日曜日, 11月 21, 2010
以前紹介した『理工系のフリーソフト50』という本にTeX関連ソフトが3本紹介されている。
TeX、EasyTeX、Lyxであり、前二者はウィンドウズ用とある。もっとも、TeXのほうは、LinuxもMacにも使えるらしい。
しかし、最初からMacだったので、TeXをMacにインストールするのは、敷居が高い。それで、Lyxというのをインストールしたが、ほかにまだインストールする環境があるらしく、動かなかった。LaTeXのコマンドラインが苦手という人に、とことわりがきがされていてもだ。
これまで仕事が超忙しく、暇がまるっきり無かったが、ここへ来て一段落しかけてきた。それで、またTeX環境を整備したくなった。
Macでのみ使用可能な、商業出版用ソフトとしてTexturesを使用して来たが、もともとマック用なためインテルMacになっても、すぐ使えるようにはならなかったらしい。何年か前、コンタクトしたら、既にできているが、インテルMacが未発表ではテストすらできていない、とあった。
私が使用していたのは、1.8と2.0であり、それ以前はフロッピーで提供されており、たしか最初は、ソフテックさんで買ったと思う。いまは、ソフテックさんは廃業されてしまって、現行のソフテックとは全く別である。フロッピーのカラーコピーを郵送し、1.8以降はバージョンアップしてきた。
http://www.bluesky.com/news/220b.html
を見ると、まだ2.2の初期バージョンであるらしい。10年も経っているというのに。それだけ、Mac自体の内部変化が目まぐるしく変わったためだろうと思う。
もともと商用出版用ということもあって安くはなかったが、バージョンアップとなるとだいぶちがう。それで、インテルMac用へとアップすることにした。
もともとクラシック環境下でも、いちばんイージーな方式で使用して来た。それはTextures単体としてではなく、日本人が手を加えた統合環境下で使用するという方法だ。
日本では、慶応大学の内山孝憲先生が有名だ。
http://macptex.appi.keio.ac.jp/~uchiyama/macptex.html
『私はソフト会社のユーザサポート係ではありません.』と真っ先に書かれている。それほど、TEXを正統的に使用するにあたっては、いろいろと疑問が生じる、ということだろう。また、必ずMacの機種名を、とも書かれている。アップルもコロコロと内部仕様を変えた、ということも
ある。OSも、ハードも自社開発だからこれはこれで致し方ないのだが、それにしてもインテルMac以降も、どんどん変わっている。ウィンドウズとの最大の違いは、たぶんこの点だろう。
業務用の仕事だけなら、ウィンドウズで行う方がある意味効率的だろう。しかし、それ以外ではどうだろう。出版業界などは、いまでも旧Macでないと駄目というところもあるらしい。
http://www.biwako.shiga-u.ac.jp/sensei/kumazawa/tex.html
これは、探していてみつけた。
http://yhsvtex.blogspot.com/2007/05/word-tex.html
Textures2.0時代の私のデスクトップ環境。
これを見て、探していたものはJtex Editだとわかった。
これは、大阪大学数学科の小磯先生が提供されているものだ。まだ、Textures2.0用は開発中だとある。
Texturesをインストールさえしておけば、Jtex Editを起動するだけで、Texturesがバックグラウンドで仕事をしてくれて、あとはテキストエディタだけで仕事ができる、というまさにMacライクな環境がenjoyできる、ということでこのフリーソフトを愛用してきた。ただ、数式だけは、LatexやらTexの文法にしたがって記述しなければならない。
http://www.math.sci.osaka-u.ac.jp/~koiso/JTeX.html
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