木曜日, 1月 03, 2013


差出人: 有)宮崎正弘事務所 [メルマ!:00045206]
件名: 宮崎正弘の国際ニュース・早読み(蘇るか、ゴールドスタンダード)
日時: 201313 9:33:27 JST




バックナンバー・メルマガ解除 ⇒ http://melma.com/backnumber_45206/ 
メルマ!ガオブザイヤー2012 受賞メルマガ決定! ⇒ http://rd.melma.com/to?id=33117

─…─↓ メルマ!PR ↓─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─
日本最大級のビデオ・オンデマンド!U-NEXTでは、映画・ドラマ・
アニメなど、日本最大級のラインナップが定額見放題でお楽しみ
いただけます!配信本数は50000本以上!人気のアニメやドラマ、
話題の新作などがあらゆるデバイスで楽しめます!
…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─↑ メルマ!PR ↑─…


★賀正 読者の皆様、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
\|/
―●―― / ̄\ ⊂⌒⊃
/|\ /~~~\⊂⊃
⊂⌒⌒⌒⊃/人\\\
⊂⌒⌒⌒⌒⌒⊃\\\\ 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
  平成25(2013)年1月3日(木曜日)
        通巻第3849号 <新春増大号>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

金貨は悪貨を駆逐する
   ブレトンウッズ体制の変質の影で
*******************

 金(ゴールド)をめぐる動きが活発化している。
 世界一の投機家といわれるジョージ・ソロスが大量に金塊を購入し、金鉱山企業に投資し始めている。春からの動きで、商品市場関係者やファンド筋が注目している。
 というのも日本のマスコミには伝わらないが、国際情勢の裏側では「金本位復帰論」が経済論壇、投資サークル、通貨ヘッジ・ファンドの世界を猖獗している。
 草の根民主主義やティパーティなど米国保守派の間で金本位復帰論は「常識化」している。この事態の深刻さを認識していないのは国際政治の蚊帳の外に置かれた日本くらいではないのか。
 欧米のみならず中東から印度、中国にかけて目端の利く投資アドバイザーらは「十年以内に世界通貨体制の基軸から米ドルとユーロが降りて、金、プラチナ通貨が主流となり、金本位制度が復活する」と言っている。

 はじめは漣(さざなみ)ていどの噂だったが、いまやゴールドショップは長い列、欧米の通貨は中国や印度やブラジルなど新興工業国家の外貨準備から徐々に外されているのだ。しかるに日本では金本位制復帰論など「荒唐無稽」「アナクロ」「バカも休み休み言え」と受け取られ、目下の話題は「インフレ率2%が目標」という安倍次期政権の標語である。
 尖閣諸島を中国軍が攻撃しても米国が守ってくれると考えるのは一種信仰に近い平和ぼけであるように、ペーパーマネーによる国際通貨体制の崩壊というシナリオも考えられない事態ではない。

 シュメールやメソポタミアからの世界史を振り返っても、通貨の興亡は悲劇と喜劇を演じたが、永遠不滅に変わらない価値は金(ゴールド)だった。ヒッタイト、カルタゴ、ローマの金備蓄をみよ。

 ▼金本位制復帰の準備がない日本

 2008年のリーマン・ショック以後、金価格は連騰、高騰を演じ、一オンス=1700ドル台からいずれ2000ドル台をうかがう気配となっている。
 そのうえ世界中で産金ブーム、金消費は旺盛である。日本には中国から「押し買い」が目立つ。ごっそりと金地金が中国へ輸出されている。
 中国は産金と金消費で世界一だが、国家備蓄としての金も世界四位に食い込んで米・独・仏を追い、英国を抜いた。ドイツは日本と同様に金備蓄ゼロだったが静かに着実にため込んだうえ最近は米国フォート・ノックスに預けた金塊の返還を求めている。オランダも、この列に加わったが、日本は米国に信頼を置いて預けたまま、しかも国家意思として増加させる気配がない。
 世界経済論壇ではロバート・ゼーリック前世銀総裁が「金本位復帰は選択肢のひとつ」と明言し、ノーベル経済学者のロバート・マンデル教授が金本位理論を唱えている。
 具体的にどうするか詳細なプランは不透明だが、金とリンクした新札、金と兌換できる米国国債の売り出し等、多角的なことが考えられる。列強はひそかに金本位制度へ復帰を画策しており、戦後の世界経済システムを米ドル基軸と決めたブレトンウッズ体制が大きく揺らぎはじめた。 
             (「北国新聞」「北風抄」、12月24日からの再録です)
    □□
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎ BOOKREVIEW ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ☆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
 朝敵の汚名を着せられても愛と正義の会津魂は消えなかった
  日本人の精神が脈々と会津人士に生きた その象徴が山本八重である

  ♪
櫻井よしこ『日本人の魂と新島八重』(小学館101新書)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 本書を最初に手にしたときの意外感。(えっ。櫻井さんが山本八重に挑む?)
 動機は何なのか、つかみ所がなく、訝しんだ。そして読む前の感想とは「櫻井さんの出身が長岡だから会津とは兄弟分。そのための近親感だろう」
という短絡的な先入観だった。
実際に幕末長岡藩の家老・河井継之助は、ガットリング銃を自ら操作しながらも官軍の猛攻に晒され負傷し、友軍の会津へ運ばれる途中、只見で息絶えた。
その只見の死亡現場には小さな家屋があって、「河井継之助記念館」の看板が掛かっていた。三十年ほど前に、中村彰彦と見学に行ったことを急に思い出した。
最近、長岡市内にも河井継之助記念館、山本五十六記念館ができたが、これらは蛇足。
さて本書を読んで、評者(宮崎正弘)の先入観は見事に吹き飛ばされた。合点がいった。
櫻井よしこ女史は、本書を通じて、日本人の魂を、その貴重な伝統的価値観の回復を呼びかけている。これがテーマの一つである。
会津人の「愛と正義」は個人を越えて大義を重視した会津藩の武士道精神に見られるが、「朝敵の汚名を着せられても大義を貫き、敗れても恨むことなく、幾多の艱難辛苦に耐えて」、維新後の国家のために貢献した。
その精神の源泉は奈辺にあったのか?
八重が名誉回復なった戊辰六十年の周期に詠んだ歌が残る

――いくとせか峰にかかれるむら雲の 晴れてうれしき光をぞ見る

 さて鶴ケ城籠城戦を鉄砲をかついで勇敢にたたかった女傑・山本八重は、敗北後、離婚し、京へ向かった。
そこでアメリカ留学から帰って同志社大学設立に燃える新島襄と出会い、再婚し、しかも基督教へ入信する。
 この精神の軌跡を櫻井さんは、自らの体験と重ねるのだ。
 「アメリカに暮らしていた頃の私自身の経験」を語り始める櫻井さんは、「ご縁のあったクエェーカーの教会の日曜日のミサにはよく行きました」と率直に言う。
人間は生まれながらにして平等で、神の愛と受けて祝福されている。キリストの教えに従い、善行を重ねることによって人生は全うされるということを哲学的にではなく、具体的に説きひたすら善き行動を誉めたたえる」。
したがって「説教を受けるうちにキリスト教徒になろうと思う人の気持ちはよくわかる」。けれども「日本人の場合、そこから二手に分かれる」と櫻井さんは続ける。
 すなわち基督教徒になりきり「実家の仏教や神道から離れる」組がある。もう一方は「どちらも受け入れる」派だ。
櫻井さんは「後者」であるという。
「家には多くの日本の家同様、神棚と仏壇を設けています。しかし、基督教の考え方も排除しません」。
 しかも山本八重は晩年になると仏教、とくに臨済宗の禅に引かれ、茶道に晩年の道を求めた。このため「仏教に帰依した」と大騒ぎになった。八重は会津の大龍寺に山本家の墓を建てた。
 この精神の軌跡を櫻井さんは正確になぞらえ、会津の精神の源流を遡及していくのである。さてまもなく始まる大河ドラマ、この精神の軌跡を描けるか?
        △◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎ BOOKREVIEW ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ☆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 軍部が騙した? 軍が暴走した? 嘘つけ
  大東亜戦争は多くの国民も知識人も支持したのだ

 ♪
岩田温『だから日本人は「戦争」を選んだ』(オークラNEXT新書)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 秀吉のキリシタン伴天連禁止措置は、いかなる歴史的背景があるか。
秀吉は宣教師のもたらす世界情勢の情報の嘘を知っていた。かれらが日本人を誘拐し、アジアの各地に奴隷として売っている事実も掌握していた。武器の売買の裏に隠れたキリシタンの日本侵略という野望があることを把握していた。
 しかるに日本の左翼史家やら朝日新聞が、いまなお「秀吉の朝鮮侵略」などと自虐的な虚偽説を流し、出鱈目をかきたて、他方ではシナの日本侵略(元寇)には口を塞ぐ。
 秀吉が朝鮮に出兵したのは、こんにちの予防的先制攻撃である。
 「従軍慰安婦」とかの嘘を大きく拡げたのは韓国・中国と言うより、「在日・反日・日本人」である。
 本書は大東亜戦争に日本が立ち上がった経緯までを平明に簡潔に叙しつつ、歴史の真実がどこにあるか、これまで言われた歴史解釈のどこが間違いであるかを、しっかりと提示してゆく。
 岩田氏は次のようにいう。
開戦当時、日本の「国民の大多数は大東亜戦争を支持しました。知識人の多くも戦争に賛同していたのです。軍に騙されていたのではありません。大東亜戦争に積極的な意義を見いだしていたからこそ、国民の多く、知識人の多くが対米開戦を支持した」
 だから「その理由はなにか」「この問題に対する答えを導き出そうとするのが、本書の目的」である。
 新書版ながら要約的に、あるいは参考書のように要領よくまとまっている。

◎ ◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◎ BOOKREVIEW ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ☆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
 国際金融資本のネットワークが経済の裏側で暗躍している
  かれらの意に逆らったためリンカーンもJFKも暗殺された

馬淵睦夫『国難の正体』(総和社)
@@@@@@@@@@@@@@

 元ウクライナ兼モルドバ大使、前防衛大学教授だった著者の最新作。世界の裏側の読み方であるが、前半部はとくに面白い。倉前盛通氏が嘗て書いた大ベストセラー『悪の論理』のようなスピード感と靄をめりめりと切り裂く快刀のような切れ味がある。
 『中東の春』の背後にはアメリカのNGOの指導があった。
 米軍占領のアフガニスタンでは麻薬生産が躍進した。
 自由を東欧に説いた慈善事業の背後には大麻ビジネス拡大の狙いが秘められていた等、現代の世界の裏側の世界を紐解くと、奇々怪々、奇妙奇天烈。とても日本人がついていけそうにないリアルな世界が拡がっている。
 著者は長年の外交官の経験から、その闇に挑んだ。
 本書の主要なテーマは「世界の政治経済を支配するために、民間の手による世界金融支配システムを創造することを目指す、金融資本家達の国際的ネットワークが存在する」(アメリカの歴史学者キャロルキグリー)事実があるということ」だ。事細かく、それを指摘してゆく。

 そしてリンカーン暗殺の背後の新事実に焦点を当てる。
 「犯人のブースは南部連合の財務長官であったユダ・ベンジャミンに雇われたことが明らかになっています。このベンジャミンはイギリスとのディズレリー首相の側近であり、ロンドンのロスチャイルド家とも親しかった」、つまり「リンカーンはイギリスのロスチャイルドたち銀行家の意向に反することを行った」。
つまり「南北戦争の戦費をまかなうためにロスチャイルド家など銀行家たちからの融資(24から36%の高利子)を断り、アメリカ財務省の法定通貨を発行した」から恨まれてのことだった。

 JFK暗殺も同じく、「中央銀行によるドルではなく、財務省通貨を発行したことと兌換の財務省券(二ドルと五ドル札)を流通させ」たうえ10ドルと20ドル札が印刷された、そのタイミングで「ケネディは暗殺されたのです。これらは流通されることはありませんでした」
 □□□□
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪
樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

【知道中国 840回】      
   ――言わせておけば、いい気になって・・・(1)
    『崛起的大国 ――中国大趨勢』(馮凱編著 中華工商聨合出版社 2011年) 


 △
巻頭に置かれた「前言」で、「改革開放以来、中国経済の急激な発展は世界的な関心を呼ぶ。現在の勢いが持続できたなら21世紀の中華民族の偉大な復興は夢なんぞではないが、中国という龍が天空を奔放・闊達に疾駆することは必ずしも容易いことではない。民族の偉大な復興は数多くの困難と矛盾を克服した後にこそ実現しうるものだ。新しい情況において中国の発展と安全を求めるためには、より多くの人びとが、より積極的な戦略的思考と実践を積み重ねることが必要だ」と提唱し、中国大国化への道筋を示そうとする。

その道筋は「第一章 経済金融」からはじまり、「第二章 軍事政治」「第三章 現代法治」「第四章 科学技術」「第五章 国際外交」「第六章 文化教育」「第七章 社会福祉」「第八章 生態とエネルギー」「第九章 体育娯楽」「第十章 改革重点の総括と思考」と続き、「第十一章 未来の展望」で打ち止めとなるが、ウソ八百と詭弁、それに絵空事の連続だ。

たとえば「第三章 現代法治」をみると、「法治は文明の発展段階における成果を体現したものであり、文明は法治実現の前提条件である。中国の法制建設は長期の弛まぬ奮闘を経ているがゆえに、中国人は自らの法治建設の成果を愈々もって大切にする。法によって国を治め、社会主義法治国家を建設することは中国人民の主張であり、理念である。この理念を実現するため、中国共産党は13億中国人民を導き史上空前の偉大な社会実践に共同で参画する。悠久の歴史と煌耀な文明をもつ中華民族は、いままさに民主と法治の大道を邁進し、人類の政治文明発展における新境地を開拓し創造すべく努力を積み重ねる」と“大見得”を切った後で、各論に移ってゆく。

!)国際的な人権活動への積極参加、?食品安全関連法規の完備、?防災・減災関連法規の充実・発展、?労使協調による労働関連法規の完備、?穏健な家庭と和諧(和解)社会を保障する婚姻法の整備、?中国の法律文化と社会の実情に基づいた死刑制度の改革・整備、?行政サービスを円滑に進めるための費用徴収制度の完備、?法体系全体における整合性の構築、?「国家、社会、人民による全方位からの支持」を背景とした徹底した麻薬禁止活動の推進、?「貧富の格差を平準化する重要な手段」である徴税における不公平感の是正と税法体系の公正化の整備と徹底、?歴史的伝統遺産と民間芸術保護のための法体系の整備、?個人情報保護関連法規に関する初歩的検討、?司法の公正と政治的中立――

以上が「中華民族の偉大な復興」の証としての大国化のための法治面からの「より積極的な戦略的思考」ということになるわけだ。確かにどの項目もソレらしいが、ソレらしいからこそウソ臭く、であればこそ騙されてはいけない・・・眉にツバです。

たとえば?を主張するが、個人の自由と民主を柱とする人権を西欧型であり過去の国際的な人権組織の活動を歪めてきたと全否定したうえで、「人民の利益こそが国家の利益であり、人民の苦しみこそが政府の苦しみである」ことを体現する中国政府が掲げる人権こそが真の人権であり、この考えを持って世界の人権組織の根本改変を目指そうとする。つまり?の真意は国際的人権組織の中国化ということに他ならない。?では「中国の執政党自身の素質は不断の高まりをみせ、司法はいよいよ中立化しつつある」との強弁するが、執政党=共産党による強固な人治体制下で「司法はいよいよ中立化しつつある」とは笑止千万。

「文明は法治実現の前提条件」というが、ならば法治の実現していない中国に文明はないようだ。
どうやら文明のない「中華民族の偉大な復興」はムリということですね。
《QED》
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   ♪
(読者の声1)胡錦濤もしたたかですね。政治局常務委員7人の内一人しか団派を入れることができなかった裏で、副首相(王洋)と副国家主席(李源潮)という常務委員クラスの政府・国家の地位に団派の平政治局員を入れ込むとは。
 いよいよ党高政低という中華人民共和国創設以来の伝統にくびきが入ってくることになるのでしょうか。それとも副首相や副国家主席など平の政治局員相当の地位であり、党高政低がますます嵩じるのでしょうか。
後者なら、中華人民共和国の終わりの始まりです。前者なら中華人民共和の実態が変わっていく端緒となります。
ところで、このたびの衆議院選挙で私が興味深く思った当選者が二人います。西村慎悟氏と東国原氏です。前者は「やっと戻ってきたか」と後者は「馬鹿な選挙民もいるものだ」。

 東京電力の幹部に対する刑事責任の追及を検察庁がおこないつつありますが、民主党幹部にも事情聴衆を行い始めたようです。その中には、海江田現民主党党首も含まれています。
私は、あの噂が本当なのか捜査の中で明らかになることを期待しています。当初原子力を推進していく方針であった民主党は、東京電力が建設後40年たって廃炉にする予定であった福島第一原子力発電所の稼働期間を海江田経済産業大臣が中心となって、東京電力を恫喝して十年間延長させたというものです。
大臣からの要求を一端は断ったのですから、その際に福島第一原子力発電所を稼働させ続けることの危険性を十分説明していたはずです。うわさが本当なら、危険性を承知の上で民主党政権は稼働させ続づけるよう要求したことになります。
もし本当なら今まで口をつぐんでいた東京電力幹部から証言が出てくるかもしれません。
そんなことは単なる噂であってほしいと思いますが、真相が明らかになることが今後の日本の活力の元です。
インフレ要因、円安要因となる10兆円の特別予算とデフレ要因、円高要因である原子力発電所再稼働がほぼ同時に進行すれば、両者の効果が相殺して安定した経済成長路線に乗れそうです。稲田朋美氏が活躍が期待できるがキャリアに傷がつくことになりかねない外務大臣ではなく行政改革担当大臣となって、より広い分野で活躍できることは望ましいことと考えます。今後の展開は興味深いものとなることでしょう。
  (ST生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)前節の中国のことですが、国家副主席といい副首相といい、党のランクは低いので、体質の変化ではなく、派閥抗争のバランスからくる配慮でしょう。
 りんごの皮をむくと中味はしろ。色がまったく異なるように、中国なる「国家」は偽装であり、国家、あるいは行政機構の皮をむけば、そこは共産党
 ですから党内のパワーと軍とのアクセスによって、真の実力をはかることが出来ます。


 
  ♪
(読者の声2)貴誌で知った、習近平国家主席の経済特区訪問。超高層ビル群が林立する中国経済隆盛の象徴である。が、上海高層マンションや瀋陽高層ホテルの火災は記憶に新しい。
果たして中国共産党は、超高層建築物の防災・防火・耐震対策をしっかり指導しているのか。建築素材や工程監理に手抜きやすり替えはないか。万一、唐山地震や四川地震規模の地震が起きたとき、中国の大都市や核施設はその揺れや津波に耐えうるのか、心配だ。3.11の警告は中国へも向けられている。
ところで中国共産党が独裁を追われ、中華人民共和国が瓦解した場合、どうなるのだろうか。ソ連崩壊後のCIS(独立国家共同体)の例に倣い、5~10程度の地域国家・民族国家群に分裂するのか。国内戦争の泥沼で、夥しい数の死屍累々か。世界列強は自国権益確保のため、中国大陸での分捕り合戦に再び明け暮れるのか。ロシアは毎度の火事場泥棒的介入で中国への南進、インドはチベット越えで西進、ベトナムは華南、パラセル諸島等制圧か。共産党による人口抑制策(一人っ子政策)のリミッターが外れ人口爆発が起きれば、漢民族の民族大移動を招き必然的に国境線の引き直しに至るかも。とにかく、中国共産党が膨張を続ける場合でも、また崩壊に至る場合でも、ソフトランディングさせる国際協調が求められる。
特に崩壊時には、核兵器等大量破壊兵器の拡散阻止が絶対に必要だ。
中国共産党崩壊後は、過去の侵略戦争の反省を踏まえた日本が、新生中国の平和と繁栄の国創りをお手伝いできるのでは。例えば、放射能汚染に苦しむ東日本の日本国民の中から希望者を中国大陸へと移民し、自由と民主主義に基づく社会の生きる模範となす。中国本土の日本化。同じ東洋人で漢字を使う日本が、自由中国を導けば東アジアの平和と安定に資するのではないだろうか?
2013年。大激動の幕開け直前、真の日中友愛を願いつつ。
  (AB生)


(宮崎正弘のコメント)拙著の一番古い分裂論は『中国大分裂』(文藝春秋)ですが、絶版、
新しいデータをいれたものが『中国分裂 七つの理由』(阪急コミュニケーションズ)で、これをさらにデータを訂正して文庫にしたものが『自壊する中国』(文藝文庫)です。後者は比較的容易に入手可能です。ともかく中国分裂論は、拙作に詳細に論じております。
  ◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 お知らせ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ♪ 
<宮崎正弘の新刊>
『中国を動かす百人』(双葉社)
 352頁、写真200葉以上、定価1575円。分厚い人名辞典、廉価。
♪♪
『習近平が仕掛ける尖閣戦争』(並木書房、232p、並製。定価1575円)
♪♪♪
『現代中国 国盗り物語―――かくして反日は続く』(小学館101新書、定価756円)

  ♪
<宮崎正弘のロングセラーズ>
『中国権力闘争 共産党三大派閥抗争のいま』(文芸社、1680円)
『中国が世界経済を破綻させる』(清流出版、1680円)
『オレ様国家 中国の常識』(新潮社、1470円)

♪♪
<宮崎正弘の対談シリーズ>
『2013年の中国を予測する』(石平との対談第三弾 ワック、980円)
『猛毒国家に囲まれた日本』(佐藤優氏との対談。海竜社、1575円)
『増長し無限に乱れる欲望大国、中国のいま』(石平と対談第二弾 ワック、945円)
『絶望の大国 中国の真実』(石平氏との対談シリーズ第壱弾。ワック、933円)
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との対談。徳間書店、1575円)
◎◎◎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(C)有限会社宮崎正弘事務所 2013 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

0 件のコメント: