金曜日, 7月 23, 2010



どういうわけかスズロイ再登場!!! Remember MOTOALOY

雑誌「風まかせ」7月号の70ページに「二輪にまつわる 温故知新」と題したコラムがあり、この第16回は、どういうわけかモータロイが取り上げられている。

・・・・誰しも一度は試した魔法の添加剤・・・・ などとなっている。

この記事に触発されたわけでもないが、最近この手の類似品である自作モータロイをあきらめ、燃費改善効果の高い、粉体製品に切り替えたばかりなのに、本日再びこの自作スズロイが
空浮上してきて、タンクに投入してしまった。燃費は落ちることは、この自作品では、モータロイのように行かないことは、すでに経験済みなのにである。

それは、何故だろうか。やはり駄目だとなれば、またまたバイク屋さんに頼んで取り出してもらえばいいし、過去三万キロ以上使ってみて、燃費はともかくエンジンの調子、使用感は悪くなかったからである。

今は、燃費も過去最高だし、静粛でいいのであるが、エンジンの活性が何と言うか大人しすぎて、ちっとも面白くないのである。二輪特有のダイナミックなエンジン回転、アクセルを開けたときの反応が今一よろしくないからである。

レッドゾーンへ入れるような運転は、排気量からはまず必要ないし、するべきでもないが、常にそうした状態へエンジンがスタンバイしているような躍動感が、モータロイ無しでは薄まると言ってしまえば、たぶんそうなのかもしれない、というのが現在の実感。自由に、気ままに、思うようにアクセルを開ける楽しみが失われかねない危機感を覚えて再使用を決断。

ところで、記念にというか、記録として、どういうサイズの個体を投入したかは、後々大事になるので、記念撮影。今までのケータイでは、接写は苦手だったが、iPhoneは、OSを更新したら、接写も可能となったので、それを利用して撮った。通常のiPhone写真のデータより多くの情報が、画像データに含まれることも判明。う〜ん、いろいろと多機能なんですね。

若いとき、クラブの先輩の何名かが、グラウンド外れの部室までバイクで乗りつけるのを見てから、初めてバイクに接近し、バイク免許や操縦舫、メンテなどを概説した本を買って愛読した。使用バイクはCB450の後期型、クジラタンクではないほうだった。当時の私には、夢のバイクだったが、すぐその後CB750が40万円を切る値段で出て、時代は大きく動いて行った。それでも、原付や125ccからみれば、自動二輪や250のバイクは、もう少しで手の届きそうなあこがれであった。当時はまだ、ヤマハのスポーツ車350R1なんかも、バイク誌で見てこれで遠出をしたらどんな気分だろうなどと思いを馳せていた。何しろ、交番の掲示板には、3億円事件の
白バイなどの手配書が貼られていた時代、当時の地方警察の白バイでもR1はおろか、ヤマハの305ccなども白バイとして活躍していた時代だった。
http://plaza.rakuten.co.jp/jamborg/diary/200909160000/
そういえば、バイクの森おがのにも、これはなかったな〜。

そのバイク教本の最後に一言、バイクに乗る以上、燃費を気にした走りは、バイクの魅力をスポイルするから、という一言が印象的であったが、当時は、燃費なんて眼中になかったが、今となっては実感することばとなっている。

前回、すべてスズロイを取り去り、溶け出したスズロイのタンク内濃度がどの位までさがれば、許容できる濃度になるか注目した。この写真と同じ位のものを2箇入れていたが、それでも濃いことがはっきりし、まずすべてを取り去ったのだが、悪影響が消えた!?と思うころは、1/20くらいまで下げねば、という驚くべき結果だった。すると、一個の1/10分くらいしか
タンクに入れてはならない計算であり、一個ぐらいいいだろうでは遅過ぎる、ということになってしまう。

それで、すべて取り去ったわけだが、過去に入れて取り出されたスズロイの一粒、一粒を見ているうちに、最初ハンダロイを入れ過ぎて反省し、それをすべて取り出してから、標準のモータロイを参考にして作った二粒の経験を思い出した。多すぎてはダメ、ということでそのサイズと個数にしたのだが、昨年前半はこの2箇ですごした。ただ、特にスズロイ効果と言うかそうした傾向は感知できず、また、匂いも記憶になかった。夏以降、これでは少な過ぎると増やしていって、完全に増やし過ぎたし、昨夏は、タンク交換もあり、交換直前の時が最高にエンジンの調子が良かった記憶がある。shoさんたちと、東北道へ行ったときもこの二粒のみだった。

それで、今回はさらに減らし、一粒のみを投入して再びその特徴を試すことにした。最近入れていたスズロイは、溶かしたスズをゆっくり放熱して、スズ塊と同様のものを多量に入れて使っていた。それは、昨夏入れていたこの最初の2箇の効き目が希薄で、同じ材料なのにどうして!?と思っていたが、その時は急冷させて固めていた。それで、鉄の焼き入れを思い出し、溶け難い硬化型ではないかと推察し、以後急冷タイプはやめてしまっていたのだが、この
軟化型?スズロイは確かに即効性だったが、反面匂いがきつく、使っていて嫌だった。むしろ、本来のモータロイも、スズ合金なわけだし、合金となるとスズ単体よりも硬化していることになり、あの大きさと、その固さで、宣伝に近い効果を発揮していたと考えると、説明がつきやすいと思ったりもした。

そのための実験が、今回である。どうも、燃費はニの次で、はっきり唄っているように、RING & VALVE jobであり、圧縮保持効果が一義的で、場合によっては燃費改善効果まで出てくる、と判断したほうが良さそうだ、というのが最近の見解である。

後は、耐久性の問題があり、入れ続けても20万キロ以上効果は続く、とある。私のやり方に対するコメントに、オーバーレブに対する保護剤的に使っている、というご意見をいただいた例もある。ある古いBMWの整備をしたとき、どう見ても小石にしか見えないものが、一粒タンク内にあったが、オーナーに言わせると、これが一粒あると、エンジンの調子がいいんだということであった、という記事も見たことがある。こればかりは、やってみないとわからない。

なかのひと

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