一体何年ぶりになるのか、数十年ぶりに新幹線で親戚の叔母の家を訪れた。
記憶に残るのは学生時代大阪で弓道の試合があり、浜松のうなぎ弁当を車内で食べた記憶しか思い浮かばなかったが、こうして記録を整理してみると、30過ぎて京大を会場にした春の学会も出席した記憶があるから、印象こそないものの、当然新幹線を使ったことだろう。だとすると30年ぶり以上ということか。
東京駅では特急券を買うことを忘れ、自動改札で侵入を拒否され、原因がわからず駅員に教えられて初めて気づいた。別の親戚の家にあった道順を書いた紙切れのコピーに新幹線4730とあったので、鵜呑みにしていた。
減量中なので、ブラックコーヒーとサンドイッチを500円で購入し時間をかけてたべた。途中の時間つぶしに最初のiPhone3GSを外部電池電力で使用したが快適だった。
最も古い機種でもっとも耳に馴染みのあるVOA放送が録音されているので、バックグラウンドスピーチとして肩がこらない点が気に入っている。くわえてkindleで購入した洋書がそのまま残っていて読める。それ以降の機種では最初は継承されたが今では購入した書籍にアクセスできないままである。最近、部屋の掃除をして、買ったままの原本が出てきたので取ってはあるが。380 ページ中の 51ページ目などという情報も出てくる。
ほどなく京都に着く。ここから近鉄線に乗り換えて大和八木まで行く。片道860円は変わっていなかった。メモによると中川タクシーを拾う、などと書いてある。積水団地の中の簡易郵便局を目指してタクシーで行く。
11時半過ぎに八木駅についたので、昼食でも取って時間調整するために駅の周りを散策。掲示板で町名を確認したものの、方角がわからない。降りたあたりはタクシー乗り場というより、各路線のバス停である。駅前広場を一周しているとようやく少し冷静になってきて、食事をする場所も何軒かあったが、気が進まずもう一度案内板の方角を見たら、北は下向きだった。すると駅の反対側から出発だ、と気づき回ってみると10台
以上の中川タクシーが客待ちをしていた。目的地近くになると写真でははっきりしないが、左前方にゆったりとした起伏の山が見えているので、聞いたら衣干したりの和歌で有名な香具山だそうで、駅前の別の掲示板で大和三山として出ていたので、そのどれだろう?と思って尋ねたのだった。この辺で飯でも食べてとおもったら、あいにく休業中で弁当屋さんだけが営業中であった。
でこの写真を見ながら、この案内図内に目的の家はあったのだが、メモには郵便局から徒歩400〜500メートル位とあるのでこの表示の範囲外だろうと思ってすたすたとあるきだしたが 、もうこの辺でグーグルマップで見ていた目的の家が現れるだろうと思っていると
道が終わってしまい、ぜんぜん勝手のちがう街区となってしまい、あれっと思いiPadでグーグル・マップをみるととっくに行き過ぎていた。それからマップを見ながら行くと角をまがったとたん、あ、あれだと見つけられた。ところで、昔のメモではタクシー代950円とあったが、今回は行きも帰りも1200円だった。近鉄料金だけは860円で変わらずだった。
測量関係者たちはかの我が郷土の偉人、伊能忠敬さんの時代から歩幅を数えて距離の目安にしていたというが、それ以外の方の距離感というのはだいぶ違う場合があるらしいと改めておもった。かの案内板にちゃんと地番(番地?)で出ていたが、時間調整は結果的にうまく行ったことは確かだった。今度、再訪するにはバイクかな。この日RBから納車の通知を京都駅で受け、翌日下取りバイクと交換に行ったが、店長の実家もこの近くだとか。経験上からか、でもかなり遠いですよ、と改めて言われた。