月曜日, 7月 20, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (北戴河会議、まもなく開始へ)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)7月20日(月曜、祝日)
   通算第4608号  
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 北戴河会議がまもなく開催されるが
  江沢民、胡錦涛の反撃はあるか? 軍高層人事と上海、北京市長異動か
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 夏の秦皇島。北戴河は避暑地として知られるが。海岸へでると海水浴客でにぎわう。
 ここに共産党長老たちと幹部が一同に会して、今後一年の方針をきめることは規定の事実だが、ことしは反腐敗キャンペーンにより、ぞろそろと側近等が逮捕、拘束、失脚された江沢民がいかなる反撃を習近平になすか、注目される。

 また嘗て右腕だった令計画をうしなった胡錦涛も、黙ってはいないだろう。
江沢民の上海派と胡錦涛の団派が結束して習近平へ抗議、反撃するチャンスでもある。
 不穏な空気は習近平と王岐山への暗殺未遂が連続していることでも明らかで、軍のクーデタを防止するためにも、習近平は軍高官人事の刷新を大々的に行うことが予測されている。

 すでに徐才厚と郭伯雄の失脚により、連座して失脚した軍人は合計190名に達し、このうち39名が高官で、うち四名が大将だった(博訊新聞網、7月18日)。
 また上海特別市党書記の韓正と北京党書記の郭金龍が移動になり、国務院入りするのではないかと噂されている
 
 習近平が先週、吉林省の延辺朝鮮族自治区を訪問した際も、軍は緊張し「暗殺防止」のため十数両の99式戦車、装甲車などを繰り出して、一部の軍内の不穏な空気をおさえたという。

 この地区は徐才厚が「第十六集団」の「大本営」を於いて睨みをきかせたことがあり、軍車両はさかんに延吉市内などを囂々とエンジンを響かせながら通過し「威嚇」行進をしたそうな。
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樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1270回】   
     ――「市店雜踏、穢臭衝鼻、覺頭痛??」(岡11)
         岡千仞『觀光紀游』(岡千仞 明治二十五年)

  △
「中国人の基本的生活方式」について別の視点から少し考えてみたい。そこで『觀光紀游』から離れ、19世紀末期から20世紀初頭の満州に目を転じたい。

  満州の広野を南に流れ渤海湾に注ぐ遼河の河口に位置し、イギリスによって開港されることになった牛荘(後に営口)は、1860年代以降、満州を世界に結びつける重要な役割を担うようになった。1900年代に入ると満州経済は大豆三品(大豆・粕・油)を中心に急成長をみせ、世界市場の一角に地歩を築いたのだ。ドイツが大豆油を原料にマーガリンを製造するようになったことも相俟って、大豆製品は国際製品として世界市場に飛び出していった。かくて1906年における満州からの大豆三品の輸出量を100とするなら、4年後の1910年には732と7倍強に急増したのだ。清朝崩壊の前夜であった。

 満州で大豆を生産していた農民の大部分は、清朝が創建時から漢族の満州移住を禁じていた封禁政策を半ば無視するかのように新天地を求めて満州各地に入植した漢族であり、清朝末期に封禁が解かれたことを機に生きる道を求めて怒涛の如く満州に押し寄せた漢族だった。漢族による農村社会が活況を呈するようになれば、漢族商人は満州にもネットワークを広げる。だから、かつて日本人が「満人」と呼んでいた多く、いや大部分は実は漢族だったと考えられる。じつは満州は漢族によって殖民地化されていたのだ。

  清末における漢族の満州への大移動を「闖関東」と呼んだが、満州族の故地に定着し大豆栽培で生計をたてる漢族農民を支配し、彼らの収入の上前を撥ねていたのが「銭匪」「吏匪」「警匪」の「三匪」だった。

 当時は満州全域で銀行制度が統一されていなかったことから、地方政府は官銀号と呼ばれる官営銀行を経営し独自の通貨を発行するだけでなく、徴税機関としての機能を持たせていた。一方、大豆産業の拡大に伴って民間には多くが地主の経営になる糧桟と呼ばれるニュー・ビジネスが生まれ、大豆を集荷・選別・貯蔵し加工・輸出業者に売り渡すだけでなく、農民に対する高利貸し業も営むようになった。

  かくて裏付けの怪しい通貨を発行する官銀号や関連金融機関幹部を銭匪と呼び、吏匪と称された役人、さらには警匪と呼ばれた警官とが手を組んで農民から富を絞り上げたという仕組みが動き出すことになる。銭匪は法令もないままに個別に通貨を発行した。なにせ吏匪と警匪とが仲間であるから、不利益を被った農民が訴えようがどうしようが、処置なし。経済政策も金融政策も商取引も何もあったものではない。農民は泣き寝入りするしかない、ということになる。抗議でもしようものなら、警匪の登場となってしまう。

 ここで2013年前半に中国経済、殊に地方経済の不安定要因として急浮上した「影の銀行(シャドー・バンク)」を思い起こしてもらいたい。当時、地方の怪しげな金融機関が高利回り金融商品として盛んに売りまくっていた「理財商品」など、さながら銭匪が刷りまくった根拠薄弱な貨幣といったところだろうか。「三匪」にとっての富の源泉が満洲では大豆であったのが、現在では不動産に代わっただけ。いずれ農民をダシにして、強欲な「三匪」の懐にアブク銭が滔々と流れこむカラクリは同じだろう。とはいえ農民も強欲ですが・・・。

  こう見て来ると、「影の銀行」とは中国における中央政府と地方政府の権力関係、地方政府の持つ権限の規模と範囲、地方における権力と人民の関係、支配と被支配の関係――いわば地方権力による富の強奪システムであり、満州で富を収奪した「三匪」の同類といえる。
だから「影の銀行」は共産党独裁市場経済が生み出した“お粗末な金融システム”ではなく、「中国人の基本的生活方式」に鋳込まれた強欲さの発露と見做すべきだろう。
 
 「三毒」に「三匪」・・・やはり「中国人の基本的生活方式」は牢固不変ですね。
《QED》
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)新国立競技場案の白紙撤回が決まりました。安部首相の英断ですけど、正直なところ、こんなことまで首相が決めなければならないのは情けない。
 民主党岡田党首が、「遅きに逸した。換えるタイミングはいくらでもあった」とか言っています。
やれやれ。あのデザイン、民主党政権時代に決まったものです。
 確かに、民主党のやって来た事は尽く間違っていますから、政権交代時に見直すべきだ、というのは筋が通っていますが、こんな些細な事まで、いちいち首相に判断させなきゃならなくなった事の責任は一体どう考えているのでしょうか?
 まずは民主党役員総辞職してから発言すべきことでしょう。何でも反対、何でも批判の無駄な政党が以前もありましたが、無責任、お気楽で結構ですね。出来れば黙るか、無くなって欲しいものです。
   (NS生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)オカダという政治家は、あれ、左翼小児病ですね。かつて自民党にいたことが信じられないくらいです。また「某某と山本太郎となかまたち」とかいう政党もはやくなく消えてなくなって欲しい。

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