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(JJセブン) (宮崎正弘のコメント)中国の要人は本音を言いませんから、分かりませんが、明瞭に北朝鮮の核に反対意見を述べているのが中国の国連大使です。 三つ理由を挙げています。 第一に北東アジアに軍拡競争を激化させる。とくに日本の核武装を容認せざるを得なくなり、ゆえに北の核武装に反対である。 第二に中国は核不拡散防止条約を遵守しているので、北の核をみとめるということは、この条約の効果を希釈させ、印度やパキスタンの核を合法としなければならなくなる。 第三に北東アジアの安全保障に取って、不安定要因が増大する。とくに中国で言えば核汚染が東北三省に広がる懸念。いまひとつは北朝鮮の核はいつでも中国を標的にチェンジすることが可能である。 一の理由は、日本がターゲット。二の理由は口実似すぎず、ホンネは第三でしょう。金正恩の核はいつでも北京に向けられますからね。 ♪ (読者の声2)韓国人の人気ブロガーであるシンシアリー氏、著書も扶桑社からすでに9冊目。韓国の歯科医院を譲り日本へ移住、作家活動に専念する毎日。 ブログ記事には韓国人ならではのものがあります。最新の記事では「北朝鮮の栄養不足の子どもたちにパンを食べさせよう」という活動をする団体が沖縄で反米軍基地闘争を行っているというもの。 https://ameblo.jp/sincerelee/entry-12312242874.html ハングルの横には日本語で「戦争の基地は要らない、わたしたちは平和を望んでいる、米軍の基地は出て行け」 となんともわかりやすい。 パク・クネ退陣要求デモに日本の中核派系の労働組合が参加していたこととつながります。沖縄の反戦活動家はサル並の知能しかないとさんざん馬鹿にされていますが、画像を貼っておきます。 http://netgeek.biz/archives/83434 テロ等準備罪などの法律も整備されました。もうじき一網打尽でしょうか。 (PB生、千葉) (宮崎正弘のコメント)先日、あるところで「解放」を配っていました。これ、革マル派の機関誌ですが、まだあるんですね。 そして「北朝鮮のICBM断固阻止」と叫ぶ一方で、「日本の防衛力反対、安倍の日米同盟断固粉砕」と二律背反の大文字が並んでいました。論理矛盾に気がつかないのか、一人勝手なロジックは相変わらずでした。 ◇○◇○▽ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪ 樋泉克夫のコラム @@@@@@@@ 【知道中国 1630回】 ――「濫りに東方策士を以て自任す。此徒の心事最爲可憫」(阿川4) 阿川太良『支那實見録』(明治43年) ▲ 西洋人商人は天津に設けられた英仏の2つの租界において、いずれも豪壮な商館を構えて取引している。「翻て我商館を見るに」、最大規模の三井洋行ですら「支那家屋を以て之に當」て、多くは「佛租界中の一小屋に蟄居するのみ」。かくて「自尊自慢」が習いの「支那人」なればこそ、日本商館を見て「豈に歐人を揚げ、我國人を貶せざらんや」。 日本商館が貧弱ゆえに、現地商人は「豈に歐人を揚げ、我國人を貶せざらんや」との主張で思い到るのが、時に華人企業家が口にし実践して来きた「建物は富を生まない」という“哲学”だ。たとえば今や世界の華人企業家の代表的存在であり、北京政府とも密接なパイプを持つタイの謝国民(タニン・チョウラワノン)は、自らが率いるCP(正大)集団の本社を、バンコクのチャイナタウンに置いたままだった。 80年代半ばに本社を訪れたことがあるが、CP集団の営業規模の大きさに較べ、建物の貧弱さに驚かされた。その後、同集団は本社をバンコクのビジネス街のど真ん中に移転させたが、それでも日本の大手商社本社の高層で超豪華な佇まいに較べたら、明らかに見劣りがする。 であればこそ「歐人を揚げ、我國人を貶せざらん」とする要因は、他にもあるように思える。もちろん、19世紀末の天津と現在のバンコク、天津商人とバンコクの華人企業家とを同列に論ずることの当否はあろうが。 再び阿川に戻ると、じつは「我航海船の初めて當港に通ずるや、邦人相爭ふて店を開きしも」、やがて多くは撤退し、いまや三井洋行をはじめ4軒のみ。その原因を探ってみると「一に曰く氣候激變の甚だしきこと」、「二に曰く活計程度の高きこと」、「三に曰く資金の薄弱なること」、「四に曰く忍耐力に乏しきこと」である。 天津の夏冬の過酷な天候は、「第一軟弱なる商人等の勝ゆる能わざる所」だ。「當地家賃の昂貴なることは殆ど我東京に駕し、庶物亦之に伴ふ」点に、駐在日本人は苦しむばかり。加えるに「輕く人を信ぜす、又深く人を信す」という「支那人の性」も、日本商人の定着を阻む要因という。先ず立派な店舗を構えれば、彼らは心ひそかに「?飾店」と見做し「必らずや日を經ずして斃るへしと、笑て顧み」ない。 だが、ここで持ちこたえれば3年目にして「是れ侮るへからすと、憑るへき乎と」態度を改め、「是より信を置くこと日に厚く心傾け誠を盡す」ことになる。彼らは「既に一旦信を措く以上は、仮令他より喙を容れ誹謗讒間を試むるも、渠れ堅く信して疑」うことはない。だが、なにせ日本人商人は「薄資にして忍耐に乏しきもの」であり、「三年の久しき豈泰然自若として」営々と日を送ることができない。「大抵一ヶ年若くは二ヶ年にして『アー支那ハ駄目ダ』との嘆聲を發し、店を閉づるに至る」。かくて阿川は、「嗚呼忍耐なる二字は、是れ商家の骨髓にあらずや、而して今志を立て、萬里の波濤を、踐み破りたる商人にして尚如此、我商家の賑はざる」は致し方なし、となる。宜なる哉。 以上の指摘は、なにやら現在にも通じるように思えるのだが・・・。 次いで阿川は「明治廿四年中支那貿易各港總輸出價格表」ほかの貿易統計を示しながら「我國の遠く歐米に及ばざること明瞭なるべし」。「我邦人の徒らに喋々東洋貿易の事を説く」が、実情から見て「實地手を下すもの尠なき」ことを示している、とする。 その「大なる原因」は、貿易港數の歐米人より寡きこと」である。当時、上海、漢口、廣東など25港が海外に向って開かれていたが、日本との条約港は上海、鎮江、漢口、九江など14港に過ぎなかった。 「他は皆歐米人の爲す所に任す、我邦人は唯だ指を咬へ涎を垂るゝのみ」。「我國と支那」との地理的・歴史的関係からして欧米諸国に遅れを取っている点を、「局に當るの人一考して可なり」。「局に當るの人一考して可なり」とは・・・今も同じだろう。 《QED》 ▽□◎ひ▽□◎い□▽◎ず□◇◎み▽□◎ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 宮崎正弘の最新刊 宮崎正弘の最新刊 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♪♪ 下記新刊、予約受付中 ♪ 宮崎正弘書き下ろし新刊 (9月25日発売) 『西郷隆盛 ――日本人はなぜこの英雄が好きなのか』(海竜社、1620円) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 日本人が好きな歴史上の英雄といえば、西郷隆盛は三傑に入る。 しかしその最期から、維新者、改新家、陰謀家、詩人、軍人(陸軍大将)といった様々な評価があり、毀誉褒貶が続いている。本書では、「現場主義」を尊重する著者が、西郷隆盛のすべての足跡(奄美、徳之島、沖永良部から西南戦争の敗走ルート全コース)をたどりながらその本当の姿に挑む。(本書は三島由紀夫研究会の会員、「憂国忌」の賛助会員の皆様には、研究会から献呈されます) https://www.amazon.co.jp/dp/4759315632/ (予約受付を開始しました ↑) ♪♪ 宮崎正弘 v 河添恵子『中国、中国人の品性』(ワック、994円) @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 「躾」「忖度」「惻隠の情」がわからない中国人の民度、文化の基底の格差から、衝撃があまりにも多い日中文化比較。抱腹絶倒、やがて悲しきシナの人々! 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金曜日, 9月 22, 2017
宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<北朝鮮の核 ミサイルは国連安保理事会でこそ世界的関心事だが
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