木曜日, 2月 19, 2009



昨年秋ごろから、アイドリング中、エンジン回転が息をつくような一瞬の落ち込み現象がまれに見られた。最初は気にならなかったが、少しづつ頻度が上がり、回転計がすっと落ちたと思うと元に戻る、という現象だ。走行中も起こっているはずで、連続回転しているので、気づかないだけなのだろう。

前回、突然エンジンが不調で止まり、かならなくなったので、コイルやプラグコード(私はこれが原因とはどうしても思えなかったが)、電子点火装置も一新した。ところが、受け取って帰る途中にも、エンジンこそ止まらなかったが、起きていることに気づいた。

エンジンが止まるようになったのは、最近のことで、すぐにかかるので問題はないとは思っていた。しかし、気持ち悪いことには変わりがない。最近はエンジンをかけて数秒でとまり、またかけてすぐとまり、3〜4回セルを回したこともあった。

それで、この頃は適正アイドリング回転数という、1200回転にあげた。すると、直後に一回だけ1000回転レベルに落ちることがあっただけで、以後気がつかない。しかし、本質的解決ではないな〜、と思っていた。バイク屋さんに話しても、まず、キャブ清掃、バルブクリアランスチェック、などと気の遠くなるような手順を話す。絶対、電気系の異常だと言っても、俄に信用されない。

先日、急に暖かい日があって、バイクで用たしに。後ろに大型ダンプがついて、ふと見ると私のバイクのブレーキランプが、ブレーキを踏んでもつかないことに気づいた。それで、スタンドでバルブを交換しようと、寄ったら切れたのではなく、スイッチ異常で、点灯しっぱなしということに気づいた。それで、ダブルの電球はどちらもそうとう熱くなっていた。それで、充分にリヤのレンズのねじを締めないで、スタンドから慌てて出た。途中の振動で、帰ったら裸電球だけがついていた。ガ〜ン、やばい。それですぐ今来た道を逆行したら、幸いなことに、200メートルほど戻ったところに、赤いプラスチックが転がったままになって、踏まれもせず落ちていたが、ネジが2本なくなり、一本は近くで見つけ、もう一本はレンズに刺さったままだった。それで、部品を注文する際、バイクの不調を話しておいた。

大した部品ではないので、すぐに来てとりつけたが、まさかその二日後にエンジンが突然ストップしたままかからない、という現象がまた立ち現れたのには、さすがに私も驚いた。

納品原稿をかばんにいれ、バイクで帰りがてらに届ける。いつものようにエンジンをかけ、ヘルメットをかぶるために中にあった革手袋を、一時的にメーター上に置こうとして、バイクの右側から手を伸ばした際、キルスイッチに触れたのかもしれない。何の前触れもなくパタリとエンジンは止まる。辺りは暗く、手でキルスイッチの位置を確かめるために前へ倒す。やはりオフにはなっていない、と思った瞬間、ライト類が一斉に消え、真っ暗に。再び、キルスイッチをオンにして、電源を入れても、ランプがつくことはなかった。これで、漏電かなにかでヒューズが飛んだと思った。

以前も、キルスイッチをさわっただけで、エンジンがプッツンする異常なキルスイッチだった。それもまれで、いつでもというわけではない不可解さ。いつかは何か起こるぞ、という予感めいたものは、どこかで感じてはいたが、通常は忘れてしまっている。

あいにく、その晩は定休日だったので、翌朝すぐバイク屋さんに修理を依頼。来てもらって事情を説明し、スイッチを入れるとまた前回と同じように問題ないようにランプがついた。しかし、セルを回したら途中でまたランプが消えてセルも止まった。バイク屋さんはヒューズでないようだとつぶやく。

まず、キルスイッチがおかしい。オンを触っただけでオフモードになることがある。
また、低回転でニュートラルランプがかなり瞬くのも気になる。迷走電流が多すぎるのか!?
以前もにんじん君をつけて明るくなったが、それも時折明るすぎたり、暗くなったりと一定しなかった。また、バイク屋さんがおどろいたように、マフラーにカーボンが溜まりすぎだという指摘も気になる。自作モータロイのおかげで、この冬は暖かいせいもあるが、一回もチョークを使っていないで、始動しているが、調子良いのはそこだけか?。これでは、怖くて遠出はできませんね、と呟いていた。

午後早くに、バイク屋さんから、交換部品の見積もりが来る。4万5千円ほど。ハーネスは交換だと言う。キルスイッチも新品に。また、ヒビの入ったテールレンズは7500円もする、というので今回は交換を見合わせた。それなら、4万未満だ。在庫があれば、明日か明後日には、怪しい部品は新品に戻っているだろう。しかし、ハーネスなども、未使用灘家で経年変化はしていることになるが、漏電がなくなるだけでもいいか!?。10年を越えてくると、いろいろと予期せぬ部分に異常が起こるものだ。

バイクにキルスイッチなるものが付いたのは何時頃だっただろうか!?
http://okwave.jp/qa1735746.html

には、CB750で初めて採用された、ということが書いてあった。運輸省(当時)にゴマをするための手段というようなことも書かれている。坂井三郎氏は、戦後オートバイに乗っていて、トラックと事故り、体が投げ出される前に、キーをオフにして抜いてポケットに入れることを無意識に瞬時に行っていた、というから、驚きなんてものではない。いかもトラックのドアを利用して、有利な位置に投げ出されるような操作も行っていたようだから、凄いなんてもの以上の神業と言っても、言い足らないだろう。




なかのひと

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