火曜日, 10月 19, 2010
二回目の車検が終わった。ハーレーの場合のおよそ半額で済んで、二年前の車検時と数百円ぐらいしか違わなかった。オイル、オイルエレメント交換、ブレーキパッド交換、エアークリーナー交換ぐらいである。
それで、予定より1日早かったので、オイル添加剤の準備もなく受け取り、燃費をチェックした。定置燃費コースで、14.9ぐらいだった。微量のスズロイは入っているが、エンジン内部にはすでに過去の蓄積があり、それでもけっこうスズの匂いがする。マイクロフロン無しだと、低速で若干ぎくしゃくしたが、新品オイルとエアーフィルター交換のせいか、若干燃費は良かった。
翌朝、出がけに4.5グラムほどのマイクロフロンの粉末をオイルに混ぜて解いて、注入。マイクロフロン使いだし時と同様、マイクロセラの混入は控えた。その代役を、スズ合金にさせようというもくろみである。走り出したら、なんだか調子が悪かったが、走り込むほどに調子が出てきた。夕方、高速を使って花園へ向かい、満タンにして定置燃費コースへと出向く。たった1日しかたっていないが、マイクロフロン投入の効果は歴然。
走っていて、アクセルを開けているのか閉めているの判然としないのに、けっこうスピードがノルことがわかる。途中からさらに調子がよくなり、16キロ台の燃費を予感しだした。80〜70キロを維持して走っても、アクセルの開けは極わずかな気がした。
今日は、革ジャンを着込んだので、寒さはまったく感じず、あっというまに目的地を着いてしまった感じである。燃費をみると、予想通り16.3キロをマーク。やはり、仮説は裏付けられた。たった1日で、マイクロフロンの有無で、燃費が10%程度伸びた。実際は、1.4キロ増加。これは、sho様がよく指摘するようにミラクルパワーの有無で、燃費が1キロはちがうというのに近い。初めてマイクロフロンを使ったときは、スズロイの入れ過ぎで燃費が極端にわるい11キロ台から、いきなり16キロ以上に変化したのですごいと思ったが、スズロイの先行効果を見落としていた。
直前の結果に惑わされやすい傾向があることを自覚して反省。帰納法や経験論だけではわからなかった。演繹法も併用して、しかも実験的にデータを得て、こうではないか!?と仮説を立て、検証した結果である。この結果から、モータロイ模造品による燃費の伸びも、マイクロフロンによる伸びもどちらも約1.5キロほどそれぞれ燃費をのばし、しかも加法的でお互い相乗効果があることが伺える。スズロイの濃度は、もう少し濃くても良いかもしれないが、もう少しこのままの状態で様子をみたい。
このバイクと同型をshoさんが所有していたとき、燃費は15.6だったという。その後、CB1300SFに変更し、購入当初の平均燃費は16.7だったという。つまり、最初からSC30はSC40より、設計思想というか時代背景を反映したのかどうか、実燃費は1キロ以上悪かった筈である。
私のSC30は最初からもっと悪く13キロ台後半という状態であった。そこから、試行錯誤してようやく悪燃費の原因を突き止めた。火花も弱いようであったし、エンジン内部の摩擦抵抗も問題だと思った。sho様より体重が結構オーバーしていることも悪燃費の原因の一つと思ったりしたことがあったが、今日の結果から、内部摩擦を減少させることが一番の近道とわかる。
二年以上前の5万キロ走行前後のときマイクロロンとミラクルパワーで出したリッター16キロ台の燃費と、10万キロ以上走行後、再び並んだ。これには少々驚きである。バイク屋さんがいうように、CBが頑丈なのも一因だろう。
昔、欲しいと思ったバイクがこれ。ヤマハのXV750Eが欲しかったが、最低地上高が小さくクランクケースを割りそうな心配があった。その点、後発ながら、本田のアフリカツインは魅力的。おまけにシャフトドライブ。パリダカラリーでも一度優勝している、と言う人もいるが確かめてはいない。
しかし、テレビでバイク紹介があったとき、このバイク、河原で水に浸かった際、キャブに水が入り、内部構造が微細なので一部に水滴が残り、エンジンが時折息突きをするというのが紹介されて、ホンダのあんまり繊細な作りにも嫌気がさして熱が冷めてしまった。
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