、若い人が知らない英雄となった。「建武の中興」は、いまや「建武の新政」などと教えている 
 楠木正成は『太平記』にあらわされ、人口に膾炙したが、桃山時代に京都の僧が、名和正三から伝授された『太平記秘伝理尽?』を研究した。その後、加賀前田藩に伝わり、「江戸時代に入ると、版を重ねるようになって」、広く日本でも流布され、「兵法の流派を超えて大いに普及した」。
山鹿素行は、この書を最も愛読した。
 山鹿流軍事学は赤穂浪士ばかりか、長州にあって吉田松陰に受け継がれ、当然だが、西郷隆盛も読んでいただろう。
 余談だが、豹者(宮崎)は、僅か二回だが、河内長野から千早城、赤坂城を回ったことがある。
二回目は時間がなかたtので、タクシーで石平氏と一緒だった。千早城ではたと考えたのは、この山城、持久戦には弱かったのではないか、飲料水をどうやっていたのかという誰もが考える疑問だった。
本書ではやはり敵将が千早城攻略を前に、山城なら「渓流のわき水を組んでいると考え、水攻めにしようと図った。そこで、千早城北東の谷川の水源地を見はらせた」(88p)とある。
ところが千早城は籠城戦を長期間耐えた。じつは「楠木正成は城内に湧き水や雨水などで用水を確保していたほか、山伏等が秘密の湧き水場所を知っていた」からであった。
 
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 ユーゴの中国大使館はアメリカの秘密兵器F117のエンジンを回収していた
  海南島では米軍偵察機が体当たりされ、機体の秘密が盗まれるところだった

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藤井厳喜 vs 飯柴智亮『米中激戦!』(KKベストセラーズ)
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 副題は「いまの自衛隊で日本を守れるか」とあるように、目の前の軍事的危機をいかに回避するか、いや回避できなくなった場合、日本はどうやって生き残ることが出来るかを縦横無尽に語り合った独特の防衛論である。
 藤井さんは国際政治学者だが、対談相手の飯柴智亮氏とはいったい何者か。
かれは自ら志願して豪から米軍に入隊し、アフガニスタン、イラク戦争を戦った歴戦の勇士、元米軍大尉である。
自ら外人部隊へ志願して闘った先人には柘植久慶氏もいるが、戦場をしっている数少ない日本人だ。
 じつは評者も、二度ほど飯柴氏に会ったことがあるが、アフガニスタン戦争の時、キルギスのマナス空港に待機したこともあると言うので、アフガニスタンの実際の戦闘について話を聞いたことがある。
 それはさておき、本書の議論は朝鮮半島有事、台湾、南シナ海へと広がり、具体的には地政学、政治学、そして軍事作戦。とりわけ米軍が用意しているシナリオで、米国軍人しか知らないプランがあることなど、はじめて訊くような内容が沢山盛り込まれている。
 2001年、米軍機が海南島で中国軍機に接触され、強制着陸させられた事件は記憶に新しいところだが、飯柴氏がいうには、『ラムスフェルド国防長官は、決定的に中国が大嫌いになった。自分はそのとき現役でしたから雰囲気をよく知っていますが、あんなことをする中国は完全に敵。アメリカは一気に反中に染まり』対決姿勢を鮮明にしようとした矢先、911テロ事件が起きた。このため、アメリカは中国敵視政策を曖昧として中断した。幸運だったのは中国である。
 しかし1999年、ユーゴスラビアの中国大使館『誤爆』について、飯柴氏の分析はこうである
 「アメリカはF117という最新鋭ステルス機を投入していた。ソ連製のミサイルでユーゴが撃墜したときに、中国は、「エンジンを回収したらしい」うえに、それを「中国に運び出されるというときにアメリカは(中国)大使館を爆撃しました」(62p)。
 奇々怪々の軍事的駆け引きは政治の舞台裏でつきものだが、評者が訊いていたのは、ユーゴの中国大使館が情報工作の拠点であったため『意図的』な誤爆に踏み切ったというもので、直後、北京のアメリカ大使館は火炎瓶の襲撃を受け、米国大使は命からがら逃げだしたものだった。
反米暴動になったため、アメリカは中国との対決姿勢をまたも緩め、クリントン政権は「戦略的パートナー」「G2」などと中国に対しておべんちゃらを言い出したのである。
  こんかいも状況は酷似する。
トランプは中国との対決を辞さずと姿勢を改めたとき、北朝鮮ミサイル危機がおこり、当面、中国を制裁共同作戦の相手とする。またもや中国は幸運であり、勘ぐれば北のミサイル実験は中国のやらせという陰謀説も成り立つ可能性がある。もちろん、本書ではそこまで言っていないが。。。。
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1575回】        
――「正邪の標準なくして、利害の打算あり」――(?富14)
   ?富猪一郎『七十八日遊記』(民友社 明治39年)

    ▽
 かねがね思っていたことだが、「道を憂へて貧を憂へすとか、身を殺して仁を成すとか、其他種々」の孔孟の“尊い教え”は、誰にも否定できない。いわば人倫上の正義であり真理でもあろう。かくも気高い志は誰もが否定はできないが、同時に実現できるわけではない。たとえ逆立ちしたところで。

 たとえば孔子は「克己復礼」を掲げ己を克服して「礼(=天が示した人倫・本源的秩序)」を地上に実現することを、毛沢東は「為人民服務」を言い募り己を棄て「人民」の「為」に「服務(つくすこと)」を求めた。「克己復礼」であれ「為人民服務」であれ、そのこと自体、誰にも否定できない崇高な行為ではある。だが、艱難辛苦の学問的研鑽を重ねたとしても、「克己復礼」は努力目標にとどまりこそすれ、実現は不可能だ。政治の力を以てしたところで「人民」から強制的に私利私欲を剥ぎ取ることができない以上、「為人民服務」は人々の行動を雁字搦めに縛り付ける強制的行動基準でしかなかろうに。そんな所謂カッコつきの正義を実際に政治の場で実現させようなどと、ウソに決まっている。

 ということは、便宜主義の塊ともいえる毛沢東の「為人民服務」から?小平の「先富論」「白猫黒猫論」「韜光養晦」、江沢民の「三個代表論」、胡錦濤の「和諧社会建設」、習近平の「中華文明の偉大な復興」「中国の夢」まで、極論するならば、その場凌ぎのウソの塊。そのウソの塊を信じ、実現すべく努力するフリをする。

 そういえば文革時、誰もが毛沢東バッチを胸に留め、かの『毛主席語録』を狂気のように打ち振っていたものだが、あれも、ヒョッとすると毛沢東を崇め奉っているフリだったと考えれば納得もいく。あの時代、毛沢東の胸に毛沢東バッチは見られず、その手に『毛主席語録』は握られてはいなかった。毛沢東は毛沢東を崇め奉るフリをする必要などないからだ。ところで北王朝では金日成は金日成バッチを、金正日は金正日バッチをしていなかったはず。そこで金正恩はどうだろうか。そのうち『金委員長語録』なんてシロモノが出回ることになるのだろうかスミダ。

 (12)【殉國の馬鹿者】=宋代に宰相の秦檜が宋を侵略した異民族の金と和親条約を、李鴻章が満州をロシアに譲り渡す秘密条約を結んだのも、とどのつまりは「孔孟の?旨を、遵奉したるものと見るの外はなかる可く候」。だが、徳富の見立てに依れば「國に殉し君に殉するか如きは、寧ろ支那に於ては、調子外れの無法者の所爲」であり、それゆえに「國に殉し君に殉する」といった行為は「陽には奨美せられつゝも、陰に馬鹿にせられつゝあるは、殆んと怪しむに及はす」であったそうな。

秦檜に敵対し断固として宋朝を守ろうとした「岳飛の墳墓は、堂々として、忠臣の標本となり、秦檜の石像は、其の墳前に、囚人の姿に据へ置かれ、如何にも忠奸の區別、百世の下、凛善たるか如」きだが、それは表向きのこと。「支那人の胸中には、岳飛を憐み、秦檜を羨む者のみと申しても」、強ち間違いはないだろう。


古来、岳飛廟の参詣客は、先ずは「囚人の姿に据へ置かれ」た秦檜の石像に向って放尿する。異民族に対し敢然と戦いを挑んだ岳飛を讃え、漢族を蛮族に売った秦檜に対する軽蔑の意を表す。いわば石像とはいえ小便塗れの屈辱を味わせ、民族を売るという許しがたい罪の重さと、その反対の民族守護の気高さを満天下に示そうというのだろう。だが小便には別の意味があるようだ。

 「秦檜の石像に向て、放尿すれは、養蠶か當るとの呪いに外ならす。何時も養蠶の季節には、近傍の農民共、出掛けて一齊放尿するの由にて候。果して眞なりとせは、扨も興の醒めたる話に候はすや」。いや「果して眞なりとせは」、興の募る話にて候デ、ゴザル。
《QED》

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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1)貴紙5月22日(月曜日)弐、通算第5301号で南米のインフレの事例がご紹介されておりました。
20年以上前、南米を商用で回った時の記憶ですが、アルゼンチンのブエノスアイレスの銀行街を歩いていた時、ある銀行の店頭に「定期預金」に「一週間」のモノもあることを知り、驚きました。
それ程インフレ率が高い時もある具体例です。貴文中にもあるとおり、「インフレが起こる主因は通貨暴落であり対外債務が多ければ多いほど、ドルに対しての通貨価値が下がる。ベネズエラがとった手段は通貨の増刷であった。だからベネズエラの為替相場が暴落した。」。
このことと直接関連するのかどうかわかりませんが、一つご教示頂きたいことがあります。5月3日から22日まで欧州5ヵ国を2年ぶりに商用で回ってきました。
クレジットカード(プラスチックマネー)とビットコインのことです。
今回、回った国の一つにアイスランドがありました。偶々週末をまたいで、4日間、レイキャビックに滞在した折一度も現地通貨のアイスランドクローネを現金で使うことなく過ごせました。
観光で回った国立公園のトイレが有料でしたがそこにもクレジットカードの機械が設置されて、200クローネ(約200円相当)をカードで支払った。タクシーもコンビニでの小口の買い物もすべてクレジットカードですみ、ドルなりユーロを換金する必要はありませんでした。
帰国後、新聞で、ビットコインが急速に(?)普及しだしている記事が出ております。通貨の発行権は国の主権の重要な一部と理解しておりますいが、クレジットカードやビットコインの普及と通貨の発行権なり統制・管理との関係はどうなっているのか?
インフレと関連するのかしないのか云々。小生の頭の中では繋がりがつきませんので、経済にもお強い、宮崎さんにご説明頂けれあ有難く存じます。
   (木内信胤の信徒の一人)


(宮崎正弘のコメント)ビットコインの通貨管理権の問題、この矛盾の穴をついた犯罪がこれから世界的規模で起こるでしょう。対策は、その後ということになるのでは?
 小生もカナダで、200円程度の駐車料金がクレジットカード払いだったのにはびっくり。
フィンランドでも小学生が携帯電話でコーラを買っていました。まさにキャッシュが必要なのはチップくらいですね。日本ではパスモ、スイカなどが、いまこれに代替しているようですが、銀行などは新しい仮想通貨の発行準備をしています。
M2(預金+定期性預金)という通貨発行量の経済学インデックスは「昨日の話になりつつある」とアジアタイムズ(5月24日付け)が書いています。
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    韓国は壊滅するか、新大統領はどうでるか?
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宮崎正弘 新刊ラインアップ
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『米国混迷の隙に覇権を狙う中国は必ず滅ぼされる』(徳間書店。1080円)
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『トランプノミクス』(海竜社、1080円)
『日本が全体主義に陥る日―旧ソ連邦・衛星国30ヵ国の真実』(ビジネス社、1728円)
『世界大乱で連鎖崩壊する中国、日米に迫る激変 』(徳間書店、1080円) 
『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円) 
『中国大恐慌以後の世界と日本』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社、1512円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)

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<宮崎正弘の対談・鼎談シリーズ> 
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宮崎正弘 v 石平 『いよいよ、トランプが習近平を退治する!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 渡邉哲也『世界大地殻変動で、どうなる日本経済』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 福島香織『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、以上三つは1080円)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
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宮崎正弘 v 石平、福島香織『日本は再びアジアの盟主となる』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
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宮崎正弘の国際ニュース・早読み  <「中国金融界 の核弾頭」。どこへ消えたのか320兆円(20兆元)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)5月23日(火曜日)
        通算第5302号 
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 「中国金融界の核弾頭」。どこへ消えたのか320兆円(20兆元)
    共産党の内部機密文書が三月に危機を報告していた
****************************************

 三月の全人代に幹部だけに報告されていた機密文書がある。
 それによれば、「2000年から2015年までに国有企業、金融、証券、保険業界で極秘に処分された不良債権は20兆元(邦貨換算で320兆円)に達する」とされていた。

 これは香港の『動向』五月号がすっぱ抜いた記事で、中国社会科学院と国務院発展研究センターが調査した結果に基づく報告とされた。20兆元という数字は、2007年の中国のGDP総額に匹敵する。

 香港の『東方日報』は、四月に「上海株暴落以後、影の銀行による貸し出しで表面的に穏健にみえる中国金融界は、巨額が海外へ流出した事実からも判別できるように空前の危機に直面している。これは『経済政変』である」としたうえで、「中国の金融界の腐敗はいずれ国家安全保障ならびに社会の安定に対して極めて剣呑な爆弾となる」と書いた。
 中国金融界が抱える『核弾頭』だというのだ。

 香港の豪華ホテルにボディガードに囲まれて滞在していた肖建華が中国に拉致され、取り調べをうけているが、以後も保険監督委員会主任、中国輸出入銀行北京支店長などが落馬し、芋づる式に黒幕への捜査に迫っている。

 すでに国務院、中央銀行、証券、銀行、保険の監査委員会は「未曾有の金融危機が近い」という認識で共通しており、いずれ黒幕とされる劉雲山の息子、江沢民の孫ら、香港で妖しげなファンドとの結び付きが深い、これまで「アンタッチャブル」とされた高官一族への捜査が、もし、行われると、市場は一挙に爆発するだろう。
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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1)千田会より、七月の宮崎正弘先生講演会のお知らせです。
記
とき   7月15日(土曜日) 午後二時
ところ  文京シビック四階ホール
講師   宮崎正弘
演題   世界情勢、これからの読み方
参加費  1500円(当日申し込み2000円)
懇親会  別途17時から近くの居酒屋です(会費3500円、当日4000円)
申し込み 7月14日までにメールかFAXで。
     FAX(0866)92-3551
     メール morale_meeting@yahoo.co.jp
主宰   千田会



  ♪
(読者の声2) 朝鮮学校への思い、在日学生の訪問団、在日社会への提言など、日本15年、北30年、韓国10年を生きてきた、金柱聖さんの経験と思いを率直に話されています。
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01228
   (三浦生)



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(読者の声3) 『新しい歴史教科書』(新版・中学社会)(自由社)の英訳シリーズ その1-第1章「古代までの日本」1節、2節 
 『新しい歴史教科書』英訳シリーズのその2―第1章「古代までの日本」、第1節、第2節をお届けします。
第1節:文明のあけぼの
!)    日本人はどこから来たか 
人類はアフリカで誕生した 日本列島に住み着いた人々
 日本にもあった旧石器時代
 *もっと知りたい:「岩宿遺跡を発見した相澤忠洋」
 ?自然の恵みと縄文文化  
豊かな自然の恵み 縄文土器の時代 縄文時代の生活
 *もっと知りたい:「和の文化」の縄文
 ?文明の発生       
農耕の始まりと金属器の使用 文明の発生と国家の誕生
 黄河・長江流域の古代文明
 ?宗教のおこり      
自然への畏敬と祖先への感謝 一神教の登場 世界の三大宗教
 ?稲作の広まり弥生文化  
水田稲作の広まり 弥生文化 ムラからクニへ
 
 第2節:古代国家の形成
!)中国の歴史書が語る古代の日本 
小国が分立した紀元前後の日本 邪馬台国と卑弥呼 
華夷秩序と倭国
 ?大和朝廷と古墳の広まり    
大和朝廷による国内統一 前方後円墳と大和朝廷
 ?神話が語る国の始まり 
古事記・日本書紀に書かれた神話・伝承
 イザナキ・イザナミとアマテラスの誕生
 オオクニヌシの神と出雲神話 天孫降臨と神武天皇
 ?東アジアの国々と大和朝廷
  百済を助け高句麗と戦う 倭の五王による朝貢
  新羅の台頭と任那の滅亡
 ?仏教伝来
  仏教伝来の背景 崇仏論争 帰化人の役割
対訳版:http://www.sdh-fact.com/CL02_2/Chapter%201%20Section%201,%202.pdf
     (「史実を世界に発信する会」茂木弘道)



  ♪
(読者の声4)『日本文化チャンネル桜』からのお知らせです。
 5月30日(火曜日)午後八時の『フロントジャパン』で、キャスター福島香織さんとゲストの宮崎正弘さんとのトーク番組があります。
 ご期待下さい。
 生番組ですので、テーマは未定です。 
 (重複)5月30日午後八時「front ジャパン」。

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宮崎正弘の緊急書き下ろし! 
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───────────────────────────────────宮崎正弘の国際ニュース・早読み  <「中国金融界 の核弾頭」。どこへ消えたのか320兆円(20兆元)

月曜日, 5月 22, 2017

宮崎正弘の国際ニュース・早読み <中国で18~ 20名以上のCIAスパイが殺害、拘束されていた

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017) 5月22日(月曜日)
   通算第5300号 <5300号記念特大号>
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 中国で18~20名以上のCIAスパイが殺害、拘束されていた
  オバマ政権下で、CIAの不手際がつづき、米国に「もぐら」がいた
****************************************

 CIAの士気の低下はオバマ政権下で顕著だった。
 殆ど機密情報が取れず、また重要な亡命希望者(王立軍)らをオバマは放置した。
 2010年から2012年にかけて、18名から20名のCIA協力者(中国人)が逮捕され、殺害もしくは刑務所に送られていた。

 かつてCIA、FBIの内部にロシアのスパイが紛れ込んでいた。オルドリッチ・アーメス(CIA)とロバート・ハンセンン(FBI)事件は米国のインテリジェンス機能に大きなマイナスとなった

 CIAが、米国の情報漏洩と中国の工作員ネットワークの消滅に気付いたのは、協力者の北京における中枢からの情報が途絶え、工作員らが消えてしまったことだった。そのうえ、類似の機密が中国のハッカーと推定できるルートからウィキリークスに漏洩していた。

 CIAの高層部の内部にモグラが潜んでいたのだ。
「その男」(The man)は永年にわたってトップの機密、暗合のマトリックス、スパイの落ち合う場所や方法などCIAテクニックを、中国に漏らしていた。CIAが、その男を疑い始めたことに気付くと、かれはさっとCIAを退職し、アジアに移住して企業経営を始めた。その資金はおそらく中国が用意したのだろう。

 以上の衝撃的なニュースは『ニューヨークタイムズ』(電子版、5月21日)のトップ記事。BBCなどが後追いで報道し始めており、在米中国語新聞も大きく採り上げている。「中国逮捕殺害20名美国間諜」(博訊新聞網、5月21日)。

 CIA、FBIはともに、この情報に関して一切のコメントを出していない。中国もこのニュースをまったく伝えていない。

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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1573回】       
――「正邪の標準なくして、利害の打算あり」――(?富12)
   ?富猪一郎『七十八日遊記』(民友社 明治39年)

   ▽
 さて「觸目偶感」の冒頭を「清國の将來抔と申す問題は、餘りに面倒にして、且つ重大なれは、氣輕く思ひ切りて、愚存開陳致す程の勇氣も、出兼申候」と切り出したうえで、「通り掛かに觀察し、若しくは感得したる一二を、略述可致候」と執筆の意図を記す。但し、通りすがりの観察にすぎないゆえに「自から慚認する所に候」とも。

  やはり外国を理解するのは「其の國民に化する位に深入り」すべきだが、そうできない以上は「寧ろ其の觸目したる一刹那の印象と感興とを、其儘に複生せしむるを以て、却て其眞實を得るに庶幾かる可しと存候」。だから以下の記述は「皮相は則ち皮相に候得共、皮相の見、亦た取るべきものなきにあらす」とする。

  自分は清国の「國民に化する位に深入り」しているわけではないから、これから開陳する意見は「皮相の見」に過ぎないかもしれない。だが、「却て其眞實」を抉っているに違いない――こんな徳富一流の“自負の念”が行間に垣間見える。そこで、以下、記述順に従って徳富の「皮相の見」を考えてみたい。なお、表題は【 】で示し、番号を付しておく。

  (01)【支那に國家なし】=「支那には家ありて、國なく、支那人には、孝ありて忠なし」。過去を振り返っても現在をみても、「國家的觀念らしきものは、殆と見出兼候」。その背景を探れば、「幾多の獨立國を爲すには地理的に、餘りに便宜多く。統一の國家を爲すには、地理的に餘りに廣大なりしか爲めには非さりし乎」。つまり地理的条件からして、近代的な国家の枠組みでは捉えきれない、ということだろう。

 (02)【寂寞たる除外例】=「支那人とても、絶對に愛國心か、無き筈も無之候」。古来、史書や文学には復仇やら「故土の恢復を絶叫」する文字が残されてはいるが、「別段何等の反響を見出し不申候」。彼らの意識は一族内の外に出るものではなく、であればこそ抽象的な国家を想定することはできそうにない。

(03)【共通性】=「一言に支那人と云ふ」が、「其の四億の人種は、必すしも同一模型より、打ち出たるものにはあらす」。人種にも異同があり、「或は滿洲國、或は北支那國、或は長江國、或は廣東國」といえるほどに、「幾多の地理的分野」もある。
だが「此の多き人と、廣き土地とを、通して、其の一貫したる特色も、多少可有之候」。そこで、これから説くところは、彼らの「共通性に候。共通性らしく見ゆる點」である。

 (04)【文弱】=「支那の古今を通して、最も著明なるは文弱の一事に候」。「支那の通患」は「積弱不振」である。

 (05)【文弱的國民】=「支那人は、平和的人民なりと申せとも、如何に平和的なれはとも、力を以て防禦する位の事は、做しても差支え」ないだろう。
だが、彼らはそうしない。「議論は、立派に聞へ」はすうるが、とどのつまりは「平和さへ購ひ得れは、足れりとの了見に外なら」ない。彼らは決して「平和的人民」ではなく、「寧ろ文弱的人民と云ふを、精當となす所以に候」。

 (06)【女らしき男の國民】=古来、英雄豪傑の類には事欠かないが、「其の國柄か、元來文弱國に候、其の人柄か、元來文弱人に候」。だから「今日に於ても、其の容貌、風采」において男らしい男を見い出すことはできそうにない。「個人にも此の如く候。國家にも此の如く候」。

 (07)【附景氣の戰爭】=「支那流の戰爭は、唯た景氣を附けて、人を畏すのみに候」。「支那の戰爭は、支那の芝居」と同じで、「唯た騒騒敷迄に候」。個人の喧嘩も同じで、騒ぐだけ。
「彼は容易に劍を抜かす、然も一たひ抜けは、打たすんは已ますとの要語は、到底個人にも、國家にも、支那には實踐覺束なく候」。

とどのつまりは見掛け倒し…ヤレヤレ。
《QED》

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 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++
 ★グローバル・イッシュー・フォーラムから宮崎正弘先生の特別講演会のお知らせ
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ペマ・ギャルポ先生が主催のフォーラムです。5月26日に宮崎正弘先生をお招きしての特別講演会があります。
定員になり次第、締め切りますので、お早めに御予約下さい。あと少し余席があります。
記
とき    5月26日(金曜) 1830-2030
ところ   市ヶ谷「アルカディア市ヶ谷」
講師    宮崎正弘先生
演題    「国際情勢の読み方」(北朝鮮問題と米中の角逐、ロシアの介入。韓国の赤化)
討議    講演終了後、ペマ先生がコーディネータとなって質疑応答、意見交換。
会費    一般3000円(学生2000円)
申し込み  FAX(042)679-3636
      メール globalissues_gift@yahoo.co.jp
定員になり次第、申し込みを締め切ります
◎お申し込みの方は(1)お名前(2)御住所(3)電話番号(4)メールアドレス(5)「宮崎メルマガで知った」(6)懇親会(下記)の出欠。などを書かれて申し込んで下さい。
◎終了後、同会館二階のラウンジで、講師を囲んでの懇親会があります。これは、別途会費3千円です。
             以上
          ◎□▽  ▽◎◇  ○▽◇
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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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   ♪
(読者の声1)5月開催の「国防講座」の講師に番匠幸一郎退役陸将(元陸自西部方面総監)をお招きします。
     記
日時  5月24日(水)18時半開会(18時開場)
場所  アルカディア市ヶ谷(私学会館)
    http://www.science-forum.co.jp/img/maps/arcadia.htm
講師  番匠幸一郎(退役陸将、元西部方面総監)
演題  昨今の戦略環境と日本の安全保障
主催  国防問題研究会 (共催 三島由紀夫研究会)
会費  2千円(会員・学生は1千円)
    公開講座ですので、どなたでも予約なしでご参加いただけます。



  ♪
(読者の声2)貴誌前々号の「ワナクライ」(ハッカー集団の世界同時襲撃)、中国の被害も甚大だった」とのことですが、私は他人や他国の不孝を喜ぶことを潔しとしません。
しかし今度のケースではよい面もあります。
ご存知のようにワナクライ型のコンピュータウイルス攻撃のハッカー集団には北朝鮮が犯人のものがある、あるいは多いとのことです。北朝鮮のインターネット通信のデータパスは狭いので、北朝鮮から大規模な攻撃を仕掛けるのは困難です。
かれらは、通常、旧満州のホテルに立てこもり、中国のインターネット回線を使って攻撃しているようです。
つまり、中国は、彼らからホテル代、インターネット接続料で儲けています。その中国が攻撃対象となれば、摘発に向かう可能性があります。
今後の展開を見守りましょう。
   (ST生、千葉)



  ♪
(読者の声3)トランプ大統領の所謂「ロシアゲート事件」ですが、特別検察官を任命し、民主党陣営とリベラルな米国のメディアはなんとしても大統領弾劾へ持ち込みたいようです。
 しかし些末な情報の齟齬、証拠のないフェイクニュースに溢れていて、ヒラリーのような明らかな犯罪の痕跡はない。かれらは何が何でもトランプのやることなすことにけちをつけるだけの目的しか感じられない。
 そこで昨年春頃から、トランプ当選を示唆し続けてこられた宮崎さんのトランプ本二部作『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』と『トランプノミクス』(いずれも海竜社)を再読してみて、あらためて発見したことがいくつかあります。
 トランプはアンドリュー・ジャクソン(第七代大統領)を尊敬しているとしていますが、彼の政治をみていると、どうやらリンカーン政治の再来を狙っているのではないでしょうか?
 NAFTAの見直し、TPP離脱、パリ協定の見直しなど、アメリカンファーストの目的は保護貿易主義による、グローバリズムとの対決であり、これを草の根のアメリカ人が強く支持している。
トランプ弾劾を叫んでいるのは、極端に言えば、選挙の票わけと同様に東海岸の進歩派とカリフォルニアだけ。中西部から南部諸州のキリスト教徒らは、いまも熱狂的にトランプ支持です。アメリカは分裂しています。
 さてアメリカの政治はプーチンによれば『精神分裂症』という状況ですが、弾劾にまで発展するでしょうか?
  (NN生、京都)


(宮崎正弘のコメント)左翼が血道を上げて、フェイク情報を流し続けて、いつしか議会がその影響を受けるようになる。
 だから米国政治はプーチンの言うように「精神分裂症」的です。メディアの左翼的プリズムがあまりにも強く、「自ら酔っぱらっているゾ」とウォーターゲート事件のジャーナリストの立役者となったボブ・ウッドワースも警告しているほど。
 小生は弾劾には至らないと予測しています。
 第一にNSA、CIAの機密情報なら、大統領の権限で活用できますから、問題がない
 第二に「同盟国」の機密情報であり、その当該国の同意を得ていないとなると、それが立証されれば、弾劾対象ですが、マクマスター補佐官らは「大統領は情報源を知らなかった」と言い切り、ロシアは「機密情報などなかった。なんなら翻訳報告書を米議会にだしてもいい」と言っている。
 となれば、「機密」を提供したイスラエルが問題ですが、イスラエルが「提供した」などと肯定する筈がありません。
 したがって「明確な証拠」の提示が無い限り、推定有罪ではあっても、立件は無理でしょう。
 米国の専門家の多くも「捜査は三ヶ月から半年かかるが、明確な証拠もなく、弾劾は成立しない」と見ています。
 ですから弾劾の可能性は稀薄ですが、議会において弾劾の検討があるかも知れません。ただし、そのときこそトランプは乾坤一擲の勝負にでる可能性が高まります。すなわち、北朝鮮のミサイル基地、核施設への攻撃です。



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(読者の声4)5月19日弐、通算第5298号で、北九州巣浪人さんの問いに対して先生は「(中国経済は)とうに崩壊していますよ、民間企業は倒産し、地方政府は債務超過。
 株と為替は強圧的操作でもっているように演出されており、不動産バブルも、共産党の司令による演出です。」と常々答えておられるとのことでした。
これに対して、CAMさんは翌20日の5299号で、「私はこれを読んで日本財政についてのことかと思いましたね。日本財政、日本国債もとうに破綻しているものを、日銀の国債買い入れによって保たせているだけでしょう。。」
とおっしゃられています。
 
しかし、中国のような共産主義独裁の経済と日本のような資本主義経済とではその
在り様が全く違っています。
資本主義経済の社会では個人の借金は必ず返さなければなりませんし、それが常識となっています(何故なら個人には寿命があり、その寿命の内に返さなければならない)が、国には寿命というものがありませんので、借金は新たに借金することによって返還できるわけで、これを永遠に繰り返すことが可能です。つまり、国の借金(財政赤字)がいくらになろうと、国が続く限りはいずれ返済可能なのです。
 中国の社会主義独裁に対する先生のご見解は全くそのとおりですが、それと日本のような資本主義を同一視することには大きな間違いがあると存じます。詳しくは、上念司氏の『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』(講談社α新書)をお読みください。 
 また、『財務省積年の夢「消費増税」と財務官僚の手管』
(http://sns.orahonet.jp/blog/blog.php?key=14824 )も参考までに読みいただけれ
ば幸甚に存じます。
   (唯臥独村)
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 サロン劇場、六月公演は「驟雨」と「記念」
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  サロン劇場、六月公演は「驟雨」と「記念」(原作 岸田国士 x 森本薫)です。
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主演 村松えり
共演 坂本岳太、中丸シオン
各回ゲスト 北村有起哉、綱島郷太郎、桜井章喜、井上裕朗
    村松英子

<公演スケジュール>
6月8日           1900
  9日    1400   1900
 10日    1400   1900
 11日    1400

入場料  3500円
前売り中 予約 サロン劇場
     (03)3945-5384
於    和敬塾(112-0015 文京区目白台1-21-2
     (「憂国忌代表発起人の村松英子さん主宰劇団。長女のえりさんが主演です」
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西村眞悟の時事通信  西村眞悟の時事通信   西村眞悟の時事通信
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ハリー・ハリスアメリカ太平洋軍司令官に深謝す
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先月、アメリカ太平洋軍司令官に就任したハリー・ハリス海軍大将が我が国を訪問し、五月十七日に都内で講演した。
同司令官が、その講演を締めくくるに当たって述べた言葉に感銘を受けるとともに、あらためて、昨年末の我が国の対応を振り返り、恥じた。
ハリス司令官は、五月十五日午前11時23分に、緊急搬送が必要な患者を救うために陸上自衛隊北部方面航空隊のLR連絡偵察機に搭乗して札幌を飛び立ち函館に向かう途中で山に激突して墜落し、殉職した機長の高宮城効大尉(一等陸尉、53歳)、副操縦士の柳田智徳少佐(三等陸佐、41歳)、整備士の岡谷隆正二等陸曹(42歳)整備士の玉木宏伸三等陸曹(28歳)ら四名のことに触れ、講演の最後に、次のように言ったのだ(産経新聞五月十八日朝刊)。

15日に陸上自衛隊の航空機が墜落し隊員が犠牲になった。この事故で思い起こさなければならないのは、若い隊員がわれわれのために日々命をかけてくれていることだ。
日本を守るために落とした命であったことを、みなさん、覚えておいてほしい。

昨年十二月十三日、沖縄の洋上で空中給油の訓練をしていたアメリカ海兵隊のオスプレイの回転翼が給油パイプに接触した。
この事故に遭遇したオスプレイの五人の搭乗員達は普天間基地に向かえば市街地上空を飛ぶことになるので機体の状況から危険と判断し、洋上を飛んでキャンプシュワブのある名護市を目指した。しかし名護市の東一キロの海上にオスプレイは着水墜落した。幸い、五人の搭乗員は全員救助された。

このオスプレイの事故に関し、我が国のマスコミは、オスプレイの危険性を煽り、沖縄の知事は、用事もないのに上京してオスプレイの危険性を訴え、副知事は、沖縄のアメリカ軍の司令官であるニコルソン中将に面会を求め抗議した。
そして司令官からは一言の謝罪もない、とマスコミに吹聴した。我が国政府も、市街地を避けて洋上を飛行した搭乗員の行動には何の関心も示さず、防衛大臣がアメリカ軍に「原因究明と情報提供、そして安全が確認されるまでのオスプレイの飛行停止」を要請した。
 つまり、我が国は官も民も、そしてマスコミ挙げて、オスプレイを市街地に近づけずに、人のいない海上にもっていった、アメリカ海兵隊員らの配慮に対しては、これっぽっちも評価せず、ねぎらいの言葉もかけなかったのだ。
 しかし、彼ら五人の海兵隊員は、平成十一年十一月、入間基地からT33ジェット練習機に搭乗して飛び立ち、エンジン不調で墜落する同練習機から脱出せず、民家のない入間川河川敷までもっていって墜死した航空自衛隊の中川尋史中佐と門屋義廣少佐と同じ、賞賛に値する勇気ある行動をしたのだった。
 それ故、ニコルソン中将は、次のように語っていたのだが、マスコミは、抗議に行った副知事の、「謝罪がない」という発言だけを報道した。

よく訓練されたパイロット達の素晴らしい判断で、最悪の事態を避けることができた。
若いパイロット達は入院中です。私は、彼らを誇りに思います。航空自衛隊、海上保安庁をはじめ日本や沖縄の関係各所の迅速な対応に感謝します。

私は、ハリス司令官の、十五日に殉職した我が国の四人の自衛官に対する言葉に、深い感銘を受け、同時に、我が国の、昨年十二月の、身に危険が及ぶ緊急事態のなかで、沖縄の市街地を避けて洋上を飛行して帰投しようとしたアメリカ軍の五人のオスプレイ搭乗員に対する対応を思い起こし、恥ずかしく思った。

なお、この度のLR2連絡偵察機の墜落も濃霧のなかの飛行だった。
平成十九年三月に、今回と同じく急患を搬送するために、CH47を操縦して沖縄から徳之島に飛んで徳之島の山に激突して殉職した建村善知少佐の場合も濃霧のなかの飛行だった。LR2連絡偵察機の高宮城効大尉もCH47の建村善知少佐も、ベテランパイロットだった。
高宮城さんはあと二年で定年を迎え、建村さんはあと二回の飛行で定年を迎えることになっていた。二人は、ベテランパイロットだったが故に、「患者の命を助けるためだ、この濃霧でもいける」と判断して飛び立ったのだろうと思う。

昭和十二年、イギリスのジョージ六世の戴冠式を記念して陸軍の遠距離偵察機「神風号」に乗って東京からロンドンまで一挙に飛行して長距離飛行の国際記録を打ち立てたのが飯沼飛行士と塚越機関士だ。
その名コンビの操縦する飛行機に乗って、上海から羽田に帰った作家の石川達三が、その時の飛行に関して次のように書いている(人物点描「空に消えた面影」)。

  東シナ海から東方、羽田に至るまで、梅雨期の雲が満々と地上を掩うていて、ずっと低空で飛んで来たが、沼津から箱根にさしかかって、どうしても箱根が越えられない。雲一杯で山の姿が見えないのだ。深い谷の上で三度も旋回してやり直したが、杉の梢が翼に触れそうに見えて、なるほど飛行機とはこのようにして遭難するものかと思った。
 あの時の飯沼飛行士はプノンペンで戦死。塚越機関士は十八年ごろ、日本独特の長距離機で、シンガポールから戦乱のアジアとヨーロッパとをひとっ飛びに、ナチス・ドイツとの連絡の使命をおびて飛び立ったまま、消息を絶った・・・船乗りは海で死ぬ。飛行機乗りは空で死ぬ。宿命であるかも知れない。

その後、石川達三さんは、私の叔父で飯沼飛行士の後輩であった東儀正博の操縦する双発の飛行機に度々搭乗し、後に、東儀正博墜落の報に接し、次のように書いてくれた。

 飯沼はプノンペンで戦死し、塚越も空の何処かに消えていった。そして彼らの後輩の東儀君も、彼らの後を追うた。
男の職場は、すなわち男の死に場所でもある。男が生涯を賭けた仕事はまた、男の命を奪う仕事でもある。船乗りは海で死ぬ。飛行士は空で死ぬ。東儀君にとっては本望であったかも知れない。

嗚呼、またこの度、五月十五日、空を職場にした男たちが、北海道北斗市の空で死んだ。
故 高宮城効大尉
故 柳田智徳少佐
故 岡谷隆正二等陸曹
故 玉木宏伸三等陸曹

そして、彼らの職責に敬意を表し、若い隊員がわれわれのために日々命をかけていることを、思い起こし、彼らが何のために命を落としたのか、それは、日本を守るために落とした命であったことを、覚えておいてほしい、と呼びかけたのは、我が国の大臣や司令官ではなく、異国の誇りある軍司令官だった。
 アメリカ太平洋軍司令官ハリー・ハリス海軍大将に、敬意を表して、心より、お礼を申し上げ、謹んで、亡くなった四人のご冥福を祈り申し上げ、残されたご家族に心からお見舞い申し上げます。 
            (にしむらしんご氏は元衆議院議員)
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