木曜日, 8月 23, 2012


「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成24(2012)年8月23日(木曜日)
        通巻第3733号 
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 中国はさらなる金融緩和に踏み切るか
  周小川「金融政策にいかなる手段行使も選択肢から排除しない」
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 中国の金融政策を司るトップは周小川(中国人民銀行総裁)。すでに十年近く、中国の中央銀行総裁のポストに居座っている。
海外に出張することが多く、その活躍、国際会議ではスター並みに扱われ、誰もが周小川を知っていても、日銀総裁が誰か知らない。

 周小川は2012年8月22日、北京で開催された金融研究会の合間をぬってのインタビューで、住宅価格変動、乱高下をおさえるには、一層の金融緩和が必要かと問われたらしく、次のように答えている。
 「金融政策にいかなる手段行使も選択肢から排除しない」(ウォールストリート・ジャーナル、中文版、23日)。

 いかなる手段行使とは「通貨供給、銀行間金利、預金金利、公定歩合、為替」など、中国が選択しうる範囲はひろく、過去九ヶ月のあいだに「銀行預金率」を三回引き上げて、不動産暴落に歯止めをかけようと必至だった。

 周発言は国際的影響力を追っており、12年6月4日には「中国がIMF増資に協力しないという選択は取れないだろう」と発言した。
同年5月25日には「温洲で行われた金融改革の実験は、もっと緩やかに」として個人の外貨による投資の急進的政策にはブレーキをかけるなど、もっぱら市場の安定を狙っての発言がつづく。

 この周小川は清華大学卒業、91年に外為管理局長、97年に中央委員候補、98年、中国建設銀行頭取、同年SEC委員長、2002年に中央委員。そして03年から人民銀行総裁。現在62歳。
 父親は周建南。機械鉱業部部長(大臣)。つまり彼も「太子党」の一員である。
 
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◎ BOOKREVIEW ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ☆
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 現代日本はなにを甘っちょろいシナ観察をして敵性国家を誤断しているのか
  戦前の長野朗は、国益の視点、鋭敏な問題意識と稀な慧眼でシナを裁断していた

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西尾幹二『GHQ焚書図書開封7
 戦前の日本人が見抜いた中国の本質』(徳間書店)
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 戦前の陸軍には「シナ通」が沢山いたが、大方は軍のプリズムがあるため観察眼がねじれ歪んでいた。「シナ通」は現代日本のマスコミ用語でいえば「中国学者」か。
これという快心の中国分析は戦争中も少なかった。満鉄調査部のそれはデータに優れ、しかし大局的戦略性におとり、誤断の元にも成りかねなかった。そもそも草柳大蔵の『満鉄調査部』を読めば分かるが、かのシンクタンクには社会主義者が多数混入していた。
 当時、あれほどの日本人がシナの各地にありながら、中国を冷静かつ冷酷に客観的にみていたのは長野朗、大川周明、内田良平ら少数の学者、インテリ、ジャーナリストだけであった。
芥川龍之介の江南旅行記(『上海遊記』『江南遊記』(講談社学術文庫))もじつに面白いが、上海から南京までを駆けめぐった、地域限定であり、滞在も短く、しょせんは現象的観察という側面が否めない。しかし芥川の観察眼は作家の目であり、鋭い描写力があった。
 さて本シリーズは七冊目。
いよいよこうなると全体で何冊になるのか、想像もつくようになるが、本巻はほぼ全巻が戦前の中国観察の第一人者、長野朗のシナ分析につきる。付け足しに内田良平があるが、本巻ではほぼ付録的である。
 長野の著作は膨大で合計二十作品もあって、ほぼ全てが焚書図書となり、戦後古本屋からも消えた。好事家か、個人蔵書しかなく、それも戦後67年も経てば長野朗の名前を知っている人は中国特派員のなかにさえ稀である。
 評者は、ところで長野の著作を一冊保有しており、それも某大学図書館にあったもののコピィである。もっと言えば、それがあまりにも面白いので、某出版社に復刻を推奨したら、編集者の手元へ移り、そのまま五年か六年が経ってしまった。それが『シナの真相』、しかもこの本だけは焚書にならなかった。だから某大学図書館にあったのである。
 というわけで、このシリーズで西尾さんがほかの参冊をさっと読まれて重要部分を抜粋された。
まずは『シナの真相』のなかに長野朗が曰く。
「かの利害打算に明らかなシナ人も、ときに非常に熱してくる性質も持っている。シナ人の民衆運動で野外の演説等をやっているのを見ると、演説して居る間にすっかり興奮し、自分の言っていることに自分が熟してくる。その状態はとても日本人等には見られない所である。彼らは興奮してくると、血書をしたり、果ては河に飛び込んだりするのがある。交渉をやっていても、話が順調に進んだかと思っている時に、なにか一寸した言葉で興奮して、折角纏まりかけたのがダメになることがある。シナ人の熱情は高まり易いが又冷めやすいから、シナ人は之を『五分間の熱情』と呼び、排日運動等のときには、五分間熱情ではいけない。この熱情を持続せよといったようなことを盛んに激励したものである」。


 ▼「シナ人の五分間の熱情」と「気死」

 この文言をうけとめて西尾氏は、
「思い当たる節があります。日本にきている中国人のものの言い方を見ていると、口から泡を吹いているようですね」と指摘されている。
つい先日の尖閣問題でも、「五分間の熱情」でデモ行進をやり、「日本人を皆殺しにせよ」(殺光)と横断幕に掲げ、シナ人の所有する「日本車」を打ち壊し、シナ人が経営する「日本料理店」を破壊し、シナ人が経営するラーメンやのガラスを割った。
そして、「五分間の熱情」は、かの尖閣へ上陸した香港の活動家らの凶暴な風貌、掴まっても演説をつづける興奮気味のパフォーマンスに象徴される。以前の尖閣上陸のおりは、海に飛び込んで死んだ反日活動家もいた。

この自己制御できない熱情を長野朗は「気死」と定義し、次のように言った。
「日本人は憤って夢中になるくらいのことはあるが死にはしない。シナ人の興奮性から見れば、或いはその極心臓麻痺くらい起こして死んだかもしれない」

西尾氏は、これを『愛国無罪』とひっかけて興奮する中国製デモの興奮的熱情に見いだし、「日本レストランを襲撃したり、日本大使館に投石したり、やることが非常にヒステリックです。尖閣諸島の騒ぎの時も同じでした。国中が湧きたって、それこそ『気死』していましそうになる。じつに厄介な隣人たちです」
と指摘される。

 また長野朗は『支那の真相』のなかで、こうも言う。
 「しかしシナの混乱した状態を治めるには、最も残忍を帯びた人が出なければダメだと言われている。或るシナの将軍は、いまのシナには非常な有徳者か、それとも現在の軍閥に数十倍する残酷性を帯びた者が出なければ治まらぬと言ったが、シナが治まるまでには、莫大な人間が殺されて居る」

 そう、そうして残酷性を数十倍おびた毛沢東が出現して軍閥のハチャメチャな群雄割拠の凄惨な国を乗っ取った。

ほかにメンツの問題、衛生の問題、歴史観、人生と金銭感覚などに触れ、シナ人を裁断してゆくのである。
この長野朗こそ、現代日本人はすべからく呼んで拳々服膺すべし。しかし長野の著作はまだ復刻されていないから、本書からエッセンスをくみ取るべし。

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(註 芥川龍之介の江南旅行記(『上海遊記』『江南遊記』(講談社学術文庫))の「遊」は「さんずい」です)
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成24(2012)年8月22日(水曜日)
        通巻第3732号 
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 戦場カメラマンの死に接して「存在と無」を思った
  享年45歳。三島由紀夫をどうしても連想してしまう
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 シリア内戦の戦闘現場に散った日本人女性ジャーナリスト。山本美香さんは享年45歳。一見、梶芽衣子風の美人。和服が似合いそうだ。
 筆者は生のとなりにある死、不意の死を考えるとき、いつも「存在と無」に思惟がいきついてしまう。サルトル実存主義の信奉者でもないが、存在が突如、不在になる。我が国の仏教思想でいえば色即是空の世界。この世界の存在はすべて無である。『般若心経』の肯綮である。

 三島由紀夫は遺作『豊饒の海』の最後の場面を「なにもないところに来てしまった。庭は夏の日だまりのなかでしんとしている」と書いて逝った。
 「此后再不聞任何声音、一派寂寥、園里一無所有、本多想、自己是来到既無記憶又別無他的地方。庭院沐浴着日無尽的陽光、梢無声息。。。。。。。」(2011年。北京作家出版社、林小華訳)
 三島由紀夫は享年45歳。

 さて筆者は戦争現場から遠く離れた安全地帯に身を置くので、とやかく彼女の死について発言する気持ちもなければ、美しくも壮絶な死に様に大所高所から云々することは控えたいと思う。

 ベトナム戦争がつづいていた頃のサイゴン(現在のホーチミン)。
1972年師走から翌正月にかけて、筆者は重いカメラを担いでベトナム戦争の末期を取材していた。サイゴンの書店で見つけたのは鈴木大拙と、西田幾多郎のベトナム語訳であった。
 連日連夜、市内の何処かで銃撃があり、爆発音が聞こえ、筆者が泊まっていた河畔の宿「マジェスチック・ホテル」は外国人記者のたまり場だったが、夜、砲撃を受けたこともあった。開高健も、このホテルに投宿したことがある。

 73年バンコック。「血の日曜日」といわれた学生大量虐殺によってタノム首相は海外へ亡命し、軍事力による民主化弾圧は逆効果となった。軍は死体を隠した。筆者はすぐにバンコクへ飛んで学生指導者らとインタビューを重ねた。かれらが日本人と聞いて興味を示したのは三島由紀夫の自決だった。

 紛争地は随分とまわった。パキスタン、イラン、イスラエル、キルギス。。。。。。。。
 1988年のイラン・イラク戦争ではファオ半島の戦闘現場に二台のカメラを持参した。死体がごろごろとして、すぐ前方ではイラクの兵士が銃撃をしていた。さきほどまで銃を構えていた兵士が砂漠に横たわり、死臭をかいで蠅が無数にたかってきた。やはり筆者の脳裏を去来したのは「存在と無」である。

 1989年から91年にかけてロシア内戦、エストニアの戦闘があった。やはり望遠レンズ付きのカメラを二台かついでバルト三国へも出かけた。各地に戦闘の残骸をみた。

 そして気がつけば、ベルリンの取材のとき、45歳になって、筆者は重いカメラを担いで走る体力が尽きた。
戦争ジャーナリストは結果的なものであり、この仕事はもはや体力的に無理であると悟ったのも、自らが三島由紀夫の享年を超えるという自覚に基づく。
 個人的なことを加筆すればその後、五十歳で大病を患い、以後幸いにも十六年も続いている人生は付録のような僥倖、いまも現場はひたすら歩くけれども持参するのはデジタル・カメラ。戦場をはしる体力がないので、ともかく中国のあらゆる『現場』をみることにしている。
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 日本人女性ジャーナリストは「アレッポ」の罠にはまったのではないか?
  外国人女性を標的にした外国メディアに「反政府側」への同情キャンペーン
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 シリアのアサド政権は末期、しかしロシアとイランが露骨に支援している。反政府ゲリアには英国などが医療、衛星通信などの支援をしているが武器弾薬が不足している。そのうえ反政府側は組織が分裂しており、統一した組織ではない。政府系のスパイももちろん混在している。
 しかし国連監視団が撤退し、アナン特使が逃げ出し、すでに内戦で18000名が死んだ。血みどろの内戦に解決の見通しはない。
 リビアへのNATO空爆はカダフィを滅ぼしたが、シリアへのNATOも介入もなければオバマの米国は冷淡に見ているだけである。冷酷に言えばシリアには石油がでない。


 ▼ユーゴ分裂、セルビア孤立の背後には情報操作があったように

 さて1990年代、ユーゴスラビアが内戦状態に陥り、結果的にはセルビア、ボスニア&ヘルツェゴビナ、クロアチア、スロベニア、モンテネグロ、マケドニアの六つに分かれ、コソボが独立を宣言した。

 内戦の段階で、国際世論は突如、セルビアをナチスと同一視しはじめ、「悪魔」として扱い、NATOが空爆、米国も五千メートル上空から「介入」し、セルビアの指導者ミロセビッチ、カラジッチを国際裁判にかけた。ロシアは内政が混乱し、セルビア支援ができなかった。

 国際世論が突然、反セルビアになったのはサラエボのバザールでおきた爆破テロ。後日、これは「やらせ」であることが判明した。
ずばり言えば国際世論の関心を引くための自作自演である。
その後、セルビアを悪魔に仕立て上げて、サラエボ優位の世論づくりという巧妙な情報操作をやってのけたのは米国のPR会社に依頼したボスニアの外務大臣だった(詳しくは高木徹『戦争広告代理店』、講談社文庫)

 今度のアレッポの罠とは?
 なぜ山本美香さんを案内した反政府系武装組織が道を間違えたり、急に政府軍(らしき)が飛び出したりしたのか? 反政府系武装組織は外国人ジャーナリストを案内しておきながら、まっとうな護衛をしていないのは何故か?

 外国人記者等はトルコ南部キリルから越境して、アレッポに向かう「取材ルート」があり、この道筋は反政府側のテリトリィのようである。
 ということなどを類推していけば、ある種の推論が成立するだろう。


 アレッポで山本さんと行動をともにした佐藤和孝氏が言うには襲撃してきたのは、「政府軍兵士とみられる」(読売新聞、8月22日都内最終版。以下引用は同紙)。ヘルメットに迷彩服の武装集団「十五人前後の一団」と遭遇したとした。
 山本さんらは「反体制派武装組織『自由シリア軍』に同行取材していた」。
 しかし「自由シリア軍系組織の幹部は、銃撃したのは政府軍と民兵『シャッビーハ』の混成部隊との見方をしめした」。
 

 ▼外国人記者のシリア取材を護衛付きで斡旋する「反政府」組織

 外国人記者の取材をトルコ南部のたまり場で、「警護付きのエスコートを斡旋すると商談」を持ちかけ、「自由シリア軍の中堅幹部がいとこ」という斡旋業者は「五日間で500ドルの報酬」を読売新聞記者にも持ちかけた。

 山本美香さんは、明らかにねらい撃ちされている。
 女性の外国人記者を狙い撃ちするのは過去にも何例かあるように。

 山本さんがアレッポ市内で撮影してきた、その「最後の影像」が日本テレビで放映されたが、「この最後の影像は、銃撃戦後、ふたりの取材に協力していた反体制派武装勢力の関係者に届けて貰った」。
 この報道文章からも「自由シリア軍」とは別の「反体制派組織」と「反体制派勢力」という微妙な使い分けがされているうえ、「その関係者」ということになっている。
これらの細かな事実にも留意しておく必要があるだろう。

 そして真相はいつものように藪の中である。
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 793回】                     
   ――公道不公道・・・自由天知道
 

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ここ数日、香港の新聞各紙は一面全体を使って中国における反日運動の情況を詳しく伝えている。運動参加者が掲げるプラカードに書かれた反日スローガンを拾い読みしていると、なにやら不思議な思いに駆られてしまう。

「小日本(日本に対する蔑称)は釣魚島からトットと出てゆけ」「釣魚島は中国のものだ」「我に銃を、砲を。立って釣魚島を守るぞ」「日本帝国主義、打倒」「日寇を駆逐し、我が中華の神威を宣揚し、日本による中国領土の侵略・占有に反対せよ」「我が華夏(ちゅうごく)を侮辱するなら、遠路なれど必ず誅すぞ」「領土主権、寸土も守れ」「南京の痛み、釣魚島を守れ」「我が中華を愛し、日本製品をボイコットせよ」「我が魚釣島を還せ」「中華の振興は一人一人の責務だ」などは常套句といったところ。先ずは“穏当”な表現だ。

一方、「釣魚島への出兵を政府に強く要求する」「政府の不作為に抗議する」といった政府の対応の軟弱さへの抗議も見られるが、「日本人に出遭ったら、必滅だ」「腐ったヤツラを叩き出し、政府にヤキを入れ、日虜を駆逐し、琉球を取り戻せ」「直ちに日本と断交し、宣戦を布告し、核を使って東京を攻撃せよ」などといった類の“勇壮”なものもあった。かくして「全土の壮麗なビルをすべて墓石にしてもいい、日本人を皆殺しだ。大陸に草が生えなくなってもいい、釣魚島の奪還だ」と、“悲壮な決意“はエスカレートするばかり。

以上の表現は“想定内”だったが、「鬼子(日本人に対する最も激しい蔑称)が我が釣魚島を奪うなら、鬼子の親娘(カーちゃん)を×××まうぞ」には正直言って開いた口が塞がらなかった。いや恐れ入った。なお、「×××」は敢えて訳しませんでした。

反北京の論調で知られる『蘋果日報』(8月20日)は、「公安傍観、デモは騒乱へ」との見出しで中国全土で最も過激な反日運動が見られたといわれる深?でのデモを詳細に報じている。暴徒はレンガを投げ、棍棒で日本レストランを襲った。そこで従業員が「レストランは中国人の経営だ」と叫ぶが、彼らは「この漢奸め」と怒鳴り返す。漢族の仇敵に身も心も売った最低最悪の民族的裏切り者と断罪されてしまった、というわけだ。可哀想に。

暴徒は行き掛けの駄賃よろしく、病院に向かおうとしたホンダの車を襲撃し、レンガでガラスを割り、車体全体をボコボコに壊し、最後はひっくり返してしまった。周囲のデモ参加者、いやヤジウマが囃し立てたことは勿論だが、被害者が「これは暴民の行為だ。公安は見てみぬ振りだ。
オレの車をぶっ壊すのが愛国なら、オレがダイナマイトで橋を爆破するのも愛国か」と訴えるが、公安は相変わらず見てみぬ振り。

ところで盧溝橋事件2年前の1935年、林語堂はニューヨークで欧米人向けに英語で『MY COUNTRY AND MY PEOPLE』(邦訳は『中国=思想と文化』鋤柄治郎訳 講談社学術文庫 1999年)を出版し、「中国人はたっぷりある暇とその暇を潰す楽しみを持っているのだ」。
そこで「十分な余暇さえあれば、中国人は何でも試みる」と説いた。かくて「蟹を食べ、お茶を飲み、名泉の水を味わい、京劇をうなり・・・子供を産み、高鼾を立てる」まで58種類の暇潰し法を挙げているが、その43番目に「日本人を罵倒し」とある。

「反日は我らが暇潰し法の1だ」と開き直られても、「ハァそうですか」と納得するわけにはいかない。
それにしても「鬼子の親娘を×××まうぞ」などを持ち出す辺りに、なにやら彼の民族の本性を見せつけられたような気がする。小人閑居して不善を為し、暇を持て余しては愛国無罪を叫び反日暴民と化す・・・おいおいキミたちは正気かい。
《QED》
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(読者の声1)宮崎さんが『なぜアメリカは対日戦争をしかけたのか』という本を紹介されたチャンネル桜の「討論」の席に、田中英道氏が加わっておられるのをユーチューブで拝見しました。
田中先生は、今月5日に福岡天神で講演され、その時の演題が、「社会主義者ルーズベルトの正体と日本改造計画」となっており、小生は中川八洋氏なら「社会主義者近衛文麿の正体」という演題にするかもと思ったことでした。
ルーズベルト周辺のコミンテルン工作員については、その多くを戦後マカーシーが弾劾し、露見したものは投獄、自殺、亡命の運命を味わいました。
マカーシーは、マーシャルにまで中国共産化の責任を追求し、その影響が広範囲に及んだためマスコミから嫌悪され非難されましたが、近年公開されたヴェノナ文書により彼の訴えの多くが正しかったことがわかりました。
ひきかえ、わが国にはマカーシーもヴェノナ文書も現れず、尾崎秀実がゾルゲとのからみで刑死したのがむしろ例外で、近衛周辺の社会主義者はほとんどが正体を暴かれることなく、多くは枢要の地位にあって無事生涯を全うしています。
わが国の政府は、売国政治家河野洋平や東京大空襲を行ったルメイ将軍にも最もよい勲章を出したことですから、近衛周辺にいて国を裏切った人たちの中にも栄達を極め、高位の叙勲の榮に浴した人たちがいたのではないでしょうか。
スウェーデン駐在武官小野寺が、ヤルタ会談でドイツ降伏後のソ連の対日参戦約束、ベルリン陥落後ソ連軍戦車の全力東方移送といった貴重な情報を報告しますが、それを軍の中枢にいた数人が握りつぶしています。
瀬島龍三もその一人かと疑われ、彼はまたコミンテルンとのつながりを噂されながら、黙したまま世を去りました。
コミンテルン工作員ハーバート・ノーマンと親しかった都留重人、赤い貴族と言われた西園寺公一、この人たちも追及を受けることなく天寿を全うしました。 
往時の責任を問わないわが国の流れですが、目の前で起こっていることども、北京オリンピック聖火リレーで長野県での赤旗乱立と、わが国民が怪我を負わせられながら中国人の逮捕者が出なかったことを得々として喜んでいた高村外相、当時の福田内閣。
現在、尖閣列島の危機を迎えながら、関係閣僚会議に最もかかわるべき防衛大臣の出席すら認めていない卑屈そのものの現野田内閣の所業を、今を生きるものの歴史の証人としてしかと見つめておきたいものです。
  (九州在住 愛読者)


(宮崎正弘のコメント)その画像、小生は見ておりませんが、ご指摘の書籍は加瀬英明、スコット・ストークス共著(祥伝社新書)ですね。九月に、この本の出版記念会が行われる予定です。
 田中英道さんにはフランクフルト学派とコミンテルンの陰謀とCIAの前身であるOSSのなかに巣くった共産分子、反日分子の戦略を分析した名著があります。
 『戦後日本を狂わせたOSS「日本計画」―二段階革命理論と憲法』(展転社)
 http://www.amazon.co.jp/%E6%88%A6%E5%BE%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%92%E7%8B%82%E3%82%8F%E3%81%9B%E3%81%9FOSS%E3%80%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%A8%88%E7%94%BB%E3%80%8D%E2%80%95%E4%BA%8C%E6%AE%B5%E9%9A%8E%E9%9D%A9%E5%91%BD%E7%90%86%E8%AB%96%E3%81%A8%E6%86%B2%E6%B3%95-%E7%94%B0%E4%B8%AD-%E8%8B%B1%E9%81%93/dp/4886563619


http://blog.goo.ne.jp/narudekon/e/540e8525fd7cb8f83915b44482795c8e
皆さん、既にお気づきでしょうが、今のきな臭い状況は、あわよくば第3次世界大戦へ発展させようという、イルミナティの筋書きです。騙されて、国と国の不和、国民と国民の不和を、煽られないようにしたいものですね。ここは、きわめて冷静に、芝居の裏側を見抜かなければなりません。

このベンジャミン情報によると、韓国の李明博=イルミナティの手先ですが、彼は、先の大統領、盧武鉉の暗殺に関係しているようです。盧武鉉が投身自殺、というのは偽装だったのですね。この情報、騙されっ放しの韓国人に教えてあげたいものです。

また、以前から流れていた情報ですが、今回も、「横田めぐみさんが、金正恩の母である」ことを、確認しています。彼は、「そのため、金正恩は、日本びいきである」と、言っています。最近の北朝鮮は闇の勢力の支配を脱してきたようだ、という観測が他でも主流になっていますが、「北朝鮮と日本の接近」、そのことも、イルミナティの傀儡、李明博を焦らせ、とんでもない愚行に走らせた原因かもしれません。

尖閣に上陸した香港の活動家が、闇の勢力に金で雇われたちんぴらだったという証拠が上がってきているように、突然、燃え上がった日中韓の領土問題は、イルミナティの最後の悪あがきである、それを見抜く人が多くなってきています。

「夜明け前が一番暗い」のです。もう少しですから、良いこと、明るい未来をビジュアライズして、日々を送りたいですね。』
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成24(2012)年8月21日(火曜日)参
        通巻第3731号 
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 薄煕来夫人の谷開来は予想通り執行猶予付き死刑判決。実行犯は懲役9年の軽さ
  ついに権力のトップは「総主流派体制」から「総腐敗派」構造へ
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 安徽省合肥。上海から新幹線が繋がっている。安徽省は胡錦涛の故郷。次期首相と目される李克強の故郷。薄夫人の裁判は犯行現場の重慶からはるかに遠隔地が選ばれた。

 英国人ビジネスマンの殺害容疑で起訴された薄煕来夫人、谷開来の裁判は、この安徽省合肥で行われ、異例の超スピートで判決が出た。
予想通り執行猶予付き死刑判決。実行犯の張暁軍は懲役9年の軽さだった。もとより英国は死刑を希望しておらず、犯罪の具体的中味を知りたがった。裁判では一切、肝腎なことが明らかにされず、薄一族の不正なカネがいかにロンダリングされ、どのような方法で海外へ送られたか。その総額は1000億円程度なのか、もっとあるのか。英国人はどのように絡んだのか?

 裁判は英国人から脅かされての犯行という筋書きで、不正送金などは一切触れず、まさに死人に口なし。そのうえ開被告には手錠もかけられず婦人警官に拘束され、特別扱いもここまでとなると、この裁判はまさに茶番である。

 判決理由はあくまで英国人から脅迫されて、息子の安全が脅かされたこと。薄夫人は精神不安定となり、とても正常な判断が出来なかった。そのご重々反省しているなどの理由がまことしやかに並べられた。米国にいる息子の出廷はなく、これらを裏付ける証人の出廷もなかった。

 実行犯は雇用主の命令だから懲役9年は考えられるにしても、犯行後、事故死を偽装した重慶の警察幹部四人も同時に起訴され、そのうちの責任者には懲役11年とバランスが取れていない。

 そもそも海外への財産移転、不正送金、巨額賄賂の海外での運用は共産党高官全員がやっている。中央委員の85%が子弟親戚兄弟が海外に暮らしており、二重国籍であり、高官一万人が海外へ持ち出した財産は3000億ドル内外と推定されている。
 だから薄夫人の裁判では、この実態が漏れると高官全員の立場がなくなるため、不問に付したのだ。かくて総主流派体制は、総腐敗構造であることを立証した裁判結果となった。
 
 このような腐敗国家が長持ちするだろうか?
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 読者の声 READER‘S OPINIONS どくしゃのこえ 読者之声
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(読者の声1)上海の株式指数が2100を割って年初(26xx台)来、最安値を更新中です。
人民元の最近の安値基調を考えると、円換算、ドル換算では、さらに大幅安です。余り報道されませんが、じわじわと確実に進行しているようです。
1500を割ったら、不動産投機で儲けた金で株式投資をしていた連中に大恐慌が起きて、他の投機対象のアセットにも大きな影響を及ぼしかねません。かれらの多くが1500くらいの時に株式投資を行ったからです。
中国が一気にデフレに向かい世界中から資金回収に向かうか、穀物価格大暴騰を好機に、一気にインフレ政策をとってインフレで価格矛盾をごまかすか、中国政府がどちらの道を取るか、取らざるを得なくなるか見ものです。
ところで、今から二年余り前に近い将来、稲田朋美氏が日本の首相になるであろうと書いたのは、希望的観測でも、私の直感的予測でもありません。
ある日本の政局に大きな影響力を持った勢力が、次期日本の指導者として稲田氏を推すことに決めたとのうわさを聞いたからです。じわじわとその効果が出てきているように思います。
今、表面的に見えるより高い確率で稲田政権実現の可能性があるように思います。
  (ST生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)雑誌『正論』のアンケートで、50人ほどの保守系の人々が回答しています。「次の総理は誰がふさわしいか?」。
第一位は石原慎太郎、第二位は安部晋三。そして稲田朋美議員は堂々の三位でした。むろん、小生も稲田さんに票を入れました。



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(読者の声2)貴誌前々号でしたか、中国軍の人事予測のなかで、「常万全は各軍管区参謀長、師団長、作戦部長、国防大學教授、総参謀長を歴任した」とありますが、
常万全は現在「総装備部部長」であり、総参謀長は陳炳徳です。
  (KY生、渋谷)


(宮崎正弘のコメント)参謀総長を経て、いまは総装備部長でした。神舟7号の打ち上げを指揮した「実績」で、次は軍事委員会副主任という観測がありますが、すでに63歳。どうでしょうか?
 しかし注目すべきは、常万全は前瀋陽軍管区司令員です。次期出世頭の張又侠(現瀋陽軍区司令員)の一年先輩格ということになり、そのうえ現在軍人トップの徐才厚が、この常を気に入っているとか。



  ♪
(読者の声3)竹島・尖閣問題でNHKですら「島根県の竹島」と報道しているのに、共同通信はあいも変わらず「日韓が領有権を主張する竹島」、朝日新聞同様に世の中の空気が変わったことが読めていないようです。
韓国の大統領選候補は今後もさらに「反日」を競い合うことでしょうから、次の大統領が誰になろうと日本との関係改善は不可能。
犬を甘やかすと自分が人間よりも上位だと勘違いしますが、韓国を甘やかし過ぎたためにここまで増長してしまいました。
ネットでよく見かけるものにつぎのようなものがあります。本物かどうかわかりませんが、現在の韓国を見ると本物かと思われます。

併合時の日本政府から朝鮮総督府への通達

一、朝鮮人は対等の関係を結ぶという概念がないので、常に我々が優越する立場であることを認識させるよう心がけること。

二、朝鮮人には絶対に謝罪してはいけない。勝利と誤認し居丈高になる気質があり、後日に至るまで金品を強請さるの他、惨禍を招く原因となる。
三、朝鮮人は恩義に感じるということがないため、恩は掛け捨てと思い情を移さぬこと。
四、朝鮮人は裕福温厚なる態度を示してはならない。与し易しと思い強盗詐欺を企てる習癖がある。
五、朝鮮人は所有の概念について著しく無知であり理解せず、金品等他者の私物を無断借用し返却せざること多し。殊に日本人を相手とせる窃盗を 英雄的行為と考える向きあり、重々注意せよ。
六、朝鮮人は虚言を弄する習癖があるので絶対に信用せぬこと。公に証言させる場合は必ず証拠を提示させること。
七、朝鮮人と商取引を行う際には正当なる取引はまず成立せぬことを覚悟すべし。
八、朝鮮人は盗癖があるので金品貴重品は決して管理させてはいけない。
九、朝鮮人には日常的に叱責し決して賞賛せぬこと。
十、朝鮮人を叱責する際は証拠を提示し、怒声大音声をもって喝破せよ。
十一、朝鮮人は正当なる措置であっても利害を損ねた場合、恨みに思い後日徒党を組み復讐争議する習癖があるので、最寄の官公署特に 警察司法との密接なる関係を示し威嚇すること。
十二、朝鮮人とは会見する場合相手方より大人数で臨む事。
十三、朝鮮人との争議に際しては弁護士等権威ある称号を詐称せる者を同道せる場合がある。権威称号を称する同道者については関係各所への身元照会を徹底すべし。
十四、朝鮮人は不当争議に屈せぬ場合、しばしば類縁にまで暴行を働くので関係する折には親類知人に至るまで注意を徹底させること。特に婦女子の身辺貞操には注意せよ。
十五、朝鮮人の差別、歴史認識等の暴言に決して怯まぬこと。証拠を挙げ大音声で論破し沈黙せしめよ。
十六、朝鮮人との係争中は戸締りを厳重にすべし。仲間を語らい暴行殺害企てている場合が大半であるので、呼出には決して応じてはならない。
 最後から二番目の「朝鮮人の差別、歴史認識等の暴言に決して怯まぬこと」というのはまさに現在の状況です。
韓国は事後法で親日派の財産を奪うという近代以前の国です。韓国がオリンピックを開催した1988年に起った「大沢プレス事件」では社長が日本大使館の公用車に乗っている所を襲撃されて一ヶ月以上も拉致監禁された。社長は結局、5000万円の補償金と大統領側近など政府筋に2000万円もの裏金を支払う事で開放されました。給料不払いだのと問題になった「スミダ電機事件」も同じ頃。今の中国も撤退しようとすると日本人は空港で逮捕されかねない。中国進出は株と同じで余裕資金で行う、あるいは全部捨ててもいい、くらいの覚悟がないとできませんね。
広州の反日デモの映像では毛沢東の写真が多数掲げられていました。あまりにも格差が拡大している中国、「不患貧 患不均. (乏しきを憂えず、等しからざるを憂う 孟子)」あるいは「有国有家者、不患寡而患不均、不患貧而患不安」、「国を有(たも)ち家を有つ者は、寡(すくな)きを患(うれ)えずして均(ひと)しからざるを患え、貧しきを患えずして安からざるを患う」
という言葉があります。
農村部よりよほどまともな生活をしていても金のかかる都市部では底辺層と感じる人間が増えているのかもしれません。派閥争いのデモごっこならいいのですが、底辺層の不満に火が点いたらどうなることやら。
共産党の高級幹部が子弟をアメリカなどに脱出させている現状を見ると共産党支配もあまり長くないのでしょう。
  (PB生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)いま中国でおきていることはご指摘の通りです。高官の子弟はあらかた海外逃亡の準備終了です。ヒラリーが言ったように「中国は長くは持たない」



   ♪
(読者の声4)先ず尖閣防衛を固めよーー中、韓、露を分断し「当面の敵」を1つに絞れ
 尖閣諸島への中国当局黙認での香港活動家上陸、竹島への韓国の李明博大統領上陸、北方領土へのロシアのメドベージェフ大統領上陸と、先月から今月に掛けて領土問題が同時噴火している。
これらの動きは、現下の日本の弱体化と対米関係の混乱状況を狙った上で、3国が水面下で連携しているか、阿吽の呼吸で平仄を合わせている要素が少なからずあるだろう。

 これらに対するに、現政権のように個別の対応で右往左往する以前に、全体戦略、グランドストラテジーが必要である。
クラウゼヴィッツの格言、「戦争は他の手段を以ってする政治の延長」を持ち出すまでも無く、外交と戦争に関する戦略の定石は、ほぼ同じである。即ち、敵は分断し離反させ、当面1つに絞らなければならない。

 竹島、北方領土は、韓国、ロシアが実効支配している上、両国は当面はそれ以上の領土・領海拡張の意志と余剰国力を持っていない。一方、中国は領土・領海拡張と資源争奪の野心を隠さず、日本が実効支配している尖閣諸島を「核心的利益」と位置付け公言し、今秋の共産党大会後の習近平体制もそれを引き継ぐと見られる上、秋には大船団での活動家の上陸が計画されている以上、「当面の敵」は当然に中国という事になる。
尖閣問題に関しては、具体的には以下の方策が喫緊に必要である。
●領土領海防衛関連法案の強化と共に、この成立を待たずに尖閣への海上保安体制の強化、自衛艦による援護体制強化、陸上自衛隊もしくは警察官の常駐、多用途港湾施設の建設、事態発生時の複数シナリオによるシミュレーション及び実地訓練、米軍との具体的協力体制確定、ASEAN諸国との連携、国際世論への訴え、及び日中二国間対話の強化等が必要である。

 一方、竹島、北方領土問題に対しては、当面は以下の方策が適切である。
●今回の竹島上陸問題は、李大統領の個人的保身から出た要素が強いため、日本は国際裁判所提起や日韓通貨スワップ協定の非延長等の手続きを冷静に進めつつも、常に逃げ道を用意してやり、今冬の韓国大統領選の結果と新大統領の対日政策を見極めて、対処する事である。

●北方領土問題は、首相当時のプーチン氏が東日本大震災後、天然ガスの融通を申し出たように、文字通りプーチン大統領がキーパーソンであり、交渉の脈がある。
シベリア開発、日露の天然ガスパイプライン敷設への投資等は、両国の共通利益になりWIN・WINの関係を築けるが、日本側が愚図愚図しているため、ロシアが北方領土で挑発して来ているとも言える。
積極的に打って出て、プーチン大統領の国内的立場を強化する事が、恐らく北方領土問題で日本に対し譲歩する余地を広げるだろう。
また、東欧・中東では、ロシアと米国の利害は相反するが、極東・太平洋では、中国への牽制も含めそうではないため、日本は米露の橋渡しを務め得る可能性すらある。
 「国際的な大義を伴う長期的国益の追求」の外交理念の下、総合的な戦略のグランドデザインを立て、各国に対して当たるべきである。
 
 なお、中国は「当面の敵」かも知れないが、決して永遠の敵ではない。しかしながら、現代に於ける時代遅れの帝国主義国は、その野心を未然に屈し民主化し、その牙を抜かなければならない。
  (KS生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)9月7日からでしたか、ロシア極東のウラジオストックでAPECが開催されます。
一昨年、ウラジオの開発ぶりを見に行きました。無人の原野を開発して道路を造り、橋を架け、リゾートホテルと国際会議場を建設していました。原野をジープで行ったときは迫力がありました。貧困のなかでもロシア人は誇りというモラルがあります。これは中国人と朝鮮人は持たない。
 プーチンが号令をかけての「ウラジオストックAPEC」。オバマは来ませんが、日本はどれほどのチームを率いて行くのでしょうかね。
 国際政治のマキャベリズムから言えば、日本はロシアを梃子とする必要が断固として存在するのですが。
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(1)「バブル破産の現場をみにいく」(『北国新聞』、8月13日号)
(2)「パオトウの怪」(『月刊日本』9月号、8月23日発売)
(3)「レアアースと石炭でバブル破裂の震源地になるのか、内蒙古自治区」(『エルネオス』九月号、8月31日発売)
(4)「中国の腐敗糾弾デモの背景」(『サピオ』、9月19日号、8月28日発売予定)
(5)「日本化する中国」(『正論』十月号、9月1日発売)
(6)「レアアース・シティ=包頭に行ってみた」(『共同ウィークリー』、9月10日号)
(7)「書評 民主主義の基幹を論ず」(拓殖大学日本文化研究所『新日本学』、秋号)
(8)「日中国交回復四十年 周恩来、トウ小平、江沢民列伝」(『臨時増刊 正論』、九月20日頃発売予定)
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日曜日, 8月 19, 2012

最近の情報から宇宙人達にはいろいろな種類がいるようだとわかった。そして超近未来の年末前に彼らは人類の目の前に、かって月に到着した宇宙飛行が見たように、宇宙船とともにDISCLOSUREの一環として現れるという予定だと言う。

NASAは、月に到着したときにUFOやらETたちがぞろぞろカメラに映り込んでは困ると考え、あらかじめ地上では、そうした心配のない画像を撮影し、いつでもまずいと思った時には画像を切り替えるような手はずをしていたという。

これが月に到達した映像はフェイクだといういわれの一因らしいが、実際には実物のUFOやら宇宙人たちが地球から月へ到達した飛行士達を見物中の中へ降り立ってしまったらしい。このことからも彼らが好戦的であるという危惧はいちおうないようである。

それでここらで一応知識の整理として、光の銀河連邦とは?とか宇宙人達、とりわけシリウス人とかプレアデス人などというヒューマノイドたちは一体どういう種類なのか本格的に知りたくなった。

すでに人類の手になるUFOもあって惑星間を光速以上で飛べるらしいが、飛行原理は反重力方式一本やりで、Et達の乗り物とは別種らしい。彼らの乗り物には継ぎ目がみられないそうである。いずれにしろ、間もなく開示されることを切望することしきりである。

今まではそうした情報はシリウス人のサルーサさんからの情報を毎号チェックしているが、そのその他にプレアデス人の情報もネットにあふれている。

その中でプレアデス星人で調べると下のようなサイトが見つかった。

で、プレアデス星人からのメッセージがあるというので、画像をみたが、基本的に字幕だけだった。それで一日がかりで文字起こしを行った。以下のものである。
LOVE is the solution for everything

『こんにちわ、アラーエです。
プレアデス(スバル)星団から来ています。
私は銀河連邦のメンバーです。
銀河連邦ではこの宇宙の何千もの種族が一緒に仕事をしています。これはサイエンスフィクションではありません。
もし、あなたに知性があるなら、批判する前にこの情報について調べてみるでしょう。
銀河連邦ではこの宇宙の何千もの種族が一緒に仕事をしています。
私は意識の開発についてのセミナーをドイツ、スイス、オーストリアでたくさん開いて来ました。
私たちの多くはボランティアとしてここに住んでいます。
各自それぞれの能力と役割を持っています。
地球上の否定性をなくす事が目的です。
この宇宙は本来、いくつもの異次元にいる生命体で満たされています。
でもその事はあなたの惑星では秘密にされています。

あなた方の暗黒の政府たちは、異星人や意識の開発についての話題はばかにします。
そうすればあなた方はそういったことに興味を持たず、そういった話題を笑いものにするようになるからです。
権力の座にいる人たちは、何千年も前から異星人や宇宙の法則について噓をついてきました。なぜなら、彼らはあなた方に対する権力を失う事を恐れているからです。
もし、これを信じないならば真実を知る努力をしてください。
証拠は存在します。でも、それは自分で発見する必要があります。
そうして初めてあなた方はそれを信じ、知るでしょう。
彼らはあなた方が否定的エネルギーを生み出し、彼らのために奴隷として働くことを望んでいるのです
それはあなた方が自分たちの税金で彼らの戦争の費用をまかない、精神性や異星人に関係することをことごとく笑いもにすることによって行われるのです。
彼らは宇宙からのニセの写真を見せているのです。
彼らがいつもあなた方に噓をついてきたことに対し、あなたは非常に憤りを感じるでしょう。
他の星から来ているもっと進化した人たちはあなたをこのシステムから解放したいと思っているのです。
真実は宇宙には全て住人がいるのです。
これは自然な事でサイエンスフィクションではありません。過去に地球を訪れた大勢の宇宙人達は原始的な地球の人々によって天使または神として崇拝されてきました。
これが地球上に今でも宗教や信念しシステムがあることの現実です。
あなたは何千年も前にここにいた異星人に祈っているのです。
調べる努力をしてください。
あなたが信じようと信じまいと、真実はそれがいつも現実だったのです。
肯定的な宇宙人と否定的な異星人です。
地球の数千人の人々はすでにこの事を知っています。
でもこれから数年のうちにあなた方が宇宙で唯一の生命体であったことは一度もなかったことを、みんなが知ることになるでしょう。(昨年春に投稿された、作成は何時だかは不明)

空にたくさんの宇宙船を見た時、ショックを受けないでください。
どの宇宙船が愛を送っているか見抜いてください。
それらは精神性を持った宇宙船です。
否定的な異星人のうちのうちのある者たちは私たちプレアデス星人のふりをしています。
一部の人たちは彼らと接触して誤った情報を広めています。
本物のUFOの光景に惑わされないでください。
もっと大事な事は、この宇宙船の中に誰が乗っているかと言うことです。
あなた方の背後で、光と闇の間の戦争が行われています。
それはあなた方が生きて来た12000年前から精神的な隷属状態からあなた方を解放するための戦争です。(他では13000年という説がある)
あなた方は地球上で自由ではありません。あなた方は自由とは何だったのか忘れてしまっているのです。

あなた方が知っていることといえば、憎しみ、暴力、テロ、タバコ、麻薬、税金、テレビで見せるためのニセの政府、恐怖、信念システムそして迷信だけです。
秘密の政府があなた方を支配するためにこういった事を作り出しているのです。彼らは自分たちでテロを作り出しているのです。
そしてまた軍隊と支配のための技術に合法的にさらに権力を持たせる事ができるからです。
彼らの目的は否定的エネルギーを増幅させる事です。
あなたはそんな世界に住んでいたいのですか?
あなた方の多くは信じないでしょうから、もう一度言いますが調べてください。
証拠はあります。
でもそれを見つけ出す努力をする必要があります。
あなたの頭の中にある人為的に作られた否定エネルギーを打ち消そうとしてみてください。肯定的エネルギーに集中してください。
これが邪悪な存在に対するあなたのパワーです。彼らはこのエネルギーに対しては無力なのです。
だから彼らは、あなたをあなたのパワーからそらしたがるのです。
暗黒の政府に操られないでください。
彼らはあなたたちを否定的な状態にしておきたいために、テレビ、ラジオ、新聞、タバコ、麻薬、‥、テレビに出る為の政治家、軍隊、電磁波そして自分たちで創出してきた戦争を使っています。
この情報を聞いて笑っていられる人はみんなすでに操られているので、他の人たちより多く学ぶ必要があります。
知性のある人はある話題について意見を持つ前にまずそれを調べて見るものです。
宇宙の中にはたくさんの生命体が住んでいます。
ヒューマノイドとそうでないものとがいます。(2本足(直立)のカエル風の宇宙人もイラストにあった。)
あなた方の政府たちがすでにコンタクトを持ち、それを秘密にしていいるのです。
あなた方の技術が過去50年間にそんなに速く進歩したのは、そのためなのです。
あなたがこの惑星に住んでいるのは、そんな否定的な世界においてすらも、肯定的でいる
方法を学ぶためなのです。
人生の目的は、意識の開発、心、精神の開発、そしてもっと崇高なレベルでの人格の開発です。
周りに否定的なエネルギーがあっても精神性を保っているということです。
これは数多くの惑星で、数多くの人生で起こっていることです。
なぜなら、魂は全てのことを学びたいからです。
すべての惑星は、その中で一団高く上がるための学校です。
すべての魂はより高く進化するという目的を持ち、源、つまり宇宙の中心へ帰るという目的を持っています。
あなたはそれを「神」と呼びますが、それは人ではありません。
それは存在するもの全てのもとになっているエネルギーです。
あなたは宇宙についての知識が全くないのです。
なぜなら、あなた方の政府や神父たちから誤った情報を与えられてきたからです。
本に書いてある地球の歴史ですら、彼らは中世に書き直したり消したりしたのです。
異星人の居留地についての発見は、秘密にされるか、消されてしまいました。
代わりに、彼らはあなたに何かの動物の骨が発見されたのを見せて、
それを大事件として売り込んでいるのです。
彼らはあなた方をおろかで無知な状態にしておきたいのです。
そうすれば自分たちだけが知識と権力を持つことができるからです。
これはあなた方にとってフェアーでしょうか?
証拠はまだありますが、あなた方は自分で発見する必要があります。
彼らはこのことを公のテレビでは言いません。
あなたが本当に知識を得たいな、存在がそれを見つける方法を教えてくれます。
地球上のほとんどの人々は、魂の声を聞くことを忘れてしまっています。
周りの自邸的な社会の中で故意に気を散らされていいるのです。
友よ、今こそこれを帰る時です!
あなたは悪夢の中に住んでいるのです。
あなたの中の否定的な感情をすべて消し去ってください。
宇宙の中の他の文明に比べれば、あなた方は幼く、幼稚園にいるのです。
肯定的な感情に集中してください。
少なくともやってみてください。
宇宙について知識を持つという願望を心のうちに持ってください。
否定的な人たちに邪魔されないでください。
彼らはあなたのエネルギーを盗んでいて、あなたを彼らと同じように未開なままにしておきたいのです。』

これがパート1でパート4まである。

最新のサルーサのメッセージでは、その紹介の摘要に

The “coming announcement about our existence” refers to the disclosure of the reality of UFOs and our space family, probably by President Barrack Obama, on a date which no one can predict.とあり、米国政府が率先してdisclosureをしてもらいたいと宇宙人達は思っているようである。それは誰もが予測できない日となっている。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成24(2012)年8月17日(金曜日)弐
       通巻第3726号 
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 中国企業の北朝鮮鉱山開発投資は大失敗だったらしい
  中国最大の3000万ドル投資がチャラになる可能性がでて、まさか泣き寝入り?
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 中国に進出した日本企業がつぎから次への条件変更に悩まされ、あげくに撤退するとなると別のカネもかかる。馬鹿馬鹿しくてやってられない、二度と中国なんぞへ行くものか、という嘆き節をよく聞かされた。

 直近の悪例が王子製紙だろう。

 江蘇省政府が土地も提供する、中国の洋紙マーケットは巨大だと言われて進出を決めた。江蘇省南通の南南東郊外に広大に拡がる湿地帯を埋め立てて、大工場地帯を造成していた。実際に小生も現場を見学したが、揚子江にのぞむ船着き場もあり、近くには東レも進出しており、広い道路も整備されている。

パルプから洋紙一貫工場なら、立地条件は良好だろうと思った。五年か六年前である。

 王子製紙はプロジェクト・チームを上海に派遣し、国際貿易センタービルに20人ほどが駐在、現地で中国語もならって最新鋭工場の工事を監督し、同時に中国各地に販売オフィスも起ち上げた。

 突如、北京の中央政府から「待った」がかかり、工事は第一期がえんえんと延期された。目処は立たず、立ち往生。
ようやく上層部の政治的コネがついたのか、第弐期工事が始まり、予定より数年も遅れて製紙工場は完成した。

 2012年7月29日、王子製紙を標的とする公害反対の突発的デモがおこり、しかも南通の隣町、啓東で市庁舎に暴徒が乱入し、パトカーを横転させ、手のつけられない暴動となった。

漁民が最初に騒いだ。海が汚染され、漁獲に響くから、王子製紙の排水パイプラインによる汚染水の海洋への垂れ流しを止めよという言いがかりである。
 王子製紙は、工場から直接、揚子江へ排水せず、汚水を弐個所で処理しつつ、長い長い排水パイプを敷設して、東シナ海に面する啓東市から海に流す工事をしていたのだ。公害対策は万全だった。

はやくから汚水処理技術をみとめて、パイプライン建設を許可した啓東市当局が、突発的なデモに遭遇するや、この排水パイプライン敷設を不許可とするなど、約束不履行となってしまった。
 王子製紙はすでに、この南通洋紙一貫工場プロジェクトに2300億円を投じている。

 つぎつぎと最初の条件が変更になり、予定は数年も遅れ、いざ完成というタイミングでまたまた無理難題を突きつけられ、日本企業はほとほと嫌気を抱くわけだが、王子製紙としては社運をかけてきた大プロジェクトだけに、いまさら中止というわけにも行かないだろう。

結局、しぼり取られるだけ絞られ、大赤字のまま、メンツのために続行するか。或いは中国企業に売り逃げるか。もし撤退となれば、ほかの日本企業は中国から一斉に引き揚げという最悪のシナリオも考えられる。


 ▼北朝鮮は、この中国のあくどい遣り方を中国企業に適用したのだ

 さてもさても北朝鮮が、中国のあくどい遣り方を中国企業に適用した。
 経緯はこうである。
 中国企業としては、対北朝鮮ビジネスが始まって以来、最大の投資として騒がれたプロジェクトは合弁による北朝鮮鉱山開発である。
 30年の長期契約で安定的な鉄鉱石粉末を北朝鮮から中国へ輸出させると謳われた。

 かの中国は遼寧省に本拠の「海域西洋集団」。北朝鮮の30度線に近い西側の鉱山を開発するために北朝鮮と合弁の「洋峰合管」というベンチャーを起ち上げた。

2011年までに3000万米ドルを投資し、年間50万トンの鉄鉱石粉末を生産、そのうちの75%が中国へ輸出されるという契約だった。
実際に現場では210棟の北朝鮮労働者用の社宅まで建設された。

 この契約をつぎつぎと北朝鮮は条件をかえ、とんでもない条件を追加してきた。
 労働賃金を上げよ、いやならば電気ガス水道の供給を止める。いや供給続行にはかくかくしかじかの「新税」を支払え。
 あげくに労働者は真面目に労働しない、さぼるのは常識、労働者側のボスはやくざの親分でもあり、中国人スタッフが怒ると、逆襲される。


▼山賊の末裔はこうまでえげつない

ついに2012年3月2日、午前二時、20人の武装集団が中国人宿舎を襲い、いきなり「国外退去処分がでたので新義州から去れ」と通告した。
中国企業ですら想像を絶する条件の改竄改定、突然の法律変更。さすが山賊匪賊が政権をとった国である。

 それでも中国は北朝鮮の幹部を中国へ呼んで交渉を続けた。
 最初のプロジェクトの起ち上げに、高層部へ賄賂が必要と言われ、80万米ドルを渡した。これが2008年に追加で10万米ドル、中国人スタッフが平壌へ行くときは「ラップトップ型パソコンを持ってこい」「携帯電話をもってこい」と要求がエスカレートしていった。

北朝鮮幹部が訪中すると、ホテル代金どころか毎晩、高級売春婦を要求し、その売春費から追加の部屋代も支払わせた上、ホテルでは暴飲暴食の限りを尽くし、ひとりにつきお土産代金として20万米ドルを要求された。

そのあげく、年間三万トン以上は売れない、国家の戦略物資なので、その条件にはまだ付帯条件がついて、土地のレンタル料は一平米につき、1ユーロ。海水の使用量は1立方につき、0・14ユーロ。
 
 この問題、ついに中国と北朝鮮の政治マターとなって火花が散る。今後の中国の交渉述は、日本政府ならびに企業にとって参考となるので、注目するべきである。

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◎ BOOKREVIEW ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ☆
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 庶民の台所から姿勢の風俗までのぞいた往時の外交官
  シナ通の軍人や満鉄調査部の分析より現場主義の記録が拓大記念事業として刊行

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荒井金造『荒井金造著作集 支那雑観』(拓殖大学)
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『荒井金造著作集』は往時の熱血の外交官にして、鋭敏な行動力と鋭い観察眼で、あの時代の中国の都会から辺境、奥地を視察し、そのシナ人のシナ人的生き方、その具体的な生態、食事作法、風俗習慣を克明に調べたルポルタージュのような随想が挿入されている。
滅法面白い。なかでも風俗点描が小説家の風景描写のような迫力があるのは、当時の淫売宿、売春楼、高級技楼、その客層の違いや中での作法、女たちの紀律、人生観、金銭感覚。その人生などにも事細かな記述がある。
北京の日本大使館にいる大使以下の職員は、この本を読んだ方が良い。

当時の政治家を概観するにも、毛沢東登場以前だが、張作霖などに会いにきたがる日本の政治かがごろごろ居た事実など、まさに今日と変わらない体たらくも刮目に値するページだ。
荒井は大正十五年にこう書き残しているのである。
「本邦人のシナに遊歴するものがますます多く、殊に近年は、学生までが長期の休暇を利用して、多岐にシナへ旅行するようになったのは、ともかくも結構な次第だ。せっかくシナまで出かけるのであるから、一つでも多くの事物を見聞したいという欲求は、強ちに無理とは言わぬが、ただし各遊歴者に通用の、面白くない一癖を見受ける。それは、何の縁故も用事もない人々が、むやみやたらと大官に面会したがることである。以前においては、洛陽にいけば呉凧浮に、張家口に行けば、憑玉翔に面会を求め今日では、奉天にいく者は張作霖に、南京へ行く者は孫傳芳に面会するのが、殆ど通例とさるる様だ。地方でも督弁とか省長とかいう大吏に面会したがり、失意引退の境遇にある段棋瑞とか梁士治というような人物に面会せむという者は少ない」

これはいまの日本の政治家もしかり。なんのようもないのに「訪中したから挨拶に」と旅先まで追いかけて江沢民にあった首相経験者も居たが、軽量級を相手するに、三流の江沢民と雖も疲れただろうなぁ。
この本は拓殖大学百周年記念事業の一環として限定出版であり、残念ながら一般読者には入手困難である。
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 読者の声 どくしゃのこえ READER‘S OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)以前、貴誌でもちょっと触れておられたが、先月21日に北京を襲った豪雨で犠牲者が77名あって、市長が突如辞任を申し出たというニュースがありましたが、『大紀元』などは死者は1000名、犠牲者の数を北京市当局はごまかしていると報道しています。真相はどうなのでしょう?
    (JJヤング)


(宮崎正弘のコメント)77名というのは惨事にしてはへんてこな数字で、その後、79名に修正したようです。新幹線事故は死者40名、負傷200名余と発表され、これも「犠牲が少なすぎる」と疑問の声が多く、ネットやツィッターで飛び交っていました。
 しかし犠牲数をごまかしても、それほどの政治的意味はなく。天安門事件と事故や天災は感覚が異なるでしょう。
 四川省地震の犠牲者も、秘密軍事都市の被害模様は一切報じられませんでしたが、概算の犠牲者は公表されました。



  ♪
(読者の声2)李明博大統領竹島不法侵入に対し民主党政権は厳正な対策をとるとは言っている。
そのひとつとして国際司法裁判所へ提訴するといっているが、それも韓国が応じなければ何の実効性もない。そしてそれ以外に有効な対策がないという。
それならば経済制裁すればいいではないか。三橋貴明氏によれば対韓国輸出の対GDP比は1.12%、輸入が0.68%、貿易黒字が0.45%程度。
果たしてこれが領土問題という国益を害してまで守らなければならない「経済」なのでしょうか? と。
先ずサムソンの通信機器など韓国製品の不買運動を展開したらどうだろうか。
2年前の尖閣中国漁船衝突事件時中国はレアアースの輸出制限をして日本に経済圧力を掛けてきた。その結果日本は残念ながら狼狽した経緯もある。
外交上、有効な方策ない以上、次は韓国に対する経済制裁こそ一つの有効な対策ではないか。宮崎さんは如何お考えでしょうか。 
(SF生、岡山)


(宮崎正弘のコメント)経済制裁は一国が発動してもほとんど効果がありません。これまでもアメリカの恣意で行われた制裁は、多国間の協力があり、しかも長きにわたって断固実行されれば、キューバ、旧ソ連と効き目もあった。しかし対ミャンマーへの経済制裁は中国を利し、対イラン制裁は中国、露西亜を利してしまった。
 日本が一国で対韓国経済制裁をやると、一番得するのは中国と、三角貿易で稼げる香港あたりでしょうね。
 韓国がいま一番いやがる効果は韓流ドラマを巧妙に番組からはずし、テレビで見られないようにすること、入国審査を厳しくすること、不法在留者の強制送還など、いろいろあります。
 


   ♪
(読者の声3)貴誌前号、香港の反日活動家たちの背後にある香港政界と財界の腹黒い動きの分析、なるほどと何度も膝を打つほどに感心させられました。
 なにしろ、主要メディアではお目にかかれない分析ですから貴誌を欠かせません。徳間書店からシリーズででている西尾幹二先生の『GHQ焚書図書開封7』に、「(支那通の)宮崎さんなどの意見をなぜ聞かないのか」といった記述がありました。
さすがに中国通の貴誌ならでは、です。一言感想まで。
   (YD生、新潟)


(編集部から)同様なご意見を多数いただきました。有り難うございます。
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 792回】         
  ――古人曰く・・・「糞土の牆は?(ぬ)るべからず」
     『官徳』(梁衡 北京聯合出版公司 2012年)


 △
「官」、つまり中央政府から地方政府までの幹部に「徳」を説き、実践させようというのだから、著者のような手合いを評して「愚ニアラザレバ誣ナリ」。
つまり、あんなにバカなことをしているヤツは本人が余程のバカか、さもなくば世間を舐め切っている、となる。

先ず著者は「幹部になる前に人としての自分を鍛えよ。政徳を第一とせよ。官徳は指導幹部の“立身出世”の根本であるだけでなく、“立国”の礎でもある」と大前提を掲げた後、ゴ高説のゴ開陳に及ぶ。著者の主張の概略を以下に示しておくと、

――官徳は社会の風紀を糾す指標であり、官徳こそが民徳を呼び覚まし、社会の風紀に大きな影響を与える。官徳が働かなければ、民徳は必ずや失われる。民徳を育てるためには、先ずは幹部が官徳を修めなければならない。官徳の質こそが社会文明の程度を決定し、官徳の水準こそが政権の興亡成敗を決定する。

地位の高い幹部が官徳を体現すれば、高きから低きに水が流れるように政治は遅滞なく行われるようになる。すべては公のため、民のためだ。誠実に身を処し、日々の業務を尊び、廉潔に努め、独立心を持ち、堅忍不抜の心を定め、謙虚に励み、広い心を養い、個人的な利害得失に対しては淡白であれ。幹部の政治的事績はその能力と徳によって定まるものだが、能力より徳が重要である。有徳無能なら少なくとも悪事を働くことはない。これに対し無徳有能な場合は、大々的に不正を重ねてしまうもの――

なにやら持って回った、取ってつけたような、判ったようで判らない主張が続くが、「中国共産党人は革命と建設の過程で、多くの道徳的模範を生み出した。たとえば偉大極まりない周恩来、真理を堅持した彭徳懐、一心を民衆に捧げた焦裕禄、直言居士の朱鎔基・・・彼らは新しい時代の官徳を体現している」
と記していることから判断すると、彼らが「官徳」を体現しているということらしい。

ということは、毛沢東の執事役に徹することで数々の政治闘争を生き延びること(周恩来)、バカ正直にも毛沢東本人に向かってアナタの政治はデタラメだから即刻中止すべきだと語りかけ失脚させられること(彭徳懐)、毛沢東の掲げる「為人民服務」を真っ正直に実践して疲労死すること(焦裕禄)、首相として最高権力者の江沢民への忠勤に励むこと(朱鎔基)が、「新しい時代の官徳」になるようだ。

ここで中華帝国以来の官吏の歴史を振り返ってみると、「貪官」と「清官」の2種類しかいない。
前者は権力を恃んでの悪徳の限りを尽くす者で、圧倒的多数がそうだ。これに対して極めて少数派が後者で権力を弄ぶことなく清廉を第一とする。

中央から地方まで無徳有能な幹部が揃っている現状を「貪官栄え、清官滅ぶ」の歴史的教訓に重ね合わせて考えれば、著者による「官徳」の絶叫はヌカにクギ、馬の耳に念仏でしかないだろう。
「今日の複雑な情況において、幹部の道徳修養を強化し、党の執政能力を高め、秩序ある経済発展を推進し、小康社会を築くことは、大政党にとって14億人民に対する歴史的使命であり、同時に世界に対する時代的責任でもある」。「誕生して90余年、8000万人超の党員を擁する大政党は、市場経済における新しい試練に真正面から対峙している」とか。この大仰な物言いは、なんとも虚しく空々しいばかりだ。
社会主義市場経済は、無徳有能で満身悪知恵の幹部にとって最高の培養器だった。
《QED
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(週末休刊のおしらせ)週末の8月18,19日は小誌休刊です
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月曜日, 8月 13, 2012

朝目覚めて天気予報をチェックしたら、比較的天気が良さそう。しかも明日になると新潟の天気は崩れるようなので、ゆとりをもって出かけるには今日しかないか!?と思い、急遽昨年行けなかった新潟県小千谷市へ出かける事にした。先方に連絡をとったら在宅だと言う。良かった。

バイクの方はオイル交換済みで、前後ブラーキパッドも交換済みで遠出にはいささかの不足もない。先方の都合と天気のみである。会社へカメラを取りに寄ってみると、例によってバイト氏が鍵がなくて入れず、社内で汗をかいて誰かの出勤待ち。今日は私ではないから、安心して中に入ってもらい、誰かが来るまで待機してもらうことにしてお別れとなった。こんな日もあるんだね〜。で、まだ100キロ未満だが満タンにしてスタート。燃費は良くなく17.5キロ程度。高速で東松山までだと、遠回りとなるので、花園経由で行く事に。初めての高速道主体の燃費も分かるというものだ。
NAVICOのほうは昨日バージョンアップしたばかりで、今回で125号バイパスなど最近の道路網整備の結果がようやく反映されたので、安心して地方へ行ける。あと、やたら飲食店の表示が増えた感じもある。で、日頃の小回り的使い易さから高速回避の設定のままだったので、一時過ぎに現地に着く予定と相手に連絡してしまっていたが、ご覧のようで到着予定時刻は夕方となっている。高速に入れば自動手的に変わるかと思ったら、変化無し。

花園に着いた途端、入り口を警官隊がシートベルト等の取り締まりの為、警戒中であることが分かった。この写真を撮っている間にも対向車線で二三台、停止を命じられていた。

高崎、前橋あたりはほぼ渋滞一歩手前という感じであり、100きろ前後で走行。
駒寄パーキングで給排水タイム。トイレ、特に女性陣のほうはダブルの行列であり、この先が思いやられた。天気は相変わらずで暑く、ここでも満車状態のため、安全地帯にまとめて止めたバイク群のまわりは脱ぎ捨てた上着やパウチが無造作に周囲に転がっていた。今年から夏向きのライダーウエアーにしたが、サイズ的に黒しかなく、通気性は良いとはいえ、早く走っていたい状態である。


渋川、伊香保以北は初めての関越道であるが、なだらかな山の裾野が周囲に広がり、ちょっとグライダー的気分も味わった。これはこの前の甲府周辺でも感じたが、利根川を横断した際には、鬼怒川を一回り大きくしたスケールかな、と思った。

どんどん進み、軽く冷やしたソバなどを食べ、二度目の給排水タイムで、大和とかいうパーキングでスイカバーなどで涼をとって、行き先を確認しようと案内板をみたら逆方向であるが、およその行程がつかめた。ナビをみたら、次は小出ということが分かっていたので、この調子では13時到着は無理とわかる。それから道がようやく空いて来たせいも有り、流れに載ろうとしたが、皆120キロ位で飛ばして行く。渋滞などは噓のようでありそれほど飛ばさなくても距離はどんどん稼げて、目的場所に13時40分前に着いた。

目的地に到着しました、と言われても初めてなので、どのお宅かときょろきょろしながら徐行していると、民家の二階で手を振っているおばさんがいて、道角には野球帽をかぶったおじさんが出迎えてくれたので、一瞬で了解、初めての会話は駐輪場所を聞く事だった。初対面ながら、昨年からコンタクトしていたので、スムーズに事が運び焼香のあと、
自己紹介と故人の東京方面での仕事の紹介などを済ませた。

昨年のお盆には来る筈だったが休みが思うように取れず、一年送れてしまいこの夏ようやく思いを果たせた。地元の蕎麦屋さんからおいしい蕎麦をとってもらい久しぶりに堪能した。若い頃、山形の寒河江から送られた蕎麦も印象に残る旨さだったが、その再来かと思った。3時間近く長居をしてしまったので、暇乞いをして帰途に。また、二人で見送ってくれた。バイクの事等も見送りがてらいろいろ聞かれた。いい音してますね、などとも奥さんの方から言われた。
帰りも高速回避のままだったので、自宅到着予定は深夜の予定で、案内も下道方向だったが、ルートが単純だったので、すぐに高速入り口へ。
入るとすぐにDUCATIとハーレーの二台に抜かれたので、後について比較的高速で緩い上りを走っていると、雨マークが。

六日町で警報が出て、先方の二台をトンネル内で音もなく抜いて調子いいなと思っていると障害が現れた。しばらくすろまともに近い降りとなってきたので、塩沢石打のパーキングへ滑り込む。バイク用の専用(屋根付き)のパーキングがあるか不安だったがあることはありました。真っ先に飛び込むと、先ほどの二台も、直ぐ後に数台の二輪が駐車。中には入れず車の間に止めたままのバイクもあった。

俄雨だろうとしばらく長居を覚悟。

案内板で見るとこれから先青い区間だけ雨らしい。
しかし、なかなか降りやまない。周りのライダーたちは旅装をほどき、ブーツやカッパの準備を始めている。私は先ほどの案内版に出ていた画像を魅せて湯沢を過ぎるまで殿くらいか熊谷ナンバーのお兄さんに聞いてみたら、結構有るんじゃないかというこたえ。すると20キロ位はあるんでしょうかというとそうかもという。このときは長さ10キロ以上有るトンネルの存在を忘れていた。熊谷ナンバーのヤマハ1300とその連れは、止むのを待たずに出て行った。
そうこうしていると幾分雨脚が衰え、足許をみると、雀たちがさっそく水気を含んだ草の実などを探して啄み始めた。こうした光景はあちこちで展開していた。見とれているうちに雨も小降りとなり、曇っていた山の端も比較的見えるようになって来た。

途中10キロ以上のトンネルもあるし、と一番あとから本線へと合流したが、止んでいた雨がまた烈しくなって濡れ出して、限界か!?と思った頃、ようやく長い関越トンネルが現れて飛び込んだ。5キロも行くと道は乾いているようで、出たら殆ど降っていなかった。後は濡れた上下を乾かしながら、南下する。300キロ近くなってくると、燃料補給の場所が気になる。場合によっては一度下に降りて探すことも検討しながら走って行くと、どこにもない。で、赤城当たりにはたぶん今まで全然なかったので、スタンドはあるはずだと思っていたらやはりあって、4輪も一斉に左折の合図で曲がって行き、ずらりと一列縦隊で渋滞で本戦上に取り残されるほどだった。

315キロほど、走った後の燃費。花園までに下道10キロ前後を含む。赤城を出ると今度は東京方向なのに渋滞情報が出て、本庄から嵐山あたりまで渋滞中。これらは雨で休んだ案内表示で織り込み済みで走りずらいので、本庄•児玉で降りてしまった。行きは1700円、帰りは本庄•児玉〜花園間を省いても1600円で日頃の価格差からは想像できない100円差。日曜日のせいも有るんでしょうが、意外と安かったという印象だった。
通り慣れた本庄市街から熊谷バイパスを通って予定よりは早く帰って来た。

高速と下道と半分づつで燃費をみると高速主体よりは悪かった。これは大いなる誤算ではなく、了解済みの悪燃費。約100キロで合計430キロ、まあ、走ったほうかもしれない。

前回甲州へ行く前にスズロイをちょっぴり足したら途端に燃費は落ち、それを挽回すべく、粉剤を増量したら、加速はすばらしくなったが、さらに燃費は落ちた。それですべて元に戻した。スズロイだけはまだ取り出していないが、‥‥。

そして、半分外したミラクルパワーも今日の結果で全廃を決意、早速実行した。今後どう推移するかが見物である。
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土曜日, 8月 11, 2012


「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成24(2012)年8月11日(土曜日)
       通巻第3721号 

 ロムニー共和党大統領候補、「日本は衰退する国家」と演説
  オバマ再選逃げ切りの状況に、異色の発言で人気取りの標的が「日本」とは
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 オバマ政権が続くことになればアメリカは日本と同じように衰退一途の国になる、というのがロムニー発言の真意、それを針小棒大に日本を非難したと報道する日本のメディアは、いつものように偏向している。

 ロムニーの勝機はかなり遠くなったが、オバマ大統領が現職の強みを生かして、とりわけウォール街の代弁者として、自分の信念とは別の政治行動を取っているからである。ロムニーが逆転のチャンスは失業8%というアメリカの経済実態がもっと深刻になった時だろう。

 ところでオバマ政権ナンバーツーの実力者といえば、誰もがヒラリー・クリントン国務長官をあげるだろう。ヒラリーはオバマ落選となれば直ちに次の大統領候補(2016年)の準備に入る。
 そのヒラリーが中国を批判して「まもなく中国は最貧国に転落するだろう」と発言していることが、伝わっていない。香港誌『開放』8月号が伝えた。
 
 ヒラリー発言の真意はこうだ。
 「中国共産党幹部の家族、親族の多くが海外へ逃げ出し、財産を海外へ移しているが、そういう国家が長持ちしたためしがない」と。
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 読者の声 どくしゃのこえ READER‘S OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)日本人として気になってしかたのないのは、オリンピックでメダルをとった日本人選手たちが、メダルをかじる行為です。
あれは、見ていて気分が悪くなります。品格に欠ける行為ですし、あまりにガキ臭い行為です。
昔の日本のオリンピック選手は、あんなことしなかったはずです。おそらく、どこかの国の選手がやったのを猿真似しているのではないかと思われますが、私としては是非ともやめてもらいたい行為です。日本人のイメージが悪くなるように思えてならないからです。
衛生観念の面からも、感心できません。
メダルは、清潔なものなのでしょうか?
また逆にメダルをかじるということは、唾液がつくおそれがあるということであり、それはメダルを汚すことになる行為でもあります。それに、そもそも、かじるというのは、メダルを軽んじることになる行為です。これは、メダルを造った人や、メダルを授けてくれた人たちを、侮辱する行為です。
昔の日本人なら、そう考えたはずです。
私は平和で豊かな時代しか知らない完全戦後生まれですが、そんな私から見ても、彼らの行為は受け容れがたい「非日」な行為です。青少年たちへの(悪)影響も心配です。
オリンピック選手…それもメダリストがやったとなると、真似するようになるおそれがありますでしょう。
昔の日本人なら、そうした青少年への影響を考えて、下品な行動を慎んだと思うのです。
「メダルをとりさえすれば良い」という現代スポーツ思想(?)には、私は反対です。
もっとも、このメダルをかじるという行為は、マスコミのヤラセである疑いがあります。
現に、マスコミは、メダルをかじっている写真を多用しています。また、メダルをかじっていなくても、メダルが口の高さにある写真(すなわち、メダルをかじっているかのように映っている写真)を多用しているからです。下品な文化(というより風俗ですか)を流行らせ、日本人を非日化しようとするマスコミの悪意を感じずにはいられません。
(TT生) 


(宮崎正弘のコメント)シナ人が金貨を囓るのは、本物かどうかを見極める目的があり、遠くはスキタイ、ヒッタイトにもそういう慣習があったとか。
 しかしそうですか。五輪選手が? 五輪にはまるで興味がないので所以を知りません。



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(読者の声2)貴誌通巻第3720号の書評欄、加瀬英明 & ヘンリー・S・ストークス共著『なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか』(祥伝社新書)に、「まずヘンリー・ストークス氏がかく言う。『従兄はインドに展開していたイギリス軍部隊に所属していたが、昭和十六年なかばに、ビルマ(現ミャンマー)のラングーン飛行場に降り立って、我が目を疑った。多数のアメリカ軍戦闘機と爆撃機が翼を連ねているのを、目の当たりにしたからだ。日本が真珠湾を攻撃する六ヶ月前のことだった。従兄は職業軍人だったから、その意味を即座に理解した。それは、アメリカが日本に戦争を仕掛ける準備をしていること以外のなにものでもなかった」とありました。

 第一次湾岸戦争が始まる二か月くらい前から、厚木基地から夜間毎日のように飛行機が飛び立っていました。
低空を大爆音を立てて多数の飛行機が毎日何時間も飛んでいました。おそらく飛行訓練でしょう。もちろん、イラクのクェート侵攻前です。確実に米軍は知っていたのです。戦争が始まることを。
しばらくなかった夜間訓練をあれだけ大規模にあれだけ長期間行うということは、日本のマスコミ、政界にも工作を行った上でのことでしょう。不思議なことにあの時は、全く抗議行動が起きませんでした。
つまり、日本人でも知っている人は知っていたのです。

 ところで、8月10日の朝刊に中国の消費者物価の上昇が収まってきたとありました。誰も論評しませんが、今年の夏の米国での干ばつの影響で穀物価格が秋に上昇すると、大豆、トウモロコシの大輸入国である中国の経済と社会に大影響があります。ここで中国政府はどう出るか、価格抑圧のデフレ政策か、価格上昇容認のインフレ政策か。
私が中国政府の絶対権力者なら、これを好機にインフレ政策を取り、農産物価格上昇で潤った農村で内需拡大して格差是正した健常社会を目指します。しかし現在の中国政府にインフレ政策をとった場合のマイナス面を飲み込むだけの胆力はないと思います。
 (ST生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)米国の干ばつ、きわめて深刻な状態で、大豆、トウモロコシ、小麦の価格高騰を招くのは必至、日本でも豆腐、醤油、パン、そして配合飼料としてトウモロコシは家畜の餌でもあり、豚肉急騰となるでしょう。インフレになりそうですが、円高がもし続くとすれば日本のインフレは柔らかで、むしろ日本よりアジア諸国、とりわけ中国経済は酷いことになる懼れがありますね



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(読者の声3)貴誌前号の「読者の声1」には、小生密かに敬愛申し上げる [PB 生、千葉] 様が久々にご登場。
旅先での観察力の、いつもながらの卓抜さには小生恐れ入ると共に、このご仁は一体、元来なに屋さんなんだろうか、許されるならば、教えて頂き度いと思う時がしばしばです。
しかしながら滞在時間が短くてなのか、或いは立ち寄り先が、一定のレベルや枠内に限定されているからなのか、現地に常住乃至長期滞在している者の目には、対象の描写がかなり一面的乃至皮相的な印象を受けます。
現地を踏んだことが無い読者には、それはそれで結構な情報記事として貴重かも知れませんが、業務・観光のいずれにしろ、始めて旅行をされる方々には、誤解の素にもなり兼ねないところがあります。
またどうやら、折角捉えてお出での現地事象に就いても、その内実や由来に就いては、余り関心を寄せては居られない模様です。
例えば細かい話で恐縮ながら、ベトナム・ホーチミン市では、外国人がよく出入りすると言うファン・グー・ラオ街 (一昔前の新大久保駅周辺の雑然たる様相、実は同名の通りが市内の他にもあるので紛らわしいが) にも、PB生様は、よくお立ち寄りのご様子ですが、あの一角には、廉価で有名になった地元資本の旅行会社もあるので、国内バス観光旅行をする外国人がよく往来したりします。
しかし周囲の安手の飲食店に屯しているのは、或いは失礼かも知れませんが、ドラッグ目当てで付近の安宿に投宿している様な変な外国人が殆どと言う感じなので、真面目、且つ、サラリーマンとしての世間体を気にする当地邦人駐在員達は、李下に冠を正さず、よんどころない用がない限り出向かないところです。
あの辺りの入口の扉もない飲食店では、常温 (室温30度以上) のビールをぶっかき氷と一緒に出すことは、確かに珍しくもないでしょう。
小生当地在住者だからと言って、別に肩を持って申すわけではありませんが、ベトナム中、或いはホーチミン市中が、同様にビールには氷を入れて出す訳ではありません。
普通の外国人が行く店やホテル・ゴルフ場などでは、冷蔵庫でよく冷えたビール (当然氷なし) を出して呉れます。それに、発売からまだ数ヶ月ちょっとの印象ですが、サッポロビールが現地生産 (当座は缶入りのみか?) をして呉れているので、ビールの生産技術、特にフィルタリング技術では世界最高レベルの日本で、その製品に親しみ、そして当地に来ている小生を含む邦人達は、やっと真艫な品質の、且つ、当市場で一番安心感のあるビ-ルが出回る時代が来たと喜んで居ります。
ベトナム在住総人口8万人とも言われる韓国人グループの中には、ゴルフ場の19H (レストラン) で、派手にサッポロの空き缶の山を築いたりしています。
因みに、小生などは、高齢化した現在での酒量は缶ビールの一・二程度でお仕舞いですが、このサッポロビールの如何にも澄んだ味の一口が、常時夏日の当地では堪えられません。
たぶん日本では、アサヒ・キリン・サントリービール党を任じているご仁達も、当地では同じ思いと存じます。そして、この当地サッポロビールの営業マン達がサービスの仕方を教えているのか、ビールもそれを注ぐジョッキやコップも冷たいのを出して来ます。場所によっては、時々は、売れ行きが良すぎて、冷蔵庫が空になり、つい数分前に、冷蔵庫に入れたばかりと思われる少々冷えの緩いものが出て来たりはしますので、その時は、冷凍庫で暫時冷やさせます。
なおかなり前の「読者の声」で、PB生様が、ロッテリアの店のことに就いて、ちょっと触れておいででしたが、小生は、その立ち上げや第一号店開設に当たっては、格別の苦労をした日本人 (さる大手日本商社の食品担当当地駐在員) の情熱と悩みのことを知っていますから、軽々に目にしただけの現存ロッテリアの店がどうのこうのと論じる訳には行きません。
仮令、現在の当地ロッテリアは、その日本商社の手を離れ、ロッテ本体の直接経営になっているとしてもです。そう言う感じで、その「声」を読ませて貰って居りました。以上、ご参考までに。
(後期高齢龍)


(宮崎正弘のコメント)冷えたビールというのはどうやら日本だけの風習だったようで、中国の田舎では、いまも冷やしませんし、東欧諸国の多くが常温でビールをのみます。ロシアではビールを温めてのんでいる現場をみたこともありました。
 内蒙古の田舎町でレストランにはいってもビールは冷えておりませんでした。さすがにオルダスのホテルでは冷えたものを運んできました。ただしやたらと時間がかかりました。コンビニは日系ならいざしらず中国系の店は冷蔵庫がありません。



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(読者の声3)李韓国大統領の竹島訪問で、日本中が総立ちになって起こっています。貴誌には韓国のことが余り出ませんが、こういう不埒な韓国に、日本はどのように対応するのか、一度、先生のご意見を伺いたいものです。
  (BY生、杉並)


(宮崎正弘のコメント)歴史の原則は「奪われた領土は奪い返す」のです。日本はその原則を放棄しています。ですから口で言うだけ。実力を伴いませんから、ロシアは北方領土を返す気がありません。残る手段はカネ。中国はウスリー島などとカネで買い取り、両国の領土係争はなくなりました。
 竹島は韓国がどさくさに盗んだことは明白ですが、国際法廷で決着しようと日本が呼びかけても韓国は絶対に応じません。国際裁判所に持ち込んだら韓国が負けることは明白だからです。
 強盗の居直りが李大統領の竹島訪問ですが、大使召還、韓国大使呼び出しという外交プロセスを踏むのも最低限度の外交の常識ですが、これを奇貨として、野田首相は堂々と靖国神社へ行ける。韓国はその誘導路的行為をやってくれたのですよ。
 2005年、中国における反日暴動のとき、小生は『中国よ、反日有り難う』という本を書きましたが、まさに今回も『李大統領、反日有り難う』ではありませんか?
 日本中が総立ちで韓国に怒る。その背後にある中国に日本人が怒る。これは健全なナショナリズムの復活であり、靖国神社へ首相が堂々と行けば言いという合図でもあります。愚直にいきり立つことはないです。
 それにしても韓国の政治には寧ろ、哀切を感じますね。あんなことでしか政治的求心力がないなんて、ナショナル・アイデンティティが確立されていない証拠でもあり、じつに哀れ、です。
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 おしらせ
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<旧盆中の小誌の発行について> 明日8月12日から20日までのお盆休み期間中、小誌は随時発行となります。
<編集部より>本日の配信はメルマガのサーバーの事情により、時間が遅れました。
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 昭和22年7月にロズウェルで起きたUFO墜落事件、このブログで最初に取り上げてから丸5年が経過したが、当時はたった5年でUFOおよび地球外生命体がこれほどポピュラーな存在になるとは夢にも思わなかった。
http://yhsvtex.blogspot.jp/2007/08/blog-post_17.html
当時は何も疑問に思わなかったが、ロズウェル事件を扱った本の表紙のUFO写真と、現代の『The 2012 Scenario」のトップのUFO写真とは背景が異なるものの、同型タイプのUFOのようである。
当時は気象用の観測気球の落下という扱いをうけて極秘扱いだったが、ここへ来て急に彼方此方から情報が開示されだした。http://karapaia.livedoor.biz/archives/52051853.html

すでにここで掲載しようとキャプチャーしていた画像の出所元をトレースできなくなって
(八月五日キャプチャー)元動画が何処から来たか開示できず愚図愚図と日が過ぎていった。それでも何とか発表しようとしていたら、8月13日付けのシリウス人サルーサ氏からのメッセージが英語版で出ているのを見つけた。
http://the2012scenario.com/2012/08/salusa-august-13-2012/
ほかに新規の情報もないので、仕方なく眺めていたら、これは!と思い丸半日以上掛けて翻訳し出した。これを読むと私のこれまでの理解(独断と偏見の塊かもしれないが)が基本的に間違っていないと思えて来た。8割型約したところで疲れてしまい、旨い表現がないか、もうそろそろ翻訳版がアップされているのでは、(前回も同じ事があった)と思い武山祐三氏のブログを見たら、ハートの贈り物ではなくふるやの森に出ていてホッとした。
そしてこれまでの翻訳が基本的に正しい事を確認した。驚くべき内容である。
http://blog.goo.ne.jp/flatheat/e/4ea589108dd0a22c26a6d1e9b9b28598


We made an appearance at the Olympics albeit it was nothing extraordinary bearing in mind how frequently we are now seen in your skies. Full Disclosure will in fact be the last straw for the Illuminati, as it will reveal the great extent to which they have carried out their cover-up, even to the depth of getting rid of people who have threatened to give up their secrets.というところをふるやの森では

『オリンピックに際しては、特別ではなく、今上空には頻繁に私たちの姿が見られことを示すことを心がけながら、宇宙船の姿を現しました。完全なディスクロージャーは、イルミナティがいかに大きく隠蔽を図っ ていたか、秘密を暴露するとの脅しを行っていた人たちを排除するまでしていたことを明らかにするので、実際には、イルミナティの最後の藁です。』最後のワラとは溺れる者には丸太など必要ない、ワラ1本でいいんだと聞いていたが、まさにそれ以上でも以下でもない。⦅the ~⦆がまんできなくなる限度. It is the last straw that breaks the camel's back. (ラクダの背骨を砕くのは最後の一本のわらだ)ということわざから.などとMacでは表示された。

Furthermore, it links in with their own development of Space Craft which would also become common knowledge. When it becomes known it will bring about the most astonishing revelations about their Space Program, and the immense secrecy that has meant that you have been denied the results of their trips to the Moon and Mars.

『さらに、完 なディスクロージャーは、これも一般的に知られた知識になるであろう、彼ら自身の宇宙船開発とつながっています。宇宙船開発が知られるようになる、彼ら の宇宙開発プログラムと、彼らが月や火星に旅行していたという結果の開示をあなた方に拒絶していたという大きい秘密の驚くべき開示をもたらします。』やっぱりそうだったかと思う。心して読んでください、某大の某教授たちなど、『と学会』の皆さん。 

なんでもアメリカで最も強硬なUFO ETなどの情報開示反対論者はチェイニー元長官だと言う説をUFO関連記事で米側の証人達の記録から知ったが、ということは彼は典型的イルミナーティの一人だったということらしい。

つい先日私も引用ということで

Most readers will not know that Queen Elizabeth, unfortunately, is a leading figure in the Illuminati.
http://the2012scenario.com/2012/07/disclosure-events-moving-fast/

『いずれにせよ、最近の会議で、ディスクロージャーを早く実現させないと、アセンションへ向けての準備に時間が足りなくなる、という危機感が共有されたのは確かなようです。なお、この会議かどうかは不明ですが、地球人イルミナティのトップの一人、エリザベス女王が、「ディスクロージャーを認める代わりに、自分の罪を免除してほしい申し出たようです。受け入れられたかどうかはわかりません。もっとも、ディスクロージャーが起これば、奴らのすべての罪が暴かれることは確かですけれど。』
http://blog.goo.ne.jp/narudekon/e/8cda98cfc13703c27123f1026fa2cefb
』という事を書いた。これはハートの贈り物さんから頂いたものである。

私がまだ手つかずだった部分を含めて後半を引用しよう。
『真実が明らかになると、ETたちと頻繁に連絡を取っていた言う事実をあなた方に対して秘密にする一方で、政府や軍部の上官たちが実際にはそうしていたを明らかにさせるでしょう。たとえば、ロズウエル事 件の真実は、一般的な知識になっていますが、関係していたETたちに何が起きたのかはあなた方にはほとんど知らされていません。
したがってディスクロー ジャーは軽々しくは強制できない重要な事項であり、私たちの意図を引き下げる時には、理由があってそうするわけです。全体的には、ディスクロージャーはあな た方の暮らしの非常に多くの分野にまで達する一つのことです。衝突した宇宙船のリバースエンジニアリングは多くの点であなた方に恩恵をもたらしましたが、 逆に、軍事的な応用に関しては、あなた方に不利な秘密開発が行われました。又、異常な秘密の大規模プロジェクトの資金を得るために国富の誤用が行われ、ほとんどはイルミナティの力の増強とあなた方に対する支配力の強化につながりました。 

私たちはまだ事態を手の内に納めていて、おそらく、あなた方には何が関係しているのかお分かりのこととと思われますが、私たちにとっては小さい問題ではなく、あるいは、ディスクロージャーを宣言する高官の問題でもありません。ディスクロージャーは、不一致と内戦を起こす見解と共に、しばしば他の国に向けられた秘密作戦を終わりにさせるでしょう。
これは、世界の人口を減らそうとするたくらみを持ち、あなた方のことをほとんど気にかけない者たちの武器です。この悪魔たちは、あなた方の社会に深く浸透し、真実は長い間秘密に されたままでいることでしょう。暴虐とこの者たちの終焉はおぼろげですが、私たちと私たちの連合は、真実を明らかにしようとする目的を成功に終わらせよう と非常に熱心に活動しています。 

現在とこれまでの時との差は、私たちが公式なディスクロージャー宣言を急がせていることです。ディスクロージャーを私たちが行った場合よりも公式なデスクロージャーのほうが重みがあると正しく信じています ので、私たちはこの線に沿っての活動のほうが好ましいと思っています。結局、私たちはここにあなた方と共にいて、あなた方の指導者たちに加えられる圧力を見る時に、避けがたいと思われるディスクロージャーを行ってほしいと思います。
したがって、あなた方には、全ての人々にとって恩恵がある方法でイベントを起こさせるようにお願いします。ある事実が開示される点が明らかにきますので、準備ができていない人たちがいるとしても、この人たちに準備をさせたいとの意 思のためではありません。私たちと、私たちの存在についての気づきの全体のプロセスは長年の間進行していたものであり、実質的にあなた方全ては宇宙時代の中で成長し、それには慣れているのです。 

あなた方の現実の真実が答えを求めている人々に明らかにされるようになると、何が起こっているのかを説明するのに長けているのがライトワーカーです。すでに覚醒している人たちにとってさえ、より大きい知識の源があり、これらが今浮上してきています。もしもあなた方に それに対する備えができているのなら、ガイドたちがあなた方を何がしかの方法で導く事が確かです。
彼らはいわば、詩歌に歌われていない英雄であり、あなた方に対するサービスを認めてもらおうとは思っていません。しかし、もしもあなた方が彼らの存在に気が付いていれば、彼らがあなた方に対して実行したことに対する認識を評価することでしょう。暮らしの中で、あなた方に恩恵をもたらした多くの偶然に出会ったことがあるでしょう。彼らはいつもあなた方の背後にい て、時には、生死の問題に関係しています。しかし、私たちは天使たちもあなた方の世話をしていて、必要であって、要請されれば、奇跡を起こすことができる ことを忘れてはなりません。 』

このあと、私はシリウスのサルーサといういつもの結びの文になる。


以上アメリカのロズウェル関連であり、後半1/3はベルギーで多数目撃されたUFOの情報をを元にテレビでよく行われる再現ドラマ仕立ての記録である。全編で一時間半程の動画であったが、未だに出所は不明である。
パトロール中に目撃した警官のお一人。

再現ドラマ仕立ての画像。公園の一部が明か々と照らされていたが、光量なども再現されていたかは不明。



ベルギーではかなりの数が目撃したようで、いろいろな証言インタビューやレーダー基地の司令などまで登場していたが、割愛。どちらも手書きであるがその輪郭を表す。
これは昨夜元動画を探索中に見つけた一枚。

先月から取り寄せた宇宙人たちに関する書籍。これによると、目撃された三角形のsaucerを使用している宇宙人は、シリウス人らしい。370万年ほど前に誕生し、光の銀河連邦の構成員の一つらしい。地球から9.x光年も離れているが、昨夜見たファイルでは光速以上でUFOは移動できるとも書かれていた。そして、宇宙人を彼らの母星まで届けたこともあるらしい。イルミナティの技術もそこまで行っている証かもしれない。
解説によるとこの三角形をしたshipはDefense Shipとされていて、おおよそその長さは70〜110フィートと書かれている。一辺でと考えるとおおよそ33メートルほどか。再現画像と矛盾しない。このほかに円盤形のSupply Shipsになると200フィート程らしい。他にScience Scout Shipsと呼ばれる半球をつなぎ合わせたような100フィート級の三種類が描かれていた。シリウス人のイラストが地球人にもなじみがある形で子供の描いた人間像のようで違和感はまったくない。

humanタイプの宇宙人は8類型ほど出ていたが、Arcturianというタイプは牛飼座形で、顔の両脇に動物のような耳が突き出ており、横顔は幾分馬に似ている。

ところで、昨夜
UFOs over London on the 4th of August 2012
という動画を見つけた。それはモノクロの旧式テレビに映し出されたロンドンの夜景が15分ほど続く最中にUFOと思われる物体が空を移動していくのが延々と写されていてときどき字幕がでる。
http://wandererodtheskies.blogspot.nl/2012/07/21072012.html

All credit to cbmoon2 for this video. Original title: London eye sees ufo 08/04/2012

となっており、やはり8月4日に宇宙人達は現れていた!というわけのようである。


No closer approach seems possible at this time. Remember people fear of the unknown, the media blackout and the negative attitude from most of the world's governments. But all this is about to change…
直近のアプローチは、この時点で可能と思わなかった。未知の事象(人々)への人々の恐怖、メディアの報道管制と世界各国の政府のほとんどから示された否定的な態度を忘れないでください。しかし、すべてこれが変更されようとしている...

などと出て来たのでおや!?と思った。
It looks like the British government knew about the plans of our star friends and did not all they could to prevent them from taking place.
とも
The methods: Total media silence (as Usual) and propaganda in order to create fear,
とも書かれていた。
最初に引用した『地球人イルミナティのトップの一人、エリザベス女王が、「ディスクロージャーを認める代わりに、自分の罪を免除してほしい申し出たようです』と符合するようなことが流れていた。

The methods: Total media silence (as Usual) and propaganda in order to create fear,
とも
See this article: Keep an eye on the skies for saucers during the Olympics Games, warns former MoD UFO expert.
とも出た後で、
Why else are the military on high alert during the Olympics with all kind of advanced weapons pointed at the sky ready to fire?
とあった。
そして最後にこうあった。
Taking all this into account, isn't it it quite easy to understand that this limited display was all that was possible?

でさっそくオリンピック時の円盤のために空から目が離せない、元国防省UFO専門家の警告とやらへ飛んだ。

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月曜日, 8月 06, 2012


11. 地球のやろうとしていることはイルミナティのまったく反対です。イルミナティの目論みは、大量の死、壊滅的な被害と被災地の経済的破滅であり、それらはすべて地球が対処しなければならないネガティビティ(破壊エネルギー)をさらに増します。僕たちの宇宙ファミリーのテクノロジーのお陰で、地震による影響を散らし、巨大な嵐を沿岸部から逸らせることができるので、イルミナティは計画していたような大量の死と破壊をもたらすことが決してできなかったのです。
http://matthewinjapanese.blogspot.jp
から抜粋

29. 原子力発電所はすべて解体され、新しい発電所が建設されることはないでしょう。貯蔵されている放射性廃棄物は無害化されます。フラッキング(水圧破砕)と呼ばれるプロセスは停止し、石油掘削設備は地上の送電線とともに除去されます。

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