火曜日, 1月 01, 2008
インテルMacでは、通常の意味ではもはやクラシック環境は動かないが、前回書いたように、最多のアプリが動くMacと言うことを改めて感じた。OSX用のエミュレーターは、ウィンドウズ用よりも制約が多いが、それならウィンドウズ用のBasiliskIIなりSheepshaverを使えばよい、と思った。ユニックス用とならんで、X86上で旧Mac環境を実現するエミュレーターとして最古参で、今回いろいろ試行してみて惚れ直した。
最近のOS9のクラシック環境では、久しく忘れていた謹賀新年のメッセージがOS8環境では再び現れるのには
改めて往時の感動が蘇った。WEBでみても、外人さんたちも、古いMacのアプリをただただ使い続けたいので、エミュレーターを作ったという意味のことを言っている。そしてこの人の意見をよむべきだ、そこではなぜパワーPCのエミュレーターが実現していないかの理由が述べられている、とあったが、そこはすでにリンク切れで見ることはできなかった。
パワーPCG4のタイガーでは、クラシック環境があるせいか、BasiliskII上でもUnixとある本体のHDからコピー&ペーストでアプリやファイルは移動して、実行できる。しかも、同じパワーPC上のせいか、本体のアイコンも他の場合箱型のシンプルなものなのに、外付けのイメージをそのまま表している。
インテルMacでは、CDからのインストール方式のアプリは素直に移植できたが、もともとフロッピー一枚で、HDにコピーしさえすればよいアプリなどはコピーしても認識しない。ウィンドウズでは、フロッピーにコピーして読み込ませたようなこともしたこともあったような記憶もおぼろげにあるが、家のウィンドウズはとっくにフロッピーはついていない。MacでCDに焼いて読み込ませてもダメだった。もちろんインテルでもダメ。
そうこうしているうちに、うっかりWinでは常識だろうが、HDイメージのファイル名に、〜.imgの名前を付けないで使っていたことに気付いた。BasiliskIIでは、HDイメージをいくらでも作って追加・削除が自由なので、移したいフォルダーを新規に作って〜.imgに書き込み、移植できないか試してもインテルMacでは認識しなかった。
それで、インテルMacではいずれパラレルデスクトップをもういちど入れてWinをMac上で起動させ、そこでウィンドウズ版BasiliskIIを使えば、使いたい古いソフトは皆使えることになる、という判断に至った。
そこで、インテルMacでもダメだったHDのイメージディスクをウィンドウズ版でも使えないか、試してみたが、こちらもだめ。しかし、こちらはHDの拡張子が〜.dskになっているので、試しにimgをdskに変えて、その置き場所のパスをBasiliskIIに教えると、上手く認識し、増設ディスクとしても機能してくれて、しかもファイル群も健在で、アプリもちゃんと起動する。
インテルMacでは、この同じディスクイメージを認識してもフォーマットがちがうので、初期化しますとなるので、ファイルが消えてしまう。これを初期化して、またそれにパワーMacで書き込めば読み込めるか、まではまだ試していない。リカバリしたので、画面共有なども消えてしまったのだ。ただし、ウィンドウズ環境はいつの間にかMac側で認識し、マイドキュメント内のファイルは見られるようになった。ほかのボリュウム
も共有をオンにすれば前回同様読み書きが可能となろう。アップル社は、ウィンドウズとの共存共栄を相当研究しているようだ。過去の資産は、ここらで絶ちきっておきたい、という意志のようなものを感じる。
雑誌などでも、かなりクラシック環境の復活を希望する声は多いように思うのだが。それなら、Win環境をつかえ、ということなのだろうか?
ウィンドウズ環境での「クラシック」。8.0から8.1にあがっただけで、システム占有メモリーがかなり増えている。Sheepshaverなら、9.04まで実行できて、しかもROMの制約も比較的緩やかなようで、OS8.6のROMでも使える。インテルMacで要求されたSheepshaverが必要とするROMは、パワーPCのアルチベックとかいう演算機能まで模試するために必要らしいが、X86ベースのウィンドウズでは、そんな無駄なことはしないらい。あるWEBでは、Macで動くSheepshaverの使い方教えてくださいに対し、Sheepshaverは、リナックス、ウィンドウズ上で動くことを目的にしたエミュレーターです、と大上段にお断りしている回答に出会った。
パワーMacで作ったTheorist.imgをTheorist.dskにしてBasiliskIIで読み込んでも、名称未設定となるだけなので、名前を付けた。もともとウィンドウズ用のシステムは500MBだったので、残り少なくなっていたので、
増設HDは心強い。8.1では、デスクトップ左下に、簡単に機能にアクセスできるバーが隠されており、マウスで引き出すだけで、画面解像度や音量調節などできるし、アイコンを追加も可能。
ただし、文字コードが違うので、和名表記のファイル名は皆文字化けしている。クラシック環境では、オフィスの互換性のため、ウィンドウズのフォントもかなり読み込まれているのでそのせいもあるかもsれないが、これらのファイルは紛れもなく全世紀に作ったものだ。
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