─…─↓ メルマ!PR ↓─…─…─…──…─…─…──…─…─…──…─ 英会話ならECC外語学院 まずはカウンセリング&無料体験レッスンへ! 専門カウンセラーがあなたにぴったりの学習プランをご提案。 さらに無料体験レッスンと同日に行えるから、 忙しいあなたの英会話への一歩にピッタリです! http://rd.melma.com/ad?d=10U0bRMoK062oLMvA0cChz3Qv1KdNqIqdb41a6f3 …─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…─↑ メルマ!PR ↑─… 鍛冶俊樹の軍事ジャーナル 第296号(9月4日) *北の核実験は対中戦略 北朝鮮が「水爆実験に成功した」と言う。何事にも誇大表示が付きまとう国だから、本当に水爆かどうかは分からないが、爆発規模の拡大は間違いなく、核爆弾の技術が向上している事は明白であろう。 水爆は1950年代に米国が核爆弾の爆発規模の拡大を目指して開発したものだが、1970年代になると米国は水爆開発への関心を失ってしまう。端的に言えば大き過ぎて使い辛いのである。 大型の核爆弾を1発落とすより、小型の核弾頭を多数落とす方が、迎撃されにくく、しかも広範囲の多数の標的を攻撃できるのである。従って今回の北朝鮮の実験は、こうした核開発の流れに逆行した時代遅れのものと言わざるを得ない。 水爆かどうかは別にしても、爆発規模が拡大していることから爆弾の体積と重量が増しているのは疑いない。重量2トン以上となれば、弾道ミサイルに搭載できたとしても米国はもちろん日本にも届かない。 だが日米に届かなくとも国境を接している中国とロシアにとっては明白な脅威であろう。それが証拠に、ICBMの実験には寛容であった中国とロシアが今回は早速、北朝鮮を非難している。 この一カ月の動きを見ると、今回の実験は明確に北朝鮮が中国に向けて発したメッセージだと認識されよう。8月5日に国連安保理で北のICBM(7/28)への制裁決議がなされ、中国は、北朝鮮からの海産物の輸入を停止した。 8月24日と25日に北朝鮮メディアは中国のこの姿勢を、名指しはしないものの激烈な表現で非難し、翌26日に短距離弾道ミサイル3発を日本海に撃ち込んだ。そして28日に核実験の準備が完了したとの情報が流れた。 そして29日にICBMが北海道沖に撃ち込まれ、3日に核実験という順序だが、4日現在、北朝鮮から中国への海産物の輸入は再開されており、中国は表面的にはともかく内実は北朝鮮の要求に屈してしまっている。 つまり、今回の核実験は北朝鮮による対中戦略の一環であり、そして北朝鮮は中国に対して戦略的に勝利したと言えよう。 軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき) 1957年広島県生まれ、1983年埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊、主に情報通信関係の将校として11年間勤務。1994年文筆活動に転換、翌年、第1回読売論壇新人賞受賞。2011年、メルマ!ガ オブ ザイヤー受賞。2012年、著書「国防の常識」第7章を抜粋した論文「文化防衛と文明の衝突」が第5回「真の近現代史観」懸賞論文に入賞。 動画配信中:「戦争の常識」第1回無料 http://www.nicovideo.jp/watch/1494517092 上記動画のテキスト本 「戦争の常識」(文春新書) http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784166604265 動画配信中:「地政学入門」第1回無料 http://www.nicovideo.jp/watch/1475838508 上記動画のテキスト本 「領土の常識」(角川新書) http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=321212000089 動画配信中:「地図で見る第二次世界大戦」第1回無料 http://www.nicovideo.jp/watch/1441391428 上記動画のテキスト本 文庫「図解大づかみ第二次世界大戦」 http://www.kadokawa.co.jp/product/321502000376/ 動画配信中:「現代戦闘機ファイル」第1回無料 http://www.nicovideo.jp/watch/1411697197 上記動画のテキスト本「イラスト図解 戦闘機」 http://www.tg-net.co.jp/item/4528019388.html 動画配信中「よくわかる!ミサイル白書」第1回無料 http://www.nicovideo.jp/watch/1383640409 上記動画のテキスト本「超図解でよくわかる!現代のミサイル」 http://www.tg-net.co.jp/item/486298102X.html?isAZ=true その他の著書: 「国防の常識」(角川新書) http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=201203000167 「エシュロンと情報戦争」(文春新書、絶版) ─────────────────────────────────── ■今回の記事はいかがでしたか? 下記ページより、あなたが記事の評価を行う事ができます! http://melma.com/score_P0v2jLivb0BCrz8Qb1Pd4qyq753607de/
月曜日, 9月 04, 2017
軍事ジャーナル【9月4日号】北の核実験は対中戦略
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿