日曜日, 1月 08, 2012

さて、1月3日に300キロほど遠出してあまり燃費の大幅な低下は確認できなかったものの、通勤を含めた短距離の繰り返しでは、かなりよくない状況が続いている。1月4日から仕事始めとなり、連休が多いため納期の関係で逆算すると余裕があったはずの納品が1月4日中に届ける必要が
あり、夜バイク便で届けた。さらに連休をふくめて4日間休暇を取る社員の存在があり、その彼の持ち分もこなさなくてはならなくなり、6〜9日の4連休のため再び5日の晩もバイク便納品となってしまった。通勤をふくめ両日燃費をみると、どちらも16キロ代と長距離の場合と全然違う結果になっていて、昨年秋以降出て来た低燃費化が依然として続いている。

これでは、一時期続いていた通勤でリッター19キロ代は実現せず18キロ代も無理である。その原因は何か!?と冷静に、真剣に考えた。とにかく短距離ではエンジンが固く、長距離の場合のようにスムーズに回らないことが一番の原因のようだ、といやでも認めざるを得ない。

確かに昨年暮れ、にんじん君の結線が一部緩み、それを直したら一時軽く回るようになった記憶があるが、その後すぐに4気筒ともミラクルパワーを付けていて、以前のようににんじん君だけ、という状態ではどうか!?という確認プロセスを省略していたことは事実である。

カーネルさんのところへよく訪問していた10月頃からどうやっても燃費が落ちだしてしまい、原因不明でいわゆる摩耗による変化でトルク低下を疑っていたため、パワーアップによる対策でどうだろうかという方向に流れていた。それで、効果のはっきりしないにんじん君のお復習いを始めた。

http://ninjinkun.com/
を何気なくみていると、

という所へ目がいった。

なになに、私が認識していたのと大分違う内容の広告である。いつの間にそんなに変化したんだろうと思うくらい当初の宣伝とは違う。さらに中程までページを追って行くと



というのも目についた。素直に読めば、私が使っているツインGTというのはバイクには向かないと読める。ジーゼルエンジンには、点火プラグがないから当然としてもバイクって、漠然としてどういう範疇を指すのか不明だが、最初今度ツインGTが出ますから、今ならモニター価格で5000円程安く買えますから、使用しませんかということで買ったのだった。

そしてモニター購入だから手書きのインプレッションなどを送ったりしていて、さらに忘れた頃(二年後!?)軽自動車用に小型のトルネードシリーズが出ましたが、これをツインGTと併用するとさらに効果がでますよ、と宣伝されてこれも買ったのだったが、今回の広告では
どうも4輪専用のキャンペーンらしく、今使っている一番右のシステムは排気量が2000cc以上に適し昔から使っているツインGTは2000cc以下用ですよと読める。

まあ、排気量からいえば私のバイクはヴィッツやマーチ並みなのでツインGTだろう!?ということで、そういえば、昔の宣伝を思い出して最初から2000cc以上用のシステムとしてSC54に付けたのだった。今急にこんなこと言われも、と思い直し普通でも二個づつ付けるのはスペースが足りないくらいなので、軽用とされているトルネードは外すことに躊躇はなかった。当時はツインGTしかなく、メーカーの説明ではより高回転で使用するCB400ではもっと効果がでていますよ、というS氏の説明であった。

で外そうとして結線部のショート防止用のビニールテープを剥がしてみるとマイナス側はすっかり緩んでテープのカバーだけで繋がっている状態であった。それで、プラス、マイナスとも
小型のトルネードを外し、ボルトで締め直しまたテープを巻いた。これでGTツイン各一個だけとなり、シート下の小物スペースには余裕ができた。試しにエンジンを掛けてみるとスルッと起動した。

今の機種では、バッテリー位置が前のビッグワンの時よりかなり下の方にあるため、にんじん君は本来バッテリー直結なのだが、当初付けたり外したりの手間がバッテリー位置の関係で不便で、以前のアース線をバッテリの各端子に付け(各15センチくらい)、その反対側にそれぞれにんじん君と同じようなY端子をハンダ付けし、そこをバッテリーの端子として合計4個の
にんじん君の各二個のU端子をバッテリー締め付け用のボルトで締めてビニールテープで巻いていた。他の小物を入れる関係でバッテリーからの線とにんじん君からの二線は鋭角で結び邪魔にならないようににんじん君の間に逃げ込めるように配置していたが、カッパを押し込んだり、ネコ用の缶詰を幾つも詰め込んだりと便利な小部屋として使っているうちにいつしか緩んでいたらしい。それで、悪燃費の頃はにんじん君無しと同じ状態だったらしい。

ただ、以前のビッグワンではあまりにんじん君の効果がはっきりせず、あらたに追加したトルネードの時もメーカーに問い合わせしたとき、車種によってはそれぞれ単独のほうが良い場合もありますからいろいろ組み合わせて試してください、などと売りつける時の宣伝とはまるで
違う対応だった。それぞれ単独だとどっちがいいかわからなくて、ただ特性がそれぞれ違うようで、軽専用開発というトルネードのほうが高回転向きかな、と思う程度の違いしか分からなかったが両方付けていた。メーカーの説明で唯一変わらなかったのは、踏みつぶしたりさえしなければ効果は半永久で、乗り換えた場合でも継続して使えてお得ですよ、だけであった。

要するに以前のバイクではあまり燃費改善効果はそれほど意識されなかった。電気をきれいにする効果はあるだろうと言う事で付け続けていた。ボーリングしてシリンダー、ピストンを変えてみても、特に燃費の向上など期待できず見切りをつけた。
まあ、今年の段階ではすでにトルネードはみのさんに譲ってしまい、その後結び直してもあまり期待しなかっただけに、ミラクルパワーに目が行き過ぎて、にんじん君単独のテストは全然していなかったが、新年そうそうからこんなに燃費が悪いと、いやでもテストせざるをえないし、ミラクルパワーは、昨年3月の装着時に一回で使用を諦めたぐらいだから、テストする前から良くはないだろうなとは思っていたが、トルクはアップすることは分かっていて、そこに期待したのだったが、エンジンは固くなり、それを打ち破るにはやはりアクセルを多く開ける必要から燃費は悪くなってしまった。最初からSC54には向いていないと思った製品である。もともとRBの埼玉北店がバイク雑誌に宣伝していて知ったのだが、現店長さんは知らないそうだ。

この製品も車種によって効果は違うので、効果がなかったら返金に応じていたように思うが、shoさんの場合を除き良いと言う話しは宣伝以外では聞かない。そうですよねえ!、‥さん。

今となってはにんじん君の初の再テストしか手段は残っておらず5日の晩に決断して6日の朝にミラクルパワーを外したが、このとき、右サイドカバーを破損してしまった。寒かった早朝に作業をしたからだと思う。一個13500円だという。昔のビッグワンと全く同じ値段だ。カーネルさんの話しでは、今の部品が高いのは在庫料が加味されているからだそうだ。

それで朝走り出してみたら、低速でのトルクの少なさには改めてビックリ。しかし、今日はテストだからと恐るおそる走り出す。エンジンが暖まって来ると、どうやらそうでもないし、さらに進んでいくと、不安は消えもしかすると、これでやはり正解かなと思い出す。会社へ着く頃には夕方のテストが楽しみとなっていた。絶対、こちらのほうが燃費がいいはずだと。

それで、夕方昨年末以来の定置燃費テストコースへと向かう。行きがけはかなり飛ばして様子をみた。昔はビッグワンで14.5程度であったな〜などと思い出した。着いてみて満タンにする
とすでに昨日の16.1より1キロほどいい、17.05と出た。やはりそうだよね。あとは昨年暮れのミラクルパワーのテスト時と同じ飛ばさない走りでテストだ。その時は18.5だった。昨年春の
最初の時は約19キロだった。何もない買った当時のテストでは20.5程度だったから果たしてどのくらいか!?

ビッグワンで44キロだった表示は43.1キロでセルフに給油。消費ガソリンが2リットルだったら、燃費は21.5程度となる。2リットルで一回止め様子を見てまだ少し入ると力をいれて握ったら吹きこぼれる直前まで一気に行ってしまった。その時点で2.19リトル入ってしまった。単純計算で19.68となり暮れのミラクルパワー時よりも1キロ以上良い。

実は最初から予想できた手応えであり、途中結構飛ばしたりもしてしまった。今までで寒い夜とは言え、最短で着いてしまった感じ。スルスルと走った感じ。最初の満タンレベルは予測は難しいが2.15だと20をわずかに超える。2.1リットルだと20.52となる。いくら静かで走ったところで21.5などという数字は出て来ない、こんな短距離では!。エンジンの調子をチェックするだけのコースである。

当初、何も付けなくても買った時はおそるおそるトライして20.5位だとわかったがそれと同じレベルまで戻ったわけだ。21キロ台としたのはビッグワン表示が44きろだったのでそれを使ったのだが、SC54は43〜43.1だったので、それを補正すると20キロ半ばとなった。

こうみると、にんじん君は燃費向上効果はあまりないと思うがそう事は簡単ではない。

通勤燃費は5月頃は18.3〜4あたりだったが、その後さらにスズロイの溶かしたものではなくインゴットから切り出したものをさらに2個程追加したら19.2前後まで向上した。しばらくして燃費効果の限界を見るためにさらに一粒切り出して追加した。すると明らかにスムーズさはより確保されたが、燃費は低下傾向。一時的なものかどうか夏の終わりに房総一週で燃費は21.5を確保していた。5月から長距離は一貫して21.5以上であった。

現行のSC54は、さらに燃費は向上して25キロから25.5となっているが、それも250キロほどの高速と下道のトータルで20.43という数字を某雑誌が発表してて400との燃費差は意外と小さいとしていた。21.5以上は何の効果か判定が難しい。ただ、スズロイは音が静かでスムーズ、オイルを汚さないなど。今度の単独のにんじん君のツインGTは、アクセルをあま開けなくても回転がスムーズであり、それが好燃費に影響しているとすればにんじん君でいいのだが、スズロイのスムーズさの利点も捨てがたい。

暖かくなたら、またテストを兼ねた長距離に行き続けるしか当分結論は出ない。しかし、私のSC54にはミラクルパワーは向かない。これはたぶん真実だろう。スズロイは有鉛効果だと言う
意見もあるし、たぶんあの静かなエンジン音はエンジン保護には効果有るだろうと思っている。同様な意見をくださったかってのモータロイ愛好者の方もあった。
今回のテストでもすっかりスムーズになったエンジンは、ほぼ同じ燃費ながら、より早くよりスムーズに走れたように実感したので、その辺の効果も燃費には出ているだろう。ただ、にんじん君が外れたら燃費は落ちたからまずにんじん君の効果はハッキリしている。時間を稼いで徐々にというスズロイ系とは明確に一線を画している。リード線が継ぎはぎだらけとなったにんじん君ではあるが、メーカーのうたい文句を半分程は実証していると言うのは言い過ぎだろうか。中を分解してこんなもので効果がある筈がない、などと賛否両論であるが、各車種の特性が会えば、効果があるというのも可だし、効果なしというのも可であるだろう。shoさまのご指摘どおり、バイクの燃費は大波というのはこれも真実。

読み返してみて、ミラクルパワーについて反省すると、にんじん君を着けた状態であくまで私のバイクの場合で、という条件下での結論であり、トルクアップは確実のようだから、にんじん君無しや他の同様な機種では全く結論は不明で、あくまで各自の自己判断にお任せである。

無料アクセス解析

0 件のコメント: