日曜日, 10月 29, 2017

宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<ビットコイ ンが「第二の通貨」となると中央銀行は不要になる?

─…─↓ メルマ!PR ↓─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─
英会話ならECC外語学院  まずはカウンセリング&無料体験レッスンへ!
専門カウンセラーがあなたにぴったりの学習プランをご提案。
さらに無料体験レッスンと同日に行えるから、
忙しいあなたの英会話への一歩にピッタリです!
http://rd.melma.com/ad?d=P0l0lRCog0b0iQWqK0wC2L9wg1qdoqeq1c3eee19
…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─↑ メルマ!PR ↑─…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)9月12日(火曜日)
       通巻第5429号   <前日発行>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ビットコインが「第二の通貨」となると中央銀行は不要になる?
  中国はなぜ仮想通貨の取引所を突然、閉鎖したのか
****************************************

 カナダで駐車場の料金をコインではなくクレジットカード決済だったことに驚いた。百円ていどの決済、クレジットカード会社の手数料は二円ていどではないか。
 7月に北欧四カ国をあるいて、もっと驚いたのは、現金決済の場所がほとんどないこと。豪州でもレジのないスーパーがあって個人がカード決済を済ませると自ら包装する。たとえばスエーデンは現金決済率が2%しかない。列車の運賃もスマホで行っている。

 日本でもスマホやスイカ、パスモなどを使って、コンビニで買い物ができるが、決済手段としての普及は他の国々より遅れている。先進国の中で、もっとも慎重なのは日本だろう。日本銀行、財務省が警戒しているからだ。

 IT先進国のエストニアはスマホで選挙を行う。これをロシアはハッカー攻撃をかけて妨害した。テロリストは仮想通貨を駆使して資金洗浄の手口を覚えた。
 北朝鮮はハッカー攻撃した被害者から身代金を「ビットコイン」で要求した。つまり詐欺の横行を含め犯罪の温床に化ける懼れが高いのである。

 ビットコインは、しかし中国で大ブームを引き起こし、世界のビットコインの90%を購入した。
まるで場外馬券場の風景、中国人が狙うのは値上がりを狙う投機である。

 2017年9月8日、中国は三つの仮想通貨の取引所を突然閉鎖した。正確に言うと、ICO(イニシャル・コイン・オフェリング)を禁止したのだ。
ICOとは企業や団体が仮想通貨を発行して資金を集めることだが、これは当局が把握できない資金調達が可能である。

アメリカから産まれた金融新商品とも言えるが、資金調達そのものが詐欺であったり、企業が倒産した場合、投資家には一切の保障がない。
このため、あおりを受けたビットコインの価格はその日だけでも12%の急落となった。
イーサリアムが21.74%、ライトコインが24.92%、ビットコネクトが32.10%のマイナスとなった。殆ど暴落と言って良いだろう。


▲先進国の中央銀行は警戒心を抱きながらも

 それでも先進国は架空通貨決済がますます伸びてゆくと想定し、これに前向きに対応しようとしている。
従来は、通貨当局のあずかり知らないところで、「第二の通貨」が野放図に発行されれば、通貨供給量を把握できなくなるから金融政策に影響が及ぶとして警戒した。ビットコインは「ポンジスキーム(ネズミ講)だ」と批判してきた。
 
 「仮想通貨」というより「デジタル通貨」と呼称し、英国中央銀行は、金融政策の効力を堅持しながらも市場への導入といかに取り組むか、検討にはいった。
 ロシアは「イーサリアム」の技術を駆使した新しいシステムを構築し、プーチン政権は「デジタル通貨」発行に前向きと言われる。

 スエーデンは「eクローナ」の発行を2018年に国民投票で決める。エストニアは「エストコイン」の発行計画がある。
 しかし、仮想通貨は国籍がなく、したがってリスクがあまりにも大きいが、それでも利便性を活用するデジタル通貨を各国の中央銀行が前向きに検討し始めたのは当然の流れでもある。
     □◇□み△□◇や□▽◎ざ□◇□き◎□◇    
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  AD 宮崎正弘の新刊です
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
五刷決定! ベストセラー快進撃中です
(13日の産経と読売に大きな広告がでます)
宮崎正弘 v 藤井厳喜『韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧』(海竜社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
 https://www.amazon.co.jp/dp/475931556X/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
(読者の声1) 関西方面の愛読者の方へ。映画「南京の真実」の大阪上映会のご案内
「南京の真実――支那事変と中国共産党」
製作・脚本・監督  水島 総
 ナレーション    飯野 快
 撮影・編集     阿久津 有亮
 カラー/141分/2017年
 製作:映画「南京の真実」製作委員会。(株)チャンネル桜エンタテインメント
      記
 とき   9月18日(月…祭日) 13:30~16:30
 会場   エル・おおさか 南ホール
       https://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html
 入場   無料(交通 京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m
京阪・地下鉄堺筋線「北浜駅」より東へ500m)
 内容    「南京の真実-支那事変と中国共産党」上映
        舞台挨拶…水島総(映画「南京の真実」監督)
主催    日本文化チャンネルエンタテインメント
     南京の真実大阪上映実行委員会
 お問合せ  映画「南京の真実」実行委員会事務局
           TEL 03-5464-1937



  ♪
(読者の声2)拉致問題、特定失踪者に関しての集会が連続的に開催されます。事前申込み・参加費等についてはお問い合わせ先にご連絡下さい。

● 9月17日(日)14:00 国民大集会(家族会・救う会・拉致議連・知事の会・地方議会全国協議会主催)
・シェーンバッハ・サボー(地下鉄永田町駅4番出口1分)03-3261-8386
・代表荒木・特定失踪者家族会大澤会長他調査会・特定失踪者家族会役員が参加

 ●9月23日(土)13:30「拉致問題の早期解決を願う千葉県民の集い」(政府・県・千葉市・救う会千葉・千葉県拉致議連主催)
・ホテルポートプラザちば(千葉市中央区千葉港8-5 043-247-7211)
   千葉みなと駅徒歩1分
・代表荒木・理事中村・特定失踪者家族会竹下珠路事務局長が参加
・問合せ 千葉県総合企画部政策企画課政策室(043-223-2203)
※事前申込みが必要です。

 ●10月8日(日)14:00「横田めぐみさんとの再会を誓うチャリティコンサート」(横田めぐみさんの同級生の会主催)
・新潟県民会館(新潟市中央区一番堀通町3ー13 025-228-4481)市役所前バス停5分
・専務理事村尾が参加
・前売り券の販売については県民会館チケットセンターにお問い合わせ下さい(0125-223-1200)。

 ●10月9日(月・祝)13:30「(仮称)めぐみさんたちをすぐに返せ!大阪府民の集い」(大阪ブルーリボンの会主催)
・大阪國民会館(大阪市中央区大手前2-1-2 住友生命ビル12階)
   地下鉄谷町線天満橋駅徒歩3分
・代表荒木が参加
・問合せ 大阪ブルーリボンの会(06-6121-2306)

●10月14日(土)13:30「拉致問題の早期解決を願う国民のつどい」政府・鳥取県・米子市・鳥取県拉致議連・救う会鳥取主催)
・米子コンベンションセンター(米子市末広町2940859-35-8111)米子駅徒歩5分
・代表荒木が参加
・問合せ 鳥取県人権同和対策課(0857-26-7590)

●10月15日(日)13:30「みんなで考えよう 拉致と特定失踪者の問題」(真の平和と人権を考える市民の会主催)
・岡山シティホテル桑田町(岡山市北区桑田町3-30 086-221-0001)岡山駅徒歩7分
・代表荒木が参加
・問合せ 藤井代表(090-8246-6094)

●11月11日(土)13:30「拉致問題講演会」(群馬県・沼田市・片品村・川場村・昭和村・みなかみ町・群馬県拉致議連・救う会群馬主催)
・川場村文化会館(川場村大字谷地2409ー1 0278-52-3458)
   関越自動車道沼田インターから車で10分。
・代表荒木が参加
・問合せ 群馬県地域福祉係(027-226-2518)



  ♪
(読者の声3)貴誌前号、前々号で話題となったソ連の猛将ジューコフ将軍の事績ですが、彼が1939年のノモンハン事件が一番恐ろしかったと述べたことはよく知られています。
これを日本軍の勇猛さを認めたものと理解する人が多いのですが、この時代赤軍内でスターリンの大粛清が進行していたことは重要です。
赤軍の星と云われたトハチェフスキー元帥が処刑され、1938年の張鼓峰事件では極東軍区のブリュッヘル将軍が粛清されました。
1939年のノモンハン事件では、ジューコフは最後の8月攻勢で十倍の大兵力を投入して日本軍を叩きハルハ河東岸まで占領しましたが、5月からの戦闘全体では大損害を受けていました。そこで最高司令官ジューコフはシュテルン大将の報告書を握りつぶし、自分の責任を大将に転嫁してスターリンの粛清を逃れました。

このためシュテルン大将は処刑されました。実に危なかったのです。
戦後、ジューコフはモスクワ赤の広場の対独戦勝利祝賀式で白馬にまたがって登場し、自分の存在を誇示したので、スターリンに嫉まれ失脚したと云われています。独ソ戦争の大勝利で油断したのでしょう。
 なおジューコフは、日本軍人を評して下士官以下は優秀だが、将校以上は無能だと評したと宣伝されています。
しかしこれはロシア定番の分裂工作なので騙されてはなりません。日本軍は上から下までこの上なく立派でした。

またノモンハン事件の責任については、ソ連崩壊後、ソ連の元将軍は、支那事変の収拾に苦しむ日本がソ連を攻撃するなど、よほどの馬鹿か間抜けしか思いつかない愚論であると片付けています。
しかし戦後の日本ではその愚論が長らくまかり通ってきました。もう終わりにしましょう。この事件はスターリンの支那事件における援蒋や独ソポーランド分割を控えた対日牽制など複数の狙いのある意図的な挑発が原因でした。
  (東海子)

      ◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘新刊ラインアップ  宮崎正弘新刊ラインアップ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪♪♪
下記弐冊の新刊、予約受付を開始しました

宮崎正弘の新刊 (9月25日発売)
『西郷隆盛 ――日本人はなぜこの英雄が好きなのか』(海竜社、1620円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<内容紹介>
日本人が好きな歴史上の英雄といえば、西郷隆盛は三傑に入る。しかしその最期から、維新者、改新家、陰謀家、詩人、軍人(陸軍大将)といった様々な評価があり、毀誉褒貶が続いている。
 本書では、「現場主義」を尊重する中国ウオッチャーの第一人者であり、文芸評論家としての顏も持つ著者が、西郷隆盛のすべての足跡(奄美、徳之島、沖永良部から西南戦争の敗走ルート全コース)をたどりながらその本当の姿に挑む。
 ■本書は三島由紀夫研究会の会員、「憂国忌」の賛助会員の皆様には、研究会から献呈されます●
https://www.amazon.co.jp/dp/4759315632/
(予約受付を開始しました ↑)

  ♪♪
宮崎正弘 v 河添恵子『中国、中国人の品性』(ワック、994円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
  9月25日発売予定
「躾」「忖度」「惻隠の情」がわからない中国人の民度、文化の基底の格差から、衝撃があまりにも多い日中文化比較。抱腹絶倒、やがて悲しきシナの人々!
https://www.amazon.co.jp/dp/4898317626/
 (↑ 予約を受付ております)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
絶賛発売中
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
♪♪
『金正恩の核ミサイル 暴発する北朝鮮に日本は必ず巻き込まれる』(育鵬社、1512円)
 https://www.amazon.co.jp/dp/4594077374/
   ♪
『米国混迷の隙に覇権を狙う中国は必ず滅ぼされる』(徳間書店。1080円)
https://www.amazon.co.jp/dp/4198643660/
『日本が全体主義に陥る日  旧ソ連圏30ヵ国の真実』(ビジネス社、1728円)
https://honto.jp/netstore/pd-book_28198793.html
『トランプノミクス』(海竜社、1080円) 
『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円) 
『世界大乱で連鎖崩壊する中国、日米に迫る激変 』(徳間書店、1080円)  
『中国大恐慌以後の世界と日本』(徳間書店、1080円)
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社、1512円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、1620円)

♪♪♪
<宮崎正弘の対談・鼎談シリーズ> 
+++++++++++++
宮崎正弘 v 藤井厳喜『韓国は日米に見捨てられ、北朝鮮と中国はジリ貧』(海竜社) 
 https://www.amazon.co.jp/dp/475931556X/
宮崎正弘 v 渡邊惣樹『激動の日本近現代史 1852-1941』(ビジネス社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4828419721/
宮崎正弘 v 室谷克実『赤化統一で消滅する韓国、連鎖制裁で瓦解する中国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店) 
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、以上4つは1080円) 
宮崎正弘 v  石平 『いよいよ、トランプが習近平を退治する!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 石平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック、994円) 
宮崎正弘 v 渡邉哲也『世界大地殻変動でどうなる日本経済』(ビジネス社、1404円)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円) 
宮崎正弘 v 福島香織『暴走する中国が世界を終わらせる』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 高山正之『日本に外交はなかった』(自由社、1080円)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 宮脇淳子『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『日本は再びアジアの盟主となる』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 石平、福島香織『中国バブル崩壊の全内幕』(宝島社、1296円)
宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版) 
            ◎◎◎◎◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2017 ◎転送自由。転載の場合、出典明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

───────────────────────────────────
■今回の記事はいかがでしたか?
 下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます!
  http://melma.com/score_A0b0CQdqv0VCVLtwv1AdyqXqbaf589f1/ 

□このメルマガのバックナンバーやメルマガ解除はこちら
  http://melma.com/backnumber_45206/ 
□その他のメルマガ解除や登録メルマガの検索はこちら
  http://melma.com/contents/taikai/ 
───────────────────────────────────

0 件のコメント: