金曜日, 3月 27, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み(米国へ逃げた中国人経済犯罪リストは150人)

 
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015) 3月27日(金曜日)
     通巻第4498号 
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 米国は中国人経済犯罪者の送還をためらう
  ろくな裁判が受けられない上、審議が不透明きわまりなく人権侵害だから。
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 中国は反腐敗キャンペーンの一環として、収賄、横領容疑で米国へ逃げた経済犯罪者のリストを八月に米国当局に手渡していたことが分かった(サウスチャイナ・モーニング・ポスト、3月24日)。

 具体的には150名の公務員ならびに党幹部、そして国有企業幹部のリストである。
 米国はたしかな証拠があっても、中国の裁判制度が不透明である限り、人権尊重の立場から送還することは考えられないとする当局の立場を明らかにしており、ましてや中国と米国には犯罪者を送還する協定が存在しない。

 もっとも反腐敗キャンペーンで外国へ逃げた経済犯罪者のリストは東南アジア、とくにラオス、カンボジア、タイにも手配され、これまでに550名が送還され、持ち逃げされたカネのうち、30億元(邦貨換算で600億円)が回収できたとしている。

 一方、反腐敗キャンペーンとの関係は微妙だが、子どもを早くから外国へやって、学校教育を受けさせる風潮はいまも蔓延している。

 上海の富裕層は12歳の子どもを外国へ送り出し、母親がつきっきりのケースが増えていると伝えている。こどもひとりの学費だけでも年間300万円から600万円が必要、生活費は別である。
 とくにカナダでは、このようなケースが急増し、毎年二倍増が過去数年間続いた。なかには幼稚園からカナダへ「留学」させるケースもある。カナダでは高等学校の学費でも年鑑250万円かかる。

 米国には中国から24000名が私学へ留学している。
 豪では、公立高校が140万円、私学だと400万円もかかるが、親はこどもが将来、外国での就労に便利なように、大金をいとわずにつぎ込むのは一人っ子政策の弊害が、このような変形したかたちで現れている矛盾を指摘する声はすくない。
 
 ドイツでさえ、ある大学では630名学生のうち40名が中国大陸からで、「これ以上は増やせない。我が校はドイツ人のためのものである」とした(南華早報、2015年3月26日)。
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 ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆ 
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 現代史を漫談風に綴られると、すらすらとバルカン半島の歴史が掌握できる
  チトーは殺し屋、ヒトラーも怖くて逃げ出した

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倉山満『世界大戦と危険な半島』(KKベストセラーズ)
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 その昔、ベルリンの壁が崩れた直後だった。まだ「ユーゴスラビア連邦」という国があり、評者(宮崎)は首都のベオグラードへ取材で行ったことがある。
 奇妙にまとまりつつ、実はまったくばらばらな街だった。人種の坩堝、オープンカフェは繁盛しており、『地球の歩き方』を抱えた若い日本人女性のひとり旅がずいぶんといた。
 教会でキリスト像のペンダントを土産に売っていたので買おうとしたら「あなたの宗教は?」と聴いてきた。
「仏教です」と答えると「異教徒には売らない」という。
翌日、タクシーをチャーターして「サラエボ往復を二百ドルでどうか?」と聴くと「幾ら貰っても、あそこへは行きたくない」とニベもなかった。
 そういえば、ベオグラードの街は奇妙な印象で、通りごとに住む人種がことなり、地区によって宗教の色分けがあったようだ。公園にはロマが野宿している。贅沢なビルがあるかと思えば路上生活者が夥しくいた。
 隣同士がいつ裏切るか分からない。バルカンでは敵の敵もやはり敵なのだ。
チトーの社会主義は機能せず、その残滓が混乱に拍車をかけていた。もっともチトーは社会主義をなのったものの本質的は残忍な独裁者だった。
 そのうち、カトリックのクロアチアとスロベニアはさっさと西側へ去り、マケドニアが独立を宣言し、セルビアとボスニア&ヘツツェゴビナで戦闘が拓かれ、NATOは反セルビアに、ロシアはセルビアを支援した。
 セルビアが悪者にされ、まさに宣伝戦争で負けてしまった。クリントンは上空五千メートルから空爆で参戦し、ロシアは崩壊の最中で、手も足も出せず、セルビアが負けた。
セルビアの指導者ミロセビッチもカラジッチも、西側が判定した『戦争犯罪』で裁かれる。
マケドニアも最後に独立を宣言して、国連に加盟申請すると、ほかの諸国が反対し、アレキサンダーの国名を名乗るのはけしからんと「旧ユーゴスラビア連邦マケドニア」という国の名前でようやく国連加盟が認められた。もっとも強く反対したのはギリシアだった。アレキサンダー大王は現在のギリシアのマケドニア地方からでた英雄で、いまのマケドニアではないというわけだ。
ことほど左様に旧ユーゴ連邦はおかしな国である。
六つの国家が一つの連邦だったが、分裂したら七つになった。
わけが分からない。
いや、これがバルカン半島である。状況によって敵と味方が始終入れ替わり、一定の法則、姿勢というものが存在しない。瞬時にして約束を違え、相手を裏切るあたりも同じ半島国家のどこかの国に似ている。
 日本で「バルカン政治家」といえば、三木武吉である。息子の三木武夫も、その色彩が濃く、カメレオンのように立場を変え、大勢が趣くところへついた。最近は武村正義、菅直人も、バルカン政治家と言われている。
 この奇妙で危なっかしいバルカンの近現代史に論壇の新星・倉山満氏が果敢に挑戦した。仕上がりはどことなく漫談風で、なぜか面白く読ませる読本となった。
     ○○
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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  ♪
(読者の声1)ネムツォフ暗殺ですが、つきあいのあった佐藤優氏によれば、カメレオン的政治家で日露関係にとっては障害だった由(週刊新潮、今週号)です。プーチンはチェチェン・マフィアを使ってやらせたという説が囁かれていますが、このあたりは如何に?
  (JJセブン)


(宮?正弘のコメント)小生、ネムツォフとはあったこともないのでノーコメント。
 いまのクレムリンとチェチェン・マフィアとのコネは小誌にも書きました。プーチンは、人気が高く、しかも、その後も上がりつづけて88%の支持率です。ロシアはいま国を挙げてナショナリズム鼓吹、そのいきがかり上、中国と組んでいますので、北方領土交渉は遠のいてしまいました。



   ♪
(読者の声2)大阪方面の読者の皆さんへ。中西輝政先生の講演会のご案内です。
 記
 1.日時:平成27年4月4日(土) 13:30~17:00
2.内容:1330~1500 講演 :京都大学名誉教授 
          中西 輝政 先生
           テーマ:「世界の動きと日本の進路」
           1500~1530  質疑応答
                  1530~1700  懇親会
 3.場所: たかつガーデン(大阪府教育会館)2F 「鈴蘭」会議室 
      TEL:06(6768)3911  〒543-0021 大阪市天王寺区東高津町7番1号 
      地下鉄千日前線(又は谷町線)谷 町9丁目下車(北東へ)5分
4.会費: 4,500円程度(懇親会費を含む。講演のみは1,500 円)ただし、学生は無料
5.主催:  弘志会  福井成範  TEL090-3090-5452  fukuima@tree.odn.ne.jp
              以上



  ♪
(読者の声3)アジア開発銀行から「最もお金を借りている状態の中国」が借金を背負ったままで「アジアインフラ投資銀行」の主幹とはおかしなものです。
 間接的に、アジア開発銀行のお金が「中国を経由」して、「アジアインフラ銀行」へお金が流れているようなものです。関係各国は、何故、文句を言わないのでしょうか。
 少なくとも、アジア開発銀行は、中国からお金を引き上げるべきだと思うのですが。
  (PP生)
 

(宮?正弘のコメント)中国人の特性は借りた金は返さない。なんだかんだ理由を付けて遅らせる、できればチャラにすると言うのが経理部長の腕の見せ所。ADBは、これから敵になるのですから返して貰うのは至難の業になるのでは?



  ♪
(読者の声4)貴誌にもあったフィナンシャルタイムスの「中国主導のインフラ銀行を拒絶する愚」という記事をかいているMartin Wolfといい記者はどういう人物でしょうかね。
まさに「狼少年」でしょうか?
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO84833360V20C15A3000000/
   (HT生、大田区)


(宮?正弘のコメント)英国の金融はグローバリズムですから、こういう記者はたくさんいるのでは?

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(休刊のお知らせ)小誌、週末は休刊です。次号は3月30日(月曜)です。
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宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石 平『2015年 中国の真実―中国は習近平に潰される』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遇『日米安保五十年』(海竜社)
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
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