火曜日, 3月 31, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(アメリカに現れた王岐山の目的は?)

─…─↓ メルマ!PR ↓─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─
☆★☆★☆★酒蔵生まれの無添加スキンケアシリーズ!★☆★☆★☆
        天然アミノ酸の力でしっかり保湿
    原料はお米と水だけ、自ら潤う力を引き出します!
☆★アミノリセ・トライアルセット1,980円(税込)送料無料です★☆
http://rd.melma.com/ad?d=60P0PRdh10608QRqb0cwGFgWF1bdSq4q422c3fa8
…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─↑ メルマ!PR ↑─…


★小誌、通算4500号突破記念号!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015) 3月31日(火曜日)
   通巻第4501号 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 この重大なタイミングで、なぜ王岐山はアメリカに現れたか
  闇から闇の手づるを辿ると、行き着いた先は北京政商界の「闇の帝王」だった
***************************************

 反腐敗キャンペー、取り締まり側の筆頭は王岐山(政治局常務委員)だ。
 彼の行動が神出鬼没なのも、暗殺を懼れているからで、とくに江沢民一派は、王岐山への恨みが深く、マフィアのヒットマンを雇っているなどと、おもしろく脚色した噂に事欠かない。

 3月27日ごろ、王岐山は米国へ飛んだ。
 米のFBIなどと組んで、どうしても逮捕したい大物がいるからだ。その名を郭文貴という。知る人ぞ知る、彼は北京政商界の「闇の帝王」といわれ、表向きは北京政泉証券の経営者だが、株価操作などを通じて大企業の幹部等と親しく、あらゆる汚職、収賄事件に関与したとされる。

 北京五輪村の鳥の巣スタジアム近くに奇妙奇天烈なホテルがある。高速道路から見えるので知った人も多いだろうが、ドバイに次いで世界に二つしかない七つ星ホテルという触れ込みの「バンゲ7スターホテル」だ。

三層の高層ホテルの前面に、てっぺんがゆらゆら揺れているようなエキセントリックなデザインのホテルだが、奇をてらうとしか言いようがない。一泊最低でも49000円、普通は六万円台。最近は泊まるが少なくガラガラという。

このホテルほか五輪村をめぐるプロジェクトで、前北京市副市長だった劉志華が失脚し、この関連で方正集団CEOの李友夫婦が拘束された。こうした結びつきから国家公安部副部長だった馬健が連座した。かれらの犯罪は周永康も令計画も絡む。

方正集団の李友は、令計画とも親しく、彼が京都の料亭跡を購入した張本人と見られている。一時は令計画や李源潮らが、この京都の別荘の陰の購入者などと言われた。

 郭文貴は2014年末に突如、出国し、英国に短期滞在後、米国へはいったことが確認された。
この間に逃亡資金として4500万ドルが蒸発しているとも言われ、彼は「バンゲ会」という秘密結社のような利権集団を組織して、北京の開発プロジェクトにからみ、采配していた疑いがある。

ともかく郭を拘束しないことには他の大幹部らをつぎに査問する証拠が揃わないからとも噂されている。
北京の闇は深い。
            ○○○○ ◇ ○○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
(読者の声1)貴誌連載中の「樋泉克夫のコラム」1221回の「最モ困却セシ者ハ便所ニテアリシ」(曾根2-2)」の感想です。
明治の大アジア主義、同文同種、家族主義:これは欧米の植民地化の攻撃を受けたアジア民族が大同団結して白人諸国にあたるという意味かと思います。時代の発想です。ですから現代には当てはまりません。
昭和の日支友好:支那事変では日本軍は支那の沿岸部、人口2億以上、重慶を除く一千都市、人口2億人以上、工業生産の9割を、汪兆銘政権を7年近く統治していました。このため日本支那の友好が叫ばれたのだと思います。
 敗戦時の?介石の「怨みに報いるに徳を持ってす」:これは黄文雄先生によると、降伏した日本軍が共産党軍に参加するのを防止するためという。
支那人は自分に弱みがある場合、相手に恩恵を与える様に偽装するのが上手です。真に受けて日本人が感謝しているが、支那事変の黒幕はスターリン、実行犯は?介石で、日本青年の戦死者数は45万に上ります。
盧溝橋に始まる通州大虐殺事件など対日挑発行為は?介石の秘密命令で行われたと考えるべきです。
(東海子)



   ♪
(読者の声2)加藤清隆氏の現代外務省OB批判:彼らは反日利敵発言が多く、外国の工作をうけているのではないかと思われます。
しかし戦前の外務省を批判するのは同意できません。対米宣戦布告ですが、重光葵は、すでに米軍から南支那で宣戦布告のない攻撃を受けているので反撃には宣戦布告は不要と述べたとのことです。
真珠湾攻撃は反撃であったということは重要です。米国も出兵に当たり宣戦布告していません。米国の朝鮮戦争、ベトナム戦争がよい例です。米国の真珠湾の大被害は、日本海軍の新型浅海用の魚雷を知らなかったためです。このため装甲の厚い戦艦も横っ腹を撃たれて撃沈されました。
この失態をごまかすためにルーズベルトは不意打ち、卑怯などと非難し問題をすり替えたのです。戦争はスポーツ試合ではありません。日本海軍の真珠湾攻撃計画は1941.1.27にグルー大使からハル長官に公電で報告済みで、この公電は現在インターネットで公開されています。
支那事変でも?介石は宣戦布告していませんが、ルーズベルトは非難していません。宣戦布告はご都合主義なのです。
 また前夜、大使館員が送別会を開きましたが、すでに日本大使館員はFBIの厳重監視下にあったので、その意図は監視の目をくらますためであったかもしれません。
日米開戦を避けるために必死の努力をした当時の外務省の人々の苦労を理解すべきです。
(東海子)



  ♪
(読者の声3)貴誌前号「アジアインフラ投資銀行」の解説記事ですが、「イギリスはなぜ参加したか」を含むほぼ全ての疑問に、今回の宮崎先生の分析は明解に答えてくださいました。必読文献であると思います。有り難うございました。
 この銀行設立時に、そもそも「中華人民共和国」が地球上に存在するかどうかと言うほどのことだと私は思います。
   (南木隆治) 



  ♪
(読者の声4)貴誌通巻4500号のこと、誠におめでとうございます。「チャンネル桜」に出演している方々も皆さんの名前やバックグランド、各主張を存じ上げるまでに色々な講演会に出て勉強してきました。
貴誌の読者が増え続けての、この記録。読者のひとりとして感動です。
 「ラジオ日本」での宮崎先生も元気一杯でしたし、リスナーとしても嬉しい限りです。ますますのご健筆を祈ります。
  (FF子、小平)


(宮?正弘のコメント)御激励ありがたく、次のラジオ出演は土曜日早朝、細川珠恵さんの番組の予定です。
      ◎□◎□◎◇○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘の新刊  宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪♪
大好評発売!
宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/
(在庫僅少 ↑)
 ――今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。
 ――世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円)


  ♪♪♪
宮崎正弘『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 ★重版出来!!
――中国経済がクラッシュするのは時間の問題ですが、従来型の恐慌ではなく、どのような金融災禍が、どの市場に待ち受けているのか? 米国債を世界最大に保有する中国が、手元資金をうめるためにこの債権を市場で売却したら世界経済にいったい何が起きるか。日本はどれほどの被害を受けるか? 中国とビジネスのつながりが深い日本企業は?
http://www.amazon.co.jp/dp/4569823386/

 ♪
宮崎正弘 vs 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314091/
保守論壇の新星=小川榮太郎氏と宮崎正弘の徹底討論が一冊にまとまりました
!
  ♪♪
大好評発売 重版出来!
宮崎正弘『中国崩壊で日本はこうなる』(大竹慎一氏との対談 1512円。徳間書店)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 (アマゾン ↓) 
http://www.amazon.co.jp/dp/4198639000/

  △△○ ○ ◇◇□
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の新刊案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪♪
宮崎正弘のロングセラー 
***********
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
 『台湾烈々  世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円)
 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)

☆☆☆
<宮崎正弘の対談シリーズ>
************
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石 平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遇『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
              ○○○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
■今回の記事はいかがでしたか?
┃下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます!
┗ http://melma.com/score_P0b0MQMql0LwVFKW116dyqDqa279c387/ 
─────────────────────────────────
□このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら
┗ http://melma.com/backnumber_45206/ 
□その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら
┗ http://melma.com/contents/taikai/ 
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(中国のアジアインフラ投資銀行への大いなる疑問)

─…─↓ メルマ!PR ↓─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─
ECCでまずは無料で体験英語レッスン♪
ビジネスマン向け、シニア向け。様々なコースで自分にあった学習が可能!

いまより少し、世界を広げてみませんか。
http://rd.melma.com/ad?d=g0K0gRWpF0b0dQ3qg02wcDqRF1AdNqSq3e54736f
…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─↑ メルマ!PR ↑─…


★小誌は通巻4500号記念特大号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015) 3月30日(月曜日)
通巻第4500号(小誌4500号記念特大号) 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 中国のアジアインフラ投資銀行への大いなる疑問
  本当の中国の狙いを誤解していないか
***************************************

 日本の国際情勢分析や論調はいつもおかしいが、今回の中国共産党主導の「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)に参加表明しない日本は選択を間違えているという、恐ろしくも正反対の議論が突出しており、ばかばかしいにも程があるという感想を抱く。そのまとめとして本稿を書く。

 第一に、中国が目ざす「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)なるものは「国際金融機関」ではなく中国共産党の世界戦略にもとづく「政治工作機関」であるという本質をまったく見ようともしない不思議である。

 第二に、あわよくば米国主導のブレトンウッズ体制(つまり世界銀行・IMF体制)に変わる中国主導の金融秩序構築を模索するものであること。すなわちドル基軸体制に真っ向から挑戦し、人民元基軸体制をアジアに構築しようという壮大な野心から生まれた、きわめて大風呂敷の構想であることである。

 第三に、この銀行を設立することは中国経済のひずみを解決するための出口でもあることだ。
すなわち余剰生産の鉄鋼、セメント、建材、石油副産物などの国内在庫を一斉するための吐き出し機関ともなりうるし、失業対策になやむ中国が諸外国にプロジェクトを持ちかけ、それをファイナンスすることによって大量の中国人失業者を海外へ送り出せるメリットがある。
 この点を吟味する分析が日本ではあまりにも少ない。


 ▼外貨準備世界一のトリック

世界中が幻惑されたのは、中国の外貨準備が世界一という数字のトリックだった。
中国の外貨準備は3兆4830億ドル(14年末)とされるが、ちょっと待った。CIA系シンクタンクの調査ではすでに「不正に外国へ持ち出された外貨」が3兆7800億ドルである。
つまり表向き、あることになっている「外貨準備」、じつは底をついているのである。その証拠に中国は米国債の保有額を減らしている。日本がまもなく世界一の座を復活させるだろう(15年一月末で日中間の差は50億ドルしかない)。

また中国の国家ファンドが保有した筈の日本株式はすでに売り払っているうえ、じつは中国は猛烈に海外から外貨を借りまくっている。外貨準備増加額より外国金融機関からの借り入れ額が上回っている。
こうして不都合なデータを中国は巧妙に伏せていることに特大の注意が必要である。

 ところが、日欧のメディアはアジアインフラ投資銀行に対して過剰な評価をし始めた。
IMFのラガルデ専務理事もADBの中尾武彦相殺も「協力できる可能性はあるかもしれない」などと発言のニュアンスが対立型から様変わり、日本の麻生財務相は「入らないと言っているわけではない」と融資条件や運用方法の透明性を問題視した。

 そう、「透明性」が最大の問題で、理事会に日欧が入り込む隙間のない独裁となるだろうから、融資条件の開示させない段階で加盟するなどというのは政治的発言か何か別の思惑があり、日欧の発言をよくよく吟味すれば「加盟しない」と発言しているのである。

 中国経済分析で世界的に有名なエリザベス・エコノミー女史は「はじめからお手並み拝見で、AIIBはAIIBと割り切って放置すれば良かった。米国の反対声明がかえって、中国の銀行設置に力を与えた」と皮肉る。

 もとより「アジアインフラ投資銀行」に英独仏伊が参加表明したため、豪、デンマークなど合計41ヶ国が参加することとなった(3月30日現在)。

英紙「フィナンシャルタイムズ」は、米国オバマ政権に「失望」が広がっていると報道し(3月19日)、対照的に中国語の媒体は「英国の決断」などとし、同行に加わらない日米に冷淡な分析をしている。中国としては政治的得点になる。

だから日本のマスコミはますまるおかしな論調となる。
たとえば日本のイエローパーパー『日刊ゲンダイ』が、日本の立場を徹底的に批判し、中国主導のアジアインフラ投資銀行に参加表明したドイツ、フランス、イタリア、そして英国に先を越され、日本政府が無能ぶりを天下に曝したと報じたことが、中国メディアは嬉しくて仕方がないらしい。同紙が『日本の完敗』と書いたことがよほど気に召したらしいのだ。


▼英国のホントの参加理由はシティ・ルールが守られるのか、どうかだ

もうすこし状況を把握してみよう。
英国の思惑は次の三点に集中している。
第一はMI6をいう情報機関をほこる英国にはそれなりのインテリジェンス戦略から発想される政治的計算がある。
英国にとってAIIBに加盟を表明しないことには情報が得られない。その高度の情報を同盟国である米国に提供できる。

そもそも世界金融を差配しているのはウォール街である。そのウォール街の論理はグローバリズムであり、そのルールを決めているのは英国のシティである。
英米がシティ・ルールを破壊するような行為に中国がでれば、いつまでも協力的態度をつづけるか、どうか。

第二に加盟国となれば、AIIBの規則や条件に英国が(独仏伊豪も)注文や条件を付けられる。つまりシティのルールを尊重してくれるのか、どうか。欧米が警戒するニカラグア運河への投資なども、中国の貯湯妄信的融資には激しく反対することになるだろう。

第三が「ウィンブルトン方式」である。
英国はすでに二年前からシティにおける人民元取引をみとめ、同時に中国国債も取引されている。おなじくフランクフルト市場でも。これは「ウィンブルトン方式」と言われ、市場関係者からみれば「貸し会場ビジネス」である。つまり有名なテニスの世界大会を開催し、たとえイギリス選手の活躍がなくとも、集まってくる人々(外国籍の)が落とすカネが魅力であるという意味である。

こうした文脈からいえば英国のアジアインフラ投資銀行に参加表明も、そこにシティとしてのビジネス拡大の可能性を見たからであり、対米非協力への傾斜という政治的思惑は薄い。

ならば独仏など「ユーロ」加盟国の反応はどうか。
ユーロを主導するドイツは、これが人民元市場ではないことを見抜いた。
イタリアとフランスの参加表明はユーロが米ドルよりも強くなれば良いという斜に構えた動機であり、また加盟すれば幾ばくかの情報が取れるという打算に基づく政治的行動だろう。


▼アジアの資金渇望を中国は巧みに衝いた

さて米国は嘗て宮沢政権のおりに、日本が設立を目指したAMF(アジア通貨基金)を構想の段階で横合いから強引に潰したように、中国主導のドル基軸に挑戦するような国際機関の動きには警戒している。

基本的動機は戦後の世界経済を牛耳るブレトンウッズ体制(つまり世界銀行・IMF体制)に中国が挑戦してきたと認識が強かったからである。しかし米国は中国の動きを牽制したが、潰そうとはしなかった。それだけ日本は押さえ込める自信があっても、中国を制御する政治力は、もはや米国にはないということでもある。

繰り返すが中国がアジアインフラ投資銀行を設立する思惑は(1)人民元の拡大と(2)アジアにおける人民元の覇権、(3)中国主導のアジア経済訂正の確立という、金融帝国主義であり、南シナ海での侵略行為によって四面楚歌となった政治状況を、カネを武器に主導権の回復を狙うものである。

インフラ整備の資金調達になやむアセアン諸国ならびにインド経済圏は喉から手が出るほど欲しい資金を中国が供与してくれるのなら政治的行動は抑える。露骨なのはカンボジア、ラオス、タイ、インドネシアなどだ。つまり反中国でまとまりつつあったアセアンの団結への動きを、中国はみごとに攪乱しているのだ。

だが裏側はどうか。
この新銀行は貸し付け条件も金利の策定方法も、審査方法もまったく白紙の状態であり、基本的に銀行のガバナンスを知らない国が国際銀行業務をスムースに展開できるのか、どうかが疑問視されている。

つまり日本が経済制裁をしている北朝鮮への融資を中国が勝手に決めた場合などが早くも想定され、強く懸念される。

アジア諸国の港湾浚渫など整備プロジェクトや鉄道輸送に力点をおいた融資を行うだろうが、それはアジアにおける中国の軍事戦略「真珠の首飾り」を実行するための経済面からの補完手段である。港湾を中国は将来の原潜や空母寄港地として利用する魂胆も見え透いていないか。


▼アジアインフラ投資銀行に参加表明しないのが得策だ

AIIBにはいくつかの致命的欠陥がある。
第一に人民元の拡大を狙う同行の資本金が米ドル建てという不条理に対して納得できる説明はない。
くわえて同行の本店ビルは北京で建設が始まったばかりで、どう最速に見積もっても2017年度ごろに完成である。

第二に資本金振り込みにも至っておらず、拙速の開業があっても2016年、そのころに中国の外貨準備が潤沢のママであろうか?

第三に中国の外貨準備が激しい勢いで減速しており、いずれ資本金振り込みさえ怪しい雲行きとなりそうなことに誰も懸念を表明しないことは面妖というほかはない。

いずれアジアインフラ投資銀行は空中分解か、最初の貸し付けが焦げ付き、増資を繰り返しながらの低空飛行となるだろう。日本は歯牙にもかける必要がないのである。

そして設立まではやくも不協和音が鳴っている。
ロシアは参加表明をしない方向で検討していた事実が浮かんだのである(多維新聞網、3月26日)。

ロシアのセルゲイ・ストルチャク財務副大臣は「ロシアは過去一貫して米国の金融支配に反対し、新しい国際機関の設立を呼びかけてきたので、AIIBの主旨には賛同する。しかしながら、この新組織にロシアが加盟するかどうかは未定である」と記者会見した。

第一に中国主導の度合いは拒否権に象徴されるが、ロシアが中国の風下に立つ積もりはない。

第二に英独仏など西側が加盟すると、ウクライナ問題でロシア制裁中のかれらが、ロシアの要望する融資案件には反対にまわるに違いない。ロシアは原油価格暴落以後、多くのプロジェクトが足踏み状態にあり、資金重要が強いが、逆に英独仏が対ロ融資に反対すれば、ロシアが加盟する意味がない。

第三に大国の政治力は単に金融力でははかれず、ロシアは軍事大国であり、その矜持がある。ロシアと中国の絆は軍事、政治的結びつきが強く、金融面での協力関係はそれほど重要とは言えない。

とはいうもののロシアは現在14の飛行場を建設中のほか、160キロの地下鉄、ハイウェイなど160件のプロジェクトを推進もしくは計画中で、2000億米ドルが必要と見つもられている。

さらにややこしい問題はロシアが一方で期待する「BRICS銀行」にしてもブラジル、インドより、ロシアのGDP成長は遅れており、そもそもロシアとブラジルは原資負担にも追いつけない状況となってしまった。
BRICS銀行も設立そのものが危ぶまれ始めている。
 
            ○○○○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
桜チャンネルからお知らせ 桜チャンネルからお知らせ 桜チャンネルからお知らせ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
番組名:闘論!倒論!討論!2015
テーマ: 「中東・アジア・欧州から見える米国の本音」
*************************
放送予定日:4月4日(土曜日)20:00~23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!528チャンネル)
インターネット放送So-TV(http://www.so-tv.jp/)
「YouTube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト

(パネリスト:50音順敬称略)
加瀬英明(外交評論家)、関岡英之(ノンフィクション作家)、高山正之(ジャーナリスト)
馬渕睦夫(元駐ウクライナ兼モルドバ大使)、美根慶樹(元日朝国交正常化交渉日本政府代表、平和外交研究所代表)、宮崎正弘(作家・評論家)、渡邉哲也(経済評論家) 

     ◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 樋泉克夫のコラム  樋泉克夫のコラム   樋泉克夫のコラム
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

【知道中国 1221回】               
   ――「最モ困却セシ者ハ便所ニテアリシ」(曾根2-2)
曾根俊虎『清國漫遊誌』(績文舎 明治十六年)
 
   ▽
 アヘン戦争に敗北し大英帝国から南京条約締結を逼られた1842年以後に辿った道を振り返るなら、清国は西欧列強の軍事力を前にして屈辱的な条約を次々に受け入れざるをえなかった。いわば半植民地・半封建への道をまっしぐらであり、その先には亡国の2文字がチラついていた。であればこそ、当時の清国を「現今亜州」で「獨立國ト呼ハル」ことなどできはしないはず。ましてや日清両国が「同文同種唇齒ノ國」の関係を持つ「兄弟」であろうわけがない。21世紀の初頭の現在に至っても、いや未来永劫にわたって、両国は「同文同種唇齒ノ國」ではない。これだけは断言できる。
 
 曾根の旅とはやや逸れるが近現代の歴史を思い起こすと、日本人は中国人から3度にわたって“言葉の魔法”を掛けられ、金縛りに遇ってしまったと思う。最初が「同文同種唇齒ノ國」であり、次が日本敗戦時の?介石による「怨みに報いるに徳を持ってす」であり、3度目が毛沢東の「日本人民も中国人民も同じく日本軍国主義者の被害者だ」である。
 
どだい国家と国家が「同文同種唇齒ノ國」の関係にあるわけはなく、時と場合によって友好関係を保持することもあれば、同盟を結ぶこともあり、時には戦争に立ち至ることだってある。それは古今東西の歴史が厳然と教えているではないか。
 
「同文同種唇齒ノ國」などという常套句は、彼らが自らの立場を有利に導くための方便にすぎない。にもかかわらず明治初期の段階で、すでに日本の一部が「同文同種唇齒ノ國」などという“疑似餌”に食らいついていたわけだ。?介石は主に共産党との内戦を有利に展開するため、あの台詞を口ずさんだ。にもかかわらず、我が国朝野の一部が“日本の窮状を慮った温情”と思い込んでしまう。なんともお人好しの限りだが、その種の思い込みこそ、?介石たちが逃げ込み、「中華民国=自由中国」などと僭称するようになって以後の台湾への対応を誤らせたことはいうまでもない。
 
さて毛沢東の台詞だが、その狙いは日本の国論を分裂させよ。日本人に日本の歴史を蔑視させよ。日本人に過去の指導者を断罪させよ。日本人の心に徹底して贖罪意識を植え付けよ――である。毛沢東独特の詐術に引っかかってしまった我が心優しき市民派や心情反戦派、さらに人道主義者は、日中戦争の発端から終結までの全過程の責任を軍国主義者になすりつけることで“免罪符”を得たと思い込まされた。かくて日本人の前で“空前の有徳の指導者”として振舞う毛沢東によって、日本と日本人は翻弄されることとなった。
 中国側からする一連の洗脳工作については、いずれ機会を改めることとし、本題に戻る。
 曾根の主張からして、どうやら当時、すでに日本と清国(=中国)は「兄弟」であり、「歐米ノ凌辱」を跳ね返すためには、「一家ノ爭鬪ヲ釀成スル」ことなく、「家庭ニ葛藤アルモ豈ニ平穏ニ之ヲ治スルノ良法ヲ求メザルベケンヤ」という考えがあったことが判る。
2つの国家の関係を「兄弟」やら「一家」と見做すこと自体に極めて強烈な違和感を覚えるが、利害関係が異なる両国の緊張した間柄を、「家庭ニ葛藤」と捉え、さらには話し合いで平穏に収めるべきだなどと、いったい、何を根拠に、こんな世迷い事を口にできるのか。やはり曾根の神経を疑わざるを得ない。
 
曾根は続けて、「余ハ是レ漫遊ノ一書生又囁々スルヲ要ス可キニ非ザレハ」と“泣き言”を記しているが、やはり曾根の考えは当時の政府要路に受け入れられず、それゆえに曾根は自らを「漫遊ノ一書生」などと拗ねてみせたのだろう。
 
 一連の曾根の記述から、当時すでに日本で清国(=中国)に関心を持つ人々のなかに、日清のどちらが「兄」で「弟」なのかは不明だが、「兄弟」が力を合わせることで「歐米ノ凌辱」を撥ね退けようという考えがあったと判断しても強ち間違いはないだろう。
《QED》
        ○○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘の新刊  宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪♪
大好評発売中です !
今朝の産経新聞広告をご参照下さい !!
宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/
(在庫僅少 ↑)
 ――今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。
 ――世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
(読者の声1)我が国の領土問題で等閑視されておりますが、樺太は現下の我が国を取り巻く国際情勢上も重要です。
 クリミア併合で気勢を挙げる露国、いずれは樺太の事例を唱えるや、我が国の消極外交~大?鳩山によるポッポ外交と仮称~がもたらした惨禍と相なりましょう。あわせて小鳩山によるポッポ外交もまた東亜の惨禍を招いている訳で、外交研究上は重大な教訓を与えております。
 さて、樺太返還運動も終局を迎えるのでしょうか。
戦前は邦人40萬、唱歌である蛍の光でも歌われた国土、世論を喚起する運動もさながら、国土への侵攻を防ぎ奪還する気概と国力の充実が求められますが、海自艦艇いずも就航が光明となれば何よりなのですが。いずも艦上よりオスプレイにて大挙国土奪還する壮挙が眼に浮かびます。
そのためには憲法改正です。「美しい日本の憲法をつくる国民の会」(櫻井よしこ、田久保忠衛、三好達共同代表)によれば、改憲の早期実現を求める地方議会決議運動が推進されており、既に二十六府県、三十六市区町村でかかる決議が実現している、とのこと。
戦後の 憲法下ということに加え、クリミア併合を露国自らによる国際信頼放棄として樺太に関する我が国としての国是を正すべき好機と存じます。竹島や尖閣と異なり、世論喚起の基盤たる管轄自治体が存在しておらぬ樺太、国民的世論の形成は、国際平和と国益に資しております。

蛇足ながら、樺太返還運動の本丸の一つでもある全樺連の会長は民主党の方とか。解散を唱うのも理解されることに世の無常を感得するばかりです。
<参考>
全国樺太連盟、10年以内に解散検討 会員減少、高齢化で-【北海道新聞 平成23年1月6日版】【稚内】戦後の樺太引き揚げ者らが会員で、生活支援などを行ってきた社団法人全国樺太連盟(事務局・東京、西本美嗣(よしつぐ)会長)が、今後10年以内に解散する方向で検討している。1949年の設立から60年以上が過ぎて歴史的使命を果たしつつあり、会員減少や高齢化も進んだためという。 2010年12月時点の会員数は2650人(道内1152人)。最多だった1996年の6360人の4割に減った。引き揚げ者の家族も加入できるが、近年は加入を希望しない2世、3世が増加。会員の平均年齢も80・1歳になった。
   (熊本護国生)



  ♪
(読者の声2)宮?さんが出演した3月20日放送の「マット安川のずばり勝負」を聴かせていただきました。あの中で孫崎元駐イラン大使について「(外務省)主流へのルサンチマン(遺恨)」と指摘されていましたが、全くその通りです。
天木元駐レバノン大使などもその類いでしょう。しかし同省主流の英米派も彼ら以上に罪が深いと思います。
第1に日米開戦に当たっての宣戦布告の手交の遅れ。これにより日本は「スニークアタック(奇襲)」の汚名を着せられた。しかも誰1人として責任を取らず、戦後、事務次官や駐米大使などとして出世した。
第2に広島、長崎への原爆投下、東京大空襲などの明確な国際法違反について米国に1度も抗議しなかった。
第3に南京大虐殺や従軍慰安婦などありもしないことに対する抗議を行わなかったため、日本への国際批判の定着を招いたーなど。
外務省の不作為は万死に値すると思います。
(加藤清隆)



  ♪
(読者の声3)いつもメルマガを楽しみにしております。ところで、現実離れした質問をさせていただきます。
わたしはオカルティストで「あの世」を信じるものですが、先日のルフトハンザのLCCジャーマンウイングの事故で、精神病のcopilotが(たぶん、発作的に)考えられないことをしました。
ドイツといえばヒトラーは第一次大戦中の伝令(伍長)時代に「霊の声」をきいて夕食の場から離れて流れ弾を逃れたといいます。
宮崎先生もラジオ放送で、25年前にアウシュビッツに行こうとしたが、何かを感じて行くのは中止したと話されていました。ドイツという土地は魔女、ルターなど因縁めいた霊魂が多い土地柄なのでしょうか。
日本のカミのような存在がキリスト教改宗で埋もれ、西洋中世の影の部分が多いいわく因縁の国柄なのでしょうか? また現在のEURO圏は第四帝国の復活とみるのは間違いでしょうか?
(R生、ハノイ)


(宮?正弘のコメント)ドイツ在住の川口マーン惠美さんと、小生は対談集を出しておりますが、彼女もドイツならびに周辺国で、そのような不思議な体験をしたことを綴っています。西欧はつい先日まで宗教戦争、魔女狩りがあり、いまだってユーロにトルコを加えないように、あるいはカソリックのポーランドは自らユーロに加わらないように、ご指摘のような歴史意識が作用しているのは確実でしょう。
        ◎□◎□◎◇
~~~~~~~~~~~~~~~~━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
西村眞悟の時事通信 西村眞悟の時事通信 西村眞悟の時事通信
~~==━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
♪
「戦後」だと思っておればいつの間にか「戦前」である
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

現在、安倍晋三総理大臣の「戦後七十年談話」を作成するにあたって、政府に「有識者懇談会」が発足し、 時折、その「懇談内容」が漏れ伝えられて報道されるようになった。 
 この情報のリークは、いつもながらの情報操作の一環である。このようにして、これを繰り返して、外務省や官邸の事前に想定している結論に「国民の知らない無視できないアメリカをはじめとする国際社会の圧力の中で、けなげにもその圧力を真剣に良心的に受けとめながら、紆余曲折の末に、人知を絞り尽くして辿り着いた」と、いう涙ぐましい努力のシナリオが実現されていく。
そして、喉元過ぎたあとは忘れる。総理大臣はもちろん、誰も責任をとらない。これが、「戦後七十年総理大臣談話」に限らず、政府による「有識者懇談会」というものである。

さて、「戦後」とは何時からか、と言えば、 昭和二十年(一九四五年)九月二日(降伏文書調印)からであろう。
「戦後」の起点が昭和二十年ならば、 ここから七十年前は明治八年(一八七五年)で、西南の役勃発の二年前である。この年、千島樺太交換条約がロシアと結ばれ、武士階級はまだ刀を腰に差して歩いており廃刀令はでていない。
現在、昭和二十年を起点にすれば、明治八年以前の遙か昔のことに関して「総理大臣談話」を出そうとしているのだ。では何故、平成二十七年の総理大臣は、これほどの年数の隔たりのある昭和二十年以前のことを取り上げなければならない現在政治上の必要性に迫られているのか。このことを極めて不自然で奇妙なことだと思わずに、大真面目にしようとしているということ自体が、「日本を覆う戦後という枠組み」(思想的・政治的・体制的な手かせ足かせ)が七十年間も続いていることを示すことなのだと思う。
つまり、我々、日本と日本人は、七十年間も「戦後という安楽な家(牢獄)」のなかで生活することを強いられてきた。
従って、このままでは、七十年経っても「戦後」であり、百年経っても百五十年経っても「戦後」である。それ故、もし、中共が、また韓国が、存在していたらの話であるがこれから十年、また二十年、そして三十年経てば、「戦後八十年談話」、「九十年談話」そして「百年談話」を出す羽目になろう。

そこで「戦後体制からの脱却」また「日本を取り戻す」と言って総選挙を経て総理大臣の地位に就いた安倍晋三総理に申す。
戦後七十年談話を出すと言ってしまった以上、出さねば嘘をついたことになるから出されよ。そしてその主要な内容は、総理大臣の権限と責任において、次の如き宣言とすべきである。「現在は、もはや戦後ではない、既に戦前である。よって、我が国は戦後の枠組みから脱却する」
これ、「有識者懇談会」の主要議題とはまったく次元が異なる。しかし安楽な「戦後」はもうないのであるから我が国家の存亡に最大最深の政治的責任を有する総理大臣は「懇談会」(つまり外務省の役人)に拘束されては責務を果たせない。
しかも我が国を何時までも「戦後体制という枠組」のなかに閉じこめておくために我が国の総理大臣が「戦後七十年謝罪談話」を発出するように誘導し圧力をかけている中華人民共和国自体が既に「戦後」ではなく、着々と「戦前」を実践しつつあるのだから、安倍総理は長州人らしく、同じく長州人の吉田松陰先生の言われた「狂を発し」、「我が日本は、『戦後体制』の桎梏から脱却し、祖国の存立を確保し民族の名誉を守る」と宣言すべきである。

では、「戦前」とは何か。
昭和十四年(一九三九年)一月、日華事変収拾に失敗した近衛内閣総辞職の後に発足した平沼騏一郎内閣は、ソビエトとのソ満国境における大規模武力衝突であるノモンハン事件に遭遇するなかで、ドイツとの軍事同盟締結の交渉を進める。
しかし八月二十三日、ドイツとソビエトは、モロトフ・リッペントロップ協定、つまり独ソ不可侵条約を締結する。即ち、味方だと思っていたドイツが交戦中の敵と不可侵条約を結ぶのである。そこで平沼騏一郎総理は、「欧州の天地は複雑怪奇」という声明を発して総辞職する。
この「複雑怪奇」のなかからナチスドイツのポーランド侵攻即第二次世界大戦が勃発し、それは六年後に我が国に二発の原子爆弾を投下した後に終了する。「戦後」とは、この「複雑怪奇な天地」を「戦前」として生み出された。「戦前」とは平沼騏一郎総理が警告を発した通りの「複雑怪奇」なことを言う。
そして、この一年間で明確になったのは、欧州は再び「複雑怪奇」な天地、即ち「戦前」に戻ったということである。それを明確にしたのは、ロシアのプーチン大統領である。
彼は武力でクリミヤを併合しウクライナ東部を制圧した。そして、イギリスもフランスもドイツもアメリカもそれを止めることはできない。その結果、欧州では、ロシアのバルト三国への武力侵攻も予想し得る事態となった。つまり欧州の天地では、プーチンによって、武力によって国家の勢力圏が変更することが実証された。これが「戦前」に戻ったということである。
それでは、アジアの天地はどうか。事態を見つめれば、明らかであろう。アジアの天地も既に「戦前」である。中共はベトナム戦争の終結によってアメリカがベトナムから撤退した直後から南シナ海南西部へ さらにフィリピンのスービック基地からアメリカが撤退した直後からは南シナ海中央部へそれぞれ武力侵攻して勢力圏を武力で拡張している。

即ちアジアで次ぎにヨーロッパで、既に勢力圏を武力で拡大させる「戦前」が始まっている。アジアとヨーロッパが違うのは、アジアの中共は、夜盗や土匪のようにこっそりとやっていたのに対し、ヨーロッパでは、プーチンのロシアが、白昼、正々堂々としたことである。
以上のように、既に世界は、とりわけ我が国の存在する東アジアは、「戦前」なのだ。そして、この「戦前」を造りだした夜盗が我が国を「戦後」という牢獄にこの先も閉じこめ続けようとして総理大臣の謝罪決議を期待している。その目的は、戦後体制のままの我が国を、効率よく制圧し勢力圏を拡げることである。
よって、切に願い、何度でも言う。
安倍総理、「戦後」という枠内の「有識者懇談会」と外務省に囚われず、それらを放擲して政治家としての知性と本能に基づいて「戦後からの脱却宣言」という「戦後七十年総理大臣談話」を発出されたい。
  (にしむらしんご氏は前衆議院議員)
          ○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘の新刊  宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪♪
大好評発売!
今朝の産経新聞広告をご参照下さい !!
宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/
(在庫僅少 ↑)
 ――今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。
 ――世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円)


  ♪♪♪
宮崎正弘『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 ★重版出来!!
――中国経済がクラッシュするのは時間の問題ですが、従来型の恐慌ではなく、どのような金融災禍が、どの市場に待ち受けているのか? 米国債を世界最大に保有する中国が、手元資金をうめるためにこの債権を市場で売却したら世界経済にいったい何が起きるか。日本はどれほどの被害を受けるか? 中国とビジネスのつながりが深い日本企業は?
http://www.amazon.co.jp/dp/4569823386/

 ♪
宮崎正弘 vs 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314091/
保守論壇の新星=小川榮太郎氏と宮崎正弘の徹底討論が一冊にまとまりました
!
  ♪♪
大好評発売 重版出来!
宮崎正弘『中国崩壊で日本はこうなる』(大竹慎一氏との対談 1512円。徳間書店)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 (アマゾン ↓) 
http://www.amazon.co.jp/dp/4198639000/

  △△○ ○ ◇◇□
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の新刊案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪♪
宮崎正弘のロングセラー 
***********
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
 『台湾烈々  世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円)
 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)

☆☆☆
<宮崎正弘の対談シリーズ>
************
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石 平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遇『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
              ○○○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
■今回の記事はいかがでしたか?
┃下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます!
┗ http://melma.com/score_q0P0CQRqF0hwrDqRP1Udtqjq19ba71a0/ 
─────────────────────────────────
□このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら
┗ http://melma.com/backnumber_45206/ 
□その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら
┗ http://melma.com/contents/taikai/ 
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━

日曜日, 3月 29, 2015

【転載】マシューメッセージ3/25,2015: 久々の情報




よりの再転載

2015年3月25日 
ISIS(イスラム国)、宗教の分断化、テロと犯罪、カバルとイルミナティ、アメリカ連邦議会、
カルマの自由度、麻疹とワクチンと自閉症、プーチンとオバマ、木々
  _________________________

マシューです。この宇宙領域にいるすべての魂たちから心からのご挨拶をします。増大しつづ
けている光の証拠が、果てしないような混乱によって見えなくなって いるかもしれません。
そのようなときに、光の勢力が勝利しているとこころに思いつづけるのが困難なこともわかり
ます。でもこれからの数ヶ月以内には、これ がもっとはっきりと見えてくるでしょう。水面下
での話し合いが、あなたたちがこころから歓迎するような実を結びはじめるからです。

ここにいる魂たちに代わって、僕の母が南アメリカにいる家族を訪問しているあいだに溜
まっていた質問と投稿によろこんで答えましょう。もっともよく関心が寄せられているのは、
その行為が世界中のスポットライトを浴びつづけているISIS(訳注:イスラム教過激派組織“
イスラム国”)に関することです。これこそ、残虐行為に対して世界が心を痛め、あなたたち
の社会が禍根とするもの・・外国の侵略、報復、偏狭さ、貧困、無知・・を根絶する必要が
あると認めるために、そこになければならないのです。

イスラム教がその原因だと誤って非難する人たちに惑わされてはいけません・・ISISの 残虐
行為はその信仰のもっとも基本的な教義に反しているからです。“異端者たち”を殺すように命
じるコーランの節を引用できるように、キリスト教の教えに したがわない者たちは殺しても
構わないという聖書の節を引用できるのです。そして、それらの聖書の元になった記録のあら
ゆる省略と改ざんにもかかわらず、 それらには愛と尊敬を広める言葉が入っているのです。
ひとつの神の信仰の夜明けは、すぐ闇によっておとしめられました。そして、“神“や”アラー
の神”に “啓発”された人たちではなく、権力に飢えた、貪欲な人間たちによってつくられた宗教
的教義が、あなたたちの文明社会のもっとも対立を生むパワーと何世紀 にもわたる言語に絶す
る迫害の原因になったのです。
         
さて、あなたたちの宇宙ファミリーはISISの 死と破壊の行為を止めることはできません
それは核兵器を宇宙に打ち込もうとする人間たちを除いて、だれの自由意志の選択にも干渉
することは彼らに許され ていないからです。そうですね、結果的には高まっている波動
エネルギーが“イスラム国“を崩壊させることになるでしょう。でもそれまでは、ISISは 第三
密度のもっとも卑しい基底行為の典型でありつづけるでしょう。僕たちはそれが良いなどと
思いませんし、ましてや戦闘をすすめることなど決してありませ ん。でもこのグループの広
がりを止めるには、直接に影響を受ける国々と近隣諸国からの連合軍隊とともに、ほかの国々
からのほかの種類の支援が必要であるこ とは僕たちも理解します。僕たちは、ISISの軍事力や
資本金、兵士の募集能力、領土拡大の決意を過小評価はしていませんが、指導者や兵士たちの
あいだに反抗者が現れていることもあり、彼らは世界に信じてもらいたいと思っているほど不屈
ではありません。

テロに関するダマスカス国際会議でゴードン・ダフの演説についての投稿のこの部分への
マシューの意見を知りたいです。   

  ”ISISが イラクとシリアで起こしていることはテロではなく、単なる犯罪です。つまり、
それはアメリカの議会を牛耳っている国際的犯罪組織(カバル)の仕業です。ダ フはこの犯罪
組織をイスラエルが関わっていると明らかにし、これはかつてなかったスケールの世界規模
の犯罪だと指摘しました。”

    ” ダフは、市民連合最高裁判所の判決によって、イスラエルとアメリカの組織犯罪の大物
でマカオから操作しているシェルドン・アデルソンが、どのようにしてこ の前の選挙で連邦
議会の上下両院の支配を実質的に買収し、議会を人身販売と麻薬取引を専門とするこの国際
犯罪組織の支配下に置くことができるようになった のかを説明しました。”

こ の引用された投稿部分について僕たちが言うことは意見ではありません。この情報が事実
であることは僕たちにはわかるからです。それがすべての話では決して ありませんが、この
部分のことは本当です。もし僕たちが“書き直す”ことがあるとすれば、それはテロと言う
かわりに、本当のこと、人類に対する犯罪でしょ う。
  
新しい政府に代われば、カバルは今年中に排除されるでしょうか?

ま ず言いたいのは、イルミナティ傘下にあって共通の世界支配の目的をもつ異なるグループ
の名称であるカバルは、単一組織として活動している結束の固い集団で はありません。それは
国際的ネットワークで、政府、金融商業、企業、教育、宗教、メディア、軍隊、立法司法機関、
医療機関、エンターテインメント界・・地 球の暮らしに大きな影響力をもっているあらゆる
組織、機関、制度・・にこっそりと入り込んでいるのです。

そ の世界的ネットワークを一挙に排除したり、入れ替えることは不可能です。それをあなたた
ちの世界から完全になくすには段階的なプロセスが必要です。そのプ ロセスは過去数十年に
わたって進行中で、長い間の彼らの嘘と腐敗に“光をもたらす”ことで、カバルのパワーを徐々
に弱めています。

ま た、最近では増大する光が一部のカバルメンバーに届き、彼らがその地位を離れています。
中には大きなこころの変化によって、熱心なライトワーカーになった 人たちもいますし、
ネガティブな結果をもたらそうとした活動からきっぱりと足を洗った人たちもいます。強力な
影響力をもつ人間たちはまだ残っていますが、 地球がより高い波動領域レベルに移行し
つづけるにしたがって、そのような人たちもボロボロになるか衰退して行って、やがては
いなくなるでしょう。
   
ISISはイルミナティ傘下で行動しているのですか?

いいえ。それはイルミナティの目的には必要ないからです。闇の人間たちは恐れのエネルギー
を糧にしています。ISISとほかの独裁的政権やグループはたくさんの恐れを創造していて、
それがイルミナティのパワーに燃料を補給しています。

ボエナー下院議長がネタニヤフ首相を議会に招待して議会で演説させたことについて、マシュー
はどう思っていますか?

こ れはまったく政治的なことです。以前のメッセージでも言いましたが、ここの宇宙領域に
いる魂たちは政治には関わりません。ですからまったく判断や党派のえ こひいきなしに言い
ますが、この招待をオバマ大統領に対する“顔つぶし”と解釈している分析家たちの意見に僕たち
も同意します。なぜならオバマ大統領は、 ネタニヤフが支持し下院議員の一部も同調している
イランへの厳しい対応を取る代わりに、イランとの話し合いをつづけているからです。

一 部の連邦議会議員たちは彼ら自身がイルミナティであり、ほかの多くの議員たちも選挙資金
やゆすり、買収、脅迫によってイルミナティに支配されています。イ ルミナティの支配下に
ない少数の議員たちの一部も、いずれにしても、さまざまな問題の解決に偏狭な考え方しか
持ち合わせず、こころを閉ざしています。です から、あなたたちが民主的と呼ぶすべての政府
の中で、アメリカ合衆国の政府が“もっとも深刻に壊れている”と言えるのです。オバマ大統領
が政権について以 来、彼は、金持ちをさらに富ませ、人々の必要としているものを与える政策
を封じ込めるイルミナティの影響力を排除することで、政府を“修繕”することに
奮 闘しています。

ネタニヤフはイルミナティに入っているのでしょうか、それとも彼の好戦的態度は
イスラエルの安全にこころから責任を感じているからでしょうか?


彼 はイルミナティの頂点に位置しています。そしてその地位にある彼の前任者たちもすべて
そうであるし、そうでした。以前のメッセージでも言ったように、イル ミナティはイスラエル
だけでなく世界中にいるユダヤ人たちにとって最善のことをやってきているわけでは決して
ありません・・ヨーロッパのすべての大虐殺を 引き起こしたのはイルミナティであり、その
ナチス分派がホロコーストを実行したのです。

その行為を正当化するためにユダヤ教やシオニズム(ユダヤ主義)を使って、イルミナティは
長い間中東を常に沸騰させ不安定にしてきました。そして彼らの戦争 挑発に異議を唱える者
たちにはだれでも“反ユダヤ主義”というレッテルを貼って信用を落としました。分断化に長
けているイルミナティは、異なる宗教的信仰 や統治形態、理論、哲学、思想を分類して
ラベル付けすることをはじめたのです。長年にわたってイルミナティの支配にある宗教的
および学問的教育と主要メ ディアを通して、あなたたちの社会は彼ら自身がレッテルを貼った
分野以外のものはすべて軽蔑するようにきめ細かく教えられているのです。そして彼らが“
反 ユダヤ主義”とレッテルを貼った人間はすべてユダヤ人たちの幸せに反対する憎むべき
人間たちという考えを吹き込むことにイルミナティは成功しているので す。
    
しかし、ネタニヤフが“イスラエルの安全保障”を真剣に考えているのは本当です。今日の
イスラエルが1948年に建国されるずっと前に、イルミナティの目的はイスラエルを中東の
司令本部にして、彼らの政治経済的な拠点をバチカン、ロンドン、ニューヨーク、ワシントン
DCに拡大することだったからです。

もしアメリカとイスラエルの関係を“見直す”ことが、経済的支援の継続のためにはイスラエル
はパレスチナ人たちの抑圧を止めなければならないことであり、その結果としてあの地域に
平和がもたらされることをマシューは知っているのでしょうか?


僕 たちは“見直し”にどのような条項が含まれるのか知りません。知っていることは、イスラエル
政府と軍のイルミナティ強硬派のいわば仮面を取ることになれ ば、イスラエルとパレスチナと
の間に協力関係が築けるでしょう。戦争に疲れ切ったあなたたちの世界の波動エネルギーが高
まっていくにつれ、抑圧や戦闘、専 横が存在するところにはすべて平和と調和がもたらされる
でしょう。
     
NBCのブライアン・ウイリアムズのイラク戦争ストーリーには、もしかしたらカルマと
いったような、なにかより深い意味があるのでしょうか、それともただ単に彼が嘘をついた
が見つかっただけのことでしょうか?

この話題がもうニュースで大きく取り上げられることはありませんが、この質問は、カルマと
いうのが変更不可能ではなく、それが経験される方法には大きな自由 度があることを示す機会
を与えてくれています。ウイリアムズ氏のことに関して言えば、彼が “人々を教育すること”を
主な人生のミッションとして選んだと、ニルヴァーナの仲間たちから僕たちは聞いています。
彼はそれを、例えば小学校の先生や大学 教授、専門学校のインストラクター、作家、環境研究
学者、新聞社の編集者などでもできたでしょう。でも彼は自分の興味にしたがって、テレビの
ニュース報道 の道に入ったのです。

選んだカルマの“学び”を経験することにも同様な自由度があります。その意味で、たぶん
ウイリアムズ氏は、彼が戦争のストーリーを改ざんしたことの発覚を恥 じて、主要メディアの
情報を注意深く見極めることの重要さを人々に示そうとしたのかもしれません。それは、報道
は正確でなければならない、そうしないと信 用を失うだろうというメディアへの強い声明
だったのかもしれません。彼のストーリーが何年も経って現れたことは、真実が最後には明
るみになるという例を示 したのかもしれません。ウイリアムズ氏が彼のしたことやその成り行
きをどう見ようと、それは“人々を教育する”という彼の選んだ魂の合意に沿ったものなのです。

数 人の読者が、ワクチンとその危険性に対する安全性についての進行中の議論への不安を訴え
ています。その一人が、“わずか数例の麻疹(はしか)でどうして急 にワクチン接種という
ことになるのでしょうか?これはそんなに恐ろしい病気ではないはずです”と書いてきました。
僕たちが知る限り、どうしてそのような軽 い病気にワクチン接種をすすめているのか、あるい
はアメリカでは根絶されたとされる病気がどうして急に出現したのか、あなたたちの医師で
説明している人は 一人もいません。あなたたちの医学界はワクチンの製造会社と“睦まじい仲”
にあります。数人の子供たちが麻疹を“うつす”可能性があるワクチン接種をさ れ、彼らから
免疫の低い数人の子供たちがそれを“うつされ”、その数人が同様に免疫力の低い子供たちへと
感染させていったのです。  

初 期のワクチンは善意からの目的をもった科学者たちによって開発されました。そのワクチン
接種も同じです。けれども、イルミナティはワクチン接種が彼らの主 な目的のひとつ・・地球
の人類のほとんどを消滅させること・・を達成できることに気づいたのです。そのようにして
ワクチンは病気を起こすために使われ、 人々はそれが予防すると言われたのです。過去半世紀
ほどのあいだに、イルミナティの研究所でさまざまなウイルスが開発され、流行病を引き起こ
すように放出 されました。以前のメッセージで、僕たちはどうして最近のそのような陰謀が
失敗に終わったのか説明しています。(2014年8月14日のメッセージにもっ ともまと
まった情報があります。)
  
ワクチンが自閉症を引き起こしたり、あるいは一因になるのかと訊ねてきた読者たちに、以前
のメッセージにあるこの質問への答えをここにコピーするように僕は母に頼みました。

        自閉症の著しい進行は意識の変化と関係していますか?

   まったくありません。自閉症と似た症状の子供たちが増えているのは、予防接種に含まれ
る有毒物質のためです。その症状は大気や水、土壌の汚染物質そして 食品添加物と処方薬に
よってさらに悪化します。はるかに稀にしか起きない本当の自閉症は、魂が経験することを
選んだものであり、それにその転生を共有する ほかの魂たちが同意したのです。そして自閉症
とそれに似た状態によって、そのような人たちが、短命という魂の合意事項がないかぎり、
地球と一緒に肉体でア センションできないことはありません。(2011年2月13日)
  
あ りがとう、お母さん。ギリシャの新政府が融資延長期間内に国家経済を改善できるかどうか
はわかりませんが、とてもむずかしいようです。そのような厳しい経 済状況や同様なほかの国
の苦しみは、新しい世界経済体制を導き入れるために必要な準備なのです。イルミナティに
よってつくられ操作されている現在の著しく 腐敗したシステムは、貴金属基盤の新しい
システムがそれに取って代わるために崩壊しなければいけません。混乱の可能性を最小限に
抑えるような移行プロセス でこれを実現させるために、目には見えないところでの取り組み
が進行中です。

” 私は何度も何度も同じことを聞かされたり読んだりしているので、それに値しないような情報を
信じるようになっているかもしれません。例えば、プーチンは私 たちのメディアに言われて
いるような冷酷な人間なのでしょうか?彼とオバマは“正反対”の立場で本当にはたらいている
のでしょうか?”

そのどちらの質問への答えは“いいえ”です。でもこのような密接に関係している状況には説明
が必要でしょう。

両 大統領は深刻な国内状況に直面しています。その大部分はイルミナティによるはたらき
ですが、その行為が“弱腰”だとか“強行過ぎる”とよく報道されて、大 統領たちに非難が集中
しているのです。両大統領は、それぞれの国の力と決意を示すために政治的レトリックを
とうとうと話さなければならない立場にいます。 プーチン氏もオバマ氏もほかの国に紛争や
経済的困難を引き起こしたいとか、ましてや戦争を起こそうとは思っていません。そして、
いわば裏舞台で、二人は世 界平和と世界経済の安定化、そして病気や貧困、犯罪、腐敗の根絶
を達成しようと力を合わせているのです。

スペインのある読者がマドリッドにある木々について書いてきました。お母さん、彼のEメール
のその部分と僕の答えをコピーしてください。

私たちの都市の相当なパーセントの木々が突然明らかな理由もなしに深刻な病気に掛かってい
ます。その2本が昨年倒れて二人が亡くなりました。それで市議会は何千本の木々を切る予定
で、地域ではそれが20%の木々にもなります。”
“霊 媒によって交信している3人の異なる人たちからも同じ情報を私は聞きました。マドリッド
は、木々のいのちを奪い、お互いに分断させようとするエネルギー攻 撃を受けているそうです。
次はこれが人々にも向けられるでしょう。マドリッドは中心地なので、ここで起きることは
国内にも国際的にも影響を与えると多くの人々が言っています。私たちは
ここでこの気づきを広めようとしていますが、外国の友人たちから祈りを送ってもらうことも
助けになると思います。” 
                        _____________________
   
スージー:”マシューは、この状況については知らなかったので、ニルヴァーナの仲間たちに話
してみると言いました。彼らは、リニアル(線形)時間で約10年前 にガイアとの話し合いで、
木々が主にマドリッドの人々の恐れに基づく考え、感情、行為に由来するネガティビティ
(訳注:破壊的エネルギー)を吸収する助け を申し出たことをマシューに伝えました。これは
波動エネルギーを非常に高める効果があったので、木々はこの都市をはるか越えたところから
起きているネガ ティビティも引き寄せて吸収することを申し出ました。その結果、国中の
ネガティビティの低い波動エネルギーを吸収することで、木々が著しく弱まってしまいました。
彼らは、ネガティビティが蓄積して悪い影響を及ぼしたり人間のいのちを破壊することがない
ように、地 球がそれを彼女自身から排除するのを助けるために、進んで自らのいのちを差し出
したのです。いつでもずっと木々たちは惑星地球と人類の健康について助けを 与えています。
でもこれは地球と人々のアセンションへの並外れた努力による支援でした。やがて人類は地球
のあらゆる生命体が相互につながっていることを理 解するようになるでしょう。それはあらゆ
るものが魂であることです。そして植物界とすべての動物のいのちによるたくさんの貢献に
感謝するようになるでしょ う。“

ありがとうございます、お母さん。地球上のあらゆる生命体はひとつの精妙な相乗的有機体
(オーガニズム)の現れのひとつです。そしてすべてが重要な役割を 担っています。でも、
もし木々がいなかったら、そこには生命はまったくなかったでしょう。太古の叡智を持つ計り
知れない数の魂たちが、ほかのすべての生命 体のニーズを満たすために木々として転生しまし
た。あなたたちのもっとも古く、もっとも大きい木々の中には、非常に高いレベルの意識をも
つものがあります が、それらは広範囲の地域のほかの生命体の意識を高めているのです。この
気づきがあなたたちの社会に深まれば、そのなくてはならない貢献に対して木々は畏敬の念を
もたれるでしょう。僕たちは、森を救い、乱伐を止めることの大切さを人々に教えることに力
を注いでいる人たちを高く評価しています。

この宇宙全体の光の存在たちがいつでもあなたたちの進む道に声援を送っています。その多く
はあなたたちのすぐそばにいて、素晴らしい地球の黄金時代に向かうあなたたちの旅を早めよ
うとさまざまな方法で助けているのです。
                         _________________________

愛と平和を

スザンヌ・ワード著
訳文責 森田 玄

金曜日, 3月 27, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(米国へ逃げた中国人経済犯罪リストは150人)

 
─…─↓ メルマ!PR ↓─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─
☆★☆★☆★酒蔵生まれの無添加スキンケアシリーズ!★☆★☆★☆
        天然アミノ酸の力でしっかり保湿
    原料はお米と水だけ、自ら潤う力を引き出します!
☆★アミノリセ・トライアルセット1,980円(税込)送料無料です★☆
http://rd.melma.com/ad?d=U0v06Rihg0U0xQWqg07wBy79q1ldIqeq4e44f767
…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─↑ メルマ!PR ↑─…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015) 3月27日(金曜日)
     通巻第4498号 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 米国は中国人経済犯罪者の送還をためらう
  ろくな裁判が受けられない上、審議が不透明きわまりなく人権侵害だから。
***************************************

 中国は反腐敗キャンペーンの一環として、収賄、横領容疑で米国へ逃げた経済犯罪者のリストを八月に米国当局に手渡していたことが分かった(サウスチャイナ・モーニング・ポスト、3月24日)。

 具体的には150名の公務員ならびに党幹部、そして国有企業幹部のリストである。
 米国はたしかな証拠があっても、中国の裁判制度が不透明である限り、人権尊重の立場から送還することは考えられないとする当局の立場を明らかにしており、ましてや中国と米国には犯罪者を送還する協定が存在しない。

 もっとも反腐敗キャンペーンで外国へ逃げた経済犯罪者のリストは東南アジア、とくにラオス、カンボジア、タイにも手配され、これまでに550名が送還され、持ち逃げされたカネのうち、30億元(邦貨換算で600億円)が回収できたとしている。

 一方、反腐敗キャンペーンとの関係は微妙だが、子どもを早くから外国へやって、学校教育を受けさせる風潮はいまも蔓延している。

 上海の富裕層は12歳の子どもを外国へ送り出し、母親がつきっきりのケースが増えていると伝えている。こどもひとりの学費だけでも年間300万円から600万円が必要、生活費は別である。
 とくにカナダでは、このようなケースが急増し、毎年二倍増が過去数年間続いた。なかには幼稚園からカナダへ「留学」させるケースもある。カナダでは高等学校の学費でも年鑑250万円かかる。

 米国には中国から24000名が私学へ留学している。
 豪では、公立高校が140万円、私学だと400万円もかかるが、親はこどもが将来、外国での就労に便利なように、大金をいとわずにつぎ込むのは一人っ子政策の弊害が、このような変形したかたちで現れている矛盾を指摘する声はすくない。
 
 ドイツでさえ、ある大学では630名学生のうち40名が中国大陸からで、「これ以上は増やせない。我が校はドイツ人のためのものである」とした(南華早報、2015年3月26日)。
       ○▽◎ ◎□◎ □◎◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆ 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 現代史を漫談風に綴られると、すらすらとバルカン半島の歴史が掌握できる
  チトーは殺し屋、ヒトラーも怖くて逃げ出した

  ♪
倉山満『世界大戦と危険な半島』(KKベストセラーズ)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 その昔、ベルリンの壁が崩れた直後だった。まだ「ユーゴスラビア連邦」という国があり、評者(宮崎)は首都のベオグラードへ取材で行ったことがある。
 奇妙にまとまりつつ、実はまったくばらばらな街だった。人種の坩堝、オープンカフェは繁盛しており、『地球の歩き方』を抱えた若い日本人女性のひとり旅がずいぶんといた。
 教会でキリスト像のペンダントを土産に売っていたので買おうとしたら「あなたの宗教は?」と聴いてきた。
「仏教です」と答えると「異教徒には売らない」という。
翌日、タクシーをチャーターして「サラエボ往復を二百ドルでどうか?」と聴くと「幾ら貰っても、あそこへは行きたくない」とニベもなかった。
 そういえば、ベオグラードの街は奇妙な印象で、通りごとに住む人種がことなり、地区によって宗教の色分けがあったようだ。公園にはロマが野宿している。贅沢なビルがあるかと思えば路上生活者が夥しくいた。
 隣同士がいつ裏切るか分からない。バルカンでは敵の敵もやはり敵なのだ。
チトーの社会主義は機能せず、その残滓が混乱に拍車をかけていた。もっともチトーは社会主義をなのったものの本質的は残忍な独裁者だった。
 そのうち、カトリックのクロアチアとスロベニアはさっさと西側へ去り、マケドニアが独立を宣言し、セルビアとボスニア&ヘツツェゴビナで戦闘が拓かれ、NATOは反セルビアに、ロシアはセルビアを支援した。
 セルビアが悪者にされ、まさに宣伝戦争で負けてしまった。クリントンは上空五千メートルから空爆で参戦し、ロシアは崩壊の最中で、手も足も出せず、セルビアが負けた。
セルビアの指導者ミロセビッチもカラジッチも、西側が判定した『戦争犯罪』で裁かれる。
マケドニアも最後に独立を宣言して、国連に加盟申請すると、ほかの諸国が反対し、アレキサンダーの国名を名乗るのはけしからんと「旧ユーゴスラビア連邦マケドニア」という国の名前でようやく国連加盟が認められた。もっとも強く反対したのはギリシアだった。アレキサンダー大王は現在のギリシアのマケドニア地方からでた英雄で、いまのマケドニアではないというわけだ。
ことほど左様に旧ユーゴ連邦はおかしな国である。
六つの国家が一つの連邦だったが、分裂したら七つになった。
わけが分からない。
いや、これがバルカン半島である。状況によって敵と味方が始終入れ替わり、一定の法則、姿勢というものが存在しない。瞬時にして約束を違え、相手を裏切るあたりも同じ半島国家のどこかの国に似ている。
 日本で「バルカン政治家」といえば、三木武吉である。息子の三木武夫も、その色彩が濃く、カメレオンのように立場を変え、大勢が趣くところへついた。最近は武村正義、菅直人も、バルカン政治家と言われている。
 この奇妙で危なっかしいバルカンの近現代史に論壇の新星・倉山満氏が果敢に挑戦した。仕上がりはどことなく漫談風で、なぜか面白く読ませる読本となった。
     ○○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
(読者の声1)ネムツォフ暗殺ですが、つきあいのあった佐藤優氏によれば、カメレオン的政治家で日露関係にとっては障害だった由(週刊新潮、今週号)です。プーチンはチェチェン・マフィアを使ってやらせたという説が囁かれていますが、このあたりは如何に?
  (JJセブン)


(宮?正弘のコメント)小生、ネムツォフとはあったこともないのでノーコメント。
 いまのクレムリンとチェチェン・マフィアとのコネは小誌にも書きました。プーチンは、人気が高く、しかも、その後も上がりつづけて88%の支持率です。ロシアはいま国を挙げてナショナリズム鼓吹、そのいきがかり上、中国と組んでいますので、北方領土交渉は遠のいてしまいました。



   ♪
(読者の声2)大阪方面の読者の皆さんへ。中西輝政先生の講演会のご案内です。
 記
 1.日時:平成27年4月4日(土) 13:30~17:00
2.内容:1330~1500 講演 :京都大学名誉教授 
          中西 輝政 先生
           テーマ:「世界の動きと日本の進路」
           1500~1530  質疑応答
                  1530~1700  懇親会
 3.場所: たかつガーデン(大阪府教育会館)2F 「鈴蘭」会議室 
      TEL:06(6768)3911  〒543-0021 大阪市天王寺区東高津町7番1号 
      地下鉄千日前線(又は谷町線)谷 町9丁目下車(北東へ)5分
4.会費: 4,500円程度(懇親会費を含む。講演のみは1,500 円)ただし、学生は無料
5.主催:  弘志会  福井成範  TEL090-3090-5452  fukuima@tree.odn.ne.jp
              以上



  ♪
(読者の声3)アジア開発銀行から「最もお金を借りている状態の中国」が借金を背負ったままで「アジアインフラ投資銀行」の主幹とはおかしなものです。
 間接的に、アジア開発銀行のお金が「中国を経由」して、「アジアインフラ銀行」へお金が流れているようなものです。関係各国は、何故、文句を言わないのでしょうか。
 少なくとも、アジア開発銀行は、中国からお金を引き上げるべきだと思うのですが。
  (PP生)
 

(宮?正弘のコメント)中国人の特性は借りた金は返さない。なんだかんだ理由を付けて遅らせる、できればチャラにすると言うのが経理部長の腕の見せ所。ADBは、これから敵になるのですから返して貰うのは至難の業になるのでは?



  ♪
(読者の声4)貴誌にもあったフィナンシャルタイムスの「中国主導のインフラ銀行を拒絶する愚」という記事をかいているMartin Wolfといい記者はどういう人物でしょうかね。
まさに「狼少年」でしょうか?
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO84833360V20C15A3000000/
   (HT生、大田区)


(宮?正弘のコメント)英国の金融はグローバリズムですから、こういう記者はたくさんいるのでは?

          ◎□◎□◎◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(休刊のお知らせ)小誌、週末は休刊です。次号は3月30日(月曜)です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘の新刊  宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪♪
大好評発売中です !
宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/
(在庫僅少 ↑)
 ――今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。
 ――世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円)


  ♪♪♪
宮崎正弘『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 ★重版出来!!
――中国経済がクラッシュするのは時間の問題ですが、従来型の恐慌ではなく、どのような金融災禍が、どの市場に待ち受けているのか? 米国債を世界最大に保有する中国が、手元資金をうめるためにこの債権を市場で売却したら世界経済にいったい何が起きるか。日本はどれほどの被害を受けるか? 中国とビジネスのつながりが深い日本企業は?
http://www.amazon.co.jp/dp/4569823386/

 ♪
宮崎正弘 vs 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314091/
保守論壇の新星=小川榮太郎氏と宮崎正弘の徹底討論が一冊にまとまりました
!
  ♪♪
大好評発売 重版出来!
宮崎正弘『中国崩壊で日本はこうなる』(大竹慎一氏との対談 1512円。徳間書店)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 (アマゾン ↓) 
http://www.amazon.co.jp/dp/4198639000/

  △△○ ○ ◇◇□
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の新刊案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪♪
宮崎正弘のロングセラー 
***********
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
 『台湾烈々  世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円)
 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)

☆☆☆
<宮崎正弘の対談シリーズ>
************
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石 平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遇『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
              ○○○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
■今回の記事はいかがでしたか?
┃下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます!
┗ http://melma.com/score_F0P0RQ8qF02w7yw9F11d9q4qae110b48/ 
─────────────────────────────────
□このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら
┗ http://melma.com/backnumber_45206/ 
□その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら
┗ http://melma.com/contents/taikai/ 
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━

木曜日, 3月 26, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(独英仏が参加ならアジアインフラ投資銀行に露西亜は加盟しないかも)

─…─↓ メルマ!PR ↓─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─
無料!「1日10分で英単語・英短文をあきれるほど覚えた方法」
英語を話したい方、TOEIC600点以上取りたい方へ朗報です。
あなたは英単語・英文をザクザク覚えていく方法に興味はありませんか?

期間限定で無料公開中です。今すぐ↓をクリックしてください。
http://rd.melma.com/ad?d=60P0lRisl0F0WQWqb0QwBxgqK1qdyqjqcbc6d397
…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─↑ メルマ!PR ↑─…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015) 3月26日(木曜日)弐
     通巻第4497号 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(速報)
 この土壇場へ来て、ロシアが不参加表明の可能性
  アジアインフラ投資銀行に独仏英伊が参加表明したことが逆バネに
***************************************

 参加表明の締め切りまであと五日となった。
 英国の参加表明は米国を苛立たせ、その結果、アジアインフラ投資銀行が、発足まえに過剰な評価を受けた。
IMFのラガルデ専務理事もADBの中尾武彦相殺も「協力できる可能性はあるかもしれない」などと発言のニュアンスが対立型から様変わり、日本の麻生財務相は「入らないと言っているわけではない」と融資条件や運用方法の透明性を問題視した。

 中国経済分析で世界的に有名なエリザベス・エコノミー女史は「はじめからお手並み拝見で、AIIBはAIIBと割り切って放置すれば良かった。米国の反対声明がかえって、中国の銀行設置に力を与えた」と皮肉る。

 ところが、予期せぬ動きが出た。
 ロシアは参加表明をしない方向で検討しているというのだ(多維新聞網、3月26日)。
 ロシアのセルゲイ・ストルチャク財務副大臣は「ロシアは過去一貫して米国の金融支配に反対し、新しい国際機関の設立を呼びかけてきたので、AIIBの主旨には賛同する。しかしながら、この新組織にロシアが加盟するかどうかは未定である」と記者会見した。

 第一に中国主導の度合いは拒否権に象徴されるが、ロシアが中国の風下に立つ積もりはない。

 第二に英独仏など西側が加盟すると、ウクライナ問題でロシア制裁中のかれらが、ロシアの要望する融資案件には反対にまわるに違いない。ロシアは原油価格暴落以後、多くのプロジェクトが足踏み状態にあり、資金重要が強いが、逆に英独仏が対ロ融資に反対すれば、ロシアが加盟する意味がない。

 第三に大国の政治力は単に金融力でははかれず、ロシアは軍事大国であり、その矜持がある。ロシアと中国の絆は軍事、政治的結びつきが強く、金融面での協力関係はそれほど重要とは言えない。

 とはいうもののロシアは現在14の飛行場を建設中のほか、160キロの地下鉄、ハイウェイなど160件のプロジェクトを推進もしくは計画中で、2000億米ドルが必要と見つもられている。

ロシアが一方で期待する「BRICS銀行」にしてもブラジル、インドより、ロシアのGDP成長は遅れており、そもそもロシアとブラジルは原資負担にも追いつけない状況となってBRICS銀行も設立そのものが危ぶまれ始めている。
    ○▽◎ ◎□◎ □◎◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘の新刊  宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪♪
大好評発売中です !
宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/
(在庫僅少 ↑)
 ――今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。
 ――世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円)


  ♪♪♪
宮崎正弘『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 ★重版出来!!
――中国経済がクラッシュするのは時間の問題ですが、従来型の恐慌ではなく、どのような金融災禍が、どの市場に待ち受けているのか? 米国債を世界最大に保有する中国が、手元資金をうめるためにこの債権を市場で売却したら世界経済にいったい何が起きるか。日本はどれほどの被害を受けるか? 中国とビジネスのつながりが深い日本企業は?
http://www.amazon.co.jp/dp/4569823386/

 ♪
宮崎正弘 vs 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314091/
保守論壇の新星=小川榮太郎氏と宮崎正弘の徹底討論が一冊にまとまりました
!
  ♪♪
大好評発売 重版出来!
宮崎正弘『中国崩壊で日本はこうなる』(大竹慎一氏との対談 1512円。徳間書店)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 (アマゾン ↓) 
http://www.amazon.co.jp/dp/4198639000/

  △△○ ○ ◇◇□
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の新刊案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪♪
宮崎正弘のロングセラー 
***********
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
 『台湾烈々  世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円)
 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)

☆☆☆
<宮崎正弘の対談シリーズ>
************
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石 平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遇『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
              ○○○
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
■今回の記事はいかがでしたか?
┃下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます!
┗ http://melma.com/score_A0U0nQ3qq0Gwhx1qb1gdyqSqe8dd507c/ 
─────────────────────────────────
□このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら
┗ http://melma.com/backnumber_45206/ 
□その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら
┗ http://melma.com/contents/taikai/ 
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━

火曜日, 3月 24, 2015

Lagarde says IMF to co-operate with China-led AIIB bank

Christine Lagarde in China Mrs Lagarde has been attending an economics forum in China

Related Stories

International Monetary Fund chief Christine Lagarde has said the IMF would be "delighted" to co-operate with the China-led Asian Infrastructure Investment Bank (AIIB).
The AIIB has more than 30 members and is envisaged as a development bank similar to the World Bank.
Mrs Lagarde said there was "massive" room for IMF co-operation with the AIIB on infrastructure financing.
The US has criticised the UK and other allies for supporting the bank.
'High standards'
The US sees the AIIB as a rival to the World Bank, and as a lever for Beijing to extend its influence in the region.
The White House has also said it hopes the UK will use "its voice to push for adoption of high standards".
Countries have until 31 March to decide whether to seek membership of the AIIB. As well as the UK, other nations backing the venture include New Zealand, Germany, Italy and France.
Mrs Lagarde, speaking at the opening of the China Development Forum in Beijing, also said she believed that the World Bank would co-operate with the AIIB,
China established the Asian lending institution in 2014 and has put up most of its initial $50bn (£33.5bn) in capital.

Visit stage3alpha at: http://s3alpha.net/?xg_source=msg_mes_network

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(日本を無能と書いた日刊現代を褒める中国)

─…─↓ メルマ!PR ↓─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─
ECCでまずは無料で体験英語レッスン♪
ビジネスマン向け、シニア向け。様々なコースで自分にあった学習が可能!

いまより少し、世界を広げてみませんか。
http://rd.melma.com/ad?d=g0F0ARRpb0v0CQMq10mwBrsK11PdNqNqa2912f60
…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─↑ メルマ!PR ↑─…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015) 3月24日(火曜日)
     通巻第4495号  <前日発行>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 「日本政府は無能、中国に完敗」と日刊現代の報道に感涙した中国紙
   アジアインフラ投資銀行に参加表明しない日・米を揶揄した日本のメディア
***************************************

 日本の極左新聞『日刊現代』が、日本の立場を徹底的に批判し、中国主導のアジアインフラ投資銀行に参加表明したドイツ、フランス、イタリア、そして英国に先を越され、日本政府が無能ぶりを天下に曝したと報じたことが、中国メディアは嬉しくて仕方がないらしい。
同紙が『日本の完敗』と書いたことがよほど気に召したらしいのだ。

 すでに述べたようにアジアインフラ投資銀行は、まだ発足もしていないうえ、本店ビルは基礎工事を終えたばかりだ。
資本金の払い込みも遅れており、実質は中国が60%程度負担することになる。つまり、この銀行は政治資金を活用してアジアの政治攪乱、ひいては金融覇権を目ざす野心的試みとはいえ、ドル基軸体制に挑戦するという銀行がドルによる運用をするのだから、この矛盾に対して中国から何の回答もない。

 欧州が加わるのはユーロが価値を激減させている最中、すこしでも米ドルが弱くなることを歓迎する政治的意図がありありとしており、中国に本気で協力しようとする姿勢はまったく見あたらない。

 いずれアジアインフラ投資銀行は空中分解か、最初の貸し付けが焦げ付き、増資を繰り返しながらの低空飛行となるだろう。
 つまり日本は歯牙にもかける必要がないのである。
         
○▽◎ ◎ ◎□◎ 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(休刊のお知らせ)3月24日―25日、小誌は地方旅行のため休刊となります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   ♪
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
 (読者の声1)幽閉されていた歴史学者の呂加平氏が10年の刑を5年残して出てきました。絶妙のタイミングです。
呂加平氏は元国家主席江沢民の実父は親日派・日本協力者と暴露した人物です。江沢民を追い落とすための準備でしょう。宮崎先生はどう思われますか?
(AS生、フィンランド)


(宮崎正弘のコメント)江沢民の父親が日本特務の協力者だったことは1989年から公知の事実で、拙著のその頃の評論にも何回か、書きました。
江沢民自身、南京の中央大学で日本語を学んでいたが、革命後、身分を隠すために叔父さんの養子入りし難を逃れた。中央大学は上海交通大学に統合された。だから江沢民は上海交通大学出身と言っているのです。
 さて呂加平は中国に珍しい戦略を論じる軍事評論家ですが、彼の凄いところは、その修辞力です。
 江沢民親子の出自隠蔽を「二奸二股」(両股をかけた奸計親子)と言ってのけ、それを含めての論文を2004年あたりから堂々と公表したところです。
2011年5月13日、呂は北京高等裁判所から「扇動転覆国家政権罪」により懲役十年を言い渡され、妻子らも懲役八年から五年で服役していました。
 しかし呂はすでに74歳、胆嚢結石、胆嚢炎、気管支炎、糖尿を煩っており、11年暮れには心臓発作で斃れ、長沙の監獄病院に移送されていました。
そのうえで2015年2月に、自宅療養のため刑務所から送り出された。つまり獄中死となると拷問疑惑などが浮上して困るので、当局は責任の及ばない自宅引き取りに逃げたということで、江沢民追い落としキャンペーンとは無関係と思われます。
◎□◎◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘の新刊  宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪♪
大好評発売!
宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/
(在庫僅少 ↑)
 ――今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。
 ――世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円)


  ♪♪♪
宮崎正弘『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 ★重版出来!!
――中国経済がクラッシュするのは時間の問題ですが、従来型の恐慌ではなく、どのような金融災禍が、どの市場に待ち受けているのか? 米国債を世界最大に保有する中国が、手元資金をうめるためにこの債権を市場で売却したら世界経済にいったい何が起きるか。日本はどれほどの被害を受けるか? 中国とビジネスのつながりが深い日本企業は?
http://www.amazon.co.jp/dp/4569823386/

 ♪
宮崎正弘 vs 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314091/
保守論壇の新星=小川榮太郎氏と宮崎正弘の徹底討論が一冊にまとまりました!

  ♪♪
大好評発売 重版出来!
宮崎正弘『中国崩壊で日本はこうなる』(大竹慎一氏との対談 1512円。徳間書店)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 (アマゾン ↓) 
http://www.amazon.co.jp/dp/4198639000/
  △△○ ○ ◇◇□
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(休刊のお知らせ)3月24日―25日、小誌は地方旅行のため休刊となります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   ♪
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の新刊案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪♪
宮崎正弘のロングセラー 
***********
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
 『台湾烈々  世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円)
 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)

☆☆☆
<宮崎正弘の対談シリーズ>
************
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石 平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遇『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
    ◎◎◎ ◎◎◇ ◇◎◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
■今回の記事はいかがでしたか?
┃下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます!
┗ http://melma.com/score_10b0iQRqK07whrsKF1bdoqtq857f2daf/ 
─────────────────────────────────
□このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら
┗ http://melma.com/backnumber_45206/ 
□その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら
┗ http://melma.com/contents/taikai/ 
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━

月曜日, 3月 23, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(トマ・ピケティの中国論) ドイツはまだ「中国幻想」にひたっているが フランスは中国に冷淡な目を向けるようになった  

─…─↓ メルマ!PR ↓─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─
英会話ならECC外語学院  まずはカウンセリング&無料体験レッスンへ!
専門カウンセラーがあなたにぴったりの学習プランをご提案。
さらに無料体験レッスンと同日に行えるから、
忙しいあなたの英会話への一歩にピッタリです!
http://rd.melma.com/ad?d=b0b01Rxov010CQRqP0LwhqWzK1PdSqXq18e6c0ff
…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─↑ メルマ!PR ↑─…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)3月23日(月曜日)
     通巻第4494号  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ドイツはまだ「中国幻想」にひたっているが
   フランスは中国に冷淡な目を向けるようになった
***************************************

 もとより自由、平等、博愛を掲げるフランスは1989年の天安門事件のおりは、世界一激しく中国を批判した。
 ウアルカイシら天安門の学生指導者等は最初にフランスへ亡命した。

 その天安門事件も風化し、米国も対中制裁を解いて、以後は二年前まで「蜜月」だった。ところが、アメリカは様変わりで全米の論壇は反中国論が席巻しはじめている。

 アーロン・フリードバーク、ジョン・ミアシャイマー、エドワード・ルトワック等々。
 キッシンジャーも、親中派のボスなれど、中国のやり方に批判的である。

 この米国の対中強硬論は欧州の一部にも飛び火し、親中派のドイツ、英国とはやや異なってフランスの知識人を代表するトマ・ピケティも、中国の将来に明るい展望を抱いていないことが分かった。
 
 3月4日にニューヨーク市で「経済学の天才たち」と題する講演会が開かれ、席上、ピケティが発言している。
 
 最初に口火を切ったのはノーベル経済学賞のスティグリッツ博士で、かれは知日派だが、「中国は独自の経済成長を遂げている。市場経済に移行して30年、平均して年率10%で成長しており、所得格差をあらわず『ジニ係数』が大きくなった。また5億人が貧困から脱している。最も成功した貧困対策プログラムだったといえよう」
と意外に中国経済に前向き。
 
 同じくノーベル経済学賞のポール・クルーグマンは、「透明性に関して言うなら(情報ばかりか)中国の空気の『透明性』も大きな問題だ。環境問題が大きな課題になるだろう」と冗談とも取れる発言もあった。

 さて「所得格差」に焦点を当てた著作で、世界的ブームとなったトマ・ピケティは、「中国は、透明性や民主制などにおいても抜本的な改革が必要だ。汚職を駆逐するなどとしながら、ロシア同様に、時々数人を逮捕する程度でお茶を濁し、国際的にタックスヘイブンや企業の税制の公平性を確保しようとするなら、中国も同じグローバルの土俵に乗せ、同じルールに従うように仕向けて行かねばならない」
  
 いまもなお寝言のような中国礼賛をする一部の知識人が蔓延る朝日新聞などは、国際的な動きとは無縁の報道をしていることになる。

         ○▽◎◎ ◎□◎ 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆ 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 かの中華秩序なる、はた迷惑な病理はどこから来ているのか
  アメリカ基軸の国際秩序を破壊するのが「習近平の中華帝国」の夢

  ♪
石平『なぜ中国は覇権の妄想を止められないのか』(PHP新書)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 『中華秩序』は周辺国に朝貢を求め、従わなければ侵略して従属させるのだが、ときどき相手が強くて、戦争に敗れてシュンとなると、二世紀、三世紀はじっとしている。
その昔、隋は高麗に敗れて、王朝は唐に変わった。この随と唐王朝は漢族ではなく鮮卑系だった。
ベトナムとは十七回戦争をやって、中国は勝ったり負けたり。いまのベトナムは反中国の筆頭である。ロシアとは小競り合いを演じても決して闘わない。戦争になれば負けることが明らかで、この場合、中華秩序の適応外ということになる。
 それにしても、この中華秩序なるものを病的にもとめる基本ルールがあるのではないか、だからこそつねに中国は覇権主義に打って出る。また中華思想にがんじがらめに縛られてきた。
 いま日本に復讐をちかって戦争をしかけてきたのは、この中華秩序をぶっ壊した日本への恨みを晴らすためだ、と石平氏は言う。「沖縄処分」と「日清戦争」の敗北によって中華秩序は破壊されたからだ。
その恨みを百年溜めてきたことになる。
 石平氏は独特の史観と解釈で、この中華秩序の病巣に迫った。
 そして、そこに「歴史の法則」があることを石平は我流の解釈で発見したのだ。
 習近平の中華思想の根源が露呈したのは外交方針で「親、誠、恵、容」の四つに象徴され、いずれもが「上から目線」で周囲を見ているとするあたり、やはり石平氏独特の発見である。
 そして近年、中国の帝国主義的膨張主義は「陸から海へ」突出し、狂気の軍拡の殆どが海軍力の充実に向けられた。堂々と南シナ海の岩礁にセメントを流し込み、軍事施設に滑走路、「ここは昔から中国領、なんか。文句でもあるのか」と開き直り、西太平洋の海の覇権をも追求し始める。
 さすがのアメリカも堪忍袋の緒が切れた。
 親中派の筆頭だったキッシンジャーすら、最近はこう言っていると石平氏は次の発言に注目している。
 「中国は平等な国家からなる世界システムに馴染めず、自国を世界のトップ、唯一の主権国家と考え、外交は交渉よりも世界階層秩序での各国の位置づけを決めるものと考えていると(キッシンジャーは)述べている。そしてもし中国が他国に既存システムが、新秩序かを選択するよう要請すれば、アジアでの新冷戦の条件を作り出しかねない」
 ともかく「アヘン戦争から日清戦争までの近代で、『中華秩序』が崩壊してから119年、大日本帝国がその構築を目指した『日本版の中華秩序』が粉砕されてから69年、現代の『習近平の中華帝国』はかつての大日本帝国がアメリカ中心の秩序に敢然と立ち向かったのと同様に、まさにアメリカに挑戦状を突きつけて国際秩序の破壊と、自らを中心とした新秩序の構築を始めようとしている」
それが現代世界の地政学的解釈ということになる。ただし大東亜戦争が「日本版の中華秩序」というくだりは、やや牽強付会であり、わたしたちの認識とはニュアンスが異なる。
本書の推薦を養老孟司氏もしているが、不思議である。養老氏は左翼的であり、ということは左翼ブンカジンでも石平の歴史の法則に納得したということだろうか?

         ◇○ ▽ □◎

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆ 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いま正に松陰に習い、日本の現体制がもたらす弊害を打破し、
輝かしい発展の道を開く志士の登場が期待されている。
   ♪
宮崎正弘『吉田松陰が復活する』(並木書房)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 本書を総覧して驚いた事に、松陰は交通不便の時代にも関わらず、20代の大部分を費やし、長崎から江戸に至り、更には水戸、会津も訪ね、大日本史、水戸学、山鹿流兵学の真髄に触れ、開国論者の佐久間象山から薫陶を受けた。
かくして長い旅路の間に身に着けた学識は、幼少期から学んできた儒学、孫子の兵法の素養の上に重なり、松下村塾で、後輩達を育成するのに大きな役割を果たしている。
もとより松陰自身は、政治、行政、軍事の実務に携わる事はなかったが、本人が育てた伊藤博文、山縣有朋など多くの教え子達が、幕末、維新の頃、日本の発展に重要な役割を果たしたのである。
本書でも触れるとおり、松陰の業績は刑死の直後は広く世に知られる事はなかった。
ところが死後34年の頃、報道界の偉人で現在の国民新聞の始祖、徳富蘇峰が松陰の偉業を初めて紹介した。
それから約1世紀後の三島由紀夫に至るまで、多くの作家、思想家、文化人が、それぞれの視点から松陰の業績を評価してきた。
翻って現在の日本は、幕末の頃に劣らぬ程の国防上の重大な問題点に直面しており、その難局を打開して、輝かしい発展の道を開く、志士の登場が期待されてやまない。
本書は松陰の業績を通じ、今後の志士の在り方に多大な示唆を与えている。
                               (評 高井三郎)
              □◎▽◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   ♪
 樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

【知道中国 1218回】      
   ――「民口無慮四億萬其食鴉片者居十之一」(竹添4)
竹添進一郎『棧雲峽雨日記』(中溝熊象 明治十二年)
 
   △
苦難の旅はまだまだ続く。
 
ある宿では夜盗に衣服を盗まれてしまった。
時に突然の雨。泥濘の深さは「尺許」に及び、一足踏むと足は泥にズブズブとめり込んでしまい、「不可復抜(復た抜く可わず)」。ならば近道を取ろうと渓流を遡るが、膝まで水だ。輿夫は足で川底の石を探りながら進む。左側が深そうだと思えば右側に移り、右側が危ないと感じたら輿を左側に寄せる。そのたびに輿に坐る竹添は左に揺れ右に傾く。これこそ「正路(ほんどう)」を捨てて却って危難に出くわす典型だ。浅知恵というものだろう。そこで竹添は、「智を以てするも實は愚なるか」と頻りに反省する。
 
竹添は北京からの旅を、次のように振り返ってみた。
北京から西安に入って、辺りの情景は一変した。大地は荒涼とし稲米を口にすることは難しい。「中原秦中(ちゅうごくのどまんなか)」はこんなものだ。「中原秦中」を離れ、いよいよ四川への山道に差し掛かると、山は深く険しく自然は厳しく、そこ此処に狐や山兎が巣を造り、虎や狼が吠え叫んでいる。道は峻嶮このうえなく、布団から食糧までを携行するだけに、旅は辛い限りだ。
 
だが、そんな旅を耐えて四川に入れば、米やら食糧に困ることはない。山間の土地ですら見事に耕され、田畠となっている。どこに行っても壮麗なまでの大寺院が珍しくなく、犬や鶏の鳴き声が喧しく聞かれ、牛や羊は道路を悠然と歩き、岩肌の険しい道は鑿で平に削られ、棧道も危険な個所には転落防止用に手すりや囲いが設けてある。そればかりが、棧道とはいえ広い部分では馬が並走できるほどであった。
 
周囲の厳しい自然環境が天然の要害となり、昔から「外寇(がいてき)」の侵入に苦しめられることは稀で、その豊かさゆえに四川は「天府の国」と呼ばれてきた。人々は正直で剽悍で、辺境には匪賊やら少数民族が住んでいた。
 
一般には仏教が盛んに行なわれていたが、最近になって「妖教(きりすときょう)」がヒタヒタと侵入し、「全省の教會、蓋し數十萬と云う」情況だ。
 
四川の人々は「妖教」を好まない。だが、無頼の徒が教会を騙って横暴の限りを尽くしている。ところが宣教師は、そんなことを意に介さない。そこで人々が訴えるが、官は取り合わない。不満を募らせた民衆は「群起し教徒を殺す」ことになる。同治12(1873)年には「十餘萬人」が決起し教会の焼き討ちを決行する。そこでフランス人宣教師が煽動者を提訴するだけでなく、役人は首謀者の逮捕を命じた。
 
「妖教」を巡って続いた社会不安について竹添は記しているが、ここで注目しておくべきは、北京に在る日本公使館員である竹添と同僚とが辛苦の果てに辿り着いた四川では、すでにフラン人宣教師が「妖教」を使ってフランスの影響力扶植に努めていたという点だろう。いわば竹添がやっと訪れた四川だったが、フランス人宣教師が省の全域に設けた「數十萬」の教会を拠点にいち早く「妖教」を浸透させていたのである。
 
フランスがベトナムに領土的野心を抱いたのは、アヘン戦争勃発直後の1840年代。じつはフランスは竹添の四川旅行から6年後の1882年に占領したハノイを拠点に、雲南省への侵攻を開始するのであった。同じ時期、イギリスはインド・ビルマの両植民地を経由して、同じく雲南省を目指した。四川が雲南の北に隣接することを考えるなら、フラン人宣教師が清国に対するフランスの帝国主義的野心の「先兵」であったと考えても、強ち間違いはないはず。インテリジェンスこそが、かの宣教師の最大の任務だっただろうに。
 
衰亡する清国を舞台とした西欧列強による大競争は、とうに始まっていたのだ。
《QED》
           ◇◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
 (読者の声1)大東亜会議70周年記念シリーズ-7――ワン・ワイタヤコーン殿下(タイ国内閣総理大臣代理)の演説
 前回の張景恵満洲国総理に続きタイのワン・ワイタヤコーン殿下の演説をご紹介します。
     http://hassin.org/01/wp-content/uploads/WAITHAYAKON.pdf
「アジア大陸は人類発達の源であるにもかかわらず、欧米諸国の進出により、植民地化して独立と主権を失うに至った。しかし、大日本帝国は先見の明を持って、現代社会の発展は、その手段に置いて西洋文明によらねばならないと同時に東洋的文化に信倚する必要必要のあることを洞察した結果、その発展形式を現代式に調整させ、急速に一大強国の地位に躍進した」と評価しています。
 そして「日本は八紘一宇の理想に従い、共栄圏を確立し、正義、康生及び平和の基礎の上に立つ一家の結束をもたらさんとする政策をとっている。しかしながら日本の平和的手段による国策遂行は、米英が加えて来たった種々の障害により成功を見ず、ここに大東亜戦争勃発のやむなきに立ち至ったのである。日本皇軍の輝かしき大戦果は牢固たる土台の上に大東亜共栄圏を樹立し得べしとの希望を生み、全アジア民衆の胸を歓喜に満ち溢れさせている」と日本への熱い期待を述べています。これがアジアの人々の本当の声でした。

 これまでに掲載した6回の演説等をご参考までに付記します。
・スルヤ・ボース氏演説(チャンドラ・ボースインド仮政府首班親族)
    http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Bose.pdf
・加瀬英明氏の開会あいさつ「人種世界平等の出発点となった大東亜会議」
  http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Greater.pdf
・ヘンリー・ストークス氏「日本はアジアの希望の光だった」
  http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Japan.pdf
・渡部昇一教授 私の記憶する大東亜会議、その意義
  http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Greaterw.pdf
  ・汪兆銘(中華民国行政院長)の演説
    http://hassin.org/01/wp-content/uploads/WangChing.pdf
  ・張景恵(満洲国総理)の演説
    http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Chang.pdf
    (茂木弘道)
 


  ♪
(読者の声2)地下鉄の駅キオスク新聞スタンドの宣伝ビラをみていたら「習近平、軍事クーデターを懼れる」(夕刊フジ、3月20日)とあり、すぐに買いました。記事中に宮崎正弘先生のコメントが大きくありました。
 まさか現代中国で、軍事クーデターなんてあり得ないと思っていましたから、こういう分析は目から鱗です。もっと詳しくお聞かせ下さい。
   (TY生、さいたま市)


(宮崎正弘のコメント)軍事クーデターは大いにあり得るシナリオ、もう一つは「暗殺」です。
以下に概要を。
「この防衛策として、習近平は身辺を警護する「ボディガード軍団」の幹部人事を大幅に入れ替えた。暗殺を懼れるためだ。歴代皇帝は権力を万全なものとするため、周辺に身内をおくのは当然であり、中枢を固めてから次に政敵の排除に乗り出すのは定石である。
 習近平も過去のひそみに倣い、とくに装備にも恵まれたエリート軍団「保定38軍団」などに自派の軍人をつぎつぎと抜擢し、共産党幹部が住む中南海警備を万全にした。保定には嘗て軍幹部学校がおかれ、蒋介石もここで学んだという場所である。
 中南海は中国共産党の権力中枢、この重要地域を守る軍人エリート集団は昔から「御林軍」とも呼ばれた。「王城の護衛者」である。
 最高権力者が信頼する軍人が指揮するのは「北京衛生区」だ。ここを守る軍人単位は「保定38軍」と「陸軍39集団」が中核である。前身は林彪が指揮した第四野戦軍で嘗て毛沢東が死んで四人組が台頭し、権力中枢を掌握したとき、華国鋒はこれらの部隊を動かし、一種の軍事クーデターをおこして江青らを追放した。
 すでに習近平は軍の総政治部、総参謀部、総後勤部、総装備部、そして第二砲兵軍の高層部人事を大幅に入れ替え、四十名ほどの高級軍人が移動した。ただし党中央軍事委員会副主任の許基亮と氾長龍は団派のボスでもあり、総参謀部長の房峰輝とともに胡錦涛人事によるものだから、手出しをしていない。団派を正面の敵には回せないからだ。
  次に習近平が手を付けたのは権力中枢をまもる部隊の人事である」(以下略)。
 もっと詳しくは拙著新刊『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる』(海竜社)をご参照ください。



  ♪
(読者の声3)貴誌4493号(3月20日付け)の投書欄「2」にあった「元自衛官殿」の投稿に対して、です。
 あの市ヶ谷台における三島由紀夫先生の行動についてそのような批判的ご意見があることは十分に承知しております。
昨年、弊会が開催した「最後の檄文」シンポジウムにおいて事件当日、益田兼利東部方面総監を救出せんと三島先生、森田必勝氏らと格闘をされて負傷された寺尾克美氏(元陸自東京会計隊長、陸将補)も講演をされましたが、その中で寺尾氏は、故益田総監が「三島氏は自分の武士道を通すために行動を起こされたが、自分の武士道はどうなるのか」と生前述べておられたことをご紹介されました、
 また平泉学派の重鎮であり、歴史学の泰斗である田中卓先生(元皇学館大学学長)は事件直後は同様の趣旨で三島先生とこの事件を厳しく批判されました。
しかしその田中先生もそういう批判は持ちつつも大局的に三島先生が戦後誰も手をつけようとしなかった憲法改正を自身の生命と引き換えに訴えられたその精神を諒とされ、憂国忌の発起人を引き受けてくださいました。
更に民族派陣営の巨頭ともいうべき大東塾の影山正治塾長は事件後当初、何故自衛隊は大本営ともいうべき市ヶ谷駐屯地に乱入した三島先生を即射殺しなかったのか、それが本当の軍隊のあるべき姿であると主張されましたが、事件から一年後の弊会で行われた講演会では、影山塾長は三島先生の行動と精神を「昭和の神風連」として精神的な価値において評価されました。
冒頭に述べた寺尾元陸将補も今では三島先生とその行動の精神を高く評価されておられます。
その他保守派陣営においても三島先生のあの事件における行動についての種々批判はありますが、そうした議論はむしろ泉下の三島先生も喜ばれるのではないでしょうか。
何よりも三島先生は堂々と自分と異なる意見を述べることを歓迎された、と承知しております。
(玉川博己 三島由紀夫研究会代表幹事)
◎□◎◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘の新刊  宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪♪
大好評発売!
宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/
(在庫僅少 ↑)
 ――今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、つまり『さようなら中国、韓国、こんにちはアジア』である。
 ――世界の有名企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円)


  ♪♪♪
宮崎正弘『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 ★重版出来!!
――中国経済がクラッシュするのは時間の問題ですが、従来型の恐慌ではなく、どのような金融災禍が、どの市場に待ち受けているのか? 米国債を世界最大に保有する中国が、手元資金をうめるためにこの債権を市場で売却したら世界経済にいったい何が起きるか。日本はどれほどの被害を受けるか? 中国とビジネスのつながりが深い日本企業は?
http://www.amazon.co.jp/dp/4569823386/

 ♪
宮崎正弘 vs 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314091/
保守論壇の新星=小川榮太郎氏と宮崎正弘の徹底討論が一冊にまとまりました!

  ♪♪
大好評発売 重版出来!
宮崎正弘『中国崩壊で日本はこうなる』(大竹慎一氏との対談 1512円。徳間書店)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 (アマゾン ↓) 
http://www.amazon.co.jp/dp/4198639000/
  △△○ ○ ◇◇□
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の新刊案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪♪
宮崎正弘のロングセラー 
***********
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
 『台湾烈々  世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円)
 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)

☆☆☆
<宮崎正弘の対談シリーズ>
************
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石 平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遇『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
    ◎◎◎ ◎◎◇ ◇◎◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
■今回の記事はいかがでしたか?
┃下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます!
┗ http://melma.com/score_l0K0sQRq10Lw7qszq1FdtqIqbe2da717/ 
─────────────────────────────────
□このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら
┗ http://melma.com/backnumber_45206/ 
□その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら
┗ http://melma.com/contents/taikai/ 
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━

日曜日, 3月 22, 2015

Iraqi Commander: Tapped Communications Confirms US Aids to ISIL




Iraqi Commander: Tapped Communications Confirms US Aids to ISIL

0

(FARS) TEHRAN (FNA) – A commander of Iraq’s popular forces disclosed that wiretapping of ISIL’s communications has confirmed the reports that the US planes have been airdropping food and arms supplies for the Takfiri terrorists.
“The wiretapped ISIL communications by Iraqi popular forces have revealed that the US planes have been dropping weapons and foodstuff for the Takfiri terrorist group,” Commander of Iraq’s Ali Akbar Battalion told FNA on Wednesday.
He noted that tapping on ISIL disclosed the terrorist group’s regular contacts with the US army, and said, “They exchanged sentences like if they would have a share of the ammunition dropped near (Spiker Military Base) or responses such as ‘you will also receive your share’.”
“The US forces by dropping weapons and ammunition for ISIL, specially in Yassreb, Al-Ramadi and near Spiker Base in Hay al-Qadessiya have provided a lot of help to the ISIL,” he added.
Many similar reports by Iraqi officials and forces have surfaced in the last few months.
In February, an Iraqi provincial official lashed out at the western countries and their regional allies for supporting Takfiri terrorists in Iraq, revealing that the US airplanes still continue to airdrop weapons and foodstuff for the ISIL terrorists.
“The US planes have dropped weapons for the ISIL terrorists in the areas under ISIL control and even in those areas that have been recently liberated from the ISIL control to encourage the terrorists to return to those places,” Coordinator of Iraqi popular forces Jafar al-Jaberi told FNA.
He noted that eyewitnesses in Al-Havijeh of Kirkuk province had witnessed the US airplanes dropping several suspicious parcels for ISIL terrorists in the province.
“Two coalition planes were also seen above the town of Al-Khas in Diyala and they carried the Takfiri terrorists to the region that has recently been liberated from the ISIL control,” Al-Jaberi said.
Meantime, Head of Iraqi Parliament’s National Security and Defense Committee Hakem al-Zameli also disclosed that the anti-ISIL coalition’s planes have dropped weapons and foodstuff for the ISIL in Salahuddin, Al-Anbar and Diyala provinces.
In January, al-Zameli underlined that  the coalition is the main cause of ISIL’s survival in Iraq.
“There are proofs and evidence for the US-led coalition’s military aid to ISIL terrorists through air(dropped cargoes),” he told FNA at the time.
He noted that the members of his committee have already proved that the US planes have dropped advanced weaponry, including anti-aircraft weapons, for the ISIL, and that it has set up an investigation committee to probe into the matter.
“The US drops weapons for the ISIL on the excuse of not knowing about the whereabouts of the ISIL positions and it is trying to distort the reality with its allegations.
He noted that the committee had collected the data and the evidence provided by eyewitnesses, including Iraqi army officers and the popular forces, and said, “These documents are given to the investigation committee ... and the necessary measures will be taken to protect the Iraqi airspace.”
Also in January, another senior Iraqi legislator reiterated that the US-led coalition is the main cause of ISIL’s survival in Iraq.
“The international coalition is only an excuse for protecting the ISIL and helping the terrorist group with equipment and weapons,” Jome Divan, who is member of the al-Sadr bloc in the Iraqi parliament, said.
He said the coalition’s support for the ISIL is now evident to everyone, and continued, “The coalition has not targeted ISIL’s main positions in Iraq.”
In Late December, Iraqi Parliamentary Security and Defense Commission MP disclosed that a US plane supplied the ISIL terrorist organization with arms and ammunition in Salahuddin province.
MP Majid al-Gharawi stated that the available information pointed out that US planes are supplying ISIL organization, not only in Salahuddin province, but also other provinces, Iraq TradeLink reported.
He added that the US and the international coalition are “not serious in fighting against the ISIL organization, because they have the technological power to determine the presence of ISIL gunmen and destroy them in one month”.
Gharawi added that “the US is trying to expand the time of the war against the ISIL to get guarantees from the Iraqi government to have its bases in Mosul and Anbar provinces.”
Salahuddin security commission also disclosed that “unknown planes threw arms and ammunition to the ISIL gunmen Southeast of Tikrit city”.
Also in Late December, a senior Iraqi lawmaker raised doubts about the seriousness of the anti-ISIL coalition led by the US, and said that the terrorist group still received aids dropped by unidentified aircraft.
“The international coalition is not serious about air strikes on ISIL terrorists and is even seeking to take out the popular (voluntary) forces from the battlefield against the Takfiris so that the problem with ISIL remains unsolved in the near future,” Nahlah al-Hababi told FNA.
“The ISIL terrorists are still receiving aids from unidentified fighter jets in Iraq and Syria,” she added.
Hababi said that the coalition’s precise airstrikes are launched only in those areas where the Kurdish Pishmarga forces are present, while military strikes in other regions are not so much precise.
In late December, the US-led coalition dropped aids to the Takfiri militants in an area North of Baghdad.
Field sources in Iraq told al-Manar that the international coalition airplanes dropped aids to the terrorist militants in Balad, an area which lies in Salahuddin province North of Baghdad.
In October, a high-ranking Iranian commander also slammed the US for providing aid supplies to ISIL, adding that the US claims that the weapons were mistakenly airdropped to ISIL were untrue.
“The US and the so-called anti-ISIL coalition claim that they have launched a campaign against this terrorist and criminal group – while supplying them with weapons, food and medicine in Jalawla region (a town in Diyala Governorate, Iraq). This explicitly displays the falsity of the coalition’s and the US’ claims,” Deputy Chief of Staff of the Iranian Armed Forces Brigadier General Massoud Jazayeri said.
The US claimed that it had airdropped weapons and medical aid to Kurdish fighters confronting the ISIL in Kobani, near the Turkish border in Northern Syria.
The US Defense Department said that it had airdropped 28 bundles of weapons and supplies, but one of them did not make it into the hands of the Kurdish fighters.
Video footage later showed that some of the weapons that the US airdropped were taken by ISIL militants.
The Iranian commander insisted that the US had the necessary intelligence about ISIL’s deployment in the region and that their claims to have mistakenly airdropped weapons to them are as unlikely as they are untrue.

Visit stage3alpha at: http://s3alpha.net/?xg_source=msg_mes_network

金曜日, 3月 20, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(アジアインフラ投資銀行に英仏伊参加表明

─…─↓ メルマ!PR ↓─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─
無料!「1日10分で英単語・英短文をあきれるほど覚えた方法」
英語を話したい方、TOEIC600点以上取りたい方へ朗報です。
あなたは英単語・英文をザクザク覚えていく方法に興味はありませんか?

期間限定で無料公開中です。今すぐ↓をクリックしてください。
http://rd.melma.com/ad?d=P0g0qRWsF0K0dQWqA0BwVlvO11vdSqXq6a987b92
…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─↑ メルマ!PR ↑─…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)3月20日(金曜日)
   通巻第4493号  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 米国の「失望」表明、これから西側の団結に亀裂がはいる?
  英国の「アジアインフラ投資銀行」への参加に米国は「怒り」を露わに
***************************************

 中国主導の「アジアインフラ投資銀行」に英国が参加表明したことは「事件」であり、米国のウォール街は「怒り」に包まれたという(英紙ガーディアン)。
同じく英紙「フィナンシャルタイムズ」は、米国オバマ政権に「失望」が広がっていると報道した(19日付け)。
おなじ失望でも首相靖国参拝への「失望」事件と。シティの中国政策への急接近への怒気を含んだ「失望表明」との間には強いニュアンスの差違がある。

 対照的に中国語の媒体は「英国の決断」などとし、同行に加わらない日米に冷淡な分析をしている。中国としては政治的得点になる。

 英国はすでに二年前からシティで人民元取引をみとめ、同時に中国国債も取引されている。おなじくフランクフルト市場でも。
 これは「ウィンブルトン方式」と言われ、市場関係者からみれば「貸し会場ビジネス」である。
つまり有名なテニスの世界大会を開催し、たとえイギリス選手の活躍がなくとも、集まってくる人々(外国籍の)が落とすカネが魅力であるという意味である。

 こうした文脈からいえば英国のアジアインフラ投資銀行に参加表明も、そこにシティとしてのビジネス拡大の可能性を見たからであり、対米非協力への傾斜という政治的思惑は薄い。
したがって英国にとってはオバマ政権の反発は意外のことだったと考えられる。

 イタリアとフランスの参加表明はユーロが米ドルよりも強くなれば良いという斜に構えた動機であり、また加盟すれば幾ばくかの情報が取れるという打算に基づく政治的行動だろう。

 さて中国のアジアインフラ投資銀行だが、日本の新聞をみると英国につづきイタリア、フランスなども参加に前向きだから韓国も最終的には加盟するのではないかという報道が目立つ。
 あたかも「乗り遅れる日本」という錯誤的な焦燥を演出し、脅威視しているようだ。
しかし、そんな必要はまったくない。


 ▼アジアインフラ投資銀行はブレトンウッズ体制への挑戦になるか?

 米国は嘗て宮沢政権のおりに、日本が設立を目指したAMF(アジア通貨基金)を構想の段階で横合いから強引に潰したように、中国主導のドル基軸に挑戦するような国際機関の動きには警戒している。

基本的動機は戦後の世界経済を牛耳るブレトンウッズ体制(つまり世界銀行・IMF体制)に中国が挑戦してきたと認識するからである。
しかし米国は中国の動きを牽制したが、潰そうとはしなかった。それだけ日本は押さえ込める自信があっても、中国を制御する政治力は、もはや米国にはないということでもある。
 
 そもそもアジアインフラ投資銀行を設立する中国の思惑は(1)人民元の拡大と(2)アジアにおける人民元の覇権、(3)中国主導のアジア経済訂正の確立という、金融帝国主義であり、南シナ海での侵略行為によって四面楚歌となった政治状況を、カネを武器に主導権の回復を狙うものである。

 インフラ整備になやむアセアン諸国ならびにインド経済圏は喉から手が出るほど欲しい資金を中国が供与してくれるのなら政治的行動は抑える。露骨なのはカンボジア、ラオス、タイ、インドネシアなどだ。つまり反中国でまとまりつつあったアセアンの団結への動きを、中国は攪乱しているのだ。

 そうはいうものの新銀行は貸し付け条件も金利の策定方法も、審査方法もまったく白紙の状態であり、基本的に銀行のガバナンスを知らない国が国際銀行業務をスムースに展開できるのか、どうかが疑問視されている。

 あまつさえ人民元の拡大を狙う同行の資本金が米ドル建てという不条理に対して納得できる説明はない。くわえて同行の本店ビルは北京で建設が始まったばかりで、どう最速に見積もっても2017年度ごろに完成である。

そのうえ資本金振り込みにも至っておらず、拙速の開業があっても2016年、そのころに中国の外貨準備が潤沢のママであろうか?

         ○▽◎◎ ◎□◎ 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 Advertisement
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪♪
新刊予告 3月25日発売
!!!!!!!!!!!!
宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/
(予約募集を開始しました ↑)

 ―今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、そして『こんにちはアジア』である。
 ―世界企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した最新先験的報告の総集扁!(1080円)
       ◇◇□○ ○▽◎◎ ◎□◎ ◇◇◇□ □◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   ♪
 樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

【知道中国 1217回】      
   ――「民口無慮四億萬其食鴉片者居十之一」(竹添3)
竹添進一郎『棧雲峽雨日記』(中溝熊象 明治十二年)
 

   △
北京を発って20日目、洛陽を離れ西に向かう。
畠の畔で一休み。一望千里。何処にも稲は見当たらない。中国西北部のこの辺りの人々は、麦や高粱を食べている。大都市であっても米を食べることは稀だ。おかずといえば油を加えて煮た豚で、胡椒やネギの類も油で調理するから、とても食べられたものではない。醤油は苦く酒はスッパイうえに、なかなか手に入らない。醸造したコウリャンは度が強く、鍋料理の燃料にも使えるほど。田には溝渠が作られていないから、少しの雨でも排水ができずに冠水してしまう。だが、コウリャンは水をものともせず水没しても成長する。茎は束ねて屋根を葺いたり、蓆に編んだり、炊事に使ったり、じつに便利なものだ。
 
いよいよ新旧の2つの函谷関にさしかかった。
 
そこ此処に堡塁が設けられ辺境の備えをしている。警備のために民間から強そうな者を集め「兵勇」と称して配備しているが、誰もが乱を好む無頼の徒だ。形勢不利となれば逃げだして群盗となり禍を引き起こす。悲惨の限りで、民衆は彼らを虎狼より恐れている。だから自分たちで堡塁を構えて守らなければならない。明代末期に社会を混乱と恐怖に陥れた李自成やら張献忠などがこの類で、逃亡兵ほど始末に困ったものはない。
 
北京から29日目の黎明、楊貴妃が浴びたと伝えられる華清池に到着。じつは29日の間、宿には風呂の設備なく、顔は脂ぎったまま。体は垢だらけ。臭くて堪らず、吐き気を催すほどだったから、何回も温泉につかり極めて爽快な気分だ。
 
その日の正午、関中平野の中心である古都・西安に。
周囲を山に囲まれ、大河が流れ、「沃野千里天府之國」と呼ばれ、穀物と養蚕で栄えた関中平野だが、かつて人々が丹精込めて耕した田畑は荒れ果て土地は痩せるに任せたまま。河から水を汲み上げる方法も途絶えてしまった。秦にせよ漢にせよ唐にせよ、王朝を打ち立て、「民を利し國を富ませ」、長きに亘って天下に覇を唱えることができたのも西北があったればこそ。それゆえに、かつては「天下之利、多く西北に在り」といった。ところが宋代以降、歴代王朝が天下経営の基盤を東南地域に移したことから、西北は打ち捨てられたまま。かくして「西北之地は荒れ、民は窮す」ことになってしまった。
 
竹添は「自序」で清国の複雑極まる貨幣制度について言及しているが、ともかく全土で統一した貨幣制度がなかった。旅する場合には、どこでも通用する銀を携行し、必要に応じて切り取って目方を計り、その地方の銅貨に換算して使っていた。そこで竹添も北京の両替屋で銀を買って持ち歩いていたが、いざ使おうとすると、銀は外側だけで内側は銅。かくして竹添は商人の悪辣さに呆れ果て、「憎む可し」と。
 
西安を発って西に向かうと「山路は峻嶮」となる。車を捨て、これからは時に轎、時に徒歩の旅となる。
 
いよいよ「蜀の棧道」だ。切り立った岩壁に穴を穿ち、そこに差し込まれた丸太を繋ぎ道としている。片側は水が滴り落ちる岩壁で、片側は目も眩む千尋の谷。時に谷底まで下り渓流を歩く。危岸を越えると、今度は小径が山肌を縫うようにうねうねと続く。「仰ぎて天光を視れば、井底に在るが如し」。

さらに進むと「山は益々峻にして、路は益々險(あや)うし。下は則ち深谷千仭。奔流は激しく射ち、雷は轟き、雲は翻る」。「盲雨は忽ちに至り、大きこと彈丸の如し」。小径はいよいよ峻嶮になり、後を歩く人は、まるで前を歩く人を抱き抱えているようだ。山頂に至って見渡せば、まるで肘の下に周囲の峰々が在るが如し。
 
頭上からは山肌を縫って水滴が「滴滴と絶えず」、足は渓流に濡れっぱなし。時に「雨、又、絶えず、轎中に在って衣は襦(ぬ)れ」たままでビッショビショ。酷い旅だ。
《QED》
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
 (読者の声1)小さな愛国運動! 「御國のために戦った兵隊さん ありがたう 兵隊さんのおかげです」
 靖國の國家護持がままないどころか、兵隊さんの国営墓地 軍人墓地は忘れ去られなんとしてゐます。さて、都心も都心 青山墓地に軍人墓地はあります。
日清戦争開戦前 明治20年 129年前 畝傍艦といふ軍艦はシンガポール海上に沈没しました。墓所が建設されました。日清戦争に供えるために建造された艦でした。その後、日清戦争に勝利し、華夷秩序は崩壊しました。来月は日清戦争勝利120周年記念大会もあります。
常陸丸は記念碑が靖國 大村益次郎銅像の傍らに祭られてますが、墓地は青山に在ります。明治37年 近衛聯隊の乗船する輸送船常陸丸は勇躍征途に赴き、渡満途上、日本海上にて露西亜海軍に包囲されました。降伏を潔しとせず、軍旗を奉焼して連隊長以下一千余名ほぼ全員が散華された痛ましい事跡です。
畝傍艦墓地と常陸丸墓地は櫻並木を挟んで相対してあります。常陸丸墓所、畝傍艦墓所ともに香華が供えられています。少し坂を登ったところには、軍神広瀬中佐のお墓もあります。ご先祖様のお墓参りはご先祖様との絆です。
軍人墓地のお参りは國との紐帯を求めるに他なりません。秋の彼岸 小さな愛国運動に ぜひご参加ください。
      記
とき  彼岸 3月21日 午前11時
ところ 青山墓地 墓地下側 畝傍艦墓所(ネットでひけばヒットします)
    供養の花 線香は 主催者が用意いたします。
    (「私たちは忘れない! 軍人さんのお墓を清掃する会」世話人 比留間)



  ♪
(読者の声2)貴誌前々号だかに書評のでた「山平重樹『決死勤王 生涯志士』」によれば、民族派学生運動団体のひとつ日本学生同盟の元委員長で三島由紀夫研究会の事務局長で三浦重周(本名重雄)氏が2006年12月10日に郷里の新潟市の岸壁の寒風のなかで単独で壮絶な割腹自殺を遂げたことを初めて知った。
以来、日本学生同盟では12月10日を「早雪忌」として毎年追悼会を行っているという。
三浦氏が自決した年から36年前に、三島由紀夫氏は三浦氏と同様に割腹自殺をした。両氏ともに自己の主張を自死で訴えるという壮絶なものであったが、その死様には大きな違いがあると思われてならない。
筆者は、三島氏の事件のときに1自衛隊員としてたまたま市谷駐屯地に用務で出張していたが、状況不敏のなめに同氏の最後の演説を聴きそこなったことを今も残念に思っている。
もう一つ残念に思っているのは、三島氏が詐術を用いて自衛隊の指揮官を拘束して一般隊員の集合を求め、隊員の猛烈な野次のなかで一方的な演説を行ったことである(この状況は検索すれば録音を聞くことができる。)
三島氏ほどの士がなぜにその手法の卑劣に心が行き届かなかったのか、また同行の諸士がどうしてそれを諫止しなかったのか、惜しまれてならない。
三浦氏と較べるまでもなく三島氏の場合、その壮絶な自死行動が卑劣な詐術によって行われたために効果を大きく減殺したことはいうまでもない。
この辺り、憂国忌に集う人たちがどのように理解しているのか聴いてみたいものだ。
(84歳の元自衛隊員)


(宮崎正弘のコメント)おなじご意見を当時から開陳されていたのは加瀬英明氏らで、すくなくとも国軍の最高司令部を乱したのはよくないというものでした。



  ♪
(読者の声3)三島由紀夫研究会から二つのお知らせがあります。
まずは「春の墓参」のお知らせです。彼岸です!
記
日 時  3月22日(日)午後2時
場 所  多磨霊園正門前「よしの家」に午後1時半集合
     東京都府中市紅葉丘2-7-4(042(361) 2176)
   直接行かれる方は多磨霊園10区1種13側の平岡家墓地前にお越し下さい。また当日の緊急連絡は玉川代表幹事(携帯090-1611-9839)までお願いいたします。

つぎに会員例会のお知らせです。
3月23日に三島由紀夫研究会会員例会
下記の通り「三島由紀夫研究会会員例会」が開催されますのでご案内いたします。今回は近現代史研究家の片瀬裕氏による「三島由紀夫と北一輝」講演シリーズの最終回(完結編)です。これまで片瀬講師は4回にわたって三島由紀夫と北一輝の思想的共通点を起点に、北一輝の国体論と革命論を論じてこられましたが、今回をその総括として北一輝と三島由紀夫が現在そして未来へどうつながってゆくのかを語られます。
記
とき   3月23日(月) 午後6時半
会場   ホテル・サンルート高田馬場(JR・西武新宿線・地下鉄東西線「高田馬場」)
講師   片瀬裕(かたせ ゆたか、近現代史研究家)
演題   三島由紀夫と北一輝 (最終回・完結編)
主催   三島由紀夫研究会
会費   会員1千円 一般2千円 
     会員以外の方でも受付で入会受け付けます
                   ◇○◇□◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 本日(20日)宮崎正弘がラジオとテレビに生出演します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
 宮崎正弘がラジオとテレビに生出演します
 *******************

(1)ラジオ日本
 1250-1357頃まで
 マット安川のずばり勝負

(2)言論テレビ「花田紀凱の右向け右」
20日午后10時から櫻井よしこさん主宰の言論テレビで中国論をやります。
対談相手はwill編集長の花田紀凱さん。
これはネットで見ることができます。
http://www.genron.tv/ch/hanada/
 (20日午后10時から45分ほど無料です。あとはいつでも再生可能ですが有料となります)。
◎□◎◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(お知らせ)小誌、連休中は休刊となります。次号は23日
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘の新刊  宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪♪
3月25日発売
宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社、1080円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/
(予約募集中 ↑)
 ―今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、そして『こんにちはアジア』である。
 ―世界企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円)


  ♪♪♪
宮崎正弘『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 ★重版出来!!
――中国経済がクラッシュするのは時間の問題ですが、従来型の恐慌ではなく、どのような金融災禍が、どの市場に待ち受けているのか? 米国債を世界最大に保有する中国が、手元資金をうめるためにこの債権を市場で売却したら世界経済にいったい何が起きるか。日本はどれほどの被害を受けるか? 中国とビジネスのつながりが深い日本企業は?
http://www.amazon.co.jp/dp/4569823386/

 ♪
宮崎正弘 vs 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314091/
保守論壇の新星=小川榮太郎氏と宮崎正弘の徹底討論が一冊にまとまりました!

  ♪♪
大好評発売 重版出来!
宮崎正弘『中国崩壊で日本はこうなる』(大竹慎一氏との対談 1512円。徳間書店)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 (アマゾン ↓) 
http://www.amazon.co.jp/dp/4198639000/
  △△○ ○ ◇◇□
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の新刊案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪♪
宮崎正弘のロングセラー 
***********
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
 『台湾烈々  世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円)
 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)

☆☆☆
<宮崎正弘の対談シリーズ>
************
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石 平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遇『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
    ◎◎◎ ◎◎◇ ◇◎◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
■今回の記事はいかがでしたか?
┃下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます!
┗ http://melma.com/score_10v0sQxqv0cwwl6Ov1qdtqtq4983f879/ 
─────────────────────────────────
□このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら
┗ http://melma.com/backnumber_45206/ 
□その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら
┗ http://melma.com/contents/taikai/ 
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━

木曜日, 3月 19, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(マカオの博打ビジネスが陥没へ)

─…─↓ メルマ!PR ↓─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─
日本最大級のビデオ・オンデマンド!U-NEXTでは、映画・ドラマ・
アニメなど、日本最大級のラインナップが定額見放題でお楽しみ
いただけます!配信本数は50000本以上!人気のアニメやドラマ、
話題の新作などがあらゆるデバイスで楽しめます!
http://rd.melma.com/ad?d=b0K0PRsjg0b0dQnqP07wcimKq1bdoqXqe2aa1ad4
…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─↑ メルマ!PR ↑─…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)3月19日(木曜日)
   通巻第4492号  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 マカオからの最新情報は凶報。熱銭が去って、火が消えた賭場
  売り上げ激減、旧正月の売り上げは49%もダウン
***************************************

 マカオが本場ラスベガスの売り上げを超えたのは2005年頃だったが、マカオの歳入は2013年の452億ドルが空前の新記録、もちろん本場ラスベガスの二倍以上である。
 
 舞台は暗転した。昨夏以来、マカオの賭場は暗黒なムードに覆われている。ギャング等の犯罪の所為ではなく、肝心の中国大陸からの客が激減したのだ。
 昨年12月、マカオ返還15周年の式典のため習近平がマカオ入りした。しかし賭場ビジネスの激減傾向に歯止めはかからず、旧正月にどっと繰り出してくるはずのギャンブラーは激減していた。
九ケ月連続の売り上げ減を示した。

 業界は減少傾向の原因がヴィザの規制強化とホテルの全面禁煙が逆効果になったと最初分析していたが、そうしたレベルの話ではなかった。

 原因はいうまでのないが習近平の「反腐敗キャンペーン」が台風のようにマカオ市場を襲ったからである。
24時間営業の賭場を兼ねたカジノホテルは30軒、新開発のコタイ島にはカジノも併設した豪華リゾートホテルが営業を始めたうえ、まだ建設中の豪華ホテルもあるが、目算が根底から狂った。

 金持ちがマカオにやってきて巨額をバカラやルーレットにかける。大口の客には特別室がある。世界の美女がロビィに屯し、儲けた客を狙うが、負けた客は身につけた時計やハンドバック、アクセサリーを近くの質屋にもっていく。

 風俗産業も盛業で、怪しげなマッサージ、豪華ホテルに陣取る高級売春婦にくわえてソープランド、客は香港より中国大陸である。

 高級幹部の手口は合法の賄賂を受け取る抜け穴としての利用で、収賄側が巨額をまけ、党幹部が勝つ。勝った人は正規の受け取りをホテルから発行してもらえる。即ち合法的な賄賂を受け取る場でもあった。


 ▼ラスベガスからマカオに進出した御三家も困り果てた

 マカオに進出したのはラスベガスの本家御三家(ウィンズ、サンズ、MGM)、これにマカオのボス=スタンレー・ホーが経営するリスボア・ホテルと、香港系のギャラクシー(ここにはスタンレー・ホー一族の骨肉の争いで、娘たちも加わっている)。

 向こう三年間にも、あと12000部屋が増設され、このために合計200億ドルがマカオに投下されることになっている。
2013年の新記録をもとに将来を楽天的に予測した結果である。

 ラスベガス御三家はあまりの景気の良さにコタイ島に豪華リゾートホテルの建設に踏み切り、ウィンズは40億ドルを投じて1700部屋。MGMも29億ドルと投下して豪華ホテルを建設中である。

 そして当ては完全に外れた。
ゴーストタウンが中国各地に出現したように、マカオはゴースト・ギャンブラー・シティ化する懼れが高まった。
       ◇◇□○ ○▽◎◎ ◎□◎ ◇◇◇□ □◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   ♪
 樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

【知道中国 1216回】 
    ――「民口無慮四億萬其食鴉片者居十之一」(竹添2)
竹添進一郎『棧雲峽雨日記』(中溝熊象 明治十二年)
 
   △
北京を発って5日目、街道で乞食に出くわす。旅人とみれば、前に立って進路を遮り、後に廻っては秋の蝉が木に縋り付いて咽び泣くように「啾啾(ちっチィ)」と憐れみを乞う。 
郊外を歩けば強い風が巻き起こり、砂埃が目に飛び込み目を開けていられない。仕方なく同行の津田と毛布を被って馬車の中に蹲るばかり。やがて目的地到着の知らせにソロソロと馬車から這いずりでて車夫の顔を見ると、黒い顔は砂埃で白く変じ、眼光は炯々と鋭く、まるで悪霊のようだ。かくて思わず失笑する始末。
 
目を転ずると、周囲一面は見渡す限りの麦畑。丈は1尺ばかり。日照り故に成長していないが、茎は勁そうだ。
 さらに西に進む。こんどは周囲一面が荒沙の地で、米穀類は育たない。かくて人々の命を繋げるのは専ら木の葉となる。薪炭が乏しいから、木の根を薪代わりに暖を取り炊事をする。時には馬糞を拾って乾燥させ、炭の代用にして寒さを防ぐことになる。だから、冬になってオンドルに寝ると、臭くて堪らないという。
 
カラカラに乾燥した砂地の道では馬車の車輪が取られ、馬3匹を使っても1台の馬車も引けないほど。とある店で「干子」と呼ばれる白い土塊を売っている。なんでも麦の粉と混ぜ、餅を作って食用に供するとか。
 
ある地方では、樹木を大いに育てているが、幹で家を造り、枝を薪とし、根っこを深く掘って馬糞を埋めて肥料とし、根を十分に張らせることで洪水にも耐えられるよう頑丈な土手造りに励んでいる。たくさんの木の実を稔らせて保存し、凶作に備える。
 
北京を離れてから18日目、竹添は黄河の岸に辿り着く。
黄河を目の当たりにした竹添は、「河廣十里、濁浪洶涌、使人心悸、宜矣秋潦一至、汎濫數十里、不復辨涯?(川の幅は十里。濁った波は滔々と逆巻き、人の心臓を揺さぶる。一たび秋の洪水になったら、数十里の幅に氾濫し、どこまでが河やら、その果てが判らないほどだ)」と、感慨深げに綴る。
 
竹添は何気なく文字を連ねたのだろうが、漢字・漢文による表現は声を出して読むと調子よく勇ましいが、その分だけ大袈裟になりがちだ。いや漢字や漢文に拠る限り、否応なく大仰な言い回しにならざるを得ないというべき。とするなら、やはり漢文(ひいては現代中国語も)という言語表現は、その内容を相当に割り引いてもよいのではないか。であればこそ、やはり彼らの言い分を、そのまま鵜呑みにしてはいけないということだろう。
 
かくて黄河を越えて河南省に入る。
地味は肥え、穀物・絹・綿花・木材などに恵まれ豊かなはずだが、近年では鴉片が大流行で、一帯では罌粟栽培が盛んだが、西に行くほどに多い。辺境の民は誰もが鴉片を吸っている。隣の山西省では男女を問わず10人中7、8人は吸っている。鴉片は四川、広西、雲南、貴州が最も多く、品質では雲南モノが最上だ。だがインド産の「和潤」さには敵わず、金持ちは必ず「洋舶(インド産)」を口にする。
 
聞くところでは清国の人口は4億だが、その10分の1が吸引しているとして4000万人になり、膨大な金額が煙と消えてしまう。鴉片吸引は体に有益とはいうが、実際は精力を萎えさせ命を縮ませる。その害は鴆より甚だしい。100年後、4億の民は悉く衰亡し、中国人は絶滅の危機に瀕していることを恐れる。だから、民の父母たる者は、一日も早く罌粟栽培を止めるべきだ。
 
――書物で学んだバーチャルな中国ではない現実の中国を、竹添は淡々と綴る。それしても竹添の危機感から150年余が過ぎた現在、鴉片禍が再び猛威を振るう。何故。
《QED》
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
 (読者の声1)直近で宮崎さんの『中国崩壊で日本はこうなる』(徳間書店、大竹慎一氏との対談)を拝読いたしました。
 日経株価予測では大竹慎一さんの完敗ですが、今後どうなるかも見極めねばならぬのでしょう。
 大竹さんの発言「中国人は基本的に自殺はしない。したがって抹殺された可能性が高い」
(p.112)は参考になりました。
宮崎さんの中国が戦争をするとすれば、北朝鮮だとは、非常にハッキリしたご意見で腑に落ちます。(p.164)。
国際情勢の変化と将来について情報が山盛りで私自身もぼんやりしていられない、と思ったことです。
  (AO生、伊豆)


(宮崎正弘のコメント)小生が当該書籍でも予測したように日経平均株価は二万円を軽々と超えるだろう、としたのですが、この対談が行われたのは昨年師走でした。目の前になりました。
 むしろ上向き修正が必要です。最高目標額は22500円程度まで日本株は上昇するだろうとエコノミストの多くも言い出しています。



  ♪
(読者の声2)先般『ウォールストリート・ジャーナル』にでたディビッド・シャンボーの『中国共産党崩壊論』ですが、読んでいて、「えっ? まるで宮?先生の所論(とくに『中国共産党 三年以内に崩壊する』、海流社)をそっくり英訳したような」類似でした。
シャンバーは中国共産党が崩壊すると予測していて、中国側は猛烈に反論しています。貴誌でも是非、取り上げて欲しいです。
  (IY生、千代田区)


(宮崎正弘のコメント)或る雑誌に書く予定ですので、小誌ではいまのところ、取り上げる予定はありませんが、小生もシャンバー論文を読んでびっくりです。
なぜなら彼は『トウ小平伝記』などを書いて何度も北京に招かれた中国学者ですから、この論文で北京が立腹するのも当然、2013年頃まで中国側にはっきりと立つ論客でしたから、大胆な「転向」と言えなくもないでしょう。



  ♪
(読者の声3)「士気の集い」146回講演会は、太田文雄先生講演会です。下記のとおり、開催いたしますので、是非お越し下さい。
            記
太田文雄先生講演会「あるべき日本のインテリジェンス組織」
とき   4月4日(土)開場18時10 分
ところ  文京シビックセンター 3階 区民会議室 A+B  
丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分、三田線・大江戸線「春日駅」徒歩2 分
講演会料金(当日受付時にお支払いください)
一般事前申込:1500円、学生事前申込:1000円、高校生以下無料
当日申込:2000円
申し込み 4月2日(木) 23時までに下記申込フォームに登録してください。
               http://goo.gl/forms/dhA7No3vSL
終了後、講師を囲んでの懇親会があります。懇親会料金(当日受付時にお支払いください)
一般事前申込3500円、学生事前申込3000円
一般当日申込4000円、学生当日申込3500円
主旨 先般のイスラム過激派による欧州のテロ事件と日本人人質殺害事件を鑑みるに、「普通の国」にはあって日本にはないインテリジェンス(諜報)組織の必要性です。同じ敗戦国でありながらドイツやイタリアで設立出来たのは何故か。必要性は議論されつつも、現状の内調、警察、外務省、防衛省等の縦割り組織の弊害、専門家の不足、法整備と手がけるべき事項は山積です。わが国の国情に相応しい情報機関とは何か?現状の課題と今後の展望を大いに語ります。
講師プロフィル:太田文雄(おおた ふみお)先生(国家基本問題研究所企画委員、元海将、元情報本部長)防衛大学校卒(14期)、海上要員 航空工学科。米国防大学卒 国家資源戦略修士取得。ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際問題研究大学院卒 国際公共政策修士取得。平成13年 統合幕僚学校長。平成13年 情報本部長。平成15年 ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際問題研究大学院博士課程終了 国際関係論博士号取得。平成17年 定年退官(海将)防衛大学校教授。平成18年 政策研究大学院大学 安全保障・国際問題博士課程連携教授。平成26年 国家基本問題研究所企画委員。著書:『日本の存亡は「孫子」にあり』『世界の士官学校』『中国の海洋戦略にどう対応すべきか』『危機管理の理論と実践』等多数。
主催 「士気の集い・青年部」 http://blog.goo.ne.jp/morale_meeting
                   ◇○◇□◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 明日(20日)宮?正弘がラジオとテレビに生出演します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
 明日(20日)宮?正弘がラジオとテレビに生出演します
 *************************

(1)ラジオ日本
 1250-1357頃まで
 マット安川のずばり勝負

(2)言論テレビ「花田紀凱の右向け右」
20日午后10時から櫻井よしこさん主宰の言論テレビで中国論をやります。
対談相手はwill編集長の花田紀凱さん。
これはネットで見ることができます。
http://www.genron.tv/ch/hanada/
 (20日午后10時から45分ほど無料です。あとはいつでも再生可能ですが有料となります)。
◎▼◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘の新刊  宮崎正弘の新刊 宮崎正弘の新刊   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪♪
新刊予告 3月25日発売

宮崎正弘『中国、韓国は自滅し、アジアの時代がやってくる!』(海竜社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314105/
(予約募集を開始しました ↑)

 ―今日の「脱亜入欧」論は脱チャイナ・コリア、そして『こんにちはアジア』である。
 ―世界企業は中国からごっそりと抜けだして、アジアに向かう。アセアン十ヶ国と『インド経済圏』の現場をすべて取材した宮崎正弘の最新報告の総集扁!(1080円)


  ♪♪♪
宮崎正弘『中国大破綻 ついに失われる20年に突入する』(PHP研究所、1404円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 ★重版出来!!
――中国経済がクラッシュするのは時間の問題ですが、従来型の恐慌ではなく、どのような金融災禍が、どの市場に待ち受けているのか? 米国債を世界最大に保有する中国が、手元資金をうめるためにこの債権を市場で売却したら世界経済にいったい何が起きるか。日本はどれほどの被害を受けるか? 中国とビジネスのつながりが深い日本企業は?
http://www.amazon.co.jp/dp/4569823386/

 ♪
宮崎正弘 vs 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
http://www.amazon.co.jp/dp/4759314091/
保守論壇の新星=小川榮太郎氏と宮崎正弘の徹底討論が一冊にまとまりました!

  ♪♪
大好評発売 重版出来!
宮崎正弘『中国崩壊で日本はこうなる』(大竹慎一氏との対談 1512円。徳間書店)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 (アマゾン ↓) 
http://www.amazon.co.jp/dp/4198639000/

   △△○ ○ ◇◇□
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の新刊案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪♪
宮崎正弘のロングセラー 
***********
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
 『台湾烈々  世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『「中国の時代」は終わった』(海竜社、定価1080円) 
『中国共産党、三年以内に崩壊する!?』(海竜社、1080円)
『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社、1080円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
 『中国の反日で日本は良くなる』(徳間文庫、680円)
 『世界から嫌われる中国と韓国。感謝される日本』(徳間書店、1026円)

☆☆☆
<宮崎正弘の対談シリーズ>
************
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石 平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遇『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
    ◎◎◎ ◎◎◇ ◇◎◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
■今回の記事はいかがでしたか?
┃下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます!
┗ http://melma.com/score_v0v08QsqA0BwViGKK11dNqNq75794a4b/ 
─────────────────────────────────
□このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら
┗ http://melma.com/backnumber_45206/ 
□その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら
┗ http://melma.com/contents/taikai/ 
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━