水曜日, 10月 14, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (シリア難民で次の難題を考える)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)10月15日(木曜日)
       通算第4683号   <前日発行>
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 シリア難民400万人、欧米はこの難題をいかに解決するのか?
   オバマの無作為が、事態を最悪なものにしたと共和党、ペンタゴン
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 じっさいにシリアがここまでの泥沼に陥ったのはオバマの泥縄式対応という無作為が遠因の一つであろう。空爆するゾと行って空爆せず、オバマは「狼少年」といわれた。
シリア難民は国内に800万人、トルコに190万、レバノンに70万、そしてヨルダンに110万。すでに欧州へ渡ったシリア系難民は63万人ともいわれる。

 ことし既に63万人の難民が欧州へ到達したのだ。かれらは収容先で給食にありつき、難民申請の列についている。難民の半数近くが子供である。
スエーデンは申請者の75%を難民と認めるが、ドイツは25%という。
 ならばあぶれた人はどうするのか、それが問題だ。

 救命ボートにすがってギリシアの島々へ脱出し、中欧を経由してドイツなどへ向かう難民はまだ恵まれている方である。
 ISISの支配地区を通過して西へ向かう難民はISISに相当額の「通過料」(関所)を支払いながら絶望の旅を続けている。


 ▲世界的難民の元祖は華僑ではないのか?

 すでに合法難民は何をしているか。難民と移民、亡命者は峻別されるべきだが、欧米でみるとすでに出世頭は、その国に溶け込み、政治への進出も果たしているのである。
英国政界に中国系議員がひとり誕生している。米国は中国系、韓国系それぞれが議席を得た。

 華僑の合法移民はすでに5500万人。コソボ難民の200倍、シリア難民の15倍もの中国人が世界中にすでに散った計算になる。
 しかも、このうちの四千万人の華僑は移民先の市民権か国籍を取得している。

 ことしの世界華僑大会はインドネシアのバリ島で開催されたが、インドネシア政府は歓迎し、メガワティ元大統領が祝辞をのべたほど。
先にもジョコ新政権は日本の新幹線プロジェクトを蹴飛ばして中国に決めたが、ジャカルタのチャイナタウンはみごとに復活し、インドネシアの金融と流通は華僑が抑えた。

 カナダでも異変が起きている。
すでに中国系の移民は150万人で、カナダ全体の人口3500万の5・25%も占める。何が起きるかと言えば、中国によって国政が左右されかねない事態となることである。

 10月19日におこなわれるカナダ衆議院議員選挙(定員338名)に対して、中国系移民が17名、国政の議席をえるために立候補している。
 このうち三名は当選確実と言われ、トップの余昌波はすでに三回生のベテランでモントリオールから。二期目を目指すのは女性で劉叙雲、そして期待の新人は寇鴻久である。これは日本政治の明日の姿かも。
 

 ▲難民は明日の日本の問題である。
 
けっして対岸の火事ではない。すでに小誌でも半島、大陸で危機が発生した場合、悪徳業者による難民斡旋、しかも在日の業者がやくざと組んで密航船を仕立てるケースも考えておかなければならないと指摘した。

 対馬、壱岐、五島列島などは欧州のおける難民のたどりつくシチリア、サルジニア、マルタ、クレタに似ているが、いまの日本には対策どころか備えもない。
 
 すでに次のようなケースが日本ではおきている。
 不法移民の中国人が永住許可をえるケースが増えている。日本人との便宜的結婚や養子縁組、残留孤児の「育ての親」のなりすまし、偽造書類による縁戚という触れ込みの不法移民も日本当局は強制送還をためらい、しかも司法界にはびこる悪徳弁護士らの「暗躍」によって、永住権を取得するケースが激増している。
 在日中国人は、日本人との結婚をのぞきとうに百万人を越えている。
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 読者の声  どくしゃのこえ  READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)習近平が訪英すると正式な発表は13日でした。貴誌では既に数日前に習が英国を急遽訪問とでていたので、公式発表よりはやく情報をえたコツがあるのではと思っていました。ところで五全中会を前に、何を目的で習はあわただしく訪英するのでしょうか、疑問です。
  (JJセブン)


(宮?正弘のコメント)五中全会は28日から四日間で、第十三次五年計画を発表します。国家プロジェクトの数々が打ち上げられると思います。まだトラ退治の成果も報告されるでしょう。チャイナウォッチャーの間では、この五中全会でデビューする新人に注目しています。
 さて英国訪問ですが、英米分断の戦略的外項の一環であり、またTPPで封じ込められたという強迫観念を持つ中国は、シルクロード構造に「理解」のある英国、しかもIMFのADR入りにあたり中国を支援してくれる英国との協議が主目的と思われます。
 前祝いでもするかのようにロンドンのシティでは人民元建ての中国国債の取引が始まりました。

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