金曜日, 1月 30, 2009

MacBook の電源コードが、猫が引っかけたかして、はずれたままで、気がつかないで一週間いじょうたってしまったらしく、バッテリーは空になっていた。それで、電源コードを取り付け1日経ってみたら、バッテリーは0%の表示のままで、かなり驚いた。もちろん、電源コードをつけたままなら使用はできるのだが、それではデスクトップと変わらないどころか、却って何か気持ちが悪い。

それで、昨年の夏のパスワード関連の不良でリカバリして以来、初のトラブルとなりあわててネットで検索したら、かなり普遍的な現象らしく、購入2年以内であれば、バッテリーは無料交換されると言うが、私の場合は微妙だ。
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=304301-ja


バッテリーの状態を見たら、まだ300回の充電回数をかなり下回っている。ひょっとしてとおもって数日トライしてみたが、回復せず。アップルに連絡して、必要なら新規に購入するしかないかもしれない。いくらぐらいするものなのか、意外と情報が少ない。



ところで、インテルMac上でのMACOS 8~9をエミュレートするBASILISKIIやSheepShaverは、使い方を誤らなければ快調で、これといった不満はない。基本的に無料なので、欲をいえばきりがなく、特にMacFanは、ウィンドウズファンよりも、要求が厳しいのが一般的、ともされたりしたが、必要に迫られているので、ともかくも実働してくれているだけで、感謝である。エラーで画面から消えてしまっても、再起動も実機より早く使い回しも特に問題はない。

しかし、時々macの実機によるチェックが必要になるときもある。しかし、そうすると、またまた実機のほうも何か異常な状態になっていることを発見。たとえば、パーティションをわけて、一個はMacOSX環境、残りはクラシック専用環境(MacOS9.2)としていたが、通常はOSXのクラシック環境を使用してたが、時折OS9の起動に失敗しました、などと出てくる。それで、OS9専用にしてしまおうと、別のボリュームから起動するようにして使ってみた。なかなかいいが、今度は終了を選んでも、スリープに入るだけで終了できない。電源を切るには、スイッチを押し続けて強制終了しかできなくなっていた。

しかたなく、外付けHDをつなぎ、残っていた10.4のタイガーから起動して、実機本体のHDの診断をしてみたら、やはり問題が・・・・。バックアップは外付けHDにとってるので、パーティションも解消し、すべて0を書き込んで消去。さらの状態にしてからもういちどクラシック専用機としてOS9だけインストールしようとしても、反応しない。しかたなく、またタイガーのDVDを挿入してそこから起動して、最低のOSX環境を構築したが、不安定ですぐフリーズ。ただ、今回はクラシック環境のテストはなんとかなったが、Mathematicaをテストしたら、やけに早いが、グラフを描かせても、計算データをズラズラ表示させるだけで、グラフを描かない。!!。

これでは、意味がないので、そろそろ寿命か!?かとあきらめの気持ちも出てきた。起動時に変な音がして、電源インジケーターがやけにはやく点滅したかと思うと、ウィンドウズでもシステムに異常があるときに出てくるようなメッセージ群が出現。驚いて見ると、強制終了には、〜と打ってenter、ブートさせるなら。mac-osx bootと打ってenterせよ、などと出てくる。そうすると起動はするのだが、明らかに何か異常だ。

欲しいのは、健全なMacOS 9環境だ。それでもしやと思って、雨で外を回るだけの時に、中古点を覗いてみた。すると、欲しいiMacが一台ジャンクコーナーにあった。値段をみると、2200円。良かった〜と思った瞬間、なんとそれはiMacに似せてつくったSOTECのWin機だった。ややこしい〜ことをするな〜と思った。


もう一年も前から旧型Macは完全に姿を消している現実を改めて確認。冷や汗が出てくる。今後、数式を含んだ内容を、英語でやりとりする際、TEX環境も欲しいのだが、エミュレータでは印刷も含めて不安。インテルMac用に用意された商用TEXはアップグレードするにしてもちと高い。

そこで、最後の手段。親戚宅にあげるつもりで置いてあったiMacがまだあったことを思い出して電話したら、もう使っていないので、いつでも取りに来てもらってもOKだという。SCSI接続の外付けもついていて、当時ぜいたく過ぎると思った、OS 9 専用環境の旧型iMacだ。音楽なども、現在のiMacなどより音質もいい、と思ったりしたものだ。仕事が一段落したら、さっそく受けとりに行こう。しかし、1年以上使用していないようなので、起動できても耐久性に不安が。たしか、耐久性については、ブレがある、という記事も読んだような気がする。果たして、・・・・!!??。

なかのひと

金曜日, 1月 23, 2009


自作モータロイの投入後、6000キロ走行を果たし、その結果は!?というと燃費改善効果は特に認められなかった。その原因として、スズ成分に対して鉛の割合が多いためと考えられた。心配していた、悪影響は今のところ特に感じられないが、スムーズで、音が静かになった割には、燃費が伸びないというのでは意味がない。特に1000回転〜2000回転で、粘り抵抗が大きいように感じられた。また、排気のにおいも、ちょっと投入後時間が進行したら、悪くは感じなかったにおいも、少々むかつくにおいに変わってきた。

最初に使用したハンダはスズ含量63%しかなく、ネットでしらべたら、スズ含量95%というのもあることがわかったが、これ以上鉛分は御免蒙りたいので、とうとうスズ純度99.9%というインゴットを見つけ、量が多すぎる(1.2Kg)と思ったが他に手段が思い浮かばないので、取り寄せた。材料屋ドット・コムさんで購入した。暮れに注文したので、届いたのは年明け、投入は1月8日である。

さすがに純スズのインゴットだけあって柔らかい。爪で簡単に表面にスジが引けるのである。
また、溶けやすいので、切り離さずにそのまま先端から溶かして、必要量を小分けに固めて使用した。

入れてすぐ、往復10キロばかりを走ったが、帰りの道ですぐにエンジンがスムーズになったように感じ出した。その日の帰りには、すでにはっきりと効果が感じられ、なんという柔らかさよ、とひとりでに顔の筋肉が緩んだ。感動体験であった。それで、通勤燃費も予想より0.5キロ伸びていた。ストレスのないまろやかさ、静かさ、しかもかおりも好感のもてる甘味系のにおいに変わってくれた。嫌いにならない、匂いである。

排気のにおいもガソリン銘柄でも変わるが、暖機運転をしていてもあまり臭くなく、それまで、青い煙も出たりしていたのも収まった。


会社で帰る前に、暖機運転をしていると、必ずといっていいほど放置しているとエンジンが止まった。それまた、止まった、点火系を変えたのに、なんというバイクだと冷やかされていたが、入れて一週間ほどすると、全然止まらなくなった。排気音も静かになり、時には暖機をしているのも忘れて、何かに夢中になってハッと気づき止めにいっても、回っている。

早朝の暖機も以前ほど気にならなくなった。また、暖機をしなくても、以前よりもスムーズに回ることにも好感がもてる。とはいえ、ある程度の暖機はしたほうがよさそうだ。しかし、片道17.5キロでは、暖まる前に着いてしまうので、どっちにしてもあまり関係なく、通勤燃費は良くないが、その点は致し方ないことだ。

ある程度長距離を走り、エンジンが完全に暖まると、それこそアクセルを開けなくても走る感じがする。点火系は、交換した部品だけに戻してある。ミラクルパワーを付けると、今までとはちがい信じられないくらい良く吹ける。ただ、アクセル追随型となり、アクセルの最小範囲の限界が見つけづらく、燃費改善にはあまり向かない、と感じているのでノーマルに戻した。

ノーマルでは、アクセル最小にして加速も減速もしないで走る場合の限界点らしきポイントがはっきりわかる点火タイプなので、しばらくこのまま慣らし運転を続けて見ようと考えている。

ただ、まだ千キロも走っていない全くのおニュー状態なので、あれこれいうことは避けたい。

最初、スズの塊は数個タンクの右ウィングに投入した。しばらくしてから、エンジン右側の弁のあたりのノイズが左に比べて大きいと感じて耳を澄ましたら、なんとタンク内でダンスをしているスズ片の発する音だった。左ウィングに沈んでいるはずのハンダ塊は、粒が大きく重いせいか、あまり音がしない。それで、実際の比率よりも、相対的に今ではスズ成分が多く溶け出しているのでは!?と思っている。

気になる燃費の変化は、入れた直後から体感でちがうとわかったので、定置燃費コースを走ったら、13.6と奮わなかった。それまでは14.2で安定していた。そこで、また少したって走ったら、14.0だった。それで、少し安心した。さらに2週間経った今日走ったら、14.8と向上してた。これだけみれば、鉛の多い自作モータロイは失敗だった、と言えるかも知れない。

今日は、はっきり前回よりはいいはずという思いがする走りだった。マイクロロンをいれた状態で16.xとかいう燃費の時は、普通の速度の4輪も先に行かせるような走りでの結果である。自作モータロイ投入以後は、軽く回ってくれるので、普通あるいはそれ以上に飛ばしている。過去の速度を押さえての走りは、もう戻りたくない。燃費大会にでも出るというのなら別であるが、燃費を考えてのバイク走行と言うのは味気のないもので、バイクの魅力を大幅のスポイルする、というのはバイクを乗り出した時に読んだ教本にも出ていたが、まったくその通りだと思う。

今日は、飛ばしすぎかな!?と思うほど、要所要所では出してしまった。といってもアクセルはほとんど回さないようにはしている。それでもスピードが付いてきてくれるのでありがたい。通勤も含めて、乗ること自体が楽しいフィーリングに変わって来ている。それに酔っていると、前の車に走行中追突しそうになってビックリした。それで、これは燃費は前回よりいい筈、と確信がもてたし、結果も0.8キロも向上した。過去の良い時期での値にはまだ1.5キロ以上たりないが、2週間で1.2キロもアップした、という自信は、幻で終わって欲しくないものだと思っている。

投入後、一週間ぐらいで排気管出口のカーボンの上に何やら昔のモータロイを入れたときと同じような色の排気物が着いているように見えた。アイドリング中で白煙を上げているときである。一般走行しているうちに消えていくようだ。

また、久しぶりにガソリン価格も100円を少し超えていた。102円とか105円とか。


なかのひと

日曜日, 1月 18, 2009


CPUの性能がアップしていているので、エミュレータ内でエミュレータを動かせる時代になってきた、とは「Windouwsで楽しむMacintosh大図鑑」(エミュレータ研究室別冊)inforest社刊、には出ており、そこには、MaOS内で、たとえばRealPCを起動してウィンドウズ98がたちあがっていた。いま読み返すと、メニュー周りの文字化けがひどく、途中で落ちてしまった、というが、まだ、SoftWindousとか、Virtual PCとかもあるので、動くだろうとは思っていた。
他に、多くの稼働するゲームアプリが紹介されている。

それで、VMware Fusion内のウィンドウズ環境でBasilisikIIを使用すれば何かと便利ではないか、と漠然と考えたが、これは充分高速で実用になるものだった。
ただ、ゼロからダウンロードしてインストールのコツも含めて検証しようとしたのだが、限られた時間では無理だった。アミーガ版やLinux版などはOKだが、ウィンドウズ版がどれか不明だった。それで、後から出たBasiliskIIの1.0ならダウンロード可能で、試したが、~.dllがない、というアラートがたくさん出てくるので諦めてしまった。0.9の使いやすいバージョンは探せなかった。それで、CDに焼いて残してあった解凍済みのものを使用した。上であげた本でも入手先は表示されていてアクセスしても、不明に見える。それらしいものをダウンロードしても解凍で失敗、・・・素直に行かなかった。
http://basilisk.cebix.net/

のサイトには日本語版の案内がある。そこには、こんな内容も書かれていた。
『【お知らせ】
現在、Lauri Pesonen氏のサイトは閉鎖されており、同氏によるWindows版Basilisk IIは入手できなくなっています。
また、Amiga版、BeOS版はメンテナンスされていません。
現在は主にGwenolé Beauchesne氏によって、Windows版、Linux版、Mac OS X版のBasilisk II JITの開発が行われています。インストールや設定方法は(ROMイメージファイルの作成を除いて)SheepShaverとほぼ同じですので、SheepShaverのページを参照してください。』
とあった。Basilisik II JIT版と言うのが上で述べたいろいろなdllファイルを必要とするもので、しかも動作がやや不安定でもあるらしい。あるdllを入れたら、これは古いもので・・・とか、それをクリアーしてもまた別のものが足らない、と指摘され数回であきらめた。
http://homepage3.nifty.com/toshi3/emu/basilisk2_01.html


それで、CDから解凍済みのファイルをコピーしたら、あっさり起動。起動音もするしいいなと思ったが、キーボードがウィンドウズ用ではなく、Mac用なので、キー入力がし難くかなりまごつく。それで、やはり、Mac用のBasiliskIIやSheepShaverでの補助として使うのが賢明、と思い知らされた。

SheepShaverと違いCDを認識しない(Mac用BasiliskII)なので、イメージ化して取り込むかなどと考えていて、ウイン用BasiliskIIのそうした機能は貴重だ。

Winキーボードでは、CDをマウントさせるショートカットなども実用になっていて、起動ディスクが7.6のままとなっているが実際には8.1が入っていた。CDで読み込んで8.0、8.1とアップさせた筈である。当時はイメージ化してはいなかったから、これを使えば、Mac用でもWin版でイメージ化させたものを用意すれば、インストール可能ながずである。

Win版では、エクセルのCDから直接古いエクセルをインストールできた。

実は、ウィンドウズ上で最初にBasiliskIIを立ち上げるときには、長い時間がかかるのだが、その際にCDを挿入したらうまく認識してくれて、普通にインストールできた。ただ、アドイン関係を再度インストールしようとしても2度目からはこのオーディオCDは読めません、初期化しますか?などとなってしまい、認識しなかった。こんかい、ショートカットキーをWinキーボードからおしてもそのアイコンは消えない。それで、あきらめて取出しをえらんだら、バックグラウンドからCがちゃんと現れた。

数値演算プロセッサありとなっていたので、Mathematicaも再インストールしたら、ちゃんとコプロ付き用のバージョンがインストールされた。試していたら、突然途中で画面が飛んでしまった。スタートの再、FPUをエミュレートするという欄にチェックマークをいれただけで、そうすると不安定にもなる、という警告どおりの結果であった。

しかし、その後は安定して動作している。Mac-CFM-FPUバージョンがインストールされた。それまでは、68Kのコプロなしのバージョンであったが、CDから新規にインストールすると、セレロンでもコプロ付きと認識された。以前は、AMDのウィンドウズであったが、コプロなしと認識されたのかもしれない。もちろん、インテルMac上ではコプロ付きで問題なく動くが、Power-PC用のクラシックよりは4倍ほど重い計算には時間がかかるが、フリーズしてしまうよりははるかに良い。

エクセルも、再度CDを認識させ、アドインを選択してインストール、回帰分析パッケージなどをインストールして使ってみた。ただ、エクセルの回帰分析は、統計量の計算に少々問題があるとされていて、そのためにも数値計算ソフトでチェックしている。


なかのひと

金曜日, 1月 16, 2009



SheepShaverについては、じつはPowerMac上でも昨年使用したことがある。その時は、インテルMacではじかれたiMac由来のROMを使用していた。すると、Mathematicaのどちらかのバージョンが正常機能しなかったような記憶があった。ただ、さすがに起動が速いので、クラシック環境を立ち上げずに使ったりしていた。

今回は、インテルMacでも動くと言うROMを使用しているが、それはPCI Macintoshの実機から取り出した4MBのROMではなくて、アップルからダウンロードしたMacOS ROM Update1.0からTome Viewer を使って抽出した1.9MBのものである。2年半ぐらいまでは、実機があったのだが、故障したので処分して残念ながら手元には残っていない。

そのせいかどうかはわかっていないのだが、パワーMac用のエクセルをインストールして使用できるようにし、起動したとたんに、画面から消えてしまう。まことに手間のかからない異常終了で、使えないことが判明。本来のインテルMacで要求された4MBのROMを使用していれば、正常動作したかもしれない、と思うと少々残念である。



そのせいでもないのだが、Mathematicaの演算ではなく、描画機能をもう一度チェックしたら、やはりダメだった。簡単な演算の結果の両対数グラフを出力しない。それで、BasiliskIIでチェックしてみたらやはりこちらはちゃんと描画してくれた。

ほとんどタイムラグもなく出力する。こちらは、パワーMacではなく、モトローラ社のMC68030系用仕様のバージョンである。Non-FPU用バージョンだったかと思う。それで、一部のグラフィックの出力が、同一インテルMac上で演算しても、時間がかかったのだと思う。



引き続き実行させても問題ない。演算自身は時間のかかるものではないので、短時間で出力する。ただ、前回同様、BasilisikIIでは、文字の乱れが時々現れている。この原因についはとくにまだ、追求してはいない。

SheepShaverでは、一部のグラフしか描かない。そして無限ループにはいったかのように図にはでていないが、ウィンドウズなら砂時計マーク、Macでは腕時計マークが表示されっぱなしになってしまう。

Power-PCのクラシック環境でも、最初のグラフしか出力しなかったので、最初は驚いたが、演算1+1とか他の計算をした後では2番目のグラフもちゃんと出力してくれた。ただ、実機ではもちろんフリーズなどは起こらなかった。やはり、エミュレータには、ある種の限界があるのかもしれない。

Mathematica関係は、今のところBasilisikIIかクラシック環境で実行させようと思っている。後から出たSheepShaverは、何かとBasiliskIIのお世話になっている。まだ、両エミュレータともウィンドウズ用が最初に登場していて、やはりウィンドウズ環境のお世話になっている。

それで、PearPCというウィンドウズでMacOSXを10.4まで動かすエミュレータに関する情報をみたら、10.3が速度が速く、起動がわずか39秒だと言う。ROMもいらず、ただ、インストール用CDをイメージ化するだけだという。食指が動きかけたが、クラシック環境は動かない、と断り書きがしてあったので、あっさり諦めた。






なかのひと

水曜日, 1月 14, 2009


Theoristの情報は今はネットでは検索できないようで、少々さびしいが、似たようなアプリケーションはあるようだ。アップルのOS9に搭載されたグラフ計算機というプチアプリに、数式インプットメソドのExpressionistを組み合わせたような外観だ。

私にはウィンドウズてきというよりMac的なソフトに感じるのだが、体験していないので、なんとも言えない。

ところで、インテルMac上で、BasiliskIIが起動しなくなっていて、OS9環境が快適に動作するので、起動できるような処置はとらなかったが、Mathematicaのアドインパッケージをインストールして(といっても、フォルダの中のサブフォルダとして、フロッピーに含まれていた内容をコピーするだけ)本格的に使おうとしたら、処理結果を図示するという簡単な操作の場面で、無限ループに入ってしまうことがわかった。

ためしに、PowerPCの本来のクラシック環境では、一秒足らずで表示される部分である。何度やっても同じ結果で、がっかり。なにせフリーウエアなので、諦めるしかない。

それで、もし、BasiliskIIだったら、問題はないのでは!?と思い、やはり完全に起動できるようにしなくては、と思ったが、別の外付けHDにコピーしてあった起動ディスクイメージを移してみても起動しなくなっていた。何かの時に、OS9環境で、イメージを開いてしまったのかもしれないし、それをインテルMacのシステムが記憶しているのかもしれない。


それで、新たに起動ディスクイメージを作成してCDROMからシステムをインストールして(しかもOS8環境)という手順は踏まず、自宅ウィンドウズにあるBasiliskIIの起動イメージをネットワークで読み込み、用心のために外付けHD内で、拡張子〜.dskを〜.imgに変え、HD内にフロッピーからコピーしてあった、アドインアプリもコピーした。

それから、インテルMac本体のボリュームにコピーして、BasiliskIIの起動イメージとして指定したら、あっさり瞬時に起動した。
しかも、OS8.1だ。もともとBasiliskIIは、ウィンドウズ用だと思っていて、会社に古いMacを置いて、Mathematicaなどで演算をする際に利用していたのだが、場所をとるし(ディスプレイはブラウン管だし、筐体だって決して小さくない)何とかすっきりしてくれという苦情もでたりで、FusionPCの時代から、Win上で動くように、それなりに研究してきた。
 ほっとしたが、インストール用に挿入していたCDは、オーディオCDとなってしまっている。たしか、アップルのフリーの漢字トーク7.5あたりから起動できるようにし、順次OSのアップグレードを繰り返し、8.1までした記憶がある。システムCDは8.0とそれ以前しかもっていないが、雑誌の付録で、アップデータがCDで供給されていた時代なので、可能だった。

この場合、オーディオCDとなってしまったのは、ディスクの中味が9.04だったからだろう。

それはともかく、さっそく使おうとコピーしたアドインファイルを開いてみたら、ファイル群のアイコンが白紙状態で、Mathematicaファイルとして認識されない問題に、ふたたび遭遇してしまった。以前は、9.04環境で使うディスクイメージとして、インテルMac上でコピーした時は白紙アイコンではなかった。う〜む、こまった。

そこで、OS9.04のディスクイメージはたっぷりあり、一つを犠牲にするつもりでそのアドインが入っているディスクイメージから、BasiliskIIイメージにコピーする方法を決行。すると、通常開くと壊れるかもしれないという警告もなく、アイコンが白紙でないディスクイメージがちゃんとご開帳してくれたので、BasiliskIIのディスクイメージにコピーした。もちろん、その場合も、きちんとアイコンイメージが付属している。

それで、再起動するとちゃんと動作してくれた。最初に、スムーズに開くからとコピーしたものは、相変わらず白紙アイコンのままだった。そうだ、忘れていた。そのエミュレーターで作成した起動ディスク、あるいはディスクイメージにコピーしないとほかから持ってきたディスクイメージでは、原則としてアイコンが白紙化するんだった。OS9.04からもってきたイメージも、そういう手順でアイコンが活性化したものを、「クラシック環境内」で、複数のディスクイメージに複製しておいたものだったはずだ。

それで、いよいよBasiliskII上で、そのアドインが動作するか確認作業に入る。問題のファイルを開いて、アドインを読み込ませ、最初から順々に実行していかないと、問題の箇所の動作は確認できないが、そのファイルを開いた途端、エミュレータはインテルMacのデスクトップから飛ぶように消えてしまった。ガ〜ン、ダメかなと一瞬思った。

それでも気を取り直し、再度起動して開くと今度は無事ファイルを表示する。おそるおそる演算開始行へ移動し、パッケージを読み込ませると一瞬にして終わるが、何も起こらない。

それで、順々に実行して問題の箇所へ移行して実行させたら、すぐにグラフを表示させた。やはりそうであったか。SheepShaverでは、PowerPCのエミュレータではあるが、本来の演算機能の核の部分MMUとかいわれる部分は実装しておらず、作者はその演算機能の搭載には消極的なのだそうだ。G4のエミュレータとはいえ、Mathematicaは、計算の際、システムの奥深くまで侵入するようだとは、昔から壁紙の色調まで変わったりするので感じてはいたが、通常では問題は起きない部分で、どこかで衝突がおきたのかもしれない。

このアドインだって、本来は2.2用だと書いてはいるが、解説書はあきらかに3.0用で、BasiliskiII上で動くMathematicaは、68KCPU用なので、そういう問題はおきなかったのだろう。2.2も3.0も動くBasiliskIIはやはり比較の意味でも、重要だと感じた次第。
とはいえ、正しくはグラフ用データの出力結果が、

となるべきで、計算結果はあっているが、配列表示の{・・・}の記号が文字化けしていた。
OUt(9)=8・・・^の横置文字 で囲まれてしまった。
再計算の結果、一秒足らずの演算であることも表示させた。//Timing・・・

BasiliskiII上でも、別の数学演算機能の例題集を実行中、やはり簡単なグラフの表示が部分的におかしい事例があった。本来のクラシック環境では、当然ながら完全動作する。

これはBasiliskIIのバグかもしれないと感じたが、いきなりその例題に入らず最初に1+1の演算を実行させてから(この際に思いもよらぬ時間がかかる。必要最小限の各種公式などをロードするらしい・・・、10秒以上)例題にはいると問題ないことも過去にはあった。

慶応のお医者さんで、ドライアイなどの英語論文をかかれた方も、病院に2台、自宅にも2台のMacをおいて、演算のチェックと何かあったときのチェック用としている、と書かれていたが、その位の投資は、しておくとあまり慌てないでもすむようだ。医療系では、最初からMacの活用事例が多く、雑誌などでも多く取り上げられていたものである。

なかのひと

月曜日, 1月 12, 2009



旧MacOSでは、各アプリケーションの使用予定メモリー量ををみずから状況に応じて設定する必要があった。これは、メモリーRAMが比較的高価で、搭載RAM量が限られていた時代の名残かもしれない。疑似マルチタスクだったので、メモリー喰いのアプリケーションでは、他のアプリケーションを必要に応じて、終了しなければならないこともあった。

画像を扱うフォトショップやイラストレーターなどでは、搭載メモリー量がすくないと、扱える画像サイズに制限があったり、画像処理に長時間かかる場合もあったようだ。Photoshopの出だしの頃などは、女優さんの顔のニキビを消すのに、たっぷり3時間くらいかかることもあったようだ。一日に数処理しかできない、などと今のレベルからは信じられないほどの、カタツムリ状態だったそうだ。おそらくMacintoshIIの時代のことだろう。その後、東芝のDynaBookが出た頃存在していたMacintoshII fx (MC68030 40MHz)は、速度がワークステーション並みなどと紹介されてはいたが、大変高価で本体だけでも軽く130万円以上は当時の日本でも必要で、私も熱病に取りつかれ、あやうくローンを組むところだった。そのあたりから、徐々にではあるが値段が下り始めていた。梶原教授が、大蔵大臣にお伺いをたてて、MacintoshII siをプリンターとモニター込みで購入された時は、やはり140万円くらいしたらしい(1990年5月)。それに別途MathematicaTheoristなどの購入費がかかる。マックライトなどのワープロは通常最低限ついてくるのであるが、それも代金に含まれる。この40MHDモデル本体でも70万円以上した、という。先生の場合は80MHDモデルであったが、ビル・ゲイツ氏が来日した折り、日本ではHDの値段は金塊レベルだ、という感想を漏らしたとかいう時代であった。

Mathematicaでは、先生と同じ8MのRAM搭載量のSE/30では、問題によっては公式などを大量にロードするので、ぎりぎりかオーバーしてしまうこともあった。それで、英語システムで起動する、などという手も実際ありえた時代だった。
 その点、他のソフトは全般にメモリー喰いではなく、アプリケーションがフロッピー1枚で供給されていて、今から考えると信じられないくらい、つつましいものであった。
 Theoristなどは、コプロのないクラシックマックでも充分扱えるので、学生さん向きであると同時に、一発で回答がでないので、教育的で、大学の教官にも向いている、などというコメントも、梶原先生は残されている。

このTheoristの発売元は、Prescience社で、とうじワープロに挿入する数式を、自由に組むソフト、Expressionistというソフトを先行販売してた。やがて、ワードなどにもこの機能が取り入れれていく。Mathypeとかいうソフトも前後してあった。



ウィンドウズ時代になると、この旧MacOSのメモリー設定の仕方が煩わしく感じ出した。そうした考慮は、OS自身が自動でしてくれる、というのが当たり前の時代となった。その反面、事前に搭載メモリーは多めにする必要があった。だいたいウィンドウズはメモリー喰いといわれ、マックが12MB程度で済むところを16MBは必要と言う状態からスタート、その後メモリーやパソコン本体が徐々に下落し、性能はムーアの法則とかいわれる状態そのままにどんどん向上していった。

ウィンドウズ95が出たとき、物凄く世間の注目を浴びていたことを覚えている。雑誌などでもWinかMacか?などという論争?っぽい記事が乱立した時期もあったようである。アップル社は、MacOSでいえば、システム6.xレベルと判断したようである。当時は漢字トーク7の時代だったように思う。CDROMを真っ先に搭載したのもMacだったが、マスコミで輸入CD媒体にいかがわしい範疇の作品が多いと指摘され、大学でもMacを使っている、というとその方面の情報から誤解され、白い目で見られた時代も一時期あったようである。

タイム誌数年分が、1枚のCDい納められて発売されたのもこの時期であった。書店で買うと一冊720円だったものが、数年分入って8000円程度だったと思うので、買うに越したことはない、と感じていた。

これには動画も含まれており、インチョンインベージョン(仁川上陸)とかモノクロの動画なども含まれていた。

このTIME Almanac 1994、1995はもう旧OSでしか見られないので、クラシック環境の「復活」は、当時ほど重要性は減ったが英語世界へ通じる、一つのどこでも窓(ウィンドウ)である。

なかのひと

日曜日, 1月 11, 2009

先日、当ブログで、エミュレータ研究室別冊-Windowsで楽しむMacintosh大図鑑-INFOREST-MOOK-PC・GIGA特別集中講座の簡単な紹介をし、そこのCD付属の各サイトの最新版への案内に従って、必要な情報やファイルを集め、あとはマックにOS9環境をインストールすると同じ手順でウィンドウズ機でもOS9か無事動いてくれた。
http://www.amazon.co.jp/review/product/4861903793

動きは、若干遅いものの、安定性ではマック版より優れているように今は感じている。そして、Win版では、Win特有と言うかいろいろな補助プログラムも豊富なようで、CDやフロッピーもイメージ化して取り込むことが可能だ、と謳われている。まだ試していないものの、OS9のインストールCDもイメージ化して、高速にインストールできるという。

Cerelonの3.2GBを搭載した自宅マックでは、インストールにほぼ倍の時間がかかったから、そうした操作はやはり必要なのかもしれない。初めてウィンドウズ上で、いろいろ旧マックのファイルを読み込ませたりするには、フロッピーやCDからということになるだろうから、必要不可欠なのだろう。ただ、自宅のWin機はすでにフロッピーレスとなっている。

また、自分でも初めてSheepShaverをインストールしたときは、確かに実機本体とやりとりする
Unix.imgとかいうHDイメージが、デスクトップに現れていた。

ところが、数日経って、BasiliskIIから借用したディスクイメージを付け加えたりしているうちに、新規に作成したディスクイメージにOS9をインストールしても、Unix.imgディスクは現れなくなった。10日もたって、遅まきながらそのことに気づいた。これはWin機でも同様な現象で、初めてインストールに成功しても、アプリやデータの入ったディスクイメージも一緒にボリュームに付け加えていたせいか、最初から出てこなかった。
BasiliskIIでは、Unixではなく、マイコンピュータで、Cディスクの内容がすっかり現れ、これはこれで重宝したが、SheepShaverでは、そういう実機のボリュームをどこまで表示させるか、という指定もできないようで、勝手にUnix.imgを作り、何かの理由で勝手に表示されなくなった。


あまり利用価値がなさそうな、この最初作られるUnix.img、ウィンドウズ機では何と言う名前かもわからない。図鑑をみても出ているようだが、縮小されて印刷してあって、とてもファイル名まではわからない。
http://www.katch.ne.jp/~kakonacl/douga/sheepshaver/sheepshaver.html
でもこのUnix.imgへの不信とも思える記述があちこちに見える。因にこのサイトも、写真はクリックすると拡大表示がされることがわかった。

SheepShaverのサイトにはBasiliskIIも参照できるように出ていて、開発者が同一グループなので、両方の長所を使い分けさせるぐらいのつもりかもしれない。こちらは偶然、BasiliskIIで作ったディスクイメージが利用できることを、偶然『発見!?』できたので、すぐにインテルマック上で打ち切りが決まったクラシック環境が、別のスタイルで再登場したことと、ほぼ同義ぐらいに感じているが、Unix.imgだけを頼りにされていては、使いづらくて大変だろうと、思う。

その点、ウィンドウズ版SheepShaverは、Win特有の便利な機能を駆使すれば、マックをあきらめWinへ傾斜してしまったユーザや、仕方なく両方のシステムとおつきあいされていいるユーザの方々にもそれなりに、クラシック環境が実用になるのでは、と思っている。もちろん、本人の熱意が先決問題だろうが、・・・・。

ここで、前出の本をみたら、Win機では、マイコンピュータを表示させる、という項目がマック版とは異なって独立してあって、ここにチェックマークをいれたら、昔のウィンドウズのマイコンピュータアイコンとともに、Cドライブやその他が表示されました。

なかのひと

土曜日, 1月 10, 2009



翌日さっそくウィンドウズのBasiliskIIで作成したディスクイメージをUSBスティックに移し、ウィンドウズパソコンのSheepShaverで試した。インテルマックでのOS9環境を構築する起動イメージで、インテルマックでは、~.HFVだった拡張子を~.imgに変え、インテルマック上でファイルやアプリをたっぷり移動させた後、OS9環境でCDから起動してインストールし、OS9環境の起動ディスクとしたものだ。

したがって、システムフォルダなどは起動フォルダの下のほうに収まり画面では見えていない。最初のゲームソフトアイコンは試しにウィンドウズのBasiliskIIでイメージを作成したとき、参照用に、コピーしておいたもので、マックからコピーしたものではない。

インテルマックのOS9環境で、起動はしたが、アイコンが正式なものにはならなかったものでも、ちゃんと正式なものになっている。

ウィンドウズに移した際、拡張子を何気なくBasiliskII同様に~.dskにしたが、それを参照するディスクに指定したら、スタートボタンを押しても一瞬起動モードに入ったかとおもうと、起動終了になってしまった。何度やっても同じことだった。

それで、落ち着いてCディスクに配置したファイルをみたら、もともとの起動ディスクにも、拡張子がないことに気づいた。それで、dskという拡張子を外してみたら、今度はあっさり起動し、ディスクの中身も、きちんとアイコンを含めて認識してくれた。

BasiliskIIで作った、~.dskというのは、問題なく認識しているので、SheepShaverでいろいろ書き込んだディスクには、拡張子は不要というより、邪魔なようだ。




ウィンドウズ上でも、ちゃんとパワーマックとして認識されていて、Mathematicaもパワーマック用のものを選ばないと起動しない。今回は、SheepShaverから持ってきたものなので、最初からパワーマック用が入っており、問題なく起動したが、今度はライセンス番号や使用者名がブランクだと言って、入力を要求された。マックのOS9ではきちんと入力済みだが、ウィンドウズ上の起動ディスクは、マックから持ち込んだものではなく、初期設定ファイルがまだ空なのでいたし方ない。

ライセンス番号を探したら、ちゃんとメモしてあったので、正常動作した。試しに計算速度を見るために同じ計算とグラフ描画をさせたら、インテルマック上で10~11秒の計算が17秒ほどで終わったので、かなり速い部類だと思った。ペンティアム(R)4の3.0GHzでこの速度である。

エミュレーター研究室でも、ウィン機はマック機より概して動作が遅いように感じた、と書いてあった。しかし、BasiliskIIよりはだいぶ速い。こちらでは、193秒ほどかかった。最初のパワーマック7600/132では、なんと434秒ほどかかっているようだった。

それで、インテルコアデュオプロセッサーは同一クロックなら、ペンティアムの倍ほど早い計算ととなる。設計思想がちがうので、クロック速度の単純な比較はできにくいのだが、・・・。


あっさりウィンドウズのSheepSshaverも動いてくれて、外付けHDやUSBスティックでもファイル交換が一応できることを確認した。一年ほど前、ROMの不適合で断念していたOS9がインストールディスク、ROMファイルがあればどのパソコンでもエミュレータとしてOS9環境が構築できるようで、バージョンが同じ(2.3)ながら、別物のように高速に動いてくれるのを見て、情報はこまめにチェックしないといけない、と改めて感じた。

アップルのサイトから、合法的にROMが入手できるとは思わなかった。やはり、アップル社は、クラシック環境を、愛好者には、開放しないとは、決めていない証しではないだろうか。

OS9環境を使い出したと思ったら、OSXも出て、クラシック環境はまるで時代遅れであるかのように感じさせられていたが、今後はその魅力が、十分に堪能できるフェーズに入りつつある時代を迎えているように感じている。

なかのひと
PowerPC上のタイガーで、クラシック環境が起動しなくなった、などと書いてしまっていたが、デュアルブートモードでは単独起動する。これはこれでありがたいが、再起動が必要だし、OSXモードに再び再起動する際に一回ハングし、強制終了させ(スイッチを何秒か押し続ける)ないと本来のOSXタイガーにもどれないので、敬遠してきた。

しかし、通常起動中でも、クラシック環境が手軽に利用できないとなると、何かと不便である。
それで、もう一度クラシック環境が利用できるようにしてもいいな〜、などと風呂につかりながら考えていた。いろいろ手はあるが、どれも一長一短。それで、もういちど、なぜ起動しなくなったのか調べてみることに。ウィンドウズでもインテルマックでもSheepShaverが起動したので少し余裕がでてきた。本来の使い心地は、何年もOSXで苦労してきたので、OS9のあれこれ(長短ふくめて)もかなり過去のものとなってしまった。

OS9システムは同じものが起動ボリュームと、別のボリュームとに二つある。今回は別のボリュームから起動させようとしたが、起動した!?と思った瞬間、終わってしまう現象はかわらない。しかし、OS9アプリは高速に起動した!!??。ひょっとすると、???、そう、最後の瞬間にOS9環境は、起動したら直ちにバックグラウンドへと引っ込む設計になっていたのでした。いままで、OS9アプリをダブルクリックで起動させる方式をメインにしていて、OS9システムを単独に起動して、などという手間のかかる方式はインストールして確かめた時ぐらいしかなかったので、すっかり忘却の彼方へと埋没してしまっていた。

さらに、外付けHDを常時メインシステムとして、本来の内蔵HDはあくあまで予備として使っていて、少しおかしくなったような気がしたので、外付けHDからの起動を断念。外付けは、いちどフォーマットして再使用しているが、いまはインテルマックの好き伴侶として別の外付けから戻したすべての項目が復活している。



それで、明日ウィンドウズ版SheepShaverで、動かして見ようとしているインテルマック上のSheepshaaverのメインの起動ボリュームを、USBスティックに移して、タイガーで読み込みデスクトップ上で開いてみた。

警告もなく起動ボリュームはあっさりご開帳いただき、ほっとする。このボリュウームはウィンドウズ上のBasiliskIIでクリエイトし、インテルマックで拡張子を変えて読み込み、他の起動ディスクのサブとして認識させ、必要なファイル群をコピーしまくり、その後起動ボリュームに指定し、CDからシステムを最後にインストールしたもの。すると、今度は勝手にご開帳できなくなり、しかも幾つかのアプリは起動はするものの、アイコンにアプリ特有の情報が100%表示されなくなり、ファイル名が違うだけで、同じアイコンとなってしまっていた。

予想した通り、アイコンは何もしなくてもアプリ本来のものに戻っている。奥のウィンドウで緑色のラベルがついているほうが、デスクトップ右下の通常のコピーで移行したアプリで、トップウィンドウ内の色ラベルがついていないフレキシトレースのアイコンが、インテルマック上では、リッチテキスト然と化していたUSBスティック経由のディスクイメージ内に入っていたもの。これもウィンドウズ版SheepShaver内でも同様に正常表示されることを期待する。

NO NAMEとあるのがUSBスティックで、その下は、その中にあるインテルマック上のOS9環境の起動ディスクイメージである。

なお、OS9.2は、最後のクラシック環境で、無線LANなどにも対応した、とある。2001年9月ごろ、この頃のOSXは、まだ10.1であった。
ちなみに、9.2のコードネームはMoonlightだったそうである。9.04はSonataだった、とある。


なかのひと

木曜日, 1月 08, 2009


年明け初めて書店を訪問。とあるパソコン関連コーナーで、目下マックで取り組んでいるOS9環境の構築に関する本を偶然見つけてしまった。「エミュレータ研究室」(別冊)といい、まだ出て二ヶ月ほどしか経っていない新作本だった。

しかも、ウィンにSheepShaverはじめ、OSXやもっと古い初代マックまで動かせる古いエミュレータまで紹介されている。私が、初めてマックを買ったのは、漢字トーク6.07時代で、その頃なぜもっと早くから買っておかなかったのか、後悔するほどの使い心地だったが、当時は魔金取っ手と冗談に言われるほど高価で、もし最初から買っていたら、さらに100万以上は余計にパソコンに出費していただろう。

MacOSこぼれ話の欄では、歴代インストールディスクの中古価格の近況も出ていて、興味深かった。一番高いインストールディスクは、OSX 10.4のタイガーで、15000円、これは新品とほぼおなじ値段だ。一番安い(大量に出回っている、といっても需要の関数でもあるのだが、・・・)OS8.0以降では8.0が1000円、ついで8.5の1500円となっている。

昨年から、マックブックでSheepShaverを動かそうとしたとき、この機種では4MのROMが必要だと拒否されてBasiliskIIを使ってきたのだったが、なぜ今回インテルマックで4MBでないROMでも無事起動できたのかわからないが、レパードのバージョンアップを何度か経験しているので、もしそのせいなら、アップルは、陰ではクラシック環境のサポートにも配慮している、という推察も可能となろう。


今は、OS9環境下でのアプリや関連ファイルをインテルマック上で比較的簡単に移動できるスベを見つけたから、それほど必要性を感じなかったのだが、やはり、単にエミュレータの紹介やその使用法のチップス類だけではなく、5章構成のうち第3章が、マックOS大図鑑という章だてで、歴代マックの歴史やそれらを取り巻く現在の状況まで網羅されているので、古い関連書籍はとっくに処分ないしは紛失し、あまり手許に残っていないので、それだけでも買う価値はあるだろう、と自分に納得させて購入した。置いてあるのは一冊だけだった。出て二ヶ月は経っているので、もっと何冊かあったかもしれないが、同一書店で何冊も続けて売れるジャンルではないだろう。

また、CDROMが同梱されていて、いちいちインターネットで探し回らなくても、すぐ必要な補助プログラムが利用できる配慮もうれしい。

この本によると、OSXも10.3や10.4ならウィンドウズでもフリーのPearPCというエミュレータで実用的に動くと言う。それの関連ファイルも、もちろんCDの中に入っている。


インテルマックでのSheepShavertと違うのは、ウィンドウズ機では、事前に以下の二つの操作をしておくだけで、後は基本的に同じだ。

http://homepage3.nifty.com/toshi3/emu/sheepshaver2.html
(3) SDLのサイトからWindows版DLL(SDL-1.2.x-win32.zip)をダウンロード。解凍して「SDL.dll」をSheepShaver本体と同じフォルダに格納する。

(4) GTK+ for Windowsのサイトからruntimeのインストーラ(gtk-win32-2.8.x-rc2.exe)をダウンロードし、ダブルクリックしてインストールを行う。

こうすることにより、ウィンドウズ機でもマック上での操作と以下はほぼ同じとなる。

さらにインストールCD(MacOS9.04まで)から起動させ、SheepShaverで作成した仮想起動ボリュームを初期化し、そこにシステムをインストール
し、起動ディスクを指定してやれば、あとはMacOSが立ち上がる。

BasiliskIIで使っていた仮想ボリュームもそのまま、読み込ませれば、使用可能である。

こんかい、Mathematicaで、演算スピードを確認しようと起動したら、ライセンス番号も聞かず、BasiliskIIで設定した情報で、起動できた。やはり、XP自身が、エミュレータの上の司令塔なんだと、改めて感じる。

ところが、OS9はパワーマッキントッシュ用なので、Mathematica本体も、FPUのないPowerPC用の実効環境をインストールしないと動かず、久しぶりにシステムエラーの爆弾マークが現れた。

しかたなく、今回はTheoristの画面でお茶を濁す。このシステムでもBasiliskIIについていた
MacOSインフォセンターへのショートカットアイコンではインターネットへつながるのだが、他のインターネットサイトへは、なにも設定していないので、繋がらなかった。インテルマック上ではみようみまねでいじっていたら、繋がってしまったが、ウィン機ではきちんと設定しなくてはだめなような気がするが、そうした点も別冊『エミュレータ研究室』ではたしか書いてあった。参考にしよう。

いろいろと忘れていたことや、うかつにも知らなかったことも、時折見つかったりするので、今後もいろいろと重宝しそうである。

後は、マックから移行する仮想ディスクイメージに入っているアプリで、そのアプリ特有のアイコンを表示していないアプリが、こちらのOS9環境でどういう変化を遂げるのかが、楽しみであるが、今回は雪を予想して、某所に移ったところで実行したので、今は確かめることが出来ないでいる。


なかのひと

水曜日, 1月 07, 2009


さて、今回は昨日試せなかったWin機で作成したディスクイメージを、インテルマック上のSheepShaverで動くOS9.04の起動ディスクとして設定してみようとした。

その前に、万一起動ディスクとして問題がないとしても、インテルマック上でのファイル交換が出来なくなる恐れがあるため、事前に他のボリュームから必要になりそうなファイルやアプリを移動しておいた。そして、このボリュームに起動順位をトップに指定、他のボリュームは今回外した。そしてCDROMから起動するように選びスタートさせた。かなり普段しずかなパソコンがごそごそ言っていて、なかなか起動しない。やはりダメかと思っていると起動した。それで、CD上のインストーラから数分でシステムを転送して、起動ディスクとした。再起動したとき、このディスクは読めないから、初期化っしますか?とのメッセージがでた。せっかくコピーしたのにと残念に思いつつ許可するとなにやらトライしていたが、ディスクがロックされていて初期化できませんでした、で終わった。それで、最初にコピーしておいた中味は無事だった。最初のごそごそパソコンがうなっていたのも初期化しようとしていたらしい。


無事起動することがわかり、音も配布元の指示通りコンパネで操作するだけで出た。ただ、ごみ箱に比較的容量の多いゴミがあって、ひらくとSystem Resourcesとなっていて、インテルマック上の起動ディスクとしては、余計な邪魔物たちは排除されたようだった。

そこで、いろいろ試したが異常はないようだった。一部のアプリでアイコンが本来のシェイプに変わり切らないものが2,3あるが、起動は問題ない。これは、コピーさえすんなりできたものは皆起動するということだ。



インターネット環境も、一切なにもしないでもすぐ繋がった。これもインテルマックが最上位に君臨していて過去の履歴を保持しているためだろう。アップルさん、公式にはクラシック対応をレパード以降は搭載しませんでしたが、どうしてもやりたければそれぞれの技量に応じてお好きなように、といわんばかりではないか!?

インターネットエクスプローラーは、OS9でも動くが遅いし、表示の面でも必ずしも適切には設計されていないという意見がネット上でも多く、この場合の選択肢はiCabが圧倒的におおいようだ。タクシーキャブの意味らしい。小型できびきび動きます、ということらしく、OSX版も評判が大変に良い。
http://nmuta.fri.macserver.jp/

そして、シェウエアー版の3.0xではない、フリーの2.9xを捜してダウンロードして試したが、
表示エリアが適切でいらつかず、表示速度もダントツだ。ドイツ人の方が作り続けてくれているらしい。世界中にMacFanの方々がいて、日夜努力されていることに頭が下る、思いだ。



とここまで順調にきたのだが、今度は、インテルマック上でのファイルの交換が、いっさいできない状態に陥ってしまった。そうなるかもしれないと思って、事前に対応していたので、起動ディスクをまた捨てて新たに作る必要は当面ないが、起動ディスクについては、起動CDがなにやらだいぶ長い間ごそごそやっていたので、そうかもしれないと思うだけだ。

だが、他のディスクイメージ間や起動ディスクイメージでのコピーや削除もいっさいご法度となってしまった。えっ、それってないでしょう、と思いつつも妙に納得。逆に、これでいっそうロバストなOS9.04環境ができたのかもしれない、などと心は平静さを保とうと、いろいろなことを考えたりする。

当面、必要と思われるデータやアプリは移行完了しているので、格段の不便さはないが、将来にわたってコピーで外部からとのデータ交換ができないとなると、インテルマック上からの印刷などの機能を利用しずらくなる。

最初、もうこれでWin機のBasiliskII経由のディスクイメージは無効になってしまい、利用できないと即断したが、もういちどUSBスティックに入っているNEW.HFVというイメージファイルをインテルマックに移し、レパードのファインダー上で開くと警告なしにあっさり開き、コピーも即実行できた。これで、何やら不思議に思っていた、~.HFVの拡張子の意味がなんとなくわかったような気がした。

SheepShaverは、(BasiliskIIもそうであるが)ウィンドウズ上でクラシック環境を実現するのが本来の趣旨で、それがLinux版やOSX版(現在はハイブリッド方式)となってきたように理解している。

本来、OS8.5のインストールディスクでウィンドウズのSheepShaverを起動できるようにした後、ネット経由でダウンロードした8.6へのバージョンアップデータをWin機からSheepShaverのディスクイメージを移す(コピー)場合などは、どうしているか調べたら、HFVExplorerというWinアプリを使用するという。

最初、Win用BasiliskIIで、アップルが無料で公開している漢字トーク7.5.3とかいうシステムを取り入れて取りあえず起動性のブートディスクイメージを作ってコピーするときにも使ったような気のするあれだ。Win機はたいていマックより操作が煩わしい場合が多いが、これもその例で、OS実機本体とのデータ交換を前提にした、〜.HFV拡張子であったようで、データ交換用として残しておくべきもののようである。

なかのひと