水曜日, 12月 22, 2010


iPhoneの英語勉強術を買って、毎日英語に接する日々がようやく微々たるものながら始まった。

遅ればせながら、まだ半分も読んでいないが、最初に英語勉強法を説いておられる松本秀幸氏から読み出した。”英語上達の近道は全部やらないで続けること”などと書いてある。なんと、氏は、iPhone英語勉強法なる本をすでに上梓されている。それで、この雑誌も、〜の英語勉強術なる題名に落ち着いたわけだ。氏はTOEIC990点、英検一級を当然ながら取得されている。自己採点で、小生のTOEICは10年前で700点に行くかどうか!?あたりだったから、その他大勢の一員に過ぎない。アメリカの大学院で、授業に着いていくためには、最低で800以上は必要らしいから、まだまだ先がある。

松本氏の著作を読んで全部やったが、ダメだったとい人がいるそうであるが、氏はほとんど全部をやってしまっているから効果が出ないんです、やることを絞ってください、とアドバイスをしたそうだ。

そして、いちばん大事なことは語学を身に付けて何をしたいかということだと説いておられる。その部分が明確でないと、いくらツールが良くても学習はうまく行きませんとおっしゃる。

私の目的は言うまでもなく、読みやすい英語論文を書くことである。できれば、ネイティブの校閲者からもあまりあれこれ言われないような文体で書ければ、当面の目的を達することになる。最初の校閲された論文を書いたとき、印刷に回る前に、その時は止めていたネイティブによる最終チェックが行われ、動詞を一個、aとtheのチェックなど、8ページの文章で30数ヶ所を
修正していただいた。最初の原稿から印刷まで一年以上かかった。

しかし、書く能力は、読む能力の1/10ぐらいしか役立たないとよくいわれる。科学英語は、中学生の英語レベルでも間に合うらしいが、それにはタイム誌などをスラスラ読めるような英語力が背景にないと十分に目的を達せないようだ。

その頃は、タイム誌をほとんど毎週購読していたが、今はとてもそこまでできない。考え方、感じ方まで、英文の構造に慣れないとなかなか最初の一行が書けないものである。英文では、最初の一行が決まると、最後まで論理的にほとんど決まってしまう、ということを桜井邦朋博士の『科学英語論文を書く前に」で学んだ。

また、桜井博士の著作、『考え方の風土』で、インド人の科学者の発言として、科学はひとつだ、というフレーズにも共感した。
http://www.amazon.co.jp/考え方の風土-講談社現代新書-551-桜井-邦朋/dp/4061455516

今は、この本はあまり読まれていないようだが、今でも大切にしている。一度、まとめて古本として二束三文で売ってしまって、あとでもう一度気になり探し出した。NASAに留学してカルチャーショックを受け、科学者として自立して行かれる内面が描かれている。その頃は、日本語の勉強をしていたのだが、氏の書かれる日本語にもうまいなあ〜と何度も思った。
『地球が寒かった日々―太陽から黒点が消えた70年間』で、初めて専門の違う桜井博士の邦文に触れた。

そんなわけで、いろいろ出ているiPhoneアプリをリストアップして候補を絞って行くと、kindleも必要ということになった。
http://japanese.engadget.com/2009/12/14/kindle-for-iphone/
から、ダウンロードを選んでiTunesからiPhoneに同期して完了。しかも、現在無料アプリだ。

Kindleでベストセラーを立ち読み(p37)、を見ると、日々の学習時間は10分程度が目安と紹介されている。米国のAmazoneアカウントを取得するのがやや面倒であるが、無料で多くの書籍を試し読みできるのが便利である、と紹介されている。利用しない手はない、ということになる。

アカウントは、米国アマゾンでも購入歴があるせいか、あっさりクリアーし、すぐに使えるようになった。中味を見て行くと、目眩が起きそうになるほど、種数は豊富で、選択に迷う。仕方なくScienseを選んだが、内容を見ようとして、最初の項目をうっかり選択してしまった。それがこれだ。しかたなく中味を覗く事に。驚くほど読み易いかんじである。

これは試し読みを選択して読んでいるページだが、何十ページも内容が次々横にページが繰られて行く。iBookより選択肢が広いという指摘をどこかで読んだが、思い出せない。







なかのひと

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