金曜日, 10月 30, 2009


Amazonのショップで、見つけた。中古と言うことで、数種類の値段がついていたので、一番安い
一冊10円で購入した。元値は1993年当時で2900円もした。その頃はMac関連のこのシリーズを数冊は所有していたが、結局皆処分して今は一冊もない。しかし、インテルマックでもクラシック環境がやり方しだいで動くことがわかり、クラシック環境はアップル社が続く限り半永久だとわかったので、また手許に置きたい種類の本でもある。

残りは4冊で、800円台が3冊、2800円と言う新品同様が一冊と出ている。私の場合、送料は330円であった。同時に買った他の本が手違いで2冊届いたので、どうしようかと迷ったが、送り返せば返金OKというので、いちおう返品を選択した。しかし、送り返すのに、Amazonnから来た箱のまま、宅急便で送ると、850円もし、1100円の本代の大半が消えてしまった。送り返す手間を考えると、だれかに差し上げて喜ばれたほうがずっとよかったのに、と後悔した。
他に、Sigma Plotとか、Igorとか当時のマック用ソフトの豊富な
実例が大半を占めている。私は、Delata Graphを昔から愛用しているし、
Igorも試用版を、前回Deriveを分けていただいた元ディーラーさんから
もらい使用したが、数式処理ソフトとデルタグラフがあれな、当面
三次元プロットなどほとんど関係ないので、いつの間にか処分してしまっていた。
表紙の画面は、Sigma Plotを実行中の画面だが、今このソフトの名は聞かない。
Theoristの基本的な使用例も、けっこう豊富にふくまれていて、下手に日本語化した分厚い
マニュアルも処分してしまった今となっては、けっこう参考になりそうである。


Theoristのより進んだ使い方 部分積分
という項目があったので、さっそくトライ。x*eの定積分を実行させる例題だ。

定積分の形まではすすむが、それ以上実行しないので、edxの間に移動させてから、
exdxを選択してから、メニューより部分積分を選択し、部分積分を実行させて、しかるのちに右辺全体を選択し、Expand(展開)を使うと最終の答えに到着できます、などと解説されている。

阿部先生の解説は、Theoristの初期タイプでの解説のため、メニューは皆英語表記となっており、Autocasting Optionをオンにしておきます、などの注記もみられたが、私が購入した時代のTheoristは、メニューが日本語化された後期バージョンで、そのようなPrefメニューなどはなかったが、同一の結果がえられた。積分式のあとのdxをうまく機能するように式に盛り込むのには、積分したい式の後に、*dxとタイプするといい、などというアドバイスなども自動的に表示されたりした。

そして指示どおり実行すると、例題通りの定積分の結果がえられた。いちおう満足したが、Mathematicaと比較するため、同一の式を取りあえず不定積分で実行。ところが、結果が全然違うではないか。あわてて、Mapleのも実行させたが、今回に限り、Mathematicaと全く同一の結果である。

それで、比較テストは時間切れとなり、会社へ行く。帰ったら、またMacのクラシックMacで実験だ〜、と昔の夢中だった頃を思い出しながら一日を過ごした。北大工学部の阿部先生が、間違ったままの結果を載せておくはずはない、!?とか、
Theoristも意外なバグがあったんだとか!?とか複雑な思いが交錯したが、帰って入浴中、ふとあるアイディアが浮かんだ。そうだ、Mathematicaでは、組み込み関数は皆大文字で始まるんだった!!と思い出した。するとe^xは、Exp[x]と表現するんじゃなかったか、と思い出した。

それで、さっそくe^0Exp[0]として結果を求めると、ちゃんと1を返してきたので、もういちど積分の式を変更して、再度出力させると、ちゃんとTheoristと同一の結果が返ってきた。
e^xもE^xと大文字で返ってきた。

まだ、試していないが、Theoristのより進んだ機能として、Transformation機能と直行多項式系
という解説もあり、最初の数列の入力をしてから、TransFormation Rulesを選択(変換)を選択すると変換ルールが表示されますので、変換からSimplify(単純化)にタイプしなおしますと、高次の項がすぐに表示できます、などとある。
『Theoristは、以上のように豊富な機能を持っていますので、便利手帳というと誤解を招くかもしれませんが、とにかく便利でかつ有能なソフトです。』としている。

特殊関数の紹介もあるが、精度が19桁までであるので、Mathematicaに任せてきたが、ベッセル関数で試した限りでは、問題はなかった。

さらに
『本格的な数式処理プログラムとしては、Mathematica 2.0とMaple5.01などがあります。』
とある。
とくに、『Maple5.02はMathematicaのように派手な宣伝はしていませんが、その実力はたぶんにMathematicaをはるかにしのぐ面をもっています。しかし、もともとC言語で書かれているためにMac用ユーザーインターフェースを備えていたとしても、300ページ以上のプログラムに関する解説を理解するまでは、とても簡単にはいきません。』と結ばれている。

このシリーズのなかには、『生物系のMacintosh』というのもあり、最後まで持っていたが、数年前処分してしまったが、あれはそれほど惜しくない気がしている。他に、科学系の〜とか建築系の〜とかエンジニアのための〜とかはなやかだった時代があった。

木曜日, 10月 29, 2009


2日半ほどかけて、昔の教科書を探し出した。二日目には、もう諦めかけていた。しかし、よく室内を見渡すと、積んだ本の後ろの段が一段高くなっている。ということは、その後ろの段の下には、まだスペースがあり、何か隠されていると思い出した。

それで、研究社の辞書や植物図鑑などをちょっと取り除くと、無造作に隅に横にして差し込んでありました。箱が潰れるので、スペースを詰めるつもりで無意識に差し込んだらしい。以来、何年かご無沙汰してすっかり忘れてしまっていた。

その本で、此の式は積分するとこうなります、と何種類かの場合分けで結果が出ている。一番簡単なものは、私でもそれほど苦労なく確認できたが、残りは手が出なかった。数式処理ソフトを使いながら、漸く解いたが、教科書の結果とは違っていた。

そのうちの最難関の式を示す。√/(a ^2+)という式の積分結果である。その指示された結果は具体的な数値を代入すると、結果は負の値となってしまううえに、虚数まで出てきてしまった。ある区間を積分して、その面積が負になる、などということはどういうことか!?積分結果が間違いかミスプリ以外にはないだろう。

ついでにすべてやっておこう。1/(a x^2+b)を積分すると、Mathematicaの結果と教科書の結果は一致しているが、Mapleでは、またしても微妙に結果が違う。

さらに、√/(a +)の結果も、Mathematicataと教科書とは一致するが、Mapleとはまたしても違う。arctan()の中で、分母、分子に√が入っているし、係数にも√が付いてしまっている。

『マセマティカなどの数式処理ソフトは不定積分もコマンド一つで実行してくれる。f(x)として簡単な関数を与えるとほとんど直ちに答えを出してくれる。パラメータが中に入っていてもうまく計算を実行してくれるが、そのパラメータが項の数にからんでくるとつぶれてしまう。たとえば、1/(x+a^2)^などは数式処理ソフトでは無理なようである。ただし漸化式まで人間様がやっておけば、Iの書き出しはお手のものである・・・。』などと書いてある本もある。(微積分学周遊、梶原毅、現代数学社、1992)。

さらに定積分の項目の末尾に、『当然ながら、数式処理ソフトは不定積分が実行できないものは無力である。近似計算については、シンプソンの公式などを用いて適当な言語でプログラムを組むほうが早いだろう。ただし、数少ないながら、いくつかの広義積分は登録されているようである。』などと書かれている。これはMathematicaのバージョンがまだ3.0あたりの時代での数学者からみた感想である。

水曜日, 10月 28, 2009


仕事で、さいたま市岩槻区の国道16号を移動中、国道122号手前で隼1300としばらく並走できた。家の裏にも4年前から所有者がいるが、いつもカバーがかけてあり、サイドスタンドぐらいしか見えない。それも、この辺は脇に東京ガスのラインがあるが、中圧管らしく、まだプロパン供給エリアで、ボンベを換えに来た業者さんに、教えてもらって初めて知ったくらい。

このごろは、始動音を何度も耳にしているが、めったに出かけないので、実物を見た事が無い。さいきん、ようやくほかのところで、テールが独特なスタイルをしているのを発見、あまり好きなデザインではないが、スズキのこだわりはわかるような気がするデザインだと思った。

新車らしく、ゆっくり走っているので、車でも並走できた。音らしい音は、車内まで届かない。いいなあ、何はともあれ、新車バイクは!!。

ライダー氏の体重は、70キロ手前位か!?。すると、フル加速をかえると、どんな走りとなるんだろうか。信号が変わっても、大人しく出ていったが、ワンボックスの4ナンバーでは、もちろん追いつくはずもない。見る見る距離が離れて行った。ジ・エンド。CB1300より小柄に見えたが、・・・・。

今度出るCB1100というのも気になるんだけど、どんなバイクだろう。hiroさんは、相変わらずCB1300に関心があるらしい。

さて、わがCB1000であるが、今は鉛くさい匂いは全然なく、昨日何かの折りに、ミリテック1のかすかな匂いがして、そうだ、そろそろオイルも交換しないと、と思い出した。燃費が伸びないのも、オイルの感じが昔と違う気がしている、せいもあるのかもしれないと思う。今回の100%合成油では、しばらくしてノーマルの鉱物油系のほうが、オイルのピストンリングまわりへの潤滑が良かったのでは、とずっと思っていた。



上り坂で、コーナーの終わりに回転が落ちて、アクセルをあけても以前だとそれなりに加速していたが、今度のオイルはエンジンがばたばたいうだけで、ピストンリングまわりの機密性が悪い感じがずっと付き纏っていた。これも4輪用オイルであった。いずれ、バイク屋さんでいままでずっと使っていたWAKOのオイルに戻る予定であるが、もう一回、浮気する気になった。いつも給油しているスタンドで、始めてオイル交換を頼んでしまった。

あっさりと交換があっというまに済んでしまった。すると、100メートルも行かないうちに、吹けがいいことに気づいた。発進する際に、空ぶかし状態になる。クラッチの繋がりも違うようだ。交換前に、オイルレベルをチェックしたら、1リットル弱、オイル量が減っていた。いままで、こんなことは初めてだった。今ブログをチェックしたら、6月に交換している。約4ヶ月しか経っていないが、燃えてしまったんだろうか。

さて、翌日通勤に走り出す。昨夜は2キロも乗っていない。あ、その前に、前回と同じく、ミリテック1をハーフボトル添加してから走り出す。あと一回分強は残っている。前回は、入れてすふ強烈なミリテック1の匂いがかなりしていたが、今回はほとんど感じない。通常の並オイルを入れてもらったが、やはり新オイルらしい快適な感じがする。

昼休み、ふとバイクのエンジン回りを見たら、一箇所オイルが濡れるように漏れ出していた。シリンダヘッドアースを付けているボルトの部分一箇所から漏れ出している。ボルトが緩んでいるのかと思って調べたが、固く締まっている。不審に思って、ボルトを外すと、ゴムの金属のセットになったシート座金の部分に、けっこう砂がついて、そのすき間から漏れ出したらしい。今までのオイルと違って、ずいぶんと浸透力の高いオイルだと思った。それで、砂を取りぞき、きれいに拭いて絞め直した。家に帰ってみたても、今度は漏れ出していなかった。

ミリテック1の体験レポートに、エンジンブレーキが利かなくなる、というのがいくつかあった。最初の時は、その意味がわからなかったが、今日は少しはわかるような気がしている。

つまり、60キロで定速走行していて、急にアクセルを閉じると、今まではガクンとして少し前のめりになったが、今日は、ほとんどそれがない。逆にいうと、それだけ、アクセルを絞って走れている、というわけである。アイドリングに少し毛筋ほど余計にアクセルを開けただけで、走っていられる、というわけを実感した。ミリテック1の効果なのか、新オイルのせいなのかはまだわからない。ミリテック1も複数回処理をしたほうが良いといわれているので、今回も実行したが、あまり臭わない。臭わないでも、効きが強くなっているのか、どうか。

この前まであった、スズロイが効いている感じはもうほとんどしない。ただ、アクセルを絞っていても比較的吹けはいい、という感じが今朝からしている。シフトタッチも、あきらかに軽く、以前のような粘り感は消えて、素直にシフトしていく。ローから、ニュートラルを経て、セカンドにはいる感じが手に取るように、つま先に伝わる。リッター1000円のノーマルオイルである。

月曜日, 10月 26, 2009


Maple9.5の、数値積分を見直したら、コマンドのミスプリが見つかり、それを一文字修正したら、ちゃんと数値積分の値を返した。inteをintとしたのでる。すると、すぐに見慣れた値、543.79・・を返した。やはり、Mapleであり、Deriveとはちがうようである。

それで、不定積分で出力した結果では、いったいどういった数値を導き出すか、気になったので、実行してみた。計算途中の代入プロセスが見やすいTheoristをつかい、実行してみた。

Theoristのプログラムのアイコンにあるように、代入すべき式、たとえばx=3.0などをの式全体を選択すると、式全体が選択モードになり、黒変する(ここでは、選択色は、黒でなく淡い紫)。その式の下部にマウスのカーソルを近づけ、optionキーを押すと矢印の形が、Theoristのアイコンにあるような手の形に変わる。梶原教授の「MathematicaとTheoristでの大学院入試への挑戦」(現代数学社、1994年初版)では、以下のように記述されておられる。
なお、optionキーを押しながらの、画面のハードコピーはできなかった。そのためかどうか、同書では、すべて画面の写真撮影の結果を表示させている。

『キーボードの最下段左より三番目のりんごのマークのついたcommand keyを指で押さえる、カーソルの形が手形に変わる。その手形カーソルをマウスを指で押さえつつパレット上でマウスを移動させる事により、あたかも手形を移動させているかの様にモニターには表して、手形カーソルを代入されるべき式の中の左の四角の上にのせると、左の写真103のように、代入されるべき式の中の代入されるべき式の左辺と同じ項が(ここではx)すべて黒変するので、ここでマウスを押さえていた指を離すと、代入されるべき式の中の左の左辺(x)と同じ項が全て代入すべき式の右辺(x=3.0の3.0)で置換される。これをdrag 代入と呼ぶ』などとなっている。

この説明では、りんごのマークのついたコマンド キーとなっているが、私のiMacの純正キーでは、option キーを押さないと、同様の結果は得られなかった。昔はたしかコマンド キーだと記憶していたので、最初は戸惑ったが、動かないはずのクラシックマックがインテルマックでもちゃんと動くので、大変助かる。ウィンドウズ使用から乗り換えた人でも戸惑わないように、このoptionキーには左上にaltと刻印もされていることに今初めて気がついた。

Mapleの不定積分の出力結果を、プリントして手もとにおき、Theoristに入力する。最初は左側に四角いマークがあらわれる。それで、a=0.0042、b=0.00042、x=3.0と代入すべき値を画面上に入力し、それらを選択モードにし、手形アイコンにかえたまま、最初に入力した式の左の四角に近づけていくと、式が生きているかのように反応し、代入したい値に一瞬で置き換わる。
あとはプルダウンメニューより、計算をえらぶと数値を返す。こういう内部処理をした場合は、左の四角が三角形に変わる。最初、一つずつ代入したが、まとめて代入も可能だった。シフトキーでまとめて選択、どれか一つにカーソルを近づけて・・・としてやれば、x、a、bに一気に代入できる。これはいかにもマックらしい操作で、快感ですらある。

Mapleの数式処理機能自身が返した不定積分式に数値代入すると、数値積分とはちがう値が得られたので、たんなる表現形式の差ではなく、内部の文字式処理のバグの結果であろう。その点、Mathematicaでは2.2でも正しいと思われる形式を返している。3.0の結果のほうが表現はエレガントになっているものの、本質的な差ではない。

数値積分ではTheoristでもすぐ結果が返るが、不定積分では自分で工夫しながら、文字式を変形させていかなければ結果は得られない。梶原教授が、大学教員に対しても、教育的ソフトと推薦される理由のようである。

私も、大学受験用の参考書などと首っ引きで一週間ぐらいかけて正解(!?)に近づいた。教科書の公式はどうやら間違いのようで、ミスプリ云々ではないようである。

なお、Mathematica 3.x以上であれば、最近発売されたばかりのMathematica 7.0へと2割引でバージョンアップできます、アナウンスされたが、さらに定価はあがって、45万弱となっている。2割引きでも、ヴァージョン5.0あたりを定価で買う値段であり、この高価さが、自信の現れなのこもしれない。

日曜日, 10月 25, 2009


前回の合同ツーリング(10月12日)時に撮った写真は少ないものの、かねごん様の書庫にアップさせていただいているが、一点だけ削除してある。それは、例によって、静止画をとったつもりが動画になってしまっており、しかもいい場面が極めて少ない(その時は、動画モードだと気づかなかった)ため、あえて削除した。でも懐かしい場面も残っており、保存はしておいた。自宅に贈り、今回動画編集モードがついたMacOSX10.6で編集してみようと思ったからである。ところが、簡単そうでいて、なかなかうまく欲しい部分だけ切り取ってつなぎ合わせて、という作業ができず、万事簡便を旨としているのに、この難解さは一体なんだんだ、と放り投げてしまっていた。その後、なんども再生させてはみたが、公開の意欲を失ってしまっていた。ところが、本日、sho様のツーレポを拝見したら、日光方面の記事が出ており、それもコースが下道で、黒ラブさんやGTOさんたちの当たりを通っていたことを発見した。
http://geocities.yahoo.co.jp/gb/sign_view?member=shonaka2001
そしたら、黒ラブさんの最新コメントも載っており、土曜日は休日出勤で大変だった、とわかった。

それで、急にもういちど、そのAVIファイルを開いて、動画でなく静止画でいくつかのショットを切り取り、アップしてみようと思い立った。それで再生をし、ここぞと思ったときにストップをかけ、その静止画を切り取る、という作業に挑戦。ところが再生スピードが速く、ココッと思って静止させても、大抵数コマずれてしまう。それで、うまく切り取るには何度も再生させ、試行錯誤で切り取らなければうまく行かない、という難作業だとわかった。(汗)

それで、再生速度を調整できないものかとあれこれメニューを探ったが、ついていないようだった。しかし、そのうちうまい方法が偶然みつかった。今のマックは、マウスはアップル純正でももちろんOKだし、ウィンドウズ用マウスでもちゃんと動き2ウェイボタンのマウスはけっこう便利なので、ずっと愛用している。まず適当にストップをかけ、マウスについているボタンを回すと、停止画像が一コマづつ送られたり、戻されることを新発見。!!ウィンドウズで画面のズームイン、ズームアウトに使用する回転ボタンである。


黒ラブさんのバイクは、当日一番走行距離が少なそうで、いちばんきれいだった印象。しかも、道の駅ちちぶで真っ先に見つけたバイクだ。私は参加できなかったが、わらじカツーでは、赤兎馬とか言われたとかいうフレーズが頭に残っている。そして、まっさきに当日出会った方である。その時は、まだ誰とも見当がつかない状態だったが。クシタニ製の革製品を身にまとい、ブーツも新品同様で、バイクとともに、カッコ良かった方である。行程前半のスナップを撮らしてもらおうと挑んだ結果が、意図せぬ動画モードだった。
こうして見てみると、赤と黒の調和もいいねえ〜。歩くと、革のこすれる音がするブーツもちゃんと写っていてくれた。高そう〜。こんなブーツを見るのは初めてである。これ以上、バイクに出費するようだったら、家を出されてしまいそう〜、とおっしゃった自虐ネタもまんざら嘘でもなさそう〜、と今思っている。改めて見ると、脚も余裕のある着き方をされているではないか。ヘルメット色もバイクににあわせてあり、調和がとれている。赤と黒、小説の題名ではないが、黒ラブというニックネームの由来を初めて知ったような気がした。

首からさげたカメラが踊ったので、あらぬところもたくさん写っているが、当日のマイバイクもタンク回りが写っていた。ゼロ戦の操縦席からの飛行アングルをみたことがあるが、エンジンまわりをカバーする黒いカバーがこんな感じだったなあ〜とおもう。おそらくブドウ峠をおりてきて給油前後のことではないかと思う。ちょっと視点をずらせば、違う雰囲気にかわる。

この日ほほとんど黒ラブさんに付いていったようなもので、いろいろと考えた。黒ラブさんのいるあたりは、昔125ccではじめて遠出したあたりである。だからなんとなくなつかしい。後半、黒ラブさんの走りに追いつこうとして、非力なパワーで工夫をして曲がるように留意したが、そのとき、コーナー反対側のステップを踏ん張る、ということを気づかせてくれたのは、本当は教本に書いてもあったことのようにも思うが、黒ラブさんなのだと、後で思った。
足利方面から来られたとは、初対面の時、お聞きしていた。それで、ずっと黒ラブさんの走りを眼で追っていて、いつの間にか足利=足を利かす、に思いが及んだのでは、と後で思ったりもした。

最後は比較的まともにとれた走行シーン。動画から起こしたし、小さめであるので、スナップの静止画を遅ればせながら載せます。これからは、あまり最近行かなくなった栃木方面も走ってみたい、と思っている。

土曜日, 10月 24, 2009


Deriveの性能を見てみたくて、積分に取り組んだ。それで、MapleとMathematicaで結果の違う、昔のスタイルの積分を実行させてみたが、すぐにこの積分は、少なくともDerive4.0には荷が重いと一発でわかった。それで、急速に期待感は萎んでしまった。
この積分については、すでに2年前の
http://yhsvtex.blogspot.com/2007/05/mathematica-maple9.html
に示してあり、MathematicaとTheoristの結果は一致したが、Mapleでは幾分違う結果がえられた。そこで、今回は、前回途中でやめてしまった実験式の数値積分を実行させて、Maple、MathematicaとそれにTheoristの3者で、数値積分の結果を比較してみた。

まずTheoristでおこなった数値積分結果は、以下のようになった。

前回は、まず文字式の不定積分を求め、その文字式のaとbに0.0042と0.00042を代入、xに0.2と3を代入し、計算した結果の差として求める数値を出している。今回は、一発で数値をだせることも分かった。

次にMathematicaでの結果。Mathematica2.2では、Basiliskii上でしか動かないが、Mathematica3.0はBasiliskii上でも、SheepShaver上でも動く。



こちらは、モトローラ社のCPU、MC68030(インテル80386に相当)をエミュレートしているので、動かすことが出来るのである。また、Mathematica3.0のディスクには、PowerPC用のものと、MC68030用のものとか、それもコプロの有無とかで、何種類もの対応バージョンが入っており、Basiliskii上でも3.0は動く。
今回は、MacOSの8.1上での結果である。システムが軽い仕様になっていることがわかる。
 次に、今回インテル機専用になった、PowerPCエミュレーターロゼッタ上で動くMathematica Ver.3.0での結果である。

こちらは、MacOS9.04モードで動かしている。スピードは速い。以前は、一部の機能で、Mathematicaの2.2と3とでは、3のほうが、おかしいと思うようなことがあったように記憶しているが、今回のSnow Leopardになってから、問題は無くなったようである。

今のところ、どちらで行っても差はないように感じている。全部検証するなんてことはできるものではない。Sqrt[x]と√xの表示がちがうだけで、結果は一致している。数値積分のほうも
同一である。

次は、結果の違うMaple9.5に同一の計算をさせてみた。すると、文字式の積分は違うが、数値ぐらいは一致するかと期待したのだが、・・・・。

数値計算さえ結果は出ていない。今のMapleではどうなんだろう!?か。Mathematica側から見ると、当時のMapleの宣伝はすごく、Mathematicaで解けない例題などを示して、そっちでは解けますか!?などと挑戦的な宣伝をしていたので、試してみたが、宣伝通り解けなかったが、行列の文字をちょっと置換した文字列に置き換えたら、あっさり解けたりもした経験があり、どちらが優秀か、これではわからない、とずっと思っていた。

ただ、Deriveを売っていただいた元ディーラーさんの話では、Mathematicaは、4年でもういちど新製品を買わせる販売方針で、追いていけなくて、販売をやめたというようなことを話された。わたしも、丸2年以上アップグレードしていなかったら、もうアップグレードできないと言われ、新規に30〜40万円も出さねば入手不可能と成っており、諦めている。大学や高校の教師の身分となれば、アカデミックディスカウントが効くのであるが、・・・。

積分の内容の具体的な計算プロセスは、先に触れたようにその一部を
http://yhsvtex.blogspot.com/2007/05/mathematica-maple9.html
に示してある。一発で答えが出てしまうMathematicaよりTheoristのほうが、大学教員レベルまで含めて教育的で良いとの梶原先生のプロとしてのご判断は的確であったと改めて感じた。

当時は、追いて行くのでやっとであったが、九州大学の名誉教授、梶原壤二先生の選択された両ソフト、いまでも健在であり、感謝している。先生の選択は、九大に留学されていた米国教授の推薦で選択され、当時は
アップル製品しかMathematicaが動かず、それで、大蔵大臣に相談され、本体だけで、百数十万以上したマックを買われ、壊れるまで使われた。あまりもマックに入れ込んでしまい宣伝塔としての役割が大きかったせいか、卒業生やお弟子さんたちから、Windowsを贈られ以後マック宣伝を控えるようになられた。少々寂しいが、時代が変わっても、いまだに健在なのはありがたいことである。先生は今でも、Windows版のMathematica2.2で計算結果を引用されることが、時たまある。Basilliskiiを使えば、Windowsでも、Theoristがちゃんと動きますよ、とお伝えしたいが、控えている。

偶然の一致だと思うが、本日その梶原先生から訃報が届いた。本年4月に奥様を亡くされたので、年頭の挨拶を遠慮申し上げる、との内容であるが「死を師に替えるべく、九州大学解剖学教室で永眠しております 成就して返還される 平成25年3月に (奥様)の希望で、信州に埋葬されます」などとあった。
「解剖学教室より風となり、訪れ憩う九大病院内の慰霊塔に、人は詣でてくださいます」と結ばれており、衝撃を受けました。

最近の「理系への数学」記事にも、白菊会関連の内容が色濃く反映されていたが、ようやく近況がつまびらかになりました。奥様は、大友氏の末裔につらなる家系だとの記述も最近読んだばかり。学恩を感謝するとともに、慎んで、奥様のご冥福をお祈り申し上げます。合掌
なかのひと

木曜日, 10月 22, 2009


数式処理ソフトDeriveのことは、もう諦めていていずれ年明けにでも注文しようかな、などと考えていた。
http://www.chartwellyorke.com/derive.html

http://www.tokyo-pax.co.jp/200611.htm
ところが、昨夜突然元ディーラー氏より連絡があり、別のフロッピーディスクが見つかり、そちらのプログラムは大丈夫なようだから、使ってみては!?と言われた。それで、翌日出かけて受け取ってきた。みると、前回のものは、Ver.2.5xで、MSDOSで動く代物だったが、今回のはちゃんとWindows版となって、4.00だと辛うじて読めた。

おそるおそるウィンドウズでフロッピーを開いてみると、setup.exeが1.2MBほどの容量で表示されていた。バックアップを取って、さっそくインストール。無事成功とサインがでる。



会社からメールで自宅に送り、マック上のウィンドウズにインストールしてみたら、ちゃんと動くように無事インストールできた。プログラムサイズを見たら、驚くほど小さい。セットアップファイルは1.2MBほどであったが、なんとexe本体は、信じられないほどの大きさで、ビックリ。よほど、インテルのCPUをうまく使いこなすようにプログラミングされているのであろうか!?と思った。昔から、雑誌などの広告でもその軽さをアピールしていたが、これほどとは思わなかった。Theoristでさえ、フロッピーディスク一枚で供給(プログラム本体)されているが、それでも640kほどはあるのにだ。

起動画面は、Theorist同様、あるいはMapleとほぼ同じ感じであるが、どうしてよいかわからない。取りあえず、加算演算だけは何も見ないでできた。最新版でも3万円ちょっとという値段で、これもTheorist並。もっともTheoristのPresciense社は、たしか他の数式処理ソフト会社に吸収されてしまっている。やはり、DOS版からはじまって、Windows版にと生まれ変わって、すそ野が広いと言うことが、延命のひとつの要件であったろうと推察できよう。
http://yhsvtex.blogspot.com/2007/05/mathematica-maple9.html
Theoristは、Macでしか動かない、というかMacのGUIをとことん利用した形式であったため、他のプラットフォームへの適用が見送られたからだとも、短絡的には言える可も知れない。こソフトの前身が、Expressionistという数式入力システムであったことから、その特徴をかわれ、他の大手数式処理ソフトへ吸収されたことは、当を得た結果だと思う。

Theoristは、文字式はみなパレット欄からとってきて、数字のみをキーから打ち込むスタイルであるが、こちらは、DOS版からスタートしているので、MathematicaやMapleなどと同様すべてキー入力で、数学特有の記号(ギリシア文字などが多い)などはパレット欄から取り出すようである。

ガウスが小学的で教師に出されたという問題、1から100までをすべて足すといくつになるかという出題も、Deriveでは、極めて簡単だと、解説書(英語版)には出ている。

此の解説も、おそらく現在のものより以前のバージョンらしく、少し戸惑うところがあったが、一事が万事、1+1の演算が自力でできさえすれば、後は指示をみたら、なんとかうまくいく。
最初、答えのほうのnに100をいれるミスを犯してしまったが、結果をみてすぐに修正、例題どおりの結果が得られた。
ガウスの教師は、ミスをしないように(ミスをするとむち打ちの体罰があったようだ!)計算させれば、たっぷり時間を稼げると踏んでいたようだが、ガウスがすぐさま手をあげたそうだ。・・・こういう教師でさえ、別の地元の有力者と連名で、ガウスに奨学金を与えて、進学させるよう、スポンサーの貴族に頼み込むだけの助力はされたようである。

奨学金給付の決定時、ちょっと計算を見てみたいと言われ、周囲をあわてさせたようであるが。


なかのひと

水曜日, 10月 21, 2009


久しぶりに、定置燃費コースへと出かけた。エンジンの調子はずっと良いが、果たして燃費向上はどれくらいか、中間テストのつもりで臨んだ。行きがけは、高速をさけ、下道をトラックについて走る。今日は、セーターを一枚下に着込んで走った。それでもやや寒い感じだ。それで、エンジンが暖まるのにも時間がかかった。しかし、温度による加速感などには特に変化はなく、とにかくスムーズに、振動を感じずに走れる、ということはこんなにも快適かと思う。

振動は、止まって見ると、相変わらずバックミラーがブルブルとぶれているが、指先で感じる振動の質は、堅さというかとげとげしさがかなり緩んだように感じる。走行中は、ほとんどぶれず、ステップにも振動はこない。ラバーマウントのエンジンか!?といった感じである。

とにかく、オイルも数千キロ走行しているため、劣化しているに違いないが、そういう感じもほとんどない。市内走行を気持ちよくしていると12キロを割り込む燃費だが、今回は12.1だった。それから、定置燃費コースへ、満タンで走るが、いつも言うように、満タン時は極端にスズロイ効果が薄れた時であり、燃費はあまり良くない。25キロほど走ると、だんだん濃度が上がってきて、スズロイの効果を感じ始めるわけだから、平均の燃費よりは悪いだろう。それでも、鉛効果ががつんと出てしまったときよりは良いだろうと、中間テストをしたが、40キロ程度しか走れなかったが、14.6キロと1キロ弱しか回復していなかった。

15前後は行く感じであるはずと思ったが、事実は事実。オイル交換すれば、15キロぐらいは出るだろうなどと考えるが、走行フィーリングは当てにならない。

しかし、鉛の影響は、かなり取れたと思っていたが、まだ1週間や十日程度、まだまだ気長に行かねばなるまいが、期待は持てる。過剰な鉛の影響がほぼ取れて、あと0.5~1キロアップし、その後、じっくり走り込んで、もう少し行くかどうかが、今後のポイントになる。



テスト走行に出る前に、朝食を素早く済ます。と、見るとツーリングライダーか!?とおもうようなバイクが一台先客として止まっていた。中へ入ると、少し時間が遅いせいか、まなりの客足。バイクのナンバーは姫路だった。てっきり学生さんかと思って見渡しても、それらしい客はいない。みな、ど中年ばかしで、きょろきょろしてしまった。この三人組が学生くさいな、と思って観察していたが、支払い時に足下やズボンをみたら、どう見ても職人さんだ。学生が車とバイクで走ってきた、と思ったりもしていたが、これも当てがはずれた。

あとは、スーツ姿の中年のサラリーマンが一人、残りは皆職人さん風ばかり、今日ばかりは
どうしようもなく迷った。そのうち気がつくと、いつのまにかバイクは出発してしまっていた。まあ、バイクの排気量からすると、ライダーウエアなんかは着てはいないだろうとは予想はしていたが、あまりにもバイクライダー然ととしていない人々ばかりで、とにかく面食らった。

知り合いの職人集団の親方に聞いた話では、埼玉県から神奈川あたりまでも、90ccのバイクで駆けつけるバイク好きがいたという話は聞いたことがあるが、中年でもそういうたぐいなんだろうか!?と思う。あのバイクの荷物の中味は、何だったんだろう???と思うことしきりである。
なかのひと

その昔、ポケコンというジャンルがあった時代がある。PC8000などに代表されるいわゆる初期パーソナルコンピュータの出現とほぼ同時期だと思うが、PC8000などを買い、フロッピー装置と、プリンターとフォートランなどを買うと、ゆうに100万を超える時代であり、おいそれと手が出なかった。かといって、一切手がでない、というのも困り者で、すき間を埋めるモノとして、ポケコンというのがあったのだと思う。

私は最初、シャープのPC-1500というのを購入した。
http://retrogamer.seesaa.net/article/48386086.html

フロッピー装置などないが、バッテリー式で、プログラムなどの保存もでき、ミニプロッターも確か4色のものがつき、ひととおりのことがこなせた。当時のいわゆるパソコンが単精度8桁のとき、10桁で計算でき、理工系の関連書籍も幾つかあった。パソコンを購入した暁には、子供のゲーム機と化してしまったが。

先日、会社に行って荷物の整理をしていたら、このポケコンを使って、当時使うかも知れないから、と業務用に組んだプログラムノートがひょっこりと出てきた。今は、本体すら手元にないし、あってもプログラムを保存したカセットもないので、どうしようもないが、当時は、ポケコンやパソコンでプログラムを組んで使ったものだった。その後、それは使われることがなかったが、予備的検討では充分実際に使用可能なものだった。


仕事の内容は、送電線の弛みを測定し、気温とともに記録し、例えば、その線下で、建物を建てたい、などと言う際に、どれほどの高さまで許容できるか調べるためのものである。

送電線も電力事情の変更で、送電量をませば、送電線温度が上がり、弛んで下ってくるので、それを予測する必要があった。また冬に着氷してその重みで伸びたり、強風で横揺れしたりと、いろいろあるので、安全圏を算出し、許容限界を決めるための業務だった。

それまでは、手計算で時おりある必要に迫られて、行っていたりしたようだが、よく計算間違いを指摘されたりしていたので、そこを改善したいとのことで、それなら、今はやりのPCを使えば一発で〜すなどと言った手前、結局私が行う羽目に。


このとき、初めて、通常の鉄塔間でも数トンの張力が掛かっていることを知らされた。それは鋼鉄線自体の重みであるのだが、私には車が何台か宙に吊るされているイメージが強かった。時折、人が空中に浮かんでいるのを見るが、これは人が送電線にそって滑車のついた乗り物で、送電線にそって移動し、撚り線のほつれなどを直す作業をしている、とのことである。

高所恐怖症でなくたって、大抵の人にはご免蒙りたい作業には違いない。初めて見たときには、さすがにショックを受けたものだった。最近、鉄塔の作業で、作業員が二人ほど転落する事故があったばかりで、一人はお亡くなりになったが、もう一人は雨で柔らかくなった地面に足から突き刺さっただけで、一名を取り留めた、という報道があった。38メートルほど落下したという事故だった。

本当に小さい子供の頃、家でお茶を飲んでいた東電の作業員が、そのすぐ後、近くの電柱で作業中、誤って感電し、落下、死亡したことがあった。直接目撃したわけではないが、翌日には耳に入った。後年、その電柱の立っている家の同級生に聞いたら、彼は一部始終を目撃したそうである。

いまは、まず停電もめったに無く、快適な生活を電気のおかげで過ごしているが、私の子供のころは、実家はともかく、分家では最初はまだランプ生活の時期があった。その頃の思いでである。

さて、そのプログラムであるが、サブルーチンとして簡単な3次方程式を解く必要があった。これをプログラムするのにどうしたらよいか!?がネックでいろいろと探したり、考えたりした。手引書では、計算尺の活用が書かれていた。工学書で、ガウスの解法を知り、応用した記憶があるは、今では細部は、忘却の彼方である。中間の親会社のひとも、このルーチンが知りたいと言っていた。それで、その本をお貸しした覚えがある。

f^2+10)=2570を計算尺で解くには、Mが既知でが未知であるから、A尺上にMの値をとっておき、スライドを動かしていろいろなの値を想定して合うところを探せば良い、とある。

上の式では、カーソルをA尺の2570の所におき、スライドを動かして適当なの近似値のところを探す、とある。C尺の1をD尺の11に合わせB尺の11+10=21に対応するA尺はと言うと2540で、はこの付近であるとわかる、とある。

=11に対してf^2+10)=2541
=11.1に対してf^2+10)=2600  差59
(70-41)/59≅0.5
よって≅11.05を得る、となっているが経験不足で理解しがたい、というかそろばん同様体で覚えないと出来ない相談である。

数式処理ソフトなら、答え一発であるが、・・・・・・。いつでもどこでも使用可というわけにはいかない。
なかのひと

日曜日, 10月 18, 2009


今日もいい天気だったが、遠出は諦め、身の回りの用達程度。長距離はなし。しかし、スズロイのおかげか、冷えたままでもスルスルとビッグ1と90キロ近い体重が押し出される快適さは格別。あまり飛ばさず、会社に3.5インチのフロッピーを読み出すべく走るが、ゆっくり走っていたら、いつも通らない道で、反対方向だったが、朝8時台にねずみ取りをやっていた。

日曜の朝で、交通量は少ないのだが、出勤ではないのだろう、対向車でもひっかりそうな車は無いようであった。最近、この辺も決められた区間の通過時間で取り締まる方式も採用されだし、いわゆる通常の放射電波を事前で感知する防御システムが効かない場合もある、そうした場合、カラーコーンをおいて、カムフラージュいているから、すぐわかると友人はいう。

さて、フロッピーが読めず、元ディーラーさんちへ伺い、そちらのシステムで読み取れれば読み取ってもらうお願いをしてから、一眼レフ用の電池とフィルムを買いに、昔からつきあいのあった店へ行く。以前は駅前と駅裏とにその系列店があったのだが、便利な駅前店はテナントが変わって別の店舗となっていた。それで、しかたなく踏み切りを渡って、駅裏店へ。取りあえず、カメラが正常動作するかテストなので、フィルムは一本だけ。今はASA400が主流だとわかった。電池も日本で1200円弱。

今のデジカメ一眼も、ボディだけ買えば交換ズームレンズはフィルムタイプ用のレンズが使えそう。しかし、かさばり、いくら軽くてもバイクツーでは、お荷物の最たるものになりそうである。

さて、あれから、日ごとに振動が丸くなり、手にも優しくなった。以前は、左のクラッチレバーが遊びがあるので、バックミラーの振動が共振して、必ず揺れたものだが、今日は収まっている。どういうわけか、右よりも左の揺れが強い。

写る映像も、アイドリング時、エンジンが暖まると、必ず大きくブレていた。そのとき、人さし指をハンドルの縁にそっと当てると、ビリビリしたものだったが、この頃はあまりびびらず、背景画像のゆれもだいぶおさまるようになった。ハンダロイを入れてから、大きく振動するようになった。買ってすぐマイクロロン処理をしていたので、そのような振動とは無縁だったが、鉛がびったりとエンジン各部に張り付くと決まって振動が大きくなる。

古いタンクの時も、だんだんよくなり振動が収まり掛けた頃、おさらばとなってしまったが、今回はようやく元にもどりつつある様子。この感覚は、昔の2サイクルの250で体験したモータロイの効いた感じとそっくりの気がする。その後、350、750まで入れたが、投入量をけちったためか、特にそうした効果は4サイクルでは感じなかった。スズを足したりして効果をみたのも250であった。これはボーリングして、排気量をわずか250オーバーとして、北海道ツーリングに行ったのだった。荷物を積んだ250は、北海道の原野の強風に悩まされたが、それがない日はまことに快適に走り込んだ思い出がある。富良野にある大学関連の宿舎を根城にあちこちジンギスカン定食を食べに回った。蟹族などというバイク旅人たちの話題があった頃である。まかないのおばさんに朝夕食事を世話してもらって、雨の日は読書、晴れれば森をみたり、幸福駅へいったり池田町のワイナリーへ買い出しにいったりと、楽しんだ。北街道新聞社が刊行した北大関連の研究室紹介本などもこの時読んだ。もちろん、国木田独歩も持っていった。親の親戚で、北大の院を出て、女子大で英文学を講じている人の親の家に札幌では泊めてもらった。
そのころ、北大は外国理解のためにはまず英文学を、ということらしく彼女も英文学、特にシェークスピアが専門と言うことだった。母親の話では、丸善へのボーナス払いが、当時で30〜40万いつもあるのよ、という話であった。

そのとき読んだ中では、医学部各科と農学部各科の記事が印象的だった。研究用の精液を集めるのに、毎朝しかるべき場所をまわり、コンドームを集めたりとか、リンゴの剪定競技会には教授になっても鋏み一つで参加するおじいさん教授とか、意外な人間的魅力が多数記録されていて、大学って多様な処だなあ〜としみじみ思った。

さて、振動がすくなくなり、通常の走行も気持ちよく走れて、ますます通勤用に向いているな〜と思いつつ帰宅して、降りてふと見ると、この前の長野県へのツーリング時には真っ黒だった排気口が少し茶色く排気口の下側だけ変色している。250のときもそうだったが、モータロイが効いてくると、黒いベトベトのオイルが排気口に付着しているが、それがどちらかというと透明っぽくなり、上に黄色い硫黄の湯の花のようなものが浮き出すことがよくあった。4サイクルでも、この色は排気管に出るんだね〜、やはり。

私の経験では、モータロイとかスズロイは摩擦を減少させ、振動を低減し、回転がスムーズになり燃費向上に繋がる、というわけだが、パワーアップはしていないようである。もちろん、ピストンリングの摩耗などの吹き抜け防止などの効果はあるかもしれないが、・・・。摩擦が減り、若干の吹き抜け防止が伴えば、パワーアップしたような錯覚はある。ただ、この効果は、定速のしかも比較的低速のときに最大で、アクセルを開けるにつれて、ピストンとシリンダ壁の当たり具合が変化し普段のピストンとシリンダ壁の関係が変化する。もっとも、高速でも定速となれば、すぐに馴化が進行するようだし、長年の使用で、溶けて付着したスズ層が厚みを増せば、簡単にははがれないだろうとも想像するが、250でも北海道ツーリングのあと、仕事が忙しくなりバイクをやめてしまったので、長期のテストは今回が初めてである。バイクに戻ったのは、家内と結婚してからである。

ヤマハの650で13万キロ走行事、モータロイの効果を見るために、シリンダヘッドを外して、シリンダ壁を覗いたら、鏡のような銀色っぽいスズの壁だった、との投稿記事をバイク雑誌で見たことがある。車種はXS650スぺシャル、振動が大きく、タンクのガソリン容量は比較的小さい車種で、その上、あまり回さないで走るバイクなので、モータロイ実験用バイクとしては最適
だと、ずっと以前から狙っていたバイクだった。とうとう、そのバイクとは何回か出会いがありそうだったが、今一程度の良さそうなものと巡り合わず、所有したことがないが、今のビッグ1でもあまりまわさないので、タンク容量に見合う量を入れてやれば、同様の効果が期待できるかな〜、と思っている。ハンダロイは6000キロも走ってしまったが、燃費改善効果はいくらスズもけっこう入っていてもゼロだった。

バイク屋さんにシリンダ壁がメッキされたように銀色だったって、書いてあったと話したら、それは無いでしょう!?と否定されたが、よく、メッキが始まるなどと言われたものだ。そうした宣伝文句を鵜呑みに載せているブログもあまたあるけれども、本当にテストした記事と言うのはほとんどない。したがって、改善効果がどれほどなのか本当のところは、ほとど何も分かっていないのが現状である。鳩山内閣は、CO2削減を25%などといったが、リッター12キロ平均が25%削減するには、リッター15キロは行かないと達成しない。古いタンクでは。大人しく走って16.1だったこともあり、マイクロロン時は16.8位まで行ったこともあったが、こちらは値が安定しなくて止めた。
さっそく会社のPCでDeriveのフロッピーを挿入して試してみたが、残念ながら、エラーはいっさい出ずに、3.5インチのフォルダは真っ白のまま。何も読めないのか、何も入っていないとしか思えない。
扱っていた元業者と連絡を取ったが、フォーマットが違うかもしれない、と返事が来たが、対処の仕様がないではないか。
前日、紹介しておいたように、今でもウィンドウズ版が31、500円で販売されているようなので、いずれ最新版へ移行してみようか、と誘惑に駆られる。そうだ、あのTheoristとほぼ同じか安いくらいで、現在も現役なのがいい。ネットでも購入できそうだが、先立つものが、今秋はいろいろと出費がかさんで、思わしくない。

それで、すべての計画が年明け以降に延ばされている。残念だが、こればかりは致し方ない。
http://www.youtube.com/watch?v=P9dpTTpjymE
それで、使用感を動画で拝見としてみたが、単なる宣伝用でしかないようで、がっかり。

帰りに古いシステムも保存して持っているという元ディーラーさんにフロッピーを返し、読めたら他のウィンドウズでもよめる形式か、メールで送るように頼んできた。いちおう2000年頃のフロッピーでHDと書いてあるのだが、どうも本当に中味が入ってディーラー用に送られたのかどうか、気になるところである。
仕方なく、昨日買ったMathematica用のビギナーズガイドで、いくつか練習問題を行い、錆びついた頭の回路のサビ落としを行ってみた。


終わってみるとどれもみな、正しく動いた。やはりSheepShaverが、ロゼッタがPowerPcように、最適化されたせいか、かなり早く調子がよく、いまやBasikiskiiジャ旗色が悪い(遅い)。

これまでは、Mathematicaも2.2もちゃんと動くBasiliskiiをメインに決めていたのだが、よほどの事がないと戻りづらい。それにしても、WYSIWYGの画面時でもそうだったのだが、小さな文字となり、スペリングミスが頻発。ピリオドとコロンの混同など朝飯前で、しかも[や{、などの混同や、意識していても文字にうち間違いなどで、正常に動かすまで、4〜5回のミスはざらであったが、正しく入力すれば皆正常に動いたようである。

最後に、何度やっても動かないものがあったが、エラーメッセージを何度も見ていると、どうやら[に対応する]が本文には抜け落ちていることが判明、最後の鍵カッコを文末に追加したら、あっさりサクリと動いた。

昔も、Mathematicaの場合も、、や.の入れ間違いで、何度も目をコスッた経験が再来した。
大丈夫と思っても、どこかにミスがあることが大半であった。

なかのひと
数式処理ソフトDeriveの古いバージョンを手にいれた。フロッピー一枚に収まる軽さが魅力である。
家に帰ってみて、しまった、と後悔した。うちのWindowsにはフロッピーがもはやついていないのである。いまから会社に行き、読み込ませてメールで自宅に送り、トライする気にはなれず、しかたなく、同時に入手したMathematicaの解説本で遊ぶことに。この本は、当時は所有して随分と重宝した本であったが、ひととおりマスターした(つもり)ら、初歩的すぎてそのうち貯まる他の書籍と一緒に処分して無くなっていたものだ。

数式処理ソフトは、各社一長一短あり、ある一本に入れ込んで使うことももちろん必要であろうが、OSと同様、まずどこかに予期せぬバグが潜んでいると、警戒したほうがよさそうである。現在は、MathematicaとMapleが二大潮流のようだが、それ以外にも多くの数式処理ソフトがあった。
http://www.tokyo-pax.co.jp/200611.htm
ある種の積分の結果でも、MathematicaとMapleとでは、結果が違うこともあった。いちおう、Theorist1.5での結果と、Mathematica3.0との結果は一致したので、Maple9.5の結果は間違いだと思っているが、・・・・。こうした結果はそう多くはないだろうが、けっこうあるともいえるかもしれない。積分公式集なる本も1000種類ぐらいの公式中、Mathematicaの登場で200種類ぐらいがミスプリや間違いで訂正の必要があった、とウルフラム社はアナウンスしていたが、私がトライした積分式も、教科書に載っていて後でその元の論文を調べると、やはり積分公式集を参考にしていたようだ。
http://yhsvtex.blogspot.com/2007/05/httpwww.html
そこできょうは、しかたなくなつかしい、「Mathematicaビギナーズガイド」を開いて、Mathematicaのおさらいをちょこっとした。iMacも、Snow Leopard 6.1となり、インテル専用となり、古いマック版のOSを動かすには、それ専用のロゼッタというCPUの動きをPowerPC用に翻訳するソフトが、もし必要ならインストールされるように変わった。

ちょっと試した結果では、ノートブックの初期化にかかる時間が以前の5,6秒から3秒程度に変わっていた。また、Basiliskiiのほうが安定感があったが、10.6ではSheepShaverのほうが安定感があった。Basilisikiiでは、いきなりぶっ飛んでしまうことが何回かあった。SheepShaverでは、そういうことはおこらず、懐かしい爆弾マークが現れた。そういう時は、その爆弾マークのほうの再起動をクリックすると正常にもどったが、いきなりメニュバーからの再起動では動かなかった。より、PowerPC用に最適化されたロゼッタに変わったようだった。

今度は、Theorist1.5で、計算式の一部の計算結果を検証したが、どちらも同一の結果のようであった。Theoristでは、計算精度を6桁のままで表示してあるが19桁まで必要に応じて選べる。

時間のかかる3Dプロットで、演算速度を調べてみたが、意外なことに初期化に要する時間は早いのに、演算速度は低下していた。同一の処理に1.6倍ほどかかることが判明。通常は感じられない程度の差だし問題はない。本来のオリジナル実機よりは段違いに速いことも事実なのだから。

ただ、時々ブラウザを3種類も起動していると、時折こうしたエミュレーターが起動しないこともあった。どうもSafariが悪さしているようで、このSafariだけは、インプットメソッドがことえりだけに固定されていて、不便でしようがない。それで、アップデートを探したが、システムだけが10.6.0から10.6.1に変わっただけで、詳細を見ても自分の環境にはあまり関与のすくなそうが項目が並んでいるだけだった。

さて、きょうはDOS版のDeriveに挑戦予定だが、Aドライブにフロッピーを入れて起動し、Cドライブにプログラムをコピーして使用したり、フロッピーのままで使用できたりするらしい。昔のTheoristもまさにフロッピー一枚であったから、その感覚でいけるのはありがたいが、まだまだとっつきずらそうな感じは否めない。ハワイの大学で開発されたようだ。

フロッピーがいかれていないことを祈りたい。もしうまくいけばフロッピーのコピーをさっそく予備として作るが、新品のFDはいまや入手困難な時代になった。大手が旧システムの端末がFDしか受け付けないものを使用している関係で、納品用FDは、たくさん買いためてあるので、その点だけは心配ないのだが。
www.tokyo-pax.co.jp/deriveindex.htm

金曜日, 10月 16, 2009

さて、ようやくスズロイの効果が、新タンクでも出始めた。旧タンクでもかなりよい効果を上げだしたかな?という矢先にタンクがつぶされ、交換を余儀なくされてその後の変化が追跡できなかった。

今回は、新タンクでも同様の効果を出して、しかも継続後の変化も報告しようと意気込んだのだが、うっかり鉛成分を余計に入れすぎ、タンク清掃をしなおして、再々スタート、効果が出始めたような感じを取り戻し、今のところ揺り戻しはない。臭いも日増しに無臭にちかくなっている。旧タンクでははっきりしなかったが、新タンクでは、アイドリングが通常で1150回転前後、リザーブ近くになってくると、2000回転を示している。

以前はこのようなことはなく、おおむねコンスタントに1100回転前後だたことを思えば、それだけでも幾分かの効果が出ているのだろう。
走行フィーリングはきわめて気持ちよく、スムーズさに日ごとに磨きがかかる感じで、この味を覚えてしまうと、ちょっと後戻りはむずかしい。しかも、半永久的で、今後余計なことをしなければずっと、効果が長持ちする、というおいしい話、ということになろうか。

なぜ、悪影響のある鉛成分を入れているのか、?と思う方のためにも些細な経験の集積から、なかばやけっぱち的に出てきた手法かもしれないが、根拠が無い訳ではない。

昨年の今頃、マイクロロンというテフロン処理剤を二年近く使っていて、スムーズでいいと思っていたのだったが、燃費の限界を試してみたくなり、昔からあるモータロイに変更してみることに。しかし、販売中止で入手困難、ネット価格もべらぼうに高く、自作することに。

それで、ネットで探せば、鉛フリーハンダとか、鉛成分5%ぐらいのハンダもあったのだが、近くの量販店で探したら、鉛分1/3のハンダが手頃な値段であったので、すぐそれを溶かして入れてみた。加減もわからず、しかも速効性をねらって、鉛分の多いものを多量にいれたら、最初はそうでもなかたが、日ごとに燃費がおち、マイクロロン使用時は、16.x台まででた燃費は15から、最終的には13キロ台までおちてしまった。

それで、鉛分が多すぎたと自覚、しかたなく純スズを購入して足したら、15キロ台まで回復して、よかったと思ったが、まもなく、鉛に負けてまた13キロ台に戻ってしまった。

それで、タンク清掃を頼んで、中味をすべて除去、以後何も入れないでエンジン内部で染みこんでしまった鉛製分が完全に無くなるまで我慢して、臭いが無くなってから、スズを入れたが、スズが多ければいい、というものでもなく、そのころ、経年変化で、プラグの電極への電流供給もおちていたようで、スズだけでも入れすぎると、吹けが悪くなってきた。

それで、またタンク清掃、さらにアーシングをしてスパークの電流を強化したら、入れすぎで吹けがわるいということも特に無いようであったが、今は入れすぎないようにしている。

そのため、効果が出にくく、適量の見極めがむずかしく、毎日、取り出した余分なスズの固まりを眺めていたら、一個だけ色の変わった小さいスズ片があるのに気づいた。それはハンドロイの最後の一個で、色が黒っぽく、いかにもオリジナルのモータロイ的な色をしていた。半年あまり、タンク内にあったものである。取り出しのとき、どこかに引っかかって出てこずに残っていて、ある日突然こすれて緩くなったものが出てきたらしい。

それを見ていて、鉛の金属表面への浸透する力の強さは、身にしみていたが、それだけ強ければ、ごく少量なら、スズ成分定着の橋渡しをするのでは、と思いだした。毎日誘惑と戦い、これもテストとスズの入っているタンク内にごく少量(2/3はスズであるし)を入れてみた。

すると、どういうわけか、だんだん効果が出てくる感じで、やはりモータロイは合金だと書いてあって、成分比などは公表していないが、スズだけでもあまりよくないのでは、と思うようになった。

最初、多量のスズと鉛分があったとき、スズを入れたら、一度は13キロ台から15キロ台まで一週間ほどで回復したのだし、鉛成分の量を押さえて溶けやすいスズを多く入れてやれば、どうなるか?にテストの主体は移っている。

木曜日, 10月 15, 2009

昨日、車で調査の仕事に出ようとしたら、前夜の納品物件の手直しを要求され、半日弱つぶれてしまった。新しい仕事が大がかりに出る計画があり、私の物件担当者がその件で、研修のため一週間ほど出張のため、私の納品物も、別の担当者がチェックしたため、意見の食い違いや感性のちがいなどで、前の担当者からは聞いたこともないような、指摘を受けたりとお互いPCの画面をにらみながら、どこをどうする、こうするなどのやりとりもあった。

そのため、その日、どうしても回っておきたい分だけでも確実に回るためには、バイクで行かざるを得なかった。必然的に、かなり先へ、先へと車列をすり抜けて、信号の手前に行くようにしないと、二重手間となってしまうから、相当覚悟してでかけた。車なら、社内で飲んだり、パンやおにぎりをつまんだりもできようが、バイクではそれはかなわない。雨が夕方降るかのしれないが、かまっていられない。気温が20℃いくかいかない程度の日で、トイレも近くなりがちで、水分も控え、昼飯も取りやめて、ひたすら目的地へと急ぐ。

そのため、もう少し必要かもと思って様子を見ようとしていたが、また小さなスズ片をタンクに投入、ハードランに備えた。
月曜日のツーリングでのハードラン中は、あまり感じなかったが、火曜の出勤の再、エンジンをかけてみたら、まるで昨日とはうってかわって、鉛成分の悪影響がモロに感じられる感触であり、まだ足りないとばかり、その晩の納品時に、足したのだったが、足すとすぐ効果がでるのだが、一夜あけると少しはましだが、まだ不足がちを感じていた。

入れすぎないよう、小さくニッパで、四角く粒状に切り刻んだものをいれるのだが、投げ込む際にタンクの底に沈む際に、どうしてもメインフレームをよけるように作ってある盛り上がったタンク内部の注ぎ口付近の金属面にあたりながら、ころころと転がりおちる。その際、切り出して、ギザギザになった突端が、鉄板にあたり、タンクのそこで揺すられたりするより幾分余計に細かな粒子がタンク内に散るらしい。

見たわけではないが、その後のエンジンの変化からいえることである。その日も走り出して500メートルいくかいかないかで、なんだかエンジンに何かか詰まったようながさごそする感じがしたと思ったら、ガリガリという何かを囓った感じがし、エンジンのふけが悪くなった。おいおい、これから飛ばそうと言うときに限って、これかよ?とおもったが、エンジンが止まるわけではないので、当面だましだまし走らせるしかない。

すると様子をみて走っていると、1キロいくかいかないかで、急にそれまであった鉛がすっかりとれたようにエンジンが軽快に回りだした。それでも用心して走っていると、まるっきり鉛成分がとれたように感じた。さっきの何かを囓ったような感じは、べったりついた鉛成分がはずはがれた、と思ってしまった。あ~、以外に簡単なもんやね~、これも先日のハードランの効果か!?なんておもい、軽く回るエンジンを愛でつつ、あちこち回った。バイクのおかげで、4時までに入構しないと、調査は受け付けないという場所があり、どうしてもそれまでにつかなければならないと思い、走りに走った。それで、4時01分頃になとかセーフ、滑り込んで、OKとなり、鍵を開けてもらえた。

そんなわけで、出かける前に100キロほど走行していたのだが、150キロほど走ると、あれほど調子がよかったエンジンが再び重くなりだした。それでさっきの鉛成分がとれたと喜んだのはとんだ勘違いで、スズの比較的大きい粒子を囓り、それがつぶれて周囲を強制潤滑したためだと判断したのだった。なにしろ180℃ちょっとで、スズ片は溶けるのである。ハンダでも190℃ちょとのはず。そういう比較的大きな粒子は、投入した際のショックではずれただけで、あとは通常の超微粒子しか、ガソリンに運ばれてこないから、すぐに溶け去り、消え去り、通常の成分濃度に戻る。それで、その前までの調子の良さは陰を潜めてしまう。

なーんだ、まだ足りないのかと、気落ちし、がっかりしたが、とにかく走り続けなければその日のノルマはこなせない。最近は、バイク乗りが相対的に減少したせいか、狭い車間にしゃにむに割り込むと、幅寄せなどする車はまずないし、目立つせいかよけてくださるありがたい車もすくなくない。こちも必死で時間と渋滞の予想とを見比べ、ここまで何分、それからあと15分であそこまでと走っていると、だいたい一分ほどの誤差で、各地点を通過できた。

それで、投入から90キロぐらい(オドメーターで190キロ)あたりから、またあの重さが少しづつ解けてきた感じがしだした。よくなった地、悪くなったりをくり返しながらであるが。

それは180キロあたりから始まり、190キロぐらいではっきりと鉛の影響からほぼフリーとなった。それで、リザーブ近くになり、タンク内のガソリンが減り、ガソリン内に解けだすスズ成分がガソリンの多いときより相対的に濃くなったため、効果が発揮されだした、と考えた。それで、再び快調に、時間内に仕事もすんだし気持ちよく帰ってこれた。

リザーブに向かうにつれ、ますます調子はよくなる。しかし、臭いはもうほとんどない。しかし、渋滞した町中を飛ばしにとばしたので、燃費は11.8キロと、8月16日に都内で記録した値と同じだった。

だいぶ濃い(スズ濃度)のあと、20リットルものガソリンをつぎ足したので、急激にタンク内濃度はさがる。スタンドをでてすぐにあの調子のよさはだいぶそがれて、また鉛成分のブレーキング効果は感じられた。

翌朝、また通勤で乗り出すと、予想よりはるかに前日の過剰だったスズ成分のおかげか、差伊予からちょうしがよい。それで、適正濃度一歩手前までようやくこれたと思った。過去の経験から、満タンにしても20キロ近く走ると、スズ効果が出てくるので、昨日スズ効果が出だしてから50キロ近く過剰で走っていたので、効果が減っていくのと、新しく効果が出てくのとがオーバーラップしているところまで来たようである。夕方もあさとまったく変わらず、快調だ。

もう少し増やす手もあるにはあるものの、鉛成分の挙動も関係してくるので、迂闊にやると入れすぎになってしまう。
なかのひと

月曜日, 10月 12, 2009


sho様のコメント欄で、12日にツーリングの案内を拝見したが、今回は何かと忙しくあまり乗り気ではなかった。何よりも、バイクの調子が悪く、ツーリングに行く気分ではなかった。

ところが、前日書いたように、年内ぐらいは調子が悪い状態が続くかもしれないと、長期戦で構えていたエンジン系へ多量に回った鉛成分の悪影響が、11日にはほぼ取れたように感じるほどエンジンが軽く回るようになったことに気づき、ここでもう一押し、エンジンのテストをかねて長距離一括走行をトライし、前から疑問に思っていたことなどもテストしてみたい気になってしまった。

タンク内の過剰だった鉛分も除去し、容積比で3%以下の鉛としたが、入れ過ぎと思う量は5〜7%で、ちょっとした匙加減でエンジン抵抗が大きく変わることがはっきりし、その多かった分はすでにエンジン内にこびりついてしまって、取り去るには根気よく無理やりよく回すしかないことは、この春の実験でもわかっていた。

それが、ホンの一つまみの微量ともいえるスズ片を追加したら、驚くほどスズの効き目が発揮されるようになり、昨日だけでは、鉛の影響除去は完了しなかったが、あと一息でノーマルにもどれそうな予感が昨日はあった。

それで、とにかく長距離走行で、その予期した結果が出るかどうかかなりせっかちに知りたくなった。わたしのコメント欄にも念押しのsho様のツーリングのお誘いを頂いたが、その時点ではすでに内心決めていた。ただ、夕方までまってみないと、本当に参加できるかどうか、確証がなかったので、返事は夜9時頃となってしまった。

さて、「道の駅ちちぶ」へは午前8時集合となっていたが、具体的にはどれくらいの時間でいけるか、明確な値は持っていなかった。 それで花園まで、いちおう高速を使って、八時半ちょっとすぎに着く。見るとバイクはほとんどいない。ん?どこかで見たような1300が一台。近寄ると、とちぎナンバーだった。GTOさんかと思ったが、2本マフラーではなく、右側一本のみだ。
前へまわって、ゴールデンリトレバーのロゴを発見しておけば、くろラブさんの赤兎馬だと気づくはずなのだが、ほぼ新車に近く見えたので、脇に止めづらく敬遠して遠くに。

皆が来て混む前にトイレ休憩を、と近づくと、ン!?自動販売機の前に、そのライダーらしき人がいる、と見たが、残念ながらゲストブックでの愛称が浮かばない。出てくると、shoさんたちと出口で遭遇。それで、くろラブさんだと教わる。で、みんなで挨拶となったが、きょうは結局4名だとわかる。くろラブさんは、足利方面から関越道で花園経由で来たため、一番乗り。雑談で、道の駅秩父までは、皆60〜70キロの圏内から集合したことに気づく。とちぎ、練馬、相模、千葉ナンバーと4台で出発。

299号へルートをとって群馬県側へ。最初は、好ましいゆったり運転だったが、道が空くと4台しかいないため、みなけっこう飛ばす。前回(7月20日)の参加時とは段違いのハードツーリングとなり、直線ではかなり飛ばす。最初、私が2番手だったが、過激な走行にとまどっているうちに、くろラブさん抜かれ3番手となる。くろラブさんのコーナーリングを目で追っているときれいなリーンウィズで、急コーナーをさりげなくこなしている感じ。こちらは急コーナーで最初はいいのだが、後半に入るとコーナーからアウトしそうになり、シフトダウンして、体制を建て直し二段構えのコーナーリング、これでは後ろについている人はいらつくだろうと、内心汗。

結局、気が遠くなるほどコーナーの連続が続いた。足が低温と緊張で攣りそうになり、太ももがいたくなった。7月のブドウ峠超えよりも、今回はパワーを感じて比較的楽だった。やはり、ミラクルパワーのおかげか!?。あの時は、パワーがなく、すぐ後ろにカワサキの逆輸入車に続かれ、かなり苦労した思い出がよみがえる。私が追いつくのは、流れ出た水で路面がウエットになっている場所だけであった。

お昼はけっきょく、またソースカツ丼。 麦草峠を超えてきたせいかかなり寒く、くろラブさんが、食堂内では通常、ライダーウエアは熱くて脱ぐのが普通なんだけどね〜などとおっしゃっている。麦草峠は、看板で見てきたが、標高2,127mだそうで、どうりで寒い。国道299号の最高地点だけでなく、国道の峠としても、2番目に標高が高いそうである。
といっても、一位の渋峠は、2,172mだそうだから、その差はわずかであるが。
昨日平地で1200回転だったアイドリングもこの当たりでは、何と800回転に落ちている!!。酸素もいくぶん低濃度なのであろう。ジーゼル4輪などが前方にあらわれると、大変である。

この日は、展望台や紅葉が見ごろな場所では、4輪が多数路肩停車中で、カメラやビデオ撮影にはまっている人たちがたくさんいた。眺望のよいところでは、盆地が海の底に沈んでいるように見える場所もあり、山の稜線も雄大な感じの場所もあったが、先頭が飛ばすし、急コーナーもあり、実際のところ景色や撮影どころではなかった。
http://www.youtube.com/watch?v=mjODAlh1yWo
それで、手ごろな画像ファイルを見つけたので、紹介しておく。バイクにつけた固定カメラでの撮影の画像であり、路肩には雪が残っているので、初夏のものかもしれないが脇に積雪があってもおかしくないほど、寒く感じた。

下へ降りてきて最初の給油。だいぶん暖かで、直線が多く走りやすい。此のときの燃費は約13キロ。まだまだ鉛の影響があるのかもしれないが、夏のブドウ峠超えでは、12.4しか走らなかったのに比べると、少し良い。くろラブさんの話では、sho様とおなじく、ツー専用として使われているようである。通勤で毎日、雨の日でも乗っていると話すと、信じられない顔をされていた。私の予想では、毎日20キロ足らずの走行と、200キロ、300キロというようなツーリング専用車とでは、基本的に燃費が違うのでは、と前から思っていた。あまり多くはないが、過去の経験から、2度目の給油のほうがかならずといっていいくらい燃費が伸びているからである。今回も、帰りついての2度目の燃費は、13.5強となりやはり予想をうらづけた。

甲府から丹波山へ抜ける道もけっこう急コーナーであり、このコースをやはりコーナ出口でスピードが落ちるコーナーリングを経験したあと、ようやくくろラブさんのコーナーリングが少しわかりかけたきたような気がした。足、腰をほとんど使っていない、通勤モードのコーナリングではカーブを今日のようなハイアベレージの速度では、どうしても無理があるのだろう。

さて、前半はまだ鉛くさい感じがしていたが、後半はほとんど取れた感じがした。回りに聞いても、特に異臭は感じていないようである。しかし、今日は標高の高い処はともかく、アイドリングが少しおち、1200弱でまわり、昨日の快調なスズが効いている感じはかなり落ち、通常の無処理然とした感じに戻っていた。それで、会社によったついでに、もう一度スズ片を追加。するとリザーブ前だし、基本濃度はほぼ満足しているので、しばらく走る(数キロで)とこれがよね、と感じる程よいスズ効果が出て、昼間よりよほど快適なエンジンのつきを感じた。これくらいがちょうど良い感じであるが、なにぶんガソリン残量が少ないときに入れたため、効果絶大であるが、満タン時にいれるとどうなのか、がこれまた問題。

あす冷機時からスタートして、会社につくまでに今と同じぐらいに快適ならば、可だが、そうでなければ、あと少し増量の余地がありそう、というのがこれまでの経験則である。昨日突然調子が良くなったが、きょうのハードな山登りで、スズ効果を使い果たしてしまった感じであり、その分鉛分は飛んでくれたようだが、ようやくノーマル(無処理)にもどった感じである。タンク交換前の感じには、まだほど遠い気がしている。あれは惜しかったが、今その状態にようやく近づきつつあるように期待している。


なかのひと