金曜日, 5月 25, 2012

いままで何回か拙ブログでは、ガソリンエンジン用の燃料タンク内に投入しておくだけで省エネ効果が期待出来るという昔からのモータロイという製品の事を取り上げてきた。

今では発売元も製造を停止しているし、類似品も正式には出ていない関係で完全に過去の遺物的存在と化してしまった感さえある。

ただ、一部の経験者は、スズの塊から取り出したモータロイもどきをモモタロイなどというネーミングでネット販売したり、私のようにスズロイなどと呼んで自分のバイクで現役で使用中である。

私は言われて初めて気がついたのだが、昔のモータロイはスズ合金という事で売りに出されていたが実はスズ合金というのはスズ以外に何か特殊な他の金属がある、というほどの事ではなく、昔は精錬度が低く、スズ以外に混ざり込んだ他の金属製不純物が若干含まれているためにそう呼んでいただけで、純スズで一向にかまわないとモモタロイ氏は指摘されていたし、言われて私もハンダを溶かして使用し始めて、鉛成分があると効果を阻害すると分かってから、スズのインゴットから取り出してそれのみを使用しだしてからの効果に着目してたぶんその指摘は正しいのだろうと思っている。
以前使用していたBIG ONEでは、長く継続使用してなくて効果をはっきりと示し得なかったが、最近SC54で、一年あまりタンクに投入していて、ちょっとした使用法の変更でおどろくほど短期間でハッキリわかる燃費改善効果が見られたので報告することにした。

結論を先に言えば、何の変哲もないことなのだが、ガソリンを入れて満タンにする際に出来るだけタンク内のガソリンを減らしておく、というこの一点だけである。過去の使用例を見てもそういう注意点を指摘した例がなく、経験者としても明確に指摘できなかった点をただ恥じるばかりである。

若い時に初めてモータロイを使用し出してから、モータロイがタンク内の振動で擦れて有効成分が効果を発揮しだすのは、決まってそろそろリザーブか、というあたりから俄然エンジンの調子が上がって来ることに気づいていた。それで、当時キャブへ行くガソリンパイプに小型の金属製タンクを付けて、その中でモータロイを振動するようにしておけば、何時でもリザーブ直前のような濃いモータロイ成分を得られるのに、と思っていた。

ただ、モータロイおよびその類似品は、投入しても直ぐに効果が体感出来ない、という基本的特徴があり、私の経験でも一年以上経過して初めてわかってきたことである。ざんねんながら以前の BIG ONE では燃費は比較的悪くいつもたっぷりの燃料を残して満タンにするクセがついていたので、効果を感じながらも、今回のような発見には至らず終いであった。
http://yhsvtex.blogspot.jp/2008/09/zx-9r-120020-http-www.html
にはカワサキの900でモータロイを使用していた経験が出ていて、燃費がはっきりとリッター20を超えるようになるまでは少し時間がかかっていたように思う。この時、今は無いが当時のモータロイの化粧箱などを示しておいた。すると、とあるバイク系雑誌から写真の使用を認めて欲しいという依頼が来たので許可していたが、雑誌ではモノクロ表示だし効果については否定的!?結論で紹介されていたので、少し残念であった。

昨年震災後のガソリン入手困難時からすでにスズ製品であるスズロイを投入していた。暖かくなるとだんだん燃費は向上し、通勤オンリーだけで燃費は18.4ぐらいだった、それでもう少スズロイの効果が出る筈ともう一個増量したら、入れてすぐに19.2ぐらいまでとなった。これは凄いと思った。効果が出るまでに最低でも2000キロ以上は走行してください、などと当時の取り説には出ていたようである。ただ、そうなった後は、追加の効果はほぼ直ちに出て来るような気がしている。

それで、欲張ってもう一個追加してしまった。‥‥
その後の事はいろいろトラブルがあって、長距離走行燃費はなんとかリッター21キロを超すものの、以前程の軽快感は失せ、ピストン•シリンダー感になにか薄物が張り付いているような感触を覚えるようになった。

それから夏以降、常用していたにんじん君の接続が外れていて効果が出ず、つなぎ直して
効果が出ると期待したが、やはり効果が出ず、リッター16キロ初め位まで落ちてしまった。そのうち、寒くなっても回復の度合いははっきりせず燃費は17キロ台どまり、この正月の袋田の滝までの長距離ツーリングで初めてルート6さんのミラクルパワーを付けたりしてようやくリッター20まで行った。

その後もミラクルパワーを付けたり外したりしていたが、 結局効果がある筈と思い付け続けることを決意、最初爆発が強くなったせいかタンクに今までとはちがう振動が出て中のスズ製品がカタカタいったりしていたが、その後慣れて来て音はしなくなった。

冬が去り暖かくなると当然のように燃費は伸びて来た。それで常時通勤オンリーで燃費は18キロ台に回復し、昨年並となって来た。ピストンに張り付いていたような異物感もなく、寒い時期もコンスタントに通勤に使っていたので、夏以降不調だったエンジンもすっかり慣れてスムーズでより静かになって来た。
今年の1月10日、ミラクルパワーなしでどちらのにんじん君がいいか会社の帰りにスタンドで水平にして位置決めをして満タンにし、家の近くまで20キロ弱走り再び満タンにしたら、リッター20を出していたので、今までどおりのにんじん君を使用する事に。新規購入したにんじん君は21.Xまでしか行かなかったので、古い従来品はエンジンに親和しているためだろうと判断した。
 今年の3月18日。通勤燃費が初めてリッター18キロを超えた頃。

それから3日後の満タン燃費。通勤以外にどこか長距離を走ったため燃費はアップしている。
このように冬が過ぎ暖かくなって来ると燃費が上がって来る傾向にあり、その点を確かめる為に同一コースを回って一回のミニツーリングの結果を比較した。
http://yhsvtex.blogspot.jp/2012/04/blog-post_15.html

この比較は4月15日に行っている。
そして『走行120キロで100ccの減、一キロあたり1ccの節約ができればリッター22キロの壁を越えられる、とも言える。それが出来そうであるかどうか、一番の原因を探って対策を立てれば可能だろうが!』というコメントを残している。

その後、短距離比較だから伸びず、長距離比較ならスズロイ効果がよりハッキリするだろうからその際はリッター22は今度こそ超すだろうという目論見で300キロ以上は走ってみたが、結果は変わらずのリッター21.8キロどまりであり、仮説が破れてショックを受けた。そして、‥‥いろいろ仕事の合間に考えていると!!!そうだ、スズロイの効果!?がはっきりしだしている事は事実のように思うから、それを更に伸ばすためには一回の走行で中途半端で給油するのを止めて、リザーブギリギリまでガソリンを使い切るようにして、タンク内のスズロイ濃度を思いっきり高めておく事をすれば、その後の満タン給油でも、それほど濃度が一気に低下することを防げる筈だから、そうしてみようということになった。
 これは5月13日、通勤走行で250キロを超えた日曜日、仕事の関係で朝から現場の補備のため寄居町の某地区へ調査に出かけた。これまでなら、当然満タンにして出るのが常だったが、今回はこれからが勝負と意気込み、寄居の後、秩父飯能と回るつもりで出発。
 昼前に現地の補備は終わりそのまま秩父に向かった。上の写真からセンターラインの手前にある水道管から奥の小道に水道管がどうやって横断しているかわかりますか?私はマンホールの蓋の右手を進み、側溝を抜けたところで左折し制水弁の所で右折し、‥というルートを想像しましたが。ただ、このマンホール、首長が40センチ程しか無く水道管のDPは0.3位になりますが。この日は「北条まつり」の日とあって、近くの城跡で太鼓の音が鳴り響いていた。

秩父へ出てもリザーブにならずそのまま正丸峠超え。299号を降りだしたあたりで燃料計が点滅。この時点でタンク内残量は4リットル程度と言われているので、まだ安心と給油せず、とうとう坂戸市内まで来てようやくセルフを見つけて給油。330キロまで走行していてこの燃費19.4あたり。しかし、これは家から秩父経由の長距離を含んでいるので、いわゆる通勤オンリーの燃費ではない。ただ、通勤だけだとすると最近は19前後の気がする。
それから二度目の満タン給油。この時までは通勤オンリーだった。316.5ほど走ってちょっと早い気がするが満タン。前回と違いここまで走ってもリザーブの点滅は起きていなかったから、これまでより燃費は良さそう、と思っていた。前回の満タン以降、音は静かでささやくようなメカニカルノイズ。そして、5月の13日以降、わずか8日でこの値。
最近どうもブレーキの効きが鈍くなったと感じていたのは、減速してもエンジンブレーキが殆ど作動しないからだろうと分析。それでいて、どんどん加速してくれる。これまで、一回のツーリングで22キロ以上出すためには高速道の併用をしないと無理かも知れないと思っていたが、この値を見て、一回のツーリンヅで22.x(x>1)は出たのでは!?と思った次第。今後もガソリン給油は点滅しはじめるまではしない方針。
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