日曜日, 12月 30, 2007

ウィンドウズ環境も安定し、CDに焼いておいたものをコピーした、クラシックMacのエミュレーターであるBasiliskIIも安定して作動している。cdrom driverをBasiliskIIに付属しているドライバーセットから、ウィンドウズのバージョンに応じたものを選び、システムのSystem32のフォルダーにあるドライバーのサブフォルダーにコピーしてやりさえすれば、BasiliskII本体の設定は、すでに苦労して設定してあり、OSのインストールも済んでいるので、GUIソフトのRUNボタンをクリックするだけで、立ち上がる。

ところで、修理のすんだMacbookにも対応したクラシック環境はないものと諦めていたのだが、WEBでみると、
Sheepshaverというフリーソフトがあって、もともとLinux環境やウィンドウズ環境でMacOSの7.5〜9.04まで動作
するものであったが、最近MacOSXにも対応し、しかもインテルMacにもバイナリで対応していると言う記事を見つけて、これだ!と喜んだ。
http://www1.kiwi-us.com/~mizusawa/penguin/html_hint/sheepshaver.shtml



ところが、以前から用意しておいたROMファイルが、パワーPCのOSX10.4では問題ないが、インテル機のLeopardでは、4MBのROMでないとダメだ、とSheepshaverの起動直後にメッセージが出て先へ進まない。この4MBのROMというのはVersion1.8でPCIMacにのみ搭載されていたものらしく、それ以前の1.6や1.4、iMac用のROMなども対応しない。他のリナックスやウィンドウズでは、こうしたROMでもいいらしい記事はあるが、レパードでは、まだ体験者が少ないせいか初めてで、面食らった。

それで、またBASILISKIIに戻るしかなく、OSX用のものを探したが見つからない。タイガーには、クラシック環境が完備しているので、いまさらそれ以上試す気にはなれない。

http://www.maccompanion.com/macc/archives/December2007/Columns/AccordingtoHoyle.htm

では、SheepshaverとBasilliskIIでは、実行速度BasilliskIIの方が圧倒的にはやいと、指摘していた。


どちらも同じ開発チームで、Sheepshaverのほうが対応クラシックOSの幅が広いだけらしい。もともとエミュレーターなんだし、OSは必要な限り軽いほうがベターな選択だと思うし、とさらにさがしたらありました。

BasilliskII-1.0-0.20060501.2.MacOSX.tar.bz2というファイルをダウンロードした。レパードにも対応しているらしい。比較的新参なバージョンらしい。昼休みに探してダウンロードしたのだが、再度探したがみつからない。会社の履歴をみればわかるはずだが。

http://gwenole.beauchesne.info/en/projects/basilisk2



自動解凍するとBasiliskII-1.0というフォルダが生成される。Sheepshaverと同じフォルダ構造になっており、BasiliskIIGUI.appというアイコンをダブルクリックすると、冒頭のほうで引用させていただいた、Sheepshaverの起動画面と同じものが現れるので、後はRomを指定し、専用のHDを適当なサイズで指定し、
CDROMから起動するようにすれば、RUNではなくSTARTボタンで、インストール用CDから起動し、作成した専用HDをフォーマットし、インストールは完了。かってのBasilliskIIに比べればいたって簡単。

ところが、再起動後、ソフトをインストールしようとCDROMを挿入すると、そのCDを認識しない。音楽用CDだと出たり、読めないのでフォーマットしますか、などと言われてしまい、頓挫。
諦めていったん撤退する。睡眠不足だし、初回にBasilikIIをセットアップしたときに比べればその1/10の苦労もしていない。



目覚めて、WEBで何かヒントでもと思って探したら、

BasilikIIでMacCDRを使う、というページを発見。知り合いの半数がMacユーザーだというので、Mac用のデータはMacで作らないとだめ?とか思ってしまい、ウィンドウズでBasilikIIの利用を考えたというスキルのありそうなお方の記事。

そこで、やはりCDを読み込む設定にしてもだめでかなり悩まれたというが(半日ほど)偶然に、BasilikIIのGUIを起動していないときに、挿入されたCDがあれば、その状態で起動すればちゃんと読み込めることを発見された、と書かれていて、先日も会社で1回だけ読み込めたので、かなり不安定だと誤解していたことが思い出された。

な〜〜んだ、そういうことか!!とわかってしまえばコロンブスの卵的な話しで、これでインテルMacでもクラシック環境(OS8.1までであるが)が継続できようというもの。それで、インストールしようと用意していたアプリのCDを抜いて、まず、8.1のアップデータからインストールすることにする。それまで読めなかった
MacPeople誌の付属CDROMから、インストール。この頃までは、アップル社は雑誌の付録などにも、そうしたアップデータを配布することを認めていたのだが、ある時期から止めてしまった。ネット環境の急速な普及とは無縁ではないだろうが、それだけでもないような気がしている。

さて、何の疑問もなく、OS8.1にアップデータを適用し無事完了のサインが出たが、今度は以下のようなアラートが出て、二度とBasilikIIは起動しなくなった。つまり、今の段階では8.0までしか、インテルMacでは運用できないということらしい。パワーPC機ならば多分大丈夫だと思うが、そちらはまともにクラシック環境が健在であるので、それ以上は突っ込まない。

しかたなく、BasilikIIを完全に削除して最初からやり直さねばなるまい。それでもダメなら、もういちど、10.5の再々インストールまで及ぶことになる。何せ、フリーソフトだし、というつぶやきをあちこちのwebで聞いたことが思い出される・・・。





ところで一度躓いたBasiliskIIのインストールは、削除してもシステムに初期設定が組み込まれてしまったらしく、二度と再インストールも予想した通りできず、結局再々のリカバリに、・・・。

それでも、リカバリ方法にもいろいろあるらしく、上書きはもちろん厳禁、古いシステムも残さず削除、新規インストールを行う。30分程度で終わった頃、システムの初期設定をするとき、タイムマシンのデータを復元するかと聞いてきたので、復元(そちらは、BasiliskIIとは、切り離しておいたので、関係なし)をクリックしたら、購入時からのメールデータまで復元してくれた。ラッキー^^);。これなら、デフラグ目的のリカバリにも重宝しそう。もちろんアプリ類も、いちいちライセンス番号を打ち込んだりすることなく、そのまま即使用できるのはありがたい。

ちなみに、MacOS8.0と8.1の違いは、バグフィクスのほかに、ハードディスクの最小単位が64Kと4kの違いだという。8.1のほうがディスクを有効に利用できる、ということらしい。いちおう、イメージファイルとして2GB容量を確保してあるので、数式処理ソフトを使うぐらいなら8.0の管理方式でも十分な筈であろう。

そこで、めでたく、インテルコアデュオ2GBのプロセッサでのBasiliskIIのスピードを測ってみた。
今回は、CDから読み込ませ、正規にインストール。マシンタイプは、自動的に判別してくれて、CPUタイプはFPUつきのMC68030だか68040と信じてインストールされたようだ。ちなみに68030はモトローラ製の番号で、インテルでは80386相当だと当時から考えていた。パワーPC版や、ノンコプロ版とかいろいろ選択して機能をインストールするように出来ているようだ。



インテル版10.5では、以前のBasiliskIIでは考えられなかったことが起こる。Mac本体に、データがあって、それをMac8.0のウィンドウにコピーしても、以前は同じアプリから開けたものが、作成情報が不明だといって、開けないのである。これでは、大変困る。全部いちいち手入力では、時間が相当かかるし、体力や視力も相当きつい。いろいろやったがだめで、MathPlayerというのをダウンロード。これで、本体側でファイルを開いておき、エミュレーター内のソフトで新規ファイルを開き、本体側の実行させたいデータやコマンド行を、コピー&ペーストさせたら、上手く行った。結果は、予想どおり、3.2Gのセレロンプロセッサの倍は早い結果がでてそれなりに満足。

ただ、もう一方のTheoristは、コピーできても認識されないので、Win版でしか使えない。インテルMacは、コアの部分で、ファイル管理というか、認識が以前とはかなり違うようだと感じている。XPからVistaに移行された方も、いろいろと面食らう場面があるとは聞いているが、インテルMacでも、不安を持っている人は少なくないかもしれない。かといって、いまさらTigerまで下げる気にはなれない。

また、レパード上のファイルの内容が、エミュレータ内にコピー&ペースト可能だったが、その後、デフォルトのスクリーンショットが機能しなくなり、再起動するまで戻らなかった。それで、このショットは再起動してからなので、メモリー管理で、マセマティカカーネルの使用メモリーは消えてしまっている。ファイルを表示する機能だけに費やされたメモリーが出ているだけである。もう、OS8.0に対応したプリンターもなく、印刷はMathPlayer(旧MathReader)でするか、パワーMacのクラシック環境で印刷するかである。

また、ブートキャンプであるが、XPSP2の完全版かVistaでないと、インストールできないので注意が必要!。私は、ホーム版に使ってしまったので、インテルMacにWinを入れるのなら、Vista版になってしまいそう。ただ、インストールは、リカバリより楽にできるので、心配は御無用。10.5発表の後、デスクトップマシンの売り上げランキングでMacがトップになったりするのは、このWinの使いやすさもかなり影響していそう。つまり、使えるソフトの数の多さでは、Macが一気にトップになってしまった、というわけだ。

これまでは、そこだけはマックファンの負け惜しみ的呟きがあちこちであったものだ。一人で使うソフトの数はせいぜい、数個から10数個だろう、ただ単に使えるソフトが多いからと言って、それだけではたいして優劣を論じても意味はなかろうと。レパードも慣れないので、今後まだ苦労するだろうけれど、慣れれば後戻りできないと思う。ソフト的には、後戻りが可能なので。梶原教授の数学道場でも、コンちゃんはだましだまし使いましょう、などと申されておりましたことが、脳裏に鮮明に残っている。

なかのひと

2 件のコメント:

sho さんのコメント...

Natureさま、こんばんは~♪

年の瀬も押し迫り、あわただしくお過ごしのことと拝察いたします。

当方、先日は3人で妻の実家で過ごし、今夜は私の実家で新しい年を迎えることになります。

帰りはCB1300で大阪の実弟のところに立ち寄り、一泊して東京まで帰る予定です。
ちょうど中間地点で休憩できるので、かなり気が楽になりました(^^ゞ

今年はいろいろな面で本当に大変お世話になりました。また来年もご指導のほどよろしくお願いいたします。

Natureさまとご家族の皆さまにとって、来年が素晴らしい年でありますよう祈念いたします。

それでは、良いお年をお迎えください(^^)

nature さんのコメント...

新年おめでとうございます。

こちらこそ、今年もよろしくお願い申し上げます。

身の回りのことに忙しく、返事が遅れて申し訳ありませんでした。ずっと、起動しっぱなしだと、気付きにくくて、・・・。

うちの猫たちも、かなり纏わりつきましたが、一段落してくれてホッとしております。

こちらは朝から暖かく晴れていて助かります。そちらも、帰路、天候に恵まれますよう
お祈り申し上げます。

冬は、風と寒さだけですね、大敵は。飛ばさず、好燃費を記録されますよう、期待しております。十二分にお気をつけてお帰りいただき、よき年となられますようにと思います。