火曜日, 12月 07, 2010


とりあえず、Latex環境が実現したようであるが、動かないsampleファイルが結構あることに気づいた。そこで、会社でも昼休みなどにサンプルインプットファイルを探したりして、メールで自宅に送っておいた。

家のHDも数台隅々まで調べてみたが、当時のファイル群はもう残っていないようである。
そこで、さっそく一番簡単なテストをしてみたら、直ぐに動いた。しかし、さらに少し複雑な
Latexファイルを実行させると、赤のマークがついてしまい、タイプセットしてくれない。

正常ならば、緑のマークがつき、きれいにタイプセットされた画面が直ぐに現れるのである。
因みに、旧マックでは、丸い赤とか緑で、さらに中間段階の丸い黄色マークも点滅したりと、まるで信号のようだった。ただし、今回の最新のiTunesのように、縦一列にセットされていた。たまたま、某代理店が、Latexが動くかどうかのテスト図例をネットで紹介していたが、その図版は旧マックの時のものであった。
http://www.hulinks.co.jp/support/texture/case.html

しかしわずかな時間ではあったが、マック用Latex環境を調べると実にさまざまな意見や使用例があって、自分の環境にはどれがいいのかまったく見当がつかない。みな、それぞれの環境に応じて、それなりの試行錯誤と努力によって、実現しているらしいことはわかるが、OSX自体のバージョンが目間ぐるしく変り、使用するTEX環境も、どの仕様大系を使うかによってもけっこう固有の問題点があるらしいと、おぼろげに分かる程度出あった。


家に帰っても、昼間と同じネット環境がすぐさま実現するわけでもなく、あれこれ試しては溜息をつく始末であった。二番目のlatex文書はすぐさま赤マークがついてしまい、展開はストップ。原因はもちろん分からない。しかたなく、添付ノートの指示を漠然と読んだりしているうちに、少しづつ昔の環境を思い出した。

今でも手元のバージョン2.0のCDを、Snow Leopard上にフルコピーしてあるので、どのようなファイル構成になっていたかは、正確にわかる。それを見ると、Texturesのフォルダの中に
本体のほかにいくつものサブフォルダがあって、それらにはあきれるくらいたくさんのファイル群があることが分かる。

つまり、ほとんど何もしないでも使えた昔のTexturesでも、これだけのファイル群を擁していたわけだから、当然、美文書入門を紐解くまでもなく、New Texturesでも、いろいろのファイル群を参照するだろうとは、当然ながら今となっては分かる。

ダウンロード版についていたノートはA4二枚と、わずか数行の三枚目だけであるが、最後のところを読み飛ばしていたが、読んでみた。

If  TeX or LaTeX can't find their input files: check the notes above about where Textures looks for its files. The location is not the same
as Classic Textures, but you can install an alias that points to the old location. For a new installation, see the notes above about where
to get a standard package of TeX macros, classes, and other files.

それで、古い版のフォルダのエイリアス(ショートカット)を作り、ユーザのInputフォルダへ移した。

さらに、二枚目には、ターミナルを使って打ち込む文例までもあるではないか。日本語TeX環境では見慣れないテクストだけなので、その気になって見ないと分からない。

defaults write com.bluesky. Textures DefaultTeXFormat laTeX

などと同様の数行があり、これをターミナルで実行せよと言うことらしい。それで、一行ずつコピー&ペーストして実行しておいた。


翌朝、前夜のおまじないやら、エイリアスフォルダの効果を確かめるべく、動かないLatex文書を処理してみたが、やはり動かない。それで、もしやとTeX処理のログを見たら、処理の一行目に lauracode.texとかが見つからない、とあった。そこで、それがどこにあるかマックに尋ねると、直ちにネット上にある、と教える。そこでサファリを起動すると、そのファイルがある場所が見つかり、ダウンロード。

それをInputフォルダに移したら、あっさりマークが緑色に変り、本来の文書が表示された。

それが、きちんと処理されたログファイルの冒頭部分である。

なかのひと

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