日曜日, 7月 30, 2017

宮崎正弘の国際ニュース・早読み <アメリカの「最 先端AI技術を中国から守れ」とペンタゴン内部文書

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)7月31日(月曜日)
        通算第5376号  <前日発行> 
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 アメリカの「最先端AI技術を中国から守れ」とペンタゴン内部文書
  シリコンバレー、すでにAI研究開発の29社に中国資本
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 次世代AI開発に米国は向こう三年間に180億ドルを投じる。主目的は軍事ロボット、派生して民間転用できるテクノロジーは医療、介護、自動運転などに使われるだろうと言われる。

 研究開発のメッカはカリフォルニア州のシリコンバレーである。
 ところが合弁、ベンチャーキャピタル、企業買収、株主参加など巧妙な手口で中国が浸透しており、すでに29社が中国資本となんらかのアクセスがあるという。
 ペンタゴンは内部報告をだして、「いかにして中国のアクセスを阻止できるか」、緊急に対策を講じるべきだと警告している(アジアタイムズ、7月29日)。

 米国では「先端企業、とりわけ国家安全保障との係わりのつよいところへの外国の買収を認めない」と監査するCFIUS(外交資本審査委員会)があるが、「企業買収」の形態を踏まえず、また新分野であるAIの研究開発という最先端テクノロジー防衛に関して具体的な監査機関がない。

 「アメリカに開発させて、その成果をごっそりいただこうとしている」と中国ならびに他の敵性国家を警戒するのだが、シリコンバレーは、そうして危機意識が薄く、就中、ベンチャーへの資本導入には国籍を問わず熱心な技術者、学者、企業家が目立つ。
 ましてシリコンバレーは政治思想的にはリベラル一色、トランプ政権を支持する企業家やビジネスマンはことのほか少数である。

 「カンヨン・ブリッジ・キャピアル」という怪しげなベンチャーが「ラティス半導体」(オレゴン州ポートランド本社)に買収を仕掛け、途中で世論の反対がでて退けられた。

この怪しげなベンチャーファンドは中国系だった。
 すでに中国がAIならびに先端軍事技術、暗合技術の取得のために、米国に投下した金額は99億ドルに達する。

 アメリカの先端企業に浸透する中国スパイ、無節操でカネに転びやすいアメリカ人専門家などが秘密のネットワークを地下組織的に構築したと見られ、いかにアメリAが防御策を講じようとも、漏洩は不可避的である。
いずれ中国はAI技術においてアメリカを凌駕する可能性上がると、ペンタゴンの専門家は強い警告を発している。
       □▽◎み□◇□や□▽◎ざ□◇□き◎□◇ 
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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 
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 戦地で激闘の苦難と戦ったのは皇軍兵士だけではなかった
  兵隊とともに歩み、戦い、散った軍馬百万頭の悲劇があった
 
  ♪
加藤康男『靖国の馬――戦場に散った百万頭』(祥伝社新書)
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 ちょうど靖国神社へ行く所用ができた。本書にしたがって、境内右奧の小粒な広場に達つ『戦没軍馬慰霊像』を拝観し、合掌した。
 軍馬は戦争中に『天皇の御分身』として配属され、およそ百万頭が戦地に散った。帰国した馬は一、二頭しかなかった。この戦争馬の運命を著者は克明に辿った。珍しい記録である。
 あの大東亜戦争は「人馬一体の戦争」だったと加藤氏は言う。
「軍馬は斥候や先陣を駆けめぐる乗馬として、また重い火砲を挽く輓馬として、軍需品を背負い搬送する駄馬として、戦地に赴いた。そのほとんどが祖国復帰を果たせず、屍を野辺に晒したもの数知れず」だった。

 評者(宮崎)、じつは高校時代、馬術部である。
 朝夕の馬の手入れ、食事、便の処理、食料の確保と配合など、乗馬の裏を支える作業の重要性も知っているが、なによりも馬術部での貴重な経験とは、馬が人間の心理を読み取り、そして賢い馬には精神が宿り、仕草によって会話が成立することである。
じつに賢い動物なのである。
 そしていまひとつ教わったのは蹄(ひづめ)のことだった。
日本の馬は草原や農耕地を走るので、岩盤や曠野を走った大陸の馬とことなり、明治時代まで蹄を必要としなかった。箱根などを超えるときに草鞋を履かせた。蹄鉄技術がなかった。
 日本の馬は小粒であり、堂々とした体躯で長距離を疾駆するわけにはいかなかった。だから日清・日露戦争を前にして、日本は急遽、フランスとドイツからヨーロッパの蹄鉄技術を学び、外国人技術者を招聘し、学校も開設し、蹄鉄をマスターし、騎馬戦を戦った。
 加藤氏によれば「西欧式蹄鉄文化が入ってきたのは江戸末期のことで、歌川広重などの浮世絵に描かれた馬はみな草鞋姿である。大老井伊直弼は蹄鉄に興味を持ち、自分の馬にも蹄鉄を装着させたとの記録(ロバート・フォーチュン『幕末日本探訪記』)もあるが、普及するのは明治以降となる」(184p)
 昭和16年に封切られた映画『馬』は高峰秀子が主演である。
 「この映画の最大の見せ場は農家の娘、高峰秀子が丹精こめて育てた馬が、馬市で高値がついて軍に買い取られてゆくシーンであろう。愛馬と別れるのはいかにも辛いが、この手で育てた馬が戦地でおくにのために働くのだという感慨もまた、生産農家の励みでもあった」のである。
 ほかにも珍しい逸話として、俳優の池部良が戦争中は輜重部隊小隊長で、輸送船団で馬を南方へ搬送する任務についたときの回顧談がある。
 「出発前、池部小隊長は中隊長に対して、こう進言している。『で、向こうへ着いてからの馬糧はどうするんですか。苦労をかけて連れて行き、敵の弾丸に当たって死ぬならまだしも、食べるものがなくてむざむざと死なせてしまうのは、あまりにも残酷だ』」。
 しかし、島に上陸する前に敵潜水艦攻撃で船は水没し、五百頭あまりが「南瞑の没したのである。兵はそれでも友軍に拾われることがあるが、爆破された輸送船から救出された馬は一頭たりとも記録にない」(24p)。
 晩年の池部良氏は名エッセイストとしても知られ、原稿を頼んだりで、評者は何回かあったことがあるが、この話は聞いてことがなかった。
          ◇◇◇◇◇ 
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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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  ♪
(読者の声1)「明治150年記念シンポジウム」のお知らせです。
来年は明治維新から150年、大河ドラマも西郷隆盛。明治の御代を生きた人々の歩みを振り還り、明治維新の意義を再確認する会です。
記
とき   10月29日(日曜日)午後一時
ところ  星陵会館(千代田区永田町)
       http://www.seiryokai.org/kaikan/map.html
主催   「明治150年記念シンポジウム実行委員会」(電話3305-8470)
後援    産経新聞社
入場無料

パネリスト 「明治人 福沢諭吉」  渡邊利夫
      「明治維新と政教関係」 阪本是丸
      「山県有朋と地方自治構想」松元崇
      「明治の精神と文藝」  新保祐司
コーディネーター 金子宗徳



  ♪
(読者の声2)宮崎先生と室谷さんの新刊対談本『赤化統一で消滅する韓国、連鎖制裁で瓦解する中国』(徳間書店)を読み終わりました。
 新聞には絶対でない、文在寅政権の裏情報、その北への屈辱的な対応、統一への野心など、了解できました。
なにしろ、こういう真実の視点からの韓国と中国分析は日本の新聞をよんでいたら、まるでお目にかかれない。
いったい日本の韓国報道とは何だろうと思いました。
  (GH生、横浜市鶴見区)



  ♪
(読者の声3)トランプさんはほんとうに反知性主義のひとなんですか?
台湾鴻海の郭(台銘)さんをホワイトハウスに招いた際の写真をみましたが、お二人とも「越後屋」にしかみえません。
クリント・イーストウッドにいきなり弾を浴びせられるあちら側の人です。帰台された郭さんは「ワイの祖国はグローバル・マーケットや!」と仰せられたとか。
「●商」ですね。
(浪子)


(宮崎正弘のコメント)トランプ政権、急速にレイムダック化していますね。大統領弾劾は切り抜けるでしょうが、共和党が、もはや大統領から離れつつある。その決定打がオバマケア法案廃棄への圧倒的反対。大統領拒否権を行使しても、議会の決定を覆せないでしょうトと見ている内にトランプは署名してしまった。
つぎに選挙を根気強く戦って共和党をなんとかまとめたフリーバス首席補佐官の更迭。これでは次の選挙を戦えない。
トランプの再選は難しくなりました。 
 そのうえ露骨にキッチン・キャビネットを前面にだしてきたため、保守層が離れつつあります。家族が政治決定の前面にでてきたら国民は離れます。
 ビル・クリントンが初期にヒラリーを委員会座長に指名したとき、さすがのリベラルメディアも「われわれはヒラリーを撰んだのではない」とブーイングでした。
 これほどの窮地に追い込まれた主因はメディアのトランプ引きづり降ろしキャンペーンですが、自業自得の要素が強く被(かぶ)さりますね。
 となると起死回生の窮余の策とは? 
金正恩へのミサイル見舞いでしょう。



  ♪
(読者の声3)「歴史はしょせん物語」を目にしたので、下記参考までに。『歴史とはなにか』岡田英弘(文春新書、2001年)
--------------------------------------------------------
歴史は物語であり、文学である。言いかえれば、歴史は科学ではない。科学を定義すれば、まず第一に、科学はくりかえし実験ができる性質がある。歴史は一回しか起こらないことなので、この点、科学の対象にならない。
 第二に、もっと重要なことだが、それを観察する人がどこにいるかの問題がある。
科学では、粒子の違いは問題にならない。みんな同じだとして、それらを支配する法則を問題にする。ところが歴史では、ひとりひとりはみんな違う。それが他人に及ぼす機能も違う。それを記述する歴史を書く人も、歴史を読む人も、みんなが同じ人間だ。
そういうわけだから、歴史は科学ではなく、文学なのだ。
 
もう一つの歴史の重要な機能とは、「歴史は武器である」という、その性質のことである。文明と文明の衝突の戦場では、歴史は、自分の立場を正当化する武器として威力を発揮する。 以上。
(TA生、川崎市)
 

(宮崎正弘のコメント)岡田英弘先生独特の世界。中国の王岐山が、「トクビルに加えて、日本の歴史家で、この人の本を読んでいます」と訪中団に答えたのが、じつは御指摘のこの本です。
 先々月、氏は急逝されました。小生も通夜に行ってきました。



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(読者の声4)貴誌7月28日号「読者の声1」として加藤清隆先生の意見がありました。
私も加藤先生と同様に、宮崎先生の「安倍首相も朝日、毎日、東京新聞やテレビはフェイクと断定して真っ正面から勝負を挑めば、支持率なんぞすぐに70%台を回復すると思いますよ」とのご意見には全面的に賛成です。
しかし、その後で加藤先生はこうもおっしゃっています。
「ただ現実には、インターネットをやらない高齢男性や女性は、今の新聞やテレビの大部分が「フェイク・ニュース」であることを知りません。(略)支持率急落の中心的役割を担っているのが、この高齢男性と女性で、(略)。また高齢男性と女性は選挙で投票する率が最も高く、「フェイク・ニュース」に惑わされた人々によって、先の都議選や仙台市長選は自民党候補が負けました」
云々。
 私は早期に解散をして、その際に、宮崎先生がおっしゃるように、「安倍首相も朝日、毎日、東京新聞やテレビはフェイクと断定して真っ正面から勝負を挑む」と同時に、消費税の現行8%を5%にする案を政策として掲げて選挙戦を戦えば必ず勝てると思うのですが、「フェイク・ニュース」に惑わされた人々に、それが「フェイク・ニュース」であると知らしめるにはどうしたらいいでしょうか。
恐縮ですが、先生のご意見をいただければ、と存じます。
 なお、消費税の現行8%を5%にするなどといえば、財務省を初め、大新聞や評論家、政治家などの大反対に遭うこと必定でしょうが、消費税5%に下げた結果、景気が良くなり、給料も上昇し、税収は増えて良いことずくめになるはずです。日銀が6度も先伸ばしにした物価目標の2%など、指呼の間だと私は思います。
 また、同号には(読者の声4) として、SSA生さんから「最近のマスコミの動きを見ていると、単に各社が独立して「背乗り」されているのではなく、マスコミを網羅したなにがしかの指揮系統が存在しているような感じをうけます」。
そして、「経済活動が健全に行われているかについては『性悪説に立脚する』公正取引委員会があるのに、最も重要な民主主義的社会を護るための方策が今はないのです。 (略)公正報道委員会がわが国には必要と思います。」とのご意見がありました。私も全く同じように感じます。
 昔はソ連の指令に基づいていたようですが、現在は中国ではないかと存じます。これについては、SSA生さんに全く同感です。
 なお、『加計学園問題の報道について』
https://sns.orahonet.jp/blog/?key=12322
をご覧いただければ幸甚です。
(唯臥独村)


(宮崎正弘のコメント)妙手は、実況中継の記者会見を利用し、直接テレビで国民に訴えることでしょう。

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土曜日, 7月 22, 2017

宮崎正弘の国際ニュース・早読み  <フーバー大 統領回想録『裏切られた自由』、ついに邦訳が刊行

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)7月17日(月曜日。祝日)
        通算第5358号  
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 これは戦後出版界と歴史学界を画期する一大事件である
  フーバー大統領回想録『裏切られた自由』、ついに邦訳が刊行
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 待望のフーバー大統領回想録『裏切られた自由』(草思社)の邦訳板刊行が始まった。
 同時にこの本を詳細に解説する渡邊惣樹『誰が第二次世界大戦を起こしたのか』(同)も出版され、戦後の歴史解釈が根底的にひっくりかえる。

 ガリレオが、コペルニクスが、あるいはダーウィンがそうであったように、世の中の通説を転覆させ、真実をのべることは勇気を必要とする。
アメリカ人が単純に信じ込む「米国=正義」に対して、そのタブーに正面から挑戦したのが、フーバー大統領の回想録だからである。

 真珠湾攻撃は事前に暗合が解読されていて、むしろ日本をけしかけていたルーズベルト大統領の陰謀だったことは、いまや周知の事実である。しかし、日本の攻撃で一気にアメリカの厭戦ムードは吹き飛んだ。ルーズベルトの狙いは当たった。
 
アメリカは孤立主義から大きく逸脱し、まずはヨーロッパ戦線に大軍をさしむけ、ナチス・ドイツ、ムッソリーニのイタリアと戦闘。西側を勝利に導いた。いや、勝った筈だった。

ところが敵であるはずのロシアを支援し、あろうことか、戦後秩序はソ連のスターリンが最大の裨益者となった。死力を尽くしたポーランドが共産化され、チェコ、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアばかりか、バルカン半島に到るまでソ連が手に入れた。
極東では南樺太、全千島を手に入れても足りず、アジアは中国共産党の手に落ち、朝鮮半島は南北に分断され、とどのつまりルーズベルトはソ連の領土拡大に協力したことになる。

 結果論の皮肉は、近年でもたとえば米軍がイラクに介入した結果、ISというテロリストを産み、イラクはイランの影響下に入り、アフガニスタンはタリバニスタンに変貌しつつあり、朝鮮半島では南が自ら赤化を望み、いそいそと中国圏に戻ろうとしている。

 フーバー大統領(任期1929-1933)はルーズベルト大統領に騙されていた。何かを仕掛けたなとは本能的に直感したが、当時、すべての密約は密封され、フーバーにさえ「ハルノート」という最後通牒を日本に突きつけていたことは知らされていなかった。
 フーバーは書類、議会議事録、外交文書そのほかを緻密に検証し、20年の歳月をかけて本書を書き残していた。
フーバーの言い分とは簡単に言えば「ルーズベルト外交は自由への裏切りであった」ということである。

 
 ▲マルタで東西冷戦は終わった

 東西冷戦は、ルーズベルトの失策がもたらした。そもそもルーズベルトの失敗は、ソ連を国家承認した(1933年11月)ときから始まった。大統領就任直後である。
それが世界に厄災を運び、ルーズベルト政権の周りはソ連のスパイと共産主義者に囲まれて国策を次々とあやまった。

大胆にソ連に挑戦したのは1981年のレーガンの登場だった。
スターウォーズ計画、ミサイル防衛網を前面に出して、ソ連と対峙姿勢をしめし、対抗策としてソ連は大軍拡にはしるのだが、経済力がついてこられず、あえなく頓挫。ペレストロイカ、グラスノスチを謳ったゴルバチョフが登場した。
1989年師走、ブッシュ大統領とゴルバショフはマルタの沖合のヨットで会談し、東西冷戦が終結した。

共産主義者は思想的敗北から逃れるために環境保護、人権運動、フェミニズム、少数性差別、反原発に流れ込み、日本でもその亜流がいまもメディアが牛耳っている。

さて、1938年3月8日に、フーバーはヒトラーと会見している。
「この会見でフーバーは、ヒトラーを狂信者であり、お飾りだけの愚か者だとする欧米の報道が間違っていることを確信した。ヒトラーは自身の言葉で国家社会主義思想に基づく経済再建を語った。情報の豊かさは彼の優れた記憶力を感じさせるものだった」(渡邊解説本、64p)。

その前年、1937年にルーズベルト政権はシカゴで演説した。有名な『隔離演説』である。しかも、この演説で、ルーズベルトは「国内の経済問題を話題にしなかった。具体的な名指しは避けたものの、日独伊三国によって世界の平和が乱されている、これを是正するためにはアメリカは積極的に国際政治に関与しなけれはならないと訴えた」(同72p)。

 一九三九年月一五日、ナチスはチェコに侵入した。
 「少なくとも軍事侵攻ではない。ハーハ(チェコ)大統領との合意によるものだった。さらに、フーバーが考える独ソ戦では、ドイツはソビエト侵攻のハイウエイとなるチェコスロバキアを通らざるを得ないことは自明である」(同88p)。

 次はポーランドだった。
 ここで英国のチャンバレンはポーランドの独立を保障する宣言を行った。英米は、ドイツはスターリンとの対決に向かうと考えていたから、ポーランド回廊を通過するのは自然であり、このポーランド独立を英国が保障するということは、フーバーからみれば愚かな選択であった。


▲ルーズベルトがスターリンに譲歩したのはアメリカを不幸にした

 ヒトラーは独ソ不可侵条約を結び、しかもソ連もポーランド侵攻に踏み切る。
「犬猿の仲であった独ソ両国の唯一の共通点。それが第一次大戦期に失った領土回復を希求する強い思いであった」(同99p)

舞台裏では何回も複雑に執拗に交渉が続いたが、ポーランドの誤断も手伝って、ついにナチスはポーランドへ侵攻する。
「この戦いがなければ日米戦争がおこるはずもなかった」が、ポーランドの稚拙な対独外交が原因で、戦線が広がり、日米開戦への道が準備される。

その後の戦争の展開は周知の事実とはいえ、問題は「カイロ宣言」、「テヘラン会談」から「ヤルタ」会談の密約、そしてポツダムへと米英ソの『密約』が次々と進み、アメリカ国民は何も知らされないままルーズベルトとスターリンの謀議は進展し、途中からチャーチルはのけ者にされ、やがて病魔に冒されたルーズベルトは正常な判断も出来なくなった。

トルーマンはルーズベルトから殆ど何も聞かされていなかった。原爆を保有したことさえ、トルーマンは知らなかったのだ。
こうしてフーバー回想録は、アメリカの歴史学主流に投げつけられた爆弾である。
かれらが『歴史修正主義』とレッテルを貼り付け非難してきたが、どちらが正しいかは明らかであり、ルーズベルトの評価が地獄に堕ちているのだが、これを認めようとしない一群の学者とメディアが、真実をいまも覆い隠しているのである。

渡邊氏は、解説書の最後を次のように結んでいる。
 「中国と韓国は、日本を『極悪国』として捉え、歴史認識では日本の主張を一切受け付けず、二十一世紀になっても非難を続けている。歴史の捏造が明らかな南京事件についても、いわゆる慰安婦問題についても、アメリカはプロパガンダであることを知っている。それにもかかわらず、アメリカが日本を擁護しようとしないのはなぜなのか。それは、ルーズベルトとチャーチルの戦争指導があまりに愚かであったからであり、その愚かさは、日本が(そしてナチス・ドイツが)問答無用に『悪の国』であったことにしないかぎり隠しようがないからである。
 歴史修正主義は、戦後築きあげられた『偉大な政治家神話』に擁護されている二人の政治家(ルーズベルトとチャーチル)の外交に疑いの目を向ける。ナチス・ドイツや戦前の日本が、胸を張れるほど素晴らしい国であったと声高に主張しているのではない。極悪国とされている国を『歪んだプリズム』を通して見ることは止めるべきだと主張しているに過ぎない。それにもかかわらず、歴史修正主義は枢軸国を擁護する歴史観だとのレッテルが貼られている。それは、ルーズベルトとチャーチルが引き起こした戦後世界の混乱の真因から目を逸らさせたい歴史家や政治家がいるからである)(同220p)。

 歴史の偽造やフェイクをまだ信じているガクシャは、本書を読むと顔が引きつるだろうし、日本の論壇にまだ跋扈している左翼は卒倒するかも知れない。

参考資料
フーバー回想録『裏切られた自由』(草思社) 
https://www.amazon.co.jp/%E8%A3%8F%E5%88%87%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%94%B1-%E4%B8%8A-%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%82%8B%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6%E3%81%AE%E9%9A%A0%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%BE%8C%E9%81%BA%E7%97%87-%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC/dp/4794222750/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1500158565&sr=8-1&keywords=%E8%A3%8F%E5%88%87%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%94%B1

 同解説書
 渡邊惣樹『誰が第二次世界大戦を越したのか』(草思社)
https://www.amazon.co.jp/%E8%AA%B0%E3%81%8C%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6%E3%82%92%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98-%E8%A3%8F%E5%88%87%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%87%AA%E7%94%B1-%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%81%BF%E8%A7%A3%E3%81%8F-%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E6%83%A3%E6%A8%B9/dp/4794222777/ref=pd_bxgy_14_img_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=8XKCDTACRTE020QXBDGB

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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1)「反日メディアと反日勢力による、前代未聞の謀略を受けている安倍政権に「頑張れ!!の声援」をおくりましょう。
「7.20 負けるな安倍政権! メディアと反日勢力による倒閣運動を許すな! 緊急国民運動」の参加呼びかけです。
記
日時       平成29年7月20日(木) 16時30分~19時00分
場所       衆議院第二議員会館前 首相官邸前
http://www.sangiin.go.jp/japanese/taiken/shuhen/shuhen.html
注意事項
・ プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)。
・ 国旗以外の旗類・拡声器の持ち込みはご遠慮ください。
主催       頑張れ日本!全国行動委員会
http://www.ganbare-nippon.net/
TEL 03-5468-9222  MAIL info@ganbare-nippon.net
   (MS生、鎌倉)
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<< 宮崎正弘の論文予定ならびに既刊 >>
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(1)「軍事ロボットにかける中国」(『エルネオス』8月号、月末発行)
(2)「なぜアダムスは平戸にいたのか」(『月刊日本』、7月号、発売中) 
(3)「世界の現場をゆく 英国」(『エルネオス』7月号)
(4)「随想 事情空前のパラダイムシフト」(『北国新聞』コラム、6月19日) 

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  宮崎正弘新刊ラインアップ  宮崎正弘新刊ラインアップ
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 ◎近刊予告  
7月28日全国一斉発売 1080円 
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宮崎正弘 vs 室谷克実 第四弾!
 『赤化統一で消滅する韓国、連鎖制裁で瓦解する中国』(徳間書店)
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 8月7日発売  定価1296円 
宮崎正弘 vs 藤井厳喜
 『韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧』(海竜社)
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『日本が全体主義に陥る日  旧ソ連圏30ヵ国の真実』(ビジネス社、1728円)
『トランプノミクス』(海竜社、1080円) 
『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円) 
『世界大乱で連鎖崩壊する中国、日米に迫る激変 』(徳間書店、1080円)  
『中国大恐慌以後の世界と日本』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社、1512円)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、1620円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)

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<宮崎正弘の対談シリーズ> 
+++++++++++++
宮崎正弘 v 石平 『いよいよ、トランプが習近平を退治する!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 渡邉哲也『世界大地殻変動で、どうなる日本経済』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 福島香織『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、以上三つは1080円)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)

<宮崎正弘の鼎談シリーズ>  
*************
宮崎正弘 v 石平、福島香織『日本は再びアジアの盟主となる』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
            ◎◎◎◎◎
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  宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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木曜日, 7月 20, 2017

宮崎正弘の国際ニュース・早読み  <北の核とIC BMとの共存を認めよとペリー、ゲーツら歴代国防長官

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)7月19日(水曜日)
        通算第5361号  <前日発行>
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 北の核とICBMとの共存を認めよとペリー、ゲーツら歴代国防長官
  一方でタカ派は「米国は必ず北を攻撃する」と米国の議論が真っ二つ
***************************************

 「現状を認めざるを得ないのではないか。けっきょくアメリカは何も出来ない。経済制裁は効果がなく、中国は何もしてくれなかった」
 こういうぼやきに似た悲観論が米国の防衛専門家の一部に出ている。

 ジェイムズ・スタヴリィデス退役海軍提督(現在タフツ大学フレッシャー・スクール教授)は、「現状を認め、北の核とICBMの共存時代にベストを尽くす以外に選択肢は見あたらない」とした。

 ボブ・ゲーツ元国防長官は上記の意見に近いが「北の核を20発程度で固定させ、過去を問わず、このまま共存するしかあるまい」と言う。ゲーツはCIA長官もつとめ、オバマ政権で国防長官時代に「オバマはまったく軍事音痴。はなしにならない」と抗議して職を辞した経過がある。

 もっとも悲観的なのはウィリアム・ペリー元国防長官である。ペリーは現職時代に来日し「北の核武装と共存する準備はあるのか」と衝撃的は発言を残している。
 ペリーは「北の核兵器を現状で凍結するという取引でいけ」と主張している。
 
 この三人に代表される凍結論の根拠は、もし米朝が戦争となれば、ソウルが火の海になり数十万の犠牲がでるという推定が前提となっている。「北朝鮮の核保有はもはや避けられないのならば、戦争を回避する会議を、展開してゆくしかない」という結論になる。
 しかし中国が本気で制裁し、国際社会が金融封鎖に踏み切った場合、いったいどうなるのかについては真剣に討議されず、中国の出方をひたすら待つというのがオバマ政権までの米国の立場、所謂「戦略的忍耐」だった。

 トランプ政権はこのオバマ路線を否定し「あらゆる選択肢がテーブルにある」と言明している以上、悲観論には与しないだろう。
 トランプは「中国がやらないのなら、米国は単独でも行動を取る」と何回か強調し、中国への圧力を強めてきた。

 共和党タカ派陣営では、「北朝鮮との戦争は避けられない。それも早い時期に起こりうる」という強硬な意見が渦巻いている。

        □▽◎み□◇□や□▽◎ざ□◇□き◎□◇ 
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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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  ♪
(読者の声1)最近、世論調査で安倍首相の支持率がさがったという。しかしその調査の方法をみると、信頼できないことが分かる。
 というのは、調査対象の母集団が1500人位である。有権者が五千万人いるとしたら、限りなくゼロに近い。また立会人がおらず調査内容に客観性がないから公正ではない。信用する方がおかしいのである。
それなのに世論調査として一人歩きする。完全なデマ工作だ。
おそらく安倍首相に反対する反日外国勢力が国民の混乱を狙って、デマ工作をしているのだろう。
ただ、政府にも反省する点はある。それは国民への広報だ。政府がやるべきなのに商業マスコミに全面依存している。このため事実の隠蔽、歪曲、偽造、二重基準、レッテル貼りが横行する。きわめて危険である。民主党の権力奪取もデマでやられたからだ。
そこで広報庁を作り責任をもって広報する。近代議会制民主主義国家では必須である。
 結局、選挙が唯一の世論調査なのである。それでも世論調査が気になるなら、政府が自ら世論調査すれば良い。
北朝鮮核ミサイル危機の迫る状況で国民は安倍首相を支持している。「指導者無き群衆は無力」とマキャベッリも記している。
  (東海子)


(宮崎正弘のコメント)日本はデモクラシーというよりイデオクラシー(衆愚政治)。また鳩山にたぐいする政権をつくろうと左翼メディアの工作が進んでいますね。
       ▽□◎ド▽□◎ク□▽◎シ□◇◎ヤ▽□◎ 
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軍事ジャーナル【7月20日号】自衛隊にクーデタ

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鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
第289号(7月20日)
*自衛隊にクーデタ

 稲田防衛相がまたも非難の嵐に晒されている。しかし、この問題は、とうに破棄されていた筈の日報が陸自に残っていた事に端を発している。陸自の文書管理体制に問題があったことは明らかだが、これは陸自の責任であり防衛相の辞任に値するような事件ではない。
 ところが、この問題に対応しようとした際の防衛省の内部情報が流出して政治的スキャンダルに発展した。こうした内部情報は特定秘密保護法の対象ではないが、幅広い意味で秘密と言うべき性質のものであり、情報公開法の対象でもないのである。
 
 端的に言えば、稲田防衛相を快く思わない陸自が意図的に情報をマスコミに流したのである。防衛省・自衛隊における女性蔑視の風潮は激しいものがあり、初の女性防衛大臣となった小池百合子と当時の事務次官、守屋の確執はいまだに語り草になっている。
 
 もっとも「如何に女性蔑視とはいえ、防衛省・自衛隊が憲法改正を目指す安倍内閣の足を引っ張る様なことをする筈はない」との声はあろう。しかしながら自衛隊員の大半はノンポリであり、政治には関心がない。
 選挙の投票には必ず行くように指導しているから投票率は高いが、支持政党は自民党だけだなどと思うのは大間違いで、公明党も民進党も共産党もいる。左翼過激派とつるんだ反戦自衛官だっていまだに潜伏している。
 つまり、これは防衛省・自衛隊の一部による政権転覆工作であり、クーデタに他ならない。折しも中国の軍艦が領海に侵入し、北朝鮮はICBMを発射した。内憂外患が相呼応するとき国は亡びる。
*
 本日、16時半から、衆議院第二議員会館ついで首相官邸前で「負けるな 安倍政権!メディアと反日勢力による倒閣運動を許すな!緊急国民行動」が行われる。
http://www.ganbare-nippon.net/info/view/21
筆者も演説する。


軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)
1957年広島県生まれ、1983年埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊、主に情報通信関係の将校として11年間勤務。1994年文筆活動に転換、翌年、第1回読売論壇新人賞受賞。2011年、メルマ!ガ オブ ザイヤー受賞。2012年、著書「国防の常識」第7章を抜粋した論文「文化防衛と文明の衝突」が第5回「真の近現代史観」懸賞論文に入賞。
動画配信中:「戦争の常識」第1回無料
http://www.nicovideo.jp/watch/1494517092
上記動画のテキスト本
「戦争の常識」(文春新書)
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784166604265

動画配信中:「地政学入門」第1回無料
http://www.nicovideo.jp/watch/1475838508
上記動画のテキスト本
「領土の常識」(角川新書)
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=321212000089

動画配信中:「地図で見る第二次世界大戦」第1回無料
http://www.nicovideo.jp/watch/1441391428
上記動画のテキスト本
文庫「図解大づかみ第二次世界大戦」
http://www.kadokawa.co.jp/product/321502000376/

動画配信中:「現代戦闘機ファイル」第1回無料
http://www.nicovideo.jp/watch/1411697197
上記動画のテキスト本「イラスト図解 戦闘機」
http://www.tg-net.co.jp/item/4528019388.html

動画配信中「よくわかる!ミサイル白書」第1回無料
http://www.nicovideo.jp/watch/1383640409
上記動画のテキスト本「超図解でよくわかる!現代のミサイル」
http://www.tg-net.co.jp/item/486298102X.html?isAZ=true

その他の著書:
「国防の常識」(角川新書)
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=201203000167
「エシュロンと情報戦争」(文春新書、絶版)


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土曜日, 7月 01, 2017

宮崎正弘の国際ニュース・早読み <「通州事件」から 80年。記憶と慰霊の国民集会(7月29日 (土))が開催

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)7月2日(日曜日)
        通算第5336号 <前日発行>
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 いかに中国が卑劣で凶暴だったか
  「通州事件」から80年。記憶と慰霊の国民集会(7月29日(土))が開催
****************************************

 通州事件80周年「記憶と慰霊の国民集会」が、きたる7月29日(土)に開催されることとなりました。
 本年は無辜の同胞が無慈悲に大量惨殺されたかの通州事件から80周年となります。事件の記憶と犠牲者の慰霊の国民集会が、下記のとおり行われます。
 多くの皆様のご参集を希望します。

(1)靖国神社昇殿参拝と慰霊祭
  12時30分靖国神社参集殿集合/午後1時昇殿参拝と慰霊祭 【玉串料】千円

 (2)記憶と慰霊の国民集会
    午後3時受付開始/3時30分開演(終了5時40分)
   新国際ビル9階(日本交通協会大会議室)千代田区丸の内3-4-1
【交通】JR有楽町駅「国際フォーラム口」から徒歩3分
    地下鉄有楽町線有楽町D3出口直結(新国際ビルの玄関から会場まで3分)
参加費2千円(参加予約不要。直接会場にお越し下さい)
  ■プログラム■
  <総合司会>佐波優子
  【第1部】通州事件関係者が語る事件の真相! <コーディネータ>皿木喜久
     加納満智子「通州の奇跡 母の胎内で銃弾の中を生き延びた私」
    石井 葉子「血染めの手帳に辞世の句を残した伯父の最期」
    奈良 保男「事件後最初の救援部隊を指揮した父が見たもの」
   【第2部】<リレートーク>通州事件がわれわれに問いかけるものは何か
       <登壇者> 加藤康男 阿羅健一 小堀桂一郎 北村稔 緒方哲也
     ペマ・ギャルポ オルホノド・ダイチン 三浦小太郎 藤岡信勝
    <閉会のあいさつ> 宮崎正弘
主催 通州事件80周年行事実行委員会(呼びかけ人代表:加瀬英明)
連絡先 112-0005 文京区水道2-6-3 つくる会「80周年実行委員会」
こちらもご覧ください http://www.sdh-fact.com/CL/80.pdf

 皆様のご参加をお待ちするとともに、この告示の転送歓迎です。

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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1592回】              
  ――「正邪の標準なくして、利害の打算あり」――(?富31)
  ?富猪一郎『七十八日遊記』(民友社 明治39年)

   ▽
 (56)【英人と支那人(二)】=清人と英国人とは、「家族的なる點」「物質的なる點」「重厚なる點」「言論討議を好む點」「大仕掛けなる點」「何事も、何處迄も、個人を本位とする點」「民主的なる點」「干渉を好まぬ點」において、「頗る類似を見る」ことができる。だが次の諸点が違う。「支那人は人に狎れ候」だが、「英人は人みしり人種」だ。「支那人は世辭に巧み」だが、「英人は愛嬌少」ない。

 両者とも「拝金的」だが「支那人はそれのみ」。一方の「英人は其の以上の或物」がある。両者は共に「物質的」であるが、英人は宗教を「生命の要件」と捉えている。共に「實利主義」で「臨機應變者」ではあるが、英人は「一種の牢として抜く可からさる正義の觀念」を持つ。

 共に「生活を樂し」み、「大食し」、「國自慢」し、「他國及ひ他國人を馬鹿に致す」。かくして「英人の英國觀は、支那人の中國觀に候」ではあり、「其の自惚の程度は、幾分の差異ある可きも、自惚には相相違無之候」ということになる。

 ここで興味深いのが「支那人の中國觀」という物言いである。なぜ徳富は“支那人の支那觀”とは記さなかったのか。

  (57)【英人と支那人(三)】=双方共に故郷を離れ「出稼す」る点では同じだが、「英人は殖民」し、「支那人は殖民せす」。共に「平和的人種」で「店持人種」で「徴兵を行は」ない。だが「英人は決して文弱」ではない。共に「野外の活動」を「生命」とするが、「支那人は、其の趣好に於て、何處迄も室内人種也」。共に「議論好」きではあるが、「支那人の方は、議論の爲めの議論に過きす」。

 「支那人は、放任の味を解し」、「個人の利?を重ん」ずる。一方の「英人は自由の味を解」し」、「權利重ん」じ「一毛たるも毀損するを欲」しない。

 「支那人の本領は、斷念にあ」り、「英人の本領は、追及にあり」。とはいえ英人の追及も、途中で鈍ることもある。

  (58)【英人と支那人(四)】=「英人は平ら推しに推し透す」が、「支那人は曲りなから推し透す」。いわば手練手管を老獪に駆使し、押しては引き、引いてはし、ダラダラと時間を掛けるも苦にせずに採取目的を達するということだろう。共に他国人からみれば「僞君子」ではあるが、「眞實は多く英人に見出す」。英国では「法廷は神聖」であり、「英人は最後の保護を」法廷に求めるが、「支那人は、賄賂に」求める。「國家的組織と、公共的?義とに於いては、支那人は今日の所、到底英人に企て及ふ」ものではない。

  かくして徳富は、中英両国は「兄弟たらさるも、少くとも從兄弟たる丈の類似は、此れあるものゝ如く思はれ候」と見做す。ここで現在まで続くその後の歴史を振り返り、日英同盟の推移や日中戦争中の日英中の3国関係、1949年の建国後にいち早く中華人民共和国を承認した英国の対中姿勢、さらに昨今の経済面を軸にし中英の異常なまでの接近ぶりを考えた時、両国に「兄弟たらさるも、少くとも從兄弟たる丈の類似」を認めた徳富の眼力は、やはり注目に値するものだ。

  ここで思い出されるのが宮崎滔天が『國民新聞』(明治29=1896年12月15日)に綴った「暹羅に於ける支那人」の一節の「一気呵成の業は我人民の得意ならんなれども、此熱帯国にて、急がず、噪がず、子ツツリ子ツツリ遣て除ける支那人の氣根には中々及ぶ可からず」である。おそらく徳富の「支那人は曲りなから推し透す」は、宮崎の説く「急がず、噪がず、子ツツリ子ツツリ遣て除ける支那人の氣根」に通じるに違いない。
一衣帯水や同文同種などのインチキが、なぜ徳富や宮崎の正論を封じたのか。
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  ●アンディ・チャンのコラム  ●アンディ・チャンのコラム
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問題は中国が「台湾併呑」を明かにしているのに、台湾が「反中国、反併呑」を明確にしないことだ。
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 台湾で人気の高い台南市長の頼清徳氏が「親中愛台」というスローガンを打ち出して批判を浴びている。中国が敵意を露わにしているのに中国と親しくしましょうと言う態度は降参も同然だ。
 世間の批判に対し頼市長の反論は、メディアが話題にする「92共識」や「独立の党綱領の凍結」などは台湾意識を分裂させる宣伝手段である。これと違って「親中とは台中対等」であり、「愛台とは台湾優先」だと言う。つまり頼清徳氏は外省人と台湾人の両方に呼びかけたのであり、親中とは統一派に向けた呼びかけ、愛台とは独立派に向けた呼びかけであると言うのだ。「統一でなく親中、独立でなく愛台」と言えば台湾が統一派と独立派に分裂せず一致団結して中国に対応できると言う。

 こう言った呼びかけは頼清徳市長が次期総統に出馬する意向が濃厚で統一派と独立派の双方に呼びかけと思われる。但しこのスローガンは統独双方とも受け付けないで失敗する可能性が高い。

●台湾人はみな「恐中病」か

 中国が台湾併呑を主張して恫喝を繰り返しているのに、台湾では「反併呑」を主張しない。中国が台湾併呑を主張し、国民党が呼応して統一を主張する。國民黨は明らかに台湾人の敵である。これに対し民進黨は二大政党政治、親中、友中、善意などで現状維持を主張している。民進黨は恐中病に取りつかれている。
 中国の敵意に対し台湾が善意を主張するのは負け犬が尻尾を巻いて萎縮するのと同じだ。アメリカは台湾を守ると言いながら中国と戦争したくない。中国もアメリカと戦争したくないがアメリカが攻めてこないから台湾を脅すだけである。そして台湾もアメリカが守ってくれるから本気で自己防衛をせず、独立派と統一派が「仲良くして」いる。中台間の相互理解とか、和解と諒解など寝言である。中国はアメリカを刺激しない程度に少しずつ台湾侵略を進めている。パナマ断交がその良い例である。外交で台湾を国際的に孤立させ、国民党を使って内部分裂させる。

●民進黨に騙されるな

 頼清徳市長は独立派を自称している。
独立を主張するけれど、統一派に親中、独立派に愛台を呼びかけるのは蝙蝠と同じである。彼は台湾を核心とし、中国に友誼の手を差し伸べることが親中愛台の主張だと言う。台湾人は平和を愛し、民主と自由があり、生活の安定、経済繁栄があれば中国と共存、中台が対等であればよいと言う。
 彼と同じく多くの民進黨政治家は善意、和解、友誼と現状維持で国民党の統一派と共に中華民国の二大政党政治を続けるつもりだ。しかし中国は台湾併呑を明確にしているので和解も善意もない。国民党は中国の手先である。国民党を潰さなければいつまでも中国の圧力をうける。

 中国の圧力をなくすには独立以外に方法がない。
台湾人は中華民国を打倒して独立する目標を持っている。ところが人民の願望に反して民進黨は違った政治目標を持っているらしい。民進黨の独立主張は「中華民国の政権」を取るための便宜で、本気で國民黨を潰す気がない。これでは台湾は独立できない。

●問題は「中国の台湾併呑」だ

 私は頼清徳市長の独立意識が他の民進黨の政治家より強いことを疑わない。しかし彼が民進黨に留まっている限り他の党員に押されて理想を達成できないと思う。民進黨が国民党と共同で台湾の両党政治を目指す。しかし頼市長の親中スローガンが統一派を説得して独立派と共に中国に対抗するとは思えない。台湾独立は国民党消滅が先決である。親中スローガンで國民黨を説得できないし、愛台スローガンで台湾人が彼を支持することもない。
 
問題は中国が「台湾併呑」を明にしているのに、台湾が「反中国、反併呑」を明確にしないことだ。中国の「台湾併呑」に対して「反併呑」を表明すれば台湾は団結する。
トランプは「アメリカファースト」を掲げて選挙に勝った。日本では小池東京都知事が「都民ファースト」を打ち出し、都民の支持率が高い。頼清徳が「台湾第一」、「台湾ファースト」を打ち出せば蔡英文の21%支持率を凌ぐことは簡単だ。但し頼清徳がそれを打ち出すには民進黨から離脱しなければならないかもしれない。 
         (アンディ・チャン氏は在米評論家)
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 ▼読者の声 ▼どくしゃのこえ ■READERS‘ OPINIONS ●読者之声
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(読者の声1) 内閣支持率が軒並み10ポイント以上下がり、「安倍一強」体制に陰りなどと言われていますが、実は30歳以下の若者世代では依然として60%以上の支持率があることが意外に知られていない。
その理由は第1に、就職率の高さ。現状では高卒、大卒とも史上最高を記録し、希望者のほぼ全員が就職できている。
かつての「就職氷河期」に比べれば天と地ほどの差がある。
 もう1つの理由は、若者が新聞を読んでいないからでしょう。客観・公平・公正という大原則をかなぐり捨てて、安倍政権打倒に狂奔する新聞のプロパガンダを読まされているのは中高年と年寄りだけ。安保法制審議の際、国会を取り囲んだ人たちの多くが70歳以上のお年寄りということを考えれば、いかにこの人たちが新聞の嘘記事に毒されていたかという何よりの証左です。
 その点若者は新聞を読みませんから新聞の「毒」に犯されることもない訳です。
 10年程前、静岡県内の中高一貫の男子校(比較的優秀)に講演に行きましたが、1500人の生徒のうち毎朝新聞を読んでいる子は何と7人しかいませんでした。
彼らの多くがその後優秀な大学に行き、優秀な会社に就職したとしても、社会人になってから新聞を読み始めることはまずありません。文化継承の面からは大問題なのですが、余りにも毎日下らない記事を載せている新聞社自身が猛省しない限り、全国紙は恐らく10年以内に半分以上消えてなくなるでしょう。
(加藤清隆)


(宮崎正弘のコメント)そうですよね。通勤電車で嘗ては日経を読んでいる人が殆どでした。いま十人のうち九人がスマホ。残り一人が文庫本という風景です。
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