日曜日, 8月 23, 2015

福島のラストマン宅を訪ねて ハーレースポーツスターでの常磐道探訪


今となっては、どっちが先だったか!???。

バイクをもう一台買わなきゃ、と思ったのはいつ頃だったか、そして、チューブ式タイヤで県外を主に走り回るのには、いくらパンクによるトラブルが少ないとはいえ、いつどこで出かけた先で、泊まるがけに陥るようなことがあったら!?とその不安はW650を買ってしまってから、現実となり、通勤専用バイクと化してしまった。

圏央道をはじめ埼玉県内も道路の整備が他の首都圏のエリアより遅れていたとはいえ、高速道路網の発達も以前とは比べ物にならないくらい整ってくると、バイクで高速を使うメリットを享受できない、という制限を自主的に課すには、これもかなりの勇気が要る。

それやこれやと秤にかけてチューブレスタイヤを装備した遠乗りバイクがやはり必要ということになり、どれを選ぶかという段階になると、主としてどういう風な使い方になるのだろうという自分の好みの問題となり、結局何が最優先だったかが判然としなくなる。

老化防止の対策として、自分にはバイクに乗り続けることがいいのだろうと思うと、では何のために乗るのかという命題と表裏一体の関係が浮かび上がる。

http://yhsvtex.blogspot.jp/2015/06/blog-post_15.html

は確かにハーレーが届いた後の投稿だが、あのDVDを取り寄せるきっかけは、松村氏のブログのボヤキに啓発され、自分で探しだした作品で、相対する立場の違う人のそれぞれの主張が全くかけ離れていたことから、真相(深窓!?)に迫りたいという欲望の産物で、ネットで松村氏の存在を知ってからずっと重く頭の中にのしかかっていた。備忘録を見ると今年の5月4日が最初のリストとなっていて、それを知った時の衝撃はずっと体に、また心に残った。

氏へのアクセスについて最初に取り上げたらしいAFPの資料図がこれで、福島第一原発から約12キロということでおおよその位置がわかる。実は最初に富岡町へ行ったずっと前にグーグルストリートビューで国道6号線の12キロエリアがどの辺か探っていた。上の表記がただしいとすると、福島第二原発あたりで、海岸線からせいぜい2~3キロ地点に見える。

それで、およその位置はこの通りなら比較的簡単に推測できる、と思っていた。

で、二回目に線量計を持って出かけたときはかなり詳しく現地を見たが、それらしい農場もなく、地形は似ているが人家がなく、空振り。
はっきりう写っていないが、黒い除染した資料を包んだビニール袋が隅々に置いてあり、そうしたごみの付近では予想通り比較的高いことがわかった。

それ以降、この付近のはずだがなあと思いながら、各メディアのUチューブ画像をみていると、だから見つからないのかと思う画像を発見。

これである。
これも松村氏の活動を映画化した宣伝材料の中から見つけた。これで、解決かと思った。
しかし、自宅・第一の牧場のあたりを都内の八重洲ブックセンターへ行き、1/25000の地形図を調べると、自宅あたりの位置は赤木林道という細い曲がりくねった道があるだけで、人家もみあたらないし、彼の活動を載せている支援者のブログにあるように、牛たちがあるいは松村氏が長くつで浸る浅い川さえ流れていない。

第二の牧場のほうはグーグルストリートで見られそうだが、現在は立ち入り禁止だし、道も柵がしてあって、街区の1/3程度が欠けていたりして これもダメ。

それで、最初の図と二番目の図と、原発から約12キロ地点あたりにあることになるといやでも気付かされた。

これも最初はなんだろうと思っていたが、グーグルアースで上空から見ていくと、登り、下りはさだかでないが、対面交通の常磐自動車道とわかった。

前回、自動車道の海岸側や内陸側もそれらしいところは見ていたので、そのへんを詳しくみれば判明するだろうと思った。

松村氏の自宅へ向かう画像。

これは初期の頃に松村氏自身による海外メディアへのサービス画像。

これと常磐道の写真が頭の中で結びつき、映画の宣伝用の位置図はミスか故意かは不明だがガセと判断した。
家の建物は数棟あるようだが、付近には密集した集落はないようである。

それで、会社でもいきなり地番を示されて現地へ行くときは住宅地図がたよりになるが、それを思い出し、ゼンリンから富岡町の住宅地図をとりよせた。

単行版は今はなく、富岡町のほか一村3町が合体となった電子版なら比較的安く手に入った。

このあたりに川があり、耕地が広く余裕があり、しかも建物が数棟散在しているエリアでしぼって、拡大し名前をみたら、そのアリアは松村さんがたった二件しかなかった。
ラッキー!!!しかも一軒はグーグルアースで上空から簡単に観察でき、これではないとすぐにわかった。

もう一軒はグーグルストリートに入らないエリアのようで、名前と地番は出ている。そこで、一日がかりで出かけて現地を確認に行った。

ナビも地番を打ち込んだら、素直に案内を開始してくれた。
目的地に着くと、前回もこんな感じのところを何箇所かまわったな~と前回の付近を通り、白線のある道路から急にU字形に左にハンドルを切り、坂道をありていくと、そこには家一軒しかなく、近くの山の斜面に突き刺した塩ビ管からゴムホースを三本ほど引いて家のほうに引き込んであるのが目につき、それで、ビンゴ!と分かった。

比較的急な坂道を下っていくと、無人の民家がすこし離れたところにあったが、そこでバイクの向きを変え、では牧場があるはずとバイクの左前方をみると、ありました。

とりあえず、20数頭はいるという牛は雨の為どこかにかくれているらしく、紹介ブログに載った東屋も遠くに見える。画像をクリックすれば拡大。薄の黄色の穂先のずっと先に見えます。

これで、間違いないと坂道をトコトコと上ると、松村亭がいやでも目につく。


最近イタリアで講演されて帰ったばかりの氏自身は下の家が無人であり、こんな雨の日にバイクが降りて行って、また上がってくるので、誰だろう!?と興味を持って自宅への敷地のヘリに(奥に見える軽ワゴンの脇)たたずんで笑顔で待っておられた。アポなしなのに。世界的有名人の余裕だろう!?

右手のミニ倉庫の脇にダチョウのモモが一羽いたが、私がヘルメットを持ったまま近ずいたので、藪の中に逃げ込んだ。帰りがけに素顔でモモとよんだら目がぱっちりとして私の名前を知っているのね、という表情を見せた。









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