金曜日, 4月 04, 2008
にんじん君ツインGTの効果がいまいちはっきりしないとしたら、配線のコネクター周りを呉工業のコンタクトクリーナーで清掃してみてください、というマニュアルが届いて、一応試しましたが、あんまりはっきりしない。
そこで、もう一度マニュアルをざっと見てみたら、バッテリーのマイナス端子に接続しているアース線もボディ側の接続端子をはずして、できれば紙やすりなどで磨き、スプレーしてください、と書いてある。
最初は、外からスプレーしただけだった。そこで、いちおうはずしてきれいにしてから取り付けることに。それは、黒いコードで、セルモーターをクランクケースに取り付けた四本のボルトの一つについていた。
ネジを緩めても手ではまわらない。錆びているようだ。最後までスパナを使ってとりはずすと、ボルトの隠れていた部分が真っ白に粉をふいたようになって、白いかすがポロポロとこぼれる。これでは、相当電気抵抗があったようだ。
ただ、家にはコンタクトクリーナーを置いていなかったので、もう一度締めて会社へいき、紙やすり等で、きれいにして、スプレーもたっぷりかけて締めた。エンジンをかける。特に異常はない。しかし、いままで必ずといっていいほど、ちらついていたニュートラルランプがまったくチカチカしたりしない。白熱球なので電圧変化に敏感に対応していたのが、まるで現れない。回転をあげると明るくなるだけで、きわめて安定している。
それで、仕事の帰りに、アーシング用のコードも購入した。オリジナルのアースケーブルは、少し細いように感じたし、いずれ又、接点が経時的に劣化するわけだから、ゆとりを持たせておこう、というわけだ。
株式会社レミックス製の、一本丸々4メートルのものがやすいので、それを買い、自分で切って両端に端子を付けてつないだ。青いコードのため、銅線が銀色に見えるが、中は細い銅線の束でその束の直径は3ミリぐらいある。
包装の表には、アースコードを追加することにより、マイナス電流の流れをスムーズにし、レスポンス&トルクの向上に!とある。
それで、夕方取り付けて規定のコースを往復したら、どちらも15.1キロとあまりよくない。慣らしがひつようかも、とさえ思った。
翌朝、早く規定のコースをテスト、明らかにエンジンが過熱気味で、ピストンの抵抗が大きい感じで、アクセルをある程度以上開けると、スムーズに回る。ますます慣らしが必要と思い出す。しかも、発熱が大きく、エンジンが固い感じで、かなり走らないと、渋滞で上昇した水温計の針がもどらない。そのため、14キロギリギリの燃費。
降りてすぐ、プラグコードにつけたミラクルパワーを除去することを決意。アースを磨かないうちは、ツインGTの効果が中途半端だったので、さらにミラクルパワーを付けると、悪くないな、と思ったものだ。しかし、メーカーの奨める方法でアースを完全にしたら、パイロットランプのちらつきが消えるなど、変化が出たので、本来のにんじん君の効果が出ていたとしたら、もう一個のミラクルパワーの効果は、必ずしも必要でないどころか、却って悪影響をおよぼしているかもしれない、と考えた。
仕事が終わるのを待って、すぐ取り外して走行テスト。音がいい。ピストンが首を振るような軽いスラップ音も復活。アイドリングも良さそう。走り出して、すぐ発進トルクがいいことに気付く。しかもエンジンが軽く回る。これが、にんじん君の本来の効果だとしたら、燃費が悪いわけがない、と思った。アクセルをほんの少し開けるだけで、スピードが乗り、定速走行のトラックの後などにつくと、ほとんどアクセルを戻しても、風の乱流の影響なども加わり、吸い付けられるようにスピードが落ちないのである。
それで、片道一回目は、燃費は15.2キロと出た。今朝の重いエンジン回転のクセが残っているのかもしれない。それでも気を取り直し、暗い夜道を帰途につく。そこで家へつく前に、燃費を計る。なんと17.1キロとでた。それも、給油中、車体をまっすぐに立てようとして、左手で左ハンドルを引っ張り起こした反動で、ノズルがタンクからはずれ、ザーとガソリンが外に流れてしまった。それがなかったら、17.4キロぐらいは出たはずと思った。17.1キロでも過去最高で、にんじん君の、アースを取り直した効果は、期待通り0.5キロほどアップした。
アースをきちんと付けるか、掃除すると一般車でも、にんじん君を付けなくとも0.5キロ前後はアップするかもしれない。また、ミラクルパワーMCもにんじん君が無ければ、それなりに6〜7%ぐらいアップするような気がするが、そこまでテストする気にも、いまさらなれない。
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2 件のコメント:
こんばんは~♪
バッテリーマイナス端子のアース線の導通をよくするだけで、バイク全体にかなりいい影響があるようですね。私もチェックしてみようと思います。
NatureさんのCB1000はニュートラルランプがちらつくことがあったそうですが、当方はそういう症状は今のところありません。バイクの古さや状態によってもアース線の効果に差があるかもしれませんね。
いずれにしろ興味深い実験に感謝申し上げます。今回の一連のレポートを通じて、電気系統が意外にキーポイントなんだなぁと痛感した次第です(^^)
こんばんわ、コメントありがとうございます。
エンジンのチューンアップは、潤滑系統と点火系統とどちらも良くする必要があります。
電子点火時代となったので、トランジスタ点火などの追加は必要なく、潤滑系統だけで本来の能力が出るものと思って、マイクロロン処理をして安心していました。
現在オイルは9000キロまできましたが、そのせいかどうか、あまり劣化を感じずにきましたが、アース系の改善で、異常も感じたので、ミラクルパワーは外しました。
重い車体が250を転がすように軽々と坂道などを上がっていきます。250はオーバーにしても、ちょうど650の2気筒なみの軽快さを連想しますね。それくらいアクセルを開けなくとも転がってくれています。大変満足で、実はブリッジカンパニーさんには、さらにこの後、オイル系のチューン剤という隠し球があって、それも試すかどうか、メーカーさんとやり取りをしています。
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